JP3798937B2 - ウインドレギュレータのケーブル案内構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウインドレギュレータのケーブル案内構造に関するものであり、特に2本のレールの端部に回転可能に設けられ且つX字状に掛け渡されたケーブルを案内するプーリを備えたウインドレギュレータのケーブル案内構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーブル式のウインドレギュレータにおいて、例えば、図6に示すように、ドアFに取り付けられた前側のレール100の上下端部に取り付けられた一対のプーリ101,101a及び後ろ側のレール102の上下端部に取り付けられた一対のプーリ103,103aに無端的に案内されてなるケーブルRが、前記レール100,102に沿うと共にX字状に掛け渡されることによって、ウインドパネルPを昇降させる構造のものが知られている。かかるレール100,102は、ドアFの図示しないアウタパネルに沿って左右方向に湾曲形成されてなり、その上下端部のプーリ取付け面100a,102aは、レール100,102の上下端部を結んだ架空の直線性の基準面に対して、傾斜している。符号104、106は、ウインドパネルPを支持した移動体で、レール100,102に上下動自在に設けられている。
【0003】
ここで、一対のプーリ101,101a間及び一対のプーリ103,103a間に配索されるケーブルRのことを、レール配索部105という。また、前側のレール100の上端に設けられたプーリ101と後ろ側のレール102の下端に設けられたプーリ103との間に直線状に配索されるケーブルRのことを、第1斜め配索部107といい、前側のレール100の下端に設けられたプーリ101aと後ろ側のレール102の上端に設けられたプーリ103aとの間にたるみを介して配索されるケーブルRのことを、第2斜め配索部108という。該第2斜め配索部108の途中には、駆動装置Kが連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構造にあっては、図7に示すように、第1斜め配索部107は、前記したように、直線状に配索されてなるので、プーリ101,103の回転面に沿う案内方向と第1斜め配索部107の軸線とは異なる方向に配索されることになる。従って、ケーブルRが、第1斜め配索部107において、プーリ101,103のケーブル案内溝109,111の縁部に接触するおそれがある。また、ケーブルRもプーリ101,103のケーブル案内溝109,111の縁部と接触されることで、ケーブルR自体の耐久性が低下するおそれがある。
【0005】
また、ケーブルRとプーリ101,103のケーブル案内溝109,111の縁部とが接触することで、プーリ101,103に倒れ力が作用するおそれがあり、プーリ101,103を支持する軸との間に、抵抗が発生することになる。
【0006】
本発明は、このような従来の技術がもつ課題に着目してなされたもので、プーリのケーブル案内溝の案内方向と直線状にケーブルが配索されてなる斜め配索部の軸線方向とを合致させることで、斜め配索部を直線状にしてもプーリやケーブルの耐久性を向上すると共に抵抗の生じないウインドレギュレータのケーブル案内構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ウインドパネルを支持する移動体が、前後方向に平行且つ左右方向に湾曲すると共に上下に延在されたレール上を上下摺動自在なるように取付けられ、該移動体には、駆動装置に連結され且つ前記レールに沿って掛け渡されるレール配索部と、前記レール間をX字状に掛け渡される斜め配索部とで構成されたケーブルが上下に連結されており、前記レールの一方の上端部と他方の下端部との取付け面には、外周部にケーブルを案内するケーブル案内溝が形成されているプーリが、それぞれ回転可能に取り付けられているウインドレギュレータのケーブル案内構造において、前記斜め配索部の一方のケーブルは、直線状に配索されてなり、前記レール配索部のケーブルと、前記レールそれぞれの上端部に取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記レール配索部のケーブルの軸線方向と合致するよう設定されてなると共に、前記斜め配索部の一方のケーブル、前記レールの一方の上端部及び前記レールの他方の下端部のそれぞれに取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記斜め配索部の一方のケーブルの軸線方向と合致するように設定されていることを特徴とする
【0008】
請求項1記載の発明によれば、レール配索部のケーブルと、前記レールそれぞれの上端部に取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記レール配索部のケーブルの軸線方向とが合致すると共に前記斜め配索部の一方のケーブルと、前記レールの一方の上端部及び前記レールの他方の下端部のそれぞれに取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記斜め配索部の一方のケーブルの軸線方向とが合致するので、前記ケーブルは、ケーブル案内溝の案内方向にのみ沿って繰り出され、ケーブルがプーリのケーブル案内溝の縁部に接触するのが防止され、縁部に摩耗が発生しなくなる。また、ケーブルは、プーリのケーブル案内溝の縁部によって折曲されることがないので、ウインドレギュレータの耐久性が向上する。また、プーリのケーブル案内溝の縁部にケーブルが接触しないので、プーリを支持した軸との間の抵抗が低減される。また、プーリを傾斜させるだけの簡単な構造でプーリの回転面に沿う方向と異なる方向に配索されたケーブルを確実に案内可能となるので、ウインドレギュレータの簡素化が図れる。更に、前記斜め配索部の一方は、両プーリ間において、ケーブルが直線状に配索されてなるので、最短距離での配索が可能となり、部材費が削減できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、斜め傾斜部のケーブルは、両端がレールに固定されたアウターチューブにより外装されている。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、斜め傾斜部のケーブルに両端がレールに固定されたアウターチューブを外装させたので、レール同士がアウターチューブで結合され、ドアへの組み付け前でもウインドレギュレータが一体化されるので、部品管理が容易になり、ドアへの組み付けも一体化されているウインドレギュレータをドアに組み付ければ良く、組み付け作業性の向上が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、自動車の左側のドア1に取り付けられるウインドレギュレータ3を示すもので、図1において左方が自動車の前方FRとなっており、図面手前側がドア1の車外側となっている。なお、前記ウインドレギュレータ3は、ベースプレート4にボルト4aによって予め取り付けられており、ドア1のインナパネルには、ウインドレギュレータ3の組み付けられたベースプレート4が車内側から取り付けられている。
【0012】
ウインドレギュレータ3は、2つのレール7,9と、各レール7,9を上下に摺動可能に取付けられた移動体11,13と、各移動体11,13に固着され且つウインドパネル5を支持する締結支持部15,17と、レール7,9に沿うと共にレール7,9間をX字状に掛け渡されたケーブル19、21とを具備している。前記レール7,9は、上下に延在され且つ左右方向に湾曲させられ、前後に平行なると共にウインドパネル5の昇降方向に平行であり、上方がわずかに後方RRにオフセットして傾斜した状態で設置されている。各ケーブル19、21の端部は、公知であり図示を省略した手段で移動体11,13に連結されている。
【0013】
一方のケーブル19は、前側FRのレール7の下端部でケーブルガイド29に案内され、後ろ側RRのレール9の上端部でプーリ31に案内されるよう配索されている。また、該ケーブル19は、ケーブルガイド29とプーリ31との間の後述する第2斜め配索部C(図2)において、モータユニット23を有する駆動装置25と連結されている。他方のケーブル21は、前側FRのレール7の上端部でプーリ27に案内され、後ろ側RRのレール9の下端部でプーリ33に案内されるよう配索されている。
【0014】
このように、ケーブル19,21は、前側FRのレール7側では、プーリ27とケーブルガイド29との間で、レール7に沿う上下方向に配索されたレール配策部A(図2)を構成し、後ろ側RRのレール9側では、プーリ31とプーリ33との間で、レール9に沿う上下方向に配索されたレール配索部B(図2)を構成している。前記移動体11,13は、それぞれレール配索部A,B内に配されている。また、ケーブル19は、プーリ31とケーブルガイド29との間でたるみを持って配される第2斜め配索部C(図2)を構成している。ケーブル21は、プーリ27とプーリ33との間で直線状をなす第1斜め配索部D(図2)を構成している。両斜め配索部C、Dは、中央で交差しX字状に配索されている。
【0015】
前記第2斜め配索部Cにおけるケーブルガイド29と駆動装置25との間及びプーリ31と駆動装置25との間には、それぞれアウターチューブ35が外装されている。前側FRのレール7の下端取付部7bと、後ろ側RRのレール9の上端取付部9aには、それぞれ前記アウターチューブ35の固定部35aが係合されている。また、駆動装置25側の取付部25aには、アウターチューブ35の固定部35bが係合されている。
【0016】
ケーブル21が直線状の第1斜め配索部Dには、アウターチューブ37が外装されている。前側FRのレール7の上端取付部7aと、後ろ側RRのレール9の下端取付部9bには、それぞれ前記アウターチューブ37の固定部37aが係合されている。
【0017】
図3〜図5の説明図に基づいて、プーリ27,33の支持構造を説明する。図3は、ウインドレギュレータ3を模式化したもので、プーリ27,33の傾斜状態を説明するための説明用斜視図である。図4(a)、(b)、(c)は、ウインドレギュレータのプーリ33の傾斜状態を説明する3方向から見た説明図である。図5は、ウインドレギュレータのプーリ27,33の傾斜状態を示すドア1の前方側FRより後ろ側RRを見た説明側面図である。
【0018】
前記前側FRのレール7の上端のプーリ取付面7cには、プーリ27が軸27bにより回転可能に支持されている。また、後ろ側RRのレール9の下端のプーリ取付面9cには、プーリ33が軸33bにより回転可能に支持されている。
【0019】
図3に示すように、前記前側FRのレール7の上下端部及び後ろ側RRのレール9の上下端部をそれぞれ結ぶ直線の架空の基準面7d,9dに対して、プーリ取付面7c、9cは、傾斜角度α、α’だけ一様に湾曲した面上に形成されている。そこで、傾斜角度α、α’だけ傾いたプーリ取付面7c、9cに沿って、プーリ27,33が取り付けられるから、該プーリ27、33のケーブル案内溝27a、33aの一方の接点27c、33cには、レール7,9の湾曲の頂部を向く傾斜線41、43に沿う方向からレール配索部A,Bが配索されている。つまり、レール配索部A,Bのケーブル19,21の中心とプーリ27,33のケーブル案内溝27a,33aとは、合致する関係にある。
【0020】
前記傾斜線41、43を回動軸線として、プーリ27,33が回動角度β、β’分回動された側のケーブル案内溝27a、33aの他方の接点27e,33eとは、直線状をなすようにした(第1斜め配索部Dのこと)ので、回動されたプーリ27、33は、基準面7d、9dに対して傾斜する軸27b、33b上を回動されるので、プーリ27、33の回転面に沿う接線27f、33fの基準面7d、9d上の方向は、図3に示すように、前側FRのレール7及び後ろ側RRのレール9の長手方向に対して、斜めの方向に変化する。
【0021】
この両プーリ27,33の第1斜め配策部Dが配索される側の回転面内の接線27f,33fの方向は合致しており、第1斜め配索部Dは、直線状に配索が可能になる。両プーリ27,33の接線27f,33fが合致するように設定するには、プーリ27,33の回動角度β、β’、すなわち、前記レール7,9のプーリ取付面7c,9cの折曲角度β、β’を調整することで行う。
【0022】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0023】
このように本発明のケーブル案内構造は、レール配索部A、Bとケーブル案内溝27a,33aとの接点27c,33cにおけるプーリ27,33の回転面に沿う接線27d,33dの方向は、レール配索部A、Bの軸線方向と合致するよう設定され、かつ、ケーブル21の直線状の第1斜め配索部Dと、プーリ27、33のケーブル案内溝27a,33aとの接点27e,33eにおけるプーリ27,33の回転面に沿う接線27f,33fの方向は、第1斜め配索部Dの軸線方向と合致するよう設定されている。
【0024】
このようにして、配索方向が異なるケーブル21のレール配索部A及び第1斜め配索部Dが、プーリ27に配索されても、レール配索部A及び第1斜め配索部Dのケーブル21の方向とプーリ27のケーブル案内溝27aの案内方向とを合致させることが可能となる。また、レール配索部B及び第1斜め配索部Dのケーブル21の方向とプーリ33のケーブル案内溝33aの案内方向とを合致させることが可能となる。
【0025】
このように、移動体13は、後ろ側RRのレール9に沿って、駆動装置25の駆動力によりケーブル19に牽引され昇降移動が可能となる。
【0026】
このとき、第1斜め配索部Dを直線状に配索しても、プーリ27,33のケーブル案内溝27a,33aの案内方向と第1斜め配索部Dのケーブル21の方向とが合致しているため、ケーブル21は、レール配索部A、B方向にも第1斜め配索部D方向にも、プーリ27,33の回転面内に沿って繰り出されることになる。従って、ケーブル21がプーリ27,33のケーブル案内溝27a,33aの縁部に接触するのが防止され、ケーブル案内溝27a,33aの縁部に摩耗が発生しなくなる。
【0027】
さらに、ケーブル21は、プーリ27,33のケーブル案内溝27a,33aの縁部によって折曲されることがないため、ウインドレギュレータ3の耐久性が向上する。
【0028】
さらに、プーリ27,33のケーブル案内溝27a,33aの縁部とケーブル21とが接触することで掛かる倒れ力が作用しなくなるので、プーリ27,33を支持する軸27b、33bとの間に発生する抵抗が低減され、ウインドレギュレータ3の作動が円滑になる。
【0029】
また、複雑な構造を必要とせず、プーリ27,33を傾斜させるだけの簡単な構造で異なる方向に配索されたケーブル21を確実に案内可能となるのでウインドレギュレータ3の簡素化が図れる。
【0030】
また、第1斜め配索部Dは、プーリ27,33間において、直線状に配索されるので、最短距離でケーブル21の配索が可能となり、部材費が削減できる。
【0031】
第1斜め配索部Dのケーブル21には、両端がレール7,9に固定されたアウターチューブ37を外装させたので、レール7,9同士がアウターチューブ37で結合される。つまり、ドア1への組み付け前でもウインドレギュレータ3が一体化されるので、部品管理が容易になり、ドア1への組み付けも一体化されているウインドレギュレータ3をドア1に組み付ければ良く、組み付け作業性の向上が図れる。
【0032】
寸法形状の異なるウインドレギュレータ3に本発明を採用するときは、2本のレール7,9のプーリ取付部7a,9aの折曲角度をそのウインドレギュレータに対応させて設定すればよい。
【0033】
なお、本実施形態ではモータユニット23の駆動力でケーブル19,21を駆動するウィンドレギュレータ3を示したが、本発明はこれに限定されるものでなく、手動による駆動力でケーブル19,21を駆動させるウインドレギュレータに本発明を適用できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、レール配索部のケーブルと、前記レールそれぞれの上端部に取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記レール配索部のケーブルの軸線方向とが合致すると共に前記斜め配索部の一方のケーブルと、前記レールの一方の上端部及び前記レールの他方の下端部のそれぞれに取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記斜め配索部の一方のケーブルの軸線方向とが合致するので、前記ケーブルは、ケーブル案内溝の案内方向にのみ沿って繰り出され、ケーブルがプーリのケーブル案内溝の縁部に接触するのが防止され、縁部に摩耗が発生しなくなる。また、ケーブルは、プーリのケーブル案内溝の縁部によって折曲されることがないので、ウインドレギュレータの耐久性が向上する。また、プーリのケーブル案内溝の縁部にケーブルが接触しないので、プーリを支持した軸との間の抵抗が低減される。また、プーリを傾斜させるだけの簡単な構造でプーリの回転面に沿う方向と異なる方向に配索されたケーブルを確実に案内可能となるので、ウインドレギュレータの簡素化が図れる。更に、前記斜め配索部の一方は、両プーリ間において、ケーブルが直線状に配索されてなるので、最短距離での配索が可能となり、部材費が削減できる。
【0035】
請求項2記載の発明によれば、斜め傾斜部のケーブルに両端がレールに固定されたアウターチューブを外装させたので、レール同士がアウターチューブで結合され、ドアへの組み付け前でもウインドレギュレータが一体化されるので、部品管理が容易になり、ドアへの組み付けも一体化されているウインドレギュレータをドアに組み付ければ良く、組み付け作業性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるウインドレギュレータが取り付けられた自動車用ドアの正面図。
【図2】図1の要部の拡大正面図。
【図3】図2のウインドレギュレータのプーリの傾斜状態を説明するための説明用斜視図。
【図4】(a)はウインドレギュレータのプーリ傾斜状態を説明する正面図、(b)は図4(a)の底面図、(c)は図4(a)の側面図。
【図5】ウインドレギュレータのプーリの傾斜状態を説明するドア前方側より見た説明図。
【図6】従来技術の図1相当説明図。
【図7】図6のウインドレギュレータのプーリの傾斜状態を説明するドア前方側より見た説明図。
【符号の説明】
A、B レール配索部
C、D 斜め配索部
3 ウインドレギュレータ
5 ウインドパネル
7,9 レール
7c、9c プーリ取付け面
11,13 移動体
19,21 ケーブル
25 駆動装置
27,31,33 プーリ
27a,33a ケーブル案内溝
27c,27e,33c,33e 接点
27d,27f,33d,33f 接線
29 ケーブルガイド
37 アウターチューブ
41,43 傾斜線

Claims (2)

  1. ウインドパネルを支持する移動体が、前後方向に平行且つ左右方向に湾曲すると共に上下に延在されたレール上を上下摺動自在なるように取付けられ、
    該移動体には、駆動装置に連結され且つ前記レールに沿って掛け渡されるレール配索部と、前記レール間をX字状に掛け渡される斜め配索部とで構成されたケーブルが上下に連結されており、
    前記レールの一方の上端部と他方の下端部との取付け面には、外周部にケーブルを案内するケーブル案内溝が形成されているプーリが、それぞれ回転可能に取り付けられているウインドレギュレータのケーブル案内構造において、
    前記斜め配索部の一方のケーブルは、直線状に配索されてなり、
    前記レール配索部のケーブルと、前記レールそれぞれの上端部に取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記レール配索部のケーブルの軸線方向と合致するよう設定されてなると共に、
    前記斜め配索部の一方のケーブル、前記レールの一方の上端部及び前記レールの他方の下端部のそれぞれに取り付けたプーリのケーブル案内溝との接点におけるプーリの回転面に沿う接線方向は、前記斜め配索部の一方のケーブルの軸線方向と合致するように設定されていることを特徴とするウインドレギュレータのケーブル案内構造。
  2. 請求項1記載のウインドレギュレータのケーブル案内構造であって、
    前記斜め傾斜部のケーブルは、両端がレールに固定されたアウターチューブにより外装されていることを特徴とするウインドレギュレータのケーブル案内構造。
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