JP3808855B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複数の印刷ジョブの出力要求に対して、印刷ジョブごとに優先度を割り振り、この優先度にもとづいて印刷順序を決定する画像形成装置に関し、特に一定の時間内に優先出力を要求する印刷ジョブが多く集中した場合に、優先度の高い印刷ジョブが優先的に出力されなくなる事態を回避する画像形成装置に関する。
従来、ファクシミリ、プリンタ、コピー等の機能を備えた複合機(マルチファンクションペリフェラル)などの画像形成装置においては、これらの機能により印刷する各ジョブに対して印刷順序が決定され、順次印刷処理が行われている。
このとき、通常は先に要求されたものが先に印刷されるが、複数の利用者によって共用される画像形成装置などにおいては、緊急を要する印刷ジョブについて、優先的に印刷することが必要となる場合がある。
このため、このような緊急を要する印刷ジョブを迅速に印刷するために、出力中の印刷ジョブを一旦停止して、割込み印刷を可能とする技術が実現されており、これに関連した発明も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、利用者に対して、画像形成装置の操作パネルから印刷待ちのジョブの印刷順序を入れ替え可能とすることにより、迅速に印刷する必要のある印刷ジョブについて柔軟に対応することの可能な技術なども提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、印刷ジョブに優先度を設けることによって、緊急度の高い印刷ジョブを優先的に出力可能とする技術なども従来から用いられている。
そして、このような技術を用いることによって、多くの印刷ジョブが画像形成装置に集中するような環境下においても、印刷ジョブに対して緊急度に応じた優先度を設定することなどにより、効率的な印刷を実現することができるものと考えられていた。
しかしながら、現実的には、利用者が不必要に高い優先度を指定して印刷要求を行う場合が多く、優先度の高い印刷ジョブが大量に印刷待ち状態となってしまうという状況が生じていた。このため、優先度の高い印刷要求を行ったにもかかわらず、早急に印刷されない事態が数多く発生し、優先度が実質的にその役割を果たしていないという問題があった。
例えば、図11に示すように、優先度として「高」と「低」の2種類を用いた場合、多くの利用者が、実際には緊急でない印刷ジョブに対しても、優先度「高」を指定して印刷要求を行う結果、優先度「高」の印刷待ちリストに印刷ジョブが集中してしまうことがあった。同図において、例えば、印刷ジョブ「G」が緊急である場合、この印刷ジョブは優先度「高」を指定して印刷要求が行われているものの、印刷される順番は、優先度「高」として登録されている全ての印刷ジョブの出力が完了した後になってしまい、優先度を用いる意味がなくなってしまっていた。
このような問題を解決するものとしては、例えば、優先順位の操作に一定の制限を設け、緊急性のある印刷ジョブについてのみ印刷順序の変更を許容する印刷装置などが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−304379号公報 特開2002−221990号公報 特開2000−305725号公報
しかしながら、このような印刷装置を用いても、上述の問題の根本的な解決にはならなかった。
すなわち、この従来技術は、利用者に印刷終了予定時刻を表示することにより、緊急性のある印刷ジョブについてのみ優先度変更を行わせるようにしたり、あるいはユーザ認証にもとづいて、特定の人に対してのみ優先度の変更を可能としている。これによって、利用者に対し、不必要に優先度を高めることを戒めることが可能となるが、それでもなお多くの利用者が、高い優先度での印刷要求を希望したり、あるいはユーザ認証を受けた人が、不必要に優先度を高めることを行った場合、結局優先度はその機能を発揮することができないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、優先的に処理可能な印刷ジョブを所定の数量に制限し、それ以上の優先出力要求ジョブについては、通常出力ジョブとして受け付け、優先枠に空きが生じた場合に、利用者に対して通常出力ジョブを優先出力ジョブに変更できるようにすることにより、優先度が有効に機能することを可能とした画像形成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、印刷ジョブに対して割り振られた優先度にもとづく出力順序を記憶する印刷待ちリストを備え、この印刷待ちリストにしたがって印刷を行う画像形成装置であって、優先度ごとに、同一の優先度を割り振ることのできる印刷ジョブの上限個数を表わす出力受付数を記憶する出力受付数記憶部と、入力した印刷ジョブに対し、出力受付数にもとづいて、通常出力の優先度、又は優先出力の優先度を割り振り、優先度ごとに入力順に印刷ジョブを印刷待ちリストに登録する優先度設定手段とを有し、優先度設定手段が、入力した印刷ジョブを印刷待ちリストに登録するにあたり、当該印刷ジョブに要求された優先出力の優先度に対応する出力受付数が、出力受付数記憶部に記憶されている場合であって、要求された優先度と同一の優先度を割り振られた印刷ジョブが、印刷待ちリストに出力受付数分登録されていない場合は、入力した印刷ジョブを要求された優先度で印刷待ちリストに登録し、要求された優先度と同一の優先度を割り振られた印刷ジョブが、印刷待ちリストに出力受付数分登録されている場合は、入力した印刷ジョブを通常出力の優先度で印刷待ちリストに登録する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、優先出力を行う印刷ジョブとして印刷待ちリストに登録することのできる印刷ジョブの個数を、優先度ごとに制限することが可能となる。
例えば、優先度として、優先度「高」と優先度「低」を用いる場合、優先度「高」として印刷待ちリストに登録可能な印刷ジョブの個数を3個などに制限することができる。そして、印刷待ちリストに優先度「高」の印刷ジョブが、すでに3個登録されている場合に、さらに優先度「高」の印刷ジョブが入力された場合は、これを優先度「低」の印刷ジョブとして印刷待ちリストに登録することが可能となる。
このため、従来、多くの利用者が、優先的に出力する必要性の少ない印刷ジョブについてまで優先出力を要求し、画像形成装置に多数の優先出力ジョブが集中した場合、優先度を用いて印刷順序を決定する意味が損なわれていたが、本発明によればこのような事態を解消することができ、優先出力が受け付けられた印刷ジョブについては、実際に優先的に印刷を行うことが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、優先度設定手段が、入力した印刷ジョブを印刷待ちリストに登録するにあたり、優先出力の優先度として、二以上の異なる出力レベルのいずれかを、印刷ジョブに割り振る構成としてある。
さらに、本発明の画像形成装置は、優先度設定手段が、入力した印刷ジョブを印刷待ちリストに登録するにあたり、要求された優先度と同一の優先度を割り振られた印刷ジョブが、印刷待ちリストに出力受付数分登録されている場合であって、要求された優先度より低い優先度について、印刷待ちリストに、低い優先度に対応する出力受付数分の印刷ジョブが登録されていない場合、入力した印刷ジョブを低い優先度のうち最も高い優先度で印刷待ちリストに登録する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、その画像形成装置に適切な優先度とその出力受付数を柔軟に設定することができるとともに、印刷ジョブの優先度として要求した優先度の優先枠がいっぱいである場合には、それ以下の最も高い優先度で優先枠に空きがあるものに変更することができる。
このため、利用環境に応じた効率的な印刷を実現することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、印刷待ちリストにおいて、出力受付数分の印刷ジョブが登録されていない優先度がある場合、当該画像形成装置の利用者に、他の優先度の印刷ジョブを、出力受付数分の印刷ジョブが登録されていない優先度に変更可能とする優先度変更手段を有する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、印刷待ちリストにおける優先出力の印刷ジョブの待ち行列に空きが生じた場合、利用者は、例えば通常出力の印刷ジョブの優先度を、その優先出力の優先度に変更することができる。
このため、本当に優先的に出力する必要のある印刷ジョブについて、利用者は、比較的容易に優先的に印刷することが可能となる。
特に、本発明では、一定時間内に多くの優先出力要求が集中した場合、本当に優先して印刷を行う必要のある印刷ジョブについても通常出力の印刷ジョブとして印刷待ちリストに登録される場合があるが、このような印刷ジョブについては、利用者は自分で優先度を変更することにより、結果として従来より迅速に印刷を行うことが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、優先度設定手段が、入力した印刷ジョブに対して、最高の優先度を割り振らず、優先度変更手段が、印刷待ちリストに、最高の優先度を割り振られた印刷ジョブが、最高の優先度に対応する出力受付数分登録されていない場合、当該画像形成装置の利用者に、他の優先度の印刷ジョブを最高の優先度に変更可能とする構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、最も優先的に印刷を行うための優先度については、画像形成装置により自動的に割り振ることなく、利用者による優先度の変更入力によってのみ割り振ることができる。
このように、最高の優先度の割り振りについて、利用者が自分で設定しなければならないようにすれば、印刷待ちリストにおける最高の優先度については、空き状態になっている可能性が高いと考えられ、優先出力の必要性の高い印刷ジョブを迅速に印刷することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、優先度変更手段が、他の優先度の印刷ジョブを最高の優先度に変更した場合であって、最高の優先度でない出力中の印刷ジョブがある場合、当該画像形成装置におけるプリンタエンジンが、出力中の印刷ジョブの出力を一旦停止し、最高の優先度に変更した印刷ジョブを出力する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、印刷ジョブの優先度を最高の優先度に変更することによって、即その印刷ジョブを出力することができる。
このため、優先出力の必要性の高い印刷ジョブを一層迅速に印刷することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、出力受付数を、当該画像形成装置の利用者に設定可能とする出力受付数設定手段を有する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、出力受付数を利用者が適切な値に設定することができるため、画像形成装置の利用状況等に応じて、最適な出力受付数を用いることが可能となる。
例えば、画像形成装置の処理速度が大きい場合や、一つあたりの印刷ジョブの容量が比較的小さい環境において画像形成装置を利用する場合には、優先出力の出力受付数を、例えば10など比較的大きな値とし、画像形成装置の処理速度が小さい場合や、一つあたりの印刷ジョブの容量が比較的大きい環境においては、3以下等の比較的小さい値とするなど、画像形成装置に利用環境に応じて柔軟に出力受付数を設定することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、優先度設定手段が、入力した印刷ジョブに対して、優先出力の優先度にかえて、通常出力の優先度を割り振って印刷待ちリストに登録した場合、優先出力の優先度にかえて、通常出力の優先度を割り振ったことを示すメッセージを、当該画像形成装置のユーザ操作部に表示し、又は、入力した印刷ジョブを送信してきた情報処理装置へ送信する構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、利用者は、優先出力を要求した印刷ジョブなどが、通常出力として印刷待ちリストに登録された場合、これを明確に知ることができる。
そして、その印刷ジョブが、本当に優先的に出力する必要があるものである場合、利用者は、画像形成装置のユーザ操作部から当該印刷ジョブの優先度を変更することにより、あるいは情報処理装置から通信回線を介して当該印刷ジョブの優先度を変更することなどによって、その印刷ジョブを早急に印刷することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、出力受付数記憶部が、最高の優先度に対応する出力受付数として、1を記憶している構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、このような出力受付数を用いることによって、割込み印刷又は割込み印刷に準じた機能を実現することが可能となる。
また、このように最高の優先度に対応する出力受付数を1に設定することで、割込み印刷等を実現することによって、画像形成装置から割込み印刷ボタンを排除することができ、画像形成装置の製造コストを低減することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、少なくともコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能のいずれか二以上を備えた複合機である構成としてある。
画像形成装置をこのような構成にすれば、以上のような出力受付数に上限の個数を設定することによって、優先印刷をより効果的に実現する手法を複合機に適用することができる。
このため、複数の異なる機能から要求される印刷ジョブに対しても、適切に優先順位を決定し、優先出力が本当に必要な印刷ジョブについて、早急に印刷を行うことが可能となる。
本発明によれば、複合機などの画像形成装置において、優先度を用いて印刷順序を決定するにあたり、高い優先度に印刷要求が集中することにより、優先度を設ける意味がなくなってしまう事態を回避することが可能となる。
すなわち、従来の優先度を用いた画像形成装置によれば、複数の利用者からある一定時間内に、多くの優先印刷要求が行われた場合、同じ優先度の印刷ジョブは、印刷要求が受け付けられた順番に印刷処理が実行されるため、実際には優先的な印刷が行われないことになってしまう。本発明では、優先的に印刷するジョブ数を利用者に任意に設定可能とすることによって、優先印刷要求が受け付けられた印刷ジョブについては、実質的に優先して印刷することが可能となる。
また、優先出力要求が出力受付数を超えた場合には、通常出力の印刷ジョブとして受け付け、優先枠に空きが生じた場合に、利用者により通常出力ジョブを優先出力ジョブに変更可能とすることにより、本当に優先して印刷することが必要な印刷ジョブについて、早急に印刷することが可能となる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態の構成について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態の画像形成装置におけるジョブ管理部の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態の画像形成装置における出力受付数設定画面を示す図である。図4は、本実施形態の画像形成装置における印刷状況管理画面を示す図である。図5は、本実施形態の画像形成装置における操作部を示す図である。なお、図1において、実線矢印は、画像の流れを示しており、破線の矢印は、制御信号の流れを示している。また、図2は、画像形成装置の制御部におけるジョブ管理部の一部の構成を示している。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、プリンタ機能、コピー機能、及びファクシミリ機能を合わせ持つ複合機であり、制御部10,ユーザ操作部20,エンジン部(プリンタエンジン)30,プリンタコントローラ40,HDD(Hard Disk Drive)50,スキャナ部60,FAX部70,NCU(Network Control Unit)80を有している。また、画像形成装置1には、情報処理装置3〜5が、直接又はネットワーク2を介して接続されている。
制御部10は、複合機の機能を統括制御する装置であり、CPU及びメモリにより構成され、画像処理部11、ジョブ管理部12、及び複合機内における各装置とのインタフェース部を有している。
画像処理部11は、プリンタコントローラ40又はスキャナ部60から画像情報を入力したり、HDD50又はFAX部70と画像情報を入出力する。そして、これらの各装置から入力した画像情報をHDD50に記憶し、エンジン部30に出力して印刷させたり、FAX部70に出力して、FAXの送信を実行させる。
ジョブ管理部12は、プリンタコントローラ40、スキャナ部60、及びFAX部70から入力した画像情報を印刷するための印刷ジョブを管理する。ジョブ管理部12は、印刷待ちリスト記憶部(印刷待ちリスト)12−1,出力受付数記憶部12−2,出力レベル判定部12−3,優先度設定部12−4,出力受付数設定部12−5,優先度変更部12−6を有している。
印刷待ちリスト記憶部12−1は、印刷待ちのジョブの印刷順序を管理するリストであり、優先度の異なる複数の出力レベルごとに印刷ジョブの名称を保有する。本実施形態では、出力レベルとして、優先出力を示す優先度「高」と、通常出力を示す優先度「低」の二種類を用いる場合について説明する。
出力受付数記憶部12−2は、本実施形態においては、優先度「高」に対応する出力受付数を記憶する。以下、この優先度「高」に対応する出力受付数を優先出力受付数と称する場合がある。
出力レベル判定部12−3は、入力した印刷ジョブが、優先出力要求を伴う印刷ジョブであるかどうかを判定する。すなわち、その印刷ジョブが、優先度「高」として印刷を要求されたものであるか、あるいは優先度「低」として印刷を要求されたものであるかを判定する。この判定のもととなる情報は、例えば利用者からユーザ操作部20又情報処理装置3〜5を用いて、印刷要求時に入力された優先度などを用いることができ、この優先度が優先度「高」である場合は、その印刷ジョブを優先出力要求ジョブと判定し、優先度「低」である場合は、優先出力要求ジョブではないと判定することができる。また、情報処理装置ごとの優先度を登録したテーブルをジョブ管理部12に保有させ、これを参照することにより、印刷ジョブの優先度を判定するようにすることもできる。さらに、FAX部70から入力した印刷ジョブについては、常に優先度「高」と判定するなど、その判定基準の詳細な条件は、特に限定されるものではない。
出力レベル判定部12−3は、入力した印刷ジョブが、優先出力要求を伴う印刷ジョブである優先出力ジョブである場合は、優先度設定部12−4の動作の実行を促す。入力した印刷ジョブが、優先出力要求を伴う印刷ジョブでない通常出力ジョブである場合は、その印刷ジョブを印刷待ちリスト記憶部12−1に、優先度「低」として登録する。
優先度設定部12−4は、印刷ジョブを印刷待ちリストに登録するにあたって、各印刷ジョブに対して優先度の割り振りを行う。
印刷ジョブが優先度「高」である場合、優先度設定部12−4は、出力受付数記憶部12−2を参照し、優先出力受付数が登録されている場合はこれを取得する。そして、印刷待ちリスト記憶部12−1を参照して、優先度「高」として登録されている印刷ジョブ数が優先出力受付数に達しているかどうかを判定する。
優先度「高」として登録されている印刷ジョブ数が優先出力受付数に達していない場合、優先度設定部12−4は、その印刷ジョブを優先出力の優先度「高」として印刷待ちリストに登録する。
優先度「高」として登録されている印刷ジョブ数が優先出力受付数に達している場合、優先度設定部12−4は、その印刷ジョブを通常出力の優先度「低」として印刷待ちリストに登録する。
また、優先度設定部12−4は、優先出力受付数が出力受付数記憶部12−2に登録されていない場合、印刷ジョブを優先度「高」として印刷待ちリストに登録する。
出力受付数設定部12−5は、出力受付数記憶部12−2に記憶する優先出力受付数を利用者に設定可能とする。このとき、出力受付数設定部12−5は、図3に示すような出力受付数設定画面をユーザ操作部20に表示し、利用者により入力された数値を出力受付数記憶部12−2に記憶する。
また、このような画面の情報を出力受付数設定部12−5から情報処理装置3〜5に送信し、情報処理装置3〜5において出力受付数設定画面を表示することによって、情報処理装置3〜5から出力受付数設定部12−5へ利用者により入力された優先出力受付数を送信して登録することも好ましい。
優先度変更部12−6は、印刷待ちリスト記憶部12−1に登録されている印刷ジョブの優先度を変更する。この優先度の変更にあたり、優先度変更部12−6は、ユーザ操作部20に図4に示すような優先度変更画面を表示する。
同図の例では、利用者が、印刷ジョブ「127」を選択して「優先出力」ボタンをヒットすることにより、この印刷ジョブ「127」を通常出力レベルから優先出力レベルに、優先度を変更するようすを示している。
このとき、優先度変更部12−6は、印刷待ちリスト記憶部12−1及び出力受付数記憶部12−2を参照して、現在の優先度「高」における印刷待ちジョブ数が、優先出力受付数に達していないかどうかを確認する。そして、印刷待ちジョブ数が、優先出力受付数に達していない場合や、優先出力受付数が登録されていない場合には、この優先度の変更を受け付け、印刷待ちジョブ数が、優先出力受付数に達している場合には、この優先度の変更を受け付けない。優先度の変更を受け付けない場合には、優先度変更部12−6は、受け付けないことを示すメッセージを理由ともにユーザ操作部20に表示することが好ましい。
また、図4に示すような画面に表示する情報を、情報処理装置3〜5の要求にもとづいて優先度変更部12−6から情報処理装置3〜5に対して送信し、優先度変更画面を情報処理装置3〜5上で表示することにより、情報処理装置3〜5から優先度の変更を可能とすることも好ましい。この場合、上記受け付けないことを示すメッセージ等は、優先度変更部12−6から情報処理装置3〜5に送信することが好ましい。
ユーザ操作部20は、キー入力部21,液晶表示部22,LED表示部23を備え、ユーザからの各種指示情報を入力するとともに、ユーザに対して、種々のメッセージを表示する。図5は、優先度変更画面を液晶表示部22に表示したユーザ操作部20の例を示している。
エンジン部30は、制御部10から画像情報を入力し、紙への印刷を行う装置であり、LSU(レーザースキャニングユニット)31を有している。
このLSU31は、入力した画像情報にもとづいて、レーザ光を帯電した感光ドラムに向けて照射し、感光ドラムの表面に静電潜像を形成するものである。
そして、エンジン部30は、この静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写し定着させることで印刷処理を実行する。
プリンタコントローラ40は、情報処理装置3〜5から画像情報等を受信し、制御部10に出力する。
HDD50は、画像形成装置1における記憶装置であり、制御部10から画像情報等を受け取ってこれを記憶する。なお、本実施形態では、画像情報等の記憶装置としてハードディスクドライブを用いているが、これに限定するものではなく、記憶装置であれば、メモリやDVDなど他の装置を用いてもかまわない。
スキャナ部60は、画像をスキャニングして、電子情報としての画像情報を作成し、これを制御部10に出力する装置であり、スキャナ61,DF(Document Feeder)62,画像読み取りCCD(Charge Coupled Device)63を有している。
スキャナ61は、画像を光学的に走査して、その反射光や透過光の強度を計り、これをアナログ−デジタル変換する装置である。DF62は、画像情報を読み取るために、スキャナ部60に用紙を配置する装置である。画像読み取りCCD63は、光の入力に応じて蓄電容量が変化する半導体素子を用いて、光信号を電気信号に変換する装置である。
FAX部70は、ファクシミリの送受信を行うための装置であり、モデム71を用いて、NCU80及び公衆回線90を介して、その他の複合機やファクシミリ、情報処理装置と画像情報の送受信を行う。
次に、本実施形態の画像形成装置における印刷処理手順について、図6を参照して説明する。同図は、本実施形態の画像形成装置における印刷処理手順を示すフローチャートである。
まず、印刷ジョブの入力があると(ステップ10)、画像形成装置1の出力レベル判定部12−3は、入力された印刷ジョブが優先出力ジョブであるかどうかを判定する(ステップ11)。この判定のもととなる情報は、上述のように任意のものとすることができ、例えば利用者からユーザ操作部20又情報処理装置3〜5を用いて、印刷要求時に入力された優先度などを用いることができる。
入力された印刷ジョブが優先出力ジョブである場合、画像形成装置1の優先度設定部12−4は、出力受付数記憶部12−2を参照して、優先出力受付数に設定があるかどうかを確認する(ステップ12)。
そして、設定がある場合には、印刷待ちリスト記憶部12−1を参照して、優先度「高」として登録されている優先出力ジョブ数が、上記優先出力受付数未満であるかどうかを確認する(ステップ13)。
そして、登録されている優先出力ジョブ数が、上記優先出力受付数未満である場合、優先度設定部12−4は、印刷ジョブを優先出力ジョブとして印刷待ちリスト記憶部12−1に登録する。また、ステップ12において、優先出力受付数に設定がない場合も、優先度設定部12−4は、印刷ジョブを優先出力ジョブとして印刷待ちリスト記憶部12−1に登録する(ステップ14)。
また、ステップ11において、印刷ジョブが通常出力ジョブである場合は、出力レベル判定部12−3が、ステップ13において、現在の優先出力ジョブ数が優先出力受付数未満でない場合は、優先度設定部12−4が、印刷ジョブを通常出力ジョブとして、印刷待ちリスト記憶部12−1に登録する(ステップ15)。
そして、印刷待ちリストにしたがって、エンジン部30に画像情報が出力され、エンジン部30における処理順序のスケジューリングが行われた後に(ステップ16)、印刷が実行される(ステップ17)。
なお、エンジン部30における処理順序のスケジューリングや、FAX送信のための読み込み、処理中の印刷ジョブの中断処理等については、従来公知の技術を用いることができる。
次に、本実施形態の画像形成装置における優先度変更印刷処理手順について、図7を参照して説明する。同図は、本実施形態の画像形成装置における優先度変更印刷処理手順を示すフローチャートである。
まず、利用者の操作により、画像形成装置1の優先度変更部12−6は、図4に示すような優先度変更画面をユーザ操作部20に表示する。そして、利用者によるジョブの選択、及び「優先出力」ボタンのヒットを受けると、優先度変更部12−6は、これを入力する(ステップ30)。
そして、優先度変更部12−6は、印刷待ちリスト記憶部12−1及び出力受付数記憶部12−2を参照することにより、現在の優先出力ジョブ数が優先出力受付数未満であるかどうかを確認し(ステップ31)、優先出力受付数未満である場合は、利用者からの当該優先度変更要求を受け付けて、印刷ジョブを優先出力ジョブとして印刷待ちリスト記憶部12−1に登録する(ステップ32)。現在の優先出力ジョブ数が優先出力受付数未満でない場合は、当該優先度変更要求を受け付けない。なお、優先出力受付数が登録されていない場合は、印刷ジョブを優先出力ジョブとして印刷待ちリスト記憶部12−1に登録することになる。
以降のステップ33,ステップ34については、図6に示すステップ16,ステップ17とそれぞれ同様である。
次に、図8を用いて、本実施形態の画像形成装置における印刷待ちリスト記憶部12−1への印刷ジョブの登録について、より詳細に説明する。同図は、本実施形態の画像形成装置における印刷待ちリストを示す図である。図8において、印刷ジョブは、アルファベット順に登録が行われたものとする。また、優先度「高」の優先出力受付数は「3」に設定されているものとする。
図8に示す例では、印刷ジョブ「B」のみが優先度「低」として印刷要求が行われ、他はすべて優先度「高」として印刷要求が行われたものとしている。この場合、従来の画像形成装置における印刷待ちリストには、図11に示すように、印刷ジョブ「A」,「C」〜「G」が、優先度「高」として登録され、印刷ジョブ「B」が、優先度「低」として登録されることになる。この場合の印刷順序は、「A」→「C」→「D」→「E」→「F」→「G」→「B」となる。
一方、本実施形態の画像形成装置1における印刷待ちリストは、図8(a)に示すように、優先度「高」として登録される印刷ジョブは、印刷ジョブ「A」,「C」,「D」の3つであり、以降に優先出力要求された印刷ジョブ「E」〜「G」は、優先度「高」の出力レベルが優先出力受付数まで登録されているため、通常出力レベルである優先度「低」として登録されることになる。
この場合の印刷順序は、「A」→「C」→「D」→「B」→「E」→「F」→「G」となる。
次に、印刷ジョブ「A」の印刷が完了すると、印刷待ちリストは、図8(b)に示すような状態となる。この場合、優先度「高」として登録されている印刷ジョブ数は、「2」であり、その優先出力受付数を下回っている。このため、仮に印刷ジョブ「G」が特に優先度の高い印刷要求であった場合には、その優先度を優先度「高」に変更することができる。
図8(c)に示す印刷待ちリストは、このようにして優先度が変更された印刷待ちリストを示している。この場合、印刷順序は、印刷ジョブ「A」も含めると、「A」→「C」→「D」→「G」→「B」→「E」→「F」となる。
このように、優先出力受付数を設定可能とし、その範囲内で優先度の変更を行えるようにすることによって、従来の画像形成装置では、図11に示すように7番目に登録された印刷ジョブ「G」は、優先度「高」として登録されているにもかかわらず、6番目に印刷されることになってしまうが、本実施形態の画像形成装置1によれば、図8(c)に示すように4番目に印刷することが可能となる。このような効果は、印刷待ちジョブ数が多ければ多いほど増大することになる。
したがって、本実施形態の画像形成装置1によれば、本当に優先して印刷を行う必要のある印刷ジョブを優先的に印刷することが可能となる。また、このような効果は、多くの利用者からの要求を受け付ける複合機などにおいて、利用者が優先出力の必要性にかかわらず常に優先出力レベルで印刷要求を行うようになってしまった環境下において特に有効である。
なお、本実施形態において、優先度「高」の優先出力受付数を「1」に設定した場合は、割込み印刷に準じた機能を実現することが可能となる。すなわち、優先出力として印刷待ちリストに登録される印刷ジョブは、一つのみとなるため、利用者は、それ以外の印刷ジョブに対して、優先して印刷を行うことが可能となる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図9を参照して説明する。同図は、本実施形態の画像形成装置における出力受付数記憶部のデータ構造を示す図である。
本実施形態は、優先出力の優先度を二以上設けた点で第一実施形態と異なる。すなわち、本実施形態では、出力レベルとして、通常出力レベル以外に、二以上の優先出力レベルを設け、それぞれに出力受付数を設定することができるようにしている。そして、優先度ごとに、それぞれに対応する出力受付数分の印刷ジョブの登録を可能としている。その他の点については、第一実施形態と同様であるため、第一実施形態の説明において用いた図面も適宜参照しながら、本実施形態の画像形成装置1について説明する。
以下においては、優先出力レベルとして、優先度「高」と優先度「中」の二種類を設け、通常出力レベルとして、優先度「低」を設けた場合について説明する。
このとき、印刷待ちリスト記憶部12−1は、印刷ジョブを優先度「高」、優先度「中」、及び優先度「低」に分けて、その出力順序を記憶する。
出力受付数記憶部12−2は、図9に示すように、それぞれの優先度ごとに出力受付数を記憶する。同図の例では、優先度「高」の出力受付数を「3」、優先度「中」の出力受付数を「5」、優先度「低」の出力受付数を未設定としている。出力受付数が未設定の場合は、従来通り、画像形成装置1で記憶可能な量の印刷ジョブが受け付けられることとなる。
出力レベル判定部12−3は、入力した印刷ジョブが、優先出力ジョブであるかどうかを判定し、優先出力ジョブである場合は、優先度設定部12−4の動作の実行を促し、通常出力ジョブである場合は、この印刷ジョブを優先度「低」として印刷待ちリストに登録する。
優先度設定部12−4は、入力した印刷ジョブが優先出力ジョブである場合に、その印刷ジョブに要求された優先度に対応する出力受付数が、出力受付数記憶部12−2に登録されているかどうかを判定する。
出力受付数が登録されている場合は、その出力受付数を取得する。そして、印刷待ちリスト記憶部12−1を参照し、その印刷ジョブに要求された優先度と同一の優先度の印刷ジョブが、取得した出力受付数分登録されているかどうかを確認する。
既に出力受付数分登録されている場合、優先度設定部12−4は、その印刷ジョブを通常出力の印刷ジョブとして印刷待ちリストに登録する。
まだ出力受付数分登録されていない場合、優先度設定部12−4は、その印刷ジョブを要求された優先度で、印刷待ちリストに登録する。また、出力受付数が登録されていない場合も、要求された優先度で、その印刷ジョブを印刷待ちリストに登録する。
なお、既に出力受付数分登録されている場合であって、より優先度の低い優先出力レベルに空きがある場合は、この優先度の印刷ジョブとして印刷待ちリストに登録するようにすることもできる。
例えば、印刷待ちリストにおいて、優先度「高」のレベルには空きがないが、優先度「中」に空きがある場合、優先度「低」ではなく、優先度「中」として印刷待ちリストに登録することもできる。
また、この際、入力した印刷ジョブに対してできるだけ高い優先度を割り振るために、上述の空きがあるより優先度の低い優先出力レベルのうち、最も高い優先度の印刷ジョブとして印刷待ちリストに登録するようにすることも好ましい。
出力受付数設定部12−5は、優先度ごとの出力受付数を設定する。このとき、出力受付数設定部12−5は、第一実施形態と同様に図3に示すような出力受付数設定画面を表示するが、本実施形態においては、優先度ごとに、対応する出力受付数を入力可能な画面を表示することになる。
優先度変更部12−6は、第一実施形態と同様に図4に示すような優先度変更画面を表示することにより、印刷ジョブの優先度を変更可能とする。ただし、本実施形態においては、優先出力レベルが複数あることから、それぞれの印刷ジョブがどの出力レベルであるかを表示するとともに、変更後の出力レベルを指定入力して変更可能とすることが好ましい。また、通常出力ジョブを優先出力ジョブに変更することができるのみならず、優先出力ジョブ同士で、そのレベルを変更することも同様に可能である。
さらに、本実施形態の画像形成装置1における印刷処理手順及び優先度変更印刷処理手順についても、第一実施形態における図6、図7と同様のものを用いることができる。
このように、画像形成装置1において、優先出力レベルを二以上設けるとともに、優先度ごとに出力受付数を登録可能とすることによって、画像形成装置1の利用環境にもっとも適切な優先度とその出力受付数を柔軟に設定することができ、効率的な印刷を実現することが可能となる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について、図10を参照して説明する。同図は、本実施形態の画像形成装置における印刷待ちリストを示す図である。
本実施形態は、優先出力レベルの設定基準について第一実施形態及び第二実施形態と異なる。すなわち、本実施形態では、出力レベルとして、優先度「高」及び優先度「低」の以外に、最も優先度の高い優先度「Max」を設けている。
この優先度「Max」は、第一実施形態及び第二実施形態における優先出力レベルと異なり、印刷ジョブの入力時に、印刷待ちリスト記憶部12−1に印刷ジョブが登録されるレベルではなく、優先度変更画面を用いてのみ設定可能なものである。
このような優先度「Max」を設けることによって、本当に優先的に出力する必要のある印刷ジョブを印刷するための優先出力レベルを確保することが可能となる。
その他の点については、第二実施形態と同様のものとすることができる。
図10(a)の印刷待ちリストは、第一実施形態における図8(a)の場合と同様に、印刷ジョブ「A」〜「G」が登録されたものであり、印刷ジョブ「B」のみにつき優先度「低」として印刷要求が行われ、他はすべて優先度「高」として印刷要求が行われたものとしている。そして、優先度「Max」及び優先度「高」の優先出力受付数が、共に「3」と設定され、優先度「低」の出力受付数が未設定となっているものとする。
この場合、優先度「高」として印刷ジョブ「A」,「C」,「D」が登録され、優先度「低」として印刷ジョブ「B」,「E」,「F」,「G」が登録されている。そして、優先度「Max」は、空き状態となっている。
このため、例えば、印刷ジョブ「G」が特に緊急度の高いジョブである場合は、優先度変更画面を用いて印刷ジョブ「G」の優先度を優先度「Max」に変更することにより、印刷順序を「G」→「A」→「C」→「D」→「B」→「E」→「F」とすることができる。
このように本実施形態によれば、緊急度の高い印刷ジョブ「G」を1番目に印刷することが可能となる。
なお、本実施形態において、優先度「Max」の優先出力受付数を「1」に設定した場合は、割込み印刷を実現することが可能となる。
また、上記の各実施形態における出力受付数の設定や、優先出力ジョブ数が出力受付数未満であるかどうかの判定などの各処理は、画像形成プログラムにより実行される。
この画像形成プログラムは、画像形成装置におけるメモリ上に展開されてCPUとの協働作業によりジョブ管理部により実行される。
すなわち、本実施形態における上記各処理は、画像形成プログラムと画像形成装置とが協働して実現している。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、優先度「低」印刷中に優先度「高」の印刷ジョブが印刷待ちリストに登録された場合、優先度「低」の印刷ジョブを中断して、優先度「高」の印刷ジョブを印刷することも、優先度「低」の印刷が終了した後に優先度「高」の印刷ジョブを印刷するようにすることも可能である。
また、本実施形態の画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を有する構成としてあるが、二以上の機能を有する他の構成の複合機や、ネットワークプリンタなどとすることも可能である。
さらに、本実施形態において、画像形成装置は3台の情報処理装置に接続する構成としているが、もちろんこれに限定するものではない。
また、上記各実施形態では、出力レベルのとらえ方として、最も優先度の低いレベルを通常とし、それ以上のレベルを優先出力レベルとしているが、その概念を変更し、例えば、複数の出力レベルのうち、中間の出力レベルを通常出力レベルとし、それより優先度が上の出力レベルを優先出力レベル、それより優先度が下の出力レベルを通常出力レベル以下の出力レベルであるとしても、もちろん本実施形態と同様の技術により実現することが可能である。
複数の利用者に共有して使用される複合機やネットワークプリンタなどに好適に利用することが可能である。
本発明の第一実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態の画像形成装置におけるジョブ管理部の構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態の画像形成装置における出力受付数設定画面を示す図である。 本発明の第一実施形態の画像形成装置における印刷状況管理画面を示す図である。 本発明の第一実施形態の画像形成装置における操作部を示す図である。 本発明の第一実施形態の画像形成装置における印刷処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態の画像形成装置における優先度変更印刷処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態の画像形成装置における印刷待ちリストを示す図である。 本発明の第二実施形態の画像形成装置における出力受付数記憶部のデータ構造を示す図である。 本発明の第三実施形態の画像形成装置における印刷待ちリストを示す図である。 従来の画像形成装置における印刷待ちリストを示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 ネットワーク
3,4,5 情報処理装置(PC)
10 制御部
11 画像処理部
12 ジョブ管理部
12−1 印刷待ちリスト記憶部(印刷待ちリスト)
12−2 出力受付数記憶部
12−3 優先度設定部
12−4 出力受付数設定部
12−5 優先度変更部
20 ユーザ操作部
21 キー入力部
22 液晶表示部
23 LED表示部
30 エンジン部(プリンタエンジン)
31 LSU
40 プリンタコントローラ
50 HDD
60 スキャナ部
61 スキャナ
62 DF
63 画像読み取りCCD
70 FAX部
71 モデム
80 NCU
90 公衆回線

Claims (10)

  1. 印刷ジョブに対して割り振られた優先度にもとづく出力順序を記憶する印刷待ちリストを備え、この印刷待ちリストにしたがって印刷を行う画像形成装置であって、
    優先度ごとに、同一の優先度を割り振ることのできる印刷ジョブの上限個数を表わす出力受付数を記憶する出力受付数記憶部と、
    入力した印刷ジョブに対し、前記出力受付数にもとづいて、通常出力の優先度、又は優先出力の優先度を割り振り、優先度ごとに入力順に前記印刷ジョブを前記印刷待ちリストに登録する優先度設定手段と、を有し、
    前記優先度設定手段が、
    入力した印刷ジョブを前記印刷待ちリストに登録するにあたり、当該印刷ジョブに要求された優先出力の優先度に対応する出力受付数が、前記出力受付数記憶部に記憶されている場合であって、
    前記要求された優先度と同一の優先度を割り振られた印刷ジョブが、前記印刷待ちリストに前記出力受付数分登録されていない場合は、前記入力した印刷ジョブを前記要求された優先度で前記印刷待ちリストに登録し、
    前記要求された優先度と同一の優先度を割り振られた印刷ジョブが、前記印刷待ちリストに前記出力受付数分登録されている場合は、前記入力した印刷ジョブを通常出力の優先度で前記印刷待ちリストに登録する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記優先度設定手段が、入力した印刷ジョブを前記印刷待ちリストに登録するにあたり、
    前記優先出力の優先度として、二以上の異なる出力レベルのいずれかを、前記印刷ジョブに割り振る
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記優先度設定手段が、入力した印刷ジョブを前記印刷待ちリストに登録するにあたり、
    前記要求された優先度と同一の優先度を割り振られた印刷ジョブが、前記印刷待ちリストに前記出力受付数分登録されている場合であって、
    前記要求された優先度より低い優先度について、前記印刷待ちリストに、前記低い優先度に対応する出力受付数分の印刷ジョブが登録されていない場合、
    前記入力した印刷ジョブを前記低い優先度のうち最も高い優先度で前記印刷待ちリストに登録する
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置が、
    前記印刷待ちリストにおいて、出力受付数分の印刷ジョブが登録されていない優先度がある場合、当該画像形成装置の利用者に、他の優先度の印刷ジョブを、前記出力受付数分の印刷ジョブが登録されていない優先度に変更可能とする優先度変更手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記優先度設定手段が、入力した印刷ジョブに対して、最高の優先度を割り振らず、
    前記優先度変更手段が、前記印刷待ちリストに、前記最高の優先度を割り振られた印刷ジョブが、前記最高の優先度に対応する出力受付数分登録されていない場合、当該画像形成装置の利用者に、他の優先度の印刷ジョブを前記最高の優先度に変更可能とする
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  6. 前記優先度変更手段が、他の優先度の印刷ジョブを最高の優先度に変更した場合であって、最高の優先度でない出力中の印刷ジョブがある場合、
    当該画像形成装置におけるプリンタエンジンが、前記出力中の印刷ジョブの出力を一旦停止し、前記最高の優先度に変更した印刷ジョブを出力する
    ことを特徴とする請求項又は記載の画像形成装置。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置が、
    前記出力受付数を、当該画像形成装置の利用者に設定可能とする出力受付数設定手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記優先度設定手段が、
    入力した印刷ジョブに対して、優先出力の優先度にかえて、通常出力の優先度を割り振って印刷待ちリストに登録した場合、優先出力の優先度にかえて、通常出力の優先度を割り振ったことを示すメッセージを、当該画像形成装置のユーザ操作部に表示し、又は、前記入力した印刷ジョブを送信してきた情報処理装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記出力受付数記憶部が、最高の優先度に対応する出力受付数として、1を記憶していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置が、少なくともコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能のいずれか二以上を備えた複合機であることを特徴とする画像形成装置。
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