JP3798918B2 - 光源装置および内視鏡装置 - Google Patents

光源装置および内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3798918B2
JP3798918B2 JP04714899A JP4714899A JP3798918B2 JP 3798918 B2 JP3798918 B2 JP 3798918B2 JP 04714899 A JP04714899 A JP 04714899A JP 4714899 A JP4714899 A JP 4714899A JP 3798918 B2 JP3798918 B2 JP 3798918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
source device
connector
endoscope
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04714899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000249932A (ja
Inventor
秀夫 杉本
貴之 榎本
Original Assignee
ペンタックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペンタックス株式会社 filed Critical ペンタックス株式会社
Priority to JP04714899A priority Critical patent/JP3798918B2/ja
Publication of JP2000249932A publication Critical patent/JP2000249932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3798918B2 publication Critical patent/JP3798918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡装置の光源装置および内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば医療の分野では、消化管等の検査や診断に電子内視鏡装置が使用されている。
【0003】
この電子内視鏡装置は、光源装置と、この光源装置に着脱自在に装着(接続)され、撮像素子(CCDイメージセンサ)を備えた内視鏡(スコープ)とで構成されている。内視鏡は、例えば、接続ケーブル(ユニバーサルケーブル)の長さの異なるもの、撮像素子の種類や画素数が異なるもの、撮像方式が異なるもの(例えば、モノクロ(白黒)面順次撮像方式、カラー単板撮像方式)、信号処理方式が異なるもの等、その種類も様々である。使用の際は、内視鏡を対応する光源装置に装着する。
【0004】
前記光源装置のフロントパネルには、内視鏡との電気的接続を図るためのスコープコネクタと、内視鏡との光学的接続を図るためのライトガイド用孔とが設けられている。
【0005】
一方、内視鏡には、光源装置との電気的接続を図るためのスコープコネクタと、光源装置との光学的接続を図るためのライトコネクタとを備えた接続部が設けられている。
【0006】
内視鏡を光源装置に装着する際には、内視鏡のライトコネクタをライトガイド用孔を介して光源装置内に挿入すると共に、内視鏡のスコープコネクタと光源装置のスコープコネクタとを接続することで、光源装置と内視鏡との光学的な接続および電気的な接続を行う。
【0007】
しかしながら、前述したように内視鏡には、撮像方式が異なるもの等、様々な種類のものが存在するため、従来の電子内視鏡装置では、使用する内視鏡に対応した光源装置を用いる必要がある。
【0008】
例えば、白黒面順次撮像方式の内視鏡を使用する場合は、モノクロ面順次撮像方式の専用の光源装置、すなわち、モノクロ面順次撮像方式の内視鏡用のスコープコネクタおよび信号処理回路や、モノクロ面順次撮像方式に必要なRGB回転フィルタ等の所定の機構を備えた光源装置を用意し、この光源装置に前記内視鏡を装着する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光源装置の所定の信号処理回路やスコープコネクタ等をユニット化し、そのユニットを交換し得るようにすることが可能であると考えられる。この場合には、使用する内視鏡の種類に応じた前記ユニットを製造しておき、これらのユニットを適宜交換して使用することにより、光源装置全体を交換することなく、様々な内視鏡に対応することができるという利点がある。
【0010】
各ユニットは、それに搭載された信号処理回路の端子を複数備え、光源装置本体への着脱の際に、前記各端子が光源装置本体側の対応する端子と電気的に接続されるように構成されている。
【0011】
しかしながら、このようなユニットを交換可能な光源装置では、ユニットの着脱に伴う光源装置本体との電気的な接/断と、光源装置の作動状態との関係が未解決であり、例えば、光源装置の作動中にユニットの着脱を行うと、電子回路が破壊されたり、誤動作を生じたりし、信頼性を低下させるという問題がある。
【0012】
本発明の目的は、接続ユニットの光源装置本体への着脱を規制することにより、回路の破壊や誤動作等の悪影響を防止し、信頼性の高い光源装置および内視鏡装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(14)の本発明により達成される。
【0014】
(1) 光源装置本体と、
内視鏡のスコープコネクタと電気的に接続されるコネクタを備え、前記光源装置本体に対し着脱自在に電気的に接続される接続ユニットと、
光源装置本体の電源のオン/オフに応じて前記接続ユニットの前記光源装置本体への着脱を禁止/許容する着脱選択手段と、
前記接続ユニットが前記光源装置本体に装着されているときに、前記コネクタが前記光源装置本体に対して前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止する変位阻止手段とを有し、
前記スコープコネクタの前記コネクタに対する着脱の際の移動方向と、前記接続ユニットの前記光源装置本体に対する着脱の際の移動方向とがほぼ直交する方向であり、
前記変位阻止手段は、前記コネクタを挿入可能な空間を有するコネクタ支持部材で構成され、前記コネクタ支持部材は、前記空間に前記コネクタを挿入した状態で前記コネクタに係合し、前記コネクタが前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止するものであることを特徴とする光源装置。
【0015】
(2) 光源装置本体と、
信号処理回路を形成した基板と、該基板上に設置され、内視鏡のスコープコネクタと電気的に接続されるコネクタとを備え、前記光源装置本体に対し着脱自在に電気的に接続される接続ユニットと、
光源装置本体の電源のオン/オフに応じて前記接続ユニットの前記光源装置本体への着脱を禁止/許容する着脱選択手段と、
前記接続ユニットが前記光源装置本体に装着されているときに、前記コネクタが前記光源装置本体に対して前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止する変位阻止手段とを有し、
前記スコープコネクタの前記コネクタに対する着脱の際の移動方向と、前記接続ユニットの前記光源装置本体に対する着脱の際の移動方向とがほぼ直交する方向であり、
前記変位阻止手段は、前記コネクタを挿入可能な空間を有するコネクタ支持部材で構成され、前記コネクタ支持部材は、前記空間に前記コネクタを挿入した状態で前記コネクタに係合し、前記コネクタが前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止するものであることを特徴とする光源装置。
【0016】
(3) 前記着脱選択手段は、前記電源のオン/オフに連動して作動する駆動源と、前記駆動源の作動により、前記接続ユニットに係合する位置と前記接続ユニットに係合しない位置とに変位する係合部材とを備えている上記(1)または(2)に記載の光源装置。
【0017】
(4) 前記駆動源は、ソレノイドであり、前記係合部材は、前記ソレノイドの作動により進退する移動体である上記(3)に記載の光源装置。
【0018】
(5) 前記着脱選択手段は、前記電源のオン/オフに連動して作動するソレノイドと、前記ソレノイドの作動により、前記基板に形成された凹部または孔に係合する位置と前記凹部または孔から退避する位置とに変位する移動体とを備えている上記(2)に記載の光源装置。
【0019】
(6) 前記移動体の移動方向は、前記接続ユニットの前記光源装置本体に対する着脱の際の移動方向に対しほぼ直交する方向であり、かつ、前記内視鏡の前記コネクタに対する着脱の際の移動方向に対し、ほぼ直交する方向または平行な方向である上記(4)または(5)に記載の光源装置。
【0020】
(7) 前記着脱選択手段は、前記電源のオン/オフを行うための操作部材に連動し、前記接続ユニットに係合する位置と前記接続ユニットに係合しない位置とに変位する係合部材を備えている上記(1)または(2)に記載の光源装置。
【0021】
(8) 前記操作部材は、ボタン式電源スイッチにおけるボタンであり、前記係合部材は、前記ボタンの押圧方向と同方向に移動する上記(7)に記載の光源装置。
【0022】
(9) 前記係合部材は、前記操作部材に固定され、その端部が前記接続ユニットに係合し得るロッドで構成されている上記(7)または(8)に記載の光源装置。
【0023】
(10) 前記光源装置本体は、前記スコープコネクタが挿通されるコネクタ用孔を有している上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の光源装置。
(11) 前記内視鏡は、ライトコネクタを有し、前記光源装置本体および前記接続ユニットは、それぞれ、前記ライトコネクタが挿通されるライトガイド用孔およびライトガイド用開口を有している上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の光源装置。
【0024】
(12) 前記内視鏡は、ライトコネクタを有し、前記光源装置本体および前記接続ユニットは、それぞれ、前記ライトコネクタが挿通されるライトガイド用孔およびライトガイド用開口を有し、
前記コネクタおよび前記ライトガイド用開口は、それぞれ、前記接続ユニットを前記光源装置本体に装着した際の前記コネクタ用孔およびライトガイド用孔に対応する位置に設けられている上記(10)に記載の光源装置。
【0025】
(13) 上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の光源装置と、前記コネクタに着脱自在に電気的に接続される内視鏡とを有することを特徴とする内視鏡装置。
(14) 前記内視鏡は、先端部に撮像素子を有する電子内視鏡である上記(13)に記載の内視鏡装置。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光源装置および内視鏡装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の光源装置の実施形態を示す全体斜視図、図2は、本発明の内視鏡装置における接続ユニットの主要部を示す斜視図、図3は、本発明の光源装置の主要部の構成を示す断面側面図、図4および図5は、それぞれ、接続ユニットの着脱状態を示す正面図である。
【0028】
これらの図に示すように、電子内視鏡装置(内視鏡装置)100は、光源装置1と、光源装置1に対し着脱自在な内視鏡(スコープ)2とを有している。
【0029】
光源装置1は、光源装置本体10と、光源装置本体10に着脱自在の初段信号処理回路基板(接続ユニット)3とで構成されている。光源装置本体10には、所定の入力等を行うキーボード50が着脱自在に電気的に接続されている。
【0030】
光源装置本体10の前面(図1中正面)には、各種キーやスイッチが設けられたフロントパネルスイッチ73と、ボタン式の電源スイッチ(メインスイッチ)74と、内視鏡2を光源装置1に装着する際、内視鏡2の後述するスコープコネクタ(内視鏡側スコープコネクタ)41が挿入されるコネクタ用孔5と、内視鏡2を光源装置1に装着する際、内視鏡2の後述するライトコネクタ42が挿入されるライトガイド用孔7とが、それぞれ設けられている。コネクタ用孔5と、ライトガイド用孔7は、図1中上下方向に並んでいる。
【0031】
この光源装置1では、様々な内視鏡2に対応し得るように、初段信号処理回路基板3が交換可能となっており、光源装置本体10の図1中左側の側面部には、この初段信号処理回路基板3を交換(着脱)する際に通過する開口52が形成されている。
【0032】
図2に示すように、初段信号処理回路基板3には、内視鏡2に設けられた後述する撮像素子(CCDイメージセンサ)からの信号に対して所定の初段の信号処理を施す回路や、光源装置本体10側の後述するタイミングコントロール回路と内視鏡2に設けられた後述する撮像素子用ドライバ回路とを導通させるパターン等を備えた初段信号処理回路11と、所定の情報が記憶(記録)されているROM(不揮発性メモリ)12と、この初段信号処理回路基板3と光源装置本体10との電気的接続を図るためのカードエッジ13とが設けられている。
【0033】
カードエッジ13には、複数の端子131が並設され、各端子131は、初段信号処理回路基板3上で初段信号処理回路11、ROM12等における所定の部位に電気的に接続されている。
【0034】
ROM12には、例えば、初段信号処理回路基板3のID番号、この初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式(スコープ型式)に関する情報、この初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式に関する情報(例えば、モノクロ(白黒)面順次撮像方式やカラー単板撮像方式、RGB回転フィルタの有無)等、初段信号処理回路基板3およびそれに関連する情報が記憶されている。
【0035】
また、初段信号処理回路基板3には、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着した際に、光源装置本体10のコネクタ用孔5およびライトガイド用孔7に対応する位置に、それぞれ、この初段信号処理回路基板3と内視鏡2との電気的接続を図るための円柱状のスコープコネクタ(プロセッサ側スコープコネクタ)14および内視鏡2を光源装置1に装着する際、内視鏡2の後述するライトコネクタ42が挿入されるライトガイド用開口15が設けられている。なお、スコープコネクタ14に内蔵された複数の端子は、初段信号処理回路11、ROM12等における所定の部位に電気的に接続されている。
【0036】
さらに詳しくは、前記モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3は、図6(a)に示すように構成されている。
【0037】
スコープコネクタ14は、複数のコネクタピン21と、その中心部に設けられ、CCDイメージセンサからのモノクロ映像信号等を伝送するための1つの映像信号用同軸コネクタ20とを備えている。前記コネクタピン21は、前記モノクロ映像信号以外の所定の信号、例えば、スコープコネクタ14に接続された内視鏡2の型式(種類)を示す信号や、光源装置1から前記内視鏡2の駆動を制御するための各種制御信号等の伝送に用いられる。
【0038】
また、ROM12には、初段信号処理回路11がモノクロ面順次撮像方式用のものであることを示す情報等が記憶されている。なお、図2には、このモノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3が示されている。
【0039】
これに対して、前記カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3は、図6(b)に示すように構成されている。
【0040】
スコープコネクタ14は、複数のコネクタピン21と、その中心部に設けられ、CCDイメージセンサからの輝度信号(Y)および2つの色差信号(R−Y、B−Y)をそれぞれ伝送するための3つの映像信号用同軸コネクタ22とを備えている。前記コネクタピン21は、前記輝度信号(Y)および2つの色差信号(R−Y、B−Y)以外の所定の信号、例えば、スコープコネクタ14に接続された内視鏡2の型式(種類)を示す信号や、光源装置1から前記内視鏡2の駆動を制御するための各種制御信号等の伝送に用いられる。
【0041】
また、ROM12には、初段信号処理回路11がカラー単板撮像方式用のものであることを示す情報等が記憶されている。
【0042】
前記モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3およびカラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3のいずれにおいても、図2に示すように、円柱形状のスコープコネクタ14の外周部には、リング状の溝25がその外周に沿って設けられている。
【0043】
図4、図5および図12に示すように、光源装置本体10内には、初段信号処理回路基板3のカードエッジ13が挿入(接続)されるメス型のコネクタ90と、初段信号処理回路基板3をカードエッジ13をコネクタ90に導く、溝が形成された一対の基板レールガイド4、4とが設けられている。
【0044】
コネクタ90内には、カードエッジ13の各端子131に対応する複数の端子901が設けられ、それらの端子901は、後述するタイミングコントロール回路、画像メモリ、モータ制御回路、システムコントロール回路(制御手段)56等、光源装置本体10の所定の回路に電気的に接続されている。
【0045】
後述する初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への装着が許容された状態において、初段信号処理回路基板3を基板レールガイド4に沿って移動させ、カードエッジ13をコネクタ90に挿入(嵌合)すると、カードエッジ13とコネクタ90との対応する端子同士が電気的に接続し、初段信号処理回路基板3と光源装置本体10とが電気的に接続されると共に、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に機械的に接続(装着)される。
【0046】
初段信号処理回路基板3の縁部には、着脱選択手段9を構成する凹部(切欠き)91が形成されている。この凹部91の初段信号処理回路基板3上での形成位置は、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着した状態(カードエッジ13とコネクタ90とが電気的に接続された状態)で、後述するソレノイド92のプランジャ94の係合片941が挿入(係合)し得る位置とされる。
【0047】
また、初段信号処理回路基板3のカードエッジ13と反対側の端部には、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着したとき、開口52を覆う蓋部材53が固着されている。また、この蓋部材53には、コ字状の把持部54が一体形成されている。この把持部54を手で握って初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱操作を行う。
【0048】
図3に示すように、光源装置本体10のフロントパネル1aのコネクタ用孔5の背面側(光源装置本体1の内側)には、変位阻止手段として、コネクタ受け(コネクタ支持部材)6が固定されている。
【0049】
このコネクタ受け6の側面図、正面図および背面図をそれぞれ図7(a)、(b)および(c)に示す。
【0050】
図7に示すように、コネクタ受け6は、初段信号処理回路基板3のスコープコネクタ14を挿入可能な空間6aが形成された略U字状のコネクタ挿入部30を有しており、このコネクタ挿入部30の空間6aの内縁部(リブ36)と、前記スコープコネクタ14の外周部(溝25)とが係合することにより、スコープコネクタ14が光源装置本体10に対して内視鏡2の着脱方向(図3中横方向)に変位するのを阻止する。
【0051】
すなわち、コネクタ受け6は、互いに平行になるように設けられた第1のガイド片32および第2のガイド片33と、第1および第2のガイド片32、33の図7(a)中右側に設けられた当接部37とで構成された略U字状のコネクタ挿入部30を有している。
【0052】
当接部37の空間6aの内縁における図7(a)中右側の部分は半円状になっており、その曲率(後述するリブ36を含まない部分の曲率)は、スコープコネクタ14の外周最大部の曲率より若干小さい。すなわち、当接部37の内径(後述するリブ36を含まない部分の内径)は、スコープコネクタ14の外径より若干大きい。
【0053】
また、第1のガイド片32と第2のガイド片33の間隔(後述するリブ36を含まない部分の間隔)は、スコープコネクタ14の直径より若干大きい。
【0054】
第1および第2のガイド片32、33および当接部37の空間6aの内縁部には、それぞれ、リブ(凸条)36が形成されている。このリブ36は、第1のガイド片32の先端から第2のガイド片33の先端まで連続的に形成されており、スコープコネクタ14に設けられた溝25と係合し得るようになっている。
【0055】
図7(b)中上下方向には、本実施形態では、コネクタ受け6のリブ36がスコープコネクタ14の溝25に遊びなく嵌合するようになっているが、若干の遊びがあってもよい。
【0056】
また、図7(b)中左右方向には、本実施形態では、コネクタ受け6のリブ36がスコープコネクタ14の溝25に遊びなく嵌合するようになっているが、若干の遊びがあってもよい。
【0057】
また、第1および第2のガイド片32、33の先端部(図7(a)中左側の端部)の対向面には、それぞれ、テーパ面34が形成されている。すなわち、第1および第2のガイド片32、33の先端部(図7(a)中左側の端部)における第1のガイド片32と第2のガイド片33の間隔は、図7(a)中左側に向かって漸増している。
【0058】
前記各テーパ面34により、スコープコネクタ14の空間6aへ誘導するガイド部が構成され、このガイド部により、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着する際のスコープコネクタ14の空間6aへの挿入を円滑かつ確実に行うことができる。
【0059】
また、コネクタ受け6には、当該コネクタ受け6を光源装置本体10にネジ止めするための4つのネジ孔31が設けられている。すなわち、コネクタ受け6は、図3に示すようにこれらのネジ孔31を介してネジ35により光源装置本体10の内側に強固にネジ止めされる。
【0060】
このような光源装置1は、電源スイッチ74による電源のオン/オフに応じて初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱を禁止/許容する着脱選択手段9を有している。着脱選択手段9は、主に、初段信号処理回路基板3に形成された前述の凹部91と、ソレノイド92と、ソレノイド92の駆動を制御するソレノイド制御回路98とで構成されている。
【0061】
ソレノイド92は、支持部材97により光源装置本体10のフロントパネル1aの内側に支持、固定されている。
【0062】
ソレノイド92は、電磁石を内蔵するソレノイド本体93と、ソレノイド本体93に対し軸方向に移動可能なプランジャ(移動体)94とを備えている。また、ソレノイド本体93の後端およびプランジャ94の後端には、それぞれ、バネ座として機能するワッシャー95、95が設置され、両ワッシャー間95間に、プランジャ94を図3〜図5中下方に付勢するバネ(付勢手段)96が挿入されている。
【0063】
プランジャ94の先端部は、初段信号処理回路基板3に形成された凹部91に係合する部分であり、その幅が初段信号処理回路基板3の厚さより若干大きい係合片941を有している(図3参照)。
【0064】
プランジャ94は、初段信号処理回路基板3の着脱の際の移動方向に対しほぼ直角方向に移動する。これにより、できるだけ少ない移動ストロークで係合片941の凹部91への係合/離脱を確実かつ効率的に行うことができる。
【0065】
電源スイッチ74により光源装置本体10の電源がオフの状態(電源回路743から装置各部への電力供給がなされていない状態)では、ソレノイド制御回路98は、ソレノイド92への通電を行わず、これにより、図3および図4に示すように、プランジャ94は、バネ96の弾性力により図4中下方側に位置し、すなわち、先端部の係合片941が凹部91と係合しない位置(以下この位置を「退避位置」と言う)にある。
【0066】
プランジャ94が退避位置にあるときには、初段信号処理回路基板3は、プランジャ94に当接することなくプランジャ94の近傍を図4中横方向に自由に移動することができる。従って、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に着脱すること、すなわち、カードエッジ13をコネクタ90に着脱(接続および離脱)することが許容される。
【0067】
一方、電源スイッチ74により光源装置本体10の電源がオンの状態(電源回路743から装置各部への電力供給がなされている状態)では、ソレノイド制御回路98は、ソレノイド92への通電を行い、これにより、図5に示すように、プランジャ94は、バネ96の弾性力に抗して図5中上方側に移動し、突出する。そして、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着された状態では、係合片941が凹部91と係合する(以下この位置を「係合位置」と言う)。
【0068】
プランジャ94が係合位置にあるときに、初段信号処理回路基板3を開口52から挿入し、カードエッジ13をコネクタ90に接続しようとした場合、初段信号処理回路基板3の角部がプランジャ94の係合片941に当接し、その時点で初段信号処理回路基板3の移動が止められる。従って、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着すること、すなわちカードエッジ13をコネクタ90に接続することが禁止される。
【0069】
また、カードエッジ13がコネクタ90に接続されており、かつ電源がオン状態であることにより係合片941が凹部91と係合しているときには、初段信号処理回路基板3は、図5中横方向に移動することができず、よって、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10から離脱させること、すなわちカードエッジ13とコネクタ90との接続を解除することが禁止される。
【0070】
このような着脱選択手段9を設けたことにより、光源装置本体10の電源がオフであるときにのみ、初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱、すなわちカードエッジ13とコネクタ90との接続およびその解除が可能となるので、初段信号処理回路11や、光源装置本体10側の回路(例えば、システムコントロール回路56、画像メモリ回路、タイミングコントロール回路)等が破壊されたり、誤動作を生じたりする等の悪影響が防止され、高い信頼性を維持することができる。
【0071】
図3に示すように、内視鏡2は、接続部40と、可撓性(柔軟性)を有する長尺物の図示しない内視鏡本体と、前記接続部40と内視鏡本体とを接続する接続ケーブル(ユニバーサルケーブル)43とを備えている。
【0072】
接続部40には、前記光源装置1との電気的接続を図るためのスコープコネクタ(内視鏡側スコープコネクタ)41と、光源装置1との光学的接続を図るためのライトコネクタ42とが設けられている。
【0073】
スコープコネクタ41は、初段信号処理回路基板3側のスコープコネクタ14に対応する複数の端子を内蔵し、これらの端子は、前記接続ケーブル43等を介して、CCDイメージセンサ(撮像素子)68や、撮像素子用ドライバ69等の内視鏡2に設置された所定の回路に電気的に接続されている(図9参照)。
【0074】
また、図3および図9に示すように、ライトコネクタ42は、その内部に、内視鏡2のライトガイド(LCB:ライトケーブルバンドル)8の一方の端部を有している。このライトガイド8は、例えば、複数本の光ファイバーを束ねて形成されている。
【0075】
図9に示すように、前記内視鏡本体の先端部には、照明系レンズ66、撮像レンズ(対物レンズ)67およびCCDイメージセンサ(撮像素子)68が設置されている。また、内視鏡本体の先端部には、前記ライトガイド8の他方の端部が位置している。
【0076】
次に、電子内視鏡装置100における初段信号処理回路基板3の着脱の際の作用(装着・離脱の手順等)と、内視鏡2の着脱の際の作用とをそれぞれ説明する。
【0077】
この電子内視鏡装置100において、光源装置1に内視鏡2を装着(接続)する場合、それに先立ち、装着する内視鏡2の種類、特性等に応じた初段信号処理回路基板3を選択する。
【0078】
そして、図1に示すように、選択した初段信号処理回路基板3をカードエッジ13側から開口52を介して光源装置本体10内に挿入し、装着(接続)する。以下、詳述する。
【0079】
[初段信号処理回路基板の装着]
光源装置本体10に初段信号処理回路基板3を装着するに際しては、まず、電源スイッチ74をオフとし、電源回路743からの装置各部への電力供給がなされていない状態とする。これにより、前述したように、ソレノイド92のプランジャ94は、退避位置に位置し、初段信号処理回路基板3の装着が可能となる。
【0080】
把持部54を手で把持しつつ、初段信号処理回路基板3をカードエッジ13側から開口52を介して光源装置本体10内に挿入し、図3に示すように初段信号処理回路基板3の上端部3aおよび下端部3bを上下一対の基板レールガイド4の溝にそれぞれ係合させ、初段信号処理回路基板3を押し込む。これにより、初段信号処理回路基板3は、基板レールガイド4に沿って図1中の矢印方向(図1中右側)に移動する。
【0081】
このとき、ソレノイド92のプランジャ94は、退避位置にあるので、初段信号処理回路基板3は、プランジャ94に当接することなくプランジャ94の近傍を通過することができる。
【0082】
また、初段信号処理回路基板3の移動の途中で、図8に示すように、初段信号処理回路基板3のスコープコネクタ14がコネクタ受け6の空間6aに挿入され、コネクタ受け6のリブ36がスコープコネクタ14の溝25に係合する。このとき、第1および第2のガイド片32、33の先端部にはテーパ面34が形成されているので、スコープコネクタ14は、このテーパ面34に沿って、コネクタ受け6の空間6aに導かれる。
【0083】
このように、初段信号処理回路基板3は、基板レールガイド4に沿って、スコープコネクタ14は、第1および第2のガイド片32、33に沿って、それぞれ、さらに奥部へ移動し、カードエッジ13の先端部がコネクタ90に当接した時点で、その移動(挿入)が一旦停止される。
【0084】
この状態で、初段信号処理回路基板3に対してさらに挿入方向へ力を加えると、図5に示すように、カードエッジ13がコネクタ90に嵌合し、これらが電気的に接続されると共に、図8に示すように、スコープコネクタ14がコネクタ受け6の当接部37に当接し、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に対して位置決めされる。これにより、初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への装着が完了する。
【0085】
なお、初段信号処理回路基板3の装着が完了したときには、蓋部材53が開口52を封止する。そのため、開口52からの光源装置本体10内への塵、埃等の侵入が防止される。
【0086】
以上のようにして所望の初段信号処理回路基板3の装着を行ったら、電源スイッチ74をオンとする。なお、電源スイッチ74のオンは、以下に述べる内視鏡2の光源装置1への接続後に行ってもよい。
【0087】
電源スイッチ74をオンすると、それまで退避位置にあったソレノイド92のプランジャ94が、係合位置へ移動し、プランジャ94の係合片941が凹部91に係合する。これにより、初段信号処理回路基板3は、基板レールガイド4に沿って移動することができなくなり、初段信号処理回路基板3の抜き取りが防止される。
【0088】
[内視鏡の着脱]
次に、初段信号処理回路基板3が装着された光源装置1に内視鏡2を装着(接続)する。この場合には、図3に示すように、その初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の接続部40を把持し、スコープコネクタ41を光源装置本体10のコネクタ用孔5に挿入すると共に、ライトコネクタ42をライトガイド用孔7に挿入して、接続部40を図3中の矢印A方向(光源装置本体10側)に押し込む。
【0089】
これにより、スコープコネクタ41およびライトコネクタ42が、矢印A方向に移動し、スコープコネクタ41とスコープコネクタ14とが接続され、光源装置1と内視鏡2との電気的および機械的接続が図られる。また、ライトコネクタ42が初段信号処理回路基板3のライトガイド用開口15を貫通し、ライトコネクタ42の先端部(図3中左側の端部)が光源装置本体10内の所定の位置に位置し、これにより、光源装置本体1内で形成されたランプ57からの照明光をライトガイド8を介して内視鏡2の先端部まで導光することが可能となる。すなわち、光源装置1と内視鏡2とが光学的に接続される。
【0090】
また、光源装置1から内視鏡2を取り外す場合には、内視鏡2の接続部40を把持し、その接続部40を図2中の矢印B方向側に引き抜く。
【0091】
これにより、スコープコネクタ14とスコープコネクタ41との接続が外れ、スコープコネクタ41がコネクタ用孔5から引き抜かれると共に、ライトコネクタ42がライトガイド用孔7から引き抜かれる。
【0092】
前述したように、この電子内視鏡装置1では、図3および図8に示すように、初段信号処理回路基板3に実装されたスコープコネクタ14の溝25が、光源装置本体10に固定的に設置されたコネクタ受け6のリブ36に係合している。このため、内視鏡2の着脱の際に、スコープコネクタ41からスコープコネクタ14に対して図3中の矢印A方向または矢印B方向(内視鏡2の着脱方向)の力や衝撃が加わっても、コネクタ受け6により、スコープコネクタ14が光源装置本体10に対して矢印A方向または矢印B方向に変位(姿勢の変更や移動等)することが阻止され、これにより初段信号処理回路基板3が安定的に保持される(初段信号処理回路基板3の反りやたわみ等の変形を防止することができる)。
【0093】
すなわち、スコープコネクタ14がコネクタ受け6によって光源装置本体10に対して直接支持されているので、内視鏡2の着脱の際に、スコープコネクタ41からスコープコネクタ14に加わる力や衝撃が初段信号処理回路基板3に伝わることがなく、このため、内視鏡2の着脱により初段信号処理回路基板3が変形して、初段信号処理回路基板3が破損したり、あるいは初段信号処理回路3の回路パターンや実装部品の変形、剥離、初段信号処理回路基板3のカードエッジ13と光源装置本体10のコネクタ90との接触不良等の不都合が生じるのを防止することができる。
【0094】
[初段信号処理回路基板の離脱]
光源装置本体10から初段信号処理回路基板3を取り外すに際しては、まず、電源スイッチ74をオフとし、電源回路743からの装置各部への電力供給がなされていない状態とする。これにより、前述したように、ソレノイド92のプランジャ94が退避位置へ移動し、初段信号処理回路基板3の離脱が可能となる。
【0095】
把持部54を手で把持し、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10から引き抜く。このとき、ソレノイド92のプランジャ94は、退避位置にあり、凹部91との係合が解除されているので、初段信号処理回路基板3は、それを抜き取る方向に移動することができる。
【0096】
初段信号処理回路基板3を引き抜くと、まず、カードエッジ13がコネクタ90から外れ、それらの電気的接続が断たれた後、初段信号処理回路基板3は、基板レールガイド4に沿って、スコープコネクタ14は、第1および第2のガイド片32、33に沿って、それぞれ、前記と逆方向に(開口52に向かって)移動し、光源装置本体10から取り出される。
【0097】
次に、電子内視鏡装置100の動作説明をする。
【0098】
図9は、電子内視鏡装置100の回路構成例を示すブロック図である。同図に示すように、電子内視鏡装置100の光源装置本体10には、所定の入力を行うためのキーボード50および観察部位の画像(電子画像)等の表示を行うモニター(表示手段)51が、それぞれ電気的に接続されている。そして、この電子内視鏡装置100は、前述したモノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3と、カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3とを備えており、これらの初段信号処理回路基板3を選択的に光源装置本体10に装着することにより、モノクロ面順次撮像方式およびカラー単板撮像方式のいずれにも対応し得るようになっている。
【0099】
図9に示すように、光源装置本体10は、書き換え可能な不揮発性のメモリ561を内蔵したシステムコントロール回路(制御手段)56を有している。
【0100】
システムコントロール回路56は、通常、マイクロコンピュータ(CPU)で構成され、電子内視鏡装置100全体の制御を行う。
【0101】
また、図9および図12に示すように、光源装置本体10は、初段信号処理回路基板3の装着の有無を検出する基板検出器55を有している。
【0102】
この基板検出器55は、一端がコネクタ90の所定の端子901に電気的に接続され、他端に電圧Vが印加されているプルアップ抵抗551を有し、このプルアップ抵抗551の一端の電位(電圧)を検出する方式の検出器である。
【0103】
初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着されていないとき(未装着時)は、基板検出器55からシステムコントロール回路(制御手段)56に入力される基板検出信号のレベル(電圧レベル)がハイレベル(H)になり、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着されているとき(装着時)は、前記基板検出信号のレベルがローレベル(L)になる。システムコントロール回路56は、前記基板検出信号に基づいて、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着されているか否かを判別することができる。
【0104】
初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着した後、電源スイッチ74をオンすると、図示しないAC電源に接続されている電源回路743が起動し、装置の各部に電力が供給される。これにより、システムコントロール回路56は、ソレノイド制御回路98を作動させて、ソレノイド92へ通電し、ソレノイド92を駆動する。このソレノイド92の駆動により、プランジャ94が係合位置へ移動し、凹部91に係合し、電源スイッチ74をオフにするまでの間は、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10から離脱させることができなくなる。
【0105】
また、電源スイッチ74がオンされたことにより、システムコントロール回路56は、初段信号処理回路基板3のROM12に記憶されている情報のうちの必要な情報を読み出す。
【0106】
システムコントロール回路56は、前記ROM12から読み出した情報をメモリ561に記憶する。
【0107】
この場合、既に、メモリ561に情報が記憶されているときは、前記メモリ561に記録されている情報と、前記ROM12から読み出した情報とを比較し、同じ場合には、前記メモリ561に記録されている情報を維持し、異なる場合には、前記メモリ561に記録されている情報を前記ROM12から読み出した情報に書き換える。
【0108】
なお、初段信号処理回路基板3が別の基板に交換された場合には、前記メモリ561に記録されている情報と、前記ROM12から読み出した情報とが異なる。
【0109】
まず、図9等に基づいて、カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3が装着された場合の動作を説明する。
【0110】
システムコントロール回路56は、メモリ561から撮像方式に関する情報を読み出し、その情報に基づいて、装着されている初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式等を把握する。
【0111】
この場合、カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3が装着されているので、システムコントロール回路56は、撮像方式を「カラー単板撮像方式」と把握し、カラー単板撮像方式用の設定を行う。
【0112】
前記設定の一つとして、システムコントロール回路56は、フィルタ移動機構72を駆動制御して、モータ62およびこれにより回転するRGB回転フィルタ63を、絞り60からライトガイド8の一端に集光される光(光束)の光路から離間した所定の位置へ退避させる。
【0113】
また、システムコントロール回路56は、白色光を発光する光源57を発光駆動すると共に、モータ制御回路58を介してモータ59を回転駆動し、絞り60の開口部を適切な開口量(絞り値)に調整する。
【0114】
光源57としては、例えば、ハロゲンランプ等を用いることができる。
【0115】
光源57から出射した光は、集光レンズ64で集光され、絞り60で光量が調整された後、ライトコネクタ42のライトガイド8の一端に照射される。
【0116】
このライトガイド8の一端に照射された光は、ライトガイド8によりその他端に導かれ、その他端から照明系レンズ66を介して被検体の所定の部位に照射される。
【0117】
この場合、前記ライトガイド8の他端から出射した照明光は、照明系レンズ66により、所定の照射範囲に照射されるように調整され、これにより撮像範囲(観察部位)を含む領域に照射される。
【0118】
前記照明光が照射された撮像範囲からの反射光は、撮像レンズ67により、所定のカラーフィルタを備えたCCDイメージセンサ68の受光面に結像するように導かれ、この撮像範囲の像(被写体像)は、そのCCDイメージセンサ68により撮像される。
【0119】
CCDイメージセンサ68は、タイミングコントロール回路65からの撮像素子駆動信号に基づいて駆動する撮像素子用ドライバ回路69により駆動制御され、所定のタイミングで撮像して、輝度信号(Y)および2つの色差信号(R−Y、B−Y)をそれぞれ生成する。
【0120】
CCDイメージセンサ68からの輝度信号(Y)および各色差信号(R−Y、B−Y)は、それぞれ、信号線(CCDケーブル)、スコープコネクタ41および14を介して初段信号処理回路11に入力される。
【0121】
カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11は、図10に示す構成となっており、CCDイメージセンサ68からの輝度信号(Y)、色差信号(R−Y)および色差信号(B−Y)は、それぞれ、各信号用のプリアンプ75a、75bおよび75cにより所定の利得で増幅され、各信号用のビデオフィルタ76a、76bおよび76cによりフィルタリング処理され、マトリクス回路77に入力される。
【0122】
マトリクス回路77は、コンポジット映像信号として供給される各信号を、R(赤)、G(緑)、B(青)のコンポーネント映像信号に変換して出力する。
【0123】
マトリクス回路77からのR信号、G信号およびB信号は、それぞれ、各信号用のアンプ78R、78Gおよび78Bにより所定の利得で増幅され、各信号用のガンマ補正回路79R、79Gおよび79Bにより補正され、A/D変換器80に入力される。
【0124】
A/D変換器80は、アナログの信号形態で供給されたR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、デジタルの信号形態に変換し、これらをそれぞれ図9に示すタイミングコントロール回路65に出力する。
【0125】
タイミングコントロール回路65は、R信号、G信号およびB信号を、それぞれ、R信号用メモリ、G信号用メモリおよびB信号用メモリで構成される画像メモリ70に一旦書き込み、これらを所定のタイミングで読み出して、後段映像信号処理回路71に出力する。
【0126】
後段映像信号処理回路71は、内蔵する図示しないD/A変換器により、デジタルの信号形態で供給されたR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、アナログの信号形態に変換し、さらに、これらに所定のビデオプロセス処理を施すことにより、所定の形態のテレビジョン信号を生成し、モニター51に出力する。
【0127】
モニター51には、CCDイメージセンサ68で撮像されたカラーの画像(電子画像)、すなわち、カラーの動画の内視鏡画像が表示される。
【0128】
なお、後段映像信号処理回路71は、色バランス(主にRとB)を調整する機能を有する。この色バランスは、フロントパネルスイッチ73の色バランス調整スイッチを操作して、所望の値に設定することができる。
【0129】
また、後段映像信号処理回路71は、所定の情報をモニター51に表示する機能を有しており、モニター51には、必要に応じて所定の情報(例えば、初段信号処理回路基板3のROM12に記憶されている情報、キーボード50から入力したキャラクタ、警告等)が表示される。
【0130】
また、画像メモリ70に書き込まれている同一画像のR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、繰り返し読み出して後段映像信号処理回路71に出力することにより、モニター51に表示される内視鏡画像を静止画にすることも可能である。
【0131】
次に、図9等に基づいて、モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3が装着された場合の動作を説明する。
【0132】
システムコントロール回路56は、メモリ561から撮像方式に関する情報を読み出し、その情報に基づいて、装着されている初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式等を把握する。
【0133】
この場合、モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3が装着されているので、システムコントロール回路56は、撮像方式を「モノクロ面順次撮像方式」と把握し、モノクロ面順次撮像方式用の設定を行う。
【0134】
前記設定の一つとして、システムコントロール回路56は、フィルタ移動機構72を駆動制御して、モータ62およびこれにより回転するRGB回転フィルタ63を図9に示す位置、すなわち、絞り60からライトガイド8の一端に集光される光(光束)の光路上にRGB回転フィルタ63が位置する位置に移動させる。
【0135】
システムコントロール回路56は、白色光を発光する光源57を発光駆動すると共に、モータ制御回路58を介してモータ59を回転駆動し、絞り60の開口部を適切な開口量(絞り値)に調整する。
【0136】
光源57から出射した光は、集光レンズ64で集光され、絞り60およびRGB回転フィルタ63を介してライトコネクタ42のライトガイド8の一端に照射される。
【0137】
一方、タイミングコントロール回路65からモータ制御回路61に所定の周波数のタイミングパルスが入力される。モータ制御回路61は、このタイミングパルスのタイミングで、回転軸にRGB回転フィルタ63が設置されているモータ62を回転駆動する。例えば、タイミングパルスの周波数が30Hzの場合には、モータ制御回路61は、モータ62、すなわちRGB回転フィルタ63を、1秒間に30回転させる。
【0138】
また、RGB回転フィルタ63の全フィルタ領域は、その中心から放射状に伸びる3本の直線により、扇状の3つの領域を形成するように3等分割されている。前記各フィルタ領域には、それぞれ、赤色の光のみを透過させるR(赤)用色フィルタ、緑色の光のみを透過させるG(緑)用色フィルタ、青色の光のみを透過させるB(青)用色フィルタが設けられている。
【0139】
従って、モータ62が前記タイミングパルスに基づいて回転駆動されることにより、RGB回転フィルタ63によって、絞り60からの白色光が、前記タイミングパルスの周波数で、順次、赤色光、緑色光および青色光に変換され、ライトガイド8の一端に照射される。例えば、タイミングパルスの周波数が30Hzの場合には、1秒間に、赤色光、緑色光および青色光が、それぞれ、ライトガイド8の一端に30回照射される。
【0140】
このライトガイド8の一端に照射された照明光は、ライトガイド8によりその他端に導かれ、その他端から照明系レンズ66を介して被検体の所定の部位に照射される。
【0141】
この場合、前記ライトガイド8の他端から出射した照明光は、照明系レンズ66により、所定の照射範囲に照射されるように調整され、これにより撮像範囲(観察部位)を含む領域に照射される。
【0142】
前記照明光が照射された撮像範囲からの反射光は、撮像レンズ67により、カラーフィルタを備えていないCCDイメージセンサ68の受光面に結像するように導かれ、この撮像範囲の像(被写体像)は、そのCCDイメージセンサ68により撮像される。
【0143】
CCDイメージセンサ68は、タイミングコントロール回路65からの撮像素子駆動信号に基づいて駆動する撮像素子用ドライバ回路69により駆動制御され、所定のタイミングで撮像して、モノクロ映像信号を生成する。
【0144】
この撮像は、赤色光、緑色光および青色光が照射されているときに、各々行われ、赤色光に対応するモノクロ映像信号(R信号)、緑色光に対応するモノクロ映像信号(G信号)および青色光に対応するモノクロ映像信号(B信号)が順次生成される。例えば、タイミングパルスの周波数が30Hzの場合には、1秒間に、90回撮像が行われる。
【0145】
CCDイメージセンサ68からのモノクロ映像信号は、信号線(CCDケーブル)、スコープコネクタ41および14を介して初段信号処理回路11に入力される。
【0146】
モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11は、図11に示す構成となっており、CCDイメージセンサ68からのモノクロ映像信号は、プリアンプ81により所定の利得で増幅され、ビデオフィルタ82によりフィルタリング処理され、サンプルホールド回路(S/H回路)83に入力される。
【0147】
サンプルホールド回路83は、いわゆる相関二重サンプリング法に基づいてモノクロ映像信号をサンプリング処理することにより、そのモノクロ映像信号からノイズ成分を除去して出力する。
【0148】
サンプルホールド回路83からのモノクロ映像信号は、アンプ84により所定の利得で増幅され、ガンマ補正回路85により補正され、A/D変換器86に入力される。
【0149】
A/D変換器86は、アナログの信号形態で供給されたモノクロ映像信号をデジタルの信号形態に変換し、これを図9に示すタイミングコントロール回路65に出力する。
【0150】
タイミングコントロール回路65は、赤色光に対応するモノクロ映像信号(R信号)、緑色光に対応するモノクロ映像信号(G信号)および青色光に対応するモノクロ映像信号(B信号)を、順次、R信号用メモリ、G信号用メモリおよびB信号用メモリで構成される画像メモリ70に一旦書き込み、これらを所定のタイミングで読み出して、後段映像信号処理回路71に出力する。
【0151】
後段映像信号処理回路71は、内蔵する図示しないD/A変換器により、デジタルの信号形態で供給されたR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、アナログの信号形態に変換し、さらに、これらに所定のビデオプロセス処理を施すことにより、所定の形態のテレビジョン信号を生成し、モニター51に出力する。
【0152】
モニター51には、CCDイメージセンサ68で撮像されたカラーの画像(電子画像)、すなわち、カラーの動画の内視鏡画像が表示される。
【0153】
なお、前記カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3が装着された場合と同様に、モニター51に表示される内視鏡画像を静止画にすることも可能であり、また、モニター51には、必要に応じて所定の情報が表示される。
【0154】
以上説明したように、この光源装置1および電子内視鏡装置100によれば、初段信号処理回路基板3を交換して使用することができるので、単一の光源装置本体10で(光源装置全体を交換することなく)、例えば、カラー単板撮像方式およびモノクロ面順次撮像方式の両方に対応することができる。
【0155】
また、将来、規格、仕様、設計等の変更があった場合、例えば、CCDイメージセンサ68の画素数が変更された場合や、信号処理方式が変更された場合(例えば、モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11のサンプルホールド回路83が光源装置1側から内視鏡2側に移動した場合)でも、光源装置本体10を変更せずに、初段信号処理回路基板3のみを変更することにより、それらに対応することができる。
【0156】
すなわち、単一の光源装置本体10で、例えば、内視鏡2の接続ケーブル43の長さの異なるもの、CCDイメージセンサ68の種類や画素数が異なるもの、撮像方式が異なるもの(例えば、モノクロ面順次撮像方式、カラー単板撮像方式)、信号処理方式が異なるもの等、種々の内視鏡2に対応することができる。
【0157】
また、光源装置1は、電源のオン/オフに応じて初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱を禁止/許容する着脱選択手段9を備えているので、光源装置本体10の電源がオフであるときにのみ、初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱、すなわちカードエッジ13とコネクタ90との接続およびその解除が可能となる。
【0158】
従って、初段信号処理回路11や、光源装置本体10側の回路等が破壊されたり、誤動作を生じたりする等の悪影響が防止され、高い信頼性を維持することができる。
【0159】
また、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着すると、スコープコネクタ14の溝25がコネクタ受け6のリブ36に係合し、これにより、スコープコネクタ14がコネクタ受け6によって光源装置本体10に対して直接支持される。
【0160】
このため、内視鏡2を着脱しても、スコープコネクタ14が光源装置本体10に対して、内視鏡2の着脱方向、すなわち図3中の矢印A方向または矢印B方向に変位(姿勢の変更や移動等)することがないか、または、前記スコープコネクタ14の変位を実質的に影響がない程度に抑制することができ、これにより初段信号処理回路基板3が安定的に保持される。
【0161】
以上のように、本発明では、信頼性、耐久性を低下させることなく、初段信号処理回路基板3が交換可能(着脱可能)な光源装置および電子内視鏡装置を実現することができる。
【0162】
図13および図14は、それぞれ、本発明の第2実施形態の主要部の構成を示す断面側面図である。以下、この第2実施形態について、前記第1実施形態との相違点について説明し、同一の事項については、その説明を省略する。
【0163】
第2実施形態の光源装置1は、着脱選択手段の構成が第1実施形態と異なり、その他は同様である。
【0164】
第2実施形態における着脱選択手段9’は、電源スイッチ74による電源のオン/オフに応じて初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱を禁止/許容するもので、主に、初段信号処理回路基板3に、該基板を貫通するよう形成された孔911と、前記と同様のソレノイド92と、ソレノイド92の駆動を制御するソレノイド制御回路98とで構成されている。
【0165】
孔911の初段信号処理回路基板3上での形成位置は、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着した状態(カードエッジ13とコネクタ90とが電気的に接続された状態)で、後述するソレノイド92のプランジャ94の係合片941が挿入(係合)し得る位置とされる。
【0166】
ソレノイド92は、支持部材97により光源装置本体10の低部(底板)の内側に支持、固定されている。このソレノイド92は、電磁石を内蔵するソレノイド本体93と、ソレノイド本体93に対し軸方向に移動可能なプランジャ(移動体)94とを備えている。また、ソレノイド本体93の後端およびプランジャ94の後端には、それぞれ、バネ座として機能するワッシャー95、95が設置され、両ワッシャー間95間に、プランジャ94を図13、図14中左方に付勢するバネ(付勢手段)96が挿入されている。
【0167】
プランジャ94の先端部は、初段信号処理回路基板3に形成された孔911に係合する部分(挿入される部分)である(図14参照)。
【0168】
プランジャ94は、初段信号処理回路基板3の着脱の際の移動方向に対しほぼ直角方向に移動する。これにより、できるだけ少ない移動ストロークでプランジャ94の先端部の孔911への係合/離脱を確実かつ効率的に行うことができる。
【0169】
電源スイッチ74により光源装置本体10の電源がオフの状態では、ソレノイド制御回路98は、ソレノイド92への通電を行わず、これにより、図13に示すように、プランジャ94は、バネ96の弾性力により図13中左方向に位置し、すなわち、プランジャ94の先端部が孔911と係合しない位置(退避位置)にある。
【0170】
プランジャ94が退避位置にあるときには、初段信号処理回路基板3は、プランジャ94に当接することなくプランジャ94の近傍を図13中前後方向に自由に移動することができる。従って、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に着脱すること、すなわち、カードエッジ13をコネクタ90に着脱(接続および離脱)することが許容される。
【0171】
一方、電源スイッチ74により光源装置本体10の電源がオンの状態では、ソレノイド制御回路98は、ソレノイド92への通電を行い、これにより、図14に示すように、プランジャ94は、バネ96の弾性力に抗して図14中右方向に移動し、突出する。そして、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着された状態では、プランジャ94の先端部が孔911内に挿入し、孔911と係合する(係合位置)。
【0172】
プランジャ94が係合位置にあるときに、初段信号処理回路基板3を開口52から挿入し、カードエッジ13をコネクタ90に接続しようとした場合、初段信号処理回路基板3の角部(または縁部)がプランジャ94の先端部に当接し、その時点で初段信号処理回路基板3の移動が止められる。従って、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着すること、すなわちカードエッジ13をコネクタ90に接続することが禁止される。
【0173】
また、カードエッジ13がコネクタ90に接続されており、かつ電源がオン状態であることによりプランジャ94の先端部が孔911と係合しているときには、初段信号処理回路基板3は、図14中前後方向に移動することができず、よって、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10から離脱させること、すなわちカードエッジ13とコネクタ90との接続を解除することが禁止される。
【0174】
このような着脱選択手段9’を設けたことにより、光源装置本体10の電源がオフであるときにのみ、初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱、すなわちカードエッジ13とコネクタ90との接続およびその解除が可能となるので、前記と同様に、初段信号処理回路11や光源装置本体10側の回路等が破壊されたり、誤動作を生じたりする等の悪影響が防止され、高い信頼性を維持することができる。
【0175】
図15および図16は、それぞれ、本発明の第3実施形態の主要部の構成を示す断面側面図である。以下、この第3実施形態について、前記第1実施形態との相違点について説明し、同一の事項については、その説明を省略する。
【0176】
第3実施形態の光源装置1は、着脱選択手段の構成が第1実施形態(または第2実施形態)と異なり、その他は同様である。
【0177】
第3実施形態における着脱選択手段99は、電源スイッチ74による電源のオン/オフに応じて初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱を禁止/許容するものである。電源スイッチ74は、ボタン式のスイッチであり、電源のオン/オフを行うための操作部材であるボタン741と、スイッチボックス742とで構成されている。スイッチボックス742内には、ボタン741の押圧操作に伴って接触する電気接点と、ボタン741を図15および図16中右方向へ付勢するバネと、ボタン741を押圧した状態を維持するストッパ(いずれも図示せず)とが設置されている。
【0178】
着脱選択手段99は、初段信号処理回路基板3に形成された前記と同様の孔911と、ボタン741の押圧操作に連動して移動するロッド(係合部材)991と、ロッド991を摺動可能に支持するロッド支持部材994、996と、ロッド支持部材994、996を光源装置本体10に対し支持、固定する支持部材998とで構成されている。
【0179】
孔911の初段信号処理回路基板3上での形成位置は、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着した状態(カードエッジ13とコネクタ90とが電気的に接続された状態)で、ロッド991の先端部993が挿入(係合)し得る位置とされる。
【0180】
ロッド991は、L字状に屈曲した棒状の部材であり、その基端側には、リング状の固定部992を有している。ロッド991は、この固定部992により、ボタン741に固定されている。
【0181】
また、ロッド991の先端部993側は、ボタン741の操作方向(押圧方向)とほぼ平行な方向(同方向)に移動する。ロッド991の先端部993付近は、ロッド支持部材994、996により摺動可能に支持されている。なお、ロッド991の先端部993の移動方向は、初段信号処理回路基板3の着脱の際の移動方向に対しほぼ直角方向である。これにより、できるだけ少ない移動ストロークでロッド991の先端部993の孔911への係合/離脱を確実かつ効率的に行うことができる。
【0182】
ロッド支持部材994には、ロッド991が挿通可能な貫通孔995が形成され、この貫通孔995にロッドが挿通されている。また、ロッド支持部材996には、ロッド991の先端部993が挿入可能な凹部997が形成されている。
【0183】
ロッド支持部材994とロッド支持部材996とは、初段信号処理回路基板3またはその通路を介して互いに反対側に設置されている。ロッド991の先端部993が孔911または初段信号処理回路基板3の通路を越えて凹部997に挿入された際には、ロッド991は、ロッド支持部材994とロッド支持部材996とで両持ち支持となるので、高強度が得られ、初段信号処理回路基板3の移動を確実に阻止することができる。
【0184】
このようなロッド支持部材994、996は、支持部材998により、光源装置本体10の低部(底板)の内側に支持、固定されている。また、前記スイッチボックス742も、支持部材998により支持、固定されている。
【0185】
図15に示すように、ボタン741が押されておらず、電源スイッチ74がオフ(光源装置本体10の電源がオフ)の状態では、ロッド991の先端部993は、初段信号処理回路基板3の孔911と係合しない位置(退避位置)にある。
【0186】
ロッド991の先端部993が退避位置にあるときには、初段信号処理回路基板3は、ロッド991の先端部993に当接することなく図15中前後方向に自由に移動することができる。従って、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に着脱すること、すなわち、カードエッジ13をコネクタ90に着脱(接続および離脱)することが許容される。
【0187】
一方、図16に示すように、スイッチボックス742内に収納されたバネ(図示せず)の付勢力に抗してボタン741を図16中の矢印方向に指で押圧し、電源スイッチ74をオン(光源装置本体10の電源がオン)にすると、この操作に伴い、ロッド991が同方向(図16中左方向)に移動する。そして、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着された状態では、ロッド991の先端部993が孔911内に挿入し、孔911と係合する(係合位置)。さらに、ロッド991の先端部993は、ロッド支持部材996の凹部997内に挿入される。
【0188】
ロッド991の先端部993が係合位置にあるときに、初段信号処理回路基板3を開口52から挿入し、カードエッジ13をコネクタ90に接続しようとした場合、初段信号処理回路基板3の角部(または縁部)がロッド991の先端部993に当接し、その時点で初段信号処理回路基板3の移動が止められる。従って、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着すること、すなわちカードエッジ13をコネクタ90に接続することが禁止される。
【0189】
また、カードエッジ13がコネクタ90に接続されており、かつボタン741が押圧されている(電源がオン状態である)ことによりロッド991の先端部993が孔911と係合しているときには、初段信号処理回路基板3は、図16中前後方向に移動することができず、よって、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10から離脱させること、すなわちカードエッジ13とコネクタ90との接続を解除することが禁止される。
【0190】
なお、一旦ボタン741が押圧されると、スイッチボックス742内に設置された前記ストッパの機能により、ボタン741から指を離しても、ボタン741の押圧状態(図16に示す状態)が維持される。従って、前述した初段信号処理回路基板3の移動を禁止する機能も維持される。再度ボタン741を押圧すると、ボタン741は、元の位置(図15に示す位置)に戻り、電源スイッチ74がオフとなる。
【0191】
このような着脱選択手段99を設けたことにより、光源装置本体10の電源がオフであるときにのみ、初段信号処理回路基板3の光源装置本体10への着脱、すなわちカードエッジ13とコネクタ90との接続およびその解除が可能となるので、前記と同様に、初段信号処理回路11や光源装置本体10側の回路等が破壊されたり、誤動作を生じたりする等の悪影響が防止され、高い信頼性を維持することができる。
【0192】
また、第3実施形態の光源装置1では、着脱選択手段99が電源スイッチ74の操作に伴って機械的に作動する構成のものであり、前記第1、第2実施形態におけるソレノイド92のような電気的に作動する駆動源や、それを駆動制御する制御回路を有さないので、構造の簡素化、小型化、軽量化を図ることができると共に、誤作動を確実に防止することができるという利点がある。
【0193】
以上、本発明の光源装置および内視鏡装置を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0194】
特に、光源装置本体に対し着脱する接続ユニットは、初段信号処理回路基板3に限られず、内視鏡と電気的に接続されるコネクタを備えているものであれば、いかなる物でもよい。
【0195】
また、着脱選択手段は、光源装置本体の電源のオン/オフに応じて接続ユニット(初段信号処理回路基板3)の光源装置本体への着脱を禁止/許容することができるものであれば、いかなる構成のものでもよい。
【0196】
例えば、着脱選択手段が、電気的に作動するものである場合、駆動源としては、前記のソレノイドの他、モータ等であってもよい。また、着脱選択手段が、機械的に作動するものである場合、電源のオン/オフを行うための操作部材と、これに連動して変位する係合部材との間に、例えば、回動機構、リンク機構、カム機構、歯車機構、プーリーおよびベルト等の動力を伝達し得る任意の機構が存在していてもよい。
【0197】
本発明では、前記実施の形態のような医療用の内視鏡装置に限らずこの他、例えば、工業用の内視鏡装置等にも適用することができる。
【0198】
また、本発明では、光源装置本体に装着される初段信号処理回路基板は、前記実施形態のような撮像方式(カラー単板撮像方式やモノクロ面順次撮像方式)に対応する初段信号処理回路基板には限られない。
【0199】
また、前記実施形態では、光源装置1に装着される内視鏡2が電子内視鏡(ビデオスコープ)であるが、本発明では、光源装置1に装着される内視鏡2がファイバー内視鏡(ファイバースコープ)であってもよく、また、光源装置1に電子内視鏡とファイバー内視鏡とをそれぞれ装着し得るように構成されていてもよい。
【0200】
また、前記実施の形態では、スコープコネクタ14に溝25が形成され、コネクタ受け6にリブ36が形成されているが、本発明では、例えば、コネクタ受け(コネクタ支持部材)6に溝が形成され、スコープコネクタ14に前記溝に係合するリブ(凸条)が形成されていてもよい。
【0201】
また、前記実施の形態では、スコープコネクタ14の形状は、円柱状であるが、本発明では、スコープコネクタ14の形状は、これに限らず、例えば、四角柱等の角柱状であってもよい。
【0202】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光源装置および内視鏡装置によれば、接続ユニットを交換することができるので、光源装置全体を交換することなく、様々な内視鏡に対応することができる。すなわち、単一の光源装置本体で、例えば、内視鏡の接続ケーブル(ユニバーサルケーブル)の長さの異なるもの、撮像素子(CCDイメージセンサ)の種類、仕様、画素数等が異なるもの、撮像方式が異なるもの(例えば、モノクロ面順次撮像方式、カラー単板撮像方式)、信号処理方式が異なるもの等、種々の内視鏡に対応することができる。この場合、現存の内視鏡はもちろんのこと、将来、規格、仕様、設計等の変更があったときでも、それに容易に対応することができる。
【0203】
そして、着脱選択手段を設けたことにより、光源装置本体の電源がオンの状態では、接続ユニットの光源装置本体への着脱が禁止されるので、接続ユニット側または光源装置本体側に設置された回路等が破壊されたり、誤動作を生じたりする等の悪影響が防止され、高い信頼性を維持することができる。
【0204】
また、接続ユニットに設けられたコネクタが光源装置本体に対して内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止する変位阻止手段を設けた場合には、内視鏡を光源装置本体に対して着脱する際に、接続ユニットの回路パターンや実装部品の変形、剥離等の不都合が生じるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光源装置の第1実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】本発明における接続ユニットの主要部を示す斜視図である。
【図3】光源装置の第1実施形態の主要部(光源装置に内視鏡が装着された状態)の構成を示す断面側面図である。
【図4】光源装置の第1実施形態における接続ユニットの装置本体に対する着脱状態(電源がオフの状態)を示す正面図である。
【図5】光源装置の第1実施形態における接続ユニットの装置本体に対する着脱状態(電源がオフの状態)を示す正面図である。
【図6】モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路基板およびカラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板の構成例を示す側面図である。
【図7】本発明におけるコネクタ受けの構成例を示す側面図、正面図および背面図である。
【図8】本発明における初段信号処理回路基板に設けられたスコープコネクタと、光源装置本体に設けられたコネクタ受けとが係合した状態を示す図である。
【図9】本発明の内視鏡装置の回路構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明におけるカラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明におけるモノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路の構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明における光源装置本体に設けられたコネクタと、初段信号処理回路基板と、基板検出器とを示す図である。
【図13】光源装置の第2実施形態の主要部(電源がオフの状態)の構成を示す断面側面図である。
【図14】光源装置の第2実施形態の主要部(電源がオンの状態)の構成を示す断面側面図である。
【図15】光源装置の第3実施形態の主要部(電源がオフの状態)の構成を示す断面側面図である。
【図16】光源装置の第3実施形態の主要部(電源がオンの状態)の構成を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 光源装置
1a フロントパネル
10 光源装置本体
2 内視鏡
3 初段信号処理回路基板
3a 上端部
3b 下端部
4 基板レールガイド
5 コネクタ用孔
6 コネクタ受け
6a 空間
7 ライトガイド用孔
8 ライトガイド
9、9’ 着脱選択手段
91 凹部
911 孔
92 ソレノイド
93 ソレノイド本体
94 プランジャ
941 係合片
95 ワッシャー
96 バネ
97 支持部材
98 ソレノイド制御回路
99 着脱選択手段
991 ロッド
992 固定部
993 先端部
994 ロッド支持部材
995 貫通孔
996 ロッド支持部材
997 凹部
998 支持部材
11 初段信号処理回路
12 ROM
13 カードエッジ
131 端子
14 スコープコネクタ
15 ライトガイド用開口
20 映像信号用同軸コネクタ
21 コネクタピン
22 映像信号用同軸コネクタ
25 溝
30 コネクタ挿入部
31 ネジ孔
32 第1のガイド片
33 第2のガイド片
34 テーパ面
35 ネジ
36 リブ
37 当接部
40 接続部
41 スコープコネクタ
42 ライトコネクタ
43 接続ケーブル
50 キーボード
51 モニター
52 開口
53 蓋部材
54 把持部
55 基板検出器
551 プルアップ抵抗
56 システムコントロール回路
561 メモリ
57 光源
58 モータ制御回路
59 モータ
60 絞り
61 モータ制御回路
62 モータ
63 RGB回転フィルタ
64 集光レンズ
65 タイミングコントロール回路
66 照明系レンズ
67 撮像レンズ
68 CCDイメージセンサ
69 撮像素子用ドライバ回路
70 画像メモリ
71 後段映像信号処理回路
72 フィルタ移動機構
73 フロントパネルスイッチ
74 電源スイッチ
741 ボタン
742 スイッチボックス
743 電源回路
75a、75b、75c プリアンプ
76a、76b、76c ビデオフィルタ
77 マトリクス回路
78R、78G、78B アンプ
79R、79G、79B ガンマ補正回路
80 A/D変換器
81 プリアンプ
82 ビデオフィルタ
83 サンプルホールド回路
84 アンプ
85 ガンマ補正回路
86 A/D変換器
90 コネクタ
901 端子
100 電子内視鏡装置

Claims (14)

  1. 光源装置本体と、
    内視鏡のスコープコネクタと電気的に接続されるコネクタを備え、前記光源装置本体に対し着脱自在に電気的に接続される接続ユニットと、
    光源装置本体の電源のオン/オフに応じて前記接続ユニットの前記光源装置本体への着脱を禁止/許容する着脱選択手段と、
    前記接続ユニットが前記光源装置本体に装着されているときに、前記コネクタが前記光源装置本体に対して前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止する変位阻止手段とを有し、
    前記スコープコネクタの前記コネクタに対する着脱の際の移動方向と、前記接続ユニットの前記光源装置本体に対する着脱の際の移動方向とがほぼ直交する方向であり、
    前記変位阻止手段は、前記コネクタを挿入可能な空間を有するコネクタ支持部材で構成され、前記コネクタ支持部材は、前記空間に前記コネクタを挿入した状態で前記コネクタに係合し、前記コネクタが前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止するものであることを特徴とする光源装置。
  2. 光源装置本体と、
    信号処理回路を形成した基板と、該基板上に設置され、内視鏡のスコープコネクタと電気的に接続されるコネクタとを備え、前記光源装置本体に対し着脱自在に電気的に接続される接続ユニットと、
    光源装置本体の電源のオン/オフに応じて前記接続ユニットの前記光源装置本体への着脱を禁止/許容する着脱選択手段と、
    前記接続ユニットが前記光源装置本体に装着されているときに、前記コネクタが前記光源装置本体に対して前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止する変位阻止手段とを有し、
    前記スコープコネクタの前記コネクタに対する着脱の際の移動方向と、前記接続ユニットの前記光源装置本体に対する着脱の際の移動方向とがほぼ直交する方向であり、
    前記変位阻止手段は、前記コネクタを挿入可能な空間を有するコネクタ支持部材で構成され、前記コネクタ支持部材は、前記空間に前記コネクタを挿入した状態で前記コネクタに係合し、前記コネクタが前記内視鏡の着脱方向に変位するのを阻止するものであることを特徴とする光源装置。
  3. 前記着脱選択手段は、前記電源のオン/オフに連動して作動する駆動源と、前記駆動源の作動により、前記接続ユニットに係合する位置と前記接続ユニットに係合しない位置とに変位する係合部材とを備えている請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記駆動源は、ソレノイドであり、前記係合部材は、前記ソレノイドの作動により進退する移動体である請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記着脱選択手段は、前記電源のオン/オフに連動して作動するソレノイドと、前記ソレノイドの作動により、前記基板に形成された凹部または孔に係合する位置と前記凹部または孔から退避する位置とに変位する移動体とを備えている請求項2に記載の光源装置。
  6. 前記移動体の移動方向は、前記接続ユニットの前記光源装置本体に対する着脱の際の移動方向に対しほぼ直交する方向であり、かつ、前記内視鏡の前記コネクタに対する着脱の際の移動方向に対し、ほぼ直交する方向または平行な方向である請求項4または5に記載の光源装置。
  7. 前記着脱選択手段は、前記電源のオン/オフを行うための操作部材に連動し、前記接続ユニットに係合する位置と前記接続ユニットに係合しない位置とに変位する係合部材を備えている請求項1または2に記載の光源装置。
  8. 前記操作部材は、ボタン式電源スイッチにおけるボタンであり、前記係合部材は、前記ボタンの押圧方向と同方向に移動する請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記係合部材は、前記操作部材に固定され、その端部が前記接続ユニットに係合し得るロッドで構成されている請求項7または8に記載の光源装置。
  10. 前記光源装置本体は、前記スコープコネクタが挿通されるコネクタ用孔を有している請求項1ないし9のいずれかに記載の光源装置。
  11. 前記内視鏡は、ライトコネクタを有し、前記光源装置本体および前記接続ユニットは、それぞれ、前記ライトコネクタが挿通されるライトガイド用孔およびライトガイド用開口を有している請求項1ないし10のいずれかに記載の光源装置。
  12. 前記内視鏡は、ライトコネクタを有し、前記光源装置本体および前記接続ユニットは、それぞれ、前記ライトコネクタが挿通されるライトガイド用孔およびライトガイド用開口を有し、
    前記コネクタおよび前記ライトガイド用開口は、それぞれ、前記接続ユニットを前記光源装置本体に装着した際の前記コネクタ用孔およびライトガイド用孔に対応する位置に設けられている請求項10に記載の光源装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の光源装置と、前記コネクタに着脱自在に電気的に接続される内視鏡とを有することを特徴とする内視鏡装置。
  14. 前記内視鏡は、先端部に撮像素子を有する電子内視鏡である請求項13に記載の内視鏡装置。
JP04714899A 1999-02-24 1999-02-24 光源装置および内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3798918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04714899A JP3798918B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 光源装置および内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04714899A JP3798918B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 光源装置および内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000249932A JP2000249932A (ja) 2000-09-14
JP3798918B2 true JP3798918B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=12767028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04714899A Expired - Fee Related JP3798918B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 光源装置および内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3798918B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4513263B2 (ja) * 2003-02-10 2010-07-28 富士ゼロックス株式会社 画像記録装置
JP2006333879A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Pentax Corp 内視鏡用光源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000249932A (ja) 2000-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2022389B1 (en) Endoscope and endoscope apparatus
JP4904470B2 (ja) 観察画像形成装置
EP2090216B1 (en) Processor for endoscope and endoscope system
JP3482238B2 (ja) 内視鏡撮像装置
US20060287576A1 (en) Endoscope
JP3911053B2 (ja) 電子内視鏡装置のコネクタ装置
JP6467060B2 (ja) 内視鏡管理システム、内視鏡装置、内視鏡装置を管理する管理装置、及び、内視鏡装置の管理方法
JPH0698120B2 (ja) ビデオスコープシステム
JP3706326B2 (ja) 内視鏡装置
JP2009189529A (ja) 内視鏡用プロセッサ装置
US20090207242A1 (en) Signal processing system
JP3798918B2 (ja) 光源装置および内視鏡装置
JP2002112962A (ja) 電子内視鏡装置
JP4789520B2 (ja) 内視鏡用プロセッサ及び内視鏡システム
JP2010000185A (ja) 電子内視鏡システム
JP4241991B2 (ja) 内視鏡用光源装置
JP2866658B2 (ja) 内視鏡装置
JP3771736B2 (ja) 光源装置
JP4559267B2 (ja) カードエッジレセプタクル及びカードエッジコネクタ
JP5127636B2 (ja) 電子内視鏡用プロセッサ装置
JP3641380B2 (ja) 接続ユニットおよび光源装置
JP4130944B2 (ja) 内視鏡
JPH06327627A (ja) 電子内視鏡装置
JPH06142038A (ja) 電子内視鏡装置
JPH01306810A (ja) 内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060309

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees