JP3801412B2 - Mosレギュレータ回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源に使用するMOSレギュレータ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のMOSレギュレータ回路は、出力MOSのゲートをアクティブ負荷や電流出力の変動により制御し、負帰還アンプのMOSレギュレータ回路を構成している。
【0003】
従来のMOSレギュレータ回路について、図面を参照しながら以下に説明する。図2は従来のMOSレギュレータ回路を示している。
図2において、トランジスタ1及び2は差動増幅器を構成するNチャネルMOSトランジスタ、3は差動増幅器に電流を供給する電流源、4、5はNチャネルMOSトランジスタ1及び2のドレイン電流をそれぞれミラーするカレントミラー、6はカレントミラー4の電流をミラーするカレントミラーでカレントミラー5と接続する。9は、接続されたカレントミラー5とカレントミラー6に、ゲートを接続する出力トランジスタ。10、11は出力電圧を決める抵抗、12は参照電圧を印可する入力端子VIN、13はトランジスタ9からの出力電圧を出力する端子VOUT、14は電源電圧、15はグランドである。
【0004】
以上のように構成されたMOSレギュレータ回路について、以下その動作を説明する。
入力端子12に参照電圧VREFを印加すると、この差動増幅器は帰還がかかり、差動対のトランジスタ2のゲート電圧VBは、参照電圧VREFと同じになる。差動対のトランジスタ2のゲート電圧が決まると、抵抗10と抵抗11の比により出力端子13に出力電圧が得られる。
【0005】
仮に、出力電圧が低下した場合、トランジスタ2のゲート電圧も低下する。よって、差動増幅器のゲート電圧に差を生じて、カレントミラー5の電流は減少し反対にカレントミラー6の電流は増加する。これによって接続されたトランジスタ9のゲート電圧が下がり、トランジスタ9のドレイン電流が増加し、出力電圧を上げようとする帰還がかかり、出力は安定する。
【0006】
また逆に、出力電圧が上昇した場合、トランジスタ2のゲート電圧は上昇する。よって、差動増幅器のゲート電圧に差を生じて、カレントミラー5の電流は増加し反対にカレントミラー6の電流は減少する。これによって接続されたトランジスタ9のゲート電圧が上がり、トランジスタ9のドレイン電流が減少し、出力電圧を下げようとする帰還がかかり、出力は安定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回路(図2)を用いると、出力トランジスタのゲートの寄生容量等で決まるLPF特性により周波数特性が悪くなる。このために差動増幅器の増幅度が下がりリップル除去率が低くなるという問題があった。本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、リップル除去率の高いMOSレギュレータ回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明のMOSレギュレータ回路においては、入力端子から基準電圧がゲートに印加される第1のトランジスタと第1のトランジスタのソースとソースで接続した第2のトランジスタとを備え、第1と第2のトランジスタのソースと共通に接続した電流源とによって構成された差動増幅器と、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタのドレインに流れる電流を電流源として、第1のトランジスタのドレインに接続された第1のカレントミラーと、第2のトランジスタのドレインに接続された第2のカレントミラーと、第1のカレントミラーを電流源として接続された第3のカレントミラーと、第2、第3のカレントミラーとゲートで接続された第3のトランジスタと、第3のトランジスタのドレインは接地され、第2のカレントミラーとミラー接続された第4のトランジスタと、第4のトランジスタのドレインと第3のトランジスタのソースを接続し、第4のトランジスタのドレインに接続された第3のトランジスタのソースとゲートで接続された第5のトランジスタと、第5のトランジスタのドレインは、第1の抵抗の一端と出力端子に接続し、差動増幅を構成する第2のトランジスタのゲートに第1の抵抗の他端と第2の抵抗の一端を接続し、第2の抵抗の他端は接地された構成を備えたものである。
【0009】
この構成により、トランジスタ7はトランジスタ8のソースの電流源となりエミッタフォロア構造になる。そのために、出力トランジスタ9の入力インピーダンスが低下し、リップル除去率の周波数特性が向上して、出力トランジスタ9のリップル除去率が改善される。
【0010】
上記の回路構成によりリップル除去率は改善されるが、トランジスタ5のゲートのダイナミックレンジが狭くなる問題がある。そのために、第3のトランジスタのソースと第5のトランジスタのゲートに、第6のトランジスタのドレインを接続し、第6のトランジスタのゲートは第3のカレントミラーに接続した構成にすることが望ましい。この構成により、第5の出力トランジスタのゲートは電流が低下するため、ダイナミックレンジを広くすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態におけるMOSレギュレータ回路を示している。
【0012】
図1において、1及び2は差動増幅を構成するNチャネルMOSトランジスタ、3は差動増幅器に電流を供給する電流源、4、5はNチャネルMOSトランジスタ1及び2のドレイン電流をそれぞれミラーするカレントミラー、6はカレントミラー4の電流をミラーするカレントミラーでカレントミラー5と接続する。7はカレントミラー5の電流をミラーするトランジスタ、8は接続されたカレントミラー5とカレントミラー6にゲートを接続するトランジスタ。9はトランジスタ7とトランジスタ8に接続される出力トランジスタ、10、11は出力電圧を決める抵抗、12は参照電圧を印可する入力端子VIN、13はトランジスタ9からの出力電圧を出力する端子VOUT、14は電源電圧、15はグランドである。
【0013】
以上のように構成されたMOSレギュレータ回路について、以下その動作を説明する。
入力端子12に参照電圧VREFを印加すると、この差動増幅器は帰還がかかり、差動対のトランジスタ2のゲート電圧は、参照電圧VREFと同じになる。差動対のトランジスタ2のゲート電圧が決まると、抵抗10と抵抗11の比により出力端子13に出力電圧が得られる。
【0014】
仮に、出力電圧が低下した場合、トランジスタ2のゲート電圧も低下する。よって、差動増幅器のゲート電圧に差を生じて、カレントミラー5の電流は減少し反対にカレントミラー6の電流は増加する。これによって接続されたトランジスタ9のゲート電圧が下がり、トランジスタ9のドレイン電流が増加し、出力電圧を上げようとする帰還がかかり、出力は安定する。
【0015】
また逆に、出力電圧が上昇した場合、トランジスタ2のゲート電圧は上昇する。よって、差動増幅器のゲート電圧に差を生じて、カレントミラー5の電流は増加し反対にカレントミラー6の電流は減少する。これによって接続されたトランジスタ9のゲート電圧が上がり、トランジスタ9のドレイン電流が減少し、出力電圧を下げようとする帰還がかかり、出力は安定する。
【0016】
図3は従来回路と本発明の回路のリップル除去率の周波数特性を表したグラフである。
この図からも分かるように、本発明の回路構成では、出力トランジスタ9はトランジスタ7および8のエミッタフォロア接続になり、インピーダンスが低下するため周波数特性が伸びてリップル除去率が改善される。
【0017】
また、上記の回路構成では、トランジスタ7及び8に出力トランジスタ9のゲートを接続することによりゲートのダイナミックレンジが狭くなる。このため、前記トランジスタ9のゲートに新たにトランジスタ16を接続し、ダイナミックレンジを広げる対応を行うことが望ましい。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明は、出力MOSトランジスタのゲートに電流源とエミッタフォロア用のMOSトランジスタを接続することにより、出力MOSトランジスタの周波数特性を伸ばし、リップル除去率の高いMOSレギュレータ回路を実現できるものである。この時、出力MOSトランジスタのゲートに、さらに、カレントミラーと接続されたMOSトランジスタを接続することにより、出力MOSトランジスタのゲートのダイナミックレンジを広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるMOSレギュレータ回路を示す回路図
【図2】従来の実施の形態におけるMOSレギュレータ回路を示す回路図
【図3】リップル除去率の周波数特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 NチャネルMOSトランジスタ
2 NチャネルMOSトランジスタ
3 電流源
4 カレントミラー
5 カレントミラー
6 カレントミラー
7 PチャネルMOSトランジスタ
8 PチャネルMOSトランジスタ
9 PチャネルMOSトランジスタ
10 抵抗
11 抵抗
12 入力端子
13 出力端子
14 電源電圧
15 グランド
16 NチャネルMOSトランジスタ
Claims (2)
- 入力端子から基準電圧がゲートに印加される第1のトランジスタと前記第1のトランジスタのソースとソースで接続した第2のトランジスタを備え、前記第1と第2のトランジスタのソースと共通に接続した電流源とによって構成された差動増幅器と、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのドレインに流れる電流を電流源として、前記第1のトランジスタのドレインに接続された第1のカレントミラーと、前記第2のトランジスタのドレインに接続された第2のカレントミラーと、前記第1のカレントミラーを電流源として接続された第3のカレントミラーと、前記第2、第3のカレントミラーとゲートで接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタのドレインは接地され、前記第2のカレントミラーとミラー接続された第4のトランジスタと、前記第4のトランジスタのドレインと前記第3のトランジスタのソースを接続し、前記第4のトランジスタのドレインに接続された前記第3のトランジスタのソースとゲートで接続された第5のトランジスタと、前記第5のトランジスタのドレインは、第1の抵抗の一端と出力端子に接続し、差動増幅を構成する前記第2のトランジスタのゲートに前記第1の抵抗の他端と第2の抵抗の一端を接続し、前記第2の抵抗の他端は接地された構成からなることを特徴とするMOSレギュレータ回路。
- 前記第3のトランジスタのソースと前記第5のトランジスタのゲートに、第6のトランジスタのドレインを接続し、前記第6のトランジスタのゲートは前記第3のカレントミラーに接続した構成からなる請求項1記載のMOSレギュレータ回路。
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