JP3801304B2 - 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるパイプジョイント把持具 - Google Patents
光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるパイプジョイント把持具 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ等の接続及び成端や配線に用いる光ケーブル接続部収納用キャビネットにおいて、構内のパイプケーブルとフロア系パイプケーブルのパイプ同士のジョイントを行う場合に使用するパイプジョイント把持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、光ファイバ心線の実装ケーブルとパイプの入った送り込みケーブルのパイプケーブルなどをキャビネット内で接続するに際しては、光ファイバ心線やパイプを接続後に止着することが不可欠であり、このため心線或いはパイプの接続部をいろいろな手段で保持する把持具が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光ケーブル接続箱のキャビネットにあっては、パイプケーブルの接続、例えば構内パイプケーブルとフロア系パイプケーブルとの接続にはパイプジョイントを使用してホルダーに把持することが多いが、取付けや取外しが簡便で作業性の良いことが要請されると共に、止着時には抜けにくく、かつガタついたりすることなく保持機能が安全であることが必要で、しかもこれらが複雑な構造となることなく簡単で安価な構成で実現できることが要求される。
本発明は、これら従来の要請を充分満足できるパイプジョイント把持具を提供しようとするもので、パイプ接続の交換並びに増設の際にパイプケーブルのキャビネットへの止着機能を高め、安全な接続処理作業が行えて、作業性を大巾に向上すると共に、構成簡単で低コストの光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるパイプジョイント把持具とすることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、キャビネット内で固定化されたパイプケーブルのパイプ同士を嵌入接続しうるパイプジョイントをキャビネット内に設けた把持具に着脱自在に装着するものであって、前記パイプジョイントに形成した細径部を挿入するガイド溝を形成した受け支板部材を備え、かつパイプジョイントの細径部外周両側に突設した一対の係止突部を有し、該係止突部をパイプジョイントの回動によって嵌入係止しうる係止凹部が支板部材の前記ガイド溝に円弧縁のある鉤状切欠として対向配備されているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明にかかる光ケーブル接続部収納用キャビネットにおいては、扉を開けてケース本体のケーブル導入部にケーブルカバーを介して引き込みパイプケーブルを導入し、該ケーブル導入部に備えたケーブル把持部にパイプケーブルを把持してパイプケーブルのパイプ同士をパイプジョイントで接続し、該パイプジョイントの細径部を把持具の受け支板部材にあるガイド溝に差し込み回転し、細径部に設けた一対の係止突部をガイド溝にある係止凹部に係止して止着し、フロア系パイプケーブルはフロアケーブル導出部を経てケース本体外に出されて配索される。キャビネット内では、必要に応じ実装ケーブルの心線は、構内心線一括収納用品の接続部収納部によって接続部のコネクタなどが収納されて使用されるが、心線余長は余長収納部に入れて心線接続の交換並びに増設が簡単にできる。そしてパイプケーブルのパイプの接続部の把持作業が把持具によって簡便で止着機能を高めて接続、配線の作業を安全かつ容易にすることができる。
【0006】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図1乃至図4を参照して説明すると、キャビネット3内で固定化されたパイプケーブルCのパイプC1同士を嵌入接続しうるパイプジョイント10をキャビネット3内に設けたパイプジョイント把持具11に着脱自在に装着するものであって、前記パイプジョイント10に設けた細径部を挿入するガイド溝12を形成した受け支板部材13を備え、かつパイプジョイント10の細径部外周両側に突設した一対の係止突部101,101を有し、該係止突部101をパイプジョイント10の回動によって嵌入係止しうる係止凹部14が支板部材13の前記ガイド溝12に円弧縁のある鉤状切欠として対向配備されているパイプジョイント把持具11としてある。
【0007】
この場合、前記受け支板部材13としては、断面略L字形の折曲板であって、取付孔15と前記ガイド溝12を複数並列配備し、かつ前記ガイド溝12には上下方向に間隔をあけて複数の係止凹部14を備え、即ちパイプジョイント10の細径部外周両側にある係止突部101,101が90度回転しうる円弧縁のある鉤状切欠を対向配列して縦方向に複数のパイプジョイント10が係止配備できるようにしてある。また、この係止凹部14は、前記ガイド溝12に若干上下にずらせて対向配備して狭隘部分を形成するようにして係止突部101,101の回動によりパイプジョイント10がガイド溝12から脱出しないように係止する形態とするのがよい。
【0008】
なお、前記受け支板部材13は、上下方向に間隔をあけて複数段取付板16に備えられたものであって、各支板部材13にガイド溝12を複数並設し水平方向と縦方向に多数のパイプジョイント10が高密度に配列することもできる。
また、前記パイプケーブルCは、キャビネット3内に固定化される構内ケーブル把持具1と、フロア系パイプケーブル把持具2とを備えた配線キャビネット3に導入されてパイプC1同士を突き合せ接続するものであって、構内心線一括収納用品Aを有するキャビネット3に併用される。
【0009】
さらに、ケーブル把持具1とフロアケーブル把持具2とを備えたキャビネット3に扉4をヒンジ部41で開閉自在に設け、ケーブルから分岐した心線端に接続された接続部を支持しうる接続部収納部8と、接続部から延びる心線余長を収納する余長収納部9とを備えた構内心線一括収納用品Aを具備すると共に、キャビネット3には、ケーブル導入部に閉塞プレート、例えばスリットつきシール板7をそれぞれ備え、かつパイプジョイント把持具11と、扉4の解放阻止のための錠23のあるロック機構22を内装してあり、両外側にラック取付金具24を備えて家屋壁面コーナーや側壁面のラックに設置可能としユーザーに対応し易くしてある。前記キャビネット3は扉4を開けてケーブル接続端の加工作業し、作業後に扉4を閉めて用いられる。
【0010】
図5及び図6の具体例では、パイプジョイント把持具11として、前記受け支板部材13を上下方向に間隔をあけて複数段取付板16に片持式に備え、各受け支板部材13にガイド溝12を複数並設して、水平方向と縦方向に多数のパイプジョイント10が高密度に配列するようにしたもので、構内心線一括収納用品A及びケーブル把持部品Bを内装したキャビネット3に用いられる。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、キャビネット内で固定化されたパイプケーブルのパイプ同士を嵌入接続しうるパイプジョイントをキャビネット内に設けた把持具に着脱自在に装着するものであって、前記パイプジョイントに設けた細径部を挿入するガイド溝を形成した受け支板部材を備え、かつパイプジョイントの細径部外周両側に突設した一対の係止突部を有し、該係止突部をパイプジョイントの回動によって嵌入係止しうる係止凹部が支板部材の前記ガイド溝に円弧縁のある鉤状切欠として対向配備されていることにより、パイプジョイントで接続されたパイプ接続部の取付けや取外しが簡便にでき作業性が著しく円滑良好であり、しかも止着後には抜けにくくガタついたり、移動することがなくて保持機能が安定であり、保持機能を高めて接続配線の作業を安全にし、かつパイプ接続の交換並びに増設が簡単にでき、パイプの収容も一目でわかる配線ができて識別性良好で、しかも任意のパイプのハンドリングが可能で取り扱い容易であり、作業性を大巾に向上すると共に、パイプ接続部のみ固定すればよいので、余分な保持部材を不要とし、構成簡単で製造容易、低コストで生産できるなど実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示し、(a)はその側面図、(b)は正面図である。
【図2】 図1の例で用いられるパイプジョイントを示し、(a)はその斜視図、(b)は中央縦断面図、(c)は中央横断面図である。
【図3】 図2の例の作動状態の縦断面図を示し、(a)はパイプジョイント装入時、(b)は装着直前時、(c)は装着完了時を示す。
【図4】 本発明の一使用状態を示し、蓋体を取除き内部を表した状態の正面図である。
【図5】 本発明の他の実施例を示し、(a)はその側面図、(b)は正面図である。
【図6】 図5の例の使用状態の正面図である。
【符号の説明】
A 構内心線一括収納用品
B ケーブル把持部品
C ケーブル
C1 パイプ
1 ケーブル把持具
2 フロアケーブル把持具
3 キャビネット
4 扉
7 シール板
8 接続部収納部
9 余長収納部
10 パイプジョイント
101 係止突部
11 パイプジョイント把持具
12 ガイド溝
13 受け支板部材
14 係止凹部
15 取付孔
16 取付板
Claims (4)
- キャビネット3内で固定化されたパイプケーブルCのパイプ同士を嵌入接続しうるパイプジョイント10をキャビネット3内に設けた把持具11に着脱自在に装着するものであって、前記パイプジョイントに設けた細径部を挿入するガイド溝12を形成した受け支板部材13を備え、かつパイプジョイント10の細径部外周両側に突設した一対の係止突部101,101を有し、該係止突部101をパイプジョイント10の回動によって嵌入係止しうる係止凹部14が支板部材13の前記ガイド溝12に円弧縁のある鉤状切欠として対向配備されていることを特徴とする光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるパイプジョイント把持具。
- 前記受け支板部材13が、断面略L字形の折曲板であって取付孔15と前記ガイド溝を複数並列配備した請求項1記載のパイプジョイント把持具。
- 前記受け支板部材13が、上下方向に間隔をあけて複数の係止凹部14を備えたガイド溝12を有している請求項1または2記載のパイプジョイント把持具。
- 前記受け支板部材13が、上下方向に間隔をあけて複数段取付板に備えられたものであって、各支板部材13にガイド溝12を複数並設した請求項1または2記載のパイプジョイント把持具。
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JP12785397A JP3801304B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるパイプジョイント把持具 |
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- 1997-05-02 JP JP12785397A patent/JP3801304B2/ja not_active Expired - Lifetime
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