JP3798427B2 - 炎症性およびアレルギー性症状の処置のためのdl−ジ−またはトリ−ヒドロキシフェニルグリシンアルキルエステル類 - Google Patents

炎症性およびアレルギー性症状の処置のためのdl−ジ−またはトリ−ヒドロキシフェニルグリシンアルキルエステル類 Download PDF

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Description

本発明は新規なDL−ヒドロキシフェニルアミノ酸エステル類、それら化合物の製造方法ならびにそれら化合物を含有する医薬組成物に関する。本発明はさらにそれら新規化合物を治療剤または化粧剤として使用する用法ならびにそれら化合物を炎症性およびアレルギー性症状を処置するための薬剤の製造のために使用する用法に関する。
炎症性ならびにアレルギー性症状の局所処置のために糖質コルチコイドを使用することは一般に行われていることである。これら化合物が好ましくない副作用を有することがあることも公知である。
ケトプロフェン、BW755c,ピロキシカム、ジクロフェナックまたはインドメサシンなどの治療剤を含有する非ステロイド性抗炎症薬は、それらの皮膚への浸透性が不十分であるので有効に局所的に適用することができず、もっぱら全身的に使用されている[たとえばジー.ビー.カスティング等、ファルマコール.スキン.第1巻、138〜153頁,カーガー,バーゼル、1987年(G.B. Kasting et al, Pharmacol. Skin., Vol.1,pp.138-153, Karger, Basel 1987)参照]。
本発明の目的は、特に局所的および/または吸入により投与された場合に、薬理学的に有用な特性、特に消炎、鎮痛、抗アレルギーおよび喘息抑制の特性を有する医薬組成物を提供することである。
驚くべきことながら、今回下記式の化合物が細胞の及び酵素のインビトロアッセイおよびインビボアッセイにおいて顕著な炎症抑制作用を示すことが見い出された。
Figure 0003798427
式中、
nは3乃至12、及び
mは2または3である。
nが3乃至9である式(1)の化合物が特に興味あることが判明している。
とりわけ、下記式
Figure 0003798427
または下記式
Figure 0003798427
の化合物が非常に興味のある化合物である。上記式中、nは3乃至9である。
式(1)の化合物は炎症性症状およびアレルギー性鎮痙症状の処置ならびに乾癬、気管支喘息、動脈硬化症および細胞増殖の障害を含む症状の処置のために有用である。
本化合物の構造の1つの機能としてかつ全身的用量相関投与に関連して、式(1)の化合物はカラゲナンによってラットに誘発される足浮腫を抑制する(実施例14参照)。
また、本化合物はクロトン油によって誘発されたマウスの耳の浮腫に対して局所的に使用された場合にも効果を示す(実施例15参照)。
また、式(1)の化合物は鎮痛作用もある。たとえば、本化合物は酢酸のi.p(=intraperitoneal:腹腔内)投与によってマウスに誘発される苦痛反応を抑制する(実施例16参照)。
式(1)の化合物がヒスタミン、アセチルコリンまたは塩化バリウムによって単離平滑筋器官(モルモットの回腸および気管)に誘発される収縮の非競合的抑制に効果があることを示すことができる。
インビトロアッセイにおいて、式(1)の化合物が炎症の重要なファクターである異なる複数のメディエーターの形成を抑制することが示されている。本化合物はPGHシンターゼならびに5−および15−リポキシゲナーゼの活性を低減する(実施例17参照)。さらに、本化合物は過酸化水素の生成を抑制する(実施例18参照)。
式(1)の化合物を含有する生薬製剤は特にエマルジョン、軟膏、ゲル、スプレー、粉末などを意味するものと理解されたい。また、式(1)の化合物はリポソームに含有させることあるいは常用担体と浸透促進剤たとえば尿素、プロピレングリコール、オレイン酸等[〔バーリー,ビー.ダブリュー.:シュルート,ビー.;シェーファー,エッチ.(編集者)(Barry,B.W. in:Schroot, B;Schaefer,H.(ed))〕:ファルマコール.スキン.第1巻,121頁、カーガー,バーゼル,1987年(Pharmacol. Skin.,Vol. 1, pp. 121, Karger, Basel 1987)も参照されたい]を含む医薬組成物の形で使用することもできる。医薬組成物は通常式(1)の化合物を全混合物の0.01乃至15重量%、好ましくは0.1乃至5重量%の量で含有する。上記した症状の処置のためには、本発明の医薬組成物は式(1)の化合物のほかにさらに消炎作用を有する薬剤、たとえば、抗炎症剤、乾癬抑制剤、細胞増殖調整剤、抗アレルギー剤、腸管保護剤、喘息抑制剤などを含有することができる。
本発明は、また、化粧品に許容される担体またはアジュバンドと一緒に式(1)の化合物を含有する化粧品組成物にも関する。
式(1)の化合物は新規化合物である。それら化合物の製造方法も本発明の目的とするものである(実施例1と2)。その製造方法は塩化チオニルの存在下で下記式
Figure 0003798427
のアミノ酸を、下記式
(5) HO-(CH2)n-CH3
のアルコールと反応させて式(1)の化合物を生成させる工程を包含する。
式(4)と(5)において、mは2または3、そしてnは3乃至12である。
反応時間は2乃至10時間、好ましくは2.5乃至5時間である。反応温度は通常60乃至80℃であり、好ましくは75乃至80℃である。
塩化チオニルの存在下でのDL−フェニルアミノ酸とアルコールとの一般的反応は〔ファルマジー,第47巻,55頁(1992年)(Pharmazie 47, 55(1992))〕に記載されている。
以下の実施例は本発明を説明するものであり、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。別途記載のない限り、実施例中のパーセントは重量パーセントである。
A.新規化合物の製造
実施例1 DL−3、4−ジヒドロキシフェニルグリシンオクチルエステル塩酸塩の製造
DL−3、4−ジヒドロキシフェニルグリシン9.16g(0.05モル)とn−オクチルアルコール97.7(0.75モル)との懸濁物に、撹拌しながら塩化チオニル9.52g(0.08モル)を滴下添加した。この混合物を3時間80℃に加熱し、そのあと冷却した。塩化チオニルをさらに3.57g(0.03モル)を添加し、そしてこの反応混合物を再度80℃に1時間加熱した。溶剤を真空蒸発し、そして精製のため残留物を(NH4)2CO3の飽和溶液150mlに吸収させ、ジエチルエーテル各100mlで2回抽出した。エーテル抽出物を1つに集めて硫酸ナトリウムで乾燥してから濾過した。このあと、濾液に乾燥HClを通じた。沈殿物を濾過単離しそしてn−プロパノール/ジエチルエーテル混合物から再結晶した。下記式の化合物4.15g(収率:理論値の25%)を得た。
Figure 0003798427
Figure 0003798427
実施例2
実施例1の操作を繰り返した。ただし、DL−3、4−ジヒドロキシフェニルグリシン0.05モルの代わりにDL−3、4、5−トリヒドロキシフェニルグリシン0.05モルを使用した。
下記式の化合物6.44g(収率:理論値の37%)を得た。
Figure 0003798427
実施例3−5
実施例1の操作を繰り返した。ただし、n−オクチルアルコール0.75モルの代わりに下記のアルコールを使用した:
n−ノニルアルコール(実施例3)、
n−デシルアルコール(実施例4)、
n−ドデシルアルコール(実施例5)。
下記式(103)−(106)の化合物を得た:
Figure 0003798427
B.医薬組成物ならびに化粧品組成物の製造
実施例6
式(102)の化合物2%を含有する軟膏を以下の処方により製造した:
Figure 0003798427
脂肪物質と乳化剤とを一緒に溶融し、そしてこの中に活性成分を溶解した。水に保存剤を溶解し、この溶液を高められた温度で溶融物内に乳化してエマルジョンを製造した。このエマルジョンを冷却するまで撹拌した。
実施例7
式(101)の化合物1%を含有するクリームを下記処方により製造した:
Figure 0003798427
脱イオン水と1、2−プロピレングリコールとの混合物の中にアクリル酸ポリマーを懸濁した。撹拌しながら、トリエタノールアミンを添加して粘液を形成した。イソプロピルパルミテート、セチルパルミテート、シリコーン油、ソルビタンモノステアレート、及びポリソルベートの混合物を約75℃まで加熱し、そしてこの中に活性成分を溶解した。この脂肪層を撹拌して粘液とし、それを再度約75℃まで加熱した。このバッチを冷えるまで撹拌した。
実施例8
式(102)の化合物0.5%を含有するクリームを下記処方により製造した:
Figure 0003798427
セチルアルコール、セチルパルミテート、トリグリセリド混合物、ステアリン酸、グリセロールステアレートを一緒に溶融し、そしてこの中に活性成分を溶解した。少量の水に微結晶セルロースを分散させた。水の残分とプロピレングリコールの中にセトマクロゴール(Cetomacrogol)を溶解し、そしてこれに上記粘液を混合した。このあと、脂肪層を水性層に撹拌導入し、冷えるまで撹拌した。
この製剤は加湿皮膚保護クリームとしての使用に適する。
実施例9
式(102)の化合物0.2%を含有する透明ヒドロゲルを下記処方により製造した:
Figure 0003798427
ヒドロキシプロピルメチルセルロースを水に膨潤させた。イソプロパノール及びプロピレングリコールの混合物に活性成分を溶解した。ついで、この活性成分溶液を上記膨潤させたセルロース誘導体と混合し、そして、所望の場合は、香料を添加する(約0.1%)。
この製剤は加湿スキンゲルとしての使用に適する。
実施例10
式(102)の化合物0.02%を含有する透明ヒドロゲルを下記処方により製造した:
Figure 0003798427
アクリル酸ポリマーを水に分散させ、そしてこの分散物をトリエタノールアミンで中和した。イソプロパノール及びプロピレングリコールの混合物に活性成分を溶解した。次いでこの活性成分溶液をゲルと混合し、そして、所望の場合は、香油を添加する(0.1%)。
実施例11
式(102)の化合物1%を含有する泡沫スプレーを下記の処方により製造した:
Figure 0003798427
セチルアルコール、パラフィン油、イソプロピルミリステート、セトマクロゴール(Cetomacrogol)およびソルビタンステアレートを一緒に溶融し、そしてこの中に活性成分を溶解した、メチルパラベン及びプロピルパラベンをプロピレングリコールに溶解し、そしてこの溶液を湯水に加えた。その後溶融物と溶液を混合した。冷却後、ケモデルム(Chemoderm)を添加し、そして、所望の場合は、香油(0.1%)を添加する.この調合物を水で最終重量まで増量した。
充填
上記混合物をアルミ製ディスペンサーに充填する。次いで、ディスペンサーにノズルを取り付けそして加圧下で推進剤ガスを導入する。
実施例12
式(101)の化合物0.01%を含有する目薬軟膏を下記処方により製造した:
Figure 0003798427
上記成分を一緒に溶融して、無菌条件のもとで濾過した。
実施例13
式(102)の化合物0.025%を含有する吸入のために適当なカプセルを下記処方により製造した:
Figure 0003798427
活性成分と微細ラクトースとをよく混合した。この粉末をふるいにかけ、そして0.05gずつゼラチンカプセルに入れた。
C.使用例
実施例14 全身的適用後のカラゲナン浮腫に対する作用
実施例1及び2で製造したDL−フェニルアミノ酸エステルを、メスとオスのウィスターラット(100乃至150g,1グループにつき8匹)を使用して作用効果について動物実験を行った。浮腫はラットの両後足にカラゲナン(ビスカリン(商標)(viscarin))の1%溶液0.1mlを足裏注射することによって誘発した。式(101)及び(102)の化合物を同時的腹腔内注射によって投与した。浮腫誘発前および誘発3時間後において足の直径を測定した。足の腫れの抑制率を対照グループと比較して測定した。下記ED50値(ED=有効用量(effective dose))が回帰直線から得られた(表1)。
Figure 0003798427
実施例15 浮腫抑制作用
実施例1及び2で製造した式(101)と(102)の新規化合物の浮腫抑制作用を判定する動物実験を、オスABマウス(18乃至22g,1グループにつき9匹)を使用して行った。マウスの耳にクロトン油(アセトン中1%)2x10μlを塗ることによって耳浮腫を誘発した。1時間後に新規化合物を投与した(各化合物の5%エタノール溶液2x10μl)。さらに5時間後(浮腫誘発後6時間目)に実験動物を殺し、直径8mmの耳組織片を採取した。浮腫の重量を対側耳との差として測定した。パーセント抑制率を対照動物との比較から計算した(表2)。
Figure 0003798427
実施例16 苦痛症候群に対する作用
式(101)及び(102)の新規化合物の苦痛症候群に対する活性試験を、メスCBAマウス(約20g,1グループにつき9匹)を使用して行った。苦痛反応は、1%酢酸0.1ml/10gを腹腔内に注射して誘発し、そして注射後20分間にわたって記録した。式(101)及び(102)の化合物は苦痛反応誘発30分前に5x10-5モルの薬量で投与し、そして反応数のパーセント抑制率を測定した(表3)。
Figure 0003798427
実施例17 アラキドン酸代謝の阻害
プロスタグランジンHシンターゼを羊の精嚢から調製し(エフ.エス.ファンデア オーデラ,エム.バイテンヘーク;メソッド エンザイモール.第86巻,60〜68頁(1982年)(F. S. Van der Ouderra, M. Buytenhek:Methods Enzymol. 86, 60-68(1982)),15−リポキシゲナーゼを兎の網赤血球から調製した(ティー.シュヴェー,アール.ウィスナー,エス.エム.ラポポルト;メソッド エンザイモール.第71巻,430〜441頁(1981年)(T. Schewe, R. Wiesner, S. M. Rapoport;Methods Enzymol. 71. 430-441(1991)))。両方の酵素活性を25℃の温度でオキシグラフにより測定した。
プロスタグランジンHシンターゼの活性は、EDTA−Na 0.1マイクロモル/リットルおよびフェノール0.5マイクロモルとを含有するpH8.0の0.1モル トリス−HCl中で、基質として30マイクロモル/リットルのアラキドン酸を含むミクロゾーム酵素製剤を使用して測定した(シーエッチ.シュヴェー,ピー.ルードヴィッヒ,エッチ.ジー.ホルツヒュッター,ティー.シュヴェー:ファルマジー,第46巻,804〜809頁(1991年)
Figure 0003798427
15−リポキシゲナーゼの活性は、pH7.4の0.1モルリン酸塩緩衝液中基質としてのリノール酸カリウム265マイクロモル/リットルおよび0.2%コラン酸ナトリウムを使用して測定した(ティー.シュヴェー,エッチ.キューン,エス.エム.ラポポルト,プロスタグランジン及び関連基質−プラクティカルアプローチ,229〜242頁、シー.ベネデット,アール.ジー.マクドナルド−ギブソン,エス.ニガム.,ティー.エフ.スラッター(編集者);アイアールエル プレス,オックスフォード,ワシントン(1987年)
Figure 0003798427
これらの化合物を2−メトキシエタノールに溶解し、酵素製剤を加えて5分間予備培養し、そして基質を添加して反応を開始させた。
1−14C−アラキドン酸(10マイクロモル/リットル)を使用して、本化合物のヒト多形核白血球の5−リポキシゲナーゼによる5−HETEの生成に対する作用を測定した。測定は薄層クロマトグラフィー分離後に反応生成物の放射能分布を調べることによって行った(表4)(シーエッチ.シュヴェー,イー.シュルツ,ジー.ビーティングホフ,ダブリュ.−ディー.シュプラング,エム.コーボー,エス.ルーズ,ティー.シュヴェー;バイオメド.バイオキム.アクタ,第50巻,189〜198頁(1991年)(CH.Schewe, E. Schulz, G.Vietinghoff、W.-D. Sprung, M. Kobow, S. Loose, T. Schewe:Biomed. Biochim. Acta 50 ,189-198(1991)))。
Figure 0003798427
実施例18 過酸化水素生成の阻害
式(101)及び(102)の新規化合物のネプソネーティッド ザイモサン(opsonated zymosan)によって誘発した過酸化水素の生成に対する作用を、ラットのカゼイン刺激腹腔顆粒白血球(5×106セル/ml)を使用して測定した。このアッセイにおいては、H2O2によって起こされたフェノールレッドの酸化を610nmの吸収から測定した(イー.ピック,ワイ.ケイサリ;ジェー.イミノール.メソ.第38巻,161〜170頁(1980年)(E. Pick. Y. Keisari:J.Immunol. Meth. 38, 161-170(1980)))。30分間の培養時間後、過酸化水素の生成のパーセント阻害率およびIC50を回帰直線によって計算した(表5)。
Figure 0003798427

Claims (11)

  1. 下記式の化合物
    Figure 0003798427
    (式中、nは3乃至12であり、かつmは2または3である)。
  2. nが3乃至9である請求項1記載の化合物。
  3. 下記式の請求項1または2記載の化合物
    Figure 0003798427
    (式中、nは3乃至9である)。
  4. 下記式の請求項1または2記載の化合物
    Figure 0003798427
    (式中、nは3乃至9である)。
  5. 治療剤として使用するための請求項1乃至4のいずれかに記載の化合物。
  6. 製薬的に許容される担体またはアジュバントと共に請求項1乃至4のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物からなる医薬組成物。
  7. さらに付加的に消炎作用を有する少なくとも1種の物質からなる請求項6記載の医薬組成物。
  8. 炎症ならびにアレルギー症状の局所的および/または吸入的処置のための薬剤の製造のために請求項6記載の医薬組成物を使用する方法。
  9. 炎症ならびにアレルギー性鎮痙症状の処置、ならびに乾癬、気管支喘息、動脈硬化および細胞増殖の不調を含む症状の処置のための薬剤の製造のために請求項1乃至4のいずれかに記載の化合物を使用する方法。
  10. 化粧品に許容される担体またはアジュバントと共に請求項1乃至4のいずれかに記載の化合物からなる化粧品組成物。
  11. 塩化チオニルの存在下で、式
    Figure 0003798427
    のアミノ酸を、式
    Figure 0003798427
    のアルコールと反応させて式(1)の化合物を生成させることを特徴とする方法であり、式(4)および(5)において、mは2または3であり、かつnは3乃至12である式(1)の化合物を製造する方法。
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