JP3812383B2 - ディスククランプ機構を備えるモータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディスク状の媒体を用いる情報記録機器に係り、なかでも中心に孔を有するディスクをクランプして回転駆動するためのディスククランプ機構を備えたモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスク状の媒体を用いる情報記録再生機器においては、小型、薄型、高性能な装置が求められるに伴いモータにも小型、薄型、高性能化が要求されている。これを実現するためディスク挿入が容易で、なおかつ、ディスクが抜け難く回転に対して安定性のよいディスククランプ機構が要望されている。
【0003】
従来例として特開平8−287568号公報に記載のものが知られている。
【0004】
すなわち、センターハブを有するターンテーブルと、ディスク中心孔の側面と圧接するように複数個設けられたボールと、このボールを押圧する弾性部材とを備え、前記ボールを弾性押圧する方向が、ディスクをターンテーブルに押圧するように角度を持たせたディスクチャッキング機構が開示されている。
【0005】
これにより、ボールが効率よくディスクを押圧するディスクチャッキング機構を提供しようとするものである。
【0006】
しかし、上記公報記載のディスククランプ機構では、ボールが常に弾性部材によって外側方向に付勢されている。従って、常に、この外側方向の付勢力に抗して、ディスクの装着、或いは、ディスクの解除すなわち取り出しを行わなければならない。そのため、ディスクを挿入する挿入力も、また、ディスクを外す抜去力も同程度の力が必要となる。
【0007】
これにより、挿入を容易にするために挿入力を小さくすると、挿入力に比例してディスクを外す時の力が小さくなり、高速回転時におけるディスクの安定性が悪くなる。
【0008】
特に、バランスの悪いディスクはその傾向が強くなる。
【0009】
一方、高速回転時におけるディスクの安定性を増すために抜去力を大きくすると、挿入力も大きくなり、挿入が困難になる。
【0010】
従って、上記公報に開示されたディスククランプ機構では、ディスク挿入の容易性と、ディスクの安定性に対する要求を同時に満足することができないという問題が残る。
【0011】
また、別の従来例として特開昭58−194181号公報に記載のものも知られている。
【0012】
すなわち、押さえ板と、ホルダーと、このホルダーの中に鋼球もしくは先端が一球面状をなした押圧部材と、この押圧部材を付勢するバネとを備え、ディスク装着部にディスクを装着する時、先ず前記押圧部材がバネに抗して軸に向かう方向に押し込められてディスクを通過させ、その後にバネの戻り力と押圧部材のなす傾斜によって、ディスクを下方に押圧してディスクをクランプするように構成されたディスククランプ機構が開示されている。
【0013】
このように構成することによって、簡単な構造で、ディスク取付時の芯出しおよび装着が確実にできて、装置全体が小型軽量化できると記載されている。
【0014】
しかしながら、上述の従来例と同様に、常に、バネの付勢力に抗して、ディスクの装着、或いは、ディスクの解除すなわち取り出しを行わなければならない。そのため、ディスクを挿入する挿入力も、また、ディスクを外す抜去力も同程度の力が必要となる。
【0015】
これにより、挿入を容易にするために挿入力を小さくすると、挿入力に比例してディスクを外す時の力が小さくなり、高速回転時におけるディスクの安定性が悪くなる。
【0016】
また、さらに別の従来例として特開平10−208376号公報に記載のものがある。
【0017】
すなわち、ディスクの装着時に上方向からディスク内周縁を押圧する上部爪および下片を有し、ディスク載置位置である第一の位置とディスク載置待機位置である第二の位置との間を上下方向に回動できるようにターンテーブルの中心部に設けられた複数の保持レバーと、保持レバーを弾性的に押し当てして、保持レバーを第一の位置と第二の位置において保持するレバー保持手段と、ディスク脱着時に、保持レバーを第一の位置から第二の位置に強制的に回動せしめるクランプ解除機構とを備えるディスクチャッキング機構が開示されている。
【0018】
これにより、簡単な構成でディスクをターンテーブルにチャッキングできるとともに、ディスク解除の際にディスクに加わる応力を低減でき、装置の薄型化が可能なディスクチャッキング機構を提供することができると記載されている。
【0019】
しかし、このディスクチャッキング機構は、ディスク脱着のために、ディスク内周縁を押圧する上部爪、下片を有するクランプアーム、複数の保持レバー、レバー保持手段、およびクランプ解除機構等を備える必要があるため構成部品が多く、組立も複雑である。
【0020】
さらにCD−ROMやDVD−ROM等はディスクの厚みは1.2mmを標準にしているものの、0.9mmおよび1.4mm等の厚みも規格化されている。しかしながら、上記のディスクチャッキング機構では、ディスクをクランプする、クランプアームの上部爪と下片とは一体物でできているため、異なる厚みのディスクを一種類のクランプアームにてクランプすることは困難であり、異なるディスクの厚みに対応できないという問題点を有している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ディスク状の媒体を用いる情報記録再生機器においては、小型、薄型、高性能な装置が求められるに伴い、モータにも小型、薄型、高性能が求められるため、ディスククランプ機構は改善すべき課題をもっていた。
【0022】
本発明は、ディスクに外力を加えながら装着する際に、ディスクの挿入が容易で、なおかつ、ディスクが抜け難く、回転に対してディスクの安定性が良いディスククランプ機構を提供し、さらに、ディスクを挿入する際、ディスクとディスク保持リングとの芯がズレていても挿入を容易にする機構を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
記録と再生が可能なディスクの内径部を保持する略円筒状のディスク保持リングと、前記ディスク保持リングの内部に収容された3個以上のディスククランプ爪と、前記ディスク保持リングと前記ディスククランプ爪との間に設けられた前記ディスククランプ爪を径方向に付勢するバネと、前記ディスク保持リングの回転中心を規定するシャフトと、前記シャフトを支承する軸受とを備え、前記ディスクの挿入に伴い、前記ディスククランプ爪が前記ディスクの挿入方向側に、回動するとともに、前記シャフトに向かう方向に移動するように構成し、前記ディスク保持リングの天面部が外周方向に向かってディスク挿入方向に傾斜する傾斜部を、前記ディスク保持リングの天面部のディスクの内径部の直径の70%から90%の範囲の位置から、20から30度の範囲の傾斜角度で形成したことを特徴とするディスククランプ機構を備えるようにしたものである。
【0024】
特に、ディスクの挿入時におけるディスククランプ爪の回動角度が、ディスク挿入前に比べて、10度以上にしたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、記録と再生が可能なディスクの内径部を保持する略円筒状のディスク保持リングと、前記ディスク保持リングの内部に収容された3個以上のディスククランプ爪と、前記ディスク保持リングと前記ディスククランプ爪との間に設けられた前記ディスククランプ爪を径方向に付勢するバネと、前記ディスク保持リングの回転中心を規定するシャフトと、前記シャフトを支承する軸受とを備え、前記ディスクの挿入に伴い、前記ディスククランプ爪が前記ディスクの挿入方向側に、回動するとともに、前記シャフトに向かう方向に移動するように構成し、前記ディスク保持リングの天面部が外周方向に向かってディスク挿入方向に傾斜する傾斜部を、前記ディスク保持リングの天面部のディスクの内径部の直径の70%から90%の範囲の位置から、20から30度の範囲の傾斜角度で形成したことを特徴とするディスククランプ機構を備えるようにしたにしたことを特徴とするディスククランプ機構を備えるモータである。
これにより、ディスクの挿入に伴い、ディスククランプ爪がディスクの挿入方向側に回動するので、ディスクの挿入が完了するための爪のシャフト側への移動量が小さくなる。従って、ディスクを挿入する際の挿入力を小さくすることができる。また、ディスク保持リングの天面部に外周方向に向かってディスク挿入方向に傾斜する傾斜部を形成したので、ディスクの挿入に伴い、ディスククランプ爪がディスクの挿入方向側に回動しながら、シャフトに向かう方向に移動し易くなる。これにより、ディスクを挿入する際の挿入力を小さくすることができる。
そして、傾斜部を前記ディスク保持リングの天面部のディスクの内径部の直径の70%から90%の範囲の位置から、20から30度の範囲の傾斜角度で形成することにより、傾斜部の強度を保ちながら、傾斜部による、ディスク保持リングにディスクを挿入する時の芯ズレ補正効果を確保することができる。
【0026】
本発明の請求項2に記載の発明は、ディスクの挿入時におけるディスククランプ爪の回動角度θ1が、前記ディスク挿入前に比べて、10度以上である請求項1記載のディスククランプ機構を備えるモータである。ディスククランプ爪の回動する傾き角度を10度以上にしているために、ディスククランプ爪先端が回動動作によってシャフトに向かう方向へ移動するため、バネの付勢力に抗することなくディスクの挿入ができるのでディスク挿入を容易にすることが可能となる。
【0027】
【実施例】
以下図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
【0028】
図1(a)は、本発明の実施例に係るモータの断面図である。図1(b)は本発明に係るディスクク保持リング組立を裏から見た図である。
【0029】
図1(a)、図1(b)において、モータのベースとなるブラケット組立1に取り付けられた軸受2には回転可能にシャフト3が挿入されている。
【0030】
シャフト3の一方の先端には鉄のプレス品からなるターンテーブル4が取り付けられる。本実施例ではターンテーブル4はモータのロータフレームと一体に形成され、ロータマグネットの磁路を兼ねているが、ロータフレームと別に設けても差し支えない。この場合はターンテーブル4は真鍮等の非磁性材を用いてもよい。そして、ターンテーブル4の上側平面上には情報の記録と再生が可能なディスク5を受け止めるTTクッション6が張り付けられる。
【0031】
また、ターンテーブル4にはディスク5の内径部15を保持する略円筒状のディスク保持リング組立10が圧入、もしくは、接着にて固定される。
【0032】
ディスク保持リング組立10はディスク保持リング7、ディスククランプ爪8a、8b、8cとバネ9a、9b、9cの3点の構成部品から成り、ディスククランプ機構としてディスク5の保持および径方向に位置決めする機能を果たしている。ディスク保持リング7には、その内部にディスククランプ爪8a、8b、8cを収容する穴部が形成されている。そして、ディスククランプ爪8a、8b、8cは前記穴部内でバネ9a、9b、9cによって径方向の外側に付勢されている。また、ディスク保持リング7には、ディスククランプ爪8a、8b、8cのそれぞれの両側にシャフト3に向かって放射状に複数のガイド11が形成され、このガイド11に沿ってディスククランプ爪8a、8b、8cはシャフト3に向かう方向にスライド可能に構成されている。
【0033】
さらに、バネ9a、9b、9cにより径方向外側に付勢されたディスククランプ爪8a、8b、8cによって、ディスク5はTTクッション6に押しつけられる。
【0034】
これにより、ディスク5は高速で回転しても、ターンテーブル4のTTクッション6から浮き上がることなく、ディスク5に情報の記録と再生を可能にならしめている。以上の構成のディスククランプ機構を備えるモータによりディスクを回転させ、安定して情報の書き込み、読み取りを行うことができる。
【0035】
図2(a)は本発明の実施例に係るディスククランプ機構の周辺部を表した断面図である。
【0036】
図2(b)は本発明の実施例に係るディスククランプ機構において、ディスクとディスク保持リングとが芯ズレした状態を表した断面図である。
【0037】
図2(a)に示すように、ディスク保持リング7の天面には、傾斜部12を全周に有している。この傾斜部12はディスク保持リング7の外周に向かってディスク挿入方向に低くなるような傾斜に形成されている。
【0038】
この構造により、図2(b)に示すように、ディスク5とディスク保持リング7との芯ズレXが発生しても、ディスク5は傾斜部12にならって、芯ズレを補正する方向にセンタリングが可能になり、さらに、傾斜部12により下方に移動し易いので、芯ズレ時におけるディスク5の挿入が容易になる。
【0039】
よって、仮に、挿入時においてディスク5とディスク保持リング7との芯が大きくズレていても傾斜部12によって、ディスク5とディスク保持リング7との芯出しが容易になるとともに、ディスク5の挿入が容易となる。
【0040】
特に、傾斜部12の傾斜角度θ2が20から30度の範囲に設定すると、さらに芯出しが容易になり、それに伴ってディスク5の挿入が容易になる。図2(b)における傾斜部12の傾斜角度θ2は25度である。
【0041】
また、その傾斜部12の始まりはディスク5の内径部15の直径の70%から90%の範囲が適切である。その傾斜部12の始まりがディスク5の内径部15の直径の90%より大きくなるとディスク5とディスク保持リング7との芯ズレの補正効果が小さくなる。一方、その傾斜部12の始まりがディスク5の内径部15の直径の70%以下になると、傾斜部の強度を確保するために必要な肉厚t、および、ディスク5の板厚等の制約があるため薄型なディスククランプ機構の提供が困難になる。
【0042】
従って、ディスク5の内径部15の直径に対して70%から90%の範囲で傾斜部12が始まるように構成することにより、薄型で、かつ、ディスク5の芯ズレに対しても小さい挿入力で、ズレを補正しながら挿入が可能なディスククランプ機構を備えたモータを提供することが可能となる。
【0043】
さらに、ディスククランプ爪8a、8b、8cには、下側に下部曲面部17が形成され、一方ディスク保持リング7には前記下部曲面部17に対応する位置に突起部18が形成されており、ディスククランプ爪8a、8b、8cの下部曲面部17が、ディスク保持リング7の突起部18に沿って下方向に円弧を描くように回動できるように構成されている。そして、突起部18の下部曲面部17と接する面には、外側方向からシャフト3に向かう方向へ低くなるようにテーパ部19が形成されている。
【0044】
このテーパ部19は、外側からシャフト3に向かう方向へ低くなるようなR形状でも同様な効果を奏する。これにより、ディスク5の挿入に伴いディスククランプ爪8a、8b、8cが円滑に回動することができる。
【0045】
図3は本発明のディスククランプ機構のディスク装着過程を説明するための側面断面図であり、図3(a)はディスク装着前、図3(b)と図3(c)はディスク装着途中、図3(d)はディスク装着後の状態を表している。
【0046】
図4は図3(a)から図3(d)のディスククランプ爪近傍の部分断面拡大図である。
【0047】
ディスク5の内径部15はディスク保持リング7の外周の傾斜部12に沿って挿入され始めると、図3(a)に示すように、ディスク5の内径部15の下端近辺はディスク保持リング7から突出したディスククランプ爪8a、8b、8cの上側に形成された上部傾斜部16に接触するようになる。
【0048】
図3(a)の接触状態から、ディスク5が下方向にさらに押圧されると、図3(b)に示すようにその押圧力によって8a、8b、8cが、下方向に矢印Aのごとく円弧を描くように回動するとともに、バネ9a、9b、9cの付勢力に抗して、ディスク保持リング7のガイド11(図示せず)に沿って、シャフト3に向かう方向へ移動する。その結果、ディスク5がさらに、下方向へ移動することができる。
【0049】
図4により、以上のディスク装着過程をディスククランプ爪の近傍を拡大して説明する。矢印Aのごとくディスククランプ爪8a、8b、8cがディスク5の挿入に伴って回動することにより、爪先端13がシャフト3に向かう方向に移動する。20は移動後の爪先端を表している。
【0050】
このように、ディスククランプ爪8a、8b、8cが回動して、バネ9a、9b、9cの付勢力に抗する度合が小さくなるため、ディスク5の挿入力が小さくなる。従って、少ない挿入力でディスク5の挿入ができる。
【0051】
そして、ディスク5がさらに下方向へ挿入されて、ディスク5の内径部15に、ディスククランプ爪8a、8b、8c、およびディスククランプ爪の爪先端13が接触した状態を図3(c)に示している。
【0052】
ディスククランプ爪8a、8b、8cの回動角度θ1は、図3(c)の状態において最大となる。回動角度θ1が10度以上になると、爪先端13が回動動作によってシャフト3に向かう方向へ移動するため、バネ9a、9b、9cに抗することなく挿入が可能になるという効果がある。回動角度θ1はバラツキを含めると14度〜20度の範囲が適切である。
【0053】
そして、図3(d)のごとく、ディスク5をターンテーブル4のTTクッション(図示せず)まで接触させることで、ディスク5はTTクッション(図示せず)上にディスククランプ爪8a、8b、8cの付勢力の下方向に押さえつける分力によって支持・固定される。
【0054】
【発明の効果】
このように本発明によれば、ディスクに外力を加えながらディスクをクランプするクランプ機構を備えるモータにおいて、ディスクとディスク保持リングとが芯ズレしている悪条件でも、ディスクの挿入を容易にし、なおかつ、ディスクの挿入が容易で、ディスクが抜け難いディスククランプ機構を、少ない構成部品でかつ組立も容易な構造で実現し、これを備える優れたモータを提供できる。
【0055】
これにより、従来にも増して録再信頼性の高い情報記録機器を提供することができる。
【0056】
特にスロットイン型の機器に最適なディスククランプ機構を備えたモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の実施例に係るモータの断面図
(b)本発明に係るディスククランプ機構を裏から見た図
【図2】 (a)本発明の実施例に係るディスククランプ機構の周辺部を表した外観図
(b)本発明の実施例に係るディスククランプ機構の周辺部を表した外観図
【図3】 (a)本発明のディスククランプ機構におけるディスク装着過程の装着前を示す側面断面図
(b)本発明のディスククランプ機構におけるディスク装着過程のディスク装着途中を示す側面断面図
(c)本発明のディスククランプ機構におけるディスク装着過程のディスク装着途中を示す側面断面図
(d)本発明のディスククランプ機構におけるディスク装着過程のディスク装着後の側面断面図
【図4】 図3(a)(b)(c)(d)のディスククランプ爪近傍の部分断面拡大図
【符号の説明】
1 ブラケット組立
2 軸受
3 シャフト
4 ターンテーブル
5 ディスク
6 TTクッション
7 ディスク保持リング
8a、8b、8c ディスククランプ爪
9a、9b、9c バネ
10 ディスク保持リング組立
11 ガイド
12 傾斜部
13 爪先端
14 外径部
15 内径部
16 上部傾斜部
17 下部曲面部
18 突起部
19 テーパ部
20 移動後の爪先端
X ディスクとディスク保持リングとの芯ズレ
θ1 ディスククランプ爪の回動角度
θ2 傾斜部の傾斜角度
t 傾斜部肉厚
Claims (2)
- 記録と再生が可能なディスクの内径部を保持する略円筒状のディスク保持リングと、前記ディスク保持リングの内部に収容された3個以上のディスククランプ爪と、前記ディスク保持リングと前記ディスククランプ爪との間に設けられた前記ディスククランプ爪を径方向に付勢するバネと、前記ディスク保持リングの回転中心を規定するシャフトと、前記シャフトを支承する軸受とを備え、前記ディスクの挿入に伴い、前記ディスククランプ爪が前記ディスクの挿入方向側に、回動するとともに、前記シャフトに向かう方向に移動するように構成し、前記ディスク保持リングの天面部が外周方向に向かってディスク挿入方向に傾斜する傾斜部を、前記ディスク保持リングの天面部のディスクの内径部の直径の70%から90%の範囲の位置から、20から30度の範囲の傾斜角度で形成したことを特徴とするディスククランプ機構を備えるモータ。
- ディスクの挿入時におけるディスククランプ爪の回動角度θ1が、前記ディスク挿入前に比べて、10度以上である請求項1記載のディスククランプ機構を備えるモータ。
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