JP3808969B2 - 深型レンジフードファン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃ガスの捕獲空間が深い深型レンジフードファン、更に詳しくは深型レンジフードファンに設置された縦型の送風機に廃ガスを導く流路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンジフードファン業界では廃ガスの捕獲空間が浅い平型レンジフードファンを除くレンジフードファンを一般的に深型と呼称している。
このレンジフードファンは縦型の送風機を収容するフードにおけるグリスフィルター上流側の廃ガス(燃焼ガス、臭気、熱気等)捕獲空間を広げ、それによって廃ガスの室内への漏れを可及的防止して廃ガスを屋外に効率良く排気することができるようになっている。
深型レンジフードファンはグリスフィルターを備えた縦型の送風機をフードに設置するタイプ、フード下側に仕切板を設け、その仕切板先端と天板とに設けたフィルター枠とでグリスフィルターを支承し、そのグリスフィルターの背後に縦型の送風機を設置するタイプが主流を占めており、どちらにしても廃ガス捕獲空間を囲繞するフード内面への油脂分等の付着がグリスフィルターと共に最も激しくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、深型レンジフードファンは上方空間を大きく占有するように天井方向に延びた態様をもって設置されている関係で、前記廃ガス捕獲空間も自ずと高所に位置することになり、付着する油脂分等の拭き取りが面倒であった。
ことに背が低い婦女子にあってはそれが助長され、椅子等を使用して清掃したりすると、横倒して怪我をする危険性もあった。
また、フードを製作する時にはフランジ等を必要縁に折曲形成した天板、両側板、後板を各々別パーツとして成形し、フランジ同士やフランジと対応する面部とをスポット溶接やネジ等で固定して平面視コ型状の函体を形成し、その函体の上方開放部を天板で閉塞し、前方開放部を前板で着脱可能に被蓋して組み立てられるが、両側板、後板、前板、天板等の製作精度、面精度等の関係でフランジ同士の接合部やフランジと面部との接合部、更には函体と前板との取合部に汚物が進入して付着させる微小な合わせ目(隙間)が形成され、この微小な隙間にこぶり着く油脂分等の汚れの拭き取りをより面倒で不完全なものにする。
これを未然に防止するためには平型レンジフードファンでも見受けられるようにフードの開口部をグリスフィルターを備えた着脱可能なフードカバーで被蓋することが提案される。
しかし、単にフードカバーを設けても廃ガスの捕獲機能を損なうことになるし、グリスフィルターを通過してフード内に少しずつ付着する汚れの拭き取りがフード内の広範囲に亘ってしまい、逆に清掃性を悪くするし、グリスフィルターと送風機の吸気口との間に空気の通過を急拡大しその後急収縮するチャンバー部を形成して、この急拡大・急収縮で大きな圧力損失と共に大きな流路抵抗を生じさせ、これが必要排気量の確保を不可能にしたり、騒音の原因になる等、種々の問題を残置してしまう。
【0004】
本発明は、従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は最も汚れが激しい廃ガス捕獲空間の清掃が日々の家庭内清掃時に安全且つ容易に行え、しかもフード内に少しずつ付着する汚れの拭き取りも簡単で、排気効率の低下を招かず騒音も発生させない深型レンジフードファンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた技術的手段は、請求項1は、フードの開口部を、手が届く程度高さとする頂面にグリスフィルター係脱部を有する下向き略ラッパ状の脱着可能なフードカバーで開閉可能に被蓋し、該フードカバーの頂面フード内に設置した縦型の送風機のケーシングに開口するファン脱着口との間を接続ダクトで連絡し、該接続ダクトを、縦型の送風機のケーシングに開口するファン脱着口に上端を連通させた状態で下端をグリスフィルター係脱部回りのその係脱部に接近するフードカバー裏面部分に気密に当接させて、グリスフィルターを備えた前記フードカバーと接続ダクトとで送風機への廃ガス流路を構成していることを要旨とする。
また、請求項2は請求項1記載のフードカバーの前記脱着手段が、フードカバーの開口前側縁部を対応するフードの開口縁部に抜き差し可能に引っ掛けてフードカバーを前後方向に回動可能に支承する引っ掛け手段と、その引っ掛け手段で支承されないフードカバーの任意の開口他側縁部に形成された折曲部並びにその折曲部と対応するフードの開口縁部に形成され折曲部が弾性的に差し込み係合する係合部からなる弾性係合手段とで構成されていることを要旨とする。
また、請求項は請求項1又は2項記載の接続ダクトのその下端縁に油受けを内側に周設していることを要旨とする。
【0006】
上記技術的手段によれば下記の作用を奏する。
(請求項1)本深型レンジフードファンは廃ガスの捕獲空間を確保する下向き略ラッパ状のフードカバーとそのフードカバーのグリスフィルターに連通する接続ダクトとで送風機への廃ガス流路を構成している。
そのため、廃ガスはフードカバーのガイド作用で室内に漏気することなくグリスフィルターに集気されて油脂分等が吸着除去された後、接続ダクトを通過して送風機に連絡する排気ダクトから屋外に排気される。
フードカバーのスカート面に付着する油脂分等は手を伸ばして拭き取る。フードから外して丸洗いする。の2択を汚れ具合で選択して行い、グリスフィルターも手を伸ばして外したりフードから外して丸洗い可能にする。
そして、グリスフィルターを通過して旧来ではフード内全体に徐々に付着して汚す汚れはフード内ではなく接続ダクト内面に付着する。
また、廃ガスはグリスフィルター係脱部回りのその係脱部に接近するフードカバー裏面部分に気密に当接させた接続ダクトの通過面積を所望に設定することにって急拡大・急収縮せずに送風機に吸気でき、圧力損失、流路抵抗が小さく抑えられる。
しかも、グリスフィルターを通過する汚れが付着する接続ダクトの清掃を、フードから外して行える。
(請求項)本深型レンジフードファンは引っ掛け手段を支点にしてフードカバーを下方に引き抜く。という軽作業でフードカバーを調理台の前に立つ婦女子の目の前にぶら下げて、前のめりにならない自然体でフードカバー、グリスフィルターの清掃はもとより、フードから外しての丸洗いを可能にし、逆に上方に押し込む。という軽作業で清掃後のセット(フード開口部の閉口)を可能にする。
(請求項)本深型レンジフードファンはグリスフィルターを通過する汚れが接続ダクトに付着して下方に流下するようなことがあってもその汚れを滴下しないように油受けで受ける。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図8は本発明深型レンジフードファンの実施の形態を示し、Aは深型レンジフードファンである。
【0008】
この深型レンジフードファンAは左右側板1、1、後板2、天板3とで構成される平面視コ型の函体の前側開放部を前板10で着脱可能に被蓋したフードA’内に縦型の送風機(多翼ファンを内蔵している)4を設置し、その送風機4に連通する排気ダクト5をフードA’の天板3に取付け、更にフードA’内にフードカバー6と接続ダクト7を設けて廃ガス流路Xを構成している。
【0009】
前記フードカバー6は図1に示すように懐空間aのある下向き略ラッパ状を呈してなり、プレス絞り加工による一体成形品もしくは構成板必要枚の端部同士を溶着した凹凸、隙間のない一体成形品で形成され、フードA’の開口部a’よりも僅かに大きな平面積になっており、前記フードA’の開口部a’を脱着可能に被蓋している。
前記懐空間aは廃ガス捕獲空間となるものであり、婦女子でもグリスフィルター係脱部26を備えた頂面16に手が届く程度の深さにすることによって日常的な家庭清掃時にフードカバー6に付着した油脂分等を拭き取ることができるように配慮してある。
前記グリスフィルター係脱部26は開口26aとその開口26a周縁から上方に向けて突設したフィルター枠26bとで形成され、従来の同様にフィルター枠26bへのグリスフィルター8の抜き差しが上方及び下方から行えるようになっている。
【0010】
このフードカバー6は図1、図4に示すようにその一側部である開口前縁部をフードA’の開口部a’の前縁部に引っ掛け手段9で引っ掛けて前後方向に回動可能で且つ抜き差し可能に支承すると共に、開口前縁部を除く任意な箇所をフードA’に着脱可能に取付けている。
【0011】
前記引っ掛け手段9は前記するフードカバー6の開口周縁部に形成した水平フランジ19における前縁側の水平フランジ19部分から湾曲状に立ち上げ形成したカール部29と、前記フードA’の開口部a’の前縁部に該当する前板10の下縁から上側に向けて折曲形成した係合部(後述では立ち上げフランジと称する)39とで形成してなり、立ち上げフランジ39にカール部29を引っ掛けてフードカバー6を前後方向に回動可能に支承している(図4参照)。
【0012】
フードカバー6において前記開口前縁部を除く任意な箇所を取付ける前記着脱手段100 は本実施の形態では後縁側の水平フランジ19部分をフードA’における開口部a’の後縁部に該当する後板2の下縁に取付けるネジ(後述では符号を付して説明する)とし、そのネジ100 を外し、カール部29を立ち上げフランジ39から抜き取ることでフードカバー6をフードA’から取り外すことができるようになっている。
【0013】
接続ダクト7は図1乃至図3に示すように前記グリスフィルター係脱部26よりも一回り大きな面積を有する矩形な下端口17と、ベルマウス37を有する垂直状の矩形板部27とを後方に向かって湾曲胴部47で連設した側面視略ベンド管形態を呈してなり、下端口17に鍔17aを周設し、その鍔17a下面にスポンジ等のパッキン57を固着している。
【0014】
この接続ダクト7は下端のパッキン57をグリスフィルター係脱部26に接近するフードカバー6における頂面16裏面に気密に当接させると共に送風機4のケーシング14に開口されているファン脱着口14aにベルマウス37を挿入して吸気口24を構成した状態で矩形板部27部分を同ケーシング14に取り付けてある。
【0015】
前記接続ダクト7の取り付けは本実施の形態では図3に示すように2対の掛合爪200 、掛合孔201 と1本のネジ202 とを使用している。
詳細には前記接続ダクト7の矩形板部27に掛合孔201 を、対応する送風機4のケーシング14部分に掛合爪200 を突設し、その掛合孔201 を掛合爪200 に掛合した状態で矩形板部27を同ケーシング14に螺着している。
尚、ネジ202 複数個だけで取り付けても自由である。
【0016】
この深型レンジフードファンAは調理器具から立ち上ぼる廃ガスをフードカバー6の懐空間(廃ガス捕獲空間)aで室内に漏気させずに取り込む。その廃ガスは頂面16に連設する傾斜状のスカート面36に沿ってグリスフィルター8に案内され、そこで廃ガスに含有される油脂分等を吸着除去されて送風機4の吸込作用で接続ダクト7、ケーシング14、排気ダクト5を介して屋外に排気される。
【0017】
従って、油脂分等はフードカバー6のスカート面36、グリスフィルター8に付着し、またグリスフィルター8を通過する汚れは接続ダクト7の内面に徐々に付着する。
【0018】
清掃する時には、油脂分等の付着が激しいフードカバー6は手を伸ばして日常的な日々の清掃時に拭き取り、また同様に丸洗したい時のグリスフィルター8は手を伸ばして取り外して行う。
接続ダクト7の清掃は日々行うものではないが、清掃する時には下方から前記ネジ100 を外してフードカバー6を引っ掛け手段9を支点として前方方向にぶら下げ、開放されたフードA’の開口部a’から手を差し入れて行えば良い。接続ダクト7は拭き取り面積が縮減され尚且つ凹凸の無い平面と曲面とからなる拭き易い形態であるため、フード内面を清掃する時のようにフランジ等の鋭利な突起物で怪我したり、微小な隙間にこびり付いた油脂分等の除去が労苦になることもない。
また、清掃作業をより安全且つ隅々まで行いたい時や大掃除する時には引っ掛け手段9からフードカバー6を抜き取った後、接続ダクト7をケーシング14から外して共に丸洗いすれば良い(図4参照)。フードカバー6は前記のように引っ掛け手段9を支点として調理台の前に立つ使用者(清掃者)の目の前にぶら下がるから、抜き取りは造作ない。
【0019】
次に図5乃至図7に示す他の実施の形態を説明すると、この実施の形態は前記着脱手段であるネジ100 を、弾性係合手段101 で構成した例であり、この弾性係合手段101 は、フードカバー6の開口前縁部を除く任意の開口他縁部に形成された折曲部101 aと、フードA’の開口部a’における前記折曲部101 aと対応する開放縁部に形成されその折曲部101 aが弾性的に差し込み係合する係合部101 bとで構成している。
【0020】
前記係合部101 bはフードA’における開口部a’の縁から折曲形成した前記立ち上げフランジである。
【0021】
一方、折曲部101 aは先端側にくの字状の案内条部101 a’を備え、フードカバー6の前記水平フランジ19部分から上向きに折曲形成されている。
この折曲部101 aは前記カール部29と立ち上げフランジ39とによる引っ掛け手段9を支点としてフードカバー6を上方に回動して押し込むことによって前記案内条部101 a’が立ち上げフランジ39で弾性変形されて進入を阻害せずに立ち上げフランジ39の突端縁に弾性的に係合し、逆にフードカバー6を下側に引っ張ることによってその弾性的な係合が解かれて前記支点を中心にフードカバー6を前記する実施の形態と同様にぶら下がりの態様にすることができる。
【0022】
前記フードカバー6には引き抜くことを考慮して指入れ手段である凹部や把持部を設けて対処するのが好ましいものである。
【0023】
尚、図示しないがフードカバー6は前記引っ掛け手段9、ネジ100 や弾性係合手段101 に位置を選択して前記実施の形態とは違って右開きや左開きになるようにしても良いものである。
この場合にはぶら下げた時に室内の壁がフードカバーやグリスフィルターの脱着作業を妨害しない開き方向になるようにする。
この形態では強度的に信頼性のある函体でフードカバーで支持できる。
【0024】
図8は前記接続ダクト7の変形例であり、前記矩形板部27が図示するように略逆U字状の輪郭を有する形状に形成され、前記湾曲胴部47がそれに連設する若干先窄み状になっている点を除いて変わりがないが、前記実施の形態と同様に凹凸の無い平面と曲面とからなる拭き取り容易な形態になっている。この実施の形態の場合には接続ダクト7の通過面積は徐々に収縮されるものの、前記する実施の形態と同様に急拡大・急収縮することはなく圧力損失、流路抵抗を小さく抑えられる。
【0025】
図9は図1や図8の接続ダクト7の下端に油受け67を周設した場合の実施の形態を示している。
この油受け67は接続ダクト7の下端口17の縁からL形状をもって打ち向きに折曲することで形成され、底裏面には前記実施の形態と同様にブードカバー6の頂面16裏面に気密に当接するパッキン57が固着されている。
この油受け67の存在によって接続ダクト7内面に徐々に付着する油脂分を含む汚れが仮にその内面に沿って流下するようなことがあっても下方に滴下しないように受水することができる。
【0026】
また、符号300 は照明具、301 は透光部である。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したから下記の利点がある。
(請求項1)グリスフィルターまでの廃ガスの流路をフードの開口部に開閉可能で且つ脱着可能に設けられた懐空間のあるフードカバーで構成し、その後の送風機までの廃ガス流路を接続ダクトで構成したから、廃ガス中の油脂分等の汚れの付着範囲を手が届く高さに位置するフードカバーと、接続ダクトの内面との限られた面積に縮減する。
そのため、油脂分等が主に付着するフードカバーは手を伸ばして拭き取り、グリスフィルターもその場で外して丸洗いでき、婦女子でも日々の家庭内清掃でレンジフードファンを清潔に維持できる。
しかも、そのグリスフィルターを通過する汚れについてもフード全体に付着せず接続ダクト内面に徐々に付着することになるから、フード内のように鋭利な凹凸部(フランジ等)を避けながら隙間にこびり着いた油脂分等を拭き取る面倒で危険な作業が全く不要となり、フードカバーを外してから清掃面積が大幅に縮減された接続ダクト内に手を差し入れることで婦女子でも安全且つ簡単に拭き取ることがてきる。
その上、廃ガスはグリスフィルター係脱部回りのその係脱部に接近するフードカバー裏面部分に気密に当接され所望の通過面積に設定された接続ダクトで送風機まで吸気されることから、その接続ダクトの通過面積を全域に亘ってほぼ同一にしたり、徐々に収縮されるようにすることによって、急拡大・急収縮が余儀なくされる場合と比べて圧力損失、流路抵抗を小さくすることが可能となり、所定の排気効率を維持し、またファンの回転数の上昇を強いることもなくなり、低騒音になる。
その上、接続ダクトが送風機の前記ケーシングに着脱可能にしてあると、接続ダクトもフードから外してグリスフィルター、フードカバーと同じように隅々まで清掃(丸洗い)できる。
従って、旧来の深型レンジフードファンにとって最大の課題であった清掃性の悪さを、排気効率の低下、騒音の惹起等を惹き起こすことなく解決する深型レンジフードファンを提供することができる。
(請求項)しかも、フードカバーの脱着手段が、フードカバーの開口前側縁部を対応するフードの開口縁部に抜き差し可能に引っ掛けてフードカバーを前後方向に回動可能に支承する引っ掛け手段と、その引っ掛け手段で支承されないフードカバーの任意の開口他側縁部に形成された折曲部並びにその折曲部と対応するフードの開口縁部に形成され折曲部が弾性的に差し込み係合する係合部からなる弾性係合手段とで構成したものにあっては引っ掛け手段を支点にしてフードカバーを下方に引き抜く。上方に押し込む。という軽作業でフードカバーを調理台の前に立つ自然体の目の前にぶら下げることができる。
そのため、前のめりや手を前方に大きく伸ばす動作を敢えて強いることなくフードカバーの拭き取りは勿論のことフードカバー、グリスフィルターの脱着が行え、グリスフィルターと共にフードカバーを丸洗する時の作業を大幅に軽減し、また丸洗い後のセットも同様に簡単になり、工具の使用に不慣れな婦女子の身になった親切設計になっている。
(請求項)また、接続ダクトの下端の開放縁に油受けを周設している場合には、グリスフィルターを通過して接続ダクトの内面に付着する汚れが流下するようなことがあっても溢れ出てフード内を汚したり、フィルター係脱部付近に停滞してその汚れがフードカバーを外したり、ぶら下げた時等に室内に滴下して汚すような不具合が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】深型レンジフードファンの使用状態を示す側面図で一部切欠して示す。
【図2】接続ダクトの斜視図。
【図3】接続ダクトと送風機のケーシングとの関係を示す分解斜視図。
【図4】フードカバーをぶら下げた状態を示す部分拡大断面図。
【図5】他の実施の形態の側面図で一部切欠して部分的に示す。
【図6】引っ掛け手段と弾性係合手段を示す部分拡大断面図でフードカバーを外す寸前の状態を示す。
【図7】同フードカバーをぶら下げた状態を示す部分拡大断面図。
【図8】接続ダクトの変形例の斜視図。
【図9】油受けを下端に有する接続ダクトの使用状態を示す側面断面図。
【符号の説明】
A :深型レンジフードファン A’:フード
a’:フードの開口部 26 :フィルター係脱部
6 :フードカバー 8 :グリスフィルター
7 :接続ダクト X :廃ガス流路
4 :送風機 100 :着脱手段(ネジ)
9 :引っ掛け手段 101 :弾性係合手段
101 a:折曲部 101 b:係合部
a :懐空間(廃ガス捕獲空間) 14a:ファン脱着口
67 :油受け

Claims (3)

  1. フードの開口部を、手が届く程度高さとする頂面にグリスフィルター係脱部を有する下向き略ラッパ状の脱着可能なフードカバーで開閉可能に被蓋し、該フードカバーの頂面フード内に設置した縦型の送風機のケーシングに開口するファン脱着口との間を接続ダクトで連絡し、該接続ダクトを、前記ファン脱着口に上端を着脱可能に連通させた状態で下端をグリスフィルター係脱部回りのその係脱部に接近するフードカバー裏面部分に気密に当接させて、グリスフィルターを備えた前記フードカバーと接続ダクトとで送風機への廃ガス流路を構成していることを特徴とする深型レンジフードファン。
  2. フードカバーの前記脱着手段が、フードカバーの開口前側縁部を対応するフードの開口縁部に抜き差し可能に引っ掛けてフードカバーを前後方向に回動可能に支承する引っ掛け手段と、その引っ掛け手段で支承されないフードカバーの任意の開口他側縁部に形成された折曲部並びにその折曲部と対応するフードの開口縁部に形成され折曲部が弾性的に差し込み係合する係合部からなる弾性係合手段とで構成されていることを特徴とする請求項1項記載の深型レンジフードファン。
  3. 前記接続ダクトのその下端縁に油受けを内側に周設していることを特徴とする請求項1又は2項記載の深型レンジフードファン。
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