JP3805070B2 - ケースインタラプタの製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケース内部に2つの素子を取り付けた電子部品の製造方法及び製造装置に係るもので、特にケースインタラプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は一般的なケースインタラプタ1の斜視図である。コの字型に成形された樹脂製のケース2は中空であり、その内部には間隙部2′を挟んで発光素子3と受光素子4とが、互いの発光面と受光面とが対向するよう取り付けられている。ここでは、ケース2の一部を欠いてその内部を示している。
【0003】
素子3,4の固着手段には接着剤でケース2に接着する方法、予め素子3,4を取り付けた裏蓋5をケース2に溶着する方法、ケース2の内側に設けられたツメで係止する方法などがある。素子3,4の発光面と受光面にそれぞれ対向するケース2の側壁にはスリット2a(受光側のスリットは不図示)が形成されており、素子3,4間で投受光を行う構成となっている。ケースインタラプタ1は、間隙部2′を物体が通ることによって起こる光の遮断を検出する電子部品である。
【0004】
該ケースインタラプタ1の製造方法の一例を以下に示す。まず、樹脂材料でケース2を成形する。このケース2は中空であり、図5中ケース2の裏蓋5が設けられている部分は開口部となっている。ケース2に装着する発光素子3及び受光素子4は、予めリード6を所望の長さや形状に整えておく。そして、ケース2の裏蓋5方向からこの素子3,4を挿入し、前述した方法で固定する。その後、ケース2の外側にロット番号などを標印するマーキング工程、及び裏蓋5でケース2の開口部を封止する工程等が行われる。上記製造方法において、発光素子3及び受光素子4をケース2に挿入する工程は、手作業で行う場合と自動機で行う場合とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図6にはいくつかのケースインタラプタの外観を示している。(イ)は図5に示したものと同じ通常タイプ、(ロ)は組み込む電子機器に対応したカスタムメイドタイプ、(ハ)は電子機器に取り付ける際の固定手段となるフック27が備わったフックタイプ、(ニ)は通常タイプと同じ形状でサイズがより小さい小型タイプである。このように、ケースインタラプタのケースの形状には様々なものがある。
【0006】
これらのケースインタラプタを上述した製造方法に沿って自動機で製造する場合、自動機のパーツフィーダやシューター等の搬送手段に設けられたケースを保持する部分の形状が、ケースの外形に合ったものとなっている。故に、この自動機は特定のケースインタラプタの専用機となり、外形の異なる複数種のケースインタラプタを製造できない。
【0007】
自動機のパーツフィーダやシューター等を交換すれば他の形状のケースインタラプタを製造することでもできるが、交換部材は重量であることからその作業は困難である。また、交換してもシューターの継ぎ目部分などは熟練した技術者による調整が必要となることから手間がかかる。故に、現実的には他種への大幅な切り換えは不可能である。また、複数種のケースインタラプタに対応できる汎用的な手段としては人手による作業が適当であるが、自動機による組立に比べてコストが高く生産性が悪い。
【0008】
本発明は上記課題を鑑みて、それぞれ異なった形状のケースインタラプタを共通の自動機で組み立てることが可能なケースインタラプタの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のケースインタラプタの製造方法は、ケースに形成された間隙部を挟んで発光素子と受光素子とが互いに対向するよう該ケース内に配設されており、発光素子と受光素子との間で投受光するケースインタラプタを形成するために、ケースの外側を覆う筒状の外枠をケースと一体に形成した状態で、ケース内に発光素子及び受光素子を装着し、その後で外枠を切り離すことを特徴とする。
【0010】
上記製造方法によれば、ケースの外側に筒状の外枠を設けるので、ケースインタラプタを製造する自動機では、搬送手段に設けられた保持部分で外枠を保持して搬送し、その後ケース内に発光素子及び受光素子を装着する。故に、ケースの形状がどのようなものであっても、外枠の形状が同じであれば共通の自動機で搬送や素子の装着を行うことができる。
【0011】
請求項2のケースインタラプタの製造方法は、請求項1に記載のケースインタラプタの製造方法において、外枠の内壁にはケースに連結するケース支持手段が複数設けられており、このケース支持手段を切離することによってケースから外枠が切り離されることを特徴とする。この製造方法によれば、筒型の外枠にはその中空部分にケースが位置し、外枠の内壁から延びるケース支持手段がケースに連結することで、ケースと外枠とが一体となっている。また、ケース支持手段でケースを切り離すと外枠がケースから外れる。
【0012】
請求項3のケースインタラプタの製造方法は、請求項2に記載のケースインタラプタの製造方法において、外枠とケース支持手段との接合面よりもケース支持手段とケースとの接合面のほうが小さいことを特徴とする。この製造方法によれば、外枠を切り離す際にケースに力を加えると、ケース支持手段は外枠側に取り付いたままケースとの接合面で破断し、外枠がケースから外れる。
【0013】
請求項4のケースインタラプタの製造方法は、請求項2及び3に記載のケースインタラプタの製造方法において、発光素子及び受光素子を装着したケースと一体の外枠を第1開口部が形成された支持台上に搭載し、第2開口部が形成された打ち抜きダイで上方から外枠を支持台に押し当てて外枠を固定し、この状態で打ち抜きポンチが支持台の下方から第1開口部を通ってケースを押し上げることによって、打ち抜きダイの作用でケース支持手段からケースを切り離し、該切り離されたケースは第2開口部より逃げることを特徴とする。
【0014】
素子を装着したケースから外枠を切り離すには、まずケースと外枠の一体物を第1開口部が形成された支持台上に搭載する。このとき、第1開口部の直上方にケースが位置するよう配置する。そして、第2開口部が形成された打ち抜きダイで、上方から外枠を支持台に押し当てて外枠を固定する。このとき、第2開口部はケースの直上方に位置するよう形成されている。
【0015】
この状態において、打ち抜きポンチで支持台の下方から第1開口部を通ってケースを押し上げると、外枠は打ち抜きダイに固定されていることから、ケース支持手段とケースとの接合面で破断し、ケースと外枠とが切り離される。この切り離されたケースは、直上方の第2開口部を通って導出される。
【0016】
請求項5のケースインタラプタの製造装置において、ケースに形成された間隙部を挟んで発光素子と受光素子とが互いに対向するよう該ケース内に配設されており、発光素子と受光素子との間で投受光するケースインタラプタを形成するために、ケースの外側を覆う筒状の外枠をケースと一体に形成した状態で、ケース内に発光素子及び受光素子を装着し、その後で外枠を切り離すケースインタラプタの製造装置において、ケースと外枠の一体物を製造ラインに沿って搬送するために外枠に嵌合する凹部を設けた搬送手段を有する。
【0017】
上記構成のケースインタラプタの製造装置では、搬送手段は凹部で外枠と嵌合して外枠を保持し、製造ラインに沿って搬送する。故に、外枠内のケースの形状がどのようなものであっても、外枠の形状が同じであれば共通の製造装置で素子の装着を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1はケース2と外枠7の斜視図である。図2(イ)は図1におけるA−A′線での断面図であり、(ロ)はB−B′線での断面図であり、(ハ)はC−C′線での断面図である。これらのケース2及び外枠7は、樹脂材料で一体に成形されたものである。
【0019】
従来技術で述べたように、コの字型のケース2は中空であり、図1中上部は開口部2bとなっている。間隙部2′を挟んで対向する側壁には、それぞれスリット2a(一方のスリットは不図示)が形成されている。
【0020】
ケース2の周囲を覆う筒型の外枠7は外形が直方体状で、その高さはケース2より僅かに高く構成されている。後壁の底部辺縁には、組立工程において方向決めの手段となる面取り部7aが形成されている。また、対向する二側壁の内側に、一方の側壁にはその中央部に、他方の側壁には左右対称な2ヶ所の位置にサポート部8が設けられている。この3つのサポート部8は、細くなった先端部でケース2の側壁の上面に連結しており、ケース2とサポート部8との上面は水平面となっている。
【0021】
尚、ケース2と外枠7とをつなぐサポート部8は、ケース2及び外枠7の成形工程の際に成形性がよいこと、サポート部8にかかる力が均一であること、後のケース2と外枠7とを切り離す工程が容易におこなわれること、を満たしておれば良く、その形成位置や形状は本実施形態に限られるものではない。
【0022】
次に、ケース2内に発光ダイオードである発光素子3と、フォトダイオードである受光素子4とを取り付ける(図5参照)。素子3,4にはそれぞれ外部接続用のリード6が数本設けられており、このリード6は素子3,4をケース2内に取り付ける前に、予め所望の長さに調節したり、先端にコネクタを取り付けるなどしておく。
【0023】
図3は本発明に係る自動機の一部であり、ケース2に素子3,4を装着する工程において一体となったケース2と外枠7(ここでは、ワーク11という。)の供給及び搬送を行う部分を模式的に示した図である。まず、ボールフィーダ12でシューター13にワーク11が順次搭載され、ワーク11はシューター13上を移動していく。このとき、ボールフィーダ12では外枠7の面取り部7a(図1参照)を基準として、ワーク11の方向を揃えながらシューター13に搭載している。
【0024】
シューター13上のワーク11は、ストッパシリンダ14によって停止する。ピックアンドプレイス15のエアチャック16は上下シリンダ28によって上下方向に運動し、パルスモータ29によって駆動するボールネジでワーク11の進行方向に運動する。ストッパシリンダ14によって停止したワーク11はその位置でエアチャック16に保持され、位置決めアーム17及びピッチ送りアーム(ウォーキングビーム)18の初期位置まで移動する(矢印19)。
【0025】
シューター13′の両側には、カム20によって矢印24方向に運動する位置決めアーム17と、カム21によって矢印22,23方向に運動するピッチ送りアーム18とが設けられている。これらのアーム17,18には、いずれもワーク11に嵌合する凹部17a,18aが所定の間隔をもって複数個形成されている。
【0026】
まず、ピッチ送りアーム18は矢印22のシューター13′方向に動いて凹部18aでワーク11を保持し、さらに矢印23のワーク11進行方向に動いてワーク11をワンピッチだけ移動させる。そして、ワーク11から離れ、ワンピッチだけ戻る。位置決めアーム17は矢印24のシューター13′方向に動いてピッチ送りアーム18により移動してきたワーク11を凹部17aに嵌合させ、シューター13′上のワーク11の位置決めをする。そして、ワーク11から離れる方向に動く。これを繰り返すことで、アーム17,18の初期位置に送られてきたワーク11は前後のワークと所定間隔を保ちながら、ワンピッチ毎に順次搬送されていく。
【0027】
従来技術では、アーム17,18に形成されている凹部17a,18aの形状をケース2の外形に合わせたものとしなければならず、自動機が特定のワークにのみ対応したものとなっていたが、上記自動機ではワークの外形が外枠7によって統一されているため、外枠に収納できるサイズであれば、どのような形状のケース2でもこの自動機で組み立てることができる。
【0028】
所定間隔を持ってシューター13′上を移動するワーク11のケース2には、この自動機の図示しない後工程で開口部2b(図1参照)から素子3,4が挿入される。このとき、発光素子3の発光面と受光素子4の受光面とが対向し、互いにスリット2aを介して投受光できるよう配置する。
【0029】
ケース2に挿入された素子3,4を固定する手段としては、接着剤でケース2の内側に接着する方法、或いは素子3,4の外側とケース2の内側とにツメ等の係止手段を設け、それによって固定する方法などがある。また、素子3,4をケース2の所定位置に収納されるよう予め裏蓋5に固着しておけば、裏蓋5をケース2に取り付けるだけで素子3,4はケース2に装着される。
【0030】
次に、外枠7を除去する工程について説明する。図4(イ)はこの工程の様子を上方から見た模式図であり、(ロ)は側断面の模式図である。前工程から送られてきたケース2と外枠7は、エアチャックなどの保持手段によって除去工程用ステーションの支持台30に設置される。この支持台30にはケース2の鉛直下方に、ケース2の下面よりも僅かに小さい開口部30aが形成されている。
【0031】
外枠7の上方に載置する打ち抜きダイ25の下面には、外枠7に沿って溝25aが形成されている。溝25aの頂部の平面と外枠7の上面とが密接し、なおかつ打ち抜きダイ25の下面とサポート部8の上面とが密接することで、外枠7を支持台30に押し当てて固定している。また、打ち抜きダイ25の溝25aより中心側には、ケース2の直上方にケース2の上面と同じ形状及び大きさの開口部25bが形成されている。
【0032】
打ち抜きプレート26は図中上下方向に運動するもので、この打ち抜きプレート26が開口部30aを通ってケース2に上方向の力を与えると、外枠7は打ち抜きダイ25によって固定されていることから、サポート部8とケース2との接合面で破断する。このとき、図2(イ)に示すように、サポート部8とケース2との接合面31a(点線部分)は、サポート部8と外枠7との接合面31b(点線部分)よりも小さいので破断は容易に起こる。外枠7から外れてさらに押し上げられたケース2は、打ち抜きダイ25の開口部25bから外へ逃げる(点線部分)。
【0033】
外枠7より切り離されたケース2は、この後でケース2の側壁の外側にロット番号などを印刷するマーキング工程が行われる。そして、ケース2の開口部2b(図1参照)に裏蓋5を取り付け、その周囲を超音波によって溶着する封止工程を行って、完成品となる。
【0034】
以上説明したように、本発明のケースインタラプタ製造方法はケース2に一体となった外枠7を設け、素子3,4の取付工程等を行うものである。ここでは、通常タイプ(図6参照)のケースインタラプタについて示したが、例えばこの他のタイプのケースインタラプタでも、外枠7の形状及び寸法が本実施形態のものと同じであれば、ケース2に外枠7が付いたままで行える工程を、共通の自動機で行うことが可能である。
【0035】
尚、本実施形態では外枠7の外形を直方体状としたが、組立ラインでの取扱いが簡易であればどのような形状でもよい。また、外枠を用いて組立を行う方法については、上述したケースインタラプタの製造だけでなく、フォトリフレクタのようにケース内に2つの素子を取り付けた構造の電子部品の製造にも適用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1のケースインタラプタの製造方法によれば、ケースの外形が互いに異なるケースインタラプタでも、外枠の形状を同じにすることによって共通の自動機で組み立てることができる。故に、専用自動機の製作や設置にかかるコストや時間が必要なくなり、非常に効率のよいケースインタラプタの生産を行うことができる。
【0037】
請求項2のケースインタラプタの製造方法によれば、この外枠はケース支持手段によってケースと一体になっていることから、素子の装着工程などを行う際、一体物として容易に取り扱うことができる。
【0038】
請求項3のケースインタラプタの製造方法によれば、ケース支持手段とケースとの接合面は外枠との接合面より小さいので、ケースと外枠とを切り離す際に外枠を固定してケースに力を加えると、ケース支持手段は外枠側に取り付いたままケースとの接合面で破断する。故に、外枠除去の工程を容易に行うことができる。
【0039】
請求項4のケースインタラプタの製造方法によれば、外枠除去の工程は打ち抜きによるもので、その操作及び構成は簡易なものである。
【0040】
請求項5のケースインタラプタの製造装置では、ケースと外枠の一体物を製造ラインに沿って搬送する搬送手段には、外枠に嵌合する凹部を設けているので、ケースの形状がどのようなものであっても、外枠の形状が統一されていれば共通の製造装置を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態で用いられるケースと外枠との斜視図である。
【図2】 図1に示すケースと外枠との断面図であり、(イ)はA−A′線での断面図であり、(ロ)はB−B′線での断面図であり、(ハ)はC−C′線での断面図である。
【図3】 本実施形態で用いられる組立用自動機の一部を該略して示した図である。
【図4】 本実施形態における外枠除去工程の様子を示した図であり、(イ)は上面模式図であり、(ロ)は側断面模式図である。
【図5】 ケースインタラプタの斜視図である。
【図6】 ケースインタラプタの外観模式図であり、(イ)は通常タイプ、(ロ)はカスタムメイドタイプ、(ハ)はフックタイプ、(ニ)は小型タイプのケースインタラプタである。
【符号の説明】
1 ケースインタラプタ
2 ケース
2a スリット
2b 開口部
3 発光素子
4 受光素子
5 裏蓋
6 リード
7 外枠
7a 面取り部
8 サポート部
【発明の属する技術分野】
本発明はケース内部に2つの素子を取り付けた電子部品の製造方法及び製造装置に係るもので、特にケースインタラプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は一般的なケースインタラプタ1の斜視図である。コの字型に成形された樹脂製のケース2は中空であり、その内部には間隙部2′を挟んで発光素子3と受光素子4とが、互いの発光面と受光面とが対向するよう取り付けられている。ここでは、ケース2の一部を欠いてその内部を示している。
【0003】
素子3,4の固着手段には接着剤でケース2に接着する方法、予め素子3,4を取り付けた裏蓋5をケース2に溶着する方法、ケース2の内側に設けられたツメで係止する方法などがある。素子3,4の発光面と受光面にそれぞれ対向するケース2の側壁にはスリット2a(受光側のスリットは不図示)が形成されており、素子3,4間で投受光を行う構成となっている。ケースインタラプタ1は、間隙部2′を物体が通ることによって起こる光の遮断を検出する電子部品である。
【0004】
該ケースインタラプタ1の製造方法の一例を以下に示す。まず、樹脂材料でケース2を成形する。このケース2は中空であり、図5中ケース2の裏蓋5が設けられている部分は開口部となっている。ケース2に装着する発光素子3及び受光素子4は、予めリード6を所望の長さや形状に整えておく。そして、ケース2の裏蓋5方向からこの素子3,4を挿入し、前述した方法で固定する。その後、ケース2の外側にロット番号などを標印するマーキング工程、及び裏蓋5でケース2の開口部を封止する工程等が行われる。上記製造方法において、発光素子3及び受光素子4をケース2に挿入する工程は、手作業で行う場合と自動機で行う場合とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図6にはいくつかのケースインタラプタの外観を示している。(イ)は図5に示したものと同じ通常タイプ、(ロ)は組み込む電子機器に対応したカスタムメイドタイプ、(ハ)は電子機器に取り付ける際の固定手段となるフック27が備わったフックタイプ、(ニ)は通常タイプと同じ形状でサイズがより小さい小型タイプである。このように、ケースインタラプタのケースの形状には様々なものがある。
【0006】
これらのケースインタラプタを上述した製造方法に沿って自動機で製造する場合、自動機のパーツフィーダやシューター等の搬送手段に設けられたケースを保持する部分の形状が、ケースの外形に合ったものとなっている。故に、この自動機は特定のケースインタラプタの専用機となり、外形の異なる複数種のケースインタラプタを製造できない。
【0007】
自動機のパーツフィーダやシューター等を交換すれば他の形状のケースインタラプタを製造することでもできるが、交換部材は重量であることからその作業は困難である。また、交換してもシューターの継ぎ目部分などは熟練した技術者による調整が必要となることから手間がかかる。故に、現実的には他種への大幅な切り換えは不可能である。また、複数種のケースインタラプタに対応できる汎用的な手段としては人手による作業が適当であるが、自動機による組立に比べてコストが高く生産性が悪い。
【0008】
本発明は上記課題を鑑みて、それぞれ異なった形状のケースインタラプタを共通の自動機で組み立てることが可能なケースインタラプタの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のケースインタラプタの製造方法は、ケースに形成された間隙部を挟んで発光素子と受光素子とが互いに対向するよう該ケース内に配設されており、発光素子と受光素子との間で投受光するケースインタラプタを形成するために、ケースの外側を覆う筒状の外枠をケースと一体に形成した状態で、ケース内に発光素子及び受光素子を装着し、その後で外枠を切り離すことを特徴とする。
【0010】
上記製造方法によれば、ケースの外側に筒状の外枠を設けるので、ケースインタラプタを製造する自動機では、搬送手段に設けられた保持部分で外枠を保持して搬送し、その後ケース内に発光素子及び受光素子を装着する。故に、ケースの形状がどのようなものであっても、外枠の形状が同じであれば共通の自動機で搬送や素子の装着を行うことができる。
【0011】
請求項2のケースインタラプタの製造方法は、請求項1に記載のケースインタラプタの製造方法において、外枠の内壁にはケースに連結するケース支持手段が複数設けられており、このケース支持手段を切離することによってケースから外枠が切り離されることを特徴とする。この製造方法によれば、筒型の外枠にはその中空部分にケースが位置し、外枠の内壁から延びるケース支持手段がケースに連結することで、ケースと外枠とが一体となっている。また、ケース支持手段でケースを切り離すと外枠がケースから外れる。
【0012】
請求項3のケースインタラプタの製造方法は、請求項2に記載のケースインタラプタの製造方法において、外枠とケース支持手段との接合面よりもケース支持手段とケースとの接合面のほうが小さいことを特徴とする。この製造方法によれば、外枠を切り離す際にケースに力を加えると、ケース支持手段は外枠側に取り付いたままケースとの接合面で破断し、外枠がケースから外れる。
【0013】
請求項4のケースインタラプタの製造方法は、請求項2及び3に記載のケースインタラプタの製造方法において、発光素子及び受光素子を装着したケースと一体の外枠を第1開口部が形成された支持台上に搭載し、第2開口部が形成された打ち抜きダイで上方から外枠を支持台に押し当てて外枠を固定し、この状態で打ち抜きポンチが支持台の下方から第1開口部を通ってケースを押し上げることによって、打ち抜きダイの作用でケース支持手段からケースを切り離し、該切り離されたケースは第2開口部より逃げることを特徴とする。
【0014】
素子を装着したケースから外枠を切り離すには、まずケースと外枠の一体物を第1開口部が形成された支持台上に搭載する。このとき、第1開口部の直上方にケースが位置するよう配置する。そして、第2開口部が形成された打ち抜きダイで、上方から外枠を支持台に押し当てて外枠を固定する。このとき、第2開口部はケースの直上方に位置するよう形成されている。
【0015】
この状態において、打ち抜きポンチで支持台の下方から第1開口部を通ってケースを押し上げると、外枠は打ち抜きダイに固定されていることから、ケース支持手段とケースとの接合面で破断し、ケースと外枠とが切り離される。この切り離されたケースは、直上方の第2開口部を通って導出される。
【0016】
請求項5のケースインタラプタの製造装置において、ケースに形成された間隙部を挟んで発光素子と受光素子とが互いに対向するよう該ケース内に配設されており、発光素子と受光素子との間で投受光するケースインタラプタを形成するために、ケースの外側を覆う筒状の外枠をケースと一体に形成した状態で、ケース内に発光素子及び受光素子を装着し、その後で外枠を切り離すケースインタラプタの製造装置において、ケースと外枠の一体物を製造ラインに沿って搬送するために外枠に嵌合する凹部を設けた搬送手段を有する。
【0017】
上記構成のケースインタラプタの製造装置では、搬送手段は凹部で外枠と嵌合して外枠を保持し、製造ラインに沿って搬送する。故に、外枠内のケースの形状がどのようなものであっても、外枠の形状が同じであれば共通の製造装置で素子の装着を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1はケース2と外枠7の斜視図である。図2(イ)は図1におけるA−A′線での断面図であり、(ロ)はB−B′線での断面図であり、(ハ)はC−C′線での断面図である。これらのケース2及び外枠7は、樹脂材料で一体に成形されたものである。
【0019】
従来技術で述べたように、コの字型のケース2は中空であり、図1中上部は開口部2bとなっている。間隙部2′を挟んで対向する側壁には、それぞれスリット2a(一方のスリットは不図示)が形成されている。
【0020】
ケース2の周囲を覆う筒型の外枠7は外形が直方体状で、その高さはケース2より僅かに高く構成されている。後壁の底部辺縁には、組立工程において方向決めの手段となる面取り部7aが形成されている。また、対向する二側壁の内側に、一方の側壁にはその中央部に、他方の側壁には左右対称な2ヶ所の位置にサポート部8が設けられている。この3つのサポート部8は、細くなった先端部でケース2の側壁の上面に連結しており、ケース2とサポート部8との上面は水平面となっている。
【0021】
尚、ケース2と外枠7とをつなぐサポート部8は、ケース2及び外枠7の成形工程の際に成形性がよいこと、サポート部8にかかる力が均一であること、後のケース2と外枠7とを切り離す工程が容易におこなわれること、を満たしておれば良く、その形成位置や形状は本実施形態に限られるものではない。
【0022】
次に、ケース2内に発光ダイオードである発光素子3と、フォトダイオードである受光素子4とを取り付ける(図5参照)。素子3,4にはそれぞれ外部接続用のリード6が数本設けられており、このリード6は素子3,4をケース2内に取り付ける前に、予め所望の長さに調節したり、先端にコネクタを取り付けるなどしておく。
【0023】
図3は本発明に係る自動機の一部であり、ケース2に素子3,4を装着する工程において一体となったケース2と外枠7(ここでは、ワーク11という。)の供給及び搬送を行う部分を模式的に示した図である。まず、ボールフィーダ12でシューター13にワーク11が順次搭載され、ワーク11はシューター13上を移動していく。このとき、ボールフィーダ12では外枠7の面取り部7a(図1参照)を基準として、ワーク11の方向を揃えながらシューター13に搭載している。
【0024】
シューター13上のワーク11は、ストッパシリンダ14によって停止する。ピックアンドプレイス15のエアチャック16は上下シリンダ28によって上下方向に運動し、パルスモータ29によって駆動するボールネジでワーク11の進行方向に運動する。ストッパシリンダ14によって停止したワーク11はその位置でエアチャック16に保持され、位置決めアーム17及びピッチ送りアーム(ウォーキングビーム)18の初期位置まで移動する(矢印19)。
【0025】
シューター13′の両側には、カム20によって矢印24方向に運動する位置決めアーム17と、カム21によって矢印22,23方向に運動するピッチ送りアーム18とが設けられている。これらのアーム17,18には、いずれもワーク11に嵌合する凹部17a,18aが所定の間隔をもって複数個形成されている。
【0026】
まず、ピッチ送りアーム18は矢印22のシューター13′方向に動いて凹部18aでワーク11を保持し、さらに矢印23のワーク11進行方向に動いてワーク11をワンピッチだけ移動させる。そして、ワーク11から離れ、ワンピッチだけ戻る。位置決めアーム17は矢印24のシューター13′方向に動いてピッチ送りアーム18により移動してきたワーク11を凹部17aに嵌合させ、シューター13′上のワーク11の位置決めをする。そして、ワーク11から離れる方向に動く。これを繰り返すことで、アーム17,18の初期位置に送られてきたワーク11は前後のワークと所定間隔を保ちながら、ワンピッチ毎に順次搬送されていく。
【0027】
従来技術では、アーム17,18に形成されている凹部17a,18aの形状をケース2の外形に合わせたものとしなければならず、自動機が特定のワークにのみ対応したものとなっていたが、上記自動機ではワークの外形が外枠7によって統一されているため、外枠に収納できるサイズであれば、どのような形状のケース2でもこの自動機で組み立てることができる。
【0028】
所定間隔を持ってシューター13′上を移動するワーク11のケース2には、この自動機の図示しない後工程で開口部2b(図1参照)から素子3,4が挿入される。このとき、発光素子3の発光面と受光素子4の受光面とが対向し、互いにスリット2aを介して投受光できるよう配置する。
【0029】
ケース2に挿入された素子3,4を固定する手段としては、接着剤でケース2の内側に接着する方法、或いは素子3,4の外側とケース2の内側とにツメ等の係止手段を設け、それによって固定する方法などがある。また、素子3,4をケース2の所定位置に収納されるよう予め裏蓋5に固着しておけば、裏蓋5をケース2に取り付けるだけで素子3,4はケース2に装着される。
【0030】
次に、外枠7を除去する工程について説明する。図4(イ)はこの工程の様子を上方から見た模式図であり、(ロ)は側断面の模式図である。前工程から送られてきたケース2と外枠7は、エアチャックなどの保持手段によって除去工程用ステーションの支持台30に設置される。この支持台30にはケース2の鉛直下方に、ケース2の下面よりも僅かに小さい開口部30aが形成されている。
【0031】
外枠7の上方に載置する打ち抜きダイ25の下面には、外枠7に沿って溝25aが形成されている。溝25aの頂部の平面と外枠7の上面とが密接し、なおかつ打ち抜きダイ25の下面とサポート部8の上面とが密接することで、外枠7を支持台30に押し当てて固定している。また、打ち抜きダイ25の溝25aより中心側には、ケース2の直上方にケース2の上面と同じ形状及び大きさの開口部25bが形成されている。
【0032】
打ち抜きプレート26は図中上下方向に運動するもので、この打ち抜きプレート26が開口部30aを通ってケース2に上方向の力を与えると、外枠7は打ち抜きダイ25によって固定されていることから、サポート部8とケース2との接合面で破断する。このとき、図2(イ)に示すように、サポート部8とケース2との接合面31a(点線部分)は、サポート部8と外枠7との接合面31b(点線部分)よりも小さいので破断は容易に起こる。外枠7から外れてさらに押し上げられたケース2は、打ち抜きダイ25の開口部25bから外へ逃げる(点線部分)。
【0033】
外枠7より切り離されたケース2は、この後でケース2の側壁の外側にロット番号などを印刷するマーキング工程が行われる。そして、ケース2の開口部2b(図1参照)に裏蓋5を取り付け、その周囲を超音波によって溶着する封止工程を行って、完成品となる。
【0034】
以上説明したように、本発明のケースインタラプタ製造方法はケース2に一体となった外枠7を設け、素子3,4の取付工程等を行うものである。ここでは、通常タイプ(図6参照)のケースインタラプタについて示したが、例えばこの他のタイプのケースインタラプタでも、外枠7の形状及び寸法が本実施形態のものと同じであれば、ケース2に外枠7が付いたままで行える工程を、共通の自動機で行うことが可能である。
【0035】
尚、本実施形態では外枠7の外形を直方体状としたが、組立ラインでの取扱いが簡易であればどのような形状でもよい。また、外枠を用いて組立を行う方法については、上述したケースインタラプタの製造だけでなく、フォトリフレクタのようにケース内に2つの素子を取り付けた構造の電子部品の製造にも適用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1のケースインタラプタの製造方法によれば、ケースの外形が互いに異なるケースインタラプタでも、外枠の形状を同じにすることによって共通の自動機で組み立てることができる。故に、専用自動機の製作や設置にかかるコストや時間が必要なくなり、非常に効率のよいケースインタラプタの生産を行うことができる。
【0037】
請求項2のケースインタラプタの製造方法によれば、この外枠はケース支持手段によってケースと一体になっていることから、素子の装着工程などを行う際、一体物として容易に取り扱うことができる。
【0038】
請求項3のケースインタラプタの製造方法によれば、ケース支持手段とケースとの接合面は外枠との接合面より小さいので、ケースと外枠とを切り離す際に外枠を固定してケースに力を加えると、ケース支持手段は外枠側に取り付いたままケースとの接合面で破断する。故に、外枠除去の工程を容易に行うことができる。
【0039】
請求項4のケースインタラプタの製造方法によれば、外枠除去の工程は打ち抜きによるもので、その操作及び構成は簡易なものである。
【0040】
請求項5のケースインタラプタの製造装置では、ケースと外枠の一体物を製造ラインに沿って搬送する搬送手段には、外枠に嵌合する凹部を設けているので、ケースの形状がどのようなものであっても、外枠の形状が統一されていれば共通の製造装置を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態で用いられるケースと外枠との斜視図である。
【図2】 図1に示すケースと外枠との断面図であり、(イ)はA−A′線での断面図であり、(ロ)はB−B′線での断面図であり、(ハ)はC−C′線での断面図である。
【図3】 本実施形態で用いられる組立用自動機の一部を該略して示した図である。
【図4】 本実施形態における外枠除去工程の様子を示した図であり、(イ)は上面模式図であり、(ロ)は側断面模式図である。
【図5】 ケースインタラプタの斜視図である。
【図6】 ケースインタラプタの外観模式図であり、(イ)は通常タイプ、(ロ)はカスタムメイドタイプ、(ハ)はフックタイプ、(ニ)は小型タイプのケースインタラプタである。
【符号の説明】
1 ケースインタラプタ
2 ケース
2a スリット
2b 開口部
3 発光素子
4 受光素子
5 裏蓋
6 リード
7 外枠
7a 面取り部
8 サポート部
Claims (5)
- ケースに形成された間隙部を挟んで発光素子と受光素子とが互いに対向するよう該ケース内に配設されており、前記発光素子と前記受光素子との間で投受光するケースインタラプタを形成するために、前記ケースの外側を覆う筒状の外枠を前記ケースと一体に形成した状態で、前記ケース内に前記発光素子及び前記受光素子を装着し、その後で前記外枠を切り離すことを特徴とするケースインタラプタの製造方法。
- 前記外枠の内壁には前記ケースに連結するケース支持手段が複数設けられており、このケース支持手段を切離することによって前記ケースから前記外枠が切り離されることを特徴とする請求項1に記載のケースインタラプタの製造方法。
- 前記外枠と前記ケース支持手段との接合面よりも前記ケース支持手段と前記ケースとの接合面のほうが小さいことを特徴とする請求項2に記載のケースインタラプタの製造方法。
- 前記発光素子及び前記受光素子を装着した前記ケースと一体の前記外枠を第1開口部が形成された支持台上に搭載し、第2開口部が形成された打ち抜きダイで上方から前記外枠を前記支持台に押し当てて前記外枠を固定し、この状態で打ち抜きポンチが前記支持台の下方から前記第1開口部を通って前記ケースを押し上げることによって、前記打ち抜きダイの作用で前記ケース支持手段から前記ケースを切り離し、該切り離された前記ケースは前記第2開口部より逃げることを特徴とする請求項2及び3に記載のケースインタラプタの製造方法。
- ケースに形成された間隙部を挟んで発光素子と受光素子とが互いに対向するよう該ケース内に配設されており、前記発光素子と前記受光素子との間で投受光するケースインタラプタを形成するために、前記ケースの外側を覆う筒状の外枠を前記ケースと一体に形成した状態で、前記ケース内に前記発光素子及び前記受光素子を装着し、その後で前記外枠を切り離すケースインタラプタの製造装置において、前記ケースと外枠の一体物を製造ラインに沿って搬送するために前記外枠に嵌合する凹部を設けた搬送手段を有するケースインタラプタの製造装置。
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JP18084997A JP3805070B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | ケースインタラプタの製造方法及び製造装置 |
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JP18084997A JP3805070B2 (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | ケースインタラプタの製造方法及び製造装置 |
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JPH1124014A JPH1124014A (ja) | 1999-01-29 |
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