JP3806718B2 - 振動攪拌装置 - Google Patents

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本発明は、試料からDNA等を抽出したり、あるいは試料の溶解や混合を目的として、試料を収容した密閉チューブを振動攪拌する装置に関する。
容器内の試料を攪拌する方法としては、各種の製品が開発されている。現在大きく分けて2つの種類がある。
その一つは、各容器内にそれぞれ攪拌羽を配置しこの羽の回転によって容器内の試料を攪拌させるものであり、他の方式は大型の筐体の中に多数の容器を収納して、この複数の容器を同時に振動させて攪拌するものである。
上記従来例のうち、前者の攪拌羽を用いる方式は各容器内にそれぞれ攪拌羽を配置しなくてはならないため、装置が大掛かりとなり作業も煩雑となる。また多数の試料を同一条件で攪拌することは難しく、さらに容器を完全に密閉することが困難なため危険な試料を攪拌することには適していなかった。
また、後者の大型の筐体を使用するものは、筐体内の空気によって容器の温度を調節するものであるため、多数の容器内の試料を均一した温度に保つことが難しく、特に試料の量が多い場合にはその傾向が強いという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、一度に多数の容器を水中で振動して試料を攪拌することにより、容器の温度を一定に保ち、試料を均一に温めて試料の反応を一定にする効率のよい振動攪拌装置を提供するものである。
本発明の要旨とするところは、水槽の上方にモーターを固定し、このモーターのモーター駆動軸の下端に架台の作動軸を偏心して配置する。この作動軸の下端に架台を取り付けると共に、上方の吊り下げ台から吊り下げた吊下線で架台を吊り下げて支持する。
そして上記架台の下部に、試料を収容しかつ水槽内の水に浸漬させた密閉チューブを固定し、上記モーターを作動して架台を振動させることによって密閉チューブ内の試料を攪拌する振動攪拌装置にある。
本発明によれば、容器を水中で振動攪拌するため試料の量が少ない場合はもちろん、資料が多い場合でも、反応温度を一定に保つことができるため正確な反応結果が得られる。さらに密閉チューブが水中に浸漬されているため超音波を利用した攪拌装置にも適応できる。
また、簡易な機構で多数の容器を同時に反応温度の均一性を保ちながら攪拌できるため作業効率がよい等の効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態は、水槽の上方にモーターを固定し、上方の吊り下げ台から吊り下げた複数の吊下線によって架台を水槽内に吊り下げる。そして架台の作動軸を、モーター駆動軸にバランサー付クランクを介して偏心して取り付け、架台の下部に試料を収容した多数の密閉チューブを固定して、上記密閉チューブを水槽内の水に浸漬させたものである。
本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例の一部を切り欠いた正面模式図、図2は前面パネルの正面図及び図3は図1のA―A線拡大断面図である。
本実施例は、内部に水12を収容した水槽10と、この水槽10の上部に配置した蓋体15からなり、この蓋体15の底板16上にはモーター取付台18を設け、このモーター取付台18にモーター20を固定する。
このモーター取付台18の上端に吊下線の吊り下げ台21を4個のビス21aで固定する。なお、水槽10内の水12は通常37℃程度の温水である。
上記吊下線の吊り下げ台21の4ケ所に、後述の攪拌台41を吊下げるための4本のピアノ線からなる吊下線24の上端を固定してある。
また、モーター駆動軸22はモーター取付台18を通って下方に伸びていて、その先端はバランサー付クランク30に固定されている。
バランサー付クランク30は直方体であり、ブッシング47の上に固定されている。そしてこのブッシング47は、水槽10からの蒸気の流出を防止するために、円筒状のブッシング43の上端に摺動可能に載置されている。
本実施例ではブッシング47はテフロン製、ブッシング42はルーロン製とした。しかし、これに限らず他の材質も使用できる。
上記バランサー付クランク30の内部には、上部にモーター駆動軸22を固定し下部に架台の作動軸31を固定してある。この作動軸31は下部の架台40にモーター20の回転を伝えて振動させるものであり、作動軸31の中心C2は上記モーター駆動軸22の中心C1と所定の距離、例えば1mmずらして取り付けられている。つまり作動軸31はモーター駆動軸22に対して偏心して取り付けられているのである。
上記作動軸31は円筒状のブッシング43の孔43aを通り下方に伸びている。その先端は攪拌台41に取り付けてある円筒状のブッシング44とベアリング33で回転可能に支持されている。
ベアリング33の下方は、キャップ45によってシールされている。
上記攪拌台41は塩化ビニール製であり、下部に架台40をビス40aによって着脱自在に固定してある。
そして架台40の下部に試料51を収容した多数の密閉チューブ50を配置して、密閉チューブ50を水槽10内の水12に浸漬させるのである。
一方、上記吊り下げ台21に取り付けた4本の吊下線24は、モーター取付台18に形成した孔18aと底板16の4個の孔16aを通って伸びていて、その下端は攪拌台41に固定されている。
なお、底板16の孔16aに設けたブッシング42と攪拌台41は、水槽10から生じる蒸気を防止するために、わずかな間隙、例えば0.2mm程度の間隙を有して摺動可能に接している。
上記ブッシング42、43、44は、表面が滑らかな材質であるルーロンを用いて作成してある。
上記吊下線24は、本実施例では4本のピアノ線を使用したが、この本数や材質あるいは太さ等は本実施例のものに限らず任意に決定できるものとする。
上記のように構成した本実施例の振動攪拌装置の作用を説明する。
まず、試料51を収容した多数の密閉チューブ50を架台40の下端に配置した後、架台40を水槽10内に吊下線24で吊下げて設置し水槽10内に水12を入れて、図1の状態とする。
次いで、蓋体15の前方に構成した前面パネル17に構成したスイッチ部17aによってモーター20をオンにして、制御部17bでオートあるいはマニュアルを選択し、さらに制御部17cでモーター20の回転速度を選択する。
モーター20の作動によりモーター駆動軸22が回転すると、これに伴ってバランサー付クランク30が回転するため,その下に取り付けたブッシング47がブッシング43の上面に接触しながら回転する。
このとき、作動軸31は上述の通りモーター駆動軸22と偏心した位置に取り付けられているため、作動軸31はモーター駆動軸22の中心C1を中心とした円を描きながら円運動をすることになる。
一方、作動軸31の下端には攪拌台41がブッシング44とベアリング33を介して取り付けられているから、この作動軸31の円運動に伴って攪拌台41も円運動をおこなう。
従って、この攪拌台41に固定された架台40、及び架台40に固定された密閉チューブ50も同様の円運動を行なうことになる。これによって密閉チューブ50内部の試料51が振動を受けながら攪拌されていくのである。
このように本実施例によれば、架台40をモーター20から吊下げた状態で水槽10内に配置して、密閉チューブ50を水12に浸漬させながら振動させ内部の試料51を攪拌するから、試料の反応温度を一定に保つことが容易に行なえ正確な反応結果を得ることができる。また水槽内であるため必要に応じて超音波を使用して作業を行うこともできる。
さらに、多数の密閉チューブ50を同時に温度の均一性を保ちながら攪拌できるため作業効率がよく、試料51の量が多い場合にも温度の均一が保てる等の効果を奏する。
さらに、前面パネル17の制御部によりモーター20の回転を調節することで、密閉チューブ50の振動の強弱を調節でき、またオートまたはマニュアル制御可能な振動によって多数の試料51を密閉チューブ50のまま同一条件で攪拌できるのである。
本発明の一実施例の一部を切り欠いた正面模式図 前面パネルの正面図 図1のA―A線拡大断面図
符号の説明
10 水槽
12 水(温水)
15 蓋体
16 底板
17 前面パネル
18 モーター取付台
20 モーター
21 吊下線の吊り下げ台
22 モーター駆動軸
24 吊下線
30 バランサー付クランク
31 作動軸
33 ベアリング
40 架台
41 攪拌台
42 ブッシング
43 ブッシング
44 ブッシング
C1 モーター駆動軸の中心
C2 作動軸の中心

Claims (1)

  1. 水槽の上方にモーターを固定し、このモーター駆動軸の下端に架台の作動軸を偏心して配置し、この作動軸の下端に架台を取り付けると共に架台を吊下線で吊り下げて支持し、上記架台の下部に、試料を収容しかつ水槽内の水に浸漬させた密閉チューブを固定してなり、
    上記モーターを作動して架台を振動させることによって密閉チューブ内の試料を攪拌する振動攪拌装置。
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