JP3799044B2 - 第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主として刈払機やチェーンソー等の作業機の構成部品である、例えば、第1の金属製部品であるスプロケットと第2の金属製部品である遠心クラッチのクラッチドラムとの溶接、また、第1の金属製部品であるギアと第2の金属製部品である遠心クラッチのクラッチドラムとの溶接、または、第1の金属製部品である回転出力軸を連結する軸継手と第2の金属製部品である遠心クラッチのクラッチドラムとの溶接方法に関するものである。
従来、図13に示すように、鋼板をプレス成形した遠心クラッチ105のクラッチドラム111の側板115の中心部に係合孔117を設け、伝動軸129の端部に形成した角軸131に係合する角孔121を備えた被駆動軸123の端部に形成した軸部137を、前記クラッチドラム111の側板115の係合孔117に係合し、この係合部を銅蝋付けによって接着していた。また、前記被駆動軸123の端部に形成した軸部137に内径孔133が設けられ、この内径孔133に栓体135が挿入され、この栓体135の挿入部が銅蝋付されていた。
また、図14に示すように、予め加工および熱処理された鋼製の被駆動体123の端部に形成した円筒状の軸部137を、鋼板をプレス成形したクラッチドラム111の側板115の係合孔117に嵌合し、前記軸部137の外周に設けた鍔状の段部139に側板115が当接した状態で軸部137の先端が側板115より所定寸法だけ突出する形状に予め形成されている。前記軸部137内の内径孔133に柱状の栓体135が予め挿入され、前記内径孔133内の段部141に係止されている。
前記被駆動体123を、前記段部139の下面でプレス機のテーブル(図示せず)に固定されたダイ143上に載置し、前記ダイ143とパンチ145に加えられた電圧によって前記軸部137に電流が流れて軟化し、前記軸部137の先端面をパンチ145によって押圧すると、図15に示すように、軸部137の端面が変形して、外側方に押し出されて、前記軸部137は、段部139との間に側板115を挟持するとともに、前記係合孔117の内周の切欠部119内に浸入して、前記側板115を回動方向に係止し、同時に内側方に押し出されて栓体135を段部141との間に挟持する。
なお、図13中、符号103はエンジンのクランク軸101に取り付けたフアン、107はフアン103に軸109で回動可能に取り付けられたクラッチシューで、前記エンジンのクランク軸101が規定回転以上になると、このクラッチシュー107が前記クラッチドラム111の内周部113に当接して、エンジンのクランク軸101の回転がクラッチドラム111に伝動される。前記被駆動体123はクラッチハウジング125にベアリング127によって軸支されている(例えば、特許文献1参照)。
特公平07−003252号公報(段落0002〜0011および図2、図4、図8参照)
前記特許文献1に開示されているように、前記被駆動軸123の端部に形成した軸部137と、これに係合した前記クラッチドラム111の側板115の係合孔117とを、高温の炉の中で無酸素状態で銅蝋付けすると、前記被駆動軸123が焼戻しされて、伝動軸129と係合する角孔121の耐久性が失われるので、蝋付後に前記被駆動軸123を熱処理するとともに、研磨仕上げをしており、作業の工数が多くかかり、製作コストが高くなるという問題があった。
また、前記被駆動体123を前記段部139の下面でプレス機のテーブル(図示せず)に固定されたダイ143上に載置し、前記軸部137の先端面をパンチ145によって押圧して、軸部137の端面が、押圧されて変形して、外側方に押し出されて、前記段部139との間に側板115を挟持するとともに、切欠部119内に浸入して、側板115を回動方向に係止するようにした手段では、前記軸部137に電流が流れて軟化するが、この軸部137は肉厚が厚く、この軸部137の先端面をパンチ145によって押圧して変形させるには、前記軸部137に大電流を流して加熱しなければならず、これまた、前記被駆動体123が焼戻しされて、伝動軸129と係合する角孔121の耐久性が失われるので、蝋付後に前記被駆動軸123を熱処理するとともに、研磨仕上げをしており、作業の工数が多くかかり、製作コストが高くなるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決した、第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、環状に突出形成した肉厚の軸部の端面部から所定の間隔を置いて外側の位置に、軸線に沿う方向に肉薄の環状の突起部(1b)を形成した第1の金属製部品(1)と、この第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に、この突起部(1b)が突出されるように嵌合される嵌合孔(2a)を有し、この嵌合孔(2a)の内周部に複数の切欠部(2b)を形成した第2の金属製部品(2)とを用意し、前記第2の金属製部品(2)の嵌合孔(2a)を前記第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に嵌合し、前記第1の金属製部品(1)を電気抵抗溶接機(3)の一方の電極(3a)に載置し、第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に前記電気抵抗溶接機(3)の他方の電極(3b)を当接し、
溶接電流を流しながら前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記電気抵抗溶接機(3)の他方の電極(3b)で押圧して、前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記嵌合孔(2a)の内周部に形成した複数の切欠部(2b)に溶かし潰して食い込ませるように電気抵抗溶接することを特徴とする第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法としたものである。
また、請求項2に係る発明は、環状に突出形成した肉厚の軸部の端面部から所定の間隔を置いて外側の位置に、軸線に沿う方向に肉薄の環状の突起部(1b)を形成した第1の金属製部品(1)と、この第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に、この突起部(1b)が突出されるように嵌合される嵌合孔(2a)を有し、この嵌合孔(2a)の内周部に複数の切欠部(2b)を形成した第2の金属製部品(2)とを用意し、前記第2の金属製部品(2)の嵌合孔(2a)を前記第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に嵌合し、前記第1の金属製部品(1)を電気抵抗溶接機(3)の一方の電極(3a)に載置し、前記第2の金属製部品(2)に電気抵抗溶接機(3)の溶接電流供給電極(3c)を接続するとともに、第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に前記電気抵抗溶接機(3)の押圧電極(3b′)を当接し、溶接電流を流して前記第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)と第2の金属製部品(2)の嵌合孔(2a)との嵌合部を電気抵抗溶接するとともに、前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記押圧電極(3b′)で押圧して、前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記嵌合孔(2a)の内周部に形成した複数の切欠部(2b)に溶かし潰して食い込ませるように電気抵抗溶接することを特徴とする第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法としたものである。
また、請求項3に係る発明は、前記第1の金属製部品(1)はスプロケット(11)であり、前記第2の金属製部品(2)は遠心クラッチのクラッチドラム(22)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法としたものである。
また、請求項4に係る発明は、前記第1の金属製部品(1)はギア(12)であり、前記第2の金属製部品(2)は遠心クラッチのクラッチドラム(22)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法としたものである。
また、請求項5に係る発明は、前記第1の金属製部品(1)は回転出力軸(5)を連結する軸継手(6)であり、前記第2の金属製部品(2)は遠心クラッチのクラッチドラム(22)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法としたものである。
請求項1および請求項2に係る発明によれば、前記第1の金属製部品1と前記第2の金属製部品2とを、銅蝋付けするときのように、加熱炉で加熱しないで、溶接することができる。従って、第1の金属製部品1および第2の金属製部品2が加熱により変形するようなことがなくなる。
また、請求項3に係る発明によれば、スプロケット11と遠心クラッチのクラッチドラム22とを、銅蝋付けするときのように、加熱炉で加熱しないで、溶接することができる。従って、仕上げ加工行ったスプロケット11とクラッチドラム22とが加熱により変形する、特に、スプロケット11のベアリング嵌合孔1a′が変形するようなことがなくなる。
また、請求項4に係る発明によれば、ギア12と遠心クラッチのクラッチドラム22とを、銅蝋付けするときのように、加熱炉で加熱しないで、溶接することができる。従って、仕上げ加工行ったギア12とクラッチドラム22とが加熱により変形する、特に、ギア12のベアリング嵌合孔1a′が変形するようなことがなくなる。
また、請求項5に係る発明によれば、回転出力軸5を連結する軸継手6と遠心クラッチのクラッチドラム22とを、銅蝋付けするときのように、加熱炉で加熱しないで、溶接することができる。従って、仕上げ加工行った軸継手6とクラッチドラム22とが加熱により変形する、特に、軸継手6の角穴6aが変形するようなことがなくなる。前記角孔6aは四角穴やスプライン穴やセレーション穴である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は請求項1に係る発明の実施の形態を示す各製造工程図である。この請求項1に係る発明を、各製造工程に従って説明すると、工程(1)に示すように、環状に突出形成した肉厚の軸部の端面部から所定の間隔を置いて外側の位置に、軸線に沿う方向に肉薄の環状の突起部1bを形成した第1の金属製部品1と、この第1の金属製部品1の前記肉薄の環状の突起部1bに嵌合される嵌合孔2aを有し、この嵌合孔2aの内周部に複数の切欠部2bを、予めプレス形成した第2の金属製部品2とを用意する。なお、前記肉薄の環状の突起部1bは、前記第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bを前記第2の金属製部品2の嵌合孔2aに嵌合したときに、前記肉薄の環状の突起部1bの先端が第2の金属製部品2より所定寸法だけ突出するように形成されている。
次に、工程(2)に示すように、前記第2の金属製部品2の嵌合孔2aを、前記第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bに嵌合する。この場合、前記第1の金属製部品1の肉厚の軸部の端面部に形成した鍔部1cの上方において、この鍔部1cと、前記肉薄の環状の突起部1bの外周と、前記第2の金属製部品2の嵌合孔2aおよび複数の切欠部2bとの間には、隙間が形成される。
次に、工程(3)に示すように、前記第2の金属製部品2と連結した第1の金属製部品1を電気抵抗溶接機3(図12参照)の一方(下方)の電極3aに載置し、前記第2の金属製部品2の嵌合孔2aに嵌合した、第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bに前記電気抵抗溶接機3の他方(上方)の電極3bを当接し、肉薄の環状の突起部1bに溶接電流を流しながら、前記肉薄の環状の突起部1bを前記電気抵抗溶接機3の他方の電極3bで押圧する。
そうすると、工程(4)に示すように、前記肉薄の環状の突起部1bに大きな溶接電流が流れてこれが溶融し、これを肉薄の環状の突起部1bと嵌合孔2aとの間隙、および突起部1bと嵌合孔2aの内周部に形成した複数の切欠部2bとの隙間の部分に溶かし潰して食い込ませるように、電気抵抗溶接が行われる。
また、請求項2に係る発明の実施の形態は、図2に示すように、環状に突出形成した肉厚の軸部の端面部から所定の間隔を置いて外側の位置に、軸線に沿う方向に肉薄の環状の突起部1bを形成した第1の金属製部品1と、この第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bに嵌合されて、その突起部1bが所定寸法だけ突出する嵌合孔2aを有し、この嵌合孔2aの内周部に形成した複数の切欠部2bを形成した第2の金属製部品2とを用意し、前記第2の金属製部品2の嵌合孔2aを、前記第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bに嵌合するまでは、請求項1に係る発明と同じである。
そして、この請求項2に係る発明が、請求項1に係る発明と相違する点は、図2に示すように、第2の金属製部品2と連結した第1の金属製部品1を電気抵抗溶接機3の一方の電極3aに載置し、第2の金属製部品2に電気抵抗溶接機3の溶接電流供給電極3cを当接するとともに、第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bに前記電気抵抗溶接機3の押圧電極3b′を当接し、溶接電流を流して前記第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bの外周と第2の金属製部品2の嵌合孔2aとの嵌合部を電気抵抗溶接するとともに、前記肉薄の環状の突起部1bを前記押圧電極3b′で押圧して、これを前記嵌合孔2aの内周部に形成した複数の切欠部2bに溶かし潰して食い込ませるように電気抵抗溶接するようにしたものである。
なお、前記第2の金属製部品2に電気抵抗溶接機3の溶接電流供給電極3cを当接させて溶接電流を流し、前記第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bの外周と第2の金属製部品2の嵌合孔2aとの嵌合部を電気抵抗溶接するとともに、第1の金属製部品1の肉薄の環状の突起部1bに前記電気抵抗溶接機3の押圧電極3b′を当接させて、前記肉薄の環状の突起部1bから溶接電流を流して、前記肉薄の環状の突起部1bを、溶かしながら押圧することにより、これを前記嵌合孔2aの内周部に形成した複数の切欠部2bに溶かし潰して食い込ませるように電気抵抗溶接することができる。
請求項3に係る発明の実施の形態は、図3の平面図および図4の斜視図に示すように、前記第1の金属製部品1はスプロケット11であり、前記第2の金属製部品2は遠心クラッチのクラッチドラム22である。このスプロケット11とクラッチドラム22との溶接方法は、図1に示す工程(1)〜工程(4)と同じである。なお、図1〜図4に示す符号1a′は、ベアリング(図示しない)が嵌合されるベアリング嵌合孔である。
図5に示すように、前記第2の金属製部品2である遠心クラッチのクラッチドラム22は、前記第1の金属製部品1であるスプロケット11が溶接される溶接面が、段差を有する凹面22aに形成されることによって、その凹面22aの強度が増し、平面度を保つことができる。
図6は遠心クラッチのクラッチドラム22に溶接したスプロケット11にチェーンソーのチェーン23が掛けられた状態を示す図であり、スプロケット11の歯11dに係止されるドライブリンク23aの間が、リベット(連結軸)23bを介して、1個置きにカッタ(切断刃)23cとタイストラップ(連結片)23dで連結されて、前記チェーン23が形成されている。
請求項4に係る発明の実施の形態は、図7の平面図および図8の斜視図に示すように、前記第1の金属製部品1はギア12であり、前記第2の金属製部品2は遠心クラッチのクラッチドラム22である。このギア12とクラッチドラム22との溶接方法は、図1に示す工程(1)〜工程(4)と同じである。
また、請求項5に係る発明の実施の形態は、図9に示すように、前記第1の金属製部品1は回転出力軸5(工程(4)参照)を連結する軸継手6であり、前記第2の金属製部品2は遠心クラッチのクラッチドラム22である。この軸継手6とクラッチドラム22との溶接方法は図9の製造工程(1)〜(4)に示している。
図9に示す工程(1)〜(4)は、請求項1に係る発明の実施の形態と同じ製造工程を示す図であり、工程(1)の(b)図は、(a)図のA−A線における断面図であり、前記軸継手6には角穴6aが形成されている。図10は前記軸継手6をクラッチドラム22に溶接した状態の斜視図である。
本発明を変形した実施の形態としては、図11の工程(1)に示すように、一端面に複数の突起部11aを環状に形成したスプロケット11またはギア12と、このスプロケット11またはギア12の一端面に環状に形成した複数の突起部11aに嵌合され、その突起部11aが所定寸法だけ突出する複数の小孔22bを溶接面22cに環状に穿設するとともに、前記スプロケット11またはギア12のベアリングが嵌合される筒軸部11cが挿入される軸挿入孔22dが穿設された遠心クラッチのクラッチドラム22とを用意する。なお、符号11bは前記筒軸部11cの外周で前記溶接面22cに当接する鍔部である。
次に、工程(2)に示すように、前記スプロケット11またはギア12に環状に形成した複数の突起部11aに、前記クラッチドラム22の溶接面22cに環状に穿設した小孔22bを嵌合する。
次に、工程(3)に示すように、前記スプロケット11またはギア12を電気抵抗溶接機3(図12参照)の一方の電極3aに載置する。そして、前記クラッチドラム22の溶接面22cに環状に穿設した小孔22bから突出した前記突起部11aに電気抵抗溶接機3の他方の電極3bを当接して溶接電流を流しながら溶かし、押圧して潰し電気抵抗溶接することにより、工程(4)に示すように、第1の金属製部品であるスプロケット11またはギア12と第2の金属製部品である遠心クラッチのクラッチドラム22とを溶接することができる。
本発明の請求項1に係る発明の溶接方法の各製造工程を示す図である。 本発明の請求項2に係る発明の溶接方法の製造工程を示す図である。 本発明の請求項3に係る発明の溶接方法で溶接された製品の平面図である。 本発明の請求項3に係る発明の溶接方法で溶接された製品の斜視図である。 第2の金属製部品である遠心クラッチのクラッチドラムの変形例を示す断面図である。 遠心クラッチのクラッチドラムに溶接したスプロケットに掛けられたチェーンを示す図である。 本発明の請求項4に係る発明の溶接方法で溶接された製品の平面図である。 本発明の請求項4に係る発明の溶接方法で溶接された製品の斜視図である。 本発明の請求項5に係る発明の溶接方法の各製造工程を示す図である。 本発明の請求項5に係る発明の溶接方法で溶接された製品の斜視図である。 本発明を変形した実施の形態の溶接方法の各製造工程を示す図である。 電気抵抗溶接機の斜視図である。 従来技術の断面図である。 従来技術の要部拡大図である。 従来技術の要部拡大図である。
符号の説明
1 第1の金属製部品
1a′ ベアリング嵌合孔
1b 突起部
1c 鍔部
2 第2の金属製部品
2a 嵌合孔
2b 切欠部
3 電気抵抗溶接機
3a 一方の電極
3b 他方の電極
3b′ 押圧電極
3c 溶接電流供給電極
5 回転出力軸
6 軸継手
6a 角穴
11 スプロケット
11a 突起部
11b 鍔部
11c 筒軸部
11d 歯
12 ギア
22 クラッチドラム
22a 凹面
22b 小孔
22c 溶接面
22d 軸挿入孔
23 チェーン

Claims (5)

  1. 環状に突出形成した肉厚の軸部の端面部から所定の間隔を置いて外側の位置に、軸線に沿う方向に肉薄の環状の突起部(1b)を形成した第1の金属製部品(1)と、
    この第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に、この突起部(1b)が突出されるように嵌合される嵌合孔(2a)を有し、この嵌合孔(2a)の内周部に複数の切欠部(2b)を形成した第2の金属製部品(2)とを用意し、
    前記第2の金属製部品(2)の嵌合孔(2a)を前記第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に嵌合し、
    前記第1の金属製部品(1)を電気抵抗溶接機(3)の一方の電極(3a)に載置し、
    第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に前記電気抵抗溶接機(3)の他方の電極(3b)を当接し、
    溶接電流を流しながら前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記電気抵抗溶接機(3)の他方の電極(3b)で押圧して、前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記嵌合孔(2a)の内周部に形成した複数の切欠部(2b)に溶かし潰して食い込ませるように電気抵抗溶接することを特徴とする第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法。
  2. 環状に突出形成した肉厚の軸部の端面部から所定の間隔を置いて外側の位置に、軸線に沿う方向に肉薄の環状の突起部(1b)を形成した第1の金属製部品(1)と、
    この第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に、この突起部(1b)が突出されるように嵌合される嵌合孔(2a)を有し、この嵌合孔(2a)の内周部に複数の切欠部(2b)を形成した第2の金属製部品(2)とを用意し、
    前記第2の金属製部品(2)の嵌合孔(2a)を前記第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に嵌合し、
    前記第1の金属製部品(1)を電気抵抗溶接機(3)の一方の電極(3a)に載置し、
    前記第2の金属製部品(2)に電気抵抗溶接機(3)の溶接電流供給電極(3c)を接続するとともに、第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)に前記電気抵抗溶接機(3)の押圧電極(3b′)を当接し、
    溶接電流を流して前記第1の金属製部品(1)の肉薄の環状の突起部(1b)と第2の金属製部品(2)の嵌合孔(2a)との嵌合部を電気抵抗溶接するとともに、前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記押圧電極(3b′)で押圧して、前記肉薄の環状の突起部(1b)を前記嵌合孔(2a)の内周部に形成した複数の切欠部(2b)に溶かし潰して食い込ませるように電気抵抗溶接することを特徴とする第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法。
  3. 前記第1の金属製部品(1)はスプロケット(11)であり、前記第2の金属製部品(2)は遠心クラッチのクラッチドラム(22)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法。
  4. 前記第1の金属製部品(1)はギア(12)であり、前記第2の金属製部品(2)は遠心クラッチのクラッチドラム(22)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法。
  5. 前記第1の金属製部品(1)は回転出力軸(5)を連結する軸継手(6)であり、前記第2の金属製部品(2)は遠心クラッチのクラッチドラム(22)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の第1の金属製部品と第2の金属製部品との溶接方法。
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