JP3803598B2 - カラー画像読み取り装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像読み取り装置およびそれを用いる画像形成装置に関する。本発明は例えば、カラースキャナ,カラースキャナにパソコンを接続する画像編集システム,デジタルカラー複写機,ファクシミリ,複合機能カラー複写機、および、カラースキャナとパソコンとカラープリンタとを接続する画像形成システムに実施する。
【0002】
【従来技術】
オフィスでの取り扱い文書は増加の一途を辿っており、それら文書管理の効率化を図るため、イメージスキャナを用いて、紙文書を電子イメージデータに落とし込む電子ファイリングシステムのニーズが高まってきている。また、オフィスの文書のカラー化が進んでおり、これに伴って、電子ファイリングの世界でもカラー化が進んできている。カラーイメージスキャナで電子化されたカラーイメージデータを実際に使用する場合、モニター,カラープリンタ,印刷機等の複数の出力装置に出力される。このときに問題となるのが、これらの出力装置間で色がマッチングしない、モニター表示とカラープリントで色味が違う等の問題が発生した。同一データなのに、出力装置毎に色が合わなくなってしまうのは、スキャナを含めた各入出力装置の特性によって表現できる色域(カラースペース)が違っているためである。
【0003】
特開2000−67215号公報には、写真フィルムの画像を、スキャナでデジタル的に読み取って画像データを生成し、それをレーザプリンタで転写紙にプリントアウトする画像処理において、スキャナやプリンタの読み取り特性,作像特性にもかかわらずグレイバランスを同一に再現するために、写真フィルムには画像露光領域外にキャリブレーションパターンをパターンを形成しておき、スキャナでこのパターンを読み取って、パターンに対する読み取り画像の相対値に従って、読み取り画像データを画像処理する方法を提示している。
【0004】
また、前記問題を解決すべく近年導入された、International Color Consortium(国際色彩委員会)が提唱する「ICCプロファイル」を用いたカラーマネージメントシステムがある。「ICCプロファイル」とは各入出力装置のカラースペースや特性が書き込まれた、いわば“履歴書”のようなもので、PC上のカラーマネージメントシステムが、各入出力装置の特性を判断し、“人間の目にとって同じように見えるように”補正をかけたカラーデータのやり取りを実行する。
【0005】
「ICCプロファイル」を用いたカラーマネージメントでは、入力装置であるイメージスキャナは、そのスキャナ固有の「ICCプロファイル」を使用するため、ユーザーは保存したカラーイメージデータに対し、“どのスキャナで読まれたもの”で、その“ICCプロファイル”がどれであるかを管理する必要がある。また、管理が面倒であれば、保存するカラーイメージデータのヘッダ等に「ICCプロファイル」を埋め込むことも可能であるが、この場合はイメージデータのサイズが増加するため、電子ファイリングの効率が悪くなるというデメリットがあった。
【0006】
また、国際電気標準会議の“IEC/WD61996-2-1”にてマルチメディア・システムの色管理として、“デフォルトRGB色空間−sRGB”に示される、インターネット用の標準のデフォルトRGBスペースとして“sRGB”が提唱された。このsRGBはデバイスに依存しない、標準のカラースペースである。sRGBはデバイス依存しない、すなわち非デバイス依存のカラースペースであるため、カラーイメージスキャナからの出力を“sRGB”にすることによって、前述のカラーマネージメントシステムは、そのイメージデータを標準色空間であるsRGBと取り扱うことができ、そのことによって、ユーザーは保存したカラーイメージデータが、“どのスキャナで読まれたもの”でその“ICCプロファイル”がどれであるかを管理する必要がなくなり、作業が著しく効率的になった。
【0007】
標準色空間であるsRGBイメージを出力する機能を具備したカラーイメージスキャナが、近年増えてきた。このようなスキャナの多くは色変換機能を具備しており、読み取ったデバイズ依存のRGB信号を非デバイス依存のsRGB信号への変換を行なって出力している。
【0008】
特開平11−331622号公報は、スキャナのRGBデータをCRT表示用のsRGBに変換する方法ならびに該sRGB画像データを加工編集してからRGBデータに逆変換する方法を提示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
カラーイメージスキャナを使用していると、例えば、原稿を照射する照明ランプの経時的な劣化等により、色味が変わってくる。この場合、一般的にキャリブレーションを実施して、変動に対する安定化を図る。キャリブレーションとは、照明ランプのドライバを制御し落ちた分の光量を補正したり、色変換機能のパラメータを調整するなどして、色を常に安定化することである。
【0010】
キャリブレーションの実行は、色味が変動し許容できないと判断した場合に、実行するのが一般的である。人間の目は、僅かな色の違いでも感知することができ、色の違いを観察する場合、非常に正確である。しかしながら、キャリブレーションをいつ実行するかを判断することは難しく、自動的に判断する態様では、カラースキャナの動作時間や、照明ランプの発光時間等を積算して、ある規定時間以上になった場合に実行することが一般的であった。
【0011】
ところで、オートドキュメントフィーダを具備するカラーイメージスキャナにおいては、通紙時の擦れ等により通紙経路に紙粉を発生し、大量に通紙を重ねていくと紙粉が通紙経路に蓄積する。また、通紙時の紙搬送や機内動作により紙粉が舞うことで、読み取り走査線上に紙粉が付着すると、異常画像を発生する。
【0012】
紙粉が読み取り走査線上に付着することによる異常画像を防止するため、規定の通紙枚数により、通紙経路のクリーニングをユーザに促す等の表示を行い、異常画像発生の防止を行ってきたが、紙粉の発生頻度は、紙質/紙厚や温湿度等の使用環境にも影響され、通紙枚数により規定することはあまり正確ではない。
【0013】
本発明は、標準色空間の画像データとして信頼性が高い画像データを安定して出力することができる画像読取装置およびそれを用いる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)画像光をRGB画像信号に変換する撮像素子と、該RGB画像信号を標準色空間(sRGB)の画像データに変換する色信号変換手段(22,35)を備えるカラー画像読み取り装置において、
原稿読み取り領域外の、前記撮像素子(7)で読み取ることができるカラーパッチ(P1〜P7);
参照データを記憶する不揮発性メモリ(34);
前記不揮発性メモリ(34)の参照データを、前記パッチの、前記撮像素子(7)で読み取って標準色空間(sRGB)のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリ(34)の参照データとに応じた、該画像データを反映する値に制御する参照データ更新手段(31);および、
前記パッチの、前記撮像素子(7)で読み取って標準色空間(sRGB)のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリ(34)の参照データと、の差が設定値以上のとき、注意を喚起する報知をする手段(PC;図8の10,図10の30);を備えるカラー画像読み取り装置(SCR+PC)。
【0015】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素または対応事項の記号を、参考までに例示として付記した。以下も同様である。
【0016】
これによれば、カラーパッチを読み取った標準色空間(sRGB)の画像データが参照データから設定値以上ずれると、注意を喚起する報知が発生するので、ユーザは、標準色空間(sRGB)の画像データとして信頼性が低い画像読み取りとなる可能性があることを認識できる。この報知に対応して、適切に対策を講じることができる。
【0017】
参照データが、最新値である前記画像データを加味した値に更新されるので、製品のバラツキ等やパッチの経時劣化により、前記画像データ本来正常値と判断されるべき値であった場合においても、その傾向が参照データに取り込まれ、参照データの、実際の信頼できる画像データからの乖離が抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】
(2)前記参照データ更新手段(31)は、前記パッチの、前記撮像素子(7)で読み取って標準色空間(sRGB)のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリ(34)の参照データと、の差に対応する重み付けで両データを反映したデータに前記不揮発性のメモリ(34)の参照データを更新する;上記(1)に記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC;図8)。
【0019】
後述の実施例では、前記差に従って、両データの加算平均の算出方法を切替えながら、両データの加算平均値を算出し、前記不揮発性のメモリ(34)に更新書き込みする。差が小さいと前記読み取った画像データに大きい重み値を与え不揮発性のメモリ(34)の参照データには小さい重み値を与えて加重平均値を算出してこれを、不揮発性のメモリ(34)に更新書き込みする。差が大きいと、前記読み取った画像データの信頼性が低いので、それには小さい重み値を与え不揮発性のメモリ(34)の参照データには大きい重み値を与えて加重平均値を算出してこれを、不揮発性のメモリ(34)に更新書き込みする。
【0020】
これにより、パッチ読み取りエラーまたは画像データへのノイズの混入により参照データを、信頼性の低い誤値にしてしまうことが防止される。
【0021】
(3)前記参照データ更新手段(31)は、前記パッチの、前記撮像素子(7)で読み取って標準色空間(sRGB)のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリ(34)の参照データと、の差が設定値未満のとき、該画像データに前記不揮発性のメモリ(34)の参照データを更新する;上記(1)に記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC:図10)。
【0022】
これによれば、参照データ更新手段(31)によって不揮発性メモリ(34)の参照データが、その現在値とのずれが小さい最新値である前記画像データに更新されるので、製品のバラツキ等やパッチの経時劣化により、前記画像データ本来正常値と判断されるべき値であった場合に、該正常値に更新され、参照データの、実際の信頼できる画像データからの乖離が抑制される。
【0023】
(4)前記報知手段(PC)は、基準データで表わす基準パッチ画像と、前記パッチの前記撮像素子(7)で読み取って標準色空間(sRGB)のデータに変換した画像データが表わす読取パッチ画像を、同一面上に描画する;上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC:図8)。
【0024】
これによればユーザは、基準パッチ画像に対する読み取りパッチ画像のずれを視認判読して、キャリブレーションの要否を判断することができる。このパッチ画像の作像が、参照データに対する読み取り画像データと、前記不揮発性メモリ(34)の参照データと、の差が設定値以上のときに行われるので、ユーザはキャリブレーション要の可能性が高いときに、その要否を判断することができる。
【0025】
(5)前記報知手段は、前記設定値以上となったパッチ読取りが、設定回数以上連続したときに、前記注意を喚起する報知をする;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC:図10)。
【0026】
例えば、紙粉等のチリ/ホコリが走査線上に付着し、そして付着したままになると、注意を喚起する報知が発生する。従ってユーザは、この報知に対応して、適切に対策を講じることができる。
【0027】
(5a)前記不揮発性メモリ(34)が前記基準パッチ画像を表す基準データを保持する;上記(4)に記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC;図8)。
【0028】
(5b)前記報知は、原稿搬送経路のクリーニングを促すものである、上記(5)に記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC;図10,図11)。
【0029】
(5c)ユーザやサービスパーソンが上記(5)の設定回数を設定又は調整するための入力手段(PC);を備える、上記(5)に記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC;図12)。
【0030】
ユーザが設定回数を調整可能であるので、ユーザの使用環境等によるクリーニング必要時期判定の感度が調整可能になり、すなわちユーザ毎にクリーニングを行う時期の判定を、より正確かつ安定かつ低コストに行うことができる。
【0031】
(5d)原稿の通紙枚数に対応した値に上記(5)の設定回数を定める通紙枚数対応の設定手段(31);を備える、上記(5)に記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC;図13)。
【0032】
設定回数をクリーニング後の通紙枚数が増えるに従って小さく、段階的に変更することにより、例えばクリーニング必要と注意を喚起する報知のタイミングが早くなり、クリーニングをより正確かつ安定かつ低コストに行うことができる。
【0033】
(6)上記(1)乃至(5d)のいずれか1つに記載のカラー画像読み取り装置(SCR+PC);および、それが原稿を読み取って標準色空間(sRGB)のデータに変換した画像データに基づいて転写紙に画像を形成するプリンタ(100);を備える画像形成装置(SCR+PC+100;図1)。
【0034】
これによれば、原稿画像を忠実に表す信頼性が高いコピーを安定して得ることができる。
【0035】
本発明の他の目的および特徴は図面を参照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0036】
【実施例】
−第1実施例−
図1に本発明の一実施例の、スキャナを用いる画像形成装置を示す。この画像形成装置は、パーソナルコンピュータ(パソコン)PCに、カラー原稿スキャナSCR,カラープリンタ100および通信回線PNの交換器PBXを接続したものである。
【0037】
図2にスキャナSCRおよびそれに装着された自動原稿供給装置ADFの、原稿画像読み取り機構を示す。このスキャナSCRの原稿台ガラス1上に置かれた原稿は、照明ランプ2により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー3で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ2および第1ミラー3は、図示しない、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される、図示しない第2キャリッジには第2および第3ミラー4,5が搭載されており、第1ミラー3が反射した画像光は第2ミラー4で下方向(z)に反射され、そして第3ミラー5で副走査方向yに反射されて、レンズ6により集束され、CCD7に照射され、電気信号に変換される。第1および第2キャリッジは、走行体モーター8を駆動源として、y方向に往(原稿走査),復(リタ−ン)駆動される。
【0038】
スキャナSCRには、自動原稿供給装置ADFを装着されている。ADFの原稿トレイ11に積載された原稿は、ピックアップローラ12およびレジストローラ対13で搬送ドラム14と押さえローラ15の間に送り込まれて、搬送ドラム14に密着して読み取りガラス10の上を通過し、そして排紙ローラ16,17で、原稿トレイ11の下方の排紙トレイ18上に排出される。原稿は、読み取りガラス10を通過する際に、その直下に移動している照明ランプ2により照射され、原稿の反射光は、第1ミラー3以下の光学系を介してCCD7に照射され光電変換される。
【0039】
読み取りガラス10の手前には、白基準板9がある。この白基準板9は、照明ランプ2の個々の発光強度のばらつき,また主走査方向のばらつきや、CCD7の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読み取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。このシェーディング補正は、まず白基準板9を原稿スキャン前に主走査方向1ライン分読み取り、この読み取った白基準データをメモリに記憶し、原稿画像を読み取るときは、原稿をスキャンした画素毎に、画像データを前記メモリ上の対応する白基準データで割り算するものである。
【0040】
図3に、スキャナSCRの電気系システムを示す。図3を参照すると、CCD7は、各種制御信号に従ってそれに投影された原稿画像の光電変換を行い、アナログ画像信号を出力する。このアナログ画像信号をアナログ処理(IC)21が増幅および波形整形し、内蔵のA/Dコンバータによってデジタルデータすなわち画像データR,G,Bに変換する。画像データR,G,Bは、スキャナ制御(ASIC:Application Specific IC)22によってスキャナ画像処理SIPに送りこむ。スキャナ画像処理SIPで一連の画像処理が行われた後、パソコンPCへ出力される。
【0041】
スキャナSCRのセンサボードSBU上にあるスキャナ制御(ASIC)22は、CCD7のタイミング信号を生成して、CCD7を駆動する機能、アナログ処理(IC)21を含むCCD出力信号処理ブロックを制御する機能、スキャナモータ8の駆動パターン発生機能、ランプ2のON/OFF制御機能、各種センサ26の検出信号の読み取り機能を有する。このスキャナ制御22は、スキャナ画像処理SID上のCPU31から同期シリアル通信で、コマンド設定することで機能する。すなわち、スキャナ制御(ASIC)22の中のMPU(Micro Processor Unit)23に含まれるRAM(Random Access Memory)のコマンド入力レジスタを指定するアドレスとコマンド(制御情報)を該RAM宛てにMPU23に与えて書込みを指定することにより、CPU31がコマンド(制御情報)を該RAMに書込む。これがCPU31からMPU23へのコマンドの送信である。MPU23は、コマンド入力レジスタに書きこまれた制御コマンド(制御情報)にしたがってスキャナSCRを駆動するとともに、スキャナSCRおよびADFのセンサの検出データ(スキャナ状態情報)を該RAMの状態出力レジスタに書き込む。CPU31は、該RAMの状態出力レジスタを指定するアドレスをMPU23に与えて読出しを指示することによって、スキャナSCRの状態情報をMPU23から受信し、スキャナ制御に参照しスキャナSCRへの制御コマンドを生成する。
【0042】
従来は、スキャナモータ駆動パルスをスキャナのCPU31の割り込み処理で生成していたのに対し、本実施例では、モータ駆動テ−ブルをMPU23の内部ROMに記憶し、MPU23が駆動パルスを生成することでCPU31の負荷低減を図っている。
【0043】
光像を電気信号(ビデオ信号)に変換するセンサであるCCD7は、色フィルタとCCD光電変換素子を用いたRGBラインセンサで、原稿を読み取って、RGBの濃淡信号を出力し、その濃淡信号をアナログ処理21が、例えば8ビットのデジタル信号すなわち画像データに変換して出力する。この時のRGBの原稿上の走査位置は、図5に示すように、RGBラインセンサ(CCD7)上のRGB各センサの物理的な間隔分だけ異なっており、これによりRGB各センサのビデオ信号をデジタル化したR,G,B各画像データの間には、数ラインのずれがあり、仮に、これらの画像データでそのまま画像形成すると、図6の(a)に示すような、色ずれを生ずる。このようなRGB画像データが、センサボードSBUからスキャナ画像処理SIPの読み取り画像処理35に与えられる。
【0044】
図4に、読み取り画像処理35の画像処理機能を示す。RGBライン間補正処理42は、前述のRGB画像データの、読み取り位置ずれによるタイミングずれを、バッファメモリ装置38(図3)のラインメモリを用いて補正し、すなわち同一タイミングに整える。これにより、RGBライン間補正処理42が出力するRGB画像データで仮に画像形成すると、図6の(b)に示すような、色ずれのない画像となる。
【0045】
図4に示すシェーディング補正処理43は、RGBライン毎に前述のシェーディング補正を行ない、主走査方向xの照明ムラやCCD7の主走査方向xの画素毎の感度ムラに等に起因する画像データレベルのばらつきを補正をする。変倍処理44は、主走査方向xの変倍を施す。IDU36は、RGB画像データが紙幣や証券などの複製禁止物のものか否かを判別する禁止物検知ユニットであり、複製禁止物と判定すると、それを表すデータを発生する。像域分離37は、RGB画像データが表す画像が文字部か写真部かを判定し、判定結果を示す像域分離データを発生する。像域分離データは、MTF補正や平滑化等のビデオデータに対する補正や、ディザ,誤差拡散等の階調数変換処理等において、補正特性の選択に用いられる。
【0046】
色変換処理45が、予め設定されるテーブルデータに基づいた色変換を行ない、デバイス(SBU)依存のRGB画像データを、標準色空間の1つであるsRGB画像データに変換する。
【0047】
画像処理46は、ユーザの使用目的により適宜設定されるMTF補正や平滑化等のビデオデータに対する補正や、ディザ,誤差拡散等の階調数変換処理等、ホスト(パソコンPC)が要求する各種画像処理を行う。バッファメモリ装置38のメモリコントローラ47は、画像処理が施されたビデオデータをメモリ48に蓄積するとともに、I/F(インターフェース)コントローラ49からの要求に従い、メモリ48に蓄積したビデオデータを外部ホスト(パソコンPC)に転送する際のメモリ制御を行う。
【0048】
メモリ48は、RGB画像データ間のタイミング調整、ならびに、読取りスピードとビデオ転送スピード間に発生する速度差を吸収すべく設けられたメモリで、低コスト化のために小サイズに抑えられている。また、蓄積したデータはメモリコントローラ47を介してCPU31が読み書き可能である。I/Fコントローラ49は、ホスト(PC)とスキャナSCRの接続I/Fに準拠したデータ転送の制御(バスのアービトレーション)や、ホストから送受信される各種モード設定データの制御を行い、本実施例では、SCSI(Small Computer System Interface) I/Fを使用し、I/Fコントローラ49には、汎用のSCSIコントローラを使用している。
【0049】
ホスト(PC),CRT(CRTディスプレイ)52は、いわゆるDOS/Vマシン等のパソコンである。カラースキャナSCRの操作者は、パソコンPCにインストールされたスキャナアプリケーションソフト(プログラム)を介して、イメージスキャナSCRの状態をチェックしたり、各種モードを設定して所望のスキャン動作(原稿画像読取)を実行し、パソコンPCにデジタル画像イメージを取り込むことができる。そしてプリンタ100に出力してプリントアウトするとか、ネットワークを介して他のパソコン,プリンタ又は複合機能複写機に転送するとか、ファクシミリに送信するとかができる。
【0050】
図7に、図1に示した白基準板9の、CCD7で撮像する面を示す。領域Aはシェーディング補正に使用する白板基準面である。領域Bの部分にはカラーパッチP1〜P7が設けてある。各カラーパッチP1〜P7を分光測色計等により測色したXYZ値から求まるsRGB値(sDP1〜sPD7)を基準データとして、不揮発性メモリ34に記憶している。なお、基準データsDP1〜sPD7は、パソコンPCに、スキャナアプリケーションソフトとリンクして記憶しておいても良い。
【0051】
図8に、パソコンPCの、それにインストールしたスキャナアプリケーションソフトに従った、スキャナ制御の概要と、パソコンPCのコマンドに応答したスキャナSCRの動作を示す。なお、図8において、2点鎖線細線のブロックは、ユーザの行為を、点線ブロックはパソコンPCのスキャナ制御動作を、太い実線のブロックは、スキャナSCRのCPU31の、ROM32又はRAM33のプログラムに基づいた制御又は処理を示す。
【0052】
ユーザがスキャナSCRを使用するため、パソコンPC上のスキャナアプリケーションソフトを立ち上げると(ステップ1)、該アプリケーションソフトはスキャナSCRに、初期状態の確認をするため、イニシャライズコマンドを発行する(ステップ2)。なお、以下においては、カッコ内には、ステップという語を省略して、ステップNo.数字のみを記す。
【0053】
スキャナSCR(のCPU31;以下同様)は、イニシャライズコマンドに従い、内部を初期状態にすると共にスキャナSCRの内部およびADFの各ユニットの初期化(イニシャライズ動作)を行う(3)。次にスキャナSCRは、前述の領域BのカラーパッチをsRGBモードで読み取る(4)。スキャナSCRの制御CPU31はステップ4にて領域Bのカラーパッチを読み取りながら、不揮発性メモリ34に蓄積された、参照データrDP1〜rDP7を読み出し(5)、今回読み取ったsRGBデータpDP1〜pDP7(各パッチ領域P1〜P7の領域内累計平均データ)のそれぞれとメモリ34から取り出した参照データrDP1〜rDP7のそれぞれとを比較する。(6,7)。各比較で、両データの差(pDP1−rDP1,pDP2−rDP2,・・・pDP7−rDP7)のいずれも10以上でなかった場合は、今回読み取ったsRGBデータpDP1〜pDP7のそれぞれとメモリ34から取り出した参照データrDP1〜rDP7のそれぞれをつぎの式1に従って平均処理し、算出した結果を不揮発性メモリ34に戻す(8)。
【0054】
式1:C=(A+B)/2
C:平均処理後の算出結果
B:今回読み取ったsRGBデータ
A:メモリから取り出した参照データ
すなわち、メモリ34のrDP1は、(rDP1+pDP1)/2に更新する。rDP2〜rDP7についても同様である。これは、単純な平均値演算である。
【0055】
両データの差が10以上あった場合は、今回読み取ったsRGBデータpDP1〜pDP7のそれぞれとメモリから取り出した参照データrDP1〜rDP7のそれぞれを、次の式2に従って平均処理し、算出した結果を不揮発性メモリ34に戻す(9)。
【0056】
式2:C=(3×A+B)/4
C:平均処理後の算出結果
B:今回読み取ったsRGBデータ
A:メモリから取り出した参照データ
すなわち、メモリ34のrDP1は、(3×rDP1+pDP1)/4に更新する。rDP2〜rDP7についても同様である。これは加重平均値演算である。
【0057】
このデータの平均処理を切替えは、以前のデータ(参照データ)との差が大きい場合は「今回読み取ったデータ」pDP1〜pDP7の寄与率を1/4と小さくすることで、電源ラインにノイズが混入したり、チリやホコリがミラーに付着した等突発的な影響を少なくすることができる。また、差が大きい場合の値も寄与率を1/4と小さくしながら取り込むことによって、製品のバラツキ等が原因で突発的な影響でなく本来正常値と判断されるべき値であった場合(ばらつきをノイズと誤認識した場合)においても、その傾向をデータとして取り込むことが可能となる。
【0058】
次に、スキャナSCRは不揮発性メモリ34に保存された、理想のsRGBデータすなわちsDP1〜sDP7と実際に読み取ったsRGBデータpDP1〜pDP7をパソコンPCに送出し、パソコンPCは、スキャナアプリケーションソフトにしたがって、この2つのカラーパッチデータsDP1〜sDP7,pDP1〜pDP7に基づいて、カラーパッチ画像(基準色,現在色)をCRT52に表示する(10)。この時のCRT52上の表示を、図9に示す。
【0059】
ユーザはCRT52の画面上の表示データを比較し(11)、差異を顕著に感じる場合はCRT画面の指示に従って「キャリブレーションを実行」をクリックし(13)、差異を感じない場合には「キャリブレーションの不実行」をクリックする(12)。
【0060】
「キャリブレーションを実行」がクリックされると、パソコンPCは、スキャナSCRに対してキャリブレーションコマンドを発行し、スキャナSCRはキャリブレーションを実行する(14)。「キャリブレーションを不実行」がクリックされると、キャリブレーションを実行せず、キャリブレーション実行判定の処理を終了する。そしてパソコンPCは、主眼の、スキャナSCRを使用する「画像読取」(15)に進み、スキャナアプリケーションソフトの使用が終了するまで、「画像読取」に留まり、ユーザの入力コマンドに応じて、スキャナSCRを用いて「画像読取」を行う。
【0061】
−第2実施例−
第2実施例のハードウエアは、上述の第1実施例と同じであるが、パソコンPCの、それにインストールしたスキャナアプリケーションソフトに従った、スキャナ制御と、パソコンPCのコマンドに応答したスキャナSCRの動作が少し異なる。図10に、第2実施例のスキャナSCRの制御および動作を示す。なお、図10においても、2点鎖線細線のブロックは、ユーザの行為を、点線ブロックはパソコンPCのスキャナ制御動作を、太い実線のブロックは、スキャナSCRのCPU31の、ROM32又はRAM33のプログラムに基づいた制御又は処理を示す。
【0062】
ユーザがスキャナSCRを使用するため、パソコンPC上のスキャナアプリケーションソフトを立ち上げてから(21)、スキャナSCRが、各パッチ領域P1〜P7を読み取ったsRGBデータpDP1〜pDP7のそれぞれとメモリ34から取り出した参照データrDP1〜rDP7のそれぞれとを比較し、両データの差(pDP1−rDP1,pDP2−rDP2,・・・pDP7−rDP7)が10以上かチエックする(27)までの、パソコンPCおよびスキャナSCRの制御および動作は、図8に示す第1実施例のものと同じである。
【0063】
しかし第2実施例では、両データの差が10以上あった場合は、不揮発メモリ34に設定した回数カウンタ(レジスタ)のカウントデータを1インクレメントして、その値が20以上であるかをチェックする(29)。
【0064】
両データの差が10未満のときには、不揮発メモリ28の参照データrDP1〜rDP7を、今回読み取ったsRGBデータpDP1〜pDP7のそれぞれに更新し、回数カウンタのカウントデータを0を表すものに初期化する(28)。そしてパソコンPCは、主眼の、スキャナSCRを使用する「画像読取」(31)に進み、スキャナアプリケーションソフトの使用が終了するまで、「画像読取」に留まり、ユーザの入力コマンドに応じて、スキャナSCRを用いて「画像読取」を行う。また、前記差が10以上であってもカウントデータが20未満であるときには、「画像読取」(31)に進む。
【0065】
カウントデータが20以上であると、走査線上に紙粉等のチリ/ホコリが付着したものと判断し、通紙経路上のクリーニングを促すためパソコンPCはCRT52上にその旨を表示する(30)。この時のCRT52上の表示を図11に示す。
【0066】
なお、上述の「20」はデフォルト値であり、この値をユーザは変更できる。上述のスキャナアプリケーションソフトでパソコンPCを動作させているときにCRTディスプレイの表示画面上のタスクバーには「設定」のブロックがあり、ユーザがこれをクリックすると、パソコンPCは、設定項目を並べた設定メニューを該表示画面上にポップアップ表示する。ユーザが設定メニューのメンテナンスの欄のタイミング値をクリックすると、パソコンPCは図12に示す入力小画面をポップアップ表示する。この画面でステップ29で参照する値(20)を変更又は調整することができる。
【0067】
これにより、ユーザの使用環境の差(ユーザの使用頻度の高い紙質/紙厚や温度/湿度によって紙粉の発生率がバラついた場合)においても、クリーニングの必要時期判定のタイミングが調整可能である。すなわちユーザ毎にクリーニングを行う時期の判定を、より正確かつ安定かつ低コストに行えるようになる。
【0068】
−第2実施例の変形例−
上記第2実施例の変形例では、スキャナSCRのCPU31が、ADFの通紙路のペーパセンサの原稿検出信号をカウントアップする。すなわち不揮発メモリ34に割り当てた通紙枚数カウンタ(レジスタ)のカウント値を、一枚の通紙があるごとに1インクレメントする。そして、通紙枚数カウンタのカウント値に対応して、図13に示す値(パラメータ値)に、ステップ29の参照値(20)を設定する。
【0069】
通紙経路を紙が通過する時に擦れる部分に紙粉が発生しやすく、通紙枚数が多くなるつれ紙粉が蓄積して行き、蓄積した紙粉がチリ/ホコリとして、ミラー等の走査線上に混入する確度が高くなる。こ変形例では、通紙経路クリーニング後の通紙積算枚数に対応して、クリーニング警告のタイミング値を調整するので、クリーニングを行う時期の判定をより正確にかつ安定かつ低コストに行えるよう
−第3実施例−
第3実施例のハードウエアは、上述の第1実施例と同じであるが、パソコンPCの、それにインストールしたスキャナアプリケーションソフトに従った、スキャナ制御と、パソコンPCのコマンドに応答したスキャナSCRの動作が少し異なり、図8のフローチャートのステップ7と9の間に、図10に示すフローチャートのステップ29および30を介挿したものである。この第3実施例では、第1実施例のキャリブレーション要否判定のための情報(図9)の自動提供と、第2実施例のクリーニング要否自動判定と要と判定したときの自動のクリーニング催告報知(図11)が行われる。
【0070】
以上に説明した実施例および変形例のいずれにおいても、パソコンPCにインストールしたスキャナアプリケーションソフトに従って、パソコンPCがスキャナコントローラとなってスキャナSCRを制御し、また、パソコンPCにインストールしたプリンタアプリケーションソフトに従って、パソコンPCがプリンタコントローラとなってプリンタを制御する画像形成装置(図1)であるが、スキャナSCRに表示パネル,入出力装置およびコントローラを備えて、電源オン初期化の直後の初期設定において、該コントローラとCPU31およびMPU23によって、図8に示すステップ2〜10,14および15を実行するようにしても良い。また、上述のパソコンPCのスキャナ制御機能およびプリンタ制御機能を有するシステムコントローラ,複写機コントローラ,或いはプリンタコントローラを備えて、パソコンPCを省略するか、あるいは画像編集端末として残すのも良い。
【0071】
【発明の効果】
カラーパッチを読み取った標準色空間(sRGB)の画像データが参照データから設定値以上ずれると、注意を喚起する報知が発生するので、ユーザは、標準色空間(sRGB)の画像データとして信頼性が低い画像読み取りとなる可能性があることを認識できる。この報知に対応して、適切に対策を講じることができる。
【0072】
前記参照データが、最新値である前記画像データを加味した値に更新されるので、製品のバラツキ等やパッチの経時劣化により、前記画像データ本来正常値と判断されるべき値であった場合においても、その傾向が参照データに取り込まれ、参照データの、実際の信頼できる画像データからの乖離が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の外観を示す正面図である。
【図2】 図1に示すスキャナSCRおよびADFの、拡大縦断面図である。
【図3】 図1に示すスキャナSCRの画像処理および制御の電気系統の概要を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す読み取り画像処理35の機能構成を示すブロック図である。
【図5】 図2に示す撮像素子CCD7の受光面を示す拡大正面図である。
【図6】 (a)は、図5に示すCCD7のRGB読み取り信号のそれぞれによって表される画像を模式的に示す平面図、(b)はタイミング調整したRGB画像データによって表される画像を模式的に示す平面図である。
【図7】 図2に示す白基準版9の拡大平面図である。
【図8】 図1に示すパソコンPCの、それにインストールしたスキャナアプリケーションソフトに従った、スキャナ制御の概要と、パソコンPCのコマンドに応答したスキャナSCRの動作と、ユーザの行為を示すフローチャートである。
【図9】 図8に示すステップ10でパソコンPCがCRTディスプレイ52に表示する画像を示す平面図である。
【図10】 本発明の第2実施例での、パソコンPCの、それにインストールしたスキャナアプリケーションソフトに従った、スキャナ制御の概要と、パソコンPCのコマンドに応答したスキャナSCRの動作と、ユーザの行為を示すフローチャートである。
【図11】 図10に示すステップ30で第2実施例のパソコンPCがCRTディスプレイ52に表示する画像を示す平面図である。
【図12】 第2実施例で、ユーザの指示入力に応答してパソコンPCがCRTディスプレイに表示する入力画面を示す平面図である。。
【図13】 第2実施例の変形例で、スキャナSCRのCPU31がカウントする原稿通紙枚数と、それに対応して設定する参照値(パラメータ値)を示す図表である。
【符号の説明】
1:原稿台ガラス 2:照明ランプ
3:第1ミラー3 4:第2ミラー
5:第3ミラー 6:レンズ
7:CCD 8:走行体モータ
9:白基準板 10:ガラス
11:原稿トレイ 12:ピックアップローラ
13:レジストローラ対 14:搬送ドラム
15:押さえローラ 16,17:排紙ローラ
18:排紙トレイ

Claims (6)

  1. 画像光をRGB画像信号に変換する撮像素子と、該RGB画像信号を標準色空間の画像データに変換する色信号変換手段を備えるカラー画像読み取り装置において、
    原稿読み取り領域外の、前記撮像素子で読み取ることができるカラーパッチ;
    参照データを記憶する不揮発性メモリ;
    前記不揮発性メモリの参照データを、前記パッチの、前記撮像素子で読み取って標準色空間のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリの参照データとに応じた、該画像データを反映する値に制御する参照データ更新手段;および、
    前記パッチの、前記撮像素子で読み取って標準色空間のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリの参照データと、の差が設定値以上のとき、注意を喚起する報知をする手段;
    を備えるカラー画像読み取り装置。
  2. 前記参照データ更新手段は、前記パッチの、前記撮像素子で読み取って標準色空間のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリの参照データと、の差に対応する重み付けで両データを反映したデータに前記不揮発性のメモリの参照データを更新する;請求項1に記載のカラー画像読み取り装置。
  3. 前記参照データ更新手段は、前記パッチの、前記撮像素子で読み取って標準色空間のデータに変換した画像データと、前記不揮発性メモリの参照データと、の差が設定値未満のとき、該画像データに前記不揮発性のメモリの参照データを更新する;請求項1に記載のカラー画像読み取り装置。
  4. 前記報知手段は、基準データで表わす基準パッチ画像と、前記パッチの前記撮像素子で読み取って標準色空間のデータに変換した画像データが表わす読取パッチ画像を、同一面上に描画する;請求項1乃至3のいずれか1つに記載のカラー画像読み取り装置。
  5. 前記報知手段は、前記設定値以上となったパッチ読取りが、設定回数以上連続したときに、前記注意を喚起する報知をする;請求項1乃至4のいずれか1つに記載のカラー画像読み取り装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のカラー画像読み取り装置;および、それが原稿を読み取って標準色空間のデータに変換した画像データに基づいて転写紙に画像を形成するプリンタ;を備える画像形成装置。
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