JP3806502B2 - プラスチックフィルムのヒートシール位置検出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、プラスチックフィルムのヒートシール位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
たとえば、プラスチック袋を製造する製袋機では、プラスチックフィルムが2層に重ね合わされ、その長さ方向に間欠送りされ、走行し、間欠送り毎に、プラスチックフィルムがその幅方向にヒートシールされる。その後、間欠送り毎に、プラスチックフィルムのヒートシール部分またはその近傍において、カッタによってプラスチックフィルムが切断される。これによってプラスチック袋が製造されることは周知のとおりである。
【0003】
この場合、プラスチック袋の品質を保つ必要上、プラスチックフィルムのヒートシール部分またはその近傍において、これをその設定位置で正確に切断することが要求される。したがって、プラスチックフィルムがその長さ方向に走行しているとき、あらかじめプラスチックフィルムのヒートシール位置を検出し、プラスチックフィルムの切断前、ヒートシール位置検出信号によってカッタの刃の位置を調整し、そのずれを修正することが好ましく、プラスチックフィルムのヒートシール位置を的確に確実に検出する装置の開発が要望されている。ヒートシール位置検出信号によってプラスチックフィルムの送り量またはシールバーの位置を調整し、プラスチックフィルムがその設定位置で正確に切断されるようにすることも考えられる。
【0004】
【発明の目的】
したがって、この発明は、プラスチックフィルムのヒートシール位置を的確に確実に検出することを目的としてなされたものである。
【0005】
【発明の構成】
プラスチックフィルムのヒートシールにあたっては、シールバーがプラスチックフィルムに押し付けられ、シールバーによってプラスチックフィルムがヒートシールされるが、シールバーはテフロン(登録商標、以下同様)シートで被覆されていることが多い。それは2つの理由にもとづく。まず、テフロンシートで被覆すると、シールバーをプラスチックフィルムから引き離すとき、テフロンシートによってシールバーの剥離性が得られ、シールバーを円滑に引き離すことができる。さらに、テフロンシートで被覆すると、プラスチックフィルムのヒートシール部分にテフロンシートの網目のシール跡が残り、それによってプラスチック袋の外観を向上させることができる。その他、シールバーのプラスチックフィルム接触面に網目状の凹凸を形成し、プラスチックフィルムのヒートシール部分にシールバーの網目のシール跡を残し、それによってプラスチック袋の外観を向上させることもある。ヒートシール後、冷却バーがプラスチックフィルムに押し付けられ、冷却バーによってプラスチックフィルムが冷却されるが、冷却バーのプラスチックフィルム接触面に網目状の凹凸を形成し、プラスチックフィルムのヒートシール部分に冷却バーの網目のシール跡を残し、それによってプラスチック袋の外観を向上させることもある。この発明は、その網目のシール跡に着眼してなされたものである。
【0006】
そして、この発明によれば、プラスチック袋を製造する製袋機において、網目のシール跡のあるヒートシール部分を有し、長さ方向に走行するプラスチックフィルムのヒートシール位置を検出するとき、光源がプラスチックフィルムに対向し、光源から光が照射される。さらに、光学センサがプラスチックフィルムに対向し、プラスチックフィルムの反射光または透過光を受け、その受光量が描く波形によって網目のシール跡が読み取られ、プラスチックフィルムのヒートシール位置が検出される。さらに、この発明によれば、網目の周期性に対応する特定のスペクトル成分が波形から抽出される。
【0007】
プラスチックフィルムの幅方向の波形によって網目のシール跡を読み取ることが好ましい。
【0008】
【実施例の説明】
以下、この発明の実施例を説明する。
【0009】
図1において、これは製袋機の付属装置であり、プラスチックフィルム1のヒートシール位置を検出するためのもので、プラスチックフィルム1は2層に重ね合わされ、その長さ方向Xに間欠送りされ、走行する。さらに、図2に示すように、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、プラスチックフィルム1がその幅方向Yにヒートシールされ、その後、間欠送り毎に、プラスチックフィルム1のヒートシール部分2またはその近傍において、カッタによってプラスチックフィルム1が切断される。これによってプラスチック袋が製造されるものである。
【0010】
プラスチックフィルム1のヒートシールにあたっては、シールバーがプラスチックフィルム1に押し付けられ、シールバーによってプラスチックフィルム1がヒートシールされる。さらに、そのシールバーがテフロンシートで被覆されており、プラスチックフィルム1のヒートシール部分2にテフロンシートの網目の跡3が残る。シールバーのプラスチックフィルム接触面に網目状の凹凸を形成し、プラスチックフィルムのヒートシール部分にシールバーの網目のシール跡を残すこともある。ヒートシール後、冷却バーがプラスチックフィルムに押し付けられ、冷却バーによってプラスチックフィルムが冷却されるが、冷却バーのプラスチックフィルム接触面に網目状の凹凸を形成し、プラスチックフィルムのヒートシール部分に冷却バーの網目のシール跡を残すこともある。
【0011】
この装置は光源4および光学センサ5を有し、シールバーおよび冷却バーの下流に配置され、カッタの上流に配置されている。そして、プラスチックフィルム1の上側または下側において、光源4および光学センサ5がプラスチックフィルム1に対向し、光源4から光が照射され、光学センサ5はプラスチックフィルム1の反射光を受ける。図3に示すように、光源4の反対側において、光学センサ5をプラスチックフィルム1に対向させ、光学センサ5がプラスチックフィルム1の透過光を受けるようにしてもよい。光学センサ5はCCDカメラからなり、電子シャッタを有する。
【0012】
したがって、プラスチックフィルム1がその長さ方向Xに走行し、ヒートシール部分2が光源4および光学センサ5の設置位置に達したとき、電子シャッタが瞬間的に動作し、光学センサ5がヒートシール部分2の反射光または透過光を受け、これによってプラスチックフィルム1のヒートシール位置が検出される。プラスチックフィルム1のヒートシール部分2については、それに網目のシール跡3があり、光学センサ5がその反射光または透過光を受けたとき、図4に示すように、プラスチックフィルム1の幅方向Yにおいて、網目のシール跡3によって光学センサ5の受光量Qが変化し、波形が描かれる。したがって、光学センサ5の受光量Qが描く波形によって網目のシール跡3を読み取り、プラスチックフィルム1のヒートシール位置を検出することができるものである。
【0013】
光源4として点光源を使用すると、網目のシール跡3を鮮明に読み取ることができ、好ましい。さらに、網目のシール跡3の1/2に近い周期成分で波形の波高Hを取れば、それによって大きい信号を得ることができ、好ましい。さらに、網目のシール跡3だけではなく、他の要因によって光学センサ5の受光量Qが変化し、波形が描かれることも考えられ、波形の波高Hの大きすぎるものはノイズとしてカットし、小さすぎるものもノイズとしてカットすることが好ましい。網目の周期性を使って、特定のスペクトル(周波数)成分を抽出することでノイズをカットすることが可能である。
【0014】
その後、プラスチックフィルム1の切断前、光学センサ5の検出信号によってカッタの刃の位置が調整され、そのずれが修正される。その後、カッタによってプラスチックフィルム1が切断される。したがって、プラスチックフィルム1のヒートシール部分2またはその近傍において、これをその設定位置で正確に切断することができる。カッタの刃の位置ではなく、光学センサ5の検出信号によってプラスチックフィルム1の送り量を調整し、その後、カッタによってプラスチックフィルム1を切断し、これをその設定位置で正確に切断するようにしてもよい。光学センサ5の検出信号によってシールバーの位置を調整するようにしてもよい。
【0015】
光学センサ5としてCCDカメラではなく、ラインセンサ(リニアセンサ)を使用し、その受光素子をプラスチックフィルム1の幅方向Yに配列し、各受光素子の受光量Qが描く波形によって網目の跡3を読み取るようにしてもよい。プラスチックフィルム1の幅方向Yではなく、斜めの方向の波形によって網目のシール跡3を読み取り、プラスチックフィルム1のヒートシール位置を検出することも考えられる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、光学センサ5の受光量Qが描く波形によって網目のシール跡3を読み取り、プラスチックフィルム1のヒートシール位置を検出することができ、これを的確に確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す側面図である。
【図2】図1のプラスチックフィルムのヒートシール部分の拡大図である。
【図3】他の実施例を示す側面図である。
【図4】図1または図3の光学センサの受光量が描く波形を示すグラフである。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム
2 ヒートシール部分
3 テフロンシートの網目のシール跡
4 光源
5 光学センサ
Q 光学センサの受光量
Claims (2)
- プラスチック袋を製造する製袋機において、網目のシール跡のあるヒートシール部分を有し、長さ方向に走行するプラスチックフィルムのヒートシール位置を検出する装置であって、
前記プラスチックフィルムに対向し、光を照射する光源と、
前記プラスチックフィルムに対向し、前記プラスチックフィルムの反射光または透過光を受け、その受光量が描く波形によって前記網目のシール跡を読み取り、前記プラスチックフィルムのヒートシール位置を検出する光学センサとからなり、
前記網目の周期性に対応する特定のスペクトル成分を前記波形から抽出するようにしたことを特徴とするプラスチックフィルムのヒートシール位置検出装置。 - 前記プラスチックフィルムの幅方向の波形によって前記網目のシール跡を読み取るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のヒートシール位置検出装置。
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JP36953897A JP3806502B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | プラスチックフィルムのヒートシール位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36953897A JP3806502B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | プラスチックフィルムのヒートシール位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11190608A JPH11190608A (ja) | 1999-07-13 |
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Family
ID=18494682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36953897A Expired - Lifetime JP3806502B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | プラスチックフィルムのヒートシール位置検出装置 |
Country Status (1)
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-
1997
- 1997-12-25 JP JP36953897A patent/JP3806502B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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