JP3801949B2 - コネクター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回路基板等に実装され、他の回路基板あるいは回路部品とバネ力により圧接されて接続を行う接点ピンを備えた電機部品であるコネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコネクターの構造および実装の態様を図11に示す。(a)はコネクターの要部(プローブピンとも称される)の構造を示す断面図で、1aは有底筒型の金属ケース、2は接点となるピンで、右端は径のやや大きな鍔部2aとなっている。金属ケース1aはその内部でピン2が摺動可能であるが、開口部が絞られて鍔部2aの抜け止めとなっている。3はコイルバネであり、ピン2を外側に押して他の回路基板のパターンや電子部品の電極にピン2の先端を適宜な力で圧接する役割を持つ。
【0003】
図11(b)、(c)はそれぞれ従来の完成コネクターとその実装構造を例示する側面図である。完成したコネクター1は、金属ケース1aに金属板の電極板9aを溶接などによって接続し、更にブロック状の樹脂成形体9に図11(a)のプローブピンをインサートモールドするかあるいは圧入して組立てたものである。コネクター1は他の電子部品(図示せず)と共に適当な向きに回路基板7に載置され、その表面の導電パターン(図示せず)と電極板9aとがハンダ8等により接続されかつ固着される。
【0004】
図11の従来例のコネクターには幾つかの問題点がある。まずプローブピンは1個づつ製造組立をしなければならない。また図11(b)、(c)のように実装形態が異なると樹脂成形体の金型を変更しなければならない。また樹脂成形体にプローブピンをインサート成形あるいは圧入しなければならない。また電極板との接続をいちいち行わねばならない。これらはいずれも完成コネクターの製造工数およびコストアップの要因となっている。これは解決すべき主要な課題であった。
【0005】
そこで本願出願人および発明者は上記主要な課題を解決すべく、特願2002−064568号に記載された発明を行った。その実施の形態の要点を図9および図10に示す。なおこの既出願の発明は本願発明の直近の従来例に相当するが、公知化されているとは限らないので、従来例という呼称を避けて参考例と呼ぶことにする。
【0006】
図9は参考例の実施の形態である、完成した単体のコネクターの一例を示し、(a)は中央断面図、(b)はピン側の面である表面図、(c)は裏面図である。なお従来例と共通な要素には同じ記号を当てている。
【0007】
図9において、完成コネクター1のケースは、基板A4、基板B5、基板C6が積層・固着されたものであり、基板A4のピン穴4bはピン2の先端部のみを露出させ、ピン2の鍔部2aとピン2を基板A4に向かって押圧するためのコイルバネ3とは、基板B5のやや径の大きな鍔部穴5b内にピン2が摺動可能なように収容されており、基板C6はこれらを封入し、各基板はコネクターの筐体を形成している。なおピン2に設けた深穴2bにはバネ部材3の一部を挿入してコネクター1の全長を短くしている。基板A4はピンの抜け止めを主要な役割とし、基板C6はピン機構の封入を主要な役割とするから厚さは比較的薄く、基板B5はピン機構を収容するから比較的厚い。
【0008】
図9表面図(b)、裏面図(c)に示すように、基板A4の四隅にはスルーホール4a、基板C6の四隅にはスルーホール6aの一部(約4分の1)が現れている。各スルーホールの内面に形成された導電膜の全部あるいはその一部は各基板の表面の導電パターンを経由してコイルバネ3およびピン2との接触により電気的に接続している。また基板C6の裏面には裏パターン6cがありスルーホール6aの導電膜と接続している。
【0009】
参考例のコネクター1はいわゆる多数個取りの製法によって多数個が同時に製造され、最後に分離される。すなわち、基板A4、基板B5、基板C6はそれぞれ、製造の初期の状態では最終形状を縦横に平面的に並べて導電膜の形成も済ませた集合基板(詳細形状は特願2002−64568号明細書に譲り、図示を省略する)であり、集合基板Aの多数の穴の各々にまずピン2、次にコイルバネ3を投入し、次いで集合基板Aに集合基板B、集合基板Cを順次積層接着して集合されたコネクターを形成し、これを各ピンの中間を通る縦横の基板面に垂直な切断面で切り離す。なおスルーホールは切断面が交わる部分に設けて内面電極をコネクターの側面に露出させる。参考例のコネクターは多数個取りの製造・組立て方法により、1個あたりの製造コストが従来例に比べて大幅に低減でき、前記の主要な課題を解決できる効果がある。
【0010】
図10(a)、(b)、(c)は参考例のコネクターの一例を回路基板上にハンダ実装した状態を示す正面図である。(a)は単体に分離されたコネクター1を直立させ、基板C6のスルーホールの内面導電膜(ハンダの濡れ上がりを確実にする側面電極となる)をハンダ8によりハンダ付けする。(b)は集合コネクターの切断面を間引いて2連コネクターとして実装した例、(c)はコネクター1を横向きに寝かせて実装した例である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
参考例はコネクターのコストダウンには成功したが、より改善することが望ましい点が全くないわけではない。それは、筐体が樹脂など絶縁体で構成されているために、内部のピン2あるいはコイルバネ3とコネクターの外部電極との接続を得るため、各基板の表面に無電解メッキによって形成した導電膜を利用しているが、薄い部分が形成され易い導電膜はムクの金属ケースの表面に比べて接触抵抗が高くなる場合があることである。本発明者は参考例をよく検討した結果、バネ部材3の下端が基板C6の広い平面に接しているために位置が正確に定まらず、基板C6の内表面の導電膜との接触が安定しないことであると判断した。
【0012】
その対策としては、基板に形成した導電膜に対し、それに圧接されるバネ部材の接触位置、あるいは接点ピンの接触位置を一定の場所に安定させ、かつ十分な接触圧を生ぜしめる構造をコネクターに与えることであると考えられる。即ち、本発明の目的は、参考例の如く多数個取りによる製造コスト削減効果を維持しながら、内部導電膜と接点ピンあるいはバネ部材との接触位置を安定させかつ十分な接触圧力を確保することができるコネクター構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のコネクターは次の特徴のいずれかを備える。
(1)ピンを突出させる多数のピン穴を整列させて設けると共に該ピン穴と列が重ならないように整列させて設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、下面、各ピン穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Aと、前記ピン穴の各々と同軸に形成され前記ピンの鍔部及び該鍔部をピン突出方向に付勢するコイルバネを収容する多数の有底円筒形をなし傾斜した底部を有する鍔部穴を備えると共に前記集合基板Aのスルーホールと重なるように設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、上面、各鍔部穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Bを準備し、各々の前記鍔部穴に前記ピンの鍔部と前記コイルバネとが内蔵されかつ前記ピンの先端が前記ピン穴から突出するように前記集合基板Aの下面と前記集合基板Bの上面を接着し対応する上下面の導電膜を接続した後、一体化した集合基板を、前記整列したスルーホールを横切る切断面で、前記ピンを1個ずつ又は所定個数ずつ含むように切断分離してなること。
(2)ピンを突出させる多数のピン穴を整列させて設けると共に該ピン穴と列が重ならないように整列させて設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、下面、各ピン穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Aと、前記ピン穴の各々と同軸に形成し前記ピンの鍔部及び該鍔部をピン突出方向に付勢するコイルバネを収容する多数の貫通円筒形をなす鍔部穴を備えると共に前記集合基板Aのスルーホールと重なるように設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、上面、下面、各鍔部穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Bと、前記各鍔部穴の傾斜した底面と前記集合基板A及びBのスルーホールと重なる多数のスルーホールとを形成し金属板、又は前記底面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した樹脂材料より成る集合基板Cを準備し、各々の前記鍔部穴に前記ピンの鍔部と前記コイルバネとが内蔵されかつ前記ピンの先端が前記ピン穴から突出するように前記集合基板Aの下面と前記集合基板Bの上面及び前記集合基板Bの下面と前記集合基板Cの上面を接着し対応する上下面の導電膜を接続した後、一体化した集合基板を、前記整列したスルーホールを横切る切断面で、前記ピンを1個ずつ又は所定個数ずつ含むように切断分離してなること。
【0014】
本発明のコネクターは更に以下の特徴の少なくとも一つを備えることがある。
(3)前記ピンの鍔部の下面が凹型の円錐面をなしていること。
(4)前記コイルバネの端部は胴部より径小につぼめられていること。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のコネクターの第1の実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は断面図である。また図2は同じ実施の形態の筐体を構成する基板を示し、(a)は基板Aの下面図、(b)は基板Bの平面図である。1は完成コネクターであり、絶縁性の樹脂材料より成る基板A4と基板B5とでその筐体が構成され、基板A4と基板B5とでその筐体が構成され、基板A4のピン穴4bよりピン2の先端がコネクター1外に突出し、基板B5内の鍔部穴5b内には、ピン2の径大部である鍔部2aと、鍔部2aの下面に当接しピン2を外向きに付勢するコイルバネとが収容されている。
【0016】
基板A4と基板B5とには四隅にスルーホール4a、5aが重なるように設けてあり、完成コネクターではそれそれのスルーホールはその約4分の1が(切断分離された結果)残っている。各スルーホール4a、5aの内面には導電性の膜が切断前に形成されている。また基板A4は図1(b)、図2(a)のような表裏パターンの導電膜4e(ピン穴4b内面にも形成される)が、基板B5にはその上面、鍔部穴5bの内側面、5c底面や小穴5d内面を覆い、かつ図1(c)の下面パターンを持つよう導電膜5eが形成される。各基板の導電膜は相互に、またスルーホール4a、5aの内側面電極と連続している。(すべての導電膜4e、5eの輪郭内を打点で埋めて図示する。)
【0017】
また基板A4と基板B5とはピン2の鍔部2a、コイルバネ3を封入しつつ接着されるが、その際両基板の導電膜4e、5eは接触して導通する。ピン2の側面はピン穴4b内側面の導電膜4eに接触導通し、コイルバネ3はピン2の鍔部2aと基板B5の底面5cに接触導通する。かくてピン2の先端に与えられた接触による電位信号はコネクター1の外部即面電極となるスルーホール4a、5aの内面電極面に導かれる。
【0018】
この第1の実施の形態において、ピン2の鍔部2aの下面は凹型の円錐面に削られ、また基板5の底面5cの表面はコネクター1の中心軸に垂直ではなく傾斜しているので、圧縮力のかかっているコイルバネ3(その端部は胴部より径小につぼめておくのが好ましい)は、鍔部2bの斜面を押すのでピン2には側圧が生じ、ピン穴4b内面の導電膜に強く押しつけられる。またコイルバネ3の下端は底面5Cの斜面を滑ってその低い側に落ち着くと共に、その胴部が鍔部穴5bの内側面に側圧をもって接触する。かくして従来は軸方向だけの力で行われていたピンやバネと導電膜との接触が、新しく生じた側圧によってもなされるようになったので、接触導通がより確実になった。なお内装されたコイルバネ3の軸線も当然ながらコネクターの軸線に対して傾斜する傾向を持つ。
【0019】
次に、図3、図4、図5を用いて、多数個取り製造方法に関する説明を行う。
図3は本発明のコネクターの第1の実施の形態における集合基板Aの平面図、図4は同じく集合基板Bの平面図、図5は同じく集合状態で組立を完成した集合コネクターの平面図、図6はその正面図である。
図3において40は図1および図2に示した基板A4を多数並べて一体化した集合基板Aである。図4において50は図1および図2に示した基板B5を一体化した集合基板Bである。
【0020】
また両図において、組立て後に切断分離される際の切断面10の予定位置が、それぞれスルーホール4a、5aの中心で交差することを示している。なお導電膜4e、5eは図示しないが、既に形成されている。
組立て方法は、例えば集合基板A4を伏せて置き、その多数の各ピン穴に一斉にピン2を投入し、それぞれのピンの上にコイルバネ3を載せ、上から集合基板B5を位置合わせして重ね、耐熱性接着シートなどで接着すると、集合コネクター100の組立ては完了する。図5、図6は組立ての終わった集合コネクター100に対する切断面10の位置を示している。
【0021】
次に本発明のコネクターの第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、完成コネクターとしては第1の実施の形態とほぼ同様となるが、第1の実施の形態における有底基板Bを参考例の如く、鍔部穴を主体とする筒状の基板Bと、底板を主体とする基板Cとに分離し、積層接着した点が変わっている。
【0022】
図7は本発明のコネクターの第2の実施の形態における集合基板C60を示し、(a)は平面図、(b)はそのB−B断面図である。比較的薄い板状の集合基板C60には第1の実施の形態における底面5cに相当する位置に切削、塑性加工、射出成型などで斜面加工を行ったものである。集合基板C60の素材は金属も樹脂材料も用い得る。図8は同じく集合基板B50の平面図であるが、本例においては単にやや厚い板材に貫通穴を設けたものでよい。(いずれの基板も導電膜は図示を省略した。)集合コネクターの組立て方法については種々考えられるが、例えば集合基板A40とB50をまず積層接着し、上向きにした鍔部穴5bにピン2とコイルバネ3を順次投入し、最後に集合基板C60を載せて積層封入することもできる。
【0023】
以上本発明の2つの実施の形態につき述べたが、本発明の範囲はこれらの例のみに限られない。全体や細部構成について種々変形が可能である。例えば、ピンの鍔部下面の凹部形状とコイルバネ3の下端が当接する筐体の底面の傾斜形状はいずれか一方のみでも効果があるし、ピンの鍔部下面を傾斜した平面にしたり、筐体の底面を凹または凸の円錐面とするなどしてもよい。コイルバネ3の端部形状も種々考慮の余地がある。
【0024】
また本発明においても切断面を適宜間引くことによって任意の個数のピンをブロック化し、各基板上の導電膜のパターンも適宜変更して各ピンからのリードパターンをコネクター表面上の特定のスルーホール面に他のピンと独立させて接続することによって、参考例の如く多連ピンのコネクターを得ることも容易にできる。
【0025】
【発明の効果】
本発明においては、多数個取りによる製造コスト削減の効果と共に、コネクター筐体の内面またはピン下面のバネ部材が当接する面をコネクターの軸線に対して傾斜させたので、筐体の内部でのバネ部材の位置および導体膜との当接の状態が安定化し、接触抵抗が安定かつ減少し、コネクターの品質が向上し歩留まりが改善される効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクターの第1の実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は断面図である。
【図2】本発明のコネクターの第1の実施の形態の筐体を構成する基板を示し、(a)は基板Aの下面図、(b)は基板Bの平面図である。
【図3】本発明のコネクターの第1の実施の形態における集合基板Aの平面図である。
【図4】本発明のコネクターの第1の実施の形態における集合基板Bの平面図である。
【図5】集合状態で組立を完成した本発明のコネクターの第1の実施の形態の平面図である。
【図6】集合状態で組立を完成した本発明のコネクターの第1の実施の形態の正面図である。
【図7】本発明のコネクターの第2の実施の形態における集合基板Cを示し、(a)は平面図、(b)はB−B断面図である。
【図8】本発明のコネクターの第2の実施の形態における集合基板Bの平面図である。
【図9】本発明の基礎となったコネクターの参考例を示し、(a)は断面図、(b)は表面図、(c)は裏面図である。
【図10】参考例の実装の形態の3つの例を示す正面図である。
【図11】従来のコネクターを示し、(a)はその断面図、(b)および(c)はその実装形態の2つのそれぞれの例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 コネクター
1a 金属ケース
2 ピン
2a 鍔部
3 コイルバネ
4 基板A
4a スルーホール
4b ピン穴
4e 導電膜
5 基板B
5a スルーホール
5b 鍔部穴
5c 底面
5d 小穴
5e 導電膜
6 基板C
6a スルーホール
6c 底面
6d 小穴
7 回路基板
8 ハンダ
9 樹脂成形体
9a 電極板
10 切断面
40 集合基板A
50 集合基板B
60 集合基板C
100 集合コネクター
Claims (4)
- ピンを突出させる多数のピン穴を整列させて設けると共に該ピン穴と列が重ならないように整列させて設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、下面、各ピン穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Aと、前記ピン穴の各々と同軸に形成され前記ピンの鍔部及び該鍔部をピン突出方向に付勢するコイルバネを収容する多数の有底円筒形をなし傾斜した底部を有する鍔部穴を備えると共に前記集合基板Aのスルーホールと重なるように設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、上面、各鍔部穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Bを準備し、各々の前記鍔部穴に前記ピンの鍔部と前記コイルバネとが内蔵されかつ前記ピンの先端が前記ピン穴から突出するように前記集合基板Aの下面と前記集合基板Bの上面を接着し対応する上下面の導電膜を接続した後、一体化した集合基板を、前記整列したスルーホールを横切る切断面で、前記ピンを1個ずつ又は所定個数ずつ含むように切断分離してなるコネクター。
- ピンを突出させる多数のピン穴を整列させて設けると共に該ピン穴と列が重ならないように整列させて設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、下面、各ピン穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Aと、前記ピン穴の各々と同軸に形成し前記ピンの鍔部及び該鍔部をピン突出方向に付勢するコイルバネを収容する多数の貫通円筒形をなす鍔部穴を備えると共に前記集合基板Aのスルーホールと重なるように設けた多数のスルーホールを備え絶縁性の樹脂材料で形成され、上面、下面、各鍔部穴の内面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した集合基板Bと、前記各鍔部穴の傾斜した底面と前記集合基板A及びBのスルーホールと重なる多数のスルーホールとを形成し金属板、又は前記底面及び近傍のスルーホールの内面を接続する導電膜を形成した樹脂材料より成る集合基板Cを準備し、各々の前記鍔部穴に前記ピンの鍔部と前記コイルバネとが内蔵されかつ前記ピンの先端が前記ピン穴から突出するように前記集合基板Aの下面と前記集合基板Bの上面及び前記集合基板Bの下面と前記集合基板Cの上面を接着し対応する上下面の導電膜を接続した後、一体化した集合基板を、前記整列したスルーホールを横切る切断面で、前記ピンを1個ずつ又は所定個数ずつ含むように切断分離してなるコネクター。
- 前記ピンの鍔部の下面が凹型の円錐面をなしていることを特徴とする請求項1又は2のコネクター。
- 前記コイルバネの端部は胴部より径小につぼめられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかのコネクター。
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