JP3809366B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
電子写真方式の画像形成装置であって、詳細には定着器用加熱ヒータの電力制御を行い、最適な温度制御を実施可能とする画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機では、転写材に感光体ドラムによりトナー画像を転写し、その後サーミスタ等による温度センサを用いた定着用加熱ローラにより加熱・加圧処理を施すことで画像形成を行っている。画像形成装置は、初期の電源投入状態あるいは、余熱、節電モードから、画像形成可能になるまでの時間を短縮させることが、ユーザの使い勝手を考慮すると非常に重要な課題である。
【0003】
画像形成装置の立ち上げ時間を左右する項目としては、定着用加熱ローラの温度を既定の温度に到達させることが最も重要であり、そのため、定着用加熱ローラ内に配置するヒータを、画像形成装置の立ち上げ用と、その後の温度制御用に分けた複数のヒータを用いるか、または、高度な電力制御を実施することで対応する構成をとるのが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来例では、複数のヒータを用いることによる大幅なコストアップを招くことに加え、複数のヒータを加熱ローラ内に配置するため、加熱ローラの大型化が必要となっていた。また、ヒータは一般に、画像形成装置を稼動させるための商用電源をそのまま用いるため、この商用電源から電力制御を実施し、ヒータへの供給電力を制御させる構成を実施すると、高額な電力制御回路の採用が必要となり、装置のコストアップのみならず、電力制御回路の追加に伴う装置の大型化を招くと言った問題があった。
【0005】
本発明は、上述の事情に鑑みて成されたもので、初期の電源投入状態あるいは、余熱、節電モードから、画像形成可能になるまでの時間を短縮し、画像形成時以外に必要なヒータを用いることによる大幅なコストアップや、加熱ローラ(ヒートローラ)の大型化、及び高額な電力制御回路を採用することなく、ウォームアップ時間の短縮と共に、最適な温度調整を実施する温度調整手段を制御可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0007】
(1)定着器により加熱・加圧を施されることで転写材上に画像を形成する画像形成装置において、
前記定着器に具備された上下ローラと、
前記上下ローラを加熱するための上下各ヒータと、
前記上下ローラの温度を検出するローラ温度検出手段と、
前記上下各ヒータに一定電力を供給するヒータ駆動手段と、
前記ローラ温度検出手段によって検出された温度信号に基づいて、前記上下各ヒータを前記ヒータ駆動手段を用いて制御するヒータ制御手段と、
前記ヒータ制御手段によって、前記上下ローラの温度が規定温度になるように温度調整を行うローラ温度調整手段と、を有し、
前記ヒータ駆動手段は、前記上下各ヒータ商用電源からの電力の供給を制御し、前記上下各ヒータに前記一定電力を供給する為に前記ローラ温度調整手段が商用電源の予め決められた複数サイクルを1ピリオドとし、前記1ピリオドの区間において予め決められた第1サイクル数を前記上下ヒータの一方に、前記1ピリオドの区間から前記第1サイクル数を除いた第2サイクル数を前記上下ヒータの他方に供給し、前記上下各ヒータに前記一定電力を分配した各分配電力を時分割に給電する第1の給電モードと、
前記上下各ヒータの両方に対して前記1ピリオドの区間に相当する前記一定電力を同時に給電する第2の給電モードと、
前記上下各ヒータの一方に対して前記1ピリオドの区間に相当する前記一定電力を個別に給電する第3の給電モードと、を有し、
前記加熱、加圧定着器の温度が低い初期加熱時は、前記第2の給電モードを実施し、
前記上下ローラの温度が前記規定温度に達した後、前記上下ローラの一方の温度が前記規定温度より低下したことに応じて、前記第3の給電モードを実施し、
前記上下ローラの温度が前記規定温度に達した後、前記上下ローラの温度に前記規定温度より低下したことに応じて、前記第1の給電モードを実施することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記第1サイクルと前記第2サイクルは、前記上下ローラの温度調整目標温度の設定値が異なる場合に、前記上下各ヒータに対し互いに異なった値に設定して、給電割合を制御することを特徴とする前記(1)記載の画像形成装置。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る画像形成装置の例としての複写機(デジタル画像形成装置)の要部構成を示す縦断側面図、図2は、図1に示す複写機の制御システムの構成例を示すブロック図、図3は、図1に示す複写機のプリンタ部制御系及び定着ユニットの一例を示すブロック図、図4は、図3に示す定着ユニットのオイル塗布系の要部構成例を示す断面図、図5は、図2に示すシステムコントローラ内のゼロクロス検知回路の構成例を示す説明図、図6は、実施例における定着ユニットのヒータ制御部の構成例を示すブロック図、図7は、実施例における2つのヒータに給電する際の電圧波形の位相角を示す説明図、図8は、実施例における加熱ローラの温度に対するヒータの駆動信号とその電力の関係を示す説明図、図9は、実施例における各ヒータの駆動を制御する制御動作手順を示すフローチャート、(a)はメインルーチン、(b)はウォームアップシーケンス、(c)はウォームアップ時以外に実施される温度調整シーケンスである。
【0016】
(実施例1)
以下、図面を参照して、本発明に係る実施例を詳細に説明する。
【0017】
図1に、本発明に係わる画像形成装置の一例としての複写機(デジタル画像形成装置)の要部構成を示す。
【0018】
まず、同図を参照してその構成及び動作を説明する。
【0019】
同図の画像形成装置は、装置本体上部にリーダ部1を、また下部にプリンタ部2を備えている。
【0020】
リーダ部1は、原稿が載置される原稿台11、載置された原稿を上方から押圧する原稿圧板12、原稿の画像面を照射する光源13、画像面からの反射光を導く複数のミラー14とレンズ15、反射光をCCDにより光電変換を行い、得られた電気信号に対して種々の画像処理を行う画像処理/光電変換部16を主要構成部材として構成される。更に画像処理部16は図示しないCCD、A/D変換、S/H、シェーディング補正、マスキング補正、変倍、LOG変換等の画像処理機能を有している。
【0021】
上述の構成におけるリーダ部1の動作は次の通りである。
【0022】
原稿台11上に原稿を、その画像面が下方を向くようにして載置し、その上から原稿圧板12で押さえる。光源13は、光を照射しながら矢印K1方向(図面上にて右方向)に移動し、原稿の画像面を走査する。画像面からの反射光像は、複数のミラー14及びレンズ15を介して、CCD上に結像され、ここで電気信号に光電変換される。電気信号となった画像信号は、画像処理部16において、種々の画像処理が施された後、次のプリンタ部2に送出される。
【0023】
プリンタ部2は、図1に示すように、リーダ部1より送出されてきた電気信号を、レーザを駆動するための信号に変換する画像制御部(またはレーザ駆動部)17、レーザ素子18、後述の感光ドラム表面をレーザ光によって走査するポリゴンスキャナ19、及び後述する感光ドラムを含む画像形成部、そして最下流側に配設された定着ユニット39を主要構成部材として構成されている。
【0024】
また、上述の画像形成部は、矢印方向に回転自在に支持された感光ドラム30、その周辺にその回転方向に沿ってほぼ順に配設された、感光ドラム30表面を一様に帯電する一次帯電器31、感光ドラム30上の静電潜像を現像する現像器20、感光ドラム30上のトナー像を転写材Pに転写する転写帯電器35、感光ドラム30の転写残トナーを除去するクリーナ34、クリーナブレード34a、除電を行う補助帯電器33、そして残留電荷を除去する前露光ランプ32とを備えている。
【0025】
更に、現像器20には現像ローラ20aが配設され、現像ローラ20aが感光ドラム30と反対方向に回転することにより、感光ドラム30上にトナー像を現像する構成をとっている。
【0026】
こうしてトナー像が転写された転写材Pは、定着前ベルト38によって定着ユニット39に搬送され、ここで定着ローラ39a、39bが回転して転写材Pを搬送することにより加圧され、加熱・加圧を受けて表面のトナー像が定着される。最終的に、定着後の転写材Pは定着後搬送ベルト42を介して、装置本体外部にある排紙トレー41に排出されることになる。
【0027】
転写材Pの給搬送を行う給搬送部は、転写材Pの搬送路を有し、その転写材Pの搬送方向についての最上流側に、給紙カセット36、37、給紙ローラ36a、37a、搬送ローラ36b、37b等を有する用紙送り装置を備えている。
【0028】
この用紙送り装置のほかに、マルチ用紙送り装置43が設けられている。このマルチ用紙送り装置43からは、その紙送りパスがストレートであることから、画像形成部に対して、材質、大きさ等の性状の異なる種々の転写材Pを供給することができる。
【0029】
次に、図2に本装置の制御システムのブロック図を示す。
【0030】
本装置は全て、システムコントローラ71によって統括的にコントロールされる。システムコントローラ71は、主に本装置内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析及び前述した画像処理部16、レーザ駆動部17に加えて、操作部102、即ちユーザインターフェースとのデータの交換の役割を担っている。
【0031】
システムコントローラ71の内部構成は、上述した役割を担うために、CPU71aが搭載されており、CPU71aは、同様にシステムコントローラ71に搭載されたROM71bに格納されたプログラムによって、予め決められた画像形成シーケンスに纏わる様々なシーケンスを実行する。また、その際、一次的または恒久的に保存することが必要な書替え可能なデータを格納するために、RAM71cも搭載されている。RAM71cには、例えば後述する高圧制御部105への高圧設定値、後述する各種データ、操作部102からの画像形成指令情報などが保存されることになる。
【0032】
システムコントローラ71の第1の役割である画像処理部16、画像制御部(レーザ駆動部)17、操作部102とのデータ交換について説明する。
【0033】
画像処理部16は、前述したように、図示しないCCDからの画像信号をA/D変換、S/H、シェーディング補正、マスキング補正、変倍、LOG変換等の画像処理を実施している。これらの画像処理に必要な各部の仕様設定値データを送出することに加えて、各部からの信号、例えば原稿画像濃度信号などを受信して、後述する高圧制御部105や画像制御部17を制御して最適な画像形成を行うための設定を行う。
【0034】
画像制御部17は、画像形成するための画像サイズの規定と、画像処理されたデジタルのビデオデータに基づいて、最適にレーザをコントロールする、即ち、本装置ではレーザ発光をPWM処理するために必要な設定を行っている。
【0035】
操作部102は、ユーザにより設定された複写倍率、濃度設定値などの情報を得ることに加えて、画像形成装置の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等をユーザに示すためのデータを送出している。
【0036】
次に、第2の役割である装置内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析について説明する。
【0037】
本装置は、装置内部の各所にモータ、クラッチ/ソレノイド等のDC負荷及び、フォトインターラプターやマイクロスイッチ等のセンサが配置されている。つまり、モータの駆動や各DC負荷を適宜駆動させることで、転写材の搬送や各ユニットの駆動を行っており、その動作を監視しているものが各種センサである。
【0038】
そこで、システムコントローラ71は、各種のセンサ類信号処理部109からの信号を基に、モータ制御部107により各モータをコントロールさせると同時に、DC負荷制御部108により、クラッチ/ソレノイドを動作させて画像形成動作を円滑に進めている。また、高圧制御部105に各種高圧制御信号を送出することで、高圧ユニット106を構成する各種帯電器である一次帯電器31、補助帯電器33、転写帯電器35、現像ローラ20aに適切な高圧を印可させている。
【0039】
更に、前述した定着ユニット39内の定着ローラ39a、39bには、それぞれローラを加熱するためのヒータ39c、39dが内蔵されており、更に、定着ローラに塗付するためのオイルを加熱するオイルヒータ40bも内蔵されており、その各ヒータはヒータ制御部45によってON/OFF制御されている。またこの際、各定着ローラ39a、39bにはその温度を測定するための定着サーミスタ39e、39f、オイルヒータ40aにもその温度を測定するためのオイルサーミスタ40cが設けられ、A/Dコンバータ103によって、定着ローラ39a、39b、およびオイルヒータ40aの温度変化に応じた各サーミスタの抵抗値変化を電圧値に変換した後、デジタル値としてシステムコントローラ71に入力される。この温度データを基に、前述のヒータ制御部45を制御することになる。
【0040】
システムコントローラ71には、商用電源3の電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検知回路71eを具備し、ローラを加熱するための定着ヒータ39c、39dに通電する電力を制御するためのトリガ信号を生成している。
【0041】
次に、図3に、上述の画像形成装置におけるプリンタ部制御系及び定着ユニットのブロック図を示す。
【0042】
このブロック図は、転写材Pへの画像形成及び最適な画像定着を行うための構成を示している。
【0043】
システムコントローラ71は、画像形成装置の各種制御を行うものであり、内部のCPU71aによって統括的に制御を行う。同図中72はリーダ部1の一部を構成する画像入力部、16は画像処理部、17は画像データに基づき半導体レーザを変調駆動するレーザ駆動部(画像制御部)、そして18はレーザ駆動部17によって駆動される半導体レーザ(レーザ素子)である。
【0044】
また、30は半導体レーザ18の出力光により静電潜像が形成される感光ドラム、20は感光ドラム30上の潜像に応じた現像を行う現像器、そして35は感光ドラム30上のトナー像を転写材Pに転写する転写帯電器である。
【0045】
更に、39は転写材P上のトナー像を加熱・加圧して定着させる定着ユニットである。
【0046】
次いで、図3のブロック図を参照して前述構成の画像形成装置における定着ユニットまわりを説明する。
【0047】
定着ローラは加熱ローラ39a、39bで構成され、加熱ローラ39a、39b内部には上記ローラを加熱するためのハロゲンヒータ39c、39dが具備されており、上述したように、システムコントローラ71により、ヒータ制御部45を介して各ヒータのON/OFF制御に加えて、ヒータに給電する位相の制御が行われる。ハロゲンヒータ39c、39dへの給電電力は、後述する位相制御を実施するために、本装置ではそれぞれ同一電力の500Wに設定し、定着性を確保出来る構成としている。また、各ヒータのON/OFFは、加熱ローラ39a、39bに接する形で取り付けられた温度モニタ用の定着サーミスタ39e、39fによって測定された温度に基づいて、規定温度となるように制御される。
【0048】
更に、定着ユニット39には、加熱ローラ39aと転写材Pとの離型性向上を目的としたシリコンオイル塗付が実施されるが、そのオイル塗付ユニットが40である。オイル塗付ユニット40は、オイルを溜めておくためのオイルパン40e、オイルの粘度を一定に保つためのオイル温度調整用のオイルヒータ40bとオイルヒータの熱を上記シリコンオイルに伝達させるためのヒータ取り付け板金40a、上記オイルヒータの温度を測定するためのオイルサーミスタ40c、適量のオイルを上側定着ローラに塗付するためのオイル塗付ローラ40dで構成されている。
【0049】
オイルヒータ40bも定着ローラの温度制御と同様に、システムコントローラ71により、ヒータ制御部45を介して各ヒータのON/OFF制御が行われる。ヒータのON/OFFは、オイルヒータ40bに取り付けられた温度モニタ用のオイルサーミスタ40cによって測定された温度に基づいて、規定温度となるように制御される。ヒータ制御部45には、上述した各ヒータに一次側電力を供給するための一次電源44が接続され、ヒータ制御部45内部のSSRによって、給電のON/OFFが実施される。また、各サーミスタからの信号は、ヒータ制御部45を介して直接システムコントローラ71に入力されると同時に、ヒータ制御部45内部で各サーミスタの異状検知を行い、サーミスタの断線や異常温度検知等により異状出力を検出し、システムコントローラ71へ、その旨の信号を出力するような構成になっている。
【0050】
図4を用いて定着ユニット39内部のオイル塗布ユニット40の詳細を説明する。
【0051】
オイル塗布ユニット40は、前述したようにオイルヒータ取り付け板金40a、オイルヒータ40b、オイル塗布ローラ40d、オイルパン40eに加え、2つのオイル温度モニタ用サーミスタ40c−1、40c−2で構成されている。
【0052】
オイルパン40eにはシリコンオイルが図中破線(オイル液面)まで満たされており、オイル塗布ローラ40dの下から図中矢印の方向にローラが回転することで、加熱ローラ39aに適量のオイルを塗布する構成になっている。また、オイルヒータ取り付け板金40aは、その下部がシリコンオイル中に浸される形で設置され、オイルに浸せれない部分にオイルヒータ40bが取り付けられている。これは、耐オイル性の高価なヒータを使用することなく、比較的安価なヒータによってオイルを加熱させるためであって、オイル加熱はヒータ取り付け板金40aを介して間接的に実施される。オイルの温度を検出する手段としては、オイルに浸してオイルの温度を直接的に検出するオイル温度検出用サーミスタ40c−2に加えて、オイルヒータの温度をも検出するオイルヒータ温度検出用サーミスタ40c−1を用いている。
【0053】
次に、図6を用いて、ヒータ制御部45の内部構成を詳細に説明する。
【0054】
ヒータ制御部45は、前述したように、各ヒータのON/OFF制御を担っており、ヒータに供給される一次電源は、電力供給線s40i、s40j、s40kによって、それぞれ、上側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39c、下側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39d、オイルヒータ40bと接続され、そのON/OFFはSSR(ソリッドステートリレー)45a,45b,45cによってそれぞれ実施される。
【0055】
本装置は、上下加熱ローラが既定温度に達するまでのウォームアップ時の各ヒータ駆動制御と、ウォームアップ終了後の各ヒータの駆動制御で、その方法を変更している。特に後者で、上下両ヒータに同時に給電させる状況が発生した場合は、後述するゼロクロス検知回路71eからの信号を基に、上側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39c及び、下側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39dへの給電を、商用電源の2サイクルを1ピリオドとして、各々のヒータに対して、時分割で1サイクルづつ給電する方式を用いている。
【0056】
上記動作を、図7を用いて説明する。図7(a)は、上側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39cに電力を供給する際の、電圧波形を示している。ハロゲンヒータ39cへの電力の供給は、ゼロクロス検知回路71eのゼロクロス検知信号を基に、システムコントローラ71によって、2サイクルを1ピリオドとした、前半の1サイクルに相当する区間のみ実施される。この時、SSR45aを1ピリオド中の、前半の1サイクルのみONさせることによって、1ピリオド中で、図中太線と細線の周期にて電力が供給される。また、図7(b)は、下側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39dに電力を供給する際の、電圧波形を示している。ハロゲンヒータ39dへの電力の供給は、ゼロクロス検知回路71eのゼロクロス検知信号を基に、システムコントローラ71によって、2サイクルを1ピリオドとした、後半の1サイクルに相当する区間のみ実施される。この時、SSR45bを1ピリオド中の、後半の1サイクルのみONさせることによって、1ピリオド中で、図中太線と細線の周期にて電力が供給される。前述したように、各々500Wの同一電力に設定しているため、上側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39cへの給電と、下側加熱ローラ用ハロゲンヒータ39dへの給電を各々商用電源の2サイクルを1ピリオドとした、前半1サイクルと後半1サイクルに分けて給電するため、見かけ上、各々のヒータに対して1/2の電力を供給することが可能となる。このことは、ヒータへの電力供給を容易に制御出来ることから、後述する、本装置の電力マネージメントに貢献している。
【0057】
SSRを制御するための信号はシステムコントローラ71から送られる。制御線s40m、s40oはそれぞれ、SSR45a、45bのON/OFを制御し、制御線s40pはSSR45cのON/OFFを制御している。またSSR45a、45b、45cからは、SSRが実際に一次電源の導通を行っているか否かの状態信号が出力され、導通されている場合には“H”、非導通の場合には“L”が出力される。そこで、上記状態信号をSSR異常検出回路45e,45f,45gにそれぞれ入力し、システムコントローラ71からのSSRの制御信号(“H”でON、“L”でOFF)とを比較することで、システムコントローラ71からの制御信号と、状態信号との間で不具合が発生した場合、例えば、システムコントローラ71からOFF信号を出力しているにも拘らず、SSRが導通状態の場合は、SSRの異常が検出される。この異常検出信号は、それぞれの検出信号出力とAND回路45hでAND動作され、どれか一つでも不具合が発生している場合にはSSRへの給電を停止させる。また、システムコントローラ71からは、SSRへの給電を強制的に停止させる制御線s40qも接続され、合わせて入力されている。この際、SSRと給電もとの一次側電源との間にはリレー45dが設けられており、異常時には45hの出力によってトランジスタ45iがOFFされ、その結果リレー45dをOFFすることで、給電を停止させる構成となっている。また、各サーミスタ39e、39f、40c−1、40c−2は、信号線s40a、s40b、s40c、s40dによって異常温度検出回路45jに接続され、温度に対する抵抗値の変化を電圧の変化として検出するために、抵抗Rにてそれぞれプルアップされる。更に電圧に変換された温度値は、A/D103に送られた後、システムコントローラ71によってそのデータが処理されると同時に、異常温度検出回路45jによって、規定電圧と比較され、信号線s40e、s40f、s40g、s40hによって、その結果もシステムコントローラ71に送られる。これは、各サーミスタによる検出温度が規定温度(温度調整温度を大きく逸脱した温度)以上になった場合、サーミスタに何らかの異常が発生したものとし、それをシステムコントローラ71に知らせる目的のためである。図中45jが異常温度検出回路であり、各サーミスタによって固有の設定電圧と比較するように構成されている。
【0058】
次に、図5を用いて、商用電源のゼロクロスを検出する構成を説明する。
【0059】
図5は、ゼロクロス検知71eの内部構成を示している。商用電源3はダイオードブリッジ110によって全波整流され、抵抗112を介してフォトカプラ111を駆動している。フォトカプラ111のLED側には、全波整流された商用電源の電流が流れ、LEDは全波整流の脈流で発光、即ち、商用電源の電圧が0V近傍ではほとんど発光しない様に構成されている。その結果、フォトカプラ111のトランジスタ側では、コレクタが5Vでプルアップされているため、商用電源3の電圧がゼロクロス近傍では“H”、その他は“L”を出力し、ゼロクロスのタイミングをシステムコントローラ71内のCPU71aに通知する構成になっている。SSRなどでヒータへの給電を制御する場合、このゼロクロスタイミングでON/OFFを実施することが最も望ましい。これは、ゼロクロスタイミングを逸脱したタイミングでON/OFFを実施した場合、負荷に対する活電状態でのON/OFFを行うことになり、商用電源ラインに発生させる電源高調波電流の発生や端子雑音などのラジオノイズの発生につながる為である。そこで、本装置では、ゼロクロスタイミングを検出し、このタイミングで、全てのヒータの給電タイミングを制御している。
【0060】
次に図8を用いて本装置における最適な加熱ローラ39a、39bの温度制御を行うための、ハロゲンヒータ39c、39dの制御方法に関して説明する。
【0061】
図中(a)、(b)は、上側加熱ローラ及び下側加熱ローラのウォームアップ期間と、その後の画像形成スタンバイ状態及び画像形成中の温度変位を表している。また、(c)〜(d)は、上記各々のローラ内に配置されたハロゲンヒータを駆動するためのSSRの駆動タイミングを示している。各SSRの動作に対応した各ハロゲンヒータへの電力の供給は、前述した様に、各々のヒータに対して、時分割での給電と通常の給電の2つのモードを有し、後述する各タイミングで適切に制御される。(e)は、各々のヒータに電力が供給された場合の、総合電力の推移を示している。上側加熱ローラの温度調整目標温度をTsu、下側加熱ローラの温度調整目標温度をTslと設定し、各々のローラが上記目標温度になるようにヒータの駆動制御を実施している。
【0062】
本装置では、各目標温度を180℃とし、同一の温度になるように制御している。上下各ローラのウォームアップ期間中(▲1▼、▲1▼′まで)は、2つのSSR45a、45bを、全てONさせ、上下500W×2=1kWの電力を供給してローラを加熱する。一般に、ウォームアップ中は、画像形成装置内のヒータ以外の負荷は、殆ど稼動していないことから、画像形成中に比べて大きな電力を供給することが可能となる。本装置は、例えば、100V、15A機であることから、ウォームアップ中に1KWの電力を供給した場合、その他の負荷による消費電力は、500Wまで許容されることになる。ウォームアップ期間が終了すると、画像形成スタンバイ状態になり、いつでも画像形成が可能状態になる。即ち、ここからは、各負荷が稼動開始するため、画像形成に必要な電力は増加して、ヒータへの電力配分を低く抑える必要が発生する。本装置では、何れか片方のヒータに電力が供給されていない場合、他の一方のヒータには500Wの電力を供給し(▲2▼〜▲2▼′、▲3▼〜▲3▼′、▲4▼〜▲5▼等の期間)、両方に同時に電力を供給する必要性が発生した場合には、前述の時分割給電を実施している。即ち、上側加熱ローラ用ヒータには、1ピリオド中の前半1サイクルのみを給電し、下側加熱ローラ用ヒータには、1ピリオド中の後半1サイクルのみを給電するピリオドを繰り返すことで電力の供給を実施している(▲2▼′〜▲3▼、▲6▼〜▲7▼等の期間)。以上の様に、各々のSSRを最適に制御することにより、ウォームアップ時は1KW、画像形成時は500Wの電力をヒータに供給し、見かけ上、1種類のヒータで、2種類の熱量を供給できる構成にしている。即ち、各ヒータは、500Wと250Wの電力を切り替えることに相当する。本装置は、上記250W相当の電力で、画像を定着させるのに十分な電力になるように構成されている。つまり、現像された転写材が、連続して加熱ローラに到達した場合でも、最適な定着が実施できるように構成されている。
【0063】
以上で説明してきた動作を、図9のフローチャートを用いて具体的に説明する。
【0064】
図9(a)は、加熱ローラ39a、39bの温度制御を行うためのメインルーチンを示す図である。本ルーチンは、温度制御を実施するインターバルに相当する40mS毎に実施される。これは、50Hzの商用電源の2サイクルを1ピリオドとして制御するため、そのピリオドに対応した間隔が設定されている。
【0065】
温度制御が開始されると(ステップS101)、ウォームアップ状態であるか否かを判定するフラグ“S”をリセットする(ステップS102)。その後、フラグ“S”を確認し(ステップS103)、フラグ“S”がセットされている場合には、ウォームアップが終了したと判断し、温度調整シーケンスのサブルーチンを実行する(ステップS104)。また、フラグ“S”がリセットされている場合には、ウォームアップが終了していないと判断し、ウォームアップシーケンスのサブルーチンを実行する(ステップS105)。
【0066】
図9(b)は、上述した加熱ローラ39a、39bの温度制御を行うためのメインルーチン内で呼び出されるウォームアップシーケンスを示す図である。
【0067】
シーケンスが呼び出されると(ステップS201)、まず、加熱ローラ39a、39bの温度を測定する(ステップS202)。そして、上側加熱ローラ39aの温度Tuが、上側加熱ローラの温度調整目標温度Tsuに達しているか否かを判定し(ステップS203)、温度が達していない場合には、上側加熱ローラ内のハロゲンヒータを全波で駆動するため、SSR45aをONさせる(ステップS204)。また、温度が達している場合には、SSR45aをOFFさせ、ヒータへの給電を停止させる(ステップS209)。次に、下側加熱ローラ39bの温度Tlが、下側加熱ローラの温度調整目標温度Tslに達しているか否かを判定し(ステップS205)、温度が達していない場合には、下側加熱ローラ内のハロゲンヒータを駆動するため、SSR45bをONさせる(ステップS206)。
【0068】
また、温度が達している場合には、SSR45bをOFFさせ、ヒータへの給電を停止させる(ステップS210)。更に、各々のローラが、共に温度調整目標温度に達している場合には、ウォームアップが終了したものと判断し、フラグ“S”をセットした後(ステップS207)、本シーケンスを終了させる(ステップS208)。
【0069】
図9(c)は、上述した加熱ローラ39a、39bの温度制御を行うためのメインルーチン内で呼び出される、ウォームアップ時以外に実施される温度調整シーケンスを示す図である。
【0070】
シーケンスが呼び出されると(ステップS301)、まず、加熱ローラ(ヒートローラ)39a、39bの温度を測定する(ステップS302)。そして、上側加熱ローラ39aの温度Tuが、上側加熱ローラの温度調整目標温度Tsuに達しているか否かを判定し(ステップS303)、温度が達していない場合には下側加熱ローラ39bの温度Tlが、下側加熱ローラの温度調整目標温度Tslに達しているか否かを判定し(ステップS304)、温度が達していない場合には、上側加熱ローラ39a及び下側加熱ローラ39b内に配置された双方のハロゲンヒータを駆動させる。この際、前述した理由により、上側加熱ローラ39a内のヒータを前半の1サイクル、下側加熱ローラ39b内のヒータを後半の1サイクルの各々の期間のみ給電すべく、SSR45a、45bを制御させる(ステップS305)。
【0071】
ステップS304にて温度が達していると判定された場合には、上側のヒータのみを駆動すべく、SSR45aを1ピリオド(2サイクル期間)ONさせ、SR45bをOFFさせる(ステップS306)。また、ステップS303にて、上側のローラ温度Tuが上側加熱ローラの温度調整目標温度Tsuに達していると判定された場合には、下側加熱ローラ39bの温度Tlが、下側加熱ローラの温度調整目標温度Tslに達しているか否かを判定し(ステップS307)、達していないと判定された場合には、下側のヒータのみを駆動すべく、SSR45aをOFFさせ、SR45bを1ピリオド(2サイクル期間)ONさせる(ステップS308)。一方、ステップS307にて、温度が達していると判定された場合には、上下加熱ローラともに温度調整目標温度に達していることから、SSR45a、45bの全てのSSRをOFFさせ、双方のヒータの給電を停止させる様に制御する(ステップS309)。
【0072】
以上のように、上下各加熱ローラ内のヒータを、1ピリオド区間に分けてON/OFF制御を行うことに加えて、各々のヒータを時分割に給電制御を行うことにより、上下2つのヒータのみを用いているのみにも拘らず、画像形成装置のウォームアップ時の時間の大幅な短縮を可能にすると共に、画像形成時の消費電力の増加を容易に防止できる制御を実現している。
【0073】
(他の実施例)
実施例1において、ヒータの同時駆動時に1サイクル単位で給電制御しているが、これを2サイクル以上にして実施することも可能である。例えば、4サイクルを1ピリオドとして、上下ヒータを同時に給電せしめる場合、上側のヒータに2サイクル給電した後、下側のヒータに2サイクル給電しても同様の効果を得ることは可能である。また、上下ローラで必要熱量が異なる場合、例えば、上下ローラで温度調整目標温度の設定値が異なり、上ローラを下ローラより高温で温度調整する必要性がある場合などは、上下ヒータに給電するサイクル数を異なった値にすることも可能である。その際、例えば、5サイクルを1ピリオドとした場合、温度調整シーケンスを実施する間隔を5サイクルに対応した100mSとし、上ヒータに3サイクル給電した後に、下ヒータに2サイクル給電するなど、上記給電比率を予めずらして設定することで、上下ローラで温度調整目標温度の設定値が異なる場合や、上下ローラで放熱される熱量が異なる場合にも同様の効果を得ることは可能である。
【0074】
また、実施例1において、1つのヒータのみを給電する際に、その給電区間を1ピリオド全てのサイクルに対して行っているが、予め決められた割合のみのサイクルを給電する様に制御を実施しても同様の効果を得ることが可能である。この場合、1つのヒータに給電する際の割合を、例えば、50%〜100%に適宜変更することで、電力量を50%〜100%まで変化させて給電できることになり、更に高精度な温度調整を実施することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、初期の電源投入状態あるいは、余熱、節電モードから、画像形成可能になるまでの時間を短縮し、画像形成時以外に必要なヒータを用いることによる大幅なコストアップや、加熱ローラ(ヒートローラ)の大型化、及び高額な電力制御回路を採用することなく、ウォームアップ時間の短縮と共に、最適な温度調整を実施する温度調整手段を制御可能とする画像形成装置を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の例としての複写機(デジタル画像形成装置)の要部構成を示す縦断側面図
【図2】 図1に示す複写機の制御システムの構成例を示すブロック図
【図3】 図1に示す複写機のプリンタ部制御系及び定着ユニットの一例を示すブロック図
【図4】 図3に示す定着ユニットのオイル塗布系の要部構成例を示す断面図
【図5】 図2に示すシステムコントローラ内のゼロクロス検知回路の構成例を示す説明図
【図6】 実施例における定着ユニットのヒータ制御部の構成例を示すブロック図
【図7】 実施例における2つのヒータに給電する際の電圧波形の位相角を示す説明図
【図8】 実施例における加熱ローラの温度に対するヒータの駆動信号とその電力の関係を示す説明図
【図9】 実施例における各ヒータの駆動を制御する制御動作手順を示すフローチャート、(a)はメインルーチン、(b)はウォームアップシーケンス、(c)はウォームアップ時以外に実施される温度調整シーケンス
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 商用電源
11 原稿台
12 原稿圧板
13 光源
14 ミラー
15 レンズ
16 画像処理部
17 画像制御部(または、レーザ駆動部)
18 レーザ素子
19 ポリゴンスキャナ
20 現像器
30 感光ドラム
31 一次帯電器
32 前露光ランプ
33 補助帯電器
34 クリーナ
35 転写帯電器
36、37 給紙カセット
38 定着前ベルト
39 定着ユニット
41 排紙トレー
42 後搬送ベルト
43 マルチ用紙送り装置
45 ヒータ制御部
71 システムコントローラ
102 操作部
103 A/Dコンバータ
105 高圧制御部
107 モータ制御部
108 DC負荷制御部
109 センサ類信号処理部

Claims (2)

  1. 定着器により加熱・加圧を施されることで転写材上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記定着器に具備された上下ローラと、
    前記上下ローラを加熱するための上下各ヒータと、
    前記上下ローラの温度を検出するローラ温度検出手段と、
    前記上下各ヒータに一定電力を供給するヒータ駆動手段と、
    前記ローラ温度検出手段によって検出された温度信号に基づいて、前記上下各ヒータを前記ヒータ駆動手段を用いて制御するヒータ制御手段と、
    前記ヒータ制御手段によって、前記上下ローラの温度が規定温度になるように温度調整を行うローラ温度調整手段と、を有し、
    前記ヒータ駆動手段は、前記上下各ヒータ商用電源からの電力の供給を制御し、前記上下各ヒータに前記一定電力を供給する為に前記ローラ温度調整手段が商用電源の予め決められた複数サイクルを1ピリオドとし、前記1ピリオドの区間において予め決められた第1サイクル数を前記上下ヒータの一方に、前記1ピリオドの区間から前記第1サイクル数を除いた第2サイクル数を前記上下ヒータの他方に供給し、前記上下各ヒータに前記一定電力を分配した各分配電力を時分割に給電する第1の給電モードと、
    前記上下各ヒータの両方に対して前記1ピリオドの区間に相当する前記一定電力を同時に給電する第2の給電モードと、
    前記上下各ヒータの一方に対して前記1ピリオドの区間に相当する前記一定電力を個別に給電する第3の給電モードと、を有し、
    前記加熱、加圧定着器の温度が低い初期加熱時は、前記第2の給電モードを実施し、
    前記上下ローラの温度が前記規定温度に達した後、前記上下ローラの一方の温度が前記規定温度より低下したことに応じて、前記第3の給電モードを実施し、
    前記上下ローラの温度が前記規定温度に達した後、前記上下ローラの温度に前記規定温度より低下したことに応じて、前記第1の給電モードを実施することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1サイクルと前記第2サイクルは、前記上下ローラの温度調整目標温度の設定値が異なる場合に、前記上下各ヒータに対し互いに異なった値に設定して、給電割合を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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