JP3808235B2 - 画像記録装置の光源 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数個の半導体発光素子から出射される光を利用して画像を記録する画像記録装置に使用される光源に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、カラープリンターやイメージセッター等のラスター走査型の画像記録装置においては、光学系を簡易化および小型化する目的からLED(light−emitting diode/発光ダイオード)素子やLD(laser diode/半導体レーザ)等の半導体発光素子が使用されている。また、これらの画像記録装置においては、画像の記録に要する時間を短縮する目的から、半導体発光素子における発光点を1次元または2次元状に配列し、これらの発光点から出射される1次元または2次元配列の光ビームを利用して画像を記録する構成が採用されている。
【0003】
ところで、このように半導体発光素子における発光点を1次元または2次元状に配列するためには、半導体発光素子自体を支持体上に列設することにより半導体発光素子の発光点を1次元に配列させたり、また、その表面に半導体発光素子を列設された支持体を半導体発光素子の列設方向と直交する方向に複数枚互いに平行に配置することにより半導体発光素子の発光点を2次元に配列する構成が採用されている。
【0004】
また、例えば特開平2−264494号公報には、1枚のシリコン基板上に、半導体プロセスにより独立して変調可能な複数個の発光点を1次元または2次元に配置した、いわゆるモノリシック素子を利用した平面発光型のLDが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
LEDやLD等の半導体発光素子は、それ自体が発熱源となる。このため、半導体発光素子を互いに近接配置した場合には、各半導体発光素子の温度が上昇し、半導体発光素子からの光出力が低下するという問題が発生する。また、半導体発光素子を互いに近接配置した場合には、電気的なクロストークも発生しやすい。
【0006】
さらに、モノリシック素子を利用した平面発光型のLDは、上述した問題に加え、半導体プロセスにおける歩留まりが低く、素子自体が高価になるという問題が生ずる。
【0007】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、複数個の半導体発光素子から出射される光を利用して画像を記録する画像記録装置において、各半導体発光素子間の熱的、電気的な影響を防止することができる光源を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、数個の半導体発光素子から出射される光を利用して画像を記録する画像記録装置の光源であって、基板と、単一の発光点を構成する半導体発光層を含み前記基板上に形成された半導体積層構造部と、第1の電極と、第2の電極とをそれぞれが有する複数個の半導体発光素子と、表面と、裏面と、前記表面と裏面との間に形成された4個の端面とを有する矩形板状の形状を有し、前記複数の端面のうちの一つの端面に前記複数個の半導体発光素子が列設されるとともに、前記第1の電極に連結する第1の導電パターンと前記第2の電極に連結する第2の導電パターンとが前記表面に形成された配線基板と、前記配線基板における前記複数個の半導体発光素子が列設された端面とは逆側の端面に配置され、前記第1の配線パターンおよび第2の配線パターンに連結されるコネクタとを備え、前記配線基板の表面は当該配線基板の前記複数の半導体発光素子が列設された端面より大きな面積を有することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置の発明において、前記配線基板は、前記半導体発光素子の列設方向と直交する方向に互いに平行に複数個配設されており、前記複数個の半導体発光素子の列設方向に対し前記複数個の配線基板の両端部を保持する櫛歯状の位置決め部材をさらに備えている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像記録装置の光源において、前記複数個の半導体発光素子を駆動するドライバーをさらに備え、前記ドライバーは前記コネクタを介して前記配線基板と接続される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る光源としての光源ユニット8を適用する画像記録装置の斜視図である。
【0012】
この画像記録装置は、光源ユニット8と結像光学系4とからなる記録ヘッド5と、その外周部に感光材料6を巻回した記録ドラム7とを備える。この画像記録装置においては、後述する光源ユニット8から、結像光学系4を介して、記録ドラム7に巻回された状態で回転する感光材料6に光ビームを照射するとともに、記録ヘッド5を記録ドラム7の軸線方向に移動させることにより、感光材料6に対して必要な画像を記録する構成となっている。
【0013】
次に、上述した光源ユニット8の構成について説明する。図2は光源ユニット8の構成を示す斜視図である。
【0014】
この光源ユニット8は、その表面に導電パターン55、63が形成されたセラミック製の配線基板52と、この配線基板52の端面50に列設された複数個の半導体発光素子としてのLED素子2とを備える。なお、配線基板52の表面の面積は、その端面50の面積に比べて十分に大きくなっている。
【0015】
このLED素子2は、図3に示すように、基板21の表面上に発光層(活性層)22を含む形で半導体の層を複数重ね合わせた半導体積層構造部26を形成しており、この半導体積層構造部26の最上面に形成されたP電極23と、基板21の裏面側に形成されたN電極24とを備える。このLED素子2においては、基板21に対して互いに逆側に形成されたP電極23とN電極24との間に電流を流すことにより、半導体積層構造部26の表面25または端面27から光が出射する構成となっている。
【0016】
このLED素子2のP電極23は、図2に示すように、各々、ボンディングワイヤー54を介して、配線基板52の表面に形成された導電パターン55とワイヤーボンディングされている。すなわち、各LED素子2は、配線としてのボンディングワイヤー54および導電パターン55を介して、コネクタ51と電気的に接続されている。また、このコネクタ51は、図示を省略したLED素子2のドライバーと接続されている。
【0017】
一方、このLED素子2のN電極24は、配線基板52の端面50に印刷された電極61に対して、銀ペースト等の導電性の接着剤によりボンディングされている。この電極61は、配線基板52に形成されたビアホール62および配線基板52の表面に形成された導電パターン63を介してコネクタ51と電気的に接続されている。
【0018】
このような構成を有する光源ユニット8においては、各LED素子2から発生する熱はセラミック製の配線基板52全体に広がる。そして、この熱は、この配線基板52の表面全体より大気中に放出される。このとき、配線基板52の表面の面積は、その端面50の面積に比べて十分に大きくなっていることから、各LED素子2から発生する熱は、十分大きな配線基板52の表面より有効に放熱されることになる。
【0019】
また、配線基板52の表面は十分大きな面積を有することから、導電パターン55等の電気的な配線密度を粗く設置することができる。このため、電気的なクロストークの発生を防止することが可能となる。
【0020】
次に、光源ユニット8の他の実施形態について説明する。図4はこの発明の第2実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す斜視図であり、図5はその要部を示す正面図である。なお、上述した第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0021】
この第2実施形態に係る光源ユニット3は、その表面に導電パターン55、63が形成され、その端面50に複数個のLED素子2が列設された第1実施形態と同様のセラミック製の配線基板52を、LED素子2の列設方向と直交する方向に複数個互いに平行に配設した構成を有する。
【0022】
すなわち、図4に示すように、3個の配線基板52の先端部は、左右一対の櫛歯状位置決め部材36に形成された凹部37内に挿入され、固定される。このため、これらの配線基板52は、左右一対の櫛歯状位置決め部材36により、互いに等間隔離隔した平行な姿勢で精度よく位置決めされる。
【0023】
また、図5に示すように、3個の配線基板52は、各配線基板52の先端部に列設されたLED素子2のピッチPの1/3の距離[P/3]だけ、LED素子2の列設方向に互いにずれた位置に配置されている。
【0024】
この第2実施形態に係る光源ユニット8においては、上述した第1実施形態に係る光源ユニット8と同様、各LED素子2から発生する熱を有効に放熱することが可能となり、また、電気的なクロストークの発生を防止することが可能となる。
【0025】
また、この第2実施形態に係る光源ユニット8においては、各配線基板52が左右一対の櫛歯状位置決め部材36により互いに間隔をあけて配置されていることから、例えば冷却ファン等を利用することで、各配線基板52間に空気の流れを形成することができる。このため、このため、LED素子2を2次元配置した場合においても、各LED素子2から発生する熱を有効に放熱することが可能となる。
【0026】
さらに、この第2実施形態に係る光源ユニット8においては、多数のLED素子2を2次元に配置することにより、多チャンネルの光ビームを利用して画像を記録することが可能となる。このとき、各LED素子2については、左右一対の櫛歯状位置決め部材36における凹部37を高精度に形成することにより、これらを高精度に位置決めすることが可能となる。
【0027】
このとき、この第2実施形態に係る光源ユニット8においては、この光源ユニット8を構成する多数のLED素子2のいずれかが点灯不可能となった場合には、そのLED素子2を含む配線基板52のみを交換すればよい。このため、メンテナンス性が向上する。また、1枚のシリコン基板上に複数個の発光点を2次元に配置したいわゆるモノリシック素子を使用した場合にように、単一の発光点の動作不良により全体を交換する必要が生ずることはない。
【0028】
次に、光源ユニット8のさらに他の実施形態について説明する。図6はこの発明の第3実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す斜視図である。なお、上述した第1実施形態等と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】
この第3実施形態に係る光源ユニット8は、上述した光源ユニット8における配線基板52に換えて、その表面に導電パターン55、56が印刷されたフレキシブル基板59と、銅またはアルミニウム等の導電性の金属板58とから成る配線基板60を採用した点が上述した第1、第2実施形態に係る光源ユニットと異なる。なお、この第3実施形態においても、配線基板60の表面の面積は、その端面64の面積に比べて十分に大きくなっている。
【0030】
この第3実施形態においては、LED素子2のP電極23は、各々、ボンディングワイヤー54を介して、フレキシブル基板59の表面に形成された導電パターン55とワイヤーボンディングされている。すなわち、各LED素子2は、配線としてのボンディングワイヤー54および導電パターン55を介して、コネクタ51と電気的に接続されている。また、このコネクタ51は、図示を省略したLED素子2のドライバーと接続されている。
【0031】
一方、このLED素子2のN電極24は、金属板58の端面64に対して、銀ペースト等の導電性の接着剤によりボンディングされている。そして、この金属板58は、ボンディングワイヤ57およびフレキシブル基板59の表面に形成された導電パターン56を介してコネクタ51と電気的に接続されている。
【0032】
このような構成を有する光源ユニット8においては、各LED素子2から発生する熱は金属板58全体に広がる。そして、この熱は、この金属板58の表面全体より大気中に放出される。このとき、金属板58の表面の面積は、その端面64の面積に比べて十分に大きくなっていることから、各LED素子2から発生する熱は、十分大きな金属板58の表面より有効に放熱されることになる。
【0033】
また、配線基板60におけるフレキシブル基板59の表面は十分大きな面積を有することから、導電パターン55等の電気的な配線密度を粗く設置することができる。このため、電気的なクロストークの発生を防止することが可能となる。
【0034】
なお、図4および図5に示す第2実施形態の場合と同様、図6に示す配線基板60を、LED素子2の列設方向と直交する方向に複数個互いに平行に配設して光源ユニットを構成してもよい。
【0035】
次に、光源ユニット8のさらに他の実施形態について説明する。図7はこの発明の第4実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す図であり、図7(a)はその平面図、また、図7(b)はその正面図である。なお、上述した第1実施形態等と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0036】
この第4実施形態においては、セラミック製の配線基板に一列にビアホールを形成し、この配線基板をビアホールに沿って割るいわゆるチョコレートブレイクにより配線基板68を形成したものである。そして、ビアホールの跡にタングステンペースト等の導電性部材を注入して多数の電極65を形成している。なお、この第4実施形態においても、配線基板68の表面の面積は、その端面75の面積に比べて十分に大きくなっている。
【0037】
この第4実施形態においては、配線基板68の端面75に列設されたLED素子2のP電極23は、各々、ボンディングワイヤー69を介して上述した電極65とワイヤーボンディングされている。また、この電極65は、導電パターン67を介して、配線基板68の表面に配設されたLED素子2のドライバー66と接続されている。
【0038】
一方、このLED素子2のN電極24は、上述した電極65のうちP電極23と接続されていない電極65に対して、銀ペースト等の導電性の接着剤によりボンディングされている。そして、電極65は、導電パターン67を介して、配線基板68の表面に配設されたLED素子2のドライバー66と接続されている。
【0039】
なお、図7においては、導電パターン67は、その一部を省略して図示している。
【0040】
このような構成を有する光源ユニット8においては、各LED素子2から発生する熱は配線基板68全体に広がる。そして、この熱は、この配線基板68の表面全体より大気中に放出される。このとき、配線基板68の表面の面積は、その端面75の面積に比べて十分に大きくなっていることから、各LED素子2から発生する熱は、十分大きな配線基板68の表面より有効に放熱されることになる。
【0041】
なお、図4および図5に示す第2実施形態の場合と同様、図7に示す配線基板68を、LED素子2の列設方向と直交する方向に複数個互いに平行に配設して光源ユニットを構成してもよい。
【0042】
次に、光源ユニット8のさらに他の実施形態について説明する。図8はこの発明の第5実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す図であり、図8(a)はその平面図、また、図8(b)はその正面図である。なお、上述した第1実施形態等と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0043】
この光源ユニット8は、その表面に導電パターン71、72が形成されたセラミック製の配線基板73と、この配線基板73の端面80に列設されたLED素子2とを備える。なお、配線基板73の表面の面積は、その端面80の面積に比べて十分に大きくなっている。
【0044】
このLED素子2のP電極23は、各々、ボンディングワイヤー74を介して、配線基板73表面の導電パターン71に立設されたピン76とワイヤーボンディングされている。すなわち、各LED素子2は、配線としてのボンディングワイヤー74および導電パターン71を介して、フラットケーブル78と電気的に接続されている。また、このフラットケーブル78は、図示を省略したLED素子2のドライバーと接続されている。
【0045】
一方、このLED素子2のN電極24は、配線基板73の端面80に印刷された電極に対して、銀ペースト等の導電性の接着剤によりボンディングされている。この電極は、配線基板73表面の導電パターン72に立設されたピン77とボンディングワイヤー75によりワイヤーボンディングされており、導電パターン73を介してフラットケーブル78と電気的に接続されている。
【0046】
このような配線基板73は、LED素子2の列設方向と直交する方向に複数個(図8(b)において3個のみを図示)互いに平行に配設されている。そして、これらの配線基板73は、LED素子2の列設方向に互いにずれた位置に配置されている。なお、この配線基板73は、左右一対の櫛歯状位置決め部材79に形成された凹部により、互いに等間隔離隔した平行な姿勢で所定の位置に精度よく位置決めされる。
【0047】
このような構成を有する光源ユニット8においては、各LED素子2から発生する熱は配線基板73全体に広がる。そして、この熱は、この配線基板73の表面全体より大気中に放出される。このとき、配線基板73の表面の面積は、その端面80の面積に比べて十分に大きくなっていることから、各LED素子2から発生する熱は、十分大きな配線基板73の表面より有効に放熱されることになる。
【0048】
次に、光源ユニット8のさらに他の実施形態について説明する。図9はこの発明の第6実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す図であり、図9(a)はその平面図、また、図9(b)はその正面図である。なお、上述した第1実施形態等と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0049】
この光源ユニット8は、その表面に導電パターン83が形成されたセラミック製の配線基板81と、この配線基板81の端面82に列設されたGaN系LED素子1とを備える。なお、配線基板81の表面の面積は、その端面82の面積に比べて十分に大きくなっている。
【0050】
この光源ユニット8においては、画像記録時の主走査方向(図1に示す記録ドラム7の回転方向)は、図9(a)においては紙面に垂直な方向、また、図9(b)においてはその上下方向となっている。
【0051】
なお、図9においては、導電パターン83は、その一部を省略して図示している。
【0052】
図11は上記GaN系LED素子1の斜視図である。
【0053】
このGaN系LED素子1は、例えば、特開平4−10666号公報または特開平8−316528号公報に記載されているような、ガリウム(Ga)とナイトライド(N)とを利用したガリウムナイトライドLED素子や、インジウム(In)とガリウム(Ga)とナイトライド(N)とを利用したインジウムガリウムナイトライドLED素子の総称である。
【0054】
このGaN系LED素子1は、基板11の表面上に形成された発光層(活性層)12を含む半導体積層構造部16と、この半導体積層構造部16の表面上に形成されたP電極13と、半導体積層構造部16の一部をエッチングによって削ったその上面に形成されたN電極14とを備える。そして、このLED素子1においては、P電極13とN電極14との間に電流を流すことにより、半導体積層構造部16の表面15または端面17から光が出射する構成となっている。なお、光が発生するのは発光層12であるが、その光は半導体積層構造部16へ広がり、そこから外部に出射されるのが一般的である。
【0055】
このGaN系LED素子1のP電極13は、図9に示すように、各々、ボンディングワイヤー84を介して、配線基板81の表面に形成された導電パターン83とワイヤーボンディングされている。すなわち、各GaN系LED素子1は、配線としてのボンディングワイヤー84および導電パターン83を介して、コネクタ51と電気的に接続されている。また、このコネクタ51は、図示を省略したGaN系LED素子1のドライバーと接続されている。
【0056】
一方、このGaN系LED素子1のN電極14は、ボンディングワイヤ85を介して、配線基板81の裏面に形成された図示しない導電パターンと接続されており、この導電パターンはコネクタ51と電気的に接続されている。
【0057】
なお、図9(b)に示すように、各GaN系LED素子1は、そのP電極13とN電極14とが同一の直線上に配置される角度位置で配線基板81の端面82に列設されている。これは、以下の理由による。
【0058】
即ち、このGaN系LED素子1においては、P電極13とN電極14とが基板11に対して同一側に形成されていることから、半導体積層構造部16の表面15から出射される光がこれらのP電極13およびN電極14によって遮られることになり、半導体積層構造部16の表面15における光出射領域の形状が略8の字状の形状となる。このため、矩形状のGaN系LED素子1の一辺を配線基板81の表面と平行(副走査方向と平行)に配置した場合には、各GaN系LED素子1間のピッチ誤差が生じた場合に、この光源ユニット8から出射される光の照度分布が大幅に劣化する。
【0059】
このため、この光源ユニット8においては、各GaN系LED素子1を、そのP電極13とN電極14とが同一の直線上に配置される角度位置となるように列設しているのである。
【0060】
このような構成を有する光源ユニット8においては、各GaN系LED素子1から発生する熱は配線基板81全体に広がる。そして、この熱は、この配線基板81の表面全体より大気中に放出される。このとき、配線基板81の表面の面積は、その端面82の面積に比べて十分に大きくなっていることから、各GaN系LED素子1から発生する熱は、十分大きな配線基板81の表面より有効に放熱されることになる。
【0061】
なお、図4および図5に示す第2実施形態の場合と同様、図9に示す配線基板81を、GaN系LED素子1の列設方向と直交する方向に複数個互いに平行に配設して光源ユニットを構成してもよい。
【0062】
上述した第1乃至第6実施形態においては、半導体発光素子としてLED素子2またはGaN系LED素子1を使用しているが、例えば、開平2−264494号公報に記載されているような平面発光型のLDを使用してもよい。即ち、この発明に使用する半導体発光素子としては、その表面から面状に光を射出するような各種の素子を採用することができる。図10は、平面発光型LD90を採用した光源ユニット8の構成を示している。
【0063】
【発明の効果】
請求項1乃至請求項3に記載の発明によれば、その表面に導電パターンが形成された配線基板と、この配線基板の端面に列設された複数個の半導体発光素子とを備えたことから、一次元状に配置された複数個の半導体発光素子からの熱を配線基板を介して放熱することができ、各半導体発光素子の温度が上昇して半導体発光素子からの光出力が低下し、また、寿命が短縮化する等の問題の発生を防止することができる。また、配線基板の表面に形成された導電パターンを利用することにより電気的な配線密度を粗く設置することができことから、電気的なクロストークの発生を防止することが可能となる。
【0064】
請求項2に記載の発明によれば、その表面に導電パターンが形成されその端面に複数個の半導体発光素子を列設された配線基板を半導体発光素子の列設方向と直交する方向に複数個互いに平行に配設したことから、二次元状に配置された複数個の半導体発光素子からの熱を配線基板を介して解して放熱することができ、各半導体発光素子の温度が上昇して半導体発光素子からの光出力が低下するという問題の発生を防止することができる。また、櫛歯状部材を利用して位置決めを行うことから、高精度の位置決めが可能となり、さらには、配線基板間に空気の流れを形成して半導体発光素子から発生する熱を有効に放熱することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る光源としての光源ユニット8を適用する画像記録装置の斜視図である。
【図2】 光源ユニット8の構成を示す斜視図である。
【図3】 LED素子2の斜視図である
【図4】 この発明の第2実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す斜視図である。
【図5】 この発明の第2実施形態に係る光源ユニット8の要部を示す正面図である。
【図6】 この発明の第3実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す斜視図である。
【図7】 この発明の第4実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す図である。
【図8】 この発明の第5実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す図である。
【図9】 この発明の第6実施形態に係る光源ユニット8の構成を示す図である。
【図10】 平面発光型LD90を採用した光源ユニット8の構成を示す図である。
【図11】 GaN系LED素子1の斜視図である。
【符号の説明】
1 GaN系LED素子
2 LED素子
4 結像光学系
5 記録ヘッド
6 感光材料
7 記録ドラム
8 光源ユニット
36 櫛歯状位置決め部材
37 凹部
50 端面
52 配線基板
55、56 導電パターン
58 金属板
59 フレキシブル基板
60 配線基板
63 導電パターン
64 端面
67 導電パターン
68 配線基板
71、72 導電パターン
73 配線基板
75 端面
79 櫛歯状位置決め部材
80 端面
81 配線基板
82 端面
83 導電パターン
90 平面発光型LD

Claims (3)

  1. 数個の半導体発光素子から出射される光を利用して画像を記録する画像記録装置の光源であって、
    基板と、単一の発光点を構成する半導体発光層を含み前記基板上に形成された半導体積層構造部と、第1の電極と、第2の電極とをそれぞれが有する複数個の半導体発光素子と、
    表面と、裏面と、前記表面と裏面との間に形成された4個の端面とを有する矩形板状の形状を有し、前記複数の端面のうちの一つの端面に前記複数個の半導体発光素子が列設されるとともに、前記第1の電極に連結する第1の導電パターンと前記第2の電極に連結する第2の導電パターンとが前記表面に形成された配線基板と、
    前記配線基板における前記複数個の半導体発光素子が列設された端面とは逆側の端面に配置され、前記第1の配線パターンおよび第2の配線パターンに連結されるコネクタとを備え、
    前記配線基板の表面は当該配線基板の前記複数の半導体発光素子が列設された端面より大きな面積を有することを特徴とする画像記録装置の光源。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置の光源において、
    前記配線基板は、前記半導体発光素子の列設方向と直交する方向に互いに平行に複数個配設されており、
    前記複数個の半導体発光素子の列設方向に対し前記複数個の配線基板の両端部を保持する櫛歯状の位置決め部材をさらに備える画像記録装置の光源。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置の光源において、
    前記複数個の半導体発光素子を駆動するドライバーをさらに備え、
    前記ドライバーは前記コネクタを介して前記配線基板と接続される画像記録装置の光源。
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