JP3812075B2 - 塗布システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は塗布手段としてのエクストルージョン型コータヘッドと被塗布支持体との間隔を制御して均一な塗布がなされるようにした塗布システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より所定の塗布液を可撓性の支持体表面に塗布する方法が種々検討され、行われている。その各種塗布方式の中で、例えば移動中の支持体表面に向けて連続的に押し出した塗布液を、支持体表面に均一な厚さをもって薄膜塗布するエクストルージョン型塗布装置は、他の例えばリバースロール、キスロール、グラビヤロール等のロール型塗布方式に対して、塗布の均一性、薄膜性、塗布可能速度範囲で優れた点が多い。また、エクストルージョン型塗布方式はいわゆるウェット・オン・ウエットによる同時重層塗布が可能であり、最近の付加価値の高い塗布製品の製法用途にコスト及び性能面で非常に有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、バックロール上に保持された連続的に走行する支持体上に予め重層された塗布液を塗布する方法では、バックロールの回転ブレ精度が不十分で塗布長手方向に塗布ムラが生じやすく最適な塗布ができにくかった。
【0004】
そこでバックロールでの支持を行わずに、エクストルージョン型塗布を行うと支持体の平面性の影響を受ける。即ち、バックロールで支持されていれば支持体がある程度変形していてもバックロールに巻き付くことで変形の影響はほとんど無くなるが、バックロールの支持なしでは支持体は変形したままコーター部へ搬送され、この変形部分に塗布することで塗布膜厚の均一性が著しく損なわれ、時には未塗布部分即ちいわゆる塗布抜けと呼ばれる故障を生じることがある。
【0005】
これに対して従来は支持体の変形量にある基準を設けて支持体を塗布前に検査し基準より変形の小さい支持体のみ使用したり、支持体そのものの平面性の向上を試み該平面性の良いもののみを使用したりしていた。
【0006】
このようにバックロールで支持せずに安定した均一塗布を行うには、均一な支持体への適用が前提であるが、それでも支持体搬送方向に直角な幅方向の不均一な支持体変形には対処できなかった。したがって本発明は、支持体に幅方向に不均一な変形があっても塗布膜厚の不均一や塗布抜けの発生がなく、製品歩留まりを向上させ、更には支持体を限定することなく、適応品種の巾を広げて製品不良量を少なくすることのできるエクストルージョン型塗布システムを提供することを課題目的にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は次の技術手段(1)によって達成される。
【0008】
(1) 2本のローラ間に張架されながら連続搬送される支持体に対してコータを押しつけて塗布を行うエクストルージョン型塗布システムにおいて、
前記支持体を搬送する搬送系と、前記支持体に塗布を行う塗布手段と、該塗布手段から見て搬送方向上流側に位置し前記支持体の幅手方向の支持体面に垂直方向の、ツレによる変位を測定する変位測定手段と、前記塗布手段から見て搬送方向下流側に位置し前記支持体の幅手方向の膜厚分布を測定する膜厚測定手段とを有し、前記変位測定手段の前記支持体の幅手方向の支持体面に垂直な方向の前記変位の測定値に基づいて前記支持体の傾きを測定し、その測定結果に応じて、前記塗布手段と前記支持体との間隙が一定となるようにフィードフォワード制御し、前記膜厚測定手段の測定結果に応じて、前記塗布手段と前記支持体との間隙が一定となるようにフィードバック制御することを特徴とするエクストルージョン型塗布システム。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1の塗布システムの構成図によって説明する。
【0012】
長尺支持体ロールW1から駆動ローラ(図示せず)によって巻き出される支持体Wは、ガイドローラ61、塗布手段としてのコータ50、ガイドローラ62を経て塗布物が塗布され、セット及び乾燥部を経て巻取軸へ塗布乾燥済みの長尺製品ロールW2として巻き取られる。
【0013】
そしてコータ50及びガイドローラ61の更に上流側にはベースのツレ(傾き)を測定する変位センサー81及び/又はテンションメータ85が配置され、コータ50及びガイドローラ62の更に下流側には膜厚測定器91が配置されている。
【0014】
本発明は、前記コータ50に対して、ベースのツレ(傾き)を測定する変位センサー81及び/又はテンションメータ85の測定情報がフィードフォーワードされ、膜厚測定器91の測定情報がフィードバックされることにより、コータ50を傾け該コータ50と支持体との間の間隔が一定になるように制御されるシステムである。このように制御されることにより、支持体の幅手方向の変位やそれによる傾きに左右されずに常に一定の膜厚が保たれるように塗布が行われる。
【0015】
前記変位センサー81としては、接触式変位センサー、超音波式変位センサー、レーザ式変位センサーが好ましく用いられ、直接支持体の幅手方向の支持体面に垂直な方向の変位が測定される。
【0016】
また、間接的に前記支持体Wのツレ(傾き)を測定する手段としてテンションメータ85がある。更にEPCセンサー(エッジポジションコントロールセンサー)を用いて支持体の幅手方向エッジの位置の動きを検知することにより、支持体Wのツレ(傾き)を間接的に把握可能になる。
【0017】
そして変位は支持体面に垂直な方向の変位を測定するものであり、前記直接式のものを用い、傾きは支持体面のコータ幅手方向の押し出し口に対しての平行状態を保つように予めコータ50の上流側で支持体Wの傾きを測定して、それをフィードフォーワードして是正しようとするものであり、前記間接的なテンションメータ85やEPCセンサーによって測定される。
【0018】
また、直接式のもの、又は間接式のもののどちらか一方を用いてフィードフォーワード制御しても良く、両者を用いて該制御をしても良い。
【0019】
前記膜厚測定器としては、オンラインで測定できるものが必要であり、膜厚濃度計が好ましく用いられる。その他透過式、反射式を問わず幅手方向の膜厚分布が測定可能な検査器が使用可能である。また、膜厚測定器に使用される放射線としては、X線、赤外線、β線等が可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明により、支持体に幅手方向に不均一な変形があっても塗布膜厚の不均一や塗布抜けの発生がなく、製品歩留まりを向上させ、さらには支持体を限定することなく、適応品種の巾を広げて製品不良量を少なくするエクストルージョン型塗布システムが確立した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布システムの実施の形態の構成を示す説明図。
【符号の説明】
50 コータ
61,62 ガイドローラ
81 変位センサー
85 テンションメータ
91 膜厚測定器
W 支持体
W1 長尺支持体ロール
W2 長尺製品ロール

Claims (1)

  1. 2本のローラ間に張架されながら連続搬送される支持体に対してコータを押しつけて塗布を行うエクストルージョン型塗布システムにおいて、
    前記支持体を搬送する搬送系と、前記支持体に塗布を行う塗布手段と、該塗布手段から見て搬送方向上流側に位置し前記支持体の幅手方向の支持体面に垂直方向の、ツレによる変位を測定する変位測定手段と、前記塗布手段から見て搬送方向下流側に位置し前記支持体の幅手方向の膜厚分布を測定する膜厚測定手段とを有し、前記変位測定手段の前記支持体の幅手方向の支持体面に垂直な方向の前記変位の測定値に基づいて前記支持体の傾きを測定し、その測定結果に応じて、前記塗布手段と前記支持体との間隙が一定となるようにフィードフォワード制御し、前記膜厚測定手段の測定結果に応じて、前記塗布手段と前記支持体との間隙が一定となるようにフィードバック制御することを特徴とするエクストルージョン型塗布システム。
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