JP3800621B2 - Icp分析装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波プラズマを用いたICP発光分析装置やICP質量分析装置などのICP分析装置に係わり、特に、分析用の溶液試料を霧化する試料霧化部の噴霧室の温度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
300MHz以下の周波数において、コイルに高周波電流を流し、高周波磁界の電磁誘導によって発生する電界に、試料ガスを導入するとプラズマ放電が発生し、放電と電気回路の結合は誘導型となり、このプラズマ放電は一般にICP(Inductively‐Coupled Radio Frequency Plasma:高周波誘導結合プラズマ)と呼ばれている。
ICP発光分析装置(高周波プラズマ発光分析装置)は、そのプラズマ放電の発光を分光器で分光し試料に含まれる元素の分析を行うものである。また、ICP質量分析装置は、そのプラズマ放電によって発生したイオンを分析室の電場や磁場に導き質量数によって選別し、試料に含まれる元素の分析を行うものである。
【0003】
図2に、従来のICP発光分析装置(以下、ICP分析装置という)のブロックダイアグラムを示す。ICP分析装置は、溶液の試料2が、アルゴンガス供給装置1のアルゴンガス流量制御部1aで流量制御(0.6〜1l/min程度)されたキャリアガス(アルゴンガス)と共にネブライザ4cに導入され、試料霧化部12の噴霧室12a内に噴霧される。
試料霧化部12は、噴霧室12aとその外周に噴霧室水冷部12bを備えた2重構造を有し、一般に、水冷チャンバなどと呼ばれて、冷却水が冷却水送水装置11から入口12fを介して外側の噴霧室水冷部12bに給水され、噴霧室12aが冷却水温度に冷却され、噴霧室12aの温度変化を抑えている。その冷却水は出口12gから出て冷却水送水装置11に戻り、所定の温度に制御されて循環する。そして、噴霧室12aでのドレインはドレインパイプ4dに貯められる。そして、試料霧化部12は上方のプラズマトーチ7と接続部12eで接続されている。
【0004】
プラズマトーチ7は、石英管7a、7b、7cの同心三重構造をしており、外側よりクーラントガス、補助ガス、試料を含むキャリアガスが流される。
クーラントガスは、アルゴンガスが用いられ、外径20mm程度の石英管7cの下部に設けられた入口7eから、アルゴンガス供給装置1のアルゴンガス流量制御部1aで流量制御(外径20mm程度の場合は14l/min程度)されて供給される(A)。クーラントガスは、プラズマトーチ7の放電部分の周囲の冷却を行うと共に、プラズマを形成するガスである。
補助ガスは、アルゴンガスが用いられ、石英管7bを保護すると同時に、上部で発生するプラズマをわずかに浮かせる目的で、下部に設けられた入口7dから、アルゴンガス供給装置1のアルゴンガス流量制御部1aで流量制御(トーチ外径が20mm程度では1.2l/min程度)されて供給される(B)。しかし、油、有機溶媒などの分析の場合は2l/min以上流すこともあるが、一般に水溶液試料の場合、補助ガスを流さないこともある。
キャリアガスは、噴霧室12aから送られた試料を含んだアルゴンガス(C)である。中心の石英管7aの先端が細いノズルになっており、ここから霧化しプラズマの中央(E)に導入される。
【0005】
プラズマトーチ7の上部位置に銅管製のコイル6が配置され、常に冷却水が流され、分析時に高周波電源5の電力が供給される。高周波電源5は高周波増幅部5aの発振回路で発振した高周波を複数段のアンプで電力増幅し、電力検出部5bを介し、制御部5dによって整合部5cで、1次回路とコイル6の2次出力回路とのインピーダンスマッチングがとられ、損失を最小にして出力を最大にするように制御され、コイル6の内部にプラズマ(D)を生成する。
周波数は27.12MHz、最大2kW程度のものが多く用いられる。また、補助ガスの入口7d(又は、クーラントガスの入口7e)にイグニッションコイル3の電極が設けられ、高電圧によりアルゴンガスの一部を電離させ、電離されたアルゴンガスがコイル6の近くに達すると、そこで発生している高周波磁界(G)のため、誘導電流が流れプラズマ(D)が発生する。ドーナツ状の中心温度は、約10,000°K、プラズマトーチ7の先端中心で6,000〜8,000°K程度になる。
【0006】
霧になった試料は、プラズマトーチ7の中央(E)に導入され、まず、溶媒が蒸発し分子となり、さらに分解して励起原子、励起イオンの状態になり、(F)の部分でそれらが定常状態に戻るときに、余分なエネルギーを元素固有の波長を持つスペクトルとして放射する。
(F)で発光した光は分光器8に導入され、レンズ8aによって回折格子8bに照射され、そこで分光されて、円弧上に配置された光電子増倍管8cに入力され、その各信号がデータ処理部9に送られてスペクトル処理され、表示部10に表示される。ここでは、パッシェン・ルンゲのマウンティングの分光器について述べているが、他にチェルンタナのマウンティングのシーケンシャル型、同時多元素型ならばエシェルマウンティングもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のICP分析装置は以上のように構成されているが、噴霧室12aの環境温度が変化し、また、噴霧された試料2に対し高周波誘導により噴霧室12aの温度が変化すると、プラズマの中心部(E)への試料2の導入量が変動し、その結果測定データがばらつくという問題がある。
有機試料のように揮発性の高い試料2は、噴霧室12aを冷却することにより脱溶媒され、プラズマの中心部(E)への試料2の導入が容易になり感度を上げることができる。しかし、試料霧化部12(水冷チャンバ)の噴霧室水冷部12bに給水する水を、冷却水送水装置11から供給するためには、冷凍器のON/OFFの温度幅が大きいと逆にデータがドリフトするため、精度ある高価な装置を必要とし、また、水道水を使用する場合は、多量の水道水が必要になるという問題がある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、試料霧化部の噴霧室の冷却を簡素にし温度の変動を少なくして、経済的でデータ変動の少ないICP分析装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のICP分析装置は、溶液試料をキャリアガスと共に噴霧室に噴霧して霧化するネブライザと、前記噴霧室を空冷する噴霧室空冷部と、中央部から前記ネブライザにより霧化された試料及びキャリアガス、中間パイプから補助ガス、外側パイプからクーラントガスが導入される三重パイプ構造のプラズマトーチと、前記ネブライザにキャリアガス、前記プラズマトーチに前記補助ガス及び前記クーラントガスを供給するガス供給装置と、前記プラズマトーチの先端部に設けられ、高周波電源に接続されたコイルとを備え、前記コイルに高周波電流を流してプラズマ形成し、前記霧化された試料を励起・発光させるICP分析装置において、前記クーラントガスは前記噴霧室空冷部を経て前記プラズマトーチの外側パイプに供給されることを特徴とする。
【0010】
あるいは、前記補助ガスは前記噴霧室空冷部を経て前記プラズマトーチの中間パイプに供給されることを特徴とする。
【0011】
あるいは、前記キャリアガスは前記噴霧室空冷部を経て前記ネブライザに供給されることを特徴とする。
【0012】
あるいは、さらに、前記霧化された試料の発光を分光する分光器と前記分光器をパージするパージガス供給装置を備え、前記パージガスが前記噴霧室空冷部を経て前記分光器に供給されることを特徴とする。
【0013】
そして、前記ICP分析装置を質量分析装置のイオン源としすることも可能である。
【0014】
本発明のICP分析装置は上記のように構成されており、試料霧化部の噴霧室の外周の噴霧室空冷部に、温度変動がない装置に使用されるガス(例えば、クーラントガス、補助ガス、キャリアガス、分光器をパージするガス、アルゴンガスなど)を導入し、噴霧室の温度変動を抑制し、その送出されたガスをプラズマトーチの外側パイプに導入して冷却する。
噴霧室の冷却に従来のような水冷方式を用いず、温度変動がない装置に使用されるガスで冷却するので、経済的に噴霧室の温度の変動を押え、試料のプラズマの中心への流量を一定にし、出力データの変動をなくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のICP分析装置の一実施例を、図1を参照しながら説明する。図1は本発明のICP分析装置のブロックダイアグラムを示す図である。
本ICP分析装置は、キャリアガス、補助ガス、クーラントガスを流量制御して供給するアルゴンガス流量制御部1aを有したアルゴンガス供給装置1と、そして、試料2をキャリアガスと共に送り込むネブライザ4cと、ネブライザ4cの先端から溶液の試料2が噴霧される噴霧室4aと、入口4f、出口4gを有しクーラントガスで噴霧室4aを冷却する噴霧室空冷部4bと、噴霧室4aで霧化したドレインを貯めるドレインパイプ4dと、プラズマトーチ7との接続部4eを有した試料霧化部4と、そして、噴霧室4aから試料ガスを導入する石英管7aと入口7dにイグニッションコイル3の電極を有しそこから補助ガスを導入する石英管7bと入口7eからクーラントガスを導入する石英管7cとを有した3重構造のプラズマトーチ7と、その上部に設けられ高周波電流が流されるコイル6と、制御部5dによって高周波増幅部5aで高周波が発振増幅され電力検出部5bを介して整合部5cで整合がとられコイル6に高周波電流を流す高周波電源5と、プラズマFの発光をレンズ8aで回折格子8bに集光させ分光させて光電子増倍管8cに入力させる分光器8と、分光器8からの信号をスペクトル処理するデータ処理部9と、そのデータを表示する表示部10とから構成される。
【0016】
アルゴンガス供給部1は、アルゴン(または窒素)ガスをアルゴンガス流量制御部1aによって、クーラントガスを噴霧室空冷部4bに流量14l/minで供給し、また、キャリアガスを溶液の試料2と共にネブライザ4cから噴霧室4aに流量1l/minで供給し、また、補助ガスをイグニッションコイル3の電極を有する入口7dから石英管7bに流量1.2l/minで供給するものである。
試料霧化部4は、噴霧室4aの外周に噴霧室空冷部4bを設けた2重構造のチャンバで、噴霧室4aはキャリアガスと共に溶液の試料2が先端から噴霧されるネブライザ4cを備え、入口4fと出口4gを備えた外側の噴霧室空冷部4bに温度変化が少ないクーラントガスが流され、噴霧室4bの温度変化が抑制される。噴霧室4aで露化したドレインは下部に設けられたドレインパイプ4dに貯められる。そして、噴霧室4aで霧化した試料2は、上部に設けられたプラズマトーチ7との接続部4eから、上部に流量1l/minでキャリアガスと共に送り込まれる。
【0017】
プラズマトーチ7は、下部の試料霧化部4と接続部4eで接続され、3重の石英管からなる同心構造のトーチである。中央の石英管7aから試料2を含んだキャリアガス(アルゴンガス)が流量1l/minで送り込まれ(C)、中間の石英管7bから補助ガス(アルゴンガス)が流量1.2l/minで、イグニッションコイル3の電極を有する下部で高電圧によりアルゴンガスの一部が電離され、入口7dから送り込まれ(B)、外側の石英管7cから噴霧室空冷部4bを経由したクーラントガス(アルゴンガス)が流量14l/minで、下部の入口7eから送り込まれる(A)。
石英管7aの先端は細くノズル状に形成され、石英管7bの先端部は少し広がった形状をし、石英管7cは、石英管7b、7aの先端より上方に伸びた位置に形成されている。そして、石英管7aの上部側面に、高周波電流を流すコイル6が配置され、試料ガスがプラズマとなる。
石英管7cに流されるクーラントガスは、プラズマトーチ7の放電部分の周囲の冷却を行うと共にプラズマ(D)を形成する。
石英管7bに流される補助ガスは、石英管7bを保護すると同時に、上部で発生するプラズマをわずかに浮かせると同時に、イグニッションコイル3の電極の高電圧で一部電離されたアルゴンガスがコイル6の近くに達し、そこで発生している高周波磁界(G)によって、誘導電流が流れプラズマ(D)を発生する。
石英管7aに流される試料を含んだキャリアガスは、霧になった試料をプラズマトーチ7の中央(E)に導入し、まず、溶媒が蒸発し分子となり、さらに分解して励起原子、励起イオンの状態になり、(F)の部分でそれらが定常状態に戻るときに、余分なエネルギーを元素固有の波長を持つスペクトルとして放射する。
【0018】
高周波電源部5は、制御部5dと発振回路を含む高周波増幅部5aと電力検出部5bと整合部5cとから構成される。高周波増幅部5aは、複数の高周波増幅回路をカスケードに接続し、段階的に電力増幅が行われ、kWオーダの大きな電力を出力する。電力検出部5bは、進行波電力と反射波電力を検出して、その信号を制御部5dに送信し、整合部5cは、内部の第一回路側の出力インピーダンスと第二回路側(コイル6側)の入力インピーダンスとの整合をとり、損失を最小にして出力を最大にして、コイル6に高周波電流を流す。
分光器8は、プラズマFで発光した光がレンズ8aで回折格子8bに集光され分光されて、その分光された光は円弧上に配置された光電子増倍管8cに入力され、電気信号に変換されて出力される。
データ処理部9は、光電子増倍管8cから出力された信号が各波長のスペクトルに展開されて、試料2に含まれる元素の同定が行われ、分析データが作成されて、表示部10でそのデータが表示される。
【0019】
従来のICP分析装置は、溶液の試料2をキャリアガスと共にネブライザ4cで噴霧する噴霧室12aが、図2に示すように冷却水送水装置11からの冷却水を噴霧室水冷部12bに送り、水冷によって温度抑制されていたが、本ICP分析装置は、クーラントガスを噴霧室空冷部4bに導入して噴霧室4aの温度変化を抑制しており、さらに、噴霧室空冷部4bから出た冷却に使用したクーラントガスを、プラズマトーチ7の外周の石英管7cに導入し、プラズマ周辺部の冷却と、プラズマ発生のガスとして用いられる。そのため冷却水送水装置11が不要になり、従来のクーラントガスを利用することで経済的に運用できる。
クーラントガスは、通常、アルゴンガスが用いられ、アルゴンガス供給装置1で保管され温度的に安定しており、一般的に室温よりも低温であるため、噴霧室4aの温度変化を抑制するのに最適である。
【0020】
上記の実施例では、試料霧化部4の噴霧室空冷部4bに導入される温度変動がない装置に使用されるガスとして、クーラントガスを用いて説明したが、噴霧室冷却部4bに導入されるガスとして、補助ガスまたはキャリアガスを用いた場合のガスの流れについて説明する。
補助ガスまたはキャリアガスが、アルゴンガス供給装置1のアルゴンガス流量制御部1aから噴霧室空冷部4bに供給され、噴霧室4aの温度変動を抑制した後、出口4gから排出され、補助ガスを用いた場合は、その排出されたガスが石英管7bの入口7dに導入され、イグニッションコイル3の電極の高圧によってイオン化され、プラズマトーチ7の上方に送られる。キャリアガスを用いた場合は、出口4gから排出されたガスがネブライザ4cに送られ、溶液の試料2と共に噴霧室4aに送られ、霧化されて上方のプラズマトーチ7の石英管7aに送られ、プラズマFとなる。
【0021】
また、真空紫外用分光器では、光路を窒素ガスまたはアルゴンガスでパージすることがあり、噴霧室冷却に導入されるガスとして、このパージガスを用いる場合は、同様に、パージガスがアルゴンガス供給装置1のアルゴンガス流量制御部1aから噴霧室空冷部4bに供給され、噴霧室4aの温度変動を抑制した後、出口4gから排出され、分光器に送り込まれる。
【0022】
また、噴霧室冷却に導入されるガスとして、アルゴンガス流量制御部1aに流すアルゴンガスを用いる場合は、アルゴンガスが噴霧室空冷部4bに供給され、噴霧室4aの温度変動を抑制し出口4gから排出された後、ガス供給元であるアルゴンガス供給装置1に戻し、再び温度制御して再利用できるようにする。
【0023】
【発明の効果】
本発明のICP分析装置は上記のように構成されており、溶液試料を霧化する噴霧室の外側に、一般的に室温より低温で温度が比較的安定しているアルゴン(または窒素)ガスを導入して噴霧室を冷却し、温度変動を抑制しているので、従来のような水冷方式を用いずに、現状のユティリティの範囲で、簡単な配管変更により、水冷チャンバをガス冷チャンバにすることができる。したがって、経済的に噴霧室の温度変動を押えることができ、試料のプラズマの中心への流量を一定にし、出力データの変動をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のICP分析装置の一実施例を示す図である。
【図2】 従来のICP分析装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…アルゴンガス供給装置
1a…アルゴンガス流量制御部
2…試料
3…イグニッションコイル
4、12…試料霧化部
4a、12a…噴霧室
4b…噴霧室空冷部
4c…ネブライザ
4d…ドレインパイプ
4e…接続部
4f、12f…入口
4g、12g…出口
5…高周波電源
5a…高周波増幅部
5b…電力検出部
5c…整合部
5d…制御部
6…コイル
7…プラズナトーチ
7a…石英管
7b…石英管
7c…石英管
7d…入口
7e…入口
8…分光器
8a…レンズ
8b…回折格子
8c…光電子増倍管
9…データ処理部
10…表示部
11…冷却水送水装置
12b…噴霧室水冷部

Claims (5)

  1. 溶液試料をキャリアガスと共に噴霧室に噴霧して霧化するネブライザと、
    前記噴霧室を空冷する噴霧室空冷部と、
    中央部から前記ネブライザにより霧化された試料及びキャリアガス、中間パイプから補助ガス、外側パイプからクーラントガスが導入される三重パイプ構造のプラズマトーチと、
    前記ネブライザにキャリアガス、前記プラズマトーチに前記補助ガス及び前記クーラントガスを供給するガス供給装置と、
    前記プラズマトーチの先端部に設けられ、高周波電源に接続されたコイルとを備え、
    前記コイルに高周波電流を流してプラズマ形成し、前記霧化された試料を励起・発光させるICP分析装置において、
    前記クーラントガスは前記噴霧室空冷部を経て前記プラズマトーチの外側パイプに供給されることを特徴とするICP分析装置。
  2. 溶液試料をキャリアガスと共に噴霧室に噴霧して霧化するネブライザと、
    前記噴霧室を空冷する噴霧室空冷部と、
    中央部から前記ネブライザにより霧化された試料及びキャリアガス、中間パイプから補助ガス、外側パイプからクーラントガスが導入される三重パイプ構造のプラズマトーチと、
    前記ネブライザにキャリアガス、前記プラズマトーチに前記補助ガス及び前記クーラントガスを供給するガス供給装置と、
    前記プラズマトーチの先端部に設けられ、高周波電源に接続されたコイルとを備え、
    前記コイルに高周波電流を流してプラズマ形成し、前記霧化された試料を励起・発光させるICP分析装置において、
    前記補助ガスは前記噴霧室空冷部を経て前記プラズマトーチの中間パイプに供給されることを特徴とするICP分析装置。
  3. 溶液試料をキャリアガスと共に噴霧室に噴霧して霧化するネブライザと、
    前記噴霧室を空冷する噴霧室空冷部と、
    中央部から前記ネブライザにより霧化された試料及びキャリアガス、中間パイプから補助ガス、外側パイプからクーラントガスが導入される三重パイプ構造のプラズマトーチと、
    前記ネブライザにキャリアガス、前記プラズマトーチに前記補助ガス及び前記クーラントガスを供給するガス供給装置と、
    前記プラズマトーチの先端部に設けられ、高周波電源に接続されたコイルとを備え、
    前記コイルに高周波電流を流してプラズマ形成し、前記霧化された試料を励起・発光させるICP分析装置において、
    前記キャリアガスは前記噴霧室空冷部を経て前記ネブライザに供給されることを特徴とするICP分析装置。
  4. 溶液試料をキャリアガスと共に噴霧室に噴霧して霧化するネブライザと、
    前記噴霧室を空冷する噴霧室空冷部と、
    中央部から前記ネブライザにより霧化された試料及びキャリアガス、中間パイプから補助ガス、外側パイプからクーラントガスが導入される三重パイプ構造のプラズマトーチと、
    前記ネブライザにキャリアガス、前記プラズマトーチに前記補助ガス及び前記クーラントガスを供給するガス供給装置と、
    前記プラズマトーチの先端部に設けられ、高周波電源に接続されたコイルとを備え、
    前記コイルに高周波電流を流してプラズマ形成し、前記霧化された試料を励起・発光させるICP分析装置において、
    さらに、前記霧化された試料の発光を分光する分光器と、前記分光器をパージするパージガス供給装置とを備え、
    前記パージガスを前記噴霧室空冷部を経て分光器に供給されることを特徴とするICP分析装置。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載のICP分析装置をイオン源とするICP質量分析装置。
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