JP3811516B2 - 切り換え式リラクタンス発電機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切り換え式リラクタンス発電機および切り換え式リラクタンス発電機を作動させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
SRモータのような切り換え式リラクタンス(SR)発電機は、電子切り換え回路を用いている。これらの回路は電源からエネルギーをロータ角の所定の範囲にわたって1つまたはそれ以上の相巻線に注入し、ロータ角の残りの範囲にわたって前述の注入よりも大きな量のエネルギーを相巻線から受け取る。この付加的なエネルギーは機械的エネルギーであり、回転方向にトルクを加えることによって発電機のロータに与えられる。
【0003】
相巻線のインダクタンスはロータが回転するとき相巻線のステータ極とロータ極の間のオーバーラップの程度によって変化する。もし巻線インダクタンスが増加している間(即ち、オーバーラップが増加している間)巻線電流が優先的に生じるならば、ロータ極上の磁気力はオーバーラップを増加させる傾向にある。これはモータ動作に基づくものである。
【0004】
もし巻線インダクタンスが減少している間(即ち、オーバーラップが減少している間)巻線電流が優先的に生じるならば、磁気力はロータ極とステータ極の分離を阻もうとする。磁気力に抗するこの分離はロータへ機械的エネルギーの入力を要求し、機械的エネルギーは、装置において、増加する巻線電流という形の電気的エネルギーに変換される。発電を行うために、阻む磁気力が極の分離中大きいいものであるようにインダクタンスが高い状態で、電流が巻線に発生しなければならない。
【0005】
公知の電子スイッチング(切り換え)回路の同様な構成がロータ角の範囲を調整することによってモータ動作と発電動作の両方に用いられる。ロータ角の範囲にわたってエネルギーが巻線に注入され、かつエネルギーが巻線から取り出される。先行技術の電子切り換え回路の例が図1および図2に示されている。図1はN相巻線を持つ装置を示し、この装置では、できるだけ漏れインダクタンスを減少させるように、各相巻線は一緒に巻かれた2つのセクション(部分)から成る。これらのセクションのうちの1つは装置にエネルギーを注入するのに用いられ、他の1つは装置から戻るエネルギーを受け取るのに用いられる。
【0006】
図2は、図1と図2の間のI2 R巻線損失の比較を明瞭にするために2つの平行な巻線セクションを示すけれども、各巻線に対して単一のセクションを等しく十分利用できる。図2では、2つのスイッチング回路の各々内の両方のスイッチは、電源からエネルギーを巻線に注入するために閉じられなけらばならなく、両方のスイッチはエネルギーを巻線から受け取るために電源に対して開かれなければならない。1つのスイッチだけが閉じられるとき、利点のある第3のスイッチング構成が存在する。この構成では、巻線電流は自由に1つのスイッチおよび1つのダイオードを通して循環する。これは「フリーホイーリング」として知られている。このモードでは、エネルギーはロータと電気回路を含む機械部分の間で移送されてもよいが、電源へまたは電源からは移送されない。
【0007】
用語「電源」は、エネルギーを発電機に注入することと、それによって発生されたエネルギーを吸収し貯蔵することの両方を行うことができる電気的貯蔵ディバイスを指示するものと理解されたい。勿論、エネルギーを発電機に注入する手段とエネルギーを吸収する手段は、貯蔵または直接の使用にかかわらず、別個の異なったものであってもよい。説明の便宜上、用語「負荷」は電源および貯蔵ディバイスの両方およびエネルギーを発電機に供給しまたは発電機から受け取る他の別個のまたは組み合わせた手段をいうために用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図1の回路において、電流が1つのセクションから他のセクションに転流する短い期間を除いて、電流が1つのセクションだけを流れるので、2つのセクションに対して別個に求められたRMS電流の合計は一緒に求められた電流の合計のRMS値を越える。このことは図1におけるI2 Rの巻線損失が、2つのセクションが並列に接続されており、余分な電子スイッチング回路が巻線エネルギーの注入および受け取りのために付加されている図2に示す回路のものより大きい。
【0009】
他のスイッチング回路構成も提案されている。これらは、一般に、電子スイッチの総数を相当たりの2から全体においてより少ない数に減少させる目的を持ち図1に示すように各相に対して2つの巻線セクションを回避しようとするが、常に、(図1に示すように)相当たり1以上である。発電のためには、エネルギーの注入が生じる角度範囲は比較的高いインダクタンス(相のステータ極と相インダクタンスサイクルにおける最も近いロータ極との間の実質的な角度のオーバーラップから生じる)を持つ相巻線と一致する。これは、電源からエネルギーを受け取る相巻線が一般に低いインダクタンス(相のステータ極と相インダクタンスサイクルにおける最も近いロータ極との間の角度のオーバーラップがほとんどないまたは少ないことから生じる)モータ動作の目的と対照的である。
【0010】
本発明の目的は、望ましくないトルクが発生される相インダクタンスサイクルの割合を減少させて発電モードで装置を一層効率的にする切り換え式リラクタンス発電機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、ロータと、少なくとも1つの相巻線を有するステータと、スイッチ手段と、スイッチ手段の動作に従ってエネルギーを相巻線に供給する手段と、ステータに対してロータを回転する手段と、スイッチ手段を制御するように動作可能な制御手段とを有する切り換え式リラクタンス発電機において、制御手段は相巻線の少なくとも一部の両端に第1電圧におけるエネルギーを供給して相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束を生じさせるためにスチッチ手段を動作させるように配列されておりかつスイッチ手段を動作させて相巻線の両端の第2電圧を切り換えて第2速度で磁束減少を生じさせるように配列されており、第2の減少速度は第1の磁束成長の速度より遅く、ロータの回転によって相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線から第2電圧において供給されることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機が得られる。
【0012】
本発明の1つの構成では、第1電圧は第2電圧より大きい。エネルギーを供給する手段は発電されたエネルギーを吸収する手段であってもよく、電気的エネルギー貯蔵ディバイスによって構成されてもよい。この場合、装置は、第1電圧で受け取り第2電圧で運ばれた電圧を昇圧する昇圧手段を含んでもよく、この昇圧手段が追加したスイッチ手段を含む。
【0013】
本発明の他の構成では、第1電圧と第2電圧がほぼ同一であってもよい。磁束成長の速度は相巻線の2つの部分のうちの1つに電圧を印加することによって決められ、磁束の減少は遅い速度において磁束の減少を生じさせるように相巻線の2つの部分のうちのより大きなインダクタンス部分の両端に前記電圧のいずれか一方をその後印加することによって決められる。
【0014】
好ましくは、相巻線の2つの部分は緊密に磁気的に結合される。これらは直列に接続されてもよい。相巻線の2つの部分は2本巻きされることがよい。
【0015】
本発明によれば、また、ロータおよび少なくとも1つのステータ巻線を有するステータから成る切り換え式リラクタンス発電機を動作させる方法において、
ロータを回転し、
相インダクタンスサイクルの第1部分中に相巻線の少なくとも一部の両端のかかる第1電圧を切り換えて相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束成長を生じさせ、
相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線の両端の第2電圧を切り換えて、相インダクタンスサイクルの第2部分中磁束成長の第1速度より遅い第2減少速度で磁束減少を生じさせる、
ことを特徴とする方法が得られる。
【0016】
方法の1つの形態では、第1電圧が第2電圧より大きい。
【0017】
他の実施例としては、第1電圧および第2電圧はほぼ同一である。方法は、この点に関して、相インダクタンスサイクルの第1部分中に相巻線の2つの部分のうちの1つに1つの電圧を印加することと、相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線の両方に前記電圧を印加することを含んでもよい。
【0018】
本発明は、ステータに対して回転可能なロータと、少なくとも1つの相巻線を有するステータと、スイッチ手段と、スイッチ手段の動作に従ってエネルギーを相巻線に供給する手段と、スイッチ手段を制御するように動作可能でありスイッチ手段を動作させて相巻線の少なくとも一部の両端の第1電圧を切り換えてロータの相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束成長を生じさせるするように配列されかつ相巻線の両端の第2電圧を切り換えて第2速度で磁束減少を生じさせるように配列された制御手段と、を有し、第2の減少速度は第1の磁束成長の速度より遅く、ロータの回転によってエネルギーが相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線から第2電圧において発生されることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機に拡張できる。
【0019】
一般に、スイッチ手段は、半導体ディバイスのような能動スイッチと、ダイオードから成り、それらは、能動スイッチが導通しているとき、磁束を生じさせるエネルギー注入が生じ、能動スイッチが非導通のときエネルギーの戻り(再生)が生じ、巻線電流がダイオードを通って流れるように規制されるように、配列されている。
【0020】
電源から発電機へのエネルギーの注入期間は相巻線の全体または一部の両端に供給電圧を接続することによって相巻線に伴う磁束漏れの増大に関連する。供給によるエネルギーの回復は磁束漏れの減少と巻線に接続されたダイオードだけのに関連する。相インダクタンスが上昇しているとき磁束が存在する期間を最小にすることによって、望ましくない(モータ動作)トルクの発生を最小にするので、減少よりも磁束の増加を迅速にすることは有利である。
【0021】
【発明の実施の形態】
全般的に図3〜図8を参照すると、本発明の第1の特定の構成において、切り替え式リラクタンス発電機用の電子回路の構造は、発電機の巻線にエネルギーを注入する目的に対して、負荷の電圧より高い電源を与え、負荷は、巻線がエネルギーを戻す電気貯蔵能力を与え、戻されたエネルギーは注入したエネルギーを越えるものである。本発明のこの構成の特徴は、電子切り替え回路の一部として、より低い電圧で負荷からエネルギーを取り出し、そのエネルギーをより高い電圧に変換する回路が設けられていることである。高圧であるという理由でより早い速度で磁束が成長するように、前述のより高い電圧が発電機巻線に注入される。磁束の減少がもっと緩やかであるように、より低い電圧が磁束の減少中巻線の両端に印加される。この回路は、都合の良いことに、高周波数切り替えおよびエネルギー貯蔵技術を用いる周知のブーストコンバータの構成をなすものである。
【0022】
特に、図3を参照すると、切り替え式リラクタンス発電機9用の切り替え回路が切り替え式リラクタンス発電機の3相巻線10、12、24の各々に接続されている。相巻線の各々は、切り替え式巻線の励磁によって磁気極性が誘導されるステータの磁極を持つステータに取付けられている。ロータは、ロータを回転させる手段を構成するロータシャフトに連結された外部ドライブによって、ステータ内で回転させられる。
【0023】
各相巻線10、12、14は、一端にそれぞれ直列に接続されたスイッチ16、18、20を有する。発電機9の相巻線の他端はブーストコンバータ24の第1端子22に共通に接続されている。スイッチはブーストコンバータ24の第2端子26に共通に接続されている。電気貯蔵ディバイスを含む発電機負荷28は、発電機からのエネルギーの貯蔵器として、および巻線に対する励磁エネルギー源として機能する。負荷28は、ブーストコンバータ24の第1端子22にやはり接続された(したがって、共通に接続された巻線の他端に接続された)正端子を有する。負荷28の負端子はブーストコンバータ24の第3端子に接続されている。再循環ダイオード32、34、36は、負荷28の負端子から関連する相巻線10、12、14の一端に導通するようにそれぞれ接続されている。
【0024】
ブーストコンバータ24は、例えば、図4または図5に示す構成をとることができる。図4では、ブーストトランジスタ40は、第3端子30と、第2端子26に向かって導通するように接続されたブーストダイオード42に接続されている。インダクタ43は、直列に接続されたブーストトタンジスタ40とダイオード42の間から第1端子22に接続されている。第1キャパシタ44は直列に接続されたブーストトランジスタ40とブーストダイオード42の間に、即ち、第2端子26と第3端子30の間に接続されている。第2キャパシタ46はブーストコンバータ24の第1端子22と第3端子30の間に接続されている。
【0025】
図5では、ブーストコンバータは図4のブーストコンバータと似ているが、第1キャパシタ44は第1端子22と第2端子26の間に接続されている。繰り返して言うことになるが、この回路は周知のブーストコンバータ回路であり、本明細書ではさらに詳細な説明は行わない。
【0026】
図3に概略的に示すスイッチ16、18、20は、一般に、電子スイッチディバイス、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のようなトランジスタか、または当業者が予想できる同様の電力半導体ディバイスのようなトランジスタである。
【0027】
ブーストコンバータ24は、相インダクタンスサイクルの第1部分中で相巻線に供給するより高い電圧を与え、その他では、負荷28から得られる電圧を与えるのに用いられる。トランジスタ40は、高周波数で、代表的には約10〜100kHzで、切り替えられる。
【0028】
ブーストコンバータのトランジスタ40が導通すると、エネルギーは負荷28から、第2キャパシタ46によって平滑にされ、インダクタ43に移送される。次に、トランジスタ40が非導通になると、昇圧された電圧におけるエネルギーは、(図4の回路の場合には)、インダクタ43および負荷28からダイオード42を介して第1キャパシタ44に移送され、したがって、3つのスイッチ16、18、20に移送され、これらのスイッチが発電機巻線10、12、14にエネルギーを順に注入する。スイッチ16、18、20は周知の切り替え式リラクタンス発電機のタイミング実行に従ってロータの適切な回転角で作動される。
【0029】
図5の場合には、インダクタ43中のエネルギーは第1キャパシタ44に移送されるが、発電機巻線に注入されるエネルギーは、第2キャパシタ46によって平滑にされ、第1キャパシタ44および負荷28から誘導される。
【0030】
スイッチ16、18、20の導通中発電機巻線10、12、14の各々に最初に注入された、昇圧した電圧におけるエネルギーは、SR発電機のロータを回転させる機械力の結果として、SR発電機作用によって増大させられる。このため、スイッチ16、18、20のいずれかがその相インダクタンスサイクル中開かれると、関連するダイオード32、34、36を介して負荷28に戻されたエネルギーは、負荷供給電圧における負荷28から前に引き出された注入エネルギーを越える。SR発電機の1サイクルまたは全サイクルにわたって、余分のエネルギーは、電気エネルギー(電力)貯蔵ディバイスおよび(または)電気エネルギーのシンク(充電器)として、負荷28を給電するのに利用できる。
【0031】
本発明の第1構成の他の実施例は、図6に示されており、他の実施例のブーストコンバータが図7および図8に示されている。図3〜図5と同一の部品には同一の符号が付されている。図6の回路は、実際上、図3の回路の部品の再配列である。
【0032】
図6において、巻線10、12、14を通る電流の流れは、図3の配列の巻線の電流の流れと反対方向である。負荷28の極性が反転されており、ダイオード32、34、36の導通方向およびスイッチ16、18、20の導通方向は反転されており、即ち、すべての極性および電流方向が反転されている。本質的に、図6の回路の動作は、図3の回路のものと均等であるので、本明細書では、さらに詳細な説明は省略する。
【0033】
本発明の第2の特定の構成によると、SR発電機には、3つの相巻線が設けられており、各巻線は2つのセクション(部分)から成り、2つのセクションは磁気的に緊密に結合されており、電流が相巻線の両方のセクションを通って流れるとき、各セクションによって発生される磁束が同一向きであるように、接続されている。本発明のこの特定の構成の回路は図9に示されている。
【0034】
図9において、3つの相巻線の各々は、直列接続された第1巻線セクション50、54、58と第2巻線セクション52、56、60から作られている。負荷62は、その負端子が第1スイッチ64、66、68の各々の1つに接続されており、第1スイッチは、それぞれ、対応する対の巻線セクションの各々の間に接続されている。同様に、3つのスイッチ70、72、74の各々は、それぞれ、対応する第1巻線50、54、58の反対端部に接続されている。3つのダイオード76、78、80の各々は、それぞれ、負荷62の負端子から対応する第1巻線50、54、58の反対端部に導通するように接続されている。負荷62の正端子は3つのさらに他のダイオード82、84、86の各々に接続されており、ダイオードは、それぞれ、対応する第2巻線セクション52、56、60の反対端部に接続されている。
【0035】
本発明の前述の構成と同様に、スイッチ64〜74は例えばIGBT等のトランジスタを用いる電子スイッチングディバイスである。
【0036】
図9の構造によって、負荷62からのエネルギーは、前述のように、ロータ角の所定の範囲にわたって各相巻線の1つのセクションに順に注入され、ロータ角運動の残りの範囲にわたって各相巻線の両方のセクションからエネルギーが戻される。戻されたエネルギーはSR発電機のロータを回転させる機械的作動力の結果として注入したエネルギーを越える。
【0037】
図9の回路は、負荷62の全電圧がエネルギー注入中相の選択された1つの相のうちの1つのセクションに印加されるが、相の2つのセクションは、エネルギーが戻されている間負荷62に直列に接続されるように、構成されている。
【0038】
負荷62からのエネルギーはスイッチ対70および64、72および66、74および68を順に閉じることによって第1巻線セクション50、54、58に注入され、負荷62から電流を順に対応する巻線セクションに発生させる。各相に関連するスイッチ対70および64、72および66、74および68が開かれると、巻線セクション50、54、58に流れている電流は、それぞれ、第2巻線セクションに部分的に移送され、このため、各相に関連する磁束が実質的に変わらない。第2巻線セクションに流れる電流は、このため、SR発電機作用に増大する。その結果、エネルギー注入中に負荷から取り出されたものよりも多いエネルギーが、SR発電機のロータを回転させる機械的作動力の結果として、ダイオード76および82、78および84、80および86を介して負荷に戻される。
【0039】
第1巻線セクションに印加される負荷62からの電圧は単独で低いインダクタンスに起因する比較的高い磁束成長速度を決める。負荷62が全体として相巻線に印加されるとき、同一の電圧が増大したインダクタンスに起因して低い磁束減少速度を決める。
【0040】
特に有効な構成では、各相巻線の2つのセクションは等しいターン数を持ち、1つの相の2つのセクション間の磁気結合を最大にするために二本巻きで巻かれる。得られた緊密な結合によって、2つのセクションの間の電流の移送が補える。
【0041】
代表的な先行技術のスイッチング回路に合わせて、この実施例では各相巻線に対して2つの能動スイッチがある。エネルギーが巻線対の1つ、例えば、50/52に注入された後、前述のように、負荷62に電流を流すことなくまたは負荷62から電流を取り出すことなく、関連するスイッチの1つをオフすることによってフリーホイーリングモードにおいてロータと巻線の間でエネルギーを移送することが可能であり、相インダクタンス期間の何分の1の遅延の後に第2スイッチをオフすることが可能である。エネルギー注入後で負荷にエネルギーを戻す前のフリーホイーリングモードにおけるスイッチのこの動作によって、特に低速度でSR発電機の制御に対して大きな自由度が得られる。
【0042】
図10は、本発明で使用できる切り替え式リラクタンス発電機システムを簡略に示している。システムは、原動機90(例えば、内燃機関)から成り、原動機はロータ92のシャフトに連結されており、ロータ92は切り替えリラクタンス機械94の一部である。この実施例では、3相機械が示されている。この機械は、コントローラ100の制御の下で接続部98を通して3相巻線中のエネルギーを制御するスイッチング回路96によって制御される。スイッチング回路によって制御されるエネルギーの供給は負荷として作動する共通のバッテリー102から行われ、エネルギーの戻しは共通バッテリによって行われる。
【0043】
低速度で、エネルギー注入が前述の図9の回路を用いて実行できる。負荷に戻された(即ち、発電された)エネルギーはフリーホイーリングの期間と相インダクタンスサイクル中のエネルギー戻しの期間を交互に含むものである。フリーホイーリング期間中、巻線電流は増加し、エネルギーをロータから引き出す。エネルギー戻し期間中、エネルギーは、ロータからの付加的な補助によって、負荷に戻される。フリーホイーリング期間とエネルギー戻し期間を交互に用いることを「チョッピング」と呼んでも良いであろう。低速度で、チョッピングモードは、電流を発電システムから引き出すことができる期間を増大させるのに用いることができ、このため、拡張された期間が相インダクタンスサイクルの大きい部分となることができる。
【0044】
一般に、本発明は、発電に利用できる相インダクタンス期間の割合を増加し、モータ動作が生じる割合を減少させる。以上、本発明を前述の図示の実施例に関連して説明してきたが、当業者は本発明の範囲内で多数の変形をなされうることがわかる。したがって、2、3の実施例の前述の記載は例示としてなされたものであり、限定を目的とするものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、望ましくないトルクが発生される相インダクタンスサイクルの割合を減少させて発電モードで装置を一層効率的にする切り換え式リラクタンス発電機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の切り替え式リラクタンス発電機のスイッチング回路の回路図である。
【図2】図2は、従来の切り替え式リラクタンス発電機のスイッチング回路の回路図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施例の回路図である。
【図4】図4は、図3の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図5】図5は、図3の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施例の回路図である。
【図7】図7は、図6の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図8】図8は、図6の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図9】図9は、本発明の第3実施例の回路図である。
【図10】図10は、本発明を組み込んだ発電機システムの概略図である。
【符号の説明】
10、12、14 相巻線
16、18、20 スイッチ
24 ブーストコンバータ
32、34、36 ダイオード
28 負荷
48 ブーストコンバータ
40 ブーストトランジスタ
42 ブーストダイオード
44 第1キャパシタ
46 第2キャパシタ
43 インダクタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、切り換え式リラクタンス発電機および切り換え式リラクタンス発電機を作動させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
SRモータのような切り換え式リラクタンス(SR)発電機は、電子切り換え回路を用いている。これらの回路は電源からエネルギーをロータ角の所定の範囲にわたって1つまたはそれ以上の相巻線に注入し、ロータ角の残りの範囲にわたって前述の注入よりも大きな量のエネルギーを相巻線から受け取る。この付加的なエネルギーは機械的エネルギーであり、回転方向にトルクを加えることによって発電機のロータに与えられる。
【0003】
相巻線のインダクタンスはロータが回転するとき相巻線のステータ極とロータ極の間のオーバーラップの程度によって変化する。もし巻線インダクタンスが増加している間(即ち、オーバーラップが増加している間)巻線電流が優先的に生じるならば、ロータ極上の磁気力はオーバーラップを増加させる傾向にある。これはモータ動作に基づくものである。
【0004】
もし巻線インダクタンスが減少している間(即ち、オーバーラップが減少している間)巻線電流が優先的に生じるならば、磁気力はロータ極とステータ極の分離を阻もうとする。磁気力に抗するこの分離はロータへ機械的エネルギーの入力を要求し、機械的エネルギーは、装置において、増加する巻線電流という形の電気的エネルギーに変換される。発電を行うために、阻む磁気力が極の分離中大きいいものであるようにインダクタンスが高い状態で、電流が巻線に発生しなければならない。
【0005】
公知の電子スイッチング(切り換え)回路の同様な構成がロータ角の範囲を調整することによってモータ動作と発電動作の両方に用いられる。ロータ角の範囲にわたってエネルギーが巻線に注入され、かつエネルギーが巻線から取り出される。先行技術の電子切り換え回路の例が図1および図2に示されている。図1はN相巻線を持つ装置を示し、この装置では、できるだけ漏れインダクタンスを減少させるように、各相巻線は一緒に巻かれた2つのセクション(部分)から成る。これらのセクションのうちの1つは装置にエネルギーを注入するのに用いられ、他の1つは装置から戻るエネルギーを受け取るのに用いられる。
【0006】
図2は、図1と図2の間のI2 R巻線損失の比較を明瞭にするために2つの平行な巻線セクションを示すけれども、各巻線に対して単一のセクションを等しく十分利用できる。図2では、2つのスイッチング回路の各々内の両方のスイッチは、電源からエネルギーを巻線に注入するために閉じられなけらばならなく、両方のスイッチはエネルギーを巻線から受け取るために電源に対して開かれなければならない。1つのスイッチだけが閉じられるとき、利点のある第3のスイッチング構成が存在する。この構成では、巻線電流は自由に1つのスイッチおよび1つのダイオードを通して循環する。これは「フリーホイーリング」として知られている。このモードでは、エネルギーはロータと電気回路を含む機械部分の間で移送されてもよいが、電源へまたは電源からは移送されない。
【0007】
用語「電源」は、エネルギーを発電機に注入することと、それによって発生されたエネルギーを吸収し貯蔵することの両方を行うことができる電気的貯蔵ディバイスを指示するものと理解されたい。勿論、エネルギーを発電機に注入する手段とエネルギーを吸収する手段は、貯蔵または直接の使用にかかわらず、別個の異なったものであってもよい。説明の便宜上、用語「負荷」は電源および貯蔵ディバイスの両方およびエネルギーを発電機に供給しまたは発電機から受け取る他の別個のまたは組み合わせた手段をいうために用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図1の回路において、電流が1つのセクションから他のセクションに転流する短い期間を除いて、電流が1つのセクションだけを流れるので、2つのセクションに対して別個に求められたRMS電流の合計は一緒に求められた電流の合計のRMS値を越える。このことは図1におけるI2 Rの巻線損失が、2つのセクションが並列に接続されており、余分な電子スイッチング回路が巻線エネルギーの注入および受け取りのために付加されている図2に示す回路のものより大きい。
【0009】
他のスイッチング回路構成も提案されている。これらは、一般に、電子スイッチの総数を相当たりの2から全体においてより少ない数に減少させる目的を持ち図1に示すように各相に対して2つの巻線セクションを回避しようとするが、常に、(図1に示すように)相当たり1以上である。発電のためには、エネルギーの注入が生じる角度範囲は比較的高いインダクタンス(相のステータ極と相インダクタンスサイクルにおける最も近いロータ極との間の実質的な角度のオーバーラップから生じる)を持つ相巻線と一致する。これは、電源からエネルギーを受け取る相巻線が一般に低いインダクタンス(相のステータ極と相インダクタンスサイクルにおける最も近いロータ極との間の角度のオーバーラップがほとんどないまたは少ないことから生じる)モータ動作の目的と対照的である。
【0010】
本発明の目的は、望ましくないトルクが発生される相インダクタンスサイクルの割合を減少させて発電モードで装置を一層効率的にする切り換え式リラクタンス発電機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、ロータと、少なくとも1つの相巻線を有するステータと、スイッチ手段と、スイッチ手段の動作に従ってエネルギーを相巻線に供給する手段と、ステータに対してロータを回転する手段と、スイッチ手段を制御するように動作可能な制御手段とを有する切り換え式リラクタンス発電機において、制御手段は相巻線の少なくとも一部の両端に第1電圧におけるエネルギーを供給して相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束を生じさせるためにスチッチ手段を動作させるように配列されておりかつスイッチ手段を動作させて相巻線の両端の第2電圧を切り換えて第2速度で磁束減少を生じさせるように配列されており、第2の減少速度は第1の磁束成長の速度より遅く、ロータの回転によって相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線から第2電圧において供給されることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機が得られる。
【0012】
本発明の1つの構成では、第1電圧は第2電圧より大きい。エネルギーを供給する手段は発電されたエネルギーを吸収する手段であってもよく、電気的エネルギー貯蔵ディバイスによって構成されてもよい。この場合、装置は、第1電圧で受け取り第2電圧で運ばれた電圧を昇圧する昇圧手段を含んでもよく、この昇圧手段が追加したスイッチ手段を含む。
【0013】
本発明の他の構成では、第1電圧と第2電圧がほぼ同一であってもよい。磁束成長の速度は相巻線の2つの部分のうちの1つに電圧を印加することによって決められ、磁束の減少は遅い速度において磁束の減少を生じさせるように相巻線の2つの部分のうちのより大きなインダクタンス部分の両端に前記電圧のいずれか一方をその後印加することによって決められる。
【0014】
好ましくは、相巻線の2つの部分は緊密に磁気的に結合される。これらは直列に接続されてもよい。相巻線の2つの部分は2本巻きされることがよい。
【0015】
本発明によれば、また、ロータおよび少なくとも1つのステータ巻線を有するステータから成る切り換え式リラクタンス発電機を動作させる方法において、
ロータを回転し、
相インダクタンスサイクルの第1部分中に相巻線の少なくとも一部の両端のかかる第1電圧を切り換えて相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束成長を生じさせ、
相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線の両端の第2電圧を切り換えて、相インダクタンスサイクルの第2部分中磁束成長の第1速度より遅い第2減少速度で磁束減少を生じさせる、
ことを特徴とする方法が得られる。
【0016】
方法の1つの形態では、第1電圧が第2電圧より大きい。
【0017】
他の実施例としては、第1電圧および第2電圧はほぼ同一である。方法は、この点に関して、相インダクタンスサイクルの第1部分中に相巻線の2つの部分のうちの1つに1つの電圧を印加することと、相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線の両方に前記電圧を印加することを含んでもよい。
【0018】
本発明は、ステータに対して回転可能なロータと、少なくとも1つの相巻線を有するステータと、スイッチ手段と、スイッチ手段の動作に従ってエネルギーを相巻線に供給する手段と、スイッチ手段を制御するように動作可能でありスイッチ手段を動作させて相巻線の少なくとも一部の両端の第1電圧を切り換えてロータの相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束成長を生じさせるするように配列されかつ相巻線の両端の第2電圧を切り換えて第2速度で磁束減少を生じさせるように配列された制御手段と、を有し、第2の減少速度は第1の磁束成長の速度より遅く、ロータの回転によってエネルギーが相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線から第2電圧において発生されることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機に拡張できる。
【0019】
一般に、スイッチ手段は、半導体ディバイスのような能動スイッチと、ダイオードから成り、それらは、能動スイッチが導通しているとき、磁束を生じさせるエネルギー注入が生じ、能動スイッチが非導通のときエネルギーの戻り(再生)が生じ、巻線電流がダイオードを通って流れるように規制されるように、配列されている。
【0020】
電源から発電機へのエネルギーの注入期間は相巻線の全体または一部の両端に供給電圧を接続することによって相巻線に伴う磁束漏れの増大に関連する。供給によるエネルギーの回復は磁束漏れの減少と巻線に接続されたダイオードだけのに関連する。相インダクタンスが上昇しているとき磁束が存在する期間を最小にすることによって、望ましくない(モータ動作)トルクの発生を最小にするので、減少よりも磁束の増加を迅速にすることは有利である。
【0021】
【発明の実施の形態】
全般的に図3〜図8を参照すると、本発明の第1の特定の構成において、切り替え式リラクタンス発電機用の電子回路の構造は、発電機の巻線にエネルギーを注入する目的に対して、負荷の電圧より高い電源を与え、負荷は、巻線がエネルギーを戻す電気貯蔵能力を与え、戻されたエネルギーは注入したエネルギーを越えるものである。本発明のこの構成の特徴は、電子切り替え回路の一部として、より低い電圧で負荷からエネルギーを取り出し、そのエネルギーをより高い電圧に変換する回路が設けられていることである。高圧であるという理由でより早い速度で磁束が成長するように、前述のより高い電圧が発電機巻線に注入される。磁束の減少がもっと緩やかであるように、より低い電圧が磁束の減少中巻線の両端に印加される。この回路は、都合の良いことに、高周波数切り替えおよびエネルギー貯蔵技術を用いる周知のブーストコンバータの構成をなすものである。
【0022】
特に、図3を参照すると、切り替え式リラクタンス発電機9用の切り替え回路が切り替え式リラクタンス発電機の3相巻線10、12、24の各々に接続されている。相巻線の各々は、切り替え式巻線の励磁によって磁気極性が誘導されるステータの磁極を持つステータに取付けられている。ロータは、ロータを回転させる手段を構成するロータシャフトに連結された外部ドライブによって、ステータ内で回転させられる。
【0023】
各相巻線10、12、14は、一端にそれぞれ直列に接続されたスイッチ16、18、20を有する。発電機9の相巻線の他端はブーストコンバータ24の第1端子22に共通に接続されている。スイッチはブーストコンバータ24の第2端子26に共通に接続されている。電気貯蔵ディバイスを含む発電機負荷28は、発電機からのエネルギーの貯蔵器として、および巻線に対する励磁エネルギー源として機能する。負荷28は、ブーストコンバータ24の第1端子22にやはり接続された(したがって、共通に接続された巻線の他端に接続された)正端子を有する。負荷28の負端子はブーストコンバータ24の第3端子に接続されている。再循環ダイオード32、34、36は、負荷28の負端子から関連する相巻線10、12、14の一端に導通するようにそれぞれ接続されている。
【0024】
ブーストコンバータ24は、例えば、図4または図5に示す構成をとることができる。図4では、ブーストトランジスタ40は、第3端子30と、第2端子26に向かって導通するように接続されたブーストダイオード42に接続されている。インダクタ43は、直列に接続されたブーストトタンジスタ40とダイオード42の間から第1端子22に接続されている。第1キャパシタ44は直列に接続されたブーストトランジスタ40とブーストダイオード42の間に、即ち、第2端子26と第3端子30の間に接続されている。第2キャパシタ46はブーストコンバータ24の第1端子22と第3端子30の間に接続されている。
【0025】
図5では、ブーストコンバータは図4のブーストコンバータと似ているが、第1キャパシタ44は第1端子22と第2端子26の間に接続されている。繰り返して言うことになるが、この回路は周知のブーストコンバータ回路であり、本明細書ではさらに詳細な説明は行わない。
【0026】
図3に概略的に示すスイッチ16、18、20は、一般に、電子スイッチディバイス、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のようなトランジスタか、または当業者が予想できる同様の電力半導体ディバイスのようなトランジスタである。
【0027】
ブーストコンバータ24は、相インダクタンスサイクルの第1部分中で相巻線に供給するより高い電圧を与え、その他では、負荷28から得られる電圧を与えるのに用いられる。トランジスタ40は、高周波数で、代表的には約10〜100kHzで、切り替えられる。
【0028】
ブーストコンバータのトランジスタ40が導通すると、エネルギーは負荷28から、第2キャパシタ46によって平滑にされ、インダクタ43に移送される。次に、トランジスタ40が非導通になると、昇圧された電圧におけるエネルギーは、(図4の回路の場合には)、インダクタ43および負荷28からダイオード42を介して第1キャパシタ44に移送され、したがって、3つのスイッチ16、18、20に移送され、これらのスイッチが発電機巻線10、12、14にエネルギーを順に注入する。スイッチ16、18、20は周知の切り替え式リラクタンス発電機のタイミング実行に従ってロータの適切な回転角で作動される。
【0029】
図5の場合には、インダクタ43中のエネルギーは第1キャパシタ44に移送されるが、発電機巻線に注入されるエネルギーは、第2キャパシタ46によって平滑にされ、第1キャパシタ44および負荷28から誘導される。
【0030】
スイッチ16、18、20の導通中発電機巻線10、12、14の各々に最初に注入された、昇圧した電圧におけるエネルギーは、SR発電機のロータを回転させる機械力の結果として、SR発電機作用によって増大させられる。このため、スイッチ16、18、20のいずれかがその相インダクタンスサイクル中開かれると、関連するダイオード32、34、36を介して負荷28に戻されたエネルギーは、負荷供給電圧における負荷28から前に引き出された注入エネルギーを越える。SR発電機の1サイクルまたは全サイクルにわたって、余分のエネルギーは、電気エネルギー(電力)貯蔵ディバイスおよび(または)電気エネルギーのシンク(充電器)として、負荷28を給電するのに利用できる。
【0031】
本発明の第1構成の他の実施例は、図6に示されており、他の実施例のブーストコンバータが図7および図8に示されている。図3〜図5と同一の部品には同一の符号が付されている。図6の回路は、実際上、図3の回路の部品の再配列である。
【0032】
図6において、巻線10、12、14を通る電流の流れは、図3の配列の巻線の電流の流れと反対方向である。負荷28の極性が反転されており、ダイオード32、34、36の導通方向およびスイッチ16、18、20の導通方向は反転されており、即ち、すべての極性および電流方向が反転されている。本質的に、図6の回路の動作は、図3の回路のものと均等であるので、本明細書では、さらに詳細な説明は省略する。
【0033】
本発明の第2の特定の構成によると、SR発電機には、3つの相巻線が設けられており、各巻線は2つのセクション(部分)から成り、2つのセクションは磁気的に緊密に結合されており、電流が相巻線の両方のセクションを通って流れるとき、各セクションによって発生される磁束が同一向きであるように、接続されている。本発明のこの特定の構成の回路は図9に示されている。
【0034】
図9において、3つの相巻線の各々は、直列接続された第1巻線セクション50、54、58と第2巻線セクション52、56、60から作られている。負荷62は、その負端子が第1スイッチ64、66、68の各々の1つに接続されており、第1スイッチは、それぞれ、対応する対の巻線セクションの各々の間に接続されている。同様に、3つのスイッチ70、72、74の各々は、それぞれ、対応する第1巻線50、54、58の反対端部に接続されている。3つのダイオード76、78、80の各々は、それぞれ、負荷62の負端子から対応する第1巻線50、54、58の反対端部に導通するように接続されている。負荷62の正端子は3つのさらに他のダイオード82、84、86の各々に接続されており、ダイオードは、それぞれ、対応する第2巻線セクション52、56、60の反対端部に接続されている。
【0035】
本発明の前述の構成と同様に、スイッチ64〜74は例えばIGBT等のトランジスタを用いる電子スイッチングディバイスである。
【0036】
図9の構造によって、負荷62からのエネルギーは、前述のように、ロータ角の所定の範囲にわたって各相巻線の1つのセクションに順に注入され、ロータ角運動の残りの範囲にわたって各相巻線の両方のセクションからエネルギーが戻される。戻されたエネルギーはSR発電機のロータを回転させる機械的作動力の結果として注入したエネルギーを越える。
【0037】
図9の回路は、負荷62の全電圧がエネルギー注入中相の選択された1つの相のうちの1つのセクションに印加されるが、相の2つのセクションは、エネルギーが戻されている間負荷62に直列に接続されるように、構成されている。
【0038】
負荷62からのエネルギーはスイッチ対70および64、72および66、74および68を順に閉じることによって第1巻線セクション50、54、58に注入され、負荷62から電流を順に対応する巻線セクションに発生させる。各相に関連するスイッチ対70および64、72および66、74および68が開かれると、巻線セクション50、54、58に流れている電流は、それぞれ、第2巻線セクションに部分的に移送され、このため、各相に関連する磁束が実質的に変わらない。第2巻線セクションに流れる電流は、このため、SR発電機作用に増大する。その結果、エネルギー注入中に負荷から取り出されたものよりも多いエネルギーが、SR発電機のロータを回転させる機械的作動力の結果として、ダイオード76および82、78および84、80および86を介して負荷に戻される。
【0039】
第1巻線セクションに印加される負荷62からの電圧は単独で低いインダクタンスに起因する比較的高い磁束成長速度を決める。負荷62が全体として相巻線に印加されるとき、同一の電圧が増大したインダクタンスに起因して低い磁束減少速度を決める。
【0040】
特に有効な構成では、各相巻線の2つのセクションは等しいターン数を持ち、1つの相の2つのセクション間の磁気結合を最大にするために二本巻きで巻かれる。得られた緊密な結合によって、2つのセクションの間の電流の移送が補える。
【0041】
代表的な先行技術のスイッチング回路に合わせて、この実施例では各相巻線に対して2つの能動スイッチがある。エネルギーが巻線対の1つ、例えば、50/52に注入された後、前述のように、負荷62に電流を流すことなくまたは負荷62から電流を取り出すことなく、関連するスイッチの1つをオフすることによってフリーホイーリングモードにおいてロータと巻線の間でエネルギーを移送することが可能であり、相インダクタンス期間の何分の1の遅延の後に第2スイッチをオフすることが可能である。エネルギー注入後で負荷にエネルギーを戻す前のフリーホイーリングモードにおけるスイッチのこの動作によって、特に低速度でSR発電機の制御に対して大きな自由度が得られる。
【0042】
図10は、本発明で使用できる切り替え式リラクタンス発電機システムを簡略に示している。システムは、原動機90(例えば、内燃機関)から成り、原動機はロータ92のシャフトに連結されており、ロータ92は切り替えリラクタンス機械94の一部である。この実施例では、3相機械が示されている。この機械は、コントローラ100の制御の下で接続部98を通して3相巻線中のエネルギーを制御するスイッチング回路96によって制御される。スイッチング回路によって制御されるエネルギーの供給は負荷として作動する共通のバッテリー102から行われ、エネルギーの戻しは共通バッテリによって行われる。
【0043】
低速度で、エネルギー注入が前述の図9の回路を用いて実行できる。負荷に戻された(即ち、発電された)エネルギーはフリーホイーリングの期間と相インダクタンスサイクル中のエネルギー戻しの期間を交互に含むものである。フリーホイーリング期間中、巻線電流は増加し、エネルギーをロータから引き出す。エネルギー戻し期間中、エネルギーは、ロータからの付加的な補助によって、負荷に戻される。フリーホイーリング期間とエネルギー戻し期間を交互に用いることを「チョッピング」と呼んでも良いであろう。低速度で、チョッピングモードは、電流を発電システムから引き出すことができる期間を増大させるのに用いることができ、このため、拡張された期間が相インダクタンスサイクルの大きい部分となることができる。
【0044】
一般に、本発明は、発電に利用できる相インダクタンス期間の割合を増加し、モータ動作が生じる割合を減少させる。以上、本発明を前述の図示の実施例に関連して説明してきたが、当業者は本発明の範囲内で多数の変形をなされうることがわかる。したがって、2、3の実施例の前述の記載は例示としてなされたものであり、限定を目的とするものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、望ましくないトルクが発生される相インダクタンスサイクルの割合を減少させて発電モードで装置を一層効率的にする切り換え式リラクタンス発電機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の切り替え式リラクタンス発電機のスイッチング回路の回路図である。
【図2】図2は、従来の切り替え式リラクタンス発電機のスイッチング回路の回路図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施例の回路図である。
【図4】図4は、図3の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図5】図5は、図3の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施例の回路図である。
【図7】図7は、図6の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図8】図8は、図6の回路で使用する他の実施例の電圧ブースタの回路図である。
【図9】図9は、本発明の第3実施例の回路図である。
【図10】図10は、本発明を組み込んだ発電機システムの概略図である。
【符号の説明】
10、12、14 相巻線
16、18、20 スイッチ
24 ブーストコンバータ
32、34、36 ダイオード
28 負荷
48 ブーストコンバータ
40 ブーストトランジスタ
42 ブーストダイオード
44 第1キャパシタ
46 第2キャパシタ
43 インダクタ
Claims (24)
- ロータと、少なくとも1つの相巻線を有するステータと、スイッチ手段と、スイッチ手段の動作に従ってエネルギーを相巻線に供給する手段と、ステータに対してロータを回転する手段と、スイッチ手段を制御するように動作可能な制御手段とを有する切り換え式リラクタンス発電機において、制御手段は相巻線の少なくとも一部の両端に第1電圧におけるエネルギーを供給して相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束を生じさせるためにスチッチ手段を動作させるように配列されておりかつスイッチ手段を動作させて相巻線の両端の第2電圧を切り換えて第2速度で磁束減少を生じさせるように配列されており、第2の減少速度は第1の磁束成長の速度より遅く、ロータの回転によって相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線から第2電圧において供給されることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項1記載の切り換え式リラクタンス発電機において、第1電圧が第2電圧より大きいことを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項1または2記載の切り換え式リラクタンス発電機において、第2電圧で発生したエネルギーを受けとり他の電圧に昇圧するように配列した昇圧手段をさらに有することを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項3記載の切り換え式リラクタンス発電機において、昇圧手段は第2電圧で発生したエネルギーを第1電圧に昇圧するように配列されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項1記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線は第1電圧が相巻線の第1部分に印加され、第2電圧が相巻線の第1部分および第2部分の両端に印加されるようにタップ形成されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項5記載の切り換え式リラクタンス発電機において、第1および第2電圧がほぼ同一であることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項5または6記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線の第1部分および第2部分は緊密に磁気結合されるように配列されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項6または7記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線の第1部分および第2部分は直列に接続されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項7または8記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線の第1部分および第2部分は2本巻きされていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項1乃至9のいずれか1つに記載の切り換え式リラクタンス発電機において、エネルギー供給手段は電気貯蔵ディバイスから成ることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項10記載の切り換え式リラクタンス発電機において、電気貯蔵ディバイスが第2電圧で発生したエネルギーを吸収するように配列されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- ロータおよび少なくとも1つのステータ巻線を有するステータから成る切り換え式リラクタンス発電機を動作させる方法において、
ロータを回転し、
相インダクタンスサイクルの第1部分中に相巻線の少なくとも一部の両端にかかる第1電圧を切り換えて相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束成長を生じさせ、
相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線の両端の第2電圧を切り換えて、相インダクタンスサイクルの第2部分中磁束成長の第1速度より遅い第2減少速度で磁束減少を生じさせる、
ことを特徴とする方法。 - 請求項12記載の方法において、第1電圧が第2電圧より大きいことを特徴とする方法。
- 請求項13記載の方法において、第2電圧を第1電圧に昇圧することをさらに有することを特徴とする方法。
- 請求項12記載の方法において、相インダクタンスサイクルの第1部分中に相巻線の2つの部分のうちの1つに第1電圧を印加し、相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線の両方の部分に第2電圧を印加することをさらに有することを特徴とする方法。
- 請求項15記載の方法において、第1電圧および第2電圧がほぼ同一であることを特徴とする方法。
- ステータに対して回転可能なロータと、少なくとも1つの相巻線を有するステータと、スイッチ手段と、スイッチ手段の動作に従ってエネルギーを相巻線に供給する手段と、スイッチ手段を制御するように動作可能でありスイッチ手段を動作させて相巻線の少なくとも一部の両端の第1電圧を切り換えてロータの相インダクタンスサイクルの第1部分中に第1速度で磁束成長を生じさせるするように配列されかつ相巻線の両端の第2電圧を切り換えて第2速度で磁束減少を生じさせるように配列された制御手段と、を有し、第2の減少速度は第1の磁束成長の速度より遅く、ロータの回転によってエネルギーが相インダクタンスサイクルの第2部分中に相巻線から第2電圧において発生されることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項17記載の切り換え式リラクタンス発電機において、第2電圧で発生したエネルギーを受けとり他の電圧に昇圧するように配列した昇圧手段をさらに有することを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項17記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線は第1電圧が相巻線の第1部分に印加可能に、第2電圧が相巻線の第1部分および第2部分の両端に印加可能に第1部分および第2部分に配列されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項19記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線の第1部分および第2部分は緊密に磁気結合されるように配列されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項19または20記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線の第1部分および第2部分は直列に接続されていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項20または21記載の切り換え式リラクタンス発電機において、相巻線の第1部分および第2部分は2本巻きされていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項19乃至22のいずれか1つに記載の切り換え式リラクタンス発電機において、第1および第2電圧がほぼ同一であることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
- 請求項17乃至23のいずれか1つに記載の切り換え式リラクタンス発電機において、スイッチ手段は能動スイッチおよびダイオードから成り、能動スイッチは導通のとき、磁束成長を可能にするように配列されており、ダイオードは発生されたエネルギーが能動スイッチが非導通のとき流れを制限するようになっていることを特徴とする切り換え式リラクタンス発電機。
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