JP3801525B2 - ウインチ装置 - Google Patents

ウインチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3801525B2
JP3801525B2 JP2002100383A JP2002100383A JP3801525B2 JP 3801525 B2 JP3801525 B2 JP 3801525B2 JP 2002100383 A JP2002100383 A JP 2002100383A JP 2002100383 A JP2002100383 A JP 2002100383A JP 3801525 B2 JP3801525 B2 JP 3801525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
drum
rotating drum
swinging
swing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002100383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003146589A (ja
Inventor
真作 菅原
三寛 赤間
琢磨 佐藤
文彦 佐藤
睦 ▲高▼階
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Aichi Corp
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Electric Power Co Inc, Aichi Corp filed Critical Tohoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2002100383A priority Critical patent/JP3801525B2/ja
Publication of JP2003146589A publication Critical patent/JP2003146589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3801525B2 publication Critical patent/JP3801525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重量物の吊り上げ及び吊り下ろし等に用いられるウインチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウインチ装置は端部にフックなどの懸吊金具が取り付けられたロープを回転ドラムにより巻き取り繰り出しする構成になっており、例えば高所作業車の作業台近傍に設けられてトランスなどの重量物の吊り上げ及び吊り下ろし等に用いられる。
【0003】
このようなウインチ装置においてロープの巻き取りをした場合、ロープは回転ドラム上に順序よく整列して行くのが普通であるが、時として乱巻きと呼ばれる不整列状態での巻き取りが行われる場合がある。このような乱巻きが発生した場合、作業者はロープを一端繰り出した後再度ロープを巻き取って乱巻きを修正するのであるが、この際作業者は直接ロープをつかんでロープが回転ドラム上に整列するようにする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような乱巻きの修正においては、巻き取ったロープの間に手を挟み込まないように充分な注意をする必要があるため、作業者は大変な神経を使う必要があった。このため作業スピードが低下し、それ故本来の吊り上げ吊り下ろし作業が遅延するという問題が生じていた。また、重量物の吊り上げ吊り下ろしの作業を終えてロープを回転ドラム上で整えようとしたときにも同様にロープ間に手を挟んでしまう虞があった。また、ウインチ装置を用いた作業の終了後には、回転ドラムの支持部材に設けられた懸吊金具保持具に懸吊金具を引っ掛けたうえでロープの弛みを取るように、更に回転ドラムでロープを巻き取るのであるが、この際生じたロープの乱巻きを修正しようとして作業者がロープの間に手を挟んでしまう虞もあった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、乱巻きの修正時や作業終了後等において、ロープを回転ドラム上に整えようとしたときに誤ってロープ間に手を挟んでしまう虞のない構成のウインチ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係るウインチ装置は、回転ドラムにより巻き取り繰り出しされるロープの端部に懸吊金具(例えば、実施形態におけるフック58)を取り付けて構成されるウインチ装置であって、回転ドラムを回転自在に支持するドラム支持部材(例えば、実施形態におけるドラムベース55)と、懸吊金具を所定の格納位置で保持する懸吊金具格納保持手段(例えば、実施形態におけるフック保持具79)と、ドラム支持部材に揺動自在に取り付けられ、懸吊金具格納保持手段に懸吊金具が保持された状態でロープを巻き取ったときにロープに押されて倒伏揺動する揺動部材と、揺動部材を起仰方向に付勢する揺動部材付勢手段(例えば、実施形態におけるばね部材67)と、揺動部材のドラム支持部材に対する揺動位置を検出する揺動部材揺動位置検出手段(例えば、実施形態における揺動部材揺動位置検出器92)と、揺動部材が予め定められた所定の揺動範囲を超えて倒伏方向に揺動したことが揺動部材揺動位置検出手段により検出されたときに回転ドラムの巻き取り動作を規制し、揺動部材が所定の揺動範囲を超えて起仰方向に揺動したことが揺動部材揺動位置検出手段により検出されたときに回転ドラムの繰り出し動作を規制する第1の回転ドラム作動規制手段(例えば、実施形態における回転ドラムコントローラ80)とを有した構成とする。
【0007】
このような構成のウインチ装置では、作業の終了後に懸吊金具を所定位置に格納した状態でロープを巻き取った際、ロープに押されて倒伏する揺動部材が予め定められた所定範囲を超えて倒伏方向に揺動したときに回転ドラムの巻き取り作動が停止されるので、乱巻きの修正中にロープの間に手が挟み込まれてしまう事態を防止することができる。
【0008】
また、揺動部材が所定の揺動範囲を超えて起仰方向に揺動したことが揺動部材揺動位置検出手段により検出されたときに回転ドラムの繰り出し動作を規制されるため、ロープの巻き取り時に生じた乱巻きを直そうとしてロープを繰り出した場合にも、揺動部材が所定範囲を超えて起仰方向に揺動したときに回転ドラムの繰り出し作動が停止されるので、同じくロープの間に手が挟み込まれてしまう事態を防止することができる。
【0009】
また、回転ドラムにおけるロープの巻き取り繰り出し位置の近傍に軸線が平行に離隔した複数のローラ部材(例えば、実施形態におけるローラ75,76)を備え、ロープは複数のローラ部材の間を通過して延びるように構成することが好ましい。このような構成のウインチ装置では、回転ドラムにより巻き取り繰り出しされるロープは回転ドラムにおけるロープの巻き取り繰り出し位置の近傍において軸線が平行に離隔した複数のローラ部材の間を通っているので、乱巻きの修正時や作業終了後等において、作業者がロープを回転ドラム上に整えようとしたときでも回転ドラムに直接触れることがなく、ロープ間に手を挟まれる虞がないので安全である。また、乱巻きが起きてもその修正を安全且つ迅速に行うことができるので、本来の吊り上げ吊り下ろし作業が遅延するような事態を防止することもできる。
【0010】
また、上記複数のローラ部材は回転ドラムの周方向に揺動自在に設けられたブラケットに取り付けられていることが好ましい。このような構成であれば、ロープの巻き取り量等に応じて回転ドラムにおけるロープの巻き取り繰り出し位置が変化しても、ブラケットを揺動させてローラ部材を適当な位置に位置させればロープに無理な力をかけずに済み、ロープを傷めることがない。また、これによりロープの巻き取り繰り出しがスムーズになり、作業性が向上する。
【0011】
また、ドラム支持部材に対するブラケットの揺動位置を検出するブラケット揺動位置検出手段(例えば、実施形態におけるブラケット揺動位置検出器91)と、ブラケット揺動位置検出手段により検出されたブラケットのドラム支持部材に対する揺動位置が予め定められた所定の揺動範囲から逸脱しているときに回転ドラムの回転作動を禁止する第1の回転ドラム作動規制手段(例えば、実施形態における回転ドラムコントローラ80)とを有していることが好ましい。このような構成によれば、作業者がロープの乱巻きを修正するのに適当でない位置にブラケットが位置しているときには回転ドラムの作動自体が禁止されるので、作業者がロープの間に手を挟まれる事態をより効果的に防止することができる。
【0012】
なお、ウインチ装置は、回転ドラムにより巻き取り繰り出しされるロープの端部に懸吊金具を取り付けて構成されるウインチ装置であって、回転ドラムを回転自在に支持するドラム支持部材(例えば、実施形態におけるドラムベース55)と、懸吊金具を所定の格納位置で保持する懸吊金具格納保持手段(例えば、実施形態におけるフック保持具79)と、懸吊金具格納保持手段により懸吊金具が保持された状態を検出する懸吊金具格納保持検出手段(例えば、実施形態におけるフック格納保持検出器93)と、懸吊金具格納保持手段により懸吊金具が保持された状態が検出されたときに、回転ドラムの回転作動を禁止する第3の回転ドラム作動規制手段(例えば、実施形態における回転ドラムコントローラ80)とを有した構成とすることもできる。
【0013】
このような構成のウインチ装置では、作業の終了後に懸吊金具を所定位置に格納されたときにはこれが検知されて回転ドラムの作動が停止されるので、作業者に注意を促すことができ、その後のロープの巻き取り等により作業者が手を挟んでしまう事態を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図2は本発明に係るウインチ装置を備えた高所作業車の側面図を示したものである。この高所作業車1は、運転席11の後方に荷台12を有してタイヤ車輪13により道路走行可能なトラック式の走行体10と、荷台12の前方に設けられた旋回台20と、この旋回台20から上方に延びた支柱21に上下方向揺動自在に取り付けられた伸縮ブーム30と、この伸縮ブーム30の先端部に取り付けられた作業台40とを有して構成されている。
【0015】
旋回台20は走行体10内に設けられた旋回モータ14を油圧駆動することにより水平面内で旋回させることが可能であり、これにより伸縮ブーム30全体を旋回動作させることができる。伸縮ブーム30は複数のブーム部材が入れ子式に構成されており、内蔵された伸縮シリンダ31を油圧駆動することにより長手方向に伸縮動作させることができる。伸縮ブーム30と支柱21との間には起伏シリンダ22が跨設されており、この起伏シリンダ22を油圧駆動することにより、伸縮ブーム30全体を上下面内で起伏動作させることができる。
【0016】
伸縮ブーム30の先端部には図示しないレベリング装置の作用により常時垂直に保持される垂直ポスト32が設けられており、作業台40はこの垂直ポスト32に回転自在に支承されている。作業台40内には首振りモータ41が設けられており、これを油圧駆動することにより作業台40全体を垂直ポスト32まわりに旋回動作、すなわち首振り動作させることができる。なお、垂直ポスト32は前述のように常時垂直に保持されるため、作業台40の床面は常に水平姿勢が保たれる。
【0017】
走行体10の側方前後左右各箇所にはアウトリガジャッキ15,15,…が上下方向に延びて設けられている。これらアウトリガジャッキ15,15,…は作業中の走行体10を安定状態に保持するためのものであり、下端部にパッド15bが取り付けられたピストンロッド15aを下方に張り出させて走行体10を持ち上げ支持状態にすることができる。
【0018】
伸縮ブーム30の起伏、伸縮、旋回動作及び作業台40の首振り動作は、作業台40上に備えられた上部操作装置42からのレバー操作により行うことができる。このため作業台40上の作業者は自らのレバー操作により作業台40を所望の位置に移動させて必要な高所作業を行うことが可能である。
【0019】
図3に詳しく示すように、垂直ポスト32の上端部にはこの垂直ポスト32に対して手動で旋回させることができる旋回部材43を介してウインチ装置50が取り付けられている。このウインチ装置50は旋回部材43に取り付けられたサブブーム保持部材51と、このサブブーム保持部材51に取り付けられたサブブーム52と、このサブブーム52の先端部に設けられたシーブブラケット53により回転自在に支承されたシーブ54と、サブブーム保持部材51の上部に設けられた左右のドラムベース55,55により回転自在に支承された回転ドラム56と、この回転ドラム56により巻き取り繰り出しされる絶縁性材料からなるロープ57及びこのロープ57の先端部に取り付けられた懸吊金具であるフック58と、ドラムベース55,55に取り付けられたロープガイド70とを有して構成されている。
【0020】
サブブーム保持部材51は水平な揺動軸61まわりに上下面内で揺動自在であり、側面に円弧状に並んで設けられた複数のピン孔51a,51a,…のいずれかと旋回部材43の上部に設けられたピン孔(図示せず)とを一致させて固定ピン62を挿入することによりサブブーム保持部材51を(すなわちサブブーム52を)所望の起伏角度に固定することができる。サブブーム52は電気絶縁性材料からなっており、サブブーム保持部材51に形成された遊挿部(図示せず)に遊挿された状態で、サブブーム52の側面に設けられた複数のピン孔52a,52a,…のいずれかとサブブーム保持部材51の上記サブブーム遊挿部に形成されたピン孔(図示せず)とを一致させて固定ピン63を水平に差し込むことにより、サブブーム52を所望の長さにした状態でサブブーム保持部材51に固定することができるようになっている。
【0021】
回転ドラム56はドラムベース55に保持された回転ドラム駆動用油圧モータ64により正逆方向に回転させることができる。回転ドラム56により巻き取り繰り出しされるロープ57はシーブ54に掛け回されており、フック58はこのシーブ54から垂下したロープ57の先端部に取り付けられている。なお、回転ドラム駆動用油圧モータ64の回転及び停止は、上部操作装置42に設けられた回転ドラム操作レバー81の操作を受けて、作業台40上に設けられた回転ドラムコントローラ80が行う(図7参照)。ここで、回転ドラム操作レバー81は自動中立位置復帰式のレバー、すなわち手を放した状態では常に回転ドラム56の作動が停止する構成であることが好ましい。
【0022】
次に、図4及び図5を用いてロープガイド70の構成について説明する。ここで、図4(A)はドラムベース55,55に取り付けたロープガイド70の正面図(サブブーム52の先端部側から基端部側を見た図)であり、図4(B)はその側面図である。また、図5は本ロープガイド70のドラムベース55,55への取り付け状態を示す分解斜視図である。これらの図に示すように、本ロープガイド70はドラムベース55,55に取り付けられた左右のブラケット71,72と、これら左右のブラケット71,72に保持されたローラベース73,74と、これらローラベース73,74により回転自在に支承された2つのローラ75,76とを備えて構成される。
【0023】
左右のブラケット71,72はL字形に形成されており、それぞれボルトB1,B2により左右のドラムベース55,55に取り付けられて回転ドラム56の周方向に揺動自在になっている。両ブラケット71,72は軽量な複合材(例えばFRP)からなっていることが好ましいが金属製でもよい。ローラベース73,74は作業者側の端部が上方に延びるとともに、他方側の端部が下方に延びた横向きのZ字形に形成されており、両ブラケット71,72の対向し合うフランジ部71a,72aにボルト等により固定されている。これらローラベース73,74は軽量な樹脂(例えばナイロン)等からなっていることが好ましいが金属製でもよい。
【0024】
両ローラベース73,74より上方に延びた作業者側の端部と下方に延びた他方側の端部にはそれぞれローラ75,76が取り付けられている。このため両ローラ75,76は回転ドラム56におけるロープ57の巻き取り繰り出し位置の近傍において軸線を平行に離隔させた(ローラ面同士を対向させた)状態となっており、回転ドラム56により巻き取り繰り出しされるロープ57はこれらローラ75,76の間を通過して延びるように設けられる。また、左右のブラケット71,72それぞれの外側にはボルトB1,B2により取り付けられた起伏角度指示棒77,77が常時鉛直に垂下するように設けられており、左右のドラムベース55,55にはこれに対応して円弧状の起伏角度指示盤78,78が取り付けられている。起伏角度指示盤78,78はサブブーム52の起伏に応じて揺動するため、作業者は起伏角度指示棒77が起伏角度指示盤78に記された目盛り78a上で示す値を読み取ることによりサブブーム52の起伏角度を知ることができる。
【0025】
本ウインチ装置50を用いて被懸吊物を懸吊するには、上部操作装置42より回転ドラム駆動用油圧モータ64を動作させて回転ドラム56を回転させ、ロープ57を繰り出してフック58を降下させる。フック58に被懸吊物を引っ掛けたら回転ドラム56を逆方向に回転させてロープ57を巻き取っていく。ここで、ロープ57は回転ドラム56上に順序よく整列して行くのが普通であるが、不整列状態で巻き取られる乱巻きが発生した場合、作業者は回転ドラム56によるロープ57の巻き取りを中断し、少しロープ57を繰り出した後再びロープ57の巻き取って修正するようにする。この際、図1に示すように、作業者は直接ロープ57をつかんでロープ57が回転ドラム56上に整列するようにするのであるが、本ウインチ装置50においては回転ドラム56により巻き取り繰り出しされるロープ57は回転ドラム56におけるロープ57の巻き取り繰り出し位置の近傍において軸線が平行に離隔した(ローラ面同士を対向させた)複数のローラ部材(ここでは2つのローラ75,76)の間を通っているので、乱巻きの修正時(或いは作業終了後)において、作業者がロープ57を回転ドラム56上に整えようとしたときでも回転ドラム56に直接触れることがなく、ロープ57の間に手を挟まれる虞がないので安全である。また、このように乱巻きが起きてもその修正を安全且つ迅速に行うことができるので、本来の吊り上げ吊り下ろし作業を遅延させるような事態を防止することもできる。
【0026】
また、2つのローラ75,76は回転ドラム56の周方向に揺動自在に設けられたブラケット71,72に取り付けられているので、ロープ57の巻き取り量等に応じて回転ドラム56におけるロープ57の巻き取り繰り出し位置が変化しても、ブラケット71,72を揺動させてローラ75,76を適当な位置に位置させればロープ57に無理な力をかけずに済み、ロープ57を傷めることがない。また、これによりロープ57の巻き取り繰り出しがスムーズになり、作業性が向上する。
【0027】
また、図6に示すように、ドラムベース55に対するブラケット71,72の揺動位置を検出するブラケット揺動位置検出器91をドラムベース55に設けるとともに、このブラケット揺動位置検出器91により検出されたブラケット71,72のドラムベース55に対する揺動位置が予め定められた所定の揺動範囲から逸脱しているときには、回転ドラムコントローラ80が回転ドラム56の回転作動を禁止する構成としてもよい(図7参照)。ここで、上記ブラケット揺動位置検出器91は、例えばポテンショメータにより構成される。
【0028】
上記ブラケット71,72に予め定められる所定の揺動範囲とは、具体的には、作業者が注意しながらロープ57の乱巻き修正を安全に行える範囲であり、例えば図6に示す安全範囲Sに相当する。したがって、上記構成を取る場合には、ブラケット71,72の揺動位置がこの安全範囲S内にないとき(作動規制範囲Dにあるとき)には、回転ドラムコントローラ80により、回転ドラム56の回転作動が強制的に停止される。
【0029】
また、本ウインチ装置50においては、作業台40上に設けられた規制解除レバー82(図7参照)を操作すれば、回転ドラムコントローラ80は上記規制を解除する構成になっている。このため回転ドラム56は規制解除レバー82を操作しつつ回転ドラム操作レバー81を操作すれば、ブラケット71,72が安全範囲S外にあるとき(作動規制範囲D内にあるとき)でも動作させることが可能であるが、この規制解除レバー82を自動復帰式のレバーとすることにより、すなわち規制解除レバー82を傾動操作した状態でのみ回転ドラム56の作動規制が解除される構成とすることにより、規制を解除する規制解除レバー82の操作と回転ドラム56の操作を行う回転ドラム操作レバー81の操作とに両手を使う必要が生じるため、ロープ57に手を挟んでしまう事態を確実に防止することができるようになる。
【0030】
また、本ウインチ装置50を用いた作業を終了した後には、図8に示すように、ドラムベース55に設けられたフック保持具79にフック58を引っ掛けたうえでロープ57の弛みを取るように、回転ドラム56によるロープ57を巻き取り操作を行う。本ウインチ装置50では、図8に示すように、ドラムベース55に揺動部材66が紙面に垂直な軸回り揺動自在に取り付けられており、且つ、この揺動部材66がフック保持具79にフック58が保持された(引っ掛けられた)状態でロープ57に接触するように、ばね部材67が揺動部材66を起仰方向(図中の矢印A方向)に付勢している。
【0031】
このため、フック58が所定の格納位置に保持された(フック保持具79に引っ掛けられた)状態でロープ57が巻き取られていくと、揺動部材66は図8の矢印Bの方向に倒れ、ロープ57が繰り出されていくと、揺動部材66は図8の矢印Aの方向に起仰する。ここで、揺動部材66のドラムベース55に対する揺動位置は、例えばポテンショメータからなる揺動部材揺動位置検出器92により検出されるようになっており、この揺動部材揺動位置検出器92により検出された揺動部材66のドラムベース55に対する揺動位置が予め定められた所定の揺動範囲(図中にS1で示す範囲)から逸脱しているときには、回転ドラムコントローラ80が回転ドラム56の回転作動を禁止するようになっている。
【0032】
この場合の回転ドラムコントローラ80による回転ドラム56の作動規制には、次の二通りとすることが好ましい。一つ目は、フック58をフック保持具79に引っ掛けた状態でロープ57を巻き取っているときの規制であり、二つ目は、フック58をフック保持具79に引っ掛けた状態でロープ57を繰り出しているときの規制である。
【0033】
フック58をフック保持具79に引っ掛けた状態でロープ57を巻き取るのは、フック58をフック保持具79に引っ掛けて格納した後、回転ドラム56によりロープ57を巻き取ってロープ57が弛んだ状態にならないようにするためであるが、この際、ロープ57を巻き取り過ぎた場合には、作業者がロープ57の間に手を挟んでしまったり、フック保持具79やドラムベース55を破損させてしまう虞がでてくる。このため、揺動部材66が予め定めた所定の範囲(図8中に示す範囲S1)を超えて図の矢印Bの方向に倒れたことが揺動部材揺動位置検出器92により検出されたとき(揺動部材66が図8中に示す範囲D1内に位置したとき)には、回転ドラムコントローラ80は回転ドラム56の動作(この場合はロープ57の巻き取り動作)を強制的に停止させる規制を行うことが好ましい。
【0034】
また、フック58をフック保持具79に引っ掛けた状態でロープ57を繰り出すのは、フック58をフック保持具79に引っ掛けて格納した後、回転ドラム56によりロープ57を巻き取っていたときに生じたロープ57の乱巻きを修正するためであるが、この際、ロープ57を繰り出し過ぎた場合には乱巻き修正を行っている作業者が手をロープ57の間に挟む虞が出てくる。このため、揺動部材66が予め定めた所定の範囲(図8中に示す範囲S1)を超えて図の矢印Aの方向に起仰したことが揺動部材揺動位置検出器92により検出されたとき(揺動部材66が図8中に示す範囲D2内に位置したとき)には、回転ドラムコントローラ80は回転ドラム56の動作(この場合はロープ57の繰り出し動作)を強制的に停止する規制を行うことが好ましい。
【0035】
また、本ウインチ装置50では、このような回転ドラム56の作動規制が働いた場合でも、作業台40上に設けられた上記規制解除レバー82を操作しつつ回転ドラム操作レバー81を操作すれば、回転ドラムコントローラ80は上記回転ドラム56の作動規制を解除する構成になっている。規制解除レバー82が自動復帰式のレバーであれば、規制を解除する規制解除レバー82の操作と回転ドラム56の操作を行う回転ドラム操作レバー81の操作とに両手を使う必要が生じるため、ロープ57に手を挟んでしまう事態を確実に防止できるようになるのは上述したブラケット71,72の揺動範囲に対する回転ドラム56の作動規制の場合と同様である。
【0036】
また、上記揺動部材揺動位置検出器92に替えて、フック保持具59によりフック58が所定の格納位置に保持された状態(フック56をフック保持具59に引っ掛けた状態)を検出するフック格納保持検出器93(図9参照)を設けるとともに、このフック格納保持検出器93によりフック58が保持された状態が検出されたときに、回転ドラムコントローラ80が、回転ドラム56の回転作動を禁止する構成とすることもできる。このようにすれば、先ずフック58をフック保持具59に引っ掛けた時点で回転ドラム56の作動が停止されるので作業者に注意を促すことができ、ロープ57の巻き取り等により作業者が手を挟んでしまう事態を防止することができる。この場合も作業台40上に設けられた規制解除レバー82(図9参照)を操作しつつ回転ドラム操作レバー81を操作すれば、回転ドラムコントローラ80は上記規制を解除する構成を採ることが好ましい。そして、規制解除レバー82が自動復帰式のレバーであれば、規制を解除する規制解除レバー82の操作と回転ドラム56の操作を行う回転ドラム操作レバー81の操作とに両手を使う必要が生じるため、ロープ57に手を挟んでしまう事態を確実に防止できるようになる。
【0037】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態における2つのローラ75,76は図4より分かるように回転ドラム56の幅よりも短いものであったが、これは単なる例であり、回転ドラム57の幅よりも長いものであっても構わない。また、回転ドラム56におけるロープ57の巻き取り繰り出し位置の近傍に設けられる、軸線が平行に離隔した複数のローラ部材は上述の実施形態に示すような互いに平行な2つのローラ75,76に限られず、例えば軸線が平行に離隔した(ローラ面同士を対向させた)2つのローラが2組あると考えられる四面ローラ等であっても構わない。また、ロープ57の端部に取り付けられる懸吊金具は上述の実施形態において示したフック58に限られず、他の懸吊金具、例えば吊り輪等であってもよい。
【0038】
また、上述の実施形態に係るウインチ装置では、揺動部材揺動位置検出器92或いはフック格納保持検出器93はブラケット揺動位置検出器91とともに用いられる構成であったが、揺動部材揺動位置検出器92はブラケット揺動位置検出器91とは独立して単独で、またフック格納保持検出器93もブラケット揺動位置検出器91とは独立して単独で用いることもできる。また、揺動部材揺動位置検出器92がフック格納保持検出器93ともに用いられても良く、3つの検出器91,92,93が同時に用いられても良い。
【0039】
また、上述の実施形態において示したウインチ装置は高所作業車に備えられるものであったが、本発明に係るウインチ装置は必ずしも高所作業車に備えられたものに限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るウインチ装置によれば、作業の終了後に懸吊金具を所定位置に格納した状態でロープを巻き取った際、ロープに押されて倒伏する揺動部材が予め定められた所定範囲を超えて倒伏方向に揺動したときに回転ドラムの巻き取り作動が停止されるので、乱巻きの修正中にロープの間に手が挟み込まれてしまう事態を防止することができる。また、このロープの巻き取り時に生じた乱巻きを直そうとしてロープを繰り出した場合にも、揺動部材が所定範囲を超えて起仰方向に揺動したときに回転ドラムの繰り出し作動が停止されるため、同じくロープの間に手が挟み込まれてしまう事態を防止することができる。
【0041】
ここで、回転ドラムにより巻き取り繰り出しされるロープは軸線が平行に離隔した複数のローラ部材の間を通るような構成によれば、乱巻きの修正時や作業終了後等において、作業者がロープを回転ドラム上に整えようとしたときでも回転ドラムに直接触れることがなく、ロープ間に手を挟まれる虞がないので安全である。また、このように乱巻きが起きてもその修正を安全且つ迅速に行うことができるので、本来の吊り上げ吊り下ろし作業が遅延するような事態を防止することもできる。
【0042】
また、上記複数のローラ部材は回転ドラムの周方向に揺動自在に設けられたブラケットに取り付けられ手いることが好ましく、このような構成であれば、ロープの巻き取り量等に応じて回転ドラムにおけるロープの巻き取り繰り出し位置が変化しても、ブラケットを揺動させてローラ部材を適当な位置に位置させればロープに無理な力をかけずに済み、ロープを傷めることがない。また、これによりロープの巻き取り繰り出しがスムーズになり、作業性が向上する。
【0043】
また、回転ドラムを回転自在に支持するドラム支持部材と、ドラム支持部材に対するブラケットの揺動位置を検出するブラケット揺動位置検出手段と、ブラケット揺動位置検出手段により検出されたブラケットのドラム支持部材に対する揺動位置が予め定められた所定の揺動範囲から逸脱しているときに回転ドラムの回転作動を禁止する第2の回転ドラム作動規制手段とを有する構成とすれば、作業者がロープの乱巻きを修正するのに適当でない位置にブラケットが位置しているときには回転ドラムの作動自体が禁止されるので、作業者がロープ間に手を挟まれるような事態をより効果的に防止することができる。
【0044】
なお、懸吊金具格納保持検出手段と第3の回転ドラム作動規制手段とを有した構成のウインチ装置によれば、作業の終了後に懸吊金具を所定位置に格納されたときにはこれが検知されて回転ドラムの作動が停止されるので、作業者に注意を促すことができ、その後のロープの巻き取り等により作業者が手を挟んでしまう事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウインチ装置の斜視図である。
【図2】本発明に係るウインチ装置を備えた高所作業車の側面図である。
【図3】本発明に係るウインチ装置の側面図である。
【図4】(A)はドラムベースに取り付けたロープガイドの正面図(サブブームの先端部側から基端部側を見た図)であり、(B)はその側面図である。
【図5】ロープガイドのドラムベースへの取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図6】ブラケットの揺動に対する安全範囲及び作動規制範囲を示すウインチ装置の側面図である。
【図7】揺動部材揺動位置検出器を用いた場合における、回転ドラムコントローラによる回転ドラム駆動用モータの作動制御の流れを示すブロック図である。
【図8】ドラムベースに取り付けられた揺動部材とばね部材の構成を示すウインチ装置の側面図である。
【図9】フック格納保持検出器を用いた場合における、回転ドラムコントローラによる回転ドラム駆動用モータの作動制御の流れを示すブロック図である。
【符号の説明】
50 ウインチ装置
51 サブブーム保持部材
52 サブブーム
54 シーブ
55 ドラムベース
56 回転ドラム
57 ロープ
58 フック
66 揺動部材
67 ばね部材
70 ローラガイド
71,72 ブラケット
73,74 ローラベース
75,76 ローラ
79 フック保持具
80 回転ドラムコントローラ
81 回転ドラム操作レバー
82 規制解除レバー
91 ブラケット揺動位置検出器
92 揺動部材揺動位置検出器
93 フック格納保持検出器

Claims (1)

  1. 回転ドラムにより巻き取り繰り出しされるロープの端部に懸吊金具を取り付けて構成されるウインチ装置であって、
    前記回転ドラムを回転自在に支持するドラム支持部材と、
    前記懸吊金具を所定の格納位置で保持する懸吊金具格納保持手段と、
    前記ドラム支持部材に揺動自在に取り付けられ、前記懸吊金具格納保持手段に前記懸吊金具が保持された状態で前記ロープを巻き取ったときに前記ロープに押されて倒伏揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材を起仰方向に付勢する揺動部材付勢手段と、
    前記揺動部材の前記ドラム支持部材に対する揺動位置を検出する揺動部材揺動位置検出手段と、
    前記揺動部材が予め定められた所定の揺動範囲を超えて倒伏方向に揺動したことが前記揺動部材揺動位置検出手段により検出されたときに前記回転ドラムの巻き取り動作を規制し、前記揺動部材が前記所定の揺動範囲を超えて起仰方向に揺動したことが前記揺動部材揺動位置検出手段により検出されたときに前記回転ドラムの繰り出し動作を規制する第1の回転ドラム作動規制手段と
    を有したことを特徴とするウインチ装置。
JP2002100383A 2001-08-29 2002-04-02 ウインチ装置 Expired - Lifetime JP3801525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002100383A JP3801525B2 (ja) 2001-08-29 2002-04-02 ウインチ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-259376 2001-08-29
JP2001259376 2001-08-29
JP2002100383A JP3801525B2 (ja) 2001-08-29 2002-04-02 ウインチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003146589A JP2003146589A (ja) 2003-05-21
JP3801525B2 true JP3801525B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=26621202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002100383A Expired - Lifetime JP3801525B2 (ja) 2001-08-29 2002-04-02 ウインチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3801525B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003146589A (ja) 2003-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0254510B1 (en) Extension jib for a boom
JP5822751B2 (ja) クレーン車のフック格納装置におけるロープガイド装置
JP2017043430A (ja) 移動式クレーンのウェイト浮き量調整装置及びウェイト浮き量調整方法
JP3801525B2 (ja) ウインチ装置
WO2019139066A1 (ja) 高さ調節補助装置、これを備えたクレーン及び高さ調節方法
JP2016216180A (ja) ジブクレーン
JP4241965B2 (ja) 可搬式クレーン
JP4467691B2 (ja) 高所作業車
JP6304316B2 (ja) ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台
JP2020001882A (ja) クレーンおよびクレーンの姿勢変更方法
JP5531769B2 (ja) ホイールクレーンのジブ収納装置
JP7322528B2 (ja) ジブ係留装置
JPH078548Y2 (ja) 車両搭載クレーンのジブ格納装置
JP7111130B2 (ja) ジブ係留装置およびジブ係留方法
JP6558233B2 (ja) ストラット組立補助装置およびストラット組立方法
JP2020001883A (ja) クレーンおよびクレーンの姿勢変更方法
JP6536844B2 (ja) クレーンの組み立て時におけるブームの取付方法、クレーンに用いられるブーム吊り具およびブーム吊り具を備えるクレーン
JP7396211B2 (ja) 建設機械
JP7286284B2 (ja) ガイドユニット
JPH0556642U (ja) 移動式クレーンの昇降用梯子
JPS6323431Y2 (ja)
JP3070284U (ja) 高所作業車のサブブ―ム荷重検出装置
JPS6117861Y2 (ja)
JP6041639B2 (ja) 高所作業車のサブブーム装置
JPS6141748Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20020424

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20020425

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20020430

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20020509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20020425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050613

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050801

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3801525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160512

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term