JP4241991B2 - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡装置の光源装置(内視鏡用光源装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば医療の分野では、消化管等の検査や診断に電子内視鏡装置が使用されている。
【0003】
この電子内視鏡装置は、光源装置(内視鏡用光源装置)と、この光源装置に着脱自在に装着(接続)され、撮像素子(CCDイメージセンサ)を備えた内視鏡(スコープ)とで構成されており、例えば、撮像素子の種類や画素数が異なるもの、撮像方式が異なるもの(例えば、モノクロ(白黒)面順次撮像方式、カラー単板撮像方式)、信号処理方式が異なるもの等、その種類も様々である。使用の際は、内視鏡を対応する光源装置に装着する。
【0004】
しかしながら、前述したように、内視鏡には様々な種類のものが存在するので、これらに対応するには、従来の電子内視鏡装置では、内視鏡に応じた複数の光源装置を用意する必要がある。
【0005】
例えば、白黒面順次撮像方式の内視鏡を使用する場合は、モノクロ面順次撮像方式の光源装置、すなわち、モノクロ面順次撮像方式の内視鏡用のスコープコネクタおよび信号処理回路や、モノクロ面順次撮像方式に必要なRGB回転フィルタ等の所定の機構を備えた光源装置を用意し、この光源装置に前記内視鏡を装着する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、様々な内視鏡に対応することができる内視鏡用光源装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(15)の本発明により達成される。
【0008】
(1) 内視鏡用光源装置の駆動を制御する制御手段を備えた光源装置本体と、この光源装置本体に着脱自在で、該光源装置本体と内視鏡との間に介在する接続ユニットとを有する内視鏡用光源装置であって、
前記接続ユニットは、内視鏡に着脱自在に電気的に接続されるコネクタと、該コネクタから入力される信号に所定の信号処理を施す信号処理回路と、前記接続ユニットが前記光源装置本体に装着された状態で、該光源装置本体側の回路と前記信号処理回路とを電気的に接続する接続部とを有し、
前記制御手段と前記光源装置本体に装着される接続ユニットとが適合するか否かを判別する適合性判別手段と、該適合性判別手段により判別された結果を報知するための報知用情報を生成する情報生成手段とを有することを特徴とする内視鏡用光源装置。
【0009】
(2) 前記情報生成手段は、前記適合性判別手段により不適合と判別された場合に、該不適合の旨を報知するための報知用情報を生成するよう構成されている上記(1)に記載の内視鏡用光源装置。
【0010】
(3) 前記報知用情報は、表示を行うための情報であり、該報知用情報を表示する表示手段を有する上記(1)または(2)に記載の内視鏡用光源装置。
【0011】
(4) 前記表示手段は、内視鏡画像を表示するためのものでもある上記(3)に記載の内視鏡用光源装置。
【0012】
(5) 前記報知用情報は、表示を行うための情報であり、該報知用情報を出力する出力部を有し、該出力部を介して前記報知用情報が表示手段に入力され、該表示手段により前記報知用情報が表示されるよう構成されている上記(1)または(2)に記載の内視鏡用光源装置。
【0013】
(6) 前記出力部は、内視鏡画像を表示するための信号を出力する機能を有する上記(5)に記載の内視鏡用光源装置。
【0014】
(7) 前記光源装置本体に装着される接続ユニットと、該接続ユニットに装着される内視鏡とが適合するか否かを判別する適合性判別手段を有し、前記情報生成手段は、該適合性判別手段により不適合と判別された場合に、該不適合の旨を報知するための報知用情報を生成するよう構成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
【0015】
(8) 前記接続ユニットは、対応する内視鏡の種類に関するデータベース情報が記憶されたメモリを有し、
前記内視鏡は、該内視鏡の識別情報が記憶されたメモリを有し、
前記適合性判別手段は、前記接続ユニットのメモリから前記データベース情報を読み出すとともに、前記内視鏡のメモリから前記内視鏡の識別情報を読み出し、前記読み出された両情報を照合し、前記内視鏡の識別情報が前記データベース情報のうちのいずれとも一致しない場合には不適合と判別するよう構成されている上記(7)に記載の内視鏡用光源装置。
【0016】
(9) 前記接続ユニットの装着の有無を検出する検出手段を有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
【0017】
(10) 前記検出手段は、前記接続ユニットと光源装置本体との電気的な接続を検出する上記(9)に記載の内視鏡用光源装置。
【0018】
(11) 前記情報生成手段は、前記検出手段による検出の結果を報知するための報知用情報を生成するよう構成されている上記(9)または(10)に記載の内視鏡用光源装置。
【0019】
(12) 前記情報生成手段は、報知を行うための前記接続ユニットの識別情報、対応する内視鏡の種類に関するデータベース情報および撮像方式に関する情報のうちの少なくとも1つを生成するよう構成されている上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
【0020】
(13) 前記接続ユニットは、該接続ユニットの識別情報、対応する内視鏡の種類に関するデータベース情報および撮像方式に関する情報のうちの少なくとも1つが記憶されたメモリを有する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
【0021】
(14) 前記情報生成手段は、前記メモリから読み出した情報に基づいて、報知を行うための報知用情報を生成する上記(13)に記載の内視鏡用光源装置。
【0022】
(15) 前記信号処理の内容が異なる複数の前記接続ユニットが用意されており、
前記光源装置本体には、前記コネクタに接続する内視鏡に対応した信号処理を行う信号処理回路が設けられた単一の接続ユニットが選択的に装着される上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内視鏡用光源装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の内視鏡用光源装置(光源装置本体および接続ユニット)の実施形態を示す斜視図であり、また、図2は、本発明の内視鏡用光源装置の実施形態の主要部を示す断面図であり、内視鏡用光源装置に内視鏡が装着された状態を示す。
【0025】
これらの図および図7に示すように、電子内視鏡装置(内視鏡装置)100は、光源装置(内視鏡用光源装置)1と、光源装置1に着脱自在の内視鏡(スコープ)2とを有している。以下、前記光源装置1を「プロセッサ」と言うこともある。
【0026】
光源装置1は、内視鏡2へ照明光を供給する光源57を備えた光源装置本体10と、光源装置本体10に着脱自在の初段信号処理回路基板(全体形状が板状の接続ユニット)3と、光源装置本体10に着脱自在のモニター(表示手段)51とで構成されている。光源装置本体10には、所定の入力等を行うキーボード50が着脱自在に電気的に接続されている。
【0027】
また、光源装置本体10には、後述する後段映像信号処理回路71に電気的に接続されたコネクタ(出力部)91が設置されている。
【0028】
このコネクタ91には、一端がモニター51に電気的に接続された図示しない接続ケーブルの他端に設けられたコネクタ92が着脱自在に電気的に接続される。この接続により、光源装置本体10の後段映像信号処理回路71とモニター51とが電気的に接続され、モニター51への内視鏡画像および情報の表示がそれぞれ可能となる。
【0029】
前記モニター51に表示される情報は、内視鏡装置100の状態、仕様または諸機能に関する情報である。
【0030】
前記情報としては、例えば、後述する初段信号処理回路基板3の識別情報、この初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式(スコープ型式)に関する情報(対応する内視鏡2の種類に関するデータベース情報)、この初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式に関する情報等、初段信号処理回路基板3に固有の情報およびそれに関連する情報と、エラーの報知(警告)、エラーの内容(エラーに対する対処方法を含む)等のエラー情報とがある。
【0031】
前記情報、すなわち、前記情報をモニター51に表示するための信号は、後述するシステムコントロール回路56および後段映像信号処理回路71で構成される情報生成手段により生成される。この信号は、後段映像信号処理回路71から、コネクタ91、92および図示しない接続ケーブルを介して、モニター51に入力される。そして、モニター51の画面510に前記情報が表示される。
【0032】
光源装置本体10の前面(図1中正面)には、各種キーやスイッチが設けられたフロントパネルスイッチ73と、内視鏡2を光源装置1に装着する際、内視鏡2の後述するスコープコネクタ(内視鏡側スコープコネクタ)41が挿入されるコネクタ用孔(孔部)5と、内視鏡2を光源装置1に装着する際、内視鏡2の後述するライトコネクタ42が挿入されるライトガイド用孔(孔部)7とが、それぞれ設けられている。コネクタ用孔5と、ライトガイド用孔7は、図1および図2中上下方向に並んでいる。
【0033】
この光源装置1では、様々な内視鏡2に対応し得るように、初段信号処理回路基板3が交換可能となっており、光源装置本体10の図1中左側の側面部には、この初段信号処理回路基板3を交換(着脱)する際に開閉される初段信号処理回路交換用扉52が設けられている。
【0034】
図3に示すように、初段信号処理回路基板3は、基板38を有し、その基板38には、内視鏡2に設けられた後述するCCDイメージセンサ(撮像素子)68からの信号に対して所定の初段の信号処理を施す回路や、光源装置本体10側の後述するタイミングコントロール回路65と内視鏡2に設けられた後述する撮像素子用ドライバ回路69とを導通させるパターンや、前記タイミングコントロール回路65と内視鏡2に設けられた後述するEEPROM87とを導通させるパターン等を備えた初段信号処理回路11と、所定の情報が記憶(記録)されているROM(不揮発性メモリ)12と、この初段信号処理回路基板3と光源装置本体10との電気的接続を図るためのカードエッジ(接続部)13とが設けられている。なお、カードエッジ13は、初段信号処理回路基板3の所定の回路に電気的に接続されている。
【0035】
ROM12には、例えば、初段信号処理回路基板3の識別情報、この初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式(スコープ型式)に関する情報(対応する内視鏡2の種類に関するデータベース情報)、この初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式に関する情報等、初段信号処理回路基板3に固有の情報およびそれに関連する情報が記憶されている。
【0036】
前記初段信号処理回路基板3の識別情報としては、例えば、ID(Identify)番号、シリアル番号、ROM12のバージョン等が挙げられる。
【0037】
前記撮像方式に関する情報としては、例えば、モノクロ(白黒)面順次撮像方式やカラー単板撮像方式のような撮像方式(信号処理方式)、対応する内視鏡2のCCDイメージセンサ68の種類、前記CCDイメージセンサ68の信号出力ゲイン、前記CCDイメージセンサ68の信号の転送タイミング、RGB回転フィルタ63の有無等が挙げられる。
【0038】
また、初段信号処理回路基板3の基板38には、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着した際に、光源装置本体10のコネクタ用孔5およびライトガイド用孔7に対応する位置に、それぞれ、この初段信号処理回路基板3と内視鏡2との電気的接続を図るための円柱状のスコープコネクタ(プロセッサ側スコープコネクタ)14および内視鏡2を光源装置1に装着する際、内視鏡2の後述するライトコネクタ42が挿入されるライトガイド用開口15が設けられている。この場合、ライトガイド用開口15は、スコープコネクタ14の近傍に配置されている。初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着すると、コネクタ用孔5を介して外部とスコープコネクタ14とが連通するとともに、ライトガイド用孔7を介して外部とライトガイド用開口15とが連通する。なお、スコープコネクタ14は、初段信号処理回路基板3の所定の回路に電気的に接続されている。
【0039】
前記スコープコネクタ14は、基板38上にて、初段信号処理回路11の近傍に位置し、また、前記カードエッジ13は、基板38上にて、初段信号処理回路11の近傍に位置している。これにより、スコープコネクタ14と初段信号処理回路11とを導通させるパターンや導電線の長さ(結線距離)を短くすることができるとともに、カードエッジ13と初段信号処理回路11とを導通させるパターンや導電線の長さ(結線距離)を短くすることができ、これにより、後述する不要輻射やノイズを低減(または防止)することができる。
【0040】
さらに詳しくは、前記モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3は、図4(a)に示すように構成されている。
【0041】
スコープコネクタ14は、複数のコネクタピン21と、その中心部に設けられ、CCDイメージセンサからのモノクロ映像信号等を伝送するための1つの映像信号用同軸コネクタ20とを備えている。前記コネクタピン21は、前記モノクロ映像信号以外の所定の信号、例えば、スコープコネクタ14に接続された内視鏡2の型式(種類)等、その内視鏡2のEEPROM87から読み出された情報を示す信号や、光源装置1から前記内視鏡2の駆動を制御するための各種制御信号等の伝送に用いられる。
【0042】
また、ROM12には、初段信号処理回路11がモノクロ面順次撮像方式用のものであることを示す情報等が記憶されている。なお、図3には、このモノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3が示されている。
【0043】
これに対して、前記カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3は、図4(b)に示すように構成されている。
【0044】
スコープコネクタ14は、複数のコネクタピン21と、その中心部に設けられ、CCDイメージセンサからの輝度信号(Y)および2つの色差信号(R−Y、B−Y)をそれぞれ伝送するための3つの映像信号用同軸コネクタ22とを備えている。前記コネクタピン21は、前記輝度信号(Y)および2つの色差信号(R−Y、B−Y)以外の所定の信号、例えば、スコープコネクタ14に接続された内視鏡2の型式(種類)等、その内視鏡2のEEPROM87から読み出された情報を示す信号や、光源装置1から前記内視鏡2の駆動を制御するための各種制御信号等の伝送に用いられる。
【0045】
また、ROM12には、初段信号処理回路11がカラー単板撮像方式用のものであることを示す情報等が記憶されている。
【0046】
前記モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3およびカラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3のいずれにおいても、図3に示すように、円柱形状のスコープコネクタ14の外周部には、リング状の有底の溝(被係合部)25がその外周に沿って(周方向に)設けられている。
【0047】
図2および図10に示すように、光源装置本体10内には、初段信号処理回路基板3のカードエッジ13が挿入(接続)されるコネクタ90と、初段信号処理回路基板3のカードエッジ13をコネクタ90に導く溝が形成された一対の基板レールガイド4、4とが設けられている。
【0048】
前記コネクタ90は、後述するタイミングコントロール回路65、画像メモリ70、モータ制御回路61、システムコントロール回路(制御手段)56等、光源装置本体10の所定の回路に電気的に接続されている。
【0049】
初段信号処理回路基板3を基板レールガイド4に沿って移動させ、カードエッジ13をコネクタ90に挿入すると、カードエッジ13とコネクタ90とが電気的に接続して初段信号処理回路基板3と光源装置本体10とが電気的に接続されると共に、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に機械的に接続される。
【0050】
図2に示すように、光源装置本体10のフロントパネル1aのコネクタ用孔5の背面側(光源装置本体10の内側)には、コネクタ受け(係合部材)6が設けられている。
【0051】
このコネクタ受け6の側面図、正面図および背面図をそれぞれ図5(a)、(b)および(c)に示す。
【0052】
図5に示すように、コネクタ受け6は、初段信号処理回路基板3のスコープコネクタ14を挿入可能な空間6aが形成された略U字状のコネクタ挿入部30を有しており、このコネクタ挿入部30の空間6aの内縁部(リブ36)と、前記スコープコネクタ14の外周部(溝25)とが内視鏡2の着脱方向(図2および図5(b)中横方向)にて係合することにより、スコープコネクタ14が光源装置本体10に対して内視鏡2の着脱方向に変位するのを阻止する。
【0053】
すなわち、コネクタ受け6は、互いに平行になるように設けられた第1のガイド片32および第2のガイド片33(案内部)と、第1および第2のガイド片32、33の図5(a)中右側に設けられた当接部37とで構成された略U字状のコネクタ挿入部30を有している。
【0054】
当接部37の空間6aの内縁における図5(a)中右側の部分は半円状になっており、その曲率(後述するリブ36を含まない部分の曲率)は、スコープコネクタ14の外周最大部の曲率より若干小さい。すなわち、当接部37の内径(後述するリブ36を含まない部分の内径)は、スコープコネクタ14の外径より若干大きい。
【0055】
また、第1のガイド片32と第2のガイド片33の間隔(後述するリブ36を含まない部分の間隔)は、スコープコネクタ14の直径より若干大きい。
【0056】
第1および第2のガイド片32、33および当接部37の空間6aの内縁部には、それぞれ、内視鏡2の着脱方向と直交する方向に突出するリブ(凸条)36が形成されている。このリブ36は、第1のガイド片32の先端から第2のガイド片33の先端まで連続的に形成されており(U字状に形成されており)、スコープコネクタ14に設けられた溝25と係合し得るようになっている。
【0057】
図5(b)中上下方向には、本実施例では、コネクタ受け6のリブ36がスコープコネクタ14の溝25に遊びなく嵌合するようになっているが、若干の遊びがあってもよい。
【0058】
また、図5(b)中左右方向には、本実施例では、コネクタ受け6のリブ36がスコープコネクタ14の溝25に遊びなく嵌合するようになっているが、若干の遊びがあってもよい。
【0059】
また、第1および第2のガイド片32、33の先端部(図5(a)中左側の端部)の対向面には、それぞれ、図5に示すテーパ面34が形成されている。すなわち、第1および第2のガイド片32、33の先端部(図5(a)中左側の端部)における第1のガイド片32と第2のガイド片33の間隔は、図5(a)中左側に向かって漸増している。
【0060】
このテーパ面34により、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着する際のスコープコネクタ14の空間6aへの挿入、すなわち、リブ36の溝25への挿入を円滑かつ確実に行うことができる。
【0061】
また、コネクタ受け6には、当該コネクタ受け6を光源装置本体10にネジ止めするための4つのネジ孔31が設けられている。すなわち、コネクタ受け6は、図2に示すようにこれらのネジ孔31を介してネジ35により光源装置本体10の内側に強固にネジ止めされる(固定される)。
【0062】
図2に示すように、内視鏡2は、接続部40と、可撓性(柔軟性)を有する長尺物の図示しない内視鏡本体と、前記接続部40と内視鏡本体とを接続する接続ケーブル(ユニバーサルケーブル)43とを備えている。
【0063】
接続部40には、前記光源装置1との電気的接続を図るためのスコープコネクタ(内視鏡側スコープコネクタ)41と、光源装置1との光学的接続を図るためのライトコネクタ42とが設けられている。
【0064】
図7に示すように、前記スコープコネクタ41は、前記接続ケーブル43等を介して、CCDイメージセンサ(撮像素子)68、撮像素子用ドライバ69、EEPROM87等の内視鏡2の所定の回路に電気的に接続されている。
【0065】
図2および図7に示すように、前記ライトコネクタ42は、その内部に、内視鏡2のライトガイド(LCB:ライトケーブルバンドル)8の一方の端部を有している。このライトガイド8は、例えば、複数本の光ファイバーを束ねて形成されている。
【0066】
図7に示すように、前記内視鏡本体の先端部には、照明系レンズ66、撮像レンズ(対物レンズ)67およびCCDイメージセンサ(撮像素子)68が設置されている。また、内視鏡本体の先端部には、前記ライトガイド8の他方の端部が位置している。
【0067】
次に、電子内視鏡装置100における初段信号処理回路基板3の着脱の際の作用(装着手順等)と、内視鏡2の着脱の際の作用(装着手順等)とをそれぞれ説明する。
【0068】
この電子内視鏡装置100において、光源装置1に内視鏡2を装着(接続)する場合、それに先立ち、装着する内視鏡2に応じた1つの初段信号処理回路基板3を選択する。
【0069】
そして、図1に示すように、光源装置本体10の初段信号処理回路交換用扉52を開き、選択した初段信号処理回路基板3をカードエッジ13側から光源装置本体10内に挿入し、装着(接続)する。
【0070】
光源装置本体10に初段信号処理回路基板3を装着する場合、図2に示すように初段信号処理回路基板3の上端部3aおよび下端部3bを基板レールガイド4に係合させ、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10側に押し込む。
【0071】
これにより、初段信号処理回路基板3は、基板レールガイド4に沿って図1中矢印の方向(図1中右側)に移動する。そして、図6に示すように、途中で、初段信号処理回路基板3のスコープコネクタ14がコネクタ受け6の空間6aに挿入され、この際、コネクタ受け6のリブ36がスコープコネクタ14の溝25に挿入され、係合する。
【0072】
この場合、第1および第2のガイド片32、33の先端部にはテーパ面34が形成されているので、スコープコネクタ14は、このテーパ面34に沿って、コネクタ受け6の空間6aに導かれる。すなわち、スコープコネクタ14の溝25がコネクタ受け6のリブ36に導かれる。
【0073】
そして、初段信号処理回路基板3は、基板レールガイド4に沿って、スコープコネクタ14は、第1および第2のガイド片32、33に沿って、それぞれ、さらに図6中矢印の方向(図6中右側)に移動し、カードエッジ13の先端部が図10に示すコネクタ90に当接した時点で、その移動(挿入)が一旦停止される。
【0074】
この状態で、初段信号処理回路基板3に対してさらに挿入方向へ力を加えると、初段信号処理回路基板3のカードエッジ13がコネクタ90に電気的に接続されると共に、図6に示すように、スコープコネクタ14がコネクタ受け6の当接部37に当接し、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に対して位置決めされる。すなわち、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着される。
【0075】
この初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着された状態では、コネクタ受け6のリブ36が、スコープコネクタ14の略半周に渡ってその溝25と係合する。
この後、初段信号処理回路交換用扉52を閉じる。
【0076】
このように、初段信号処理回路基板3の装着の際は、初段信号処理回路基板3は、基板レールガイド4の他、第1および第2のガイド片32、33によって装着位置まで導かれるので、装着をより円滑かつ確実に行うことができる。
【0077】
また、光源装置本体10から初段信号処理回路基板3を取り外す場合には、初段信号処理回路交換用扉52を開き、初段信号処理回路基板3を光源装置本体10から引き抜き、初段信号処理回路交換用扉52を閉じる。
【0078】
なお、初段信号処理回路基板3を装着する際と、初段信号処理回路基板3を取り外す際は、それぞれ、電源スイッチ(メインスイッチ)をオフする。
【0079】
次に、このように初段信号処理回路基板3が装着された光源装置1に内視鏡2を装着(接続)する場合には、図2に示すように、その初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の接続部40を挟持し、スコープコネクタ41を光源装置本体10のコネクタ用孔5に挿入すると共に、ライトコネクタ42をライトガイド用孔7に挿入して、接続部40を図2に示す矢印A方向(光源装置本体10側)に押し込む。
【0080】
これにより、スコープコネクタ41およびライトコネクタ42が、図2に示す矢印A方向に移動し、スコープコネクタ41とスコープコネクタ14とが接続され、光源装置1と内視鏡2との電気的および機械的接続が図られる。また、ライトコネクタ42が初段信号処理回路基板3のライトガイド用開口15を貫通し、ライトコネクタ42の先端部(図2中左側の端部)が光源装置本体10内の所定の位置に位置し、これにより、光源装置本体10内で形成された照明光をライトガイド8を介して内視鏡2の先端部まで導光可能となる。すなわち、光源装置1と内視鏡2とが光学的に接続される。
【0081】
また、光源装置1から内視鏡2を取り外す場合には、内視鏡2の接続部40を挟持し、その接続部40を図2に示す矢印B方向側に引き抜く。
【0082】
これにより、スコープコネクタ14とスコープコネクタ41との接続が外れ、スコープコネクタ41がコネクタ用孔5から引き抜かれると共に、ライトコネクタ42がライトガイド用孔7から引き抜かれる。
【0083】
前述したように、この電子内視鏡装置100では、図2に示すように、初段信号処理回路基板3に実装されたスコープコネクタ14の溝25が、光源装置本体10に固定的に設置されたコネクタ受け6のリブ36に係合している。このため、内視鏡2の着脱の際に、スコープコネクタ41からスコープコネクタ14に対して前記矢印A方向または矢印B方向(内視鏡2の着脱方向)の力や衝撃が加わっても、コネクタ受け6により、スコープコネクタ14が光源装置本体10に対して矢印A方向または矢印B方向に変位(姿勢の変更や移動等)するのが阻止され、これにより初段信号処理回路基板3が安定的に保持される(初段信号処理回路基板3の反りやたわみ等の変形を防止することができる)。
【0084】
すなわち、スコープコネクタ14がコネクタ受け6によって光源装置本体10に対して直接支持されているので、内視鏡2の着脱の際に、スコープコネクタ41からスコープコネクタ14に加わる力や衝撃が初段信号処理回路基板3に伝わることがなく、このため、内視鏡2の着脱により初段信号処理回路基板3が変形して、初段信号処理回路基板3が破損したり、或いは初段信号処理回路基板3の回路パターンや実装部品の変形、剥離、初段信号処理回路基板3のカードエッジ13と光源装置本体10のコネクタ90との接触不良等の不都合が生じるのを防止することができる。
【0085】
特に、図6に示すように、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着された状態では、コネクタ受け6のリブ36が、スコープコネクタ14の略半周に渡ってその溝25と係合するので、より確実に、コネクタ受け6によりスコープコネクタ14が支持され、これにより、より確実に、前記スコープコネクタ14の内視鏡2の着脱方向への変位を阻止することができる。
【0086】
次に、電子内視鏡装置100の動作説明をする。
図7は、電子内視鏡装置100の回路構成例を示すブロック図である。なお、図7中の初段信号処理回路交換用扉52は、概念的に記載されているので、その位置は、図1とは一致していない。
【0087】
同図に示すように、電子内視鏡装置100の光源装置本体10には、所定の入力を行うためのキーボード50および観察部位の画像(電子画像)等の表示を行うモニター(表示手段)51が、それぞれ電気的に接続されている。そして、この電子内視鏡装置100は、前述したモノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3と、カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3とを備えており、これらの初段信号処理回路基板3を選択的に光源装置本体10に装着することにより、モノクロ面順次撮像方式およびカラー単板撮像方式のいずれにも対応し得るようになっている。
【0088】
図7に示すように、光源装置本体10は、書き換え可能な不揮発性のメモリ561を内蔵したシステムコントロール回路(制御手段)56を有している。
【0089】
システムコントロール回路56は、通常、マイクロコンピュータ(CPU)で構成され、電子内視鏡装置100全体の制御を行う。
【0090】
このシステムコントロール回路56により、初段信号処理回路基板3のROM12に記憶されている情報(データ)に基づいて、光源装置本体10(システムコントロール回路56)とこの光源装置本体10に装着される初段信号処理回路基板3とが適合するか否かを判別する第1の適合性判別手段と、光源装置本体10に装着される初段信号処理回路基板3とこの初段信号処理回路基板3に装着される内視鏡2とが適合するか否かを判別する第2の適合性判別手段の主機能が達成される。
【0091】
なお、前記メモリ561は、例えば、不図示のバッテリーでバックアップされているRAMで構成されている。
【0092】
また、メモリ561には、光源装置本体10(システムコントロール回路56)に対応する(適合する)初段信号処理回路基板3の識別情報(対応する初段信号処理回路基板3の種類に関するデータベース情報)として、対応する初段信号処理回路基板3のID番号のデータベース情報が予め記憶されている。
【0093】
図7に示すように、内視鏡2には、その内視鏡2の型式(種類)やCCDイメージセンサ(撮像素子)68の種類(モノクロ、カラー等)に関する情報(内視鏡2の識別情報)等、その内視鏡2に固有の情報が記憶されたEEPROM(書き換え可能な不揮発性のメモリ)87が設けられている。この内視鏡2は、スコープコネクタ41に接続されたスコープコネクタ14のコネクタピン21を介して、前記情報(信号)を光源装置1(光源装置本体10)側へ出力可能な構成となっている。
【0094】
一方、光源装置1は、コネクタピン21を介して内視鏡2側から入力される前記信号が、スコープコネクタ14のコネクタピン21と、初段信号処理回路11における前記コネクタピン21とカードエッジ13とを導通させるパターン(導通パターン)と、カードエッジ13と、コネクタ90とを介して、システムコントロール回路56に入力可能な構成となっている。この場合、コネクタピン21を介して内視鏡2側から入力される前記信号は、映像信号と直接的な関連性がないので、その信号には、初段信号処理回路11により信号処理が施されないように構成されている。
【0095】
すなわち、コネクタピン21を介して内視鏡2側から入力される前記信号は、前記導通パターンを通り(実質的に初段信号処理回路11を素通りし)、カードエッジ13およびコネクタ90を介して、システムコントロール回路56に入力される。
【0096】
システムコントロール回路56は、各コネクタ接続部分(内視鏡2側のスコープコネクタ41と光源装置1側のスコープコネクタ14、カードエッジ13とコネクタ90)と、コネクタピン21とカードエッジ13の導通パターンとを介して、内視鏡2のEEPROM87と通信可能であり、スコープコネクタ14に接続されている内視鏡2のEEPROM87から前記情報を必要に応じて読み出し、接続されている内視鏡2の型式(種類)や、CCDイメージセンサ68の種類および駆動方式等を把握できるようになっている。
【0097】
また、スコープコネクタ14の複数のコネクタピン21のうちの1つ(検出用のコネクタピン21)は、導通パターンによりカードエッジ13の1つの端子に接続されており、光源装置本体10のコネクタ90におけるこの端子に対応するピン受け部は、プルアップ抵抗を介して所定の大きさの電圧が印加されてプルアップされた状態になっている(図示せず)。システムコントロール回路56は、前記ピン受け部に電気的に接続されており、このピン受け部の電圧レベル、すなわち、前記検出用のコネクタピン21の電圧レベルを検出し、これにより内視鏡2の装着の有無を判別する。
【0098】
内視鏡2が光源装置1に装着されていないとき(未装着時)は、前記検出用のコネクタピン21の電圧レベルがハイレベル(H)になり、内視鏡2が光源装置1に装着されているとき(装着時)は、前記検出用のコネクタピン21の電圧レベルがローレベル(L)になる。
【0099】
また、図7および図10に示すように、光源装置本体10は、初段信号処理回路基板3の装着の有無を検出する基板検出器(検出手段)55を有している。
【0100】
この基板検出器55は、一端がコネクタ90に電気的に接続され、他端に電圧Vが印加されているプルアップ抵抗551を有し、このプルアップ抵抗551の一端の電位(電圧)を検出する方式の検出器である。
【0101】
初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着されていないとき(未装着時)は、基板検出器55からシステムコントロール回路(制御手段)56に入力される基板検出信号のレベル(電圧レベル)がハイレベル(H)になり、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着されているとき(装着時)は、前記基板検出信号のレベルがローレベル(L)になる。システムコントロール回路56は、前記基板検出信号に基づいて、初段信号処理回路基板3が光源装置本体10に装着されているか否かを判別する。
【0102】
初段信号処理回路基板3を光源装置本体10に装着して、フロントパネルスイッチ73の図示しない電源スイッチ(メインスイッチ)をオンすると、システムコントロール回路56は、初段信号処理回路基板3のROM12に記憶されている情報のうちの必要な情報を読み出す。
【0103】
システムコントロール回路56は、前記ROM12から読み出した情報をメモリ561に記憶する。
【0104】
この場合、既に、メモリ561に情報が記憶されているときは、前記メモリ561に記録されている情報と、前記ROM12から読み出した情報とを比較し、同じ場合には、前記メモリ561に記録されている情報を維持し、異なる場合には、前記メモリ561に記録されている情報を前記ROM12から読み出した情報に書き換える。
【0105】
なお、初段信号処理回路基板3が別の基板に交換された場合には、前記メモリ561に記録されている情報と、前記ROM12から読み出した情報とが異なる。
【0106】
まず、図7等に基づいて、カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3が装着された場合の動作を説明する。
【0107】
システムコントロール回路56は、メモリ561から撮像方式に関する情報を読み出し、その情報に基づいて、装着されている初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式等を把握する。
【0108】
この場合、カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3が装着されているので、システムコントロール回路56は、撮像方式を「カラー単板撮像方式」と把握し、カラー単板撮像方式用の設定を行う。
【0109】
前記設定の一つとして、システムコントロール回路56は、フィルタ移動機構72を駆動制御して、モータ62およびRGB回転フィルタ63を、絞り60からライトガイド8の一端に集光される光(光束)の光路から離間した所定の位置へ退避させる。
【0110】
システムコントロール回路56は、白色光を発光する光源57を発光駆動すると共に、モータ制御回路58を介してモータ59を回転駆動し、絞り60の開口部を適切な開口量(絞り値)に調整する。
光源57としては、例えば、ハロゲンランプ等を用いることができる。
【0111】
光源57から出射した光は、集光レンズ64で集光され、絞り60を介してライトコネクタ42のライトガイド8の一端に照射される。
【0112】
このライトガイド8の一端に照射された光は、ライトガイド8によりその他端に導かれ、その他端から照明系レンズ66を介して被検体の所定の部位に照射される。
【0113】
この場合、前記ライトガイド8の他端から出射した光は、照明系レンズ66により、所定の照射範囲に照射されるように調整され、これにより撮像範囲(観察部位)を含む領域に照射される。
【0114】
前記照射光により照射された撮像範囲からの反射光は、撮像レンズ67により、所定のカラーフィルタを備えたCCDイメージセンサ68の受光面に結像するように導かれ、この撮像範囲の像(被写体像)は、そのCCDイメージセンサ68により撮像される。
【0115】
CCDイメージセンサ68は、タイミングコントロール回路65からの撮像素子駆動信号に基づいて駆動する撮像素子用ドライバ回路69により駆動制御され、所定のタイミングで撮像して、輝度信号(Y)および2つの色差信号(R−Y、B−Y)をそれぞれ生成する。
【0116】
CCDイメージセンサ68からの輝度信号(Y)および各色差信号(R−Y、B−Y)は、それぞれ、信号線(CCDケーブル)、スコープコネクタ41および14を介して初段信号処理回路11に入力される。
【0117】
カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路11は、図8に示す構成となっており、CCDイメージセンサ68からの輝度信号(Y)、色差信号(R−Y)および色差信号(B−Y)は、それぞれ、各信号用のプリアンプ75a、75bおよび75cにより所定の利得で増幅され、各信号用のビデオフィルタ76a、76bおよび76cによりフィルタリング処理され、マトリクス回路77に入力される。
【0118】
マトリクス回路77は、コンポジット映像信号として供給される各信号を、R(赤)、G(緑)、B(青)のコンポーネント映像信号に変換して出力する。
【0119】
マトリクス回路77からのR信号、G信号およびB信号は、それぞれ、各信号用のアンプ78R、78Gおよび78Bにより所定の利得で増幅され、各信号用のガンマ補正回路79R、79Gおよび79Bにより補正され、A/D変換器80に入力される。
【0120】
A/D変換器80は、アナログの信号形態で供給されたR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、デジタルの信号形態に変換し、これらをそれぞれ図7に示すタイミングコントロール回路65に出力する。
【0121】
タイミングコントロール回路65は、R信号、G信号およびB信号を、それぞれ、R信号用メモリ、G信号用メモリおよびB信号用メモリで構成される画像メモリ70に一旦書き込み、これらを所定のタイミングで読み出して、後段映像信号処理回路71に出力する。
【0122】
後段映像信号処理回路71は、内蔵する図示しないD/A変換器により、デジタルの信号形態で供給されたR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、アナログの信号形態に変換し、さらに、これらに所定のビデオプロセス処理を施すことにより、所定の形態のテレビジョン信号を生成し、コネクタ91を介してモニター51に出力する。
【0123】
モニター51には、CCDイメージセンサ68で撮像されたカラーの画像(電子画像)、すなわち、カラーの動画の内視鏡画像が表示される。
【0124】
なお、後段映像信号処理回路71は、色バランス(主にRとB)を調整する機能を有する。この色バランスは、フロントパネルスイッチ73の色バランス調整スイッチを操作して、所望の値に設定することができる。
【0125】
また、前述したように、この後段映像信号処理回路71とシステムコントロール回路56とで構成された情報生成手段は、モニター51に所定の情報を電子画像として表示するための信号を生成し、コネクタ91を介して出力することができ、これにより、モニター51には、必要に応じて所定の情報(例えば、キーボード50から入力したキャラクタ、初段信号処理回路基板3のROM12に記憶されている情報、エラー情報等の報知用情報)が表示される。なお、この情報の表示については、後に詳述する。
【0126】
また、画像メモリ70に書き込まれている同一画像のR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、繰り返し読み出して後段映像信号処理回路71に出力することにより、モニター51に表示される内視鏡画像を静止画にすることも可能である。
【0127】
次に、図7等に基づいて、モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11を有する初段信号処理回路基板3が装着された場合の動作を説明する。
【0128】
システムコントロール回路56は、メモリ561から撮像方式に関する情報を読み出し、その情報に基づいて、装着されている初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式等を把握する。
【0129】
この場合、モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3が装着されているので、システムコントロール回路56は、撮像方式を「モノクロ面順次撮像方式」と把握し、モノクロ面順次撮像方式用の設定を行う。
【0130】
前記設定の一つとして、システムコントロール回路56は、フィルタ移動機構72を駆動制御して、モータ62およびRGB回転フィルタ63を図7に示す位置、すなわち、絞り60からライトガイド8の一端に集光される光(光束)の光路上にRGB回転フィルタ63が位置する位置に移動させる。
【0131】
システムコントロール回路56は、白色光を発光する光源57を発光駆動すると共に、モータ制御回路58を介してモータ59を回転駆動し、絞り60の開口部を適切な開口量(絞り値)に調整する。
【0132】
光源57から出射した光は、集光レンズ64で集光され、絞り60およびRGB回転フィルタ63を介してライトコネクタ42のライトガイド8の一端に照射される。
【0133】
一方、タイミングコントロール回路65からモータ制御回路61に所定の周波数のタイミングパルスが入力される。モータ制御回路61は、このタイミングパルスのタイミングで、回転軸にRGB回転フィルタ63が設置されているモータ62を回転駆動する。例えば、タイミングパルスの周波数が30Hzの場合には、モータ制御回路61は、モータ62、すなわちRGB回転フィルタ63を、1秒間に30回転させる。
【0134】
また、RGB回転フィルタ63の全フィルタ領域は、その中心から放射状に伸びる3本の直線により、扇状の3つの領域を形成するように3等分割されている。前記各フィルタ領域には、それぞれ、赤色の光のみを透過させるR(赤)用色フィルタ、緑色の光のみを透過させるG(緑)用色フィルタ、青色の光のみを透過させるB(青)用色フィルタが設けられている。
【0135】
従って、モータ62が前記タイミングパルスに基づいて回転駆動されることにより、RGB回転フィルタ63によって、絞り60からの白色光が、前記タイミングパルスの周波数で、順次、赤色光、緑色光および青色光に変換され、ライトガイド8の一端に照射される。例えば、タイミングパルスの周波数が30Hzの場合には、1秒間に、赤色光、緑色光および青色光が、それぞれ、ライトガイド8の一端に30回照射される。
【0136】
このライトガイド8の一端に照射された光は、ライトガイド8によりその他端に導かれ、その他端から照明系レンズ66を介して被検体の所定の部位に照射される。
【0137】
この場合、前記ライトガイド8の他端から出射した光は、照明系レンズ66により、所定の照射範囲に照射されるように調整され、これにより撮像範囲(観察部位)を含む領域に照射される。
【0138】
前記照射光により照射された撮像範囲からの反射光は、撮像レンズ67により、カラーフィルタを備えていないCCDイメージセンサ68の受光面に結像するように導かれ、この撮像範囲の像(被写体像)は、そのCCDイメージセンサ68により撮像される。
【0139】
CCDイメージセンサ68は、タイミングコントロール回路65からの撮像素子駆動信号に基づいて駆動する撮像素子用ドライバ回路69により駆動制御され、所定のタイミングで撮像して、モノクロ映像信号を生成する。
【0140】
この撮像は、赤色光、緑色光および青色光が照射されているときに、各々行われ、赤色光に対応するモノクロ映像信号(R信号)、緑色光に対応するモノクロ映像信号(G信号)および青色光に対応するモノクロ映像信号(B信号)が順次生成される。例えば、タイミングパルスの周波数が30Hzの場合には、1秒間に、90回撮像が行われる。
【0141】
CCDイメージセンサ68からのモノクロ映像信号は、信号線(CCDケーブル)、スコープコネクタ41および14を介して初段信号処理回路11に入力される。
【0142】
モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11は、図9に示す構成となっており、CCDイメージセンサ68からのモノクロ映像信号は、プリアンプ81により所定の利得で増幅され、ビデオフィルタ82によりフィルタリング処理され、サンプルホールド回路(S/H回路)83に入力される。
【0143】
サンプルホールド回路83は、いわゆる相関二重サンプリング法に基づいてモノクロ映像信号をサンプリング処理することにより、そのモノクロ映像信号からノイズ成分を除去して出力する。
【0144】
サンプルホールド回路83からのモノクロ映像信号は、アンプ84により所定の利得で増幅され、ガンマ補正回路85により補正され、A/D変換器86に入力される。
【0145】
A/D変換器86は、アナログの信号形態で供給されたモノクロ映像信号をデジタルの信号形態に変換し、これを図7に示すタイミングコントロール回路65に出力する。
【0146】
タイミングコントロール回路65は、赤色光に対応するモノクロ映像信号(R信号)、緑色光に対応するモノクロ映像信号(G信号)および青色光に対応するモノクロ映像信号(B信号)を、順次、R信号用メモリ、G信号用メモリおよびB信号用メモリで構成される画像メモリ70に一旦書き込み、これらを所定のタイミングで読み出して、後段映像信号処理回路71に出力する。
【0147】
後段映像信号処理回路71は、内蔵する図示しないD/A変換器により、デジタルの信号形態で供給されたR信号、G信号およびB信号を、それぞれ、アナログの信号形態に変換し、さらに、これらに所定のビデオプロセス処理を施すことにより、所定の形態のテレビジョン信号を生成し、コネクタ91を介してモニター51に出力する。
【0148】
モニター51には、CCDイメージセンサ68で撮像されたカラーの画像(電子画像)、すなわち、カラーの動画の内視鏡画像が表示される。
【0149】
なお、前記カラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板3が装着された場合と同様に、モニター51に表示される内視鏡画像を静止画にすることも可能であり、また、モニター51には、必要に応じて所定の情報が表示される。
【0150】
次に、モニター51に情報を表示する際の光源装置1の動作を説明する。
図11、図12、図13、図14および図15は、システムコントロール回路56の制御動作を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに基づいて説明する。
【0151】
電源スイッチをオンすると、図11に示すフローチャート(プログラム)がスタートし、ステップS101に進む。
【0152】
まず、基板検出器55からの基板検出信号のレベル(初段信号処理回路基板3の検知ポートのロジックレベル)を検出する(ステップS101)。
【0153】
次いで、前記基板検出信号のレベルが、ローレベル(L)か否かを判断し(ステップS102)、ハイレベル(H)と判断した場合には、初段信号処理回路基板3の未装着状態を意味するので、エラー表示(エラー情報の表示)▲1▼を行う(ステップS103)。
【0154】
このステップS103では、図16に示すように、モニター51の画面510に、「[警告]初段信号処理回路基板が装着されていません!」、「一度プロセッサの電源を落として、初段信号処理回路基板を装着して下さい。」というエラー情報を表示する。
【0155】
この表示により、作業者は、前記エラーに対して、迅速かつ確実に対処することができる。
【0156】
また、前記ステップS103において前記基板検出信号のレベルがローレベル(L)と判断した場合、すなわち、初段信号処理回路基板3が装着されている場合には、基板装着時の起動処理を行う(ステップS104)。なお、このステップS104の基板装着時の起動処理(サブルーチン)は、後で説明する。
【0157】
次いで、システムの初期化を行う(ステップS105)。
このステップS105では、例えば、前回の起動時(前回の電源オン時)における各機能の設定値の復元等の処理を行う。
【0158】
次いで、主処理へ移行し、所定の終了条件を満たすまで、主処理のループを繰り返し実行する。
【0159】
この主処理では、例えば、光源57の点灯や各機能に対する定型処理(例えば、図示しないタイマーのカウント等)、割り込み処理(例えば、キー入力等)を実行する。
【0160】
次に、前記ステップS104の基板装着時の起動処理(サブルーチン)を説明する。
【0161】
図12に示すように、まず、初段信号処理回路基板3のROM12内のデータの読み取り処理を行う(ステップS201)。
【0162】
図13に示すように、この初段信号処理回路基板3のROM12内のデータの読み取り処理では、まず、エラーフラグ(Err)を初期化する(Err=0)(ステップS301)。
【0163】
次いで、システムコントロール回路56に内蔵されたメモリ(RAM)561に対し、変数A1、B1(i)およびC1(i)のメモリ割り付けを行う(ステップS302)。なお、B1(i)およびC1(i)は、それぞれ、配列変数であり、そのiは、自然数とする。
【0164】
次いで、ROM12から初段信号処理回路基板3のID番号を読み出し、そのID番号を変数A1として記憶する(ステップS303)。
【0165】
なお、前回の起動時に装着されていた初段信号処理回路基板3の前記変数A1に対応するデータは、メモリ561に、変数A0として記憶されている。
【0166】
次いで、前記ROM12から読み出した初段信号処理回路基板3のID番号に基づいて、装着された初段信号処理回路基板3が光源装置本体10(システムコントロール回路56)に適合するものか否かを判断する(ステップS304)。
【0167】
このステップS304では、システムコントロール回路56のメモリ561に予め記憶されている光源装置本体10に対応する(適合する)初段信号処理回路基板3のID番号のデータベース内のID番号と、前記ROM12から読み出した初段信号処理回路基板3のID番号とを照合し、前記ROM12から読み出した初段信号処理回路基板3のID番号が前記データベース内のいずれかのID番号と一致する場合(データベース内に該当するID番号が存在する場合)には、装着された初段信号処理回路基板3は光源装置本体10に使用可能なものと認識して、「適合」とし、前記ROM12から読み出した初段信号処理回路基板3のID番号が前記データベース内のいずれのID番号とも一致しない場合(データベース内に該当するID番号が存在しない場合)には、装着された初段信号処理回路基板3は光源装置本体10に使用不可能なものと認識して、「不適合(異常)」とする。
【0168】
前記ステップS304において不適合(異常)と判断した場合には、エラーフラグ(Err)を立てる(Err=1)(ステップS305)。すなわち、エラー有りとする。
【0169】
また、前記ステップS304において適合と判断した場合(この場合は、エラー無しとし、Err=0を維持する)、または、前記ステップS305の後、図12に示すフローチャートのステップS202に戻る。
【0170】
次いで、エラーが有るか否か、すなわち、Err=1か否かを判断する(ステップS202)。
【0171】
前記ステップS202においてエラーが有ると判断した場合には、エラー表示▲2▼を行う(ステップS203)。
【0172】
このステップS203では、図17に示すように、モニター51の画面510に、「装着されている初段信号処理回路基板は本プロセッサには使用できません。」、「プロセッサの電源を落として、本プロセッサに適合する初段信号処理回路基板を装着して下さい。」というエラー情報を表示する。
【0173】
この表示により、作業者は、前記エラーに対して、迅速かつ確実に対処することができる。
【0174】
また、前記ステップS202においてエラーが無いと判断した場合には、ROM12から初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式(スコープ型式)のデータベースを読み出し、そのデータベースを変数B1(i)として記憶する(ステップS204)。
【0175】
次いで、ROM12から初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式に関する個別データベースを読み出し、その個別データベースを変数C1(i)として記憶する(ステップS205)。
【0176】
なお、前回の起動時に装着されていた初段信号処理回路基板3の前記変数B1(i)およびC1(i)に対応するデータは、メモリ561に、それぞれ、変数B0(i)およびC0(i)として記憶されている。
【0177】
次いで、メモリ561(システムコントロール回路56側)のデータとROM12(初段信号処理回路基板3側)のデータの比較・更新処理を行う(ステップS206)。
【0178】
図14に示すように、このメモリ561(システムコントロール回路56側)のデータとROM12(初段信号処理回路基板3側)のデータの比較・更新処理では、まず、更新フラグ(N)を初期化する(N=0)(ステップS401)。
【0179】
次いで、A0=A1か否か、すなわち、前回の起動時に装着されていた初段信号処理回路基板3のID番号と現在装着されている初段信号処理回路基板3のID番号とが一致するか否かを判断する(ステップS402)。
【0180】
前記ステップS402においてA0=A1ではないと判断した場合、すなわち、前回の起動時に装着されていた初段信号処理回路基板3のID番号と現在装着されている初段信号処理回路基板3のID番号とが一致しないと判断した場合には、A0、B0(i)およびC0(i)のデータをそれぞれA1、B1(i)およびC1(i)のデータに書き換える(ステップS403)。
【0181】
このステップS403により、現在装着されている初段信号処理回路基板3のID番号が変数A0、この初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式(スコープ型式)のデータベースが変数B0(i)、この初段信号処理回路基板3に対応する撮像方式に関する個別データベースが変数C0(i)として、それぞれ記憶される。
次いで、更新フラグ(N)を立てる(N=1)(ステップS404)。
【0182】
前記ステップS404の後、または、前記ステップS402においてA0=A1と判断した場合には、図12に示すフローチャートのステップS207に戻る。
【0183】
次いで、初段信号処理回路基板3は新規か否か、すなわち、N=1か否かを判断する(ステップS207)。
【0184】
前記ステップS207において初段信号処理回路基板3は新規でないと判断した場合には、図11に示すフローチャートのステップS105に戻り、前述したようにステップS105以降を実行する。
【0185】
また、前記ステップS207において初段信号処理回路基板3は新規であると判断した場合には、初段信号処理回路基板3の仕様データ表示を行う(ステップS208)。
【0186】
図15に示すように、この初段信号処理回路基板3の仕様データ表示では、前記メモリ561から、A1、B1(i)およびC1(i)のデータを読み出し、それに基づいて、初段信号処理回路基板3のID番号、対応するスコープ型式(スコープ型式名称)および撮像方式に関する個別データ(撮像方式個別データ)をそれぞれ表示する(ステップS501)。
【0187】
このステップS501では、図19に示すように、モニター51の画面510に、型名(ID番号)、シリアル番号、ROMバージョンおよびサポートスコープ一覧表(対応するスコープ型式を示す表)をそれぞれ表示する。
【0188】
なお、図19に示す例では、型名:FSP−A−01、シリアル番号:0001、ROMバージョン:2.11、サポートスコープ一覧表:EB−1900、EC−3830等が表示されている。
【0189】
前記型名の「FSP−A−01」の意味は、下記通りである。
「FSP」は、First Signal Processing の頭文字を示す。
【0190】
「A」は、撮像方式を示す。この場合、「A」は、モノクロ面順次撮像方式、「B」は、カラー単板撮像方式を示す。
【0191】
「01」は、各撮像方式における機種番号を示す。この機種番号は、新製品が追加される度に1つ増加する。
【0192】
この表示により、作業者は、装着された初段信号処理回路基板3の種類や、この初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式(種類)等の初段信号処理回路基板3の仕様を容易かつ確実に把握することができ、これにより、例えば、内視鏡2の装着前に、装着予定の内視鏡2が適合するか否かを判断することができる。これにより、適合しない内視鏡2の装着を未然に防止することができる。
【0193】
前記ステップS501の後、図12に示すフローチャートのステップS209に戻る。
次いで、更新フラグ(N)を初期化する(N=0)(ステップS209)。
【0194】
次いで、光源装置1(プロセッサ)に内視鏡2が装着されているか否かを判断する(ステップS210)。
【0195】
このステップS210では、前述した検出用のコネクタピン21の電圧レベルを検出し、前記検出用のコネクタピン21の電圧レベルがハイレベル(H)の場合には、「内視鏡2が未装着」とし、前記検出用のコネクタピン21の電圧レベルがローレベル(L)の場合には、「内視鏡2が装着」とする。
【0196】
前記ステップS210において光源装置1に内視鏡2が装着されていないと判断した場合には、図11に示すフローチャートのステップS105に戻り、前述したようにステップS105以降を実行する。
【0197】
また、前記ステップS210において光源装置1に内視鏡2が装着されていると判断した場合には、スコープ型式のデータベースB1(i)に対し、装着されている内視鏡2のスコープ型式(スコープ型式名称)を検索する(ステップS211)。
【0198】
すなわち、このステップS211では、装着されている内視鏡2のEEPROM87からその内視鏡2のスコープ型式を読み出し、そのスコープ型式と前記スコープ型式のデータベースB1(i)とを照合する。
【0199】
次いで、スコープ型式のデータベースB1(i)に、装着されている内視鏡2のスコープ型式(スコープ型式名称)が有るか否か、すなわち、初段信号処理回路基板3と装着された内視鏡2とが適合するか否かを判断する(ステップS212)。
【0200】
前記ステップS212において、スコープ型式データベースB1(i)に、装着されている内視鏡2のスコープ型式が無い(装着されている内視鏡2のスコープ型式が、スコープ型式のデータベースB1(i)内のいずれのスコープ型式とも一致しない)と判断した場合、すなわち初段信号処理回路基板3と装着された内視鏡2とが適合しないと判断した場合には、エラー表示▲3▼を行う(ステップS213)。
【0201】
このステップS213では、図18に示すように、モニター51の画面510に、「装着された初段信号処理回路基板では、本スコープをサポートしていません。」、「本スコープをサポートした基板をご使用下さい。」、「サポート対応表については、当社サービスセンターにご連絡下さい。」というエラー情報を表示するとともに、サポートスコープ一覧表(例えば、EB−1900、EC−3830等)を表示する。
【0202】
この表示により、作業者は、前記エラーに対して、迅速かつ確実に対処することができる。また、装着されている初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式を容易かつ確実に把握することができる。
【0203】
また、前記ステップS212において、スコープ型式データベースB1(i)に、装着されている内視鏡2のスコープ型式が有る(装着されている内視鏡2のスコープ型式が、スコープ型式のデータベースB1(i)内のいずれかのスコープ型式と一致する)と判断した場合、すなわち初段信号処理回路基板3と装着された内視鏡2とが適合すると判断した場合には、図11に示すフローチャートのステップS105に戻り、前述したようにステップS105以降を実行する。
なお、前述した主処理を終了すると、このプログラムを終了する。
【0204】
以上説明したように、この光源装置1によれば、初段信号処理回路基板3を交換することができるので(複数種の初段信号処理回路基板3を選択的に装着することができるので)、単一の光源装置本体10で(光源装置全体を交換することなく)、カラー単板撮像方式およびモノクロ面順次撮像方式の両方に対応することができる。
【0205】
また、将来、規格、仕様、設計等の変更があった場合、例えば、CCDイメージセンサ68の画素数が変更された場合や、信号処理方式が変更された場合(例えば、モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路11のサンプルホールド回路83が光源装置1側から内視鏡2側に移動した場合)でも、光源装置本体10を変更せずに、初段信号処理回路基板3のみを変更することにより、それらに対応することができる。
【0206】
すなわち、単一の光源装置本体10で、例えば、内視鏡2の接続ケーブル43の長さの異なるもの、CCDイメージセンサ68の種類や画素数が異なるもの、撮像方式が異なるもの(例えば、モノクロ面順次撮像方式、カラー単板撮像方式)、信号処理方式が異なるもの等、種々の内視鏡2に対応することができる。
【0207】
また、この電子内視鏡装置100では、可能な限り、回路や機構(部品)を共用しているので、構成を簡素化することができ、また、装置の小型化に有利である。
【0208】
そして、この光源装置1では、モニター51に、装着された初段信号処理回路基板3の種類や、この初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式等の初段信号処理回路基板3の仕様と、エラー情報とが表示されるので、これらの情報を容易かつ確実に得ることができる。
【0209】
例えば、装着されている初段信号処理回路基板3に対応する内視鏡2の型式の一覧表の表示により、作業者は、内視鏡2の装着前に、装着予定の内視鏡2が適合するか否かを判断することができ、これにより、適合しない内視鏡2の装着を防止することができる。
【0210】
また、エラー情報の表示により、作業者は、エラーが生じていることや、そのエラーの内容(エラーの原因、エラーに対する対処方法等)を容易かつ確実に把握することができ、このエラーに対して迅速かつ確実に対処することができる。
【0211】
また、この光源装置1では、初段信号処理回路11が設けられた基板38にスコープコネクタ14が実装されているので、スコープコネクタ14と初段信号処理回路11との距離を比較的短くすることができ、スコープコネクタ14と初段信号処理回路11とを導通させるパターンや導電線の長さを比較的短くすることができ、これにより、不要輻射(不要な電磁波の放出)を低減(または防止)することができる。特に、スコープコネクタ14と初段信号処理回路11とを極力接近させることにより、前記導通パターンや導電線の長さを最短にすることができ、これにより、より一層高い効果が得られる。また、別の機器から不要輻射が生じた場合に、その不要輻射により光源装置1が影響を受けるのを防止することができる。
【0212】
また、この光源装置1では、初段信号処理回路11が設けられた基板38にスコープコネクタ14が実装されているので、初段信号処理回路とスコープコネクタとを別々の基板に設けて、これらを導電線等の接続ケーブルにより電気的に接続した接続ユニットの場合に比べ、構造が簡易であり、小型化が図れ、また、部品点数が少なく、製造が容易である。
【0213】
また、この光源装置1では、光源装置本体10に装着された初段信号処理回路基板3に対応する設定が自動的になされるので、その操作を手動で行う場合に比べ、設定を容易かつ確実に行うことができる。
【0214】
以上、本発明の内視鏡用光源装置を図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0215】
本発明では、前記実施の形態のような医療用の内視鏡装置に限らずこの他、例えば、工業用の内視鏡装置等にも適用することができる。
【0216】
また、本発明では、情報の表示は、液晶モニターやCRTのようなモニターへの電子画像での表示に限らず、例えば、7セグメントによる表示や、ランプ等による発光表示でもよい。
【0217】
また、本発明では、前記表示に代えて、または、前記表示とともに、音声(例えば、ブザー)等による報知を行ってもよい。
【0218】
また、本発明では、表示手段が光源装置本体に設置されていてもよい。
また、本発明では、表示手段が省略されていてもよい。
【0219】
また、本発明では、第2の適合性判別手段は、例えば、装着予定の内視鏡の型式をキーボード50から予め入力しておき、接続ユニットに内視鏡が装着される前(接続ユニットのコネクタに内視鏡が電気的に接続される前)に、前記入力された装着予定の内視鏡の型式と、接続ユニットに対応する内視鏡の型式とを比較して、接続ユニットと装着予定の内視鏡とが適合するか否かを判別するように構成されていてもよい。
【0220】
また、本発明では、光源装置本体に装着される初段信号処理回路基板(接続ユニット)は、前記実施の形態のような撮像方式(カラー単板撮像方式やモノクロ面順次撮像方式)に対応する初段信号処理回路基板には限られない。
【0221】
また、前記実施の形態では、スコープコネクタ14の径や形状が同一であるが、本発明では、スコープコネクタ14の径や形状が異なっていてもよい。
【0222】
また、前記実施の形態では、スコープコネクタ14の形状は、円柱状であるが、本発明では、スコープコネクタ14の形状は、これに限らず、例えば、四角柱等の角柱状であってもよい。
【0223】
また、前記実施の形態では、光源装置1に装着される内視鏡2が電子内視鏡(ビデオスコープ)であるが、本発明では、光源装置1に装着される内視鏡2がファイバー内視鏡(ファイバースコープ)であってもよく、また、光源装置1に電子内視鏡とファイバー内視鏡とをそれぞれ装着し得るように構成されていてもよい。
【0224】
また、本発明では、設定の一部または全部を手動操作で行うように構成してもよい。
【0225】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の内視鏡用光源装置によれば、接続ユニットを交換することができるので、内視鏡用光源装置全体を交換することなく、様々な内視鏡に対応することができる。すなわち、単一の光源装置本体で、例えば、撮像素子(CCDイメージセンサ)の種類や画素数が異なるもの、撮像方式が異なるもの(例えば、モノクロ面順次撮像方式、カラー単板撮像方式)、信号処理方式が異なるもの等、種々の内視鏡に対応することができる。この場合、現存の内視鏡はもちろんのこと、将来、規格、仕様、設計等の変更があったときでも、それに容易に対応することができる。
【0226】
そして、本発明では、光源装置本体の制御手段と該光源装置本体に装着される接続ユニットとが適合するか否かを報知するための報知用情報を生成する情報生成手段を有するので、前記接続ユニットの適合、不適合の情報を容易かつ確実に得ることができる。
【0227】
特に、前記報知用情報が表示を行うための情報であり、その報知用情報を表示する表示手段を有する場合や、その報知用情報を出力する出力部を有し、該出力部を介して前記報知用情報が表示手段に入力され、その表示手段により前記報知用情報が表示される場合には、前記接続ユニットの適合、不適合の情報をより容易かつ確実に得ることができる。
【0228】
これにより、作業者は、前記接続ユニットが不適合の場合には、そのエラーに対して迅速かつ確実に対処することができる。
【0229】
また、信号処理回路とコネクタとを同一の基板に設けた場合には、コネクタと信号処理回路との距離を比較的短くすることができ、コネクタと信号処理回路とを導通させるパターンや導電線の長さを比較的短くすることができ、これにより、不要輻射(不要な電磁波の放出)を低減(または防止)することができる。
【0230】
また、信号処理回路とコネクタとを同一の基板に設けた場合には、信号処理回路とコネクタとを別々の基板に設けて、これらを導電線等の接続ケーブルにより電気的に接続した接続ユニットの場合に比べ、構造が簡易であり、小型化が図れ、また、部品点数が少なく、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡用光源装置(光源装置本体および接続ユニット)の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の内視鏡用光源装置の実施形態の主要部(内視鏡用光源装置に内視鏡が装着された状態)を示す断面図である。
【図3】本発明における初段信号処理回路基板の構成例を示す斜視図である。
【図4】モノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路基板およびカラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路基板の構成例を示す側面図である。
【図5】本発明におけるコネクタ受けの構成例を示す側面図、正面図および背面図である。
【図6】本発明における初段信号処理回路基板に設けられたスコープコネクタと、光源装置本体に設けられたコネクタ受けとが係合した状態を示す図である。
【図7】本発明における内視鏡装置の回路構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明におけるカラー単板撮像方式に対応する初段信号処理回路の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明におけるモノクロ面順次撮像方式に対応する初段信号処理回路の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明における光源装置本体に設けられたコネクタと、初段信号処理回路基板と、基板検出器とを示す図である。
【図11】本発明におけるシステムコントロール回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明におけるシステムコントロール回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明におけるシステムコントロール回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明におけるシステムコントロール回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明におけるシステムコントロール回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明におけるエラー情報の表示例を示す図である。
【図17】本発明におけるエラー情報の表示例を示す図である。
【図18】本発明におけるエラー情報の表示例を示す図である。
【図19】本発明における初段信号処理回路基板の仕様(仕様データ)の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 光源装置(内視鏡用光源装置)
1a フロントパネル
10 光源装置本体
2 内視鏡
3 初段信号処理回路基板
3a 上端部
3b 下端部
4 基板レールガイド
5 コネクタ用孔
6 コネクタ受け
6a 空間
7 ライトガイド用孔
8 ライトガイド
11 初段信号処理回路
12 ROM
13 カードエッジ
14 スコープコネクタ
15 ライトガイド用開口
20 映像信号用同軸コネクタ
21 コネクタピン
22 映像信号用同軸コネクタ
25 溝
30 コネクタ挿入部
31 ネジ孔
32 第1のガイド片
33 第2のガイド片
34 テーパ面
35 ネジ
36 リブ
37 当接部
38 基板
40 接続部
41 スコープコネクタ
42 ライトコネクタ
43 接続ケーブル
50 キーボード
51 モニター
510 画面
52 初段信号処理回路交換用扉
55 基板検出器
551 プルアップ抵抗
56 システムコントロール回路
561 メモリ
57 光源
58 モータ制御回路
59 モータ
60 絞り
61 モータ制御回路
62 モータ
63 RGB回転フィルタ
64 集光レンズ
65 タイミングコントロール回路
66 照明系レンズ
67 撮像レンズ
68 CCDイメージセンサ
69 撮像素子用ドライバ回路
70 画像メモリ
71 後段映像信号処理回路
72 フィルタ移動機構
73 フロントパネルスイッチ
75a、75b、75c プリアンプ
76a、76b、76c ビデオフィルタ
77 マトリクス回路
78R、78G、78B アンプ
79R、79G、79B ガンマ補正回路
80 A/D変換器
81 プリアンプ
82 ビデオフィルタ
83 サンプルホールド回路
84 アンプ
85 ガンマ補正回路
86 A/D変換器
87 EEPROM
90、91、92 コネクタ
100 電子内視鏡装置
S101〜S105 ステップ
S201〜S213 ステップ
S301〜S305 ステップ
S401〜S404 ステップ
S501 ステップ

Claims (15)

  1. 内視鏡用光源装置の駆動を制御する制御手段を備えた光源装置本体と、この光源装置本体に着脱自在で、該光源装置本体と内視鏡との間に介在する接続ユニットとを有する内視鏡用光源装置であって、
    前記接続ユニットは、内視鏡に着脱自在に電気的に接続されるコネクタと、該コネクタから入力される信号に所定の信号処理を施す信号処理回路と、前記接続ユニットが前記光源装置本体に装着された状態で、該光源装置本体側の回路と前記信号処理回路とを電気的に接続する接続部とを有し、
    前記制御手段と前記光源装置本体に装着される接続ユニットとが適合するか否かを判別する適合性判別手段と、該適合性判別手段により判別された結果を報知するための報知用情報を生成する情報生成手段とを有することを特徴とする内視鏡用光源装置。
  2. 前記情報生成手段は、前記適合性判別手段により不適合と判別された場合に、該不適合の旨を報知するための報知用情報を生成するよう構成されている請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  3. 前記報知用情報は、表示を行うための情報であり、該報知用情報を表示する表示手段を有する請求項1または2に記載の内視鏡用光源装置。
  4. 前記表示手段は、内視鏡画像を表示するためのものでもある請求項3に記載の内視鏡用光源装置。
  5. 前記報知用情報は、表示を行うための情報であり、該報知用情報を出力する出力部を有し、該出力部を介して前記報知用情報が表示手段に入力され、該表示手段により前記報知用情報が表示されるよう構成されている請求項1または2に記載の内視鏡用光源装置。
  6. 前記出力部は、内視鏡画像を表示するための信号を出力する機能を有する請求項5に記載の内視鏡用光源装置。
  7. 前記光源装置本体に装着される接続ユニットと、該接続ユニットに装着される内視鏡とが適合するか否かを判別する適合性判別手段を有し、前記情報生成手段は、該適合性判別手段により不適合と判別された場合に、該不適合の旨を報知するための報知用情報を生成するよう構成されている請求項1ないし6のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
  8. 前記接続ユニットは、対応する内視鏡の種類に関するデータベース情報が記憶されたメモリを有し、
    前記内視鏡は、該内視鏡の識別情報が記憶されたメモリを有し、
    前記適合性判別手段は、前記接続ユニットのメモリから前記データベース情報を読み出すとともに、前記内視鏡のメモリから前記内視鏡の識別情報を読み出し、前記読み出された両情報を照合し、前記内視鏡の識別情報が前記データベース情報のうちのいずれとも一致しない場合には不適合と判別するよう構成されている請求項7に記載の内視鏡用光源装置。
  9. 前記接続ユニットの装着の有無を検出する検出手段を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
  10. 前記検出手段は、前記接続ユニットと光源装置本体との電気的な接続を検出する請求項9に記載の内視鏡用光源装置。
  11. 前記情報生成手段は、前記検出手段による検出の結果を報知するための報知用情報を生成するよう構成されている請求項9または10に記載の内視鏡用光源装置。
  12. 前記情報生成手段は、報知を行うための前記接続ユニットの識別情報、対応する内視鏡の種類に関するデータベース情報および撮像方式に関する情報のうちの少なくとも1つを生成するよう構成されている請求項1ないし11のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
  13. 前記接続ユニットは、該接続ユニットの識別情報、対応する内視鏡の種類に関するデータベース情報および撮像方式に関する情報のうちの少なくとも1つが記憶されたメモリを有する請求項1ないし11のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
  14. 前記情報生成手段は、前記メモリから読み出した情報に基づいて、報知を行うための報知用情報を生成する請求項13に記載の内視鏡用光源装置。
  15. 前記信号処理の内容が異なる複数の前記接続ユニットが用意されており、
    前記光源装置本体には、前記コネクタに接続する内視鏡に対応した信号処理を行う信号処理回路が設けられた単一の接続ユニットが選択的に装着される請求項1ないし14のいずれかに記載の内視鏡用光源装置。
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