JP3805007B2 - ゴム物品補強用スチールコード - Google Patents

ゴム物品補強用スチールコード Download PDF

Info

Publication number
JP3805007B2
JP3805007B2 JP31493095A JP31493095A JP3805007B2 JP 3805007 B2 JP3805007 B2 JP 3805007B2 JP 31493095 A JP31493095 A JP 31493095A JP 31493095 A JP31493095 A JP 31493095A JP 3805007 B2 JP3805007 B2 JP 3805007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel cord
diameter
strand
sheath
strands
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31493095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08209564A (ja
Inventor
弘樹 石坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP31493095A priority Critical patent/JP3805007B2/ja
Publication of JPH08209564A publication Critical patent/JPH08209564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3805007B2 publication Critical patent/JP3805007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/0646Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
    • D07B1/0653Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires in the core
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/0646Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/062Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
    • D07B1/0626Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration the reinforcing cords consisting of three core wires or filaments and at least one layer of outer wires or filaments, i.e. a 3+N configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0606Reinforcing cords for rubber or plastic articles
    • D07B1/062Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration
    • D07B1/0633Reinforcing cords for rubber or plastic articles the reinforcing cords being characterised by the strand configuration having a multiple-layer configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2401/00Aspects related to the problem to be solved or advantage
    • D07B2401/20Aspects related to the problem to be solved or advantage related to ropes or cables
    • D07B2401/208Enabling filler penetration

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用タイヤ等のゴム物品の補強に用いられる、耐疲労性の改善されたスチールコードに関する。
【0002】
【従来の技術】
重荷重用タイヤは乗用車用タイヤと同様に操縦安定性や快適性等多くの特性が要求されるが、耐久性や更生などの経済性の要求が強いために、補強材としてのスチールコードに耐疲労性の向上が強く求められている。
【0003】
そのために補強材としてのスチールコードとしては、3+9+1構造、3+9+15+1構造といった層撚り構造が広く用いられている。また、中心部の3本のコア素線と外層部の9本のシース素線とを同時に撚り合わせてなる12+1や27+1といった層撚りコードは、撚り線の生産性が向上するために、経済性が特に重視される分野で用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
今日におけるタイヤの更なる耐久性の向上により、前述の層撚り構造のスチールコードの耐疲労性の問題が顕在化してきた。すなわち、タイヤの走行によりスチールコードは繰り返し曲げを受けるが、タイヤの耐久寿命が延びた結果、スチールコードを構成する素線の相互間での繰り返し曲げによる摩耗が著しくなり、コード強力が低下して安全性に懸念を生じるようになってきた。
【0005】
特に、スチールコードの撚り性状を保持するためにコードの最外層の周囲に1本の素線が巻き付けられているが、繰り返し曲げによりこの1本の素線と最外層の素線との摩耗が著しいことが判明した。最外層の周囲に巻き付けられた1本の素線を取り除くことによってかかる摩耗は防止できるが、そのようにすることによって撚り性状が乱れて耐疲労性が低下するという新たな問題が生じ、これまでのところ、層撚り構造のスチールコードにおいて安全性等に関する問題を生ずることなく耐疲労性を改善することは困難であった。
【0006】
そこでこの発明の目的は、層撚り構造のスチールコードにおいて、安全性等に関する問題を生ずることなく耐疲労性を改善することある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明のゴム物品補強用スチールコードは、直径が0.15mm〜0.25mmである素線からなる層撚り構造のスチールコードであって、該スチールコードのコア素線の本数が1〜4本であり、該コア素線の周囲に6本以上のシース素線が1層以上巻き付けられており、該スチールコードを、最外層の素線の直径d(mm)に対して曲率半径が次式、d/(17×10-3)の値となるように曲げたとき、該スチールコード断面内において最外層の素線の最大移動量が真直ぐ状態に比べて(−0.5454d+0.1454)×103μm以下であることを特徴とするものである。
【0008】
この発明のゴム物品補強用スチールコードの好適例を下記の(1)〜(4)に列挙する。
(1)コア素線の本数が1〜4本、コアの周囲に巻き付けられたシース素線の本数が6〜9本である。
【0009】
(2)上記(1)のゴム物品補強用スチールコードにおいて、コア素線の直径dpとシース素線の直径dqとの関係が次式、dp≧dqの関係を満足する。
【0010】
(3)コア素線の本数が1〜4本、コアの周囲に巻き付けられた内層シース素線の本数が6〜9本、該内層シースの周囲に巻き付けられた外層シース素線の本数が11〜15本である。
【0011】
(4)上記(3)のゴム物品補強用スチールコードにおいて、コア素線の直径dpと内層シース素線の直径dqと外層シース素線の直径drとの関係が次式、dp≧dq≧drの関係を満足する。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明のゴム物品補強用スチールコードの撚り構造を層撚り構造に限定したのは、コード強力と耐疲労性とが要求されるゴム物品、例えば重荷重用タイヤに適した撚り構造であるからである。
【0013】
スチールコードを構成する素線の直径を0.15mm〜0.25mmの範囲に限定したのは、0.15mm未満では素線の疲労強度は増加するものの、製造コストの上昇をきたし、更に製造エネルギーが増大して資源の浪費となるという問題があり、一方、0.25mmを超えると耐疲労性が低下し、重荷重用タイヤの補強材としては好ましくないためである。
【0014】
コアを構成する素線の本数を1〜4本に限定したのは、4本を超えるとスチールコードを曲げたときのコアストランドの素線の配置に乱れを生じ易くなって耐疲労性に問題があり、また、コアストランドの中心部の空隙が大きくなり、タイヤに外傷を生じてスチールコードに水分が浸入した際この空隙を介して水分が伝播して素線の腐食をもたらすからである。
【0015】
最外層の素線の最大移動量を測定する際のコード曲げ量を、最外層の素線の直径dに対して曲率半径が次式、d/(17×10-3)の値となるように設定するのは、ゴム製品、例えば空気入りタイヤの補強材として用いられるときの最も苛酷な条件、例えば低内圧走行でスチールコードが破断するかしないかの評価条件、すなわち超扁平タイヤで低内圧走行する場合のスチールコードの耐久性の評価条件によるものであり、かかる値は外部からの曲げ入力の大きさと、それによるスチールコードの曲げ変形が最外層の素線の直径に依存することに基づき定められたものである。
【0016】
かかるコード曲げ量の下における最外層の素線の最大移動量を、スチールコード断面内において真直ぐ状態に比べて(−0.5454d+0.1454)×103μm以下と限定したのは以下の理由による。すなわち、上記のような過酷な曲げ変形に対してスチールコードの耐疲労性を改善する検討を行った結果、曲げ変形を与えたときの最外層の素線の移動量が耐疲労性に関係していることが判明し、最外層の素線の直径に対して移動量を測定し、一方、これらのスチールコードの疲労試験を行い、満足できる耐疲労性領域を求めたところ、上記式で表される範囲内であれば過酷な使用条件下でも耐久性に問題がないことが分かった。すなわち、この値を超えると最外層の素線の配置に乱れを生じ耐疲労性が低下する度合いが大きくなり、また、かかる配置の乱れは最外層の素線の直径によって異なる。
【0017】
なお、最外層の素線の最大移動量を上記式で表される値以下とするためには、素線の型付け率をコントロールする他に、スチールコードの内部にゴムを所定量浸入させる手段がある。素線の型付け率は90%以下とし、小さい程素線の移動量に対して良好な傾向を示すが、型付けを小さくし過ぎるとコード端末の撚り性状の不良を来しゴム製品の製造に支障を生ずるので好ましくない。また、スチールコード内部へのゴムの浸入性は80%以上であることが好ましく、そのためには最外層の素線の間にはゴムが浸入するための隙間を持たせるようにする。素線の型付け率とゴムの浸入性とを組み合わせることにより素線の移動量を更に小さくすることができる。
【0018】
この発明においては、スチールコードを構成する素線の直径はすべて同一でも、また層間で異なっていてもよいが、好ましくは2層撚り構造のコードの場合にはコア素線の直径dpとシース素線の直径dqとの関係が次式、dp≧dqの関係を満足することが好ましく、さらに好ましくは次式、dq=(0.92〜1.0)×dpの関係を満足するようにすることにより、最外層の素線の移動およびフレッティングを良好に抑制することができる。また3層撚り構造のコードの場合には、図2に示す如きコア素線の直径dpと内層シース素線の直径dqと外層シース素線の直径drとの関係が次式、dp≧dq≧drの関係を満足することが好ましく、さらに好ましくは次式、dr=(0.92〜1.0)×dqの関係を満足するようにすることにより、上記と同様に最外層の素線の移動およびフレッティングを良好に抑制することができる。
【0019】
さらに、撚りピッチおよび撚り方向も限定されるものではない。すなわち、素線の直径、撚りピッチおよび撚り方向は最外層の素線の最大移動量が上記範囲内にあれば、特に限定されるべきものではない。但し、好適には最外層のピッチは7mm〜25mmにすることが実用的である。何故なら最外層のピッチが7mm未満では生産性が悪く、一方25mmを超えるとコードの膨らみを制御することが困難であるからである。
【0020】
スチールコードを構成する素線の材質としては、JIS G 3502またはJIS G 3506に定められているピアノ線材や硬鋼線材のうち炭素含有量が0.70〜0.85%であり、非金属介在物の少ないものが強度および耐疲労性の点で好ましい。
【0021】
また、ゴム物品補強用としてのスチールコードであるためには、素線がゴムと良好に接着するための被覆、例えばブラスめっきがなされていることが好ましい。また、素線の耐食性を高めるためにニッケルめっきの上にブラスめっきが施されている素線を用いることもできる。
【0022】
【実施例】
直径5.5mmのSWRH相当のスチールコード用線材を、乾式伸線、めっき処理および湿式伸線により所定の直径を有する素線とした後、撚線機によって表1に示す所定の層撚り構造のスチールコードを各種製造した。なお、素線の型付けは、素線相互を撚り合わせる前にピン型の型付け装置によって下記の表1に示す型付け率の値となるように行った。ここで、型付け率とは、図3に示す如く、コア素線を素線間に隙間なしで撚り合わせ、その外接円直径をA、コア外接円直径の回りに外接円に密着させてシース素線を巻き付け、シース素線の外接直径をBとし、一方、スチールコードの撚りを解してコア素線の螺旋型付けの外径をa、シース素線の螺旋型付けの外径をbとし、これらを測定値から次式に従い求めた。
コア素線の型付け率(%)=(a/A)×100
シース素線の型付け率(%)=(b/B)×100
【0023】
なお、スチールコードの製造において最外層を撚り合わせる際、くせ付けをするピンを通し、型付け100±2%にコントロールした後、撚り合わせ、続いて千鳥足状に配列したロールを通し、その出口のテンションをコードの15%〜50%にしてコードを製造した。かかるテンションが15%未満ではコードの膨らみの制御が不可能であり、一方50%を超えると製造時にコードが断線する可能性があるからである。
【0024】
次いで、得られた供試スチールコードをゴムに埋設し加硫した試験室試料またはゴム物品から当該スチールコードを試料として採取し、真直ぐ状態の試料と、それに対応するスチールコードを最外層の素線径に応じて規定された上記曲率半径に曲げた試料とをそれぞれ金属組織測定用の樹脂に埋め込んだ。しかる後、樹脂を硬化させ、供試スチールコードの断面を観察して最外層の素線の最大移動量を以下のようにして求めた。
【0025】
最外層の素線の最大移動量の実際の求め方を、図1に基づき説明する。
図1の(イ)には、一般的層撚り構造の例として3+8層撚り構造のスチールコードの真直ぐな状態の断面を、一方、(ロ)には該コードの曲げたときの断面をそれぞれ示す。ここで、まず、真直ぐな状態にある最外層の素線の位置を、コード軸芯を中心としてそこから最外層の各素線の中心までの距離(A〜H)を測定し、それらの平均値Lとして求めた。次いで、最外層の線径dで規定される上記式に基づく曲率半径で曲げたときの、同じくコード軸芯から最外層の各素線の中心までの距離(a〜h)を測定し、その中で最も長い長さから上記の平均値Lを引いた値を最大移動量とした。
【0026】
表2に示す供試スチールコードのコード内部へのゴム浸入性および耐疲労性は以下のようにして評価した。
ゴム浸入性
ゴムに埋設し加硫した試料からスチールコードを取り出し、コード表面のゴムを取り除き、表面のフィラメント間に浸透しているゴム量を顕微鏡で観察し、記録した。コード内部へのゴム浸透性は、表面部のフィラメントを取り除き、隣接部のフィラメントに接着しているゴム量を顕微鏡で観察し、記録した。ゴム量がゼロの場合を0%、ゴムが完全に浸透している場合を100%として、パーセント表示にて表した。
【0027】
耐疲労性
下記に示す疲労試験1および2は試験すべきスチールコードをゴムシートに埋設し、短冊状の試験片を作製した。試験法はJIS−L−1017に準拠した。このうち、疲労試験1では、予め試験片のゴム中水分を1.3%に調湿した後、試料への張力負荷1kg/コード1本、プーリー径18〜28mm、温度55℃、相対湿度95%で試験片が破断するまでの屈曲回数を記録した。試験値は、2層撚り構造のスチールコードについては比較例1の従来スチールコードの破断屈曲回数を100として、内層シースの素線が9本の3層撚り構造のスチールコードについては比較例3の従来スチールコードの破断屈曲回数を100として、またコア素線が1本の3層撚り構造のスチールコードについては比較例5の従来スチールコードの破断屈曲回数を100として、それぞれ指数表示によって示しており、数値が大きいほど耐食疲労性に優れている。
【0028】
疲労試験2では、試料への張力負荷7.5kg/コード1本、プーリー径50mm、温度50℃、相対湿度20%で200万回屈曲後、試験片よりスチールコードを取り出し、スチールコードを構成する素線の強力を記録した。試験値は、屈曲前の素線の強力を100とした強力保持率を示しており、数値が大きいほど耐疲労性に優れている。
【0029】
【表1】
Figure 0003805007
【0030】
【表2】
Figure 0003805007
【0031】
以上の試験結果より、この発明のスチールコードは、各従来例のスチールコードに比べて耐食疲労性および耐疲労性共に優れていることが分かる。
【0032】
【発明の効果】
この発明のスチールコードは、所定の直径の素線からなる層撚り構造のスチールコードのコア素線およびシース素線の本数を特定し、かつ該スチールコードを特定条件下で曲げたときの最外層の素線の最大移動量を特定範囲以下としたことにより、耐食疲労性および耐疲労性ともに優れた効果を奏する。よって、このスチールコードで補強されたゴム製品は極めて寿命が長く、経済的であるとともに、省資源化にも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は、真直ぐな状態の3+8の層撚り構造のスチールコードの断面図である。
(ロ)は、一定条件下で曲げたときの3+8の層撚り構造のスチールコードの断面図である。
【図2】3層撚り構造のスチールコードの断面図である。
【図3】素線の型付け率を説明するための説明図である。
【符号の説明】
dp コア素線の直径
dq 内層シース素線の直径
dr 外層シース素線の直径

Claims (2)

  1. 直径が0.15mm〜0.25mmである素線からなる層撚り構造のスチールコードであって、該スチールコードのコア素線の本数が1〜4本であり、該コア素線の周囲に6〜9本のシース素線が1層巻き付けられており、該コア素線の直径dpと前記シース素線の直径dqとの関係が次式、dp≧dqの関係を満足し、該シース素線の型付け率が80〜90%であり、内部へのゴムの浸入性が80%以上であり、かつ、前記スチールコードを、最外層の素線の直径d(mm)に対して曲率半径が次式、d/(17・10−3)の値となるように曲げたとき、前記スチールコード断面内において最外層の素線の最大移動量が真直ぐ状態に比べて(−0.5454d+0.1454)・10・m以下であることを特徴とするゴム物品補強用スチールコード。
  2. 直径が0.15mm〜0.25mmである素線からなる層撚り構造のスチールコードであって、該スチールコードのコア素線の本数が1〜4本であり、該コア素線の周囲に6〜9本の内層シース素線が1層巻き付けられており、さらに該内層シースの周囲に11〜15本の外層シース素線が巻き付けられており、前記コア素線の直径dpと前記内層シース素線の直径dqと前記外層シース素線の直径drとの関係が次式、dp≧dq≧drの関係を満足し、前記内層シース素線の型付け率が80〜90%であり、内部へのゴムの浸入性が80%以上であり、かつ、前記スチールコードを、最外層の素線の直径d(mm)に対して曲率半径が次式、d/(17・10 −3 )の値となるように曲げたとき、前記スチールコード断面内において最外層の素線の最大移動量が真直ぐ状態に比べて(−0.5454d+0.1454)・10 ・m以下であることを特徴とするゴム物品補強用スチールコード。
JP31493095A 1994-11-14 1995-11-09 ゴム物品補強用スチールコード Expired - Fee Related JP3805007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31493095A JP3805007B2 (ja) 1994-11-14 1995-11-09 ゴム物品補強用スチールコード

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30267894 1994-11-14
JP6-302678 1994-11-14
JP31493095A JP3805007B2 (ja) 1994-11-14 1995-11-09 ゴム物品補強用スチールコード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08209564A JPH08209564A (ja) 1996-08-13
JP3805007B2 true JP3805007B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=26563227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31493095A Expired - Fee Related JP3805007B2 (ja) 1994-11-14 1995-11-09 ゴム物品補強用スチールコード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3805007B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079312A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ
JP2009079313A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Tokyo Seiko Co Ltd スチール・コード

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2795751A1 (fr) * 1999-06-29 2001-01-05 Michelin Soc Tech Cable d'acier multicouches pour carcasse de pneumatique
JP2007162190A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Tokyo Seiko Co Ltd スチールコード及びその製造方法、ゴム複合体
JP2007297765A (ja) * 2006-04-05 2007-11-15 Sumitomo Denko Steel Wire Kk ビードコード及び車両用タイヤ
FR2942746B1 (fr) * 2009-03-04 2011-02-25 Michelin Soc Tech Pneumatique pour bicyclette.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079312A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ
JP2009079313A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Tokyo Seiko Co Ltd スチール・コード

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08209564A (ja) 1996-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4705302B2 (ja) タイヤカーカス用多層スチールケーブル
JP4686086B2 (ja) タイヤカーカス用多層スチールケーブル
JP5485189B2 (ja) タイヤカーカス補強体用3層金属コード
JP6131515B2 (ja) 2層マルチストランド金属コード
JPH02133687A (ja) 補強用スチールコード
EP2550392A1 (en) Open off-the-road cord with preformed filaments
JP3643123B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコード及び空気入りタイヤ
JP3606972B2 (ja) タイヤ補強用スチ−ルコ−ド及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP3805007B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコード
JPH1181168A (ja) ゴム物品補強用スチ−ルコ−ド及び空気入りラジアルタイヤ
EP0711868B1 (en) Steel cord for reinforcing a rubber product
JP2004523406A (ja) タイヤのクラウン補強体の多層スチールケーブル
JPH0723591B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコード及び空気入りラジアルタイヤ
JPH08176978A (ja) ゴム物品補強用スチールコード及び空気入りラジアルタイヤ
JP2637516B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JPH04308287A (ja) ゴム製品補強用スチールコード
JPH0719393U (ja) ゴム製品補強用スチールコード
JP3576706B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコード
JPH05156580A (ja) ゴム物品補強用スチールコード及びその製造方法
JPH08218281A (ja) ゴム物品補強用スチールコード
KR102274567B1 (ko) 고무 침투성이 우수한 타이어 보강용 스틸코드
JPH08302577A (ja) ゴム補強用スチールコード及びラジアルタイヤ
JP2517844B2 (ja) ラジアルタイヤ用ベルトプライ
JPH03193983A (ja) ゴム製品補強用スチールコード
JP2531771B2 (ja) 重荷重用ラジアルタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 19990402

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 19990330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20021105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees