JP3810371B2 - ディスク搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はオートチェンジャなどに用いられるディスク搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多数の収納区画を設けた収納棚に、ディスクなどの記録媒体や記録媒体を保持したカートリッジなどの記録体を収納し、この記録体を搬送手段によりドライブ装置まで搬送して読み込み動作や書き込み動作を行わせるオートチェンジャは既に知られている。
【0003】
比較的単純な配置構造のオートチェンジャとしては、記録体の収納区画が平面視して重なるように積層させた収納棚を設けるとともに、その上方または下方に重なるようにドライブ装置を配設し、搬送ユニットにより記録体を収納棚やドライブ装置に対して前進・後退させ、搬送ユニットを昇降させる構造が一般的である。搬送ユニットの駆動機構としては、記録体を収納棚やドライブ装置に対して前進・後退させるための記録体取り込み用の駆動モータと、搬送ユニットを昇降させる搬送経路移動用の駆動モータとのそれぞれ専用の駆動モータを用いている。
【0004】
さらに、記録体の収納数を増加させたり、オートチェンジャが高さ方向にさらに高くなることを抑えたりするために、図14に示すように、縦方向の鉛直線201を中心として、平面視して90度間隔毎の異なる位置に、3つの収納棚202とドライブ装置203とを対向させて配置したものが特許文献1に開示されている。このオートチェンジャでは、これらの収納棚202やドライブ装置203間である前記鉛直線201の中心位置の上下に、回転テーブル204を設けるとともに、これらの回転テーブル204間で上下に延びる支柱205を配設し、支柱205に沿って搬送ユニット206を昇降自在に配置し、搬送ユニット206に、ディスクを載せたトレイを取り込むための機構と、両面記録型のディスクにも対応させるために、同形状のトレイを上方から被せて表面と裏面とを反転させる反転機構とを設けている。
【0005】
このようなディスク搬送装置を備えたオートチェンジャによれば、複数の収納棚に多数のディスクならびにトレイを格納して、記録・再生でき、また、複数の収納棚を平面視して異なる位置に配設しているため、1つの収納棚に全てのディスクならびにトレイを積層するように配置した場合に比べて、オートチェンジャの高さを抑えることが可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−184087号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図21に示す上記従来構成のオートチェンジャにおいては、ディスクを載せたトレイを搬送する装置として、トレイ取り込み動作用の駆動モータと、トレイ反転動作用の駆動モータと、回転テーブル回転用の駆動モータとの少なくとも3つの駆動モータならびにこれらの駆動モータを制御させるソフトウェアが必要となり、コストアップの要因となっていた。
【0008】
本発明は上記課題を解決するもので、1つの駆動モータの回転駆動力を利用して、ディスクの取り込み動作や、複数の収納部に対応するディスクの姿勢切換動作、さらにはディスクの反転動作を行うことができるディスク搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載のディスク搬送装置は、ディスクを保持したディスク搬送用のホルダを収納する収納スペースが複数形成された収納部を、ホルダを取り出す開口部分が所定の中心軸線に臨むことが可能に、中心軸線の周囲の異なる位置に複数配置し、ディスクのドライブ装置を、その挿入口が前記中心軸線に臨むことが可能な位置に配置し、前記中心軸線に沿う方向にスイング用回転軸を配置し、前記スイング用回転軸を支持するベース部と、前記スイング用回転軸を中心に回転するスイング部とを設け、ホルダを保持自在で、スライド部材を移動させることによりホルダに対する保持ユニット内部への引き込み動作または押出し動作を行う保持ユニットを、前記スイング部側に設け、前記スイング部に、前記スイング用回転軸を中心に公転自在なスイング用被ロック部材を複数設け、前記ベース部に、このベース部に回動自在に支持されて前記スイング用被ロック部材に係脱自在のスイング用ロックレバーと、このスイング用ロックレバーを、スイング用ロックレバーがスイング用被ロック部材に係合しない位置と係合する位置とに切換可能なスイング用切換手段とを設け、前記スイング用被ロック部材は、各スイング用被ロック部材がスイング用ロックレバーに係合した際に、保持ユニットのホルダ排出箇所が各収納部とドライブ装置とに臨むように、前記スイング部に配設し、前記スイング用回転軸に、前記ベース部側に配設された駆動モータの駆動力により回転するスイング用太陽歯車を取り付け、前記スイング部側に、前記スイング用太陽歯車の回転力が伝達され、前記スイング用被ロック部材がロックされている時に自転して前記スライド部材を移動させる力を加える一方、前記スライド部材が移動しない姿勢であり、かつ前記スイング用被ロック部材がロックされていない時に、前記スイング用太陽歯車の周りを、前記スイング部と一体的に公転するスイング用遊星歯車を取り付けたことを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、スイング用被ロック部材をロックさせることで、駆動モータの駆動力によりスライド部材を移動させてホルダに対する保持ユニット内部への引き込み動作または押出し動作を行うことができる。また、スライド部材が移動しない姿勢とするとともに、スイング用被ロック部材のロックを解放させることで、前記駆動モータの駆動力によりスイング部を公転させて、保持ユニットのホルダ排出箇所を各収納部とドライブ装置とに臨ませることができる。この結果、1つの駆動モータの駆動力を利用して、スイング部の公転による保持ユニットの姿勢切り換え動作と、ホルダに対する保持ユニット内部への引き込み動作または押出し動作を行うことができる。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載のディスク搬送装置において、ホルダを保持ユニットとともに反転させる反転手段を設け、この反転手段に、スイング部に支持され、前記保持ユニットを反転方向に回転自在に支持する反転用回転軸と、前記保持ユニットに複数配設され、前記反転用回転軸を中心に公転自在な反転用被ロック部材と、前記スイング部に回動自在に支持され、前記反転用被ロック部材に係脱自在の反転用ロックレバーと、前記スイング部に取り付けられ、反転用ロックレバーを、反転用用ロックレバーが反転用被ロック部材に係合しない位置と係合する位置とに切換可能な反転用切換手段と、前記反転用回転軸に回転自在に取り付けられ、前記ベース部側に配設された駆動モータの駆動力により回転する反転用太陽歯車と、前記保持ユニットに配設され、前記反転用太陽歯車の回転力が伝達され、前記反転用被ロック部材および前記スイング用被ロック部材がロックされている時に自転して前記スライド部材を移動させる力を加える一方、前記スライド部材が移動しない姿勢であり、かつ前記反転用被ロック部材がロックされていない時に、前記反転用太陽歯車の周りを、前記保持ユニットと一体的に公転する反転用遊星歯車とを設けたことを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、スライド部材が移動しない姿勢とするとともに、反転用被ロック部材のロックを解放させることで、前記駆動モータの駆動力により保持ユニットを反転させることができる。この結果、1つの駆動モータの駆動力を利用して、さらに、保持ユニットの反転動作も行わせることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかるディスク搬送装置を備えたオートチェンジャを図面に基づき説明する。
【0014】
このオートチェンジャでは、図1に示すように、ディスク1をディスク搬送用のホルダ10により保持した状態で収納および搬送するようになっている。
図2に示すように、オートチェンジャ2は、ディスク1を保持したディスク搬送用のホルダ10を多数収納可能な複数の収納ボックス(ホルダ用収納部)20と、ディスク1に対して読み込み動作と書き込み動作との何れをも行うことができる(なお、読み込み動作しか行えないものでもよい)ディスクドライブ装置40(この実施の形態では2台設けた場合を図示しているが、これに限るものではない)と、ディスク1を保持したホルダ10を搬送する搬送ユニット50などを備えており、これらが箱型の筐体100内に配設されている。なお、この実施の形態では、図3に示すように、筐体100が奥行方向ならびに幅方向に長尺とされ、上面部100aが、スナップ状のねじ104を所定角度(例えば90度)回転させることにより、容易に着脱できるように構成されている。
【0015】
まず、図1により、ホルダ10について説明する。ホルダ10は、ホルダ搬送時に、後述する搬送手段としての搬送ユニット50のピッカーアーム51(図4参照)に係合される被係合部14を有するホルダ本体11と、このホルダ本体11の両端部からそれぞれ突設されている付勢手段としての板ばね12を介して支持されている一対のディスク挟持部13とを主要構成要素としている。なお、ホルダ10により保持するディスク1としては、光ディスクや光磁気ディスク、磁気ディスクなどの各種記録媒体であり、この実施の形態においては、ディスク1の表面との裏面との両面に記録可能なものが用いられているが、これに限るものではなく、片面のみ記録のタイプにも適応可能である。また、ホルダ10は、ディスク1よりも僅かだけ厚い程度の、薄肉形状とされている。
【0016】
ホルダ本体11には、手前部分両端近傍箇所に、前記ピッカーアーム51に係合する凹状の被係合部14が形成され、背面側中央寄り部分に、ディスクの周縁の手前側部分を受ける、ディスク1の外径周縁に対応した円弧形状の周縁受け部15が形成され、背面側中央部、すなわち周縁受け部15の中央部に、ディスクの周縁に厚み方向両側から係合してディスク1の厚み方向に沿ってディスク1ががたつくことを規制する係合規制部としての3つの係合規制突起16が形成されている。
【0017】
板ばね12は、ディスク挟持部13に力が作用していない状態では、図1(a)に示すように、ディスク1を保持した場合よりもディスク挟持部13が、ディスク配置個所の中心部1aに寄った姿勢となるように配置されている。
【0018】
ディスク挟持部13は、ディスク挟持部13同士が対向する内壁面における先端部寄り部分に、ディスク1の外径周縁に対応した円弧状のディスク挟持面13aが形成され、ディスク1を保持した際に、図1(b)に示すように、ディスク挟持面13aが、ホルダ本体11における板ばね12の取付点11aよりも幅方向内側に位置するように配設されている。したがって、ディスク1を挟持した際に、ディスク挟持部13は、板ばね12の付勢力により、略ディスク中心位置側に付勢されてディスク1の周縁を両側から挟持するだけでなく、ディスク1を周縁受け部15側にも押圧した状態で保持する。また、ディスク挟持部13のディスク挟持面13aは、図1(c)に示すように、厚み方向の中央部が略円弧状に窪むように形成されており、これによっても、ディスク1を保持した際に、ディスク1が厚み方向中央に寄せられて、良好な姿勢で保持でき、ディスク1の厚み方向への移動を規制する機能も有するようになっている。なお、ディスク挟持部13のディスク挟持面13aの平面視形状としては、円弧状に限るものではなく、ディスク1の外径周縁に略沿った傾斜面形状に形成してもよい。また、ディスク挟持面13aの厚み方向の形状も、円弧状に限るものではなく、V字溝状に中央部が窪んだ形状や、台形状に中央部が窪んだ形状に形成してもよい。
【0019】
さらに、ディスク挟持部13の先端部には、ディスク1を保持したホルダ10をディスクドライブ装置40に挿入した時に、ディスクドライブ装置40に設けられたホルダ解放用当接部としてのホルダ解放ピン41(図5参照)に当接し、ディスク挟持部13同士を広げさせてディスク1を回転自在な姿勢に解放するテーパ面の被当接部17が一体形成されている。また、ホルダ本体11およびディスク挟持部13における端辺部には断面略台形形状(または断面略三角形状であってもよい)の突状部11b、13bが一体形成され、ホルダ本体11の突状部11bの一部には、ホルダ10をディスクドライブ装置40内に導入させた際に、ホルダ10の位置決めをさせるための凹部11cが形成されている。
【0020】
図2に示すように、この実施の形態においては、筐体100内に最大4つの収納ボックス20が手前側と奥側とにそれぞれ2つずつ相対向して取り付け可能に構成されており(なお、図2においては、3つの収納ボックス20が実装されている場合を図示している)、各収納ボックス20は、筐体100の内壁面に取り付けられたボックスガイドレール101に沿って着脱自在とされている。なお、図2において、102は、収納ボックス20が筐体100内から離脱方向(この実施の形態においては上方向)に移動することを防止するボックスロック機構、103は、収納ボックス20の装着時に収納ボックス20の脚部(図示せず)に係合する装着用凹部、22は、収納ボックス20を着脱時に手でつかむための取手である。
【0021】
図6、図7(a)に示すように、収納ボックス20には多数のホルダ10を収納すべく、下面部内壁面と上面部内壁面とに多数の収納用溝部21が互いに対向して形成され、各収納用溝部21間にディスク1を保持したホルダ10が1枚ずつ収納される。また、収納ボックス20の収納用溝部21間の仕切壁23は、断面略三角形状(または断面略台形状でもよい)とされ、この仕切壁23に、ホルダ10の突状部11b、13bのテーパ面部分が摺接する。これにより、収納ボックス20を樹脂成形で製造する際に仕切壁23として成形可能な厚みを有するため、樹脂成形が容易に行えるとともに、隣接するホルダ10同士が仕切壁23により確実に仕切られながら、ホルダ10間の隙間が極めて小さく抑えられ、この結果、収納ボックス20内にディスク1およびホルダ10を高密度で収納できる。
【0022】
つまり、図7(b)の比較例に示すように、収納ボックス20の収納用溝部21’と仕切壁23’とを、単なる凹凸形状とすると、仕切壁23’の厚みt分だけ無駄なスペースを生じ、収納ボックス20’内にディスク1およびホルダ10を高密度で収納することができなくなる。また、このような無駄なスペースをできるだけ生じないように、仕切壁23’を薄肉形状にしようとしても、樹脂成形などが不可能となる問題を生じるが、上記構成によれば、このような問題を回避できる。
【0023】
さらに、図6に示すように、各収納用溝部21の一部には、弾性を有して出退する係合突起21aが形成され、ホルダ10が正規の収納位置に収納されると、前記係合突起21aが、ホルダ10のホルダ本体11の両側壁にそれぞれ形成された凹部11cに嵌入して、正規位置に保持され易いように図られている。
【0024】
図4などに示すように、搬送ユニット50は、左右に移動可能に配置されたベース部52と、このベース部52に中心軸線としての縦軸心(上下方向に沿って配置される)のスイング用回転軸53を介して回転自在に支持されているスイング部54と、このスイング部54に横軸心(スイング部54の回転時を除いて、前後方向に沿って配置される)の反転用回転軸55を介して回転自在に支持され、ホルダ10を保持する保持ユニット56とから構成されている。
【0025】
図2、図4(a)に示すように、筐体100内における底面部寄り箇所には、ベース部52に固定されたガイド筒58を貫通して左右に延設された案内ロッド91と、ベース部52に固定された雌ねじブロック59を貫通して左右に延設されているとともにその軸心を中心として回転自在に支持され、ベース部52の雌ねじ部(図示せず)に螺合するベース駆動軸92と、筐体100の底面部から幅方向に延びる姿勢で立設して形成され、ベース部52に回転自在に支持されたガイドローラ60に摺接するベースガイドレール93とがそれぞれ設けられている。そして、筐体100内における底面部寄り箇所に配設されたベース駆動用モータ94が回転されることにより、ベース用タイミングベルト95などを介して、ベース部52とともに搬送ユニット50全体が左右(図2における上下方向)に移動されるようになっている。
【0026】
図4(a)に示すように、ベース部52には、支持枠となるベース枠61と、ベース枠61に固定されて、スイング用回転軸53を支持する支持ブロック62と、スイング用回転軸53に回転自在に支持され、ベース枠61の外部に露出するように配置されたスイング用太陽歯車63と、ベース枠61に回転自在に取り付けられ、スイング用太陽歯車63に形成された傘歯車部63aにその傘歯車部が噛み合わされた伝達歯車64と、ベース枠61に取り付けられたエンコーダ付きの駆動モータ65と、駆動モータ65の駆動軸に結合されて、伝達歯車64の平歯車部に噛み合わされた出力歯車66とが設けられている。そして、駆動モータ65が駆動されることで、出力歯車66および伝達歯車64を介してスイング用太陽歯車63が回転される。
【0027】
さらに、ベース部52には、スイング部54の回転動作(以下、スイング動作と称す)を規制するための第1回転規制部110が設けられている。この第1回転規制部110は、図4および図8に示すように、ベース枠61に取付板67を介して取り付けられたソレノイド111と、取付板67に取り付けられた支持軸112を中心に回動自在に支持され、ソレノイド111により回動されるロックレバー113と、このロックレバー113をロック姿勢側に付勢する付勢ばね114とから構成されている(スイング用切換手段がソレノイド111と付勢ばね114とから構成されている)。そして、ロックレバー113に形成されたロック溝113aに、スイング部54に設けられたスイング用被ロック部材としての2つの係合ピン72の何れかが係合することでスイング部54のスイング動作が規制されてロックされるようになっている。ここで、ロックレバー113には、スイング動作時に公転する係合ピン72に摺動する摺動面113bが形成され、摺動面113bの一部が切欠かれてロック溝113aが形成されている。そして、ソレノイド67に通電されていない状態では、ロックレバー113に形成されたロック溝113aが係合ピン72に確実に係合してロック状態が維持される一方、ソレノイド67に通電された際には、付勢ばね114の付勢力に抗してロックレバー113が回動されて、ロックレバー113のロック溝113aから係合ピン72が離脱し、スイング部54のスイング動作が許容されるようになっている。なお、図8における113cは、ソレノイド67の出退ロッドに係合する係合突部である。また、図示しないが、ベース枠57の所定位置には、スイング部54の位置(図4に示す位置と、この位置から180度回転(スイング動作)した位置)をそれぞれ検知する検知センサが取り付けられている。
【0028】
スイング部54には、スイング用回転軸53の先端に回転自在に取り付けられたスイング枠71と、スイング枠71におけるベース部52に臨む両端部にそれぞれ取り付けられて、前記ロックレバー113に形成されたロック溝113aに係脱自在の係合ピン72と、スイング枠71における一方の係合ピン72近傍箇所から、係合ピン72とは反対方向に立設するように回転自在に支持された長尺のスイング用遊星歯車73と、スイング枠71におけるスイング用遊星歯車73と同方向に延設された部分に回転自在に支持され、保持ユニット56を回転自在に支持する反転用回転軸55などが取り付けられている。そして、スイング用太陽歯車63に形成された平歯車部とスイング用遊星歯車73に形成された平歯車部とに渡ってタイミングベルト74が掛け渡され、スイング用太陽歯車63の回転力がタイミングベルト74を介してスイング用遊星歯車73に伝達される。また、スイング枠71には、スイング用遊星歯車73の傘歯車部に噛み合う連動歯車75が回転自在に支持されているとともに、保持ユニット56が反転用回転軸55を介して自転することを規制する第2回転規制部120なども設けられている。
【0029】
図4、図9に示すように、保持ユニット56には、反転用回転軸55の一端に固定された回転ブロック76と、回転ブロック76から回転直径方向および筐体100内の奥行方向に延設されて、ディスク1を保持したホルダ10を保持する略箱枠形状の保持枠77と、保持枠77内において前後にスライド自在に設けられたスライド部材78と、スライド部材78の両側部に回動自在に枢支され、ホルダ10の被係合部14に対して係合する把持動作を行ってホルダ10を保持枠77内に引き込んだり押し出したりする一対のピッカーアーム51と、ホルダ10の保持枠77内への押し出し終了時に、ピッカーアーム51先端に形成された凸部51aにその先端が係合してピッカーアーム51を開いてホルダ10を保持ユニット56から離脱させるばね板68と、保持枠77における回転ブロック76近傍の基端部に取り付けられた支持ブラケット84と保持枠77における先端部に一体形成されたブラケット部77aとにわたって、反転用回転軸55に対して平行な姿勢で回転自在に支持された横ねじ軸79と、横ねじ軸79に螺合されているとともにスライド部材78の中央に固定され、横ねじ軸79が回転された場合に前後に移動可能な連結部80と、横ねじ軸79の一端に取り付けられた反転用遊星歯車82などが設けられている。
【0030】
また、反転用回転軸55における回転ブロック76よりも基端部側箇所には、大径歯車部81aと小径歯車部81bとを有する反転用太陽歯車81が回転自在に取り付けられている。そして、反転用太陽歯車81の大径歯車部81aに連動歯車75が螺合されて、駆動モータ65からの回転力が反転用太陽歯車81に伝達される。また、反転用太陽歯車81の小径歯車部81bには反転用遊星歯車82が螺合され、保持ユニット56が位置決めされた状態で、反転用太陽歯車81が回転されると、反転用遊星歯車82を介して横ねじ軸79が回転され、スライド部材78が奥行方向に移動されるように構成されている。
【0031】
また、図4に示すように、保持枠77の基端部両側端寄り箇所には奥行方向に突出する一対のロック棒(反転用被ロック部材)83が設けられているとともに、スイング枠71には、一方のロック棒83に係合して保持ユニット56が回転することを規制する第2回転規制部120が設けられている。
【0032】
図4、図10〜図12に示すように、第2回転規制部120は、反転用回転軸55と平行な方向にスイング枠71から突設されたレバー支持軸121により回動自在に支持され、公転するロック棒83に摺動する摺動面122aと摺動面122aに形成された切欠部からなるロック溝122bとを有するロックレバー122と、このロックレバー122をロック溝122bがロック棒83に係合する方向に付勢する付勢手段としての引張ばね123と、ロックレバー122をロック溝122bがロック棒83から離脱する方向に回動させるロック解除手段とから構成されている。
【0033】
ロック解除手段は、保持ユニット56において前後に移動されるスライド部材78の両側に突設されて固定され、先端が略円錐台形状とされた一対の出退棒125と、ロックレバー122において斜め側方に向くように配設された解除板支持軸126を介して回動自在に支持された解除板127と、解除板支持軸126に外嵌されて解除板127が下方に回動する方向に付勢するつるまきばね128とを有している。そして、解除板127の保持ユニット56に臨む箇所に、斜め側方に傾斜する第1傾斜面127aと、この第1傾斜面127aの下縁部より若干下方に傾斜する第2傾斜面127bと、後方側に突出して解除板127の回動位置を規制する突起127cとが形成されている。
【0034】
ディスクドライブ装置40には、図5に示すように、ホルダ10を両側から案内するガイドレール42と、ホルダ10が導入された際に、その一部に設けられた凸部43aが、ホルダ10の凹部11cに係合して、ホルダ10を位置決めする位置決め用ばね板43と、ホルダ10が導入された際に、ディスク挟持部13の先端部に形成された被当接部17に当接して、ディスク1を解放させるホルダ解放ピン41と、ディスク1の中央孔近傍箇所を把持するドライブスピンドル44などが設けられている。
【0035】
上記構成によれば、ディスク1はホルダ10の周縁受け部15と一対のディスク挟持部13とにより、ディスク1の周縁の3点を保持した姿勢で保持される。また、ホルダ10の周縁受け部15に形成された係合規制突起16と、ディスク挟持部13において厚み方向の中央部が略円弧状に窪むように形成されたディスク挟持面13aとにより、厚み方向に対しても良好に位置規制されて保持される。さらに、周縁受け部15およびディスク挟持部13が、ディスク1の周縁に対応する円弧形状に形成されているので、ディスク1をさらに安定して保持することができる。したがって、ホルダ10にてディスク1を一旦保持した状態とすると、ディスク1を、縦向きや横向きなどの、どのような姿勢であっても良好に保持できて、このような縦向きや横向きなどの姿勢でディスク1を搬送したり、収納したり、反転したりすることも自由に行え、従来のようなトレイ同士のディスクの載せ換え動作などを行わないので、ディスク1の記録面を傷つける恐れもない。また、収納ボックス20においては、ホルダ10は縦向きで収納されるため、収納数を増やす場合でも、オートチェンジャ2が上下方向に大きくなることがなく、高さ方向に規制のあるオートチェンジャ2などにも対応させることができる。
【0036】
また、ホルダ本体11に板ばね12を介してディスク挟持部13を取り付けただけの極めて簡単な構成であるので、ホルダ10の製造コストも安価に製造できる。
【0037】
次に、このホルダ10の搬送動作を含むオートチェンジャ2の動作について説明する。
上記構成において、搬送ユニット50のスイング動作や反転動作が規制された状態で、駆動モータ65を駆動させると、この回転駆動力が、伝達歯車64、スイング用太陽歯車63、タイミングベルト74、スイング用遊星歯車73、連動歯車75を介して、反転用太陽歯車81に伝達されて回転する。そして、この反転用太陽歯車81の回転により、反転用遊星歯車82を介して、横ねじ軸79がその軸心を中心として自転し、その結果、連結部80およびスライド部材78などが前後にスライドする。これにより、スライド部材78とともにピッカーアーム51が前後に移動されるので、このピッカーアーム51をホルダ10の被係合部14に係合させることで、ホルダ10を保持枠77の内部に引き込んだり、保持枠77の外部に押し出したりする動作を行うことができる。
【0038】
また、保持ユニット56を反転させる際には、図4(a)において仮想線で示すように、スライド部材78を保持ユニット56の基端位置まで移動させ、図10(b)、図11(b)に示すように、出退棒125の先端を解除板127の第1傾斜面127aに当接させる。これにより、解除板127およびロックレバー122が引張ばね123の付勢力に抗して回動し、ロックレバー122のロック溝122bがロック棒83から離脱する。したがって、この状態で駆動モータ65を駆動させることで、保持ユニット56の公転を規制するものがなくなって、保持ユニット56が反転される(図10〜図12参照)。
【0039】
保持ユニット56が反転されると、上述したように、ロック棒83がロックレバー122の摺動面122aに沿って摺動した後、ロック棒83がロックレバー122のロック溝122bに嵌入するが、この際、図12(a),(b)に示すように、出退棒125が解除板127の第2傾斜面127bに裏面側より当接され、解除板127がつるまきばね128の付勢力に抗して上方に回動する。しかし、この後、ホルダ10の外部への押出動作をすべく、スライド部材78が先端側へ移動された際に、出退棒125が解除板127の第2傾斜面127bから離反するため、解除板127はつるまきばね128の付勢力により図10に示す元の位置まで戻る。
【0040】
また、保持ユニット56およびスイング部54のスイング動作を行わせる場合には、図4(a)において仮想線で示すように、スライド部材78を保持ユニット56の基端位置まで移動させるとともに保持ユニット56を反転させて、第2回転規制部120によりスイング部54に対して保持ユニット56をロックさせる。そして、この状態で、ソレノイド111を駆動させてロックレバー113を回動させ、ロックレバー113のロック溝113aから一方の係合ピン72を離脱させる。この状態で、駆動モータ65をさらに駆動させることで、スイング部54の公転を規制するものがないため、スイング用遊星歯車73がスイング用太陽歯車63の周りを公転し、保持ユニット56およびスイング部54がスイング用回転軸53を中心として回転してスイング動作が行われる(図4(b)の仮想線部参照)。また、位置検知センサによりスイング動作が行われ始めたことが検知されると、ソレノイド111への通電が停止され、付勢ばね114の付勢力によりロックレバー113が元の位置まで戻され、スイング動作による反転動作が行われた時点で、他方の係合ピン72がロックレバー113のロック溝113aに係合して、ロックされる。
【0041】
このようにスイング動作を行わせるとともに、ベース駆動軸92をベース駆動モータ94により回転させてベース部52を左右に移動ささせることで、収納ボックス20とディスクドライブ装置40との間のホルダ10の搬送動作や、収納ボックス20同士間の搬送動作を行うことができる。
【0042】
また、搬送ユニット50からディスクドライブ装置40へのホルダ10の受け渡しは以下のようにして行われる。
ディスクドライブ装置40に臨む位置まで搬送ユニット50を移動させた状態で、スライド部材78とピッカーアーム51とによる押出し動作を行い、ディスクドライブ装置40のガイドレール42間の奥側までホルダ10を押出すと、図5に示すように、ホルダ10におけるディスク挟持部13の先端部に形成された被当接部17が、ディスクドライブ装置40のホルダ解放ピン41に当接し、被当接部17のテーパ面に沿ってディスク挟持部13が開かれて、ディスク1が自由に回転できる状態に開放される。したがって、この状態で、ドライブスピンドル44でディスク1を挟持して回転させることで、読書動作を支障なく行うことができる。
【0043】
なお、ドライブスピンドル44でディスク1を挟持した際に、ディスク1は、ホルダ1の周縁受け部15からも少しだけ離れるように、ドライブスピンドル44やホルダ1の引き込み位置が配設されている。また、読書動作が終了した際には、ドライブスピンドル44をディスク1から離反させ、スライド部材78とピッカーアーム51とを引き戻すことにより、ディスクドライブ装置40のホルダ解放ピン41からディスク挟持部13の被当接部17が離反し、ディスク1がディスク挟持部13により挟持されて、再度、ホルダ1に良好に保持され、この保持状態で保持ユニット56内に引き戻されることとなる。
【0044】
上記の構成によれば、1つの駆動モータ65の回転力だけで、スライド部材78およびピッカーアーム51の出退動作だけでなく、保持ユニット56の反転動作、さらには保持ユニット56およびスイング部54のスイング動作を行わせることができ、それぞれ個別に駆動モータを設けた場合に比べて、駆動モータの個数を最小限に抑えることができるとともに、この駆動モータ64を制御させるソフトウェアも最小限で済み、製造コストを低減させることができる。
【0045】
なお、上記の実施の形態においては、ホルダ10の反転機能を有する場合について述べたが、片面記録仕様のディスク1を用いる場合などには、ホルダ10の反転機能を省いてもよい。この場合には、例えば、図13に示すように、スイング枠71に保持ユニット56を直結し、スイング用遊星歯車73を、横ねじ軸79に直結した連動歯車75に噛み合わせるように構成すればよい。
【0046】
また、上記の実施の形態においては、収納ボックス20とディスクドライブ装置40とを配設し、それぞれ、収納ボックス20のホルダを取り出す開口部分やディスクドライブ装置40のディスク挿入口が、中心軸線に沿ったスイング用回転軸53に対して、180度反対側の箇所に、それぞれ臨むように配設した場合を述べたが、これに限るものではなく、例えば、90度間隔で、4箇所の収納ボックス20(一部にディスクドライブ装置40を配置する)を配置し、スイング部54(スイング枠71)に、スイング用回転軸53に対して、90度間隔で被ロック部材としての係合ピン72を設けるように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スイング用回転軸を支持するベース部と、スイング用回転軸を中心に回転するスイング部とを設け、ホルダを保持する保持ユニットをスイング部側に設け、スイング部に、スイング用回転軸を中心に公転自在なスイング用被ロック部材を複数設け、前記ベース部にスイング用ロックレバーとスイング用切換手段とを設け、前記スイング用被ロック部材は、各スイング用被ロック部材がスイング用ロックレバーに係合した際に、保持ユニットのホルダ排出箇所が各収納部とドライブ装置とに臨むように、前記スイング部に配設し、前記スイング用回転軸に、駆動モータの駆動力により回転するスイング用太陽歯車を取り付け、前記スイング部側にスイング用遊星歯車を取り付けたことで、1つの駆動モータの回転駆動力を利用して、ホルダの出退動作だけでなく、スイング部のスイング動作を行わせることができ、それぞれ個別に駆動モータを設けた場合に比べて、駆動モータの個数を最小限に抑えることができるとともに、この駆動モータを制御させるソフトウェアも最小限で済み、製造コストを低減させることができる。
【0048】
また、ホルダを保持ユニットとともに反転させる反転手段を設け、この反転手段に、反転用回転軸と、反転用被ロック部材と、反転用ロックレバーと、反転用切換手段と、反転用太陽歯車と、反転用遊星歯車とを設けることにより、さらに、同じ駆動モータの回転駆動力を利用して、ホルダの反転動作も行わせることができ、一層、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)はそれぞれ本発明の実施の形態にかかるディスク搬送装置を備えたオートチェンジャに用いるディスク搬送用のホルダの正面図で、(a)はディスクを保持していない状態を示し、(b)はディスクを保持している状態を示す。また(c)は、図1(a)のI−I線矢視端面図である。
【図2】同オートチェンジャの平面図で、筐体の上面部を取り外した状態を示す。
【図3】(a)〜(c)は同オートチェンジャの正面図、側面図、平面図である。
【図4】(a)は同オートチェンジャの搬送ユニットの側面図、(b)は駆動モータによる駆動力伝達経路ならびに第1回転規制部の要部部品を概略的に下方から見た状態を示す図である。
【図5】(a)および(b)はそれぞれ同オートチェンジャのディスクドライブ装置にホルダを挿入した状態を概略的に示す平面図であり、(a)はホルダをディスク読み出し位置よりも少し手前側まで挿入した状態を示し、(b)はホルダをディスク読み出し位置まで挿入した状態を示す。
【図6】同オートチェンジャの収納ボックスの側面断面図である。
【図7】(a)は同収納ボックスの要部拡大正面図、(b)は比較例としての収納ボックスの要部拡大正面図である。
【図8】(a)および(b)はそれぞれ同オートチェンジャの第1回転規制部のロックレバー近傍箇所を示す拡大図で、(a)がロック状態を示し、(b)は非ロック状態を示す。
【図9】同オートチェンジャの保持ユニットの要部平面断面図である。
【図10】(a)および(b)はそれぞれ同オートチェンジャの第2回転規制部のロックレバー近傍箇所の要部背面図および側面図で、ロック状態を示す。
【図11】(a)および(b)はそれぞれ同オートチェンジャの第2回転規制部のロックレバー近傍箇所の要部背面図および要部側面図で、非ロック状態を示す。
【図12】(a)および(b)はそれぞれ同オートチェンジャの解除板の動作を示す要部平面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態に係るオートチェンジャの搬送ユニットの側面図である。
【図14】従来のオートチェンジャの斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスク
2 オートチェンジャ
10 ホルダ
11 ホルダ本体
12 板ばね(付勢手段)
13 ディスク挟持部
14 被係合部
15 周縁受け部
16 係合規制突起(係合規制部)
17 被当接部
20 収納ボックス(収納部)
40 ディスクドライブ装置
41 ホルダ解放ピン
50 搬送ユニット
51 ピッカーアーム
52 ベース部
53 スイング用回転軸
54 スイング部
55 反転用回転軸
56 保持ユニット
63 スイング用太陽歯車
65 駆動モータ
72 係合ピン(スイング用被ロック部材)
71 スイング枠
73 スイング用遊星歯車
77 保持枠
78 スライド部材
79 横ねじ軸
82 反転用遊星歯車
81 反転用太陽歯車
83 ロック棒(反転用被ロック部材)
100 筐体
120 第2回転規制部
121 レバー支持軸
122 ロックレバー
122b ロック溝
123 引張ばね
125 出退棒
126 解除板支持軸
127 解除板
128 つるまきばね

Claims (2)

  1. ディスクを保持したディスク搬送用のホルダを収納する収納スペースが複数形成された収納部を、ホルダを取り出す開口部分が所定の中心軸線に臨むことが可能に、中心軸線の周囲の異なる位置に複数配置し、
    ディスクのドライブ装置を、その挿入口が前記中心軸線に臨むことが可能な位置に配置し、
    前記中心軸線に沿う方向にスイング用回転軸を配置し、
    前記スイング用回転軸を支持するベース部と、前記スイング用回転軸を中心に回転するスイング部とを設け、
    ホルダを保持自在で、スライド部材を移動させることによりホルダに対する保持ユニット内部への引き込み動作または押出し動作を行う保持ユニットを、前記スイング部側に設け、
    前記スイング部に、前記スイング用回転軸を中心に公転自在なスイング用被ロック部材を複数設け、
    前記ベース部に、このベース部に回動自在に支持されて前記スイング用被ロック部材に係脱自在のスイング用ロックレバーと、このスイング用ロックレバーを、スイング用ロックレバーがスイング用被ロック部材に係合しない位置と係合する位置とに切換可能なスイング用切換手段とを設け、
    前記スイング用被ロック部材は、各スイング用被ロック部材がスイング用ロックレバーに係合した際に、保持ユニットのホルダ排出箇所が各収納部とドライブ装置とに臨むように、前記スイング部に配設し、
    前記スイング用回転軸に、前記ベース部側に配設された駆動モータの駆動力により回転するスイング用太陽歯車を取り付け、
    前記スイング部側に、前記スイング用太陽歯車の回転力が伝達され、前記スイング用被ロック部材がロックされている時に自転して前記スライド部材を移動させる力を加える一方、前記スライド部材が移動しない姿勢であり、かつ前記スイング用被ロック部材がロックされていない時に、前記スイング用太陽歯車の周りを、前記スイング部と一体的に公転するスイング用遊星歯車を取り付けた
    ことを特徴とするディスク搬送装置。
  2. ホルダを保持ユニットとともに反転させる反転手段を設け、
    この反転手段に、
    スイング部に支持され、前記保持ユニットを反転方向に回転自在に支持する反転用回転軸と、
    前記保持ユニットに複数配設され、前記反転用回転軸を中心に公転自在な反転用被ロック部材と、
    前記スイング部に回動自在に支持され、前記反転用被ロック部材に係脱自在の反転用ロックレバーと、
    前記スイング部に取り付けられ、反転用ロックレバーを、反転用用ロックレバーが反転用被ロック部材に係合しない位置と係合する位置とに切換可能な反転用切換手段と、
    前記反転用回転軸に回転自在に取り付けられ、前記ベース部側に配設された駆動モータの駆動力により回転する反転用太陽歯車と、
    前記保持ユニットに配設され、前記反転用太陽歯車の回転力が伝達され、前記反転用被ロック部材および前記スイング用被ロック部材がロックされている時に自転して前記スライド部材を移動させる力を加える一方、前記スライド部材が移動しない姿勢であり、かつ前記反転用被ロック部材がロックされていない時に、前記反転用太陽歯車の周りを、前記保持ユニットと一体的に公転する反転用遊星歯車とを
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のディスク搬送装置。
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