JP3811995B2 - 生体モニタリング装置とそれを備えた携帯用保護具 - Google Patents

生体モニタリング装置とそれを備えた携帯用保護具 Download PDF

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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として野外で使用する手袋などの保護具にセンサ及び表示手段を一体化させ、野外での活動を安全に快適に行うことを支援する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
冬のジョギングやスキー・スケートなどを楽しむ場合、手袋などの保護具は身体を保護するための必需品である。手袋を装着することによって、寒さや怪我をある程度防ぐことができる。この手袋の特徴を巧みに利用した技術がこれまでにいくつか考案されている。
【0003】
例えば実公昭60−41211号公報では、脈波センサーを保温性のある測定用手袋に内蔵し、被測定者がこの測定用手袋を装着することによって指先を保温し、周囲温度の影響を受けることなく正確な脈波測定が行える技術が開示されている。図6において、手袋1内部の指先部分には脈波センサ2が配設され、リード線3を介して測定装置4と接続されている。測定装置4にはディスプレイ5が設けられている。
【0004】
上記構成において、指尖部より検出された脈波信号はリード線3により測定装置4に送られ波形や単位時間当たりの脈拍数などがディスプレイ5に表示される。手袋を装着することにより周囲温度による影響の除去や、光学的なセンシングにおいては外乱光の除去が可能になる。
【0005】
実開平4−70003号公報でも同様の技術が開示されている。複数の生理反応センサーを手袋に内蔵し測定器とを結ぶ導線を配設したものである。手袋を着用することにより、皮膚温の測定時にも外気温の影響を受けないという利点がある。
【0006】
一方、手袋などにセンサを内蔵しないで例えば腕時計などからリード線をのばし指尖部に装着するためのセンサ部を設けた構成の技術については非常に多くのものが考案されている。現在の指尖脈波計の市場においてはこの構成の商品が一般的である。利用者は、腕時計を装着しリード線でつながったセンサ部を指に固定する。腕時計のディスプレイ部には単位時間当たりの脈拍数が表示される仕組みである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
現在市販されている腕時計型脈波センサは、通常の腕時計としても利用可能であり用途の広い技術であるといえる。しかしながら、冬期の屋外スポーツにおいて手袋などを着用しようとしたときに指尖部のセンサのために装着が困難であるという課題を有していた。
【0008】
また、通常の着脱の際にも腕時計とセンサ部の両方を順に着脱しなければならず、利用者にとって手間がかかるという課題があった。
【0009】
また仮に大きめの手袋によって装着ができても、例えばスキー用の手袋のように手首までが覆われる型のものでは腕時計の表示部はほぼ完全に隠れてしまい、表示部を確認しようとするたびに手首の保護部分を捲らねばならず大変使いづらいという課題を有していた。
【0010】
そして、手袋を利用してセンサを装着するものについてはリード線を介して外部にある測定器に接続をしなければならないため、スポーツなど屋外での形態利用には不向きであるという課題を有していた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、生体信号を検出する生体信号検出手段と、前記生体信号検出手段が検出した生体信号をカオス処理しカオス指標を算出する演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づいて利用者の心身への負荷量を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段とを備え、前記判定手段はカオス指標としてリアプノフ指数の単位時間あたりの平均変化率をもとに判定することを特徴としたものである。
【0012】
上記発明によれば、生体信号検知手段が検知した情報よりカオス指標であるリアプノフ指数を演算し、単位時間あたりの平均変化率をもとに生体の負荷などをモニターできることにより過労による事故の発生を低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、生体信号を検出する生体信号検出手段と、前記生体信号検出手段が検出した生体信号をカオス処理しカオス指標を算出する演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づいて利用者の心身への負荷量を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段とを備え、前記判定手段はカオス指標としてリアプノフ指数の単位時間あたりの平均変化率をもとに判定することを特徴としたものである。
【0014】
そして、生体信号検知手段が検知した情報よりカオス指標であるリアプノフ指数を演算し、変化率をもとに判定した結果をもとに生体の負荷などをモニターできることにより過労による事故の発生を低減することができる。また、カオス指標を用いることにより生体の状態をより高い精度でモニタリングすることができる。
【0015】
さらに、演算手段による演算結果を記憶する記憶手段を備え、判定手段は前記記憶手段に記憶された演算結果の時間的な変化に基づいて利用者の心身への負荷量を判定することを特徴とするものである。
【0016】
そして、記憶手段が逐次演算手段の演算結果を記憶することにより生体信号の時系列データが得られ、その変化から利用者に加えられている負荷量が判定でき、利用者に表示することができる。すなわち、記憶手段と判断手段を設け演算結果を逐次記憶手段に格納し判断手段が過去の演算結果の変化率と最新の演算結果の変化率を比較することにより、ストレス負荷による変化をとらえることができるという効果がある。
【0017】
さらに、計時手段を備え、判定手段が利用者の心身への負荷量を判定する際に前記計時手段からの時刻情報に応じて判定基準を変化させるものである。そして、計時手段が出力する時刻情報に応じて判定手段が判定を行う際に用いる判定基準を変えることにより、ヒトが本来有する生物リズムによりベースラインの変化に対応した判定ができる。すなわち時刻情報に応じて判定手段における判定条件を変更するため、生体リズムを考慮した判定ができるという効果がある。
【0018】
さらに、計時手段を備え、判定手段が利用者の心身への負荷量を判定する際に前記計時手段からの経過時間情報に応じて判定基準を変化させるものである。
【0019】
そして、判定手段は計時手段によって単位時間当たりの変化量に関する情報を得ることができるため、心身への負荷のかかり方の急激度を知ることができる。すなわち判定手段は計時手段により単位時間当たりのカオス指標の変化量を知ることができるため、心身への負荷の急激度を明らかにすることができるという効果がある。
【0020】
さらに、身体の一部を覆う保護手段と、生体信号検出手段を前記保護手段に配設し、前記保護手段の被覆部から生体信号を検出するようにしたものである。
【0021】
そして、保護手段を例えば手の部分に装着することによって生体信号検出手段より利用者の生体信号が検出され、演算手段が生体情報を指標化し、その結果を保護手段と一体化して設けられた表示手段で表示することにより、手袋などの保護手段を装着するだけで生体信号のモニタリングができる。
【0022】
または、保護手段が手の甲の部分を保護する場所の表面に表示手段を設けた場合は、腕時計型の表示手段に比べてより広い表示面積を確保することができる。
【0023】
さらに、身体の一部を覆う保護手段と、前記保護手段に配設され環境情報を検知する環境情報検知手段と、前記保護手段に配設され前記環境情報検知手段によって検知された環境情報を表示する表示手段とを有するものである。
【0024】
そして、環境情報検知手段が例えば気温や湿度を測定する際、保護手段を介しているために体温等の影響を受けず正確な環境情報を検知することができる。または、環境情報検知手段を保護手段が保護する部分の表面に設けた場合、指で雪面に触れるだけで雪面温度がわかり、スキーなどでのワックスがけといったメンテナンス作業に必要な情報を容易に得ることができる。また、環境情報検出手段が外気や雪温などの情報を検出することにより、保護手段を装着した状態で容易に環境情報を確認できるという効果がある。
【0025】
さらに、保護手段の身体への装着を検知する装着検知手段を備え、前記装着検知手段が保護手段の身体への装着を検知している間のみ表示手段が作動するものである。そして、利用者が保護手段を装着したことを装着検知手段が検知して通電されるため消費電力を節約することができる。
【0026】
さらに、光発電手段を備え、前記光発電手段による電力を利用して動作するものである。そして、保護手段の表面上に光発電手段を配設した場合、腕時計などに比べて広い面積を確保できるためより大きな電力を発電でき、必要とされる電力の充分量を供給できる。
【0027】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0028】
(実施例1)
図1において保護手段6は手袋の形状をしている。保護手段6には生体信号検出手段7、演算手段8、表示手段9が配設されている。このうち表示手段9は保護手段6の外部表面上に構成されている。生体信号検出手段7は、発光ダイオード10、フォトトランジスタ11、アンプ12より構成されている。発光ダイオード10とフォトトランジスタ11は、保護手段6が人差し指を保護する部分の内部に向かい合って配設されている。
【0029】
上記構成において、利用者が保護手段6に手を通すと発光ダイオード10とフォトトランジスタ11が人差し指の両側に接する。発光ダイオード10からの赤色光が指を透過しフォトトランジスタ11に到達する際、血管を流れる血液中のヘモグロビン量の変化により、その光量が脈拍に同期して変化する。フォトトランジスタ11からの信号をアンプ12が増幅することにより利用者の脈波信号を得ることができる。
【0030】
演算手段8は、生体信号検出手段7が検出した脈波信号から一分当たりの脈拍数を求める。このために一分間、波の数を数えてもよいが、10秒程度の時間窓を設定してその間の時系列データに対して自己相関関数を用いて基本周波数を求めそこから脈拍数を計算してもよい。脈拍数は表示手段9に表示され、利用者に伝えられる。また、計時手段13は表示手段9と接続されている。計時手段13は現在時刻を計時し、表示手段9によって利用者に報知される。
【0031】
そして、保護手段6の小指を保護する部分の先には環境情報検知手段14が配設され、表示手段9と接続している。環境情報検知手段14には例えばサーミスタや熱伝対などの温度検知素子が利用されており、外気の温度を表示手段9上に表示することができる。また、競技スキーなどではスキー板のワックス掛けは勝敗を左右する非常に重要な作業であるが、これには雪温の情報が欠かせない。本発明によれば、指先で雪面に触れるだけで簡単に雪温を確認することもできる。
【0032】
さらに、演算手段8が行う演算として、脈拍数のカウント以外にカオス指標を用いた演算を行ってもよい。ここでカオス指標とは得られた時系列データの非線形的な振る舞いを定量化する指標である。例えば、心電図や脈波のピーク間の間隔はカオス的な振る舞いをすることが知られている。これを表す指標としては、相関次元・最大リアプノフ指数・KSエントロピーなどがある。
【0033】
図2に、自動車の長時間運転時の脈拍数と最大リアプノフ指数の変化を示す。運転開始に伴う最大リアプノフ数の減少と休憩後の回復が顕著に認められる。カオス指標であるリアプノフ指数は心拍数に較べて、変化率という点で明確な違いがある。これは、リアプノフ指数が、身体負荷を表す際に解像力という点で優れていることを意味する。
【0034】
演算手段8は、リアプノフ指数などのカオス指標を求めることによりより正確な判定を実現する。リアプノフ指数を求める手順を以下に示す。
【0035】
リアプノフ指数とは、時間の経過に伴ってアトラクタ上の近接する点がどの程度離れるかを表す指標で、もととなるデータの将来の予測しにくさを表している。これはカオスの特徴の一つである初期値依存性と深く関わっている。アトラクタとは、n次元空間における系の軌道を表すものもである。心拍間隔など一次元のデータ系列に対しては、
(式1)
X(t1), X(t2),・・・・, X(ti),・・・・
に対して、これをn次元相空間に対してNポイントのデータを埋め込むために以下のようなデータセットを用意する。
(式2)
{X(t1),X(t1+τ),・・・・,X(t1+(n-1)τ)}
{X(t2),X(t2+τ),・・・・,X(t2+(n-1)τ)}
・・・・・
{X(ti),X(ti+τ),・・・・,X(ti+(n-1)τ)}
・・・・・
{X(tN), X(tN+τ),・・・・,X(tN+(n-1)τ)}
ここでi番目の点を
(式3)
Xin={X(ti),X(ti+τ),・・・・,X(ti+(n-1)τ)}
と表わすことができる。
【0036】
この様にして得られたアトラクタ上のある点X(0)を基準としたとき、その軌道上の次の点X(1)についてベクトルX(0)X(1)に直交し、単位距離だけ離れた点をY0(0)とする。X(0)、Y0(0)についてτ時間経過したときの点を、X(τ)、Y0(τ)とする。そしてX(0)とY0(0)の距離をd0(0)、X(τ)とY0(τ)の距離をd0(τ)とする。このときの2点間の距離のτ時間経過後の拡大(縮小)率は、d0(τ)をd0(0)で割ることにより求められる。
【0037】
次に、X(τ)とY0(τ)と同一方向で単位距離だけ離れた点をY1(0)とする。X(τ)、Y1(0)についてτ時間経過したときの点を、X(2τ)、Y1(τ)とする。そしてX(τ)とY1(0)の距離をd1(0)、X(2τ)とY1(τ)の距離をd1(τ)とする。このときの2点間の距離のτ時間経過後の拡大(縮小)率は、d1(τ)をd1(0)で割ることにより求められる。
【0038】
このステップを繰り返し、各ステップで求められる距離の拡大(縮小)率の平均がリアプノフ指数である。これを一般化すると次のように表すことができる。
【0039】
【数1】
Figure 0003811995
【0040】
なお、埋め込み次元が例えば3次元であれば、各次元ごとに計三つのリアプノフ指数が得られるが、そのうち最大のものを特に最大リアプノフ指数という。表示手段9は、最大リアプノフ指数の変化をグラフにより視覚的に利用者に報知する。
【0041】
なお、生体信号検出手段7や環境情報検出手段14のセンサ部を配設する部分や保護手段6のいずれの場所であってもよいことは言うまでもない。
【0042】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2の構成を示すブロック図である。図1における保護手段6は図3においては図示を省略しているが、図3に示されるすべてのブロックは保護手段6に配設されているものとする。図3において、記憶手段15は演算手段8から演算結果を受け取り逐次記録すると共に、判定手段16から記録したデータを読みとれるように構成されている。また、演算手段8から判定手段16に対しては最新の演算結果が伝えられるよう構成されている。
【0043】
上記構成において、判定手段16は記憶手段15に記憶された時系列データから単位時間当たりの平均変化率を求める。これはデータ系列を微分してやることによって求めることができる。例えば利用者に急激なストレスが負荷されたときはリアプノフ指数は短時間の間に大きく減少することが予想される。判定手段16が新しいデータを演算手段8から受け取った時点で、これまでの変化率と大きく異なる傾向を示した場合、このような急激なストレスがかかった可能性があると判断される。運動時などでの急な体調変化は、事故などの原因となりやすい。判定手段16はこのような急激な変化をあらかじめ設定された閾値を用いて判定し、表示手段9上に警告として出力する。閾値としては、例えば過去の変化率に対して±20%の差が生じた時を基準とすればよい。また、閾値を複数のレベルに設定して段階別の判定を行ってもよい。
【0044】
さらに、図3において計時手段13は判定手段16に接続されている。これにより時刻情報が判定手段16に送られる。
【0045】
生体は、日内変動という生体リズムを有しており、時刻ごとに特徴のある変化を示す。図4は最大リアプノフ指数と心拍数の一日の変化を示したものである。横軸は時刻を表している。このときの被験者は午前7時20分頃に起床しているが、その前後の時間帯はリアプノフ指数が大きく減少している。また脈拍数については午前中と午後に二つのが認められる。午後にみられる山については加齢によって消失することがあるといわれている。なお、ここでも心拍数はリアプノフ指数と負の相関を持っているがその変動幅の割合はリアプノフ指数と比較してかなり小さいことがわかるであろう。
【0046】
このように一日の間で生体信号のベースラインが大きく変動することを考慮することにより、より正確な判定が出来るようになる。すなわち、起床直後の時間帯では、元々ベースラインが急激に下がる傾向にあるため休憩が必要であるという判断の基準(負の微分値が続く時間)をやや緩くしたり、夕方の比較的安定した時間帯では判断の基準を厳しくしたりする必要がある。記憶手段7には各時間帯に対応する基準が格納されている。
【0047】
なお、夜間勤務の運転者など人によって生活リズムは様々に異なることが予想されるが、そのような場合には起床時刻を入力する入力手段を設けて計時手段を起床時からの経過時間に置き換えて情報を利用してもよい。
【0048】
また、計時手段13を利用して単位時間当たりのリアプノフ指数の変化量を知ることもできる。短時間の間に急激な変化が生じた場合はそれだけ、急激に負荷がかかったということでありゆっくりと負荷をかけた場合よりも疲労が激しく、突発的な事故などが起りやすくなることが予想される。判定手段16はこのような時間当たりの変化を判定に反映させることもできる。
【0049】
(実施例3)
図5は本発明の実施例3の携帯用保護具の外観図である。保護手段6の開口部には装着検知手段17が配設されている。装着検知手段17は、接点18aと18bを有している。また、保護手段6が手の甲を保護する部分には光発電手段19が配設されている。
【0050】
上記構成において、利用者が保護手段6を装着すると内部生地が手首によって押圧され接点18aと接点18bが接触し通電することにより、装着が検知される。装着が検知されると、保護手段6上に構成された表示手段等の各手段(図示せず)に電力が供給される。
【0051】
また、光発電手段19は太陽電池による発電を行い、表示手段等の各手段への電源となる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、演算手段により、生体信号のカオス指標であるリアプノフ指数の変化率を演算して表示手段により表示して、この値の変化状態より生体への負荷をモニタリングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の携帯用保護具の外観図
【図2】 自動車運転時の生体信号の変化を示すグラフ
【図3】 本発明の実施例2の携帯用保護具の構成を示すブロック図
【図4】 生体信号の日内変化を示すグラフ
【図5】 本発明の実施例3の携帯用保護具の外観図
【図6】 従来の携帯用保護具技術の構成図
【符号の説明】
6 保護手段
7 生体信号検出手段
8 演算手段
9 表示手段
13 計時手段
14 環境情報検出手段
15 記憶手段
16 判定手段

Claims (8)

  1. 生体信号を検出する生体信号検出手段と、前記生体信号検出手段が検出した生体信号をカオス処理しカオス指標を算出する演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づいて利用者の心身への負荷量を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段とを備え、前記判定手段はカオス指標としてリアプノフ指数の単位時間あたりの平均変化率をもとに判定することを特徴とした生体信号モニタリング装置。
  2. 演算手段による演算結果を記憶する記憶手段を備え、判定手段は前記記憶手段に記憶された演算結果の時間的な変化に基づいて利用者の心身への負荷量を判定することを特徴とする請求項1記載の生体信号モニタリング装置。
  3. 計時手段を備え、判定手段が利用者の心身への負荷量を判定する際に前記計時手段からの時刻情報に応じて判定基準を変化させることを特徴とする請求項1または2記載の生体信号モニタリング装置。
  4. 計時手段を備え、判定手段が利用者の心身への負荷量を判定する際に前記計時手段からの経過時間情報に応じて判定基準を変化させることを特徴とする請求項1または2記載の生体信号モニタリング装置。
  5. 生体信号を検出する生体信号検出手段と、前記生体信号検出手段が検出した生体信号をカオス処理しカオス指標を算出する演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づいて利用者の心身への負荷量を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段とを備え、前記判定手段はカオス指標としてリアプノフ指数の単位時間あたりの平均変化率をもとに判定することを特徴とした生体信号モニタリング装置と、前記生体モニタリング装置を備え、前記生体信号検出手段を身体の一部を覆う保護手段に配設し、前記保護手段の被覆部から生体信号を検出するようにした携帯用保護具。
  6. 保護手段に配設され環境情報を検知する環境情報検知手段を備え、表示手段は前記保護手段に配設され前記環境情報検知手段によって検知された環境情報を表示するようにした請求項5記載の生体信号モニタリング装置を備えた携帯用保護具。
  7. 保護手段の身体への装着を検知する装着検知手段を備え、前記装着検知手段が保護手段の身体への装着を検知している間のみ表示手段が作動することを特徴とする請求項5または6に記載の生体信号モニタリング装置を備えた携帯用保護具。
  8. 光発電手段を備え、前記光発電手段による電力を利用して動作することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の生体信号モニタリング装置とそれを備えた携帯用保護具。
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