JP3804393B2 - 表示装置および表示装置の導通方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型化に好適な液晶パネル、液晶パネル枠体、回路基板を備えた表示装置およびこの表示装置の導通方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
腕時計や携帯電話などの携帯機器の表示装置としては、液晶パネルが用いられている。図11に示すように、このような携帯機器に搭載される液晶パネル1は、微小な間隔毎に多数並列配置された導電体2aから形成される端子部2を有している。そして、この液晶パネル1は、パネル枠に組み込まれた後、図示せぬ回路基板と電気的に接続されることになる。
【0003】
ここで、従来の液晶パネル1のパネル枠への組込方法について図12を参照しながら説明する。図示のように、液晶パネル1は、この液晶パネル1が属する平面方向とほぼ直交する方向からパネル枠5の略矩形状の枠部5a内に挿入された後、この枠部5aの中央部と液晶パネル1の中央部が略一致するように位置決めされ、液晶パネル1がパネル枠5に組み込まれるようになっている。
【0004】
このようにパネル枠5に組み込まれた液晶パネル1は、回路基板と電気的に接続されることになる。ここで、図示せぬ回路基板上には、図11に示す液晶パネル1の端子部2と同様に微小な間隔毎に多数並列配置された導電体からなる端子部が設けられており、液晶パネル1の端子部2と回路基板の端子部とがゼブラ型導電体を介して接続されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ゼブラ型導電体を用いた導通構造では、上述したような液晶パネル1に多数設けられる導電体2aの形成間隔が小さくなると(例えば、0.55mm以下)、液晶パネル1と回路基板との導通が正確になされない場合がある。このため、微小な間隔で導電体2aが形成された端子部2を備えた液晶パネルでは、ヒートシールを用いて回路基板との導通を行うのが一般的である。しかしながら、ヒートシールを用いた導通構成は、液晶パネルおよび回路基板等を含んだ液晶部自体の小型化には限界があり、腕時計などの携帯機器に搭載する場合には、実質的な表示面積の小さい液晶パネルを使用する、もしくは搭載する機器を大型化しなくてはならいといった問題があった。
【0006】
また、上述した従来の液晶パネルのパネル枠の組込方法では、パネル枠5は略矩形状の枠部5aを設ける必要があり、樹脂等から形成されるパネル枠5の加工や強度を考慮すると、液晶パネル1のサイズよりもある程度大きく作製する必要がある。従って、小型の携帯機器に搭載する際の液晶パネルの大型化を妨げる要因ともなる。
【0007】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、実質的な表示面積の減少を招くことなく、小型化が可能な表示装置およびこの表示装置の導通方法を提供することを目的とする。
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の表示装置の導通方法は、液晶端子部を有する略矩形状の液晶パネルと、前記液晶パネルが組み込まれ、前記液晶端子部が露出する凹溝が形成される液晶パネル枠体と、回路端子部を有し、前記凹溝に挿入されるゼブラ型導電部材を介して前記液晶端子部と電気的に接続される回路基板と、を具備し、前記液晶パネルには、当該液晶パネルと前記回路基板との導通工程時において前記液晶パネルの位置合わせに用いられる位置合わせマークが、当該液晶パネル上の少なくとも2箇所以上に設けられ、前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの隣り合う二辺と当接して前記液晶パネルを位置決めする位置決め部と、前記液晶パネルの前記二辺を前記位置決め部に当接させる押圧手段と、を備える表示装置の導通方法であって、
前記導通工程では、前記液晶パネルの所定の2箇所以上に設けられた位置合わせマーク近傍の画像を読み取り、読み取った画像を参照し、前記位置合わせマークが予め設定された位置に配置されるように前記液晶パネルを移動させ、移動させた前記液晶パネルの液晶端子部を、前記回路基板上の前記基板端子部に前記ゼブラ型導電部材を介して接続することを特徴としてる。
【0009】
また、請求項2に記載の表示装置の導通方法は、請求項1に記載の表示装置の導通方法において、前記液晶パネルに設けられる前記位置合わせマークの少なくとも1つの形状は、T字状であることを特徴としている。
【0010】
また、請求項3に記載の表示装置の導通方法は、請求項2に記載の表示装置の導通方法において、T字状の前記位置合わせマークの一部は、前記液晶端子部の一部を兼ねることを特徴としている。
【0011】
また、請求項4に記載の表示装置の導通方法は、請求項1に記載の表示装置の導通方法において、前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの属する平面方向から前記液晶パネルを挿入可能な液晶パネル挿入部を具備することを特徴としている。
【0012】
上記課題を解決するため、本発明の請求項5に記載の表示装置は、液晶端子部を有する略矩形状の液晶パネルと、前記液晶パネルが組み込まれ、前記液晶端子部が露出する凹溝が形成される液晶パネル枠体と、回路端子部を有し、前記凹溝に挿入されるゼブラ型導電部材を介して前記液晶端子部と電気的に接続される回路基板と、を具備した表示装置であって、前記液晶パネルには、当該液晶パネルと前記回路基板との導通工程時において前記液晶パネルの位置合わせに用いられる位置合わせマークが、当該液晶パネル上の少なくとも2箇所以上に設けられ、前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの隣り合う二辺と当接して前記液晶パネルを位置決めする位置決め部と、前記液晶パネルの前記二辺を前記位置決め部に当接させる押圧手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】
また、請求項6に記載の表示装置は、請求項5に記載の表示装置において、前記位置合わせマークの少なくとも1つの形状はT字状であることを特徴としている。
【0014】
また、請求項7に記載の表示装置は、請求項6に記載の表示装置において、T字状の前記位置合わせマークの一部は、前記液晶端子部の一部を兼ねることを特徴としている。
【0015】
また、請求項8に記載の表示装置は、請求項5に記載の表示装置において、前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの属する平面方向から前記液晶パネルを挿入可能な液晶パネル挿入部を具備することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.腕時計型携帯機器の概略
まず、図1は本発明が適用される腕時計型携帯機器の概略構造を説明するための分解斜視図である。同図に示すように、この腕時計型携帯機器は、液晶パネル10と、パネル枠体20と、回路基板30と、回路枠体40と、胴50とを備えている。そして、このような構造の腕時計型携帯機器は、以下のように作製される。
【0019】
まず、液晶パネル10をパネル枠体20に組み込むとともに、回路基板30の背面側には、回路枠体40を取り付けておく。そして、この回路基板30の端子部と液晶パネル10の端子部とを接続するとともに両者を固定する。この後、組み立てた液晶パネル10や回路基板30を胴50内部に固定し、腕時計型携帯機器が完成するようになっている。このように胴50内部に組み込む際には、回路枠体40と胴50との間で位置合わせを行って回路基板30や回路基板30を胴50内部に搭載している。本発明は、このようして作製される腕時計型携帯機器等に搭載される液晶パネル10、パネル枠体20および製造時の工程に特徴を有しており、以下、これらの特徴点について詳細に説明する。
【0020】
B.液晶パネル
まず、図2を参照しながら液晶パネル10について説明する。同図に示すように、この液晶パネル10は、角部がカットされた略矩形状のパネル部材であり、その外縁部の三辺には、それぞれ端子部11が設けられている。図3に示すように、端子部11は、微小な間隔毎に多数並列配置される導電体11aからなるものであり、この液晶パネル10には、このような端子部11が中央に位置する画像表示部分の外側の三辺を覆うように形成されている。
【0021】
図2および図3に示すように、液晶パネル10の外縁部の3箇所に形成された端子部11の両端側を構成する導電体11aの側方には、この導電体11aの長手方向と直交する方向を長手方向とする導電体11bが形成されており、この導電体11aと導電体11bは平面的に視ると、その形状がT字状になされている。後述する液晶パネルの導通時には、このT字状の部分(位置合わせマーク)を液晶パネル10の位置合わせのために使用するようになっている。つまり、導電体11aの1つを位置合わせ用マークとして利用している。
これ以外の液晶パネル内部の構成については、通常の一般的な小型液晶パネルの構成と同様であるため、その説明を省略する。
【0022】
C.パネル枠体
次に、図4を参照しながらパネル枠体20について説明する。パネル枠体20は、上述した略矩形状の液晶パネル10を位置決めして保持する部材であり、図示のように、略楕円状の平板状の部材に上記液晶パネル10よりも若干サイズの大きい枠部21を設けた構成となっている。枠部21は、液晶パネル10が組み込まれる中央部の三方を覆うように設けられており、このうち隣り合う二辺の位置決め枠部21a,21bに略矩形状の液晶パネル10の隣り合う二辺の外縁部10a,10bが当接させられることにより、パネル枠体20において液晶パネル10が位置決めされるようになっている。
【0023】
すなわち、図5に示すように、液晶パネル10は、その外縁部10a,10bがそれぞれパネル枠体20の位置決め枠部21a,21bに接触させられた後、図示せぬバネ部材(押圧手段)やテープ(押圧手段)などにより図中矢印で示す方向に付勢されるようになっている。このようにしてパネル枠体20は、枠部21a,21bを基準として液晶パネル10の位置決めて保持するようになっている。
【0024】
また、上述したようにパネル枠体20の枠部21は、液晶パネル10が配置される中央部の三方を覆うように設けられている。つまり、液晶パネル10が配置される中央部の一方側は開放している。従って、このパネル枠体20では、この枠部21の開放側(パネル挿入部)から液晶パネル10を挿入することができるようになっている。
【0025】
また、図6に示すように、パネル枠体20には、液晶パネル10が所定位置に挿入配置された時に液晶パネル10の端子部11が背面側に露出するように凹溝22が形成されている。後述する回路基板30との組み合わせ時には、この凹溝22にゼブラ型導電体が挿入されるようになっている。ここで、凹溝22は、挿入されるゼブラ型導電体とほぼ同サイズに形成されているため、可撓性部材であるゼブラ型導電体が湾曲したりすることを抑制することができるようになっている。
【0026】
D.パネル枠体への液晶パネルの組込方法
次に、上記構成の液晶パネル10を、パネル枠体20に組み込む方法について説明する。まず、図4および図5に示すように、パネル枠体20の枠部21の開放側から液晶パネル10を挿入する。つまり、液晶パネル10が属する平面方向から液晶パネル10をパネル枠体20の枠部21内部に挿入する。この際、図5に示すように、液晶パネル10の外縁部10a,10bがそれぞれパネル枠体20の位置決め枠部21a,21bに接触するように液晶パネル10を挿入する。そして、図示せぬバネ部材やテープなどを用いて液晶パネル10を図5中矢印方向に付勢する。これにより、液晶パネル10がパネル枠体20の枠部21内の所定の位置に位置決めされるとともにパネル枠体20に保持されるようになっている。
【0027】
従来のパネル枠体(図12参照)は、液晶パネルの四方を完全に覆うような枠部を有しており、上方から液晶パネルを挿入した後、枠部の真ん中に液晶パネルが位置するように配置している。このため、液晶パネルのパネル枠体への組み込みには緻密な作業が要求され、組込用の機械としても高性能のものが必要であった。これに対し、本実施形態に係る組込方法を用いれば、液晶パネル10を側方からパネル枠体20の枠部21内に挿入して外縁部10a,10bを位置決め枠部21a,21bに当接させるといった簡易な方法で正確な位置決めを行って保持することができる。従って、組込用の機械としても簡易なものを使用することができる。
【0028】
また、パネル枠体20としても一方が開放した枠部21を有するものを用いている。つまり、一方側には枠部を設ける必要がなく、パネル枠体20における液晶パネル10を配置した位置から外側の部分の面積を小さくすることができる。具体的に説明すると、パネル枠に枠部を設ける場合、強度や加工特性等を考慮すると、枠部の外側にある程度のパネル部分を設ける必要がある。これに対し、本実施形態におけるパネル枠体20のように一方側に枠部を設けなくてよい場合には、その部分の強度等を考慮する必要がなく、パネル枠体20は、その方向側には液晶パネル10よりも若干大きく形成しておけばよい。従って、従来のパネル枠体よりも面積の小さいパネル枠体で同じサイズの液晶パネルを保持することができる。言い換えれば、同じサイズのパネル枠体を用いれば、本実施形態では、従来よりも大きいサイズの液晶パネルを保持することができる。
【0029】
E.液晶パネルと回路基板との導通方法
次に、上述した構成の液晶パネル10の端子部11と、回路基板30の端子部とを電気的に接続する導通方法について説明するが、これに先立ち、図7を参照しながら回路基板30について説明する。回路基板30上には、この携帯機器を制御するマイクロコンピュータ等が実装されるとともに所定の配線パターンが形成されている。また、回路基板30上には、上記液晶パネル10に設けられた端子部11と対向するように3箇所に端子部31が設けられている。ここで、回路基板30上に設けられる端子部31も、上記液晶パネル10に設けられた端子部11と同様に微小な間隔毎に設けられた導電体31aが多数並列配置されることにより構成されている。
【0030】
このような回路基板30の端子部31と、上記液晶パネル10の端子部11とを電気的に接続する導通方法について説明する。まず、液晶パネル10の端子部11を構成する各導電体11aが、接続されるべき導電体31aと接続されるように液晶パネル10の位置合わせを行う。本実施形態では、CCDカメラなどの画像読取装置を予め設定された2箇所に設けておき、液晶パネル10を配置すべき位置の近傍まで移動させた後、この画像読取装置の読み取った画像に基づいて液晶パネル10の位置を微調整して位置あわせを行っている。このような位置合わせを行うための画像読取装置は、上記液晶パネル10に形成された導電体11aおよび導電体11bとにより構成されるT字状の位置合わせ用マークがあるべき位置近傍を撮影できるように配置されている。例えば、2箇所に設けられた画像読取装置は、図8に一点鎖線で囲んだ部分を撮影するように配置されている。
【0031】
そして、図9に示すように、上記画像読取装置によって撮影された画像中のT字状の位置合わせ用マーク(図中網線で示す部分)が予め設定された所定の位置(一点鎖線で示す)にくるように液晶パネル10の位置が微調整されるようになっている。このような位置合わせ作業を2つの画像読取装置によって読み取られた画像に基づいて実行することにより、液晶パネル10を予め設定された所望の位置に移動させることができる。
【0032】
上述したような液晶パネル10の位置合わせと並行して、回路基板30も導通工程が行われるべき位置に移動させられる。この際、回路基板30は回路枠体40に取り付けられた後、この回路枠体40が搬送機械等に保持されて移動させられるようになっており、これにより搬送時に回路基板30が損傷したりすることを抑制することができるようになっている。
【0033】
このように液晶パネル10および回路基板30が所定の位置に移動させられた後、図10に示すように、所定の位置に移動させられた液晶パネル10の端子部11と、回路基板30の端子部31とをゼブラ導電体35を介して電気的に接続して両者を導通させている。
【0034】
このように本実施形態では、CCDカメラ等の画像読取装置を用い、液晶パネル10を正確な位置に移動させることにより、液晶パネル10の端子部11と回路基板30の端子部31とを接続させている。従って、端子部11および端子部31を構成する導電体11aおよび導電体31aの形成間隔を従来よりも微小(例えば、0.55mm以下)にしてゼブラ導電体35を用いた導通、所謂ゼブラ導通を行った場合にも、端子部11と端子部31との導通を正確に行えるようになる。すなわち、本実施形態では、全体構造が大きくなってしまうヒートシールを用いた導通構成を用いることなく、微小な間隔で形成された端子部11と端子部31とをより正確に接続することができる。従って、この導通方法を用いれば、小型携帯機器により大きな表示面積を有する液晶パネルを搭載することが可能となる。
【0035】
ところで、上述した画像読取装置を用いた導通方法では、液晶パネル10に導電体11aおよび導電体11bから構成されるT字状の位置合わせマークを用いているが、これによる効果について説明する。上述したように2箇所に配置された画像読取装置を用いれば、位置合わせ用のマークの形状はT字状でなくても、単に端子部11を構成する導電体11aの1つ(例えば端部に位置する導電体11aのみ)を位置合わせマークとしても位置合わせを行うことは可能である。しかしながら、導電体11aは微小なサイズであり、単に1つの導電体11aを位置合わせ用マークとして使用した場合には、微細な角度ずれなどが生じる虞が高く、液晶パネル10の正確な位置合わせに支障をきたすこともある。このような角度ずれを抑制するためには、高性能の画像読取装置を用いる、もしくは3箇所以上に画像読取装置を設けるなどの方法も考えられるが、この場合、製造コストが増加してしまう。これに対し、本実施形態では、位置合わせ用マークとしてT字状のものを採用することにより、2つの画像読取装置を用いた場合にも、角度ずれを抑制することができ、より正確な位置合わせが可能となる。
【0036】
なお、上述したように2箇所に配置した画像読取装置を用いて位置あわせを行うわけであるが、上述した角度ずれを抑制するためには、いずれか一方の画像読取装置の画像中においてT字状の位置合わせ用マークの位置合わせを行えばよく、他方の画像読取装置においては1つの導電体11aを位置合わせ用マークとして位置合わせを行えばよい。
【0037】
F.変形例
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能である。
【0038】
(1)上述した実施形態では、液晶パネル10の導電体11aを利用して位置合わせ用マークを形成するようにしていたが、導電体11aとは全く別に位置合わせ用マークを形成するようにしてもよい。また、位置合わせ用マークの形状も上述したT字状に限らず、L字状であってもいし、他の形状であってもよい。
【0039】
(2)また、上述した実施形態では、導電体11bを用いてT字状の位置合わせマークを形成するようにしていたが、導電体以外の材質のものを用いて導電体11aと組み合わせてT字状の位置合わせ用マークを構成するようにしてもよい。
【0040】
(3)また、上述した実施形態では、本発明が腕時計型携帯機器に適用された場合について説明したが、これに限らず、他の液晶パネルを有する機器に適用することができる。本発明は、機器の大型化を招くことなく表示面積を増加させる、もしくは表示面積の小型化を招くことなく、機器の小型化が可能となるので、上記実施形態の腕時計型携帯機器や携帯電話などの携帯機器のように小型化が要求される機器に適用することが好ましい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、実質的な表示面積の減少を招くことなく、小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される腕時計型携帯機器の概略構成を説明するための分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る液晶パネルを示す平面図である。
【図3】 前記液晶パネルの一部を示す拡大図であり、前記液晶パネルに設けられた位置合わせ用マークを説明するための図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るパネル枠体に前記液晶パネルを組み込む方法を説明するための図である。
【図5】 前記パネル枠体に前記液晶パネルを組み込む方法を説明するための図である。
【図6】 前記液晶パネルが組み込まれた前記パネル枠体の裏面を示す図である。
【図7】 前記腕時計型携帯機器の構成要素である回路基板を示す平面図である。
【図8】 前記液晶パネルが組み込まれた前記パネル枠体の裏面を示し、前記液晶パネルの端子部と前記回路基板との端子部との導通方法を説明するための図である。
【図9】 前記導通方法に用いられる画像読取装置によって撮影された前記液晶パネルが組み込まれた前記パネル枠体を示す図である。
【図10】 前記液晶パネルの端子部と前記回路基板の端子部との導通構成を説明するための分解斜視図である。
【図11】 従来の液晶パネルを示す平面図である。
【図12】 従来の液晶パネルをパネル枠体に組み込む様子を示す図である。
【符号の説明】
10……液晶パネル、11……端子部、11a……導電体、11b……導電体、10a……外縁部、10b……外縁部、20……パネル枠体、21……枠部、21a……位置決め枠部、21b……位置決め枠部、30……回路基板、31……端子部、31a……導電体、40……回路枠体、50……胴

Claims (8)

  1. 液晶端子部を有する略矩形状の液晶パネルと、前記液晶パネルが組み込まれ、前記液晶端子部が露出する凹溝が形成される液晶パネル枠体と、回路端子部を有し、前記凹溝に挿入されるゼブラ型導電部材を介して前記液晶端子部と電気的に接続される回路基板と、を具備し、
    前記液晶パネルには、当該液晶パネルと前記回路基板との導通工程時において前記液晶パネルの位置合わせに用いられる位置合わせマークが、当該液晶パネル上の少なくとも2箇所以上に設けられ、
    前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの隣り合う二辺と当接して前記液晶パネルを位置決めする位置決め部と、前記液晶パネルの前記二辺を前記位置決め部に当接させる押圧手段と、を備える表示装置の導通方法であって、
    前記導通工程では、前記液晶パネルの所定の2箇所以上に設けられた位置合わせマーク近傍の画像を読み取り、
    読み取った画像を参照し、前記位置合わせマークが予め設定された位置に配置されるように前記液晶パネルを移動させ、
    移動させた前記液晶パネルの液晶端子部を、前記回路基板上の前記基板端子部に前記ゼブラ型導電部材を介して接続する
    ことを特徴とする表示装置の導通方法。
  2. 前記液晶パネルに設けられる前記位置合わせマークの少なくとも1つの形状は、T字状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の導通方法。
  3. T字状の前記位置合わせマークの一部は、前記液晶端子部の一部を兼ねる
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置の導通方法。
  4. 前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの属する平面方向から前記液晶パネルを挿入可能な液晶パネル挿入部を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置の導通方法
  5. 液晶端子部を有する略矩形状の液晶パネルと、前記液晶パネルが組み込まれ、前記液晶端子部が露出する凹溝が形成される液晶パネル枠体と、回路端子部を有し、前記凹溝に挿入されるゼブラ型導電部材を介して前記液晶端子部と電気的に接続される回路基板と、を具備した表示装置であって、
    前記液晶パネルには、当該液晶パネルと前記回路基板との導通工程時において前記液晶パネルの位置合わせに用いられる位置合わせマークが、当該液晶パネル上の少なくとも2箇所以上に設けられ、
    前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの隣り合う二辺と当接して前記液晶パネルを位置決めする位置決め部と、前記液晶パネルの前記二辺を前記位置決め部に当接させる押圧手段と、を備える
    ことを特徴とする表示装置
  6. 前記位置合わせマークの少なくとも1つの形状はT字状である
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置
  7. T字状の前記位置合わせマークの一部は、前記液晶端子部の一部を兼ねる
    ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置
  8. 前記液晶パネル枠体は、前記液晶パネルの属する平面方向から前記液晶パネルを挿入可能な液晶パネル挿入部を具備する
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置
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