JP3811107B2 - 電気ポット用蒸し器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭で使用される電気ポットの上部に取り付けて食品を蒸すことができる電気ポット用蒸し器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭で冷凍食品を解凍する場合や、固くなった食品を温めて柔らかくしょうとする場合に、電子レンジが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子レンジを用いて、解凍したり、加熱する場合は、加熱時間の設定が面倒である。加熱時間が短すぎた場合は、解凍されない部分が残ったり、加熱が不十分な部分が残る。また、反対に加熱時間が長すぎると、冷凍食品の一部が100度以上に加熱されて変質したり、変形したりする。そこで、加熱時間の設定が電子レンジ程、精密さを必要としない簡易な加熱装置の提案が望まれていた。
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、上部に開口部を有する容器よりなり、底部外周に軟質材からなるスカートを捲着するとともに底面の外側寄りの位置に蒸気供給口を穿設した蒸し器本体と、前記蒸気供給口の下側に蒸し器本体の内外方向にスライド自在に支持されるとともに下部外側に下面に粘着材を塗布したフランジを有して上下方向に抜き差し自在に支持された蒸気導入管と、前記蒸し器本体の内側下部に下方に空間を介して敷かれる中敷と、前記蒸し器本体の上部開口部を覆う蓋とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係る電気ポット用蒸し器の縦断面図であり、図2は図1の要部を取り出して示した斜視図であり、図3は図2の要部を底面側から示した斜視図である。図において、1は箱形に形成された蒸し器本体であり、蒸し器本体1の下部外周には、ゴム板等の軟質材からなるスカート2が巻き付けられ接着等により固定されている。蒸し器本体1の底部の外側寄りの位置に、蒸気供給口3が穿設されている。蒸気供給口3の下面側には、断面L形をした1対の案内突起4,5が蒸し器本体1の内外方向に平行に配設されている。
【0008】
案内突起4,5の内側には、蒸気導入管6の上端のスライド板6aが蒸し器本体1の内外方向に摺動自在に嵌入されている。該スライド板6aには蒸気導入管6を挿嵌する態様が望ましいが、両者を一体型としても良い。該蒸気導入管6の下端の外側には、電気ポットの蒸気排出口に当接される口押さえ7が抜き差し自在に嵌合されている。口押さえ7の下端のフランジ部7aの下面には、粘着材が塗布または両面テープが貼着されている。これは、口押さえ7が電気ポットの蒸気排出口に当接された後、位置ずれをおこさないようにするものである。なお、蒸気導入管6を、蒸し器本体1の内外方向に摺動自在に支持したのは、電気ポットのメーカや種類により、蒸気排出口の位置が変わるのに対応するためである。
【0009】
蒸し器本体1の内側の中段下方の四隅に、受け座8が配設され、その上に中敷き9が載置されている。この中敷き9は、蒸し器を使用の際に食品が乗せられる。蒸し器本体1の上には、外形が蒸し器本体1と同じ筒状をした増設用の蒸し器本体11が重ねられている。この増設用の蒸し器本体11は、その下端が蒸し器本体1の厚み分、内側に絞られて形成されたことで、蒸し器本体1と確実に嵌合して支持される。
【0010】
蒸し器本体11の上には、蓋12が被せられている。蒸し器本体11の内側底部には、中敷き13が載置されている。なお、図1では、蒸し器本体1の上に、増設用の蒸し器本体11を重ねて2段の構成としたが、増設用の蒸し器本体11を除去して1段の構成とすることも可能であり、さらには、増設用の蒸し器本体11の上にさらに増設用の蒸し器本体11を重ねて3段以上の構成とすることも可能である。
【0011】
図4は中敷き9の単体を示す平面図であり、中敷き9はプラスチック、木、竹または金属板等からなり、蒸気通過用の孔14が全面に穿設されている。図5は中敷き9の他の例を示す平面図であり、蒸気通過用の孔15を細長い格子状に形成したものである。図6は中敷きの他の形態を示す斜視図である。図示した中敷き16は、四隅の片面に脚17を突設したものであり、蒸し器本体1における受け座8を不要とする。
又図8は、中敷き9に縦方向に側壁に孔を穿設し且つ頭部を塞いだ筒体18を立設した態様の側面図である。
【0012】
図7は上述した蒸し器の使用状態を示す説明図である。電気ポットPの頂部の蒸気排出口Dに、蒸し器本体1の下部に支持されている口押さえ7を合わせながら、蒸し器本体1のスカート2を電気ポットPの頂部に載置する。次いで、蒸気導入管6を内外方向にスライドさせて口押さえ7を蒸気排出口Dの位置に合わせながら、同時に口押さえ7を下降させて、口押さえ7の下面の粘着部を蒸気排出口Dに押圧して安定させる。次に、蒸し器本体1の内側に中敷き9を敷いて、その上に加熱する食品Fを並べる。
【0013】
さらに、蒸し器本体1の上に増設用の蒸し器本体11を重ねて、中敷き13を敷き同様に加熱する食品Fを並べてから、蓋12で覆う。ここで、電気ポットPの沸騰スイッチを入れ、電気ポットPを沸騰状態にする。電気ポットPが沸騰すると、頂部の蒸気排出口Dから蒸気が排出され、蒸気導入管6を通り、中敷き9の下方の空間に導かれてから上昇し、食品Fを加熱する。なお、電気ポットPは沸騰スイッチを投入後、一定時間が経過すると保温状態に復帰するが、その間の加熱時間が不十分の場合は再度、沸騰スイッチを入れることで沸騰が継続する。このとき、既設の電気ポットにあっては上記の如くあるが、本発明と関連させて新たな電気ポットを設計するときは、蒸し器本体11の蒸し時間に合わせたタイマーの設定が望ましい。
【0014】
こうして、電気ポットPを沸騰させその蒸気で食品を加熱すると、蒸気の温度が上限100度であるため、電子レンジで加熱した場合のように、食品が100度以上に加熱されることがなく、食品の変質が少ない。そのため、電子レンジのように加熱時間を精密に設定する必要もなくなる。また、本発明の蒸し器では、冷凍食品の解凍も可能であるが、特に、日にちが経過して固くなったパン、饅頭、赤飯、シュウマイ等を茶の間の電気ポットを用いて簡単に温めてやわらかくすることが可能であり、一家に1台備えておくと便利である。なお、上述の実施形態では、蒸し器本体が箱型の四角形であるが、円筒形状にすることも可能である。
【0015】
更に、中敷き9に筒体18を立設し、ここに例えば饅頭等を突き刺しておくと、底部からの蒸気が筒体内に侵入し、頭部が塞がれた筒体の側壁から蒸気が拡散し、例えば、内部まで蒸気が侵入して、効率的に温めることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、家庭で常時使用されている電気ポットに本発明の蒸し器を取り付けて、電気ポットを沸騰状態にすることで、蒸気が蒸し器内部に導入され、容易に冷凍食品を解凍したり、固くなった食品を温めてやわらかくすることが可能となる。また、加熱する食品が多い場合は、蒸し器を2段または3段に重ねることで対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気ポット用蒸し器の縦断面図である。
【図2】図1の要部を取り出して示した斜視図である。
【図3】図1の要部を取り出して示した斜視図である。
【図4】図1の中敷きの単体を示す平面図である。
【図5】図1の中敷きの他の例を示す平面図である。
【図6】図1の中敷きの他の例を示す斜視図である。
【図7】図1の蒸し器の使用状態を示す説明図である。
【図8】図1の蒸し器の中敷きに筒体を立設した態様の一部拡大図である。
【符号の説明】
1 蒸し器本体
2 スカート
3 蒸気供給口
4,5 案内突起
6 蒸気導入管
6a フランジ部
7 口押さえ
7a フランジ部
8 受け座
9 中敷き
11 増設用の蒸し器本体
12 蓋
13 中敷き
14 孔
15 孔
16 中敷き
17 脚
18
D 蒸気排出口
F 食品
P 電気ポット
Claims (1)
- 上部に開口部を有する容器よりなり、底部外周に軟質材からなるスカートを捲着するとともに底面の外側寄りの位置に蒸気供給口を穿設した蒸し器本体と、
前記蒸気供給口の下側に蒸し器本体の内外方向にスライド自在に支持されるとともに下部外側に下面に粘着材を塗布したフランジを有して上下方向に抜き差し自在に支持された蒸気導入管と、
前記蒸し器本体の内側下部に下方に空間を介して敷かれる中敷と、
前記蒸し器本体の上部開口部を覆う蓋と、
を備えたことを特徴とする電気ポット用蒸し器。
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