JP3798273B2 - 液晶パネル及び液晶パネル用基板の識別方法並びにその識別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネル及び液晶パネル用基板の識別方法並びにその識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、パーソナルコンピュータや携帯電話、電子手帳等の各種電子機器において広く用いられている。液晶表示装置を構成している主要部品である液晶パネルは、表示領域を有する一対のガラス基板を所定の間隙をおいて対向配置し、その間隙に液晶を挟持してなるものである。この一対のガラス基板の一方には表示駆動用の電極パターンが形成されており、そのパターン形成工程後、一対のガラス基板を重ね合わせるまでの処理が行われるパネル工程では、洗浄、配向膜貼付け、ラビング等、一対の基板の両方に処理が行われる工程がある。このような工程において、種類の異なる基板が混同するのを防ぐために、一方の基板のみを処理する専用の装置を設けると装置台数が多くなり、生産量が少なく1台の装置で十分な処理能力がある場合には過剰投資となる。このため、1台の装置で両方の基板を処理する必要がある。この時、両方の基板に対して同じ処理をする場合には基板の区別をする必要はないが、処理が異なる場合には、それぞれの基板に対して作業者が装置の設定を変える作業を行ったり、同一種類の基板をある程度まとめて投入することが行われる。理想的には、各々の製造装置が投入された基板を識別する機能を有し、自動で処理を切り替えることができれば、生産効率の向上、工期の短縮が図られる。さらに、作業者が関与しないので歩留まりに影響を与えるダストの発生量も減少し、生産現場の清浄度度維持にも効果がある。
【0003】
図8(a)に、特開平9−258250号公報に提示された従来の識別マークを有する液晶パネル用基板を示す。図8(a)及び図8(b)に示す2枚の液晶パネル用基板は、外形寸法が全く同じで、電極パターン41、42は異なるものであるが、その違いを目視で瞬時に判別することは困難である。そのため、図8(a)に示す基板の端子部43には、透明電極パターン形成の際に同時に識別マーク44が形成されており、図8(b)の基板の端子部43には識別マーク44は形成されていない。このように、外観上見分けが難しい基板の一方に識別マーク44を形成することで、作業者が目視で識別できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の識別マーク44では、作業者が目視で識別することを前提としており、装置において自動で行われるものではなかった。このため、液晶パネルの製造ラインには、作業者が関与する工程が多く存在し、作業者に起因するダストの発生があり、製造現場の清浄度維持が困難であった。また、作業者が必要であることから人件費がかかるという問題があった。また、一対の基板の一方に識別マーク44を付加しない場合、電極パターン41、42を形成していないガラス(素ガラス)との識別を自動で行うことはできない。さらに、装置に基板を投入する場合、各々の装置によって決められた基板の設置方向あるいは表裏にする必要があるが、従来の目視による識別によって誤った設置方向あるいは表裏で投入された場合、製品不良が発生する。これにより、製品の歩留まり低下、信頼性の低下及び検査工程の負荷増大等の多くの問題が生じる。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、液晶パネルの製造ラインにおいて、基板の種類及び/または向きを自動で識別することが可能な液晶パネル及び液晶パネル用基板の識別方法並びにその識別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による液晶パネルは、第1基板と第2基板が所定の間隙をおいて対向配置され、その間隙に液晶を挟持してなる液晶パネルであって、第1基板は、その表示領域外の所定位置に等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークよりなる識別マークaを有し、第2基板は、その表示領域外の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマークが欠けた(nーm)個のマークよりなる識別マークbを有しており、上記識別マークa、bは、光が透過しない反射膜にて形成され、また、その近辺の互いに垂直な2つの基板端部を基準として、上記2つの基板端部からそれぞれ所定の距離を隔てた位置に設けられているものである。
また、本発明による液晶パネルは、識別マークa、bにおいて、n=3、m=1としたものである。
【0007】
また、本発明による液晶パネルは、識別マークa及び/または識別マークbが、液晶パネルの製造ラインにおいて第1基板及び/または第2基板の切断により基板サイズが変更される場合、切断前と切断後の両方の基板端部を基準として、予め2通りの所定位置に設けられるものである。
また、本発明による液晶パネルは、識別マークa及び/または識別マークbが、液晶パネルの製造ラインにおいて第1基板及び/または第2基板の切断により基板サイズが変更される場合、切断後の基板端部を基準として所定位置に設けられるものである。
また、本発明による液晶パネルは、第1基板が、その1つの角部付近の所定位置に識別マークaを有すると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかi個(n>i)のマークが欠けた(nーi)個のマークよりなり、しかも識別マークbとは異なる識別マークcを有するものである。
さらに、本発明による液晶パネルは、第2基板が、その1つの角部付近の所定位置に識別マークbを有すると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかj個(n>j)のマークが欠けた(nーj)個のマークよりなり、しかも識別マークb及び識別マークcとは異なる識別マークdを有するものである。
【0008】
また、本発明に係わる液晶パネル用基板の識別方法は、表示領域外の所定位置に、等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークよりなる光を透過させない識別マークaを有する第1基板と、表示領域外の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマークが欠けた(nーm)個のマークよりなる光を透過させない識別マークbを有する第2基板とを少なくとも識別する識別方法であって、投光部と受光部を有するn組のセンサが識別マークaのn個のマークと等間隔に配置された識別装置のステージに第1基板または第2基板を設置し、n組のセンサと識別マークaまたは識別マークbが対向するように位置合わせする第1のステップと、この識別装置において、n組全てのセンサの投光部からの光がマークにより遮光されて受光部に受光されなかった場合、識別マークaを検知したと判断して第1基板であると識別し、n組のセンサのうち所定の(n−m)組のセンサの投光部からの光がマークにより遮光されて受光部に受光されず、残りのm組のセンサの投光部からの光が受光部に受光された場合、識別マークbを検知したと判断して第2基板であると識別する第2のステップを含む。
また、液晶パネル用基板の識別方法は、識別装置が、液晶パネルの製造ラインにおける任意の製造装置の一部に取り付けられている方法である。
【0009】
また、液晶パネル用基板の識別方法は、第1基板には、その1つの角部付近の所定位置に識別マークaが形成されるとともに、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかi個(n>i)のマークが欠けた(nーi)個のマークよりなり、且つ識別マークbとは異なる識別マークcが形成されており、第2のステップにおいて識別装置が識別マークcを検知した場合、第1基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っていると判断する。
さらに、液晶パネル用基板の識別方法は、第2基板には、その1つの角部付近の所定位置に識別マークbが形成されるとともに、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかj個(n>j)のマークが欠けた(nーj)個のマークよりなり、且つ上記識別マークb及び識別マークcとは異なる識別マークdが形成されており、第2のステップにおいて識別装置が上記識別マークdを検知した場合、上記第2基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っていると判断する。
【0010】
また、本発明に係わる識別装置は、表示領域外の所定位置に、等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークよりなる光を透過させない識別マークaを有する第1基板と、表示領域外の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマークが欠けた(nーm)個のマークよりなる光を透過させない識別マークbを有する第2基板とを少なくとも識別するために用いられる識別装置であって、第1基板または第2基板が設置されるステージと、ステージ上に設置される第1基板または第2基板を挟むように投光部と受光部が配置されたn組のセンサを有し、このn組のセンサが識別マークaのn個のマークと等間隔に配置された検知部と、ステージ上に設置される第1基板または第2基板に設けられた識別マークaまたは識別マークbと検知部のn組のセンサが対向するように第1基板または第2基板の位置を決定する位置合わせ手段と、検知部のn組のセンサのオン、オフに基づいて識別マークの種類を判断し、その結果からステージに設置された基板が第1基板、第2基板のいずれであるかを識別する判断手段を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における一対の液晶パネル用ガラス基板を示す平面図である。
本実施の形態における一対のガラス基板1A(図1(a))及びガラス基板1B(図1(b))は、所定の間隙をおいて対向配置され、その間隙に液晶を挟持して液晶パネルを構成するものである。ガラス基板1A、1Bはいずれも、表示領域を含む使用領域2と、使用領域2外である周辺部3を有している。また、ガラス基板1A、1Bの一方は、駆動用電極を有する例えばTFTアレイ基板等の表示駆動基板であり、他方は、例えばカラーフィルタや共通電極等を有する対向電極基板である。なお、本実施の形態では、ガラス基板1A、1Bの外形寸法は同一である。
ガラス基板1A、1Bは、使用領域2外すなわち周辺部3の所定位置にそれぞれ識別マーク4a、4bを有する。ガラス基板1Aに設けられた識別マーク4aは、等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークより構成されるもので、ここでは円形で同サイズの3個のマークより構成されている。一方、ガラス基板1Bに設けられた識別マーク4bは、識別マーク4aの3個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマーク、ここでは中央の1個のマークが欠けた2個のマークより構成されている。このように、本実施の形態では、識別マークの個々のマークの有無及び配列の組み合わせを変えることにより、ガラス基板1A、1Bのそれぞれと、ガラス基板1A、1Bのいずれでもないガラス基板1C(図3)との少なくとも3種類の基板を識別することが可能である。なお、ガラス基板1Cは、電極パターン等が形成されていない素ガラス基板であり、識別マークは設けられていない。なお、外形寸法はガラス基板1A、1Bと同一である。
【0012】
本実施の形態における識別マーク4a、4bについて、図2を用いて詳細に説明する。ガラス基板1Aに設けられた識別マーク4aは、図2(a)に示すように、円形で同サイズの3個のマーク(第1のマーク5a、第2のマーク6a、第3のマーク7a)が等間隔に配置されたものである。さらに、識別マーク4aは、その近辺の互いに垂直な2つの基板端部8a、9aを基準として設けられている。すなわち、第1のマーク5aは、2つの基板端部8a、9aからそれぞれ所定の距離x、yを隔てた位置に設けられており、第2のマーク6aは、2つの基板端部8a、9aからそれぞれ所定の距離x+z、yを隔てた位置に、第3のマーク7aは、2つの基板端部8a、9aからそれぞれ所定の距離x+2z、yを隔てた位置に設けられている。一方、ガラス基板1Bに設けられた識別マーク4bは、図2(b)に示すように、識別マーク4aの3個のマークのうち中央の1個のマーク(第2のマーク6a)が欠けて2個となったものである。識別マーク4bは、その近辺の互いに垂直な2つの基板端部8b、9bを基準として設けられている。すなわち、第1のマーク5bは、2つの基板端部8b、9bからそれぞれ所定の距離x、yを隔てた位置に設けられており、第3のマーク7bは、2つの基板端部8b、9bからそれぞれ所定の距離x+2z、yを隔てた位置に設けられている。
【0013】
次に、本実施の形態における液晶パネル用基板の識別方法について説明する。ここでは、ガラス基板1A、1B、及びそのいずれでもないガラス基板1Cの少なくとも3種類の基板を、識別装置を用いて自動的に識別する方法について説明する。なお、識別装置は、液晶パネルの製造ラインにおける任意の製造装置の一部に取り付けられているものである。なお、予め、ガラス基板1Aの周辺部3の所定位置に、等間隔に配置された円形で同サイズの3個のマークよりなる識別マーク4aを、光が透過しない反射膜にて形成し、ガラス基板1Bの周辺部3の所定位置に、識別マーク4aの3個のマークのうち中央の1個のマークが欠けた2個のマークよりなる識別マーク4bを、光が透過しない反射膜にて形成しておく。これらの識別マーク4a、4bの形成は、それぞれのガラス基板1A、1Bの使用領域2に電極パターンを形成する際に同時に行われるため、工程数が増えることはない。なお、識別マーク4a、4bの設置位置等の詳細については、すでに説明した通りであるため、ここでは省略する。
【0014】
まず、第1のステップとして、ガラス基板1A、1Bのいずれか、または識別マークが設けられていないガラス基板1Cを、識別装置のステージ(図示せず)上に設置する。なお、本実施の形態における識別装置は、図4に示すように、ステージ上に設置されるガラス基板1A、1Bまたは1Cを挟むように投光部10と受光部11が配置された3組の透過型のセンサ12a、12b、12cよりなる検知部50を有し、この3組のセンサ12a、12b、12cは同一の直線上に識別マーク4aの3個のマークと等間隔すなわち間隔zで配置されている。さらに、識別装置は、ステージ上に設置されるガラス基板1Aまたは1Bに設けられた識別マーク4aまたは4bの個々のマークと検知部50の3組のセンサ12a、12b、12cが対向するようにガラス基板1Aまたは1Bの位置を決定する位置合わせ手段(図示せず)と、検知部50の3組のセンサ12a、12b、12cがオン、オフする位置から識別マークの種類を判断し、その結果からステージに設置された基板がガラス基板1A、1Bまたは1Cのいずれであるかを識別する判断手段(図示せず)を備えている。ステージにガラス基板1A、1Bを設置する際には、それぞれの基板端部8a、9a及び8b、9bを基準として位置合わせを行う。識別マーク4a、4bはそれぞれ基板端部8a、9a及び8b、9bを基準として設けられているため、位置合わせは容易に行える。ガラス基板1Cの場合も基板端部8c、9cを基準として位置合わせを行う。
【0015】
次に、第2のステップとして、識別装置によるガラス基板1A、1B、1Cの識別を行う。図4(a)に示すように、検知部50の3組全てのセンサ12a、12b、12cの投光部10a、10b、10cからの光がマーク(第1のマーク5a、第2のマーク6a、第3のマーク7a)により遮光されて受光部11a、11b、11cに受光されなかった場合、3組全てのセンサ12a、12b、12cがOFFとなる。これにより、識別マーク4aを検知したと判断し、ガラス基板1Aであると識別する。また、図4(b)に示すように、3組のセンサ12a、12b、12cのうち2組のセンサ12a、12cの投光部10a、10cからの光がマーク(第1のマーク5b、第3のマーク7b)により遮光されて受光部11a、11cに受光されず、残りの1組のセンサ12bの投光部10bからの光が受光部11bに受光された場合、2組のセンサ12a、12cはオフとなり、残りの1組のセンサ12bはオンとなる。これにより、識別マーク4bを検知したと判断し、ガラス基板1Bであると識別する。さらに、3組全てのセンサ12a、12b、12cの投光部10a、10b、10cからの光が受光部11a、11b、11cに受光された場合、3組全てのセンサ12a、12b、12cがオンとなる。これにより、識別マークが検知されなかったと判断し、ガラス基板Cであると識別する。
【0016】
本実施の形態によれば、ガラス基板1Aの周辺部3の所定位置に、等間隔に配置された3個のマークよりなる識別マーク4aを設け、ガラス基板1Bの周辺部3の所定位置には識別マーク4aの3個のマークのうち中央の1個のマークが欠けた2個のマークよりなる識別マーク4bを設けることにより、一対のガラス基板1A、1Bを互いに識別でき、加えて一対のガラス基板1A、1Bのいずれでもないガラス基板1Cも識別でき、これらの3種類の基板を、安価な識別装置で容易に、且つ確実に自動で識別することが可能である。このため、液晶パネルの製造ラインにおいて従来行われていた目視による識別方法に比べて作業者を減らすことができ、製造現場の清浄度維持が容易となり、人件費を低減することができる。
【0017】
実施の形態2.
本実施の形態では、上記実施の形態1に示したガラス基板1A、1Bの4つの角部付近の4箇所に識別マークを設け、そのうち所定の1箇所の識別マークと、他の3箇所の識別マークを異なる種類にすることにより、識別装置に設置されたガラス基板1A、1Bの設置方向あるいは表裏が誤っている場合に、その誤りを認識することを可能としたものである。図5(a)(b)は、本発明の実施の形態2における一対の液晶パネル用ガラス基板を示す平面図であり、この図5(a)(b)に示すガラス基板1A、1Bは、互いに組み合わせれて、液晶表示パネルを構成するものである。なお、図中、同一、相当部分には同一符号を付している。
【0018】
本実施の形態における識別マークについて図5を用いて詳細に説明する。まず、ガラス基板1Aの周辺部3の1つの角部付近には、図5(a)に示すように、円形で同サイズの3個のマークが等間隔に配置された識別マーク4aが設けられている。識別マーク4aの第1のマーク5aは、2つの基板端部8a、9aから所定の距離x、yを隔てた位置に設けられ、第2のマーク6aは、2つの基板端部8a、9aからそれぞれx+z、yを隔てた位置に、第3のマーク7aは、2つの基板端部8a、9aからそれぞれx+2z、yを隔てた位置に設けられている。さらに、ガラス基板1Aの他の3つの角部付近には、それぞれ同種類の識別マーク15a、18a、21aが設けられている。識別マーク4a及び識別マーク15a、18a、21aのそれぞれの第1のマーク5a、16a、19a、22aは、基板中心30Aに対して対称である。識別マーク15a、18a、21aは、識別マーク4aの3個のマークのうちいずれかi個(3>i)のマーク、ここでは第3のマーク7aの1個が欠けた2個のマークよりなり、ガラス基板1Bに設けられた識別マーク4b(図5(b))とは異なるものとする。これらの識別マーク15a、18a、21aは、識別マーク4aと同様に、それらの近辺の2つの基板端部からそれぞれ所定の距離を隔てた位置に設けられている。すなわち、識別マーク15aの第1のマーク16aは、互いに直交する2つの基板端部13a、9aから所定の距離x、yを隔てた位置に、第2のマーク17aは、互いに直交する2つの基板端部13a、9aからそれぞれx+z、yを隔てた位置に設けられている。同様に、識別マーク18aの第1のマーク19aは、互いに直交する2つの基板端部13a、14aから所定の距離x、yを隔てた位置に、第2のマーク20aは、互いに直交する2つの基板端部13a、14aからそれぞれx+z、yを隔てた位置に設けられている。さらに、識別マーク21aの第1のマーク22aは、互いに直交する2つの基板端部8a、14aから所定の距離x、yを隔てた位置に、第2のマーク23aは、互いに直交する2つの基板端部8a、14aからそれぞれx+z、yを隔てた位置に設けられている。
【0019】
一方、ガラス基板1Bの周辺部3の1つの角部付近には、図5(b)に示すように、識別マーク4aの3個のマークのうち中央の1個のマーク(第2のマーク6a)が欠けて2個となった識別マーク4bが設けられている。識別マーク4bの第1のマーク5bは、互いに直交する2つの基板端部8b、9bから所定の距離x、yを隔てた位置に、第3のマーク7bは、互いに直交する2つの基板端部8b、9bからそれぞれx+2z、yを隔てた位置に設けられている。さらに、ガラス基板1Bの他の3つの角部付近には、それぞれ同種類の識別マーク15b、18b、21bが設けられ、識別マーク4b及び識別マーク15b、18b、21bのそれぞれの第1のマーク5b、16b、19b、22bは、基板中心30Bに対して対称である。識別マーク15b、18b、21bは、ガラス基板1Aに設けられた識別マーク4aの3個のマークのうちいずれかj個(3>j)のマーク、ここでは第2のマーク6aと第3のマーク7aの2個が欠けた1個のマークよりなり、識別マーク4b及び識別マーク15a、18a、21aとは異なるものとする。これらの識別マーク15b、18b、21bは、識別マーク4bと同様に、それらの近辺の互いに直行する2つの基板端部からそれぞれ所定の距離を隔てた位置に設けられている。すなわち、識別マーク15bの第1のマーク16bは、互いに直交する2つの基板端部13b、9bから所定の距離x、yを隔てた位置に、識別マーク18bの第1のマーク19bは、互いに直交する2つの基板端部13b、14bから所定の距離x、yを隔てた位置に、さらに識別マーク21bの第1のマーク22bは、互いに直交する2つの基板端部8b、14bから所定の距離x、yを隔てた位置にそれぞれ設けられている。
【0020】
以上のように、識別マークが4つの角部付近の4箇所に設けられたガラス基板1A、1B、または識別マークが設けられていないガラス基板1C(図3)を、上記実施の形態1で説明した識別装置のステージ上に設置する。この時、ガラス基板1A、1Bを識別装置に設置する際の正しい設置方向は、図5(a)(b)に示す矢印が左向きになる方向とする。識別装置が識別マークを識別する方法については、上記実施の形態1と同様であるのでここでは説明を省略する。ただし、ガラス基板1A、1Bを識別装置のステージ上に正しく設置した場合、識別マーク4a、4bに対向する位置にのみ、図4(a)(b)と同様に3組のセンサ12a、12b、12cが配置されるものであり、4つの角部付近の識別マーク全てを検知するものではない。
本実施の形態において、識別装置が識別マーク15a、18a、21aのいずれかを検知した場合、ガラス基板1Aの設置方向の前後あるいは表裏が誤っていると判断することができる。すなわち、ガラス基板1Aが誤って裏向きに設置された場合には識別マーク21aが検出され、設置方向が前後誤って設置された場合には識別マーク18aが検出され、表裏と設置方向の前後を誤って設置された場合には識別マーク15aが検出されるが、これらはいずれも正しく設置された場合に検知される識別マーク4bとは異なるため、異常事態としてアラームの発生または製造装置の停止等の措置をとる。ただし、識別マーク15a、18a、21aは同種類であるため、それらの区別はできない。
【0021】
同様に、識別装置が識別マーク15b、18b、21bのいずれかを検知した場合、ガラス基板1Bの設置方向の前後あるいは表裏が誤っていると判断することができる。すなわち、ガラス基板1Bが誤って裏向きに設置された場合には識別マーク21bが検出され、設置方向が前後誤って設置された場合には識別マーク18bが検出され、表裏と設置方向の前後を誤って設置された場合には識別マーク15bが検出されるが、これらはいずれも正しく設置された場合に検知される識別マーク4bとは異なるため、異常事態としてアラームの発生または製造装置の停止等の措置をとる。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、識別装置に設置されたガラス基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っている場合に、その誤りを認識することが可能である。これにより、製品不良の発生を防ぐことができ、製品の歩留まり向上、信頼性の向上及び検査工程の負荷軽減が可能となる。
【0022】
実施の形態3.
液晶パネルの製造ラインにおいては、基板の切断により基板サイズが途中で変更することがある。本実施の形態では、このような基板サイズの変更に対応可能なように、切断前と切断後の両方の基板端部を基準として、予め2通りの所定位置に識別マークを設けるようにしたものである。図6は、本発明の実施の形態3における液晶パネル用ガラス基板を示す部分平面図である。なお、図中、同一、相当部分には同一符号を付し説明を省略する。本実施の形態では、液晶パネルを構成する一対のガラス基板1A、1Bのうち、片方のガラス基板1Aを例に挙げて説明するが、ガラス基板1Bについても同様に考えることができる。
【0023】
本実施の形態における識別マークについて、図6を用いて詳細に説明する。まず、ガラス基板1Aの周辺部3の所定位置には、上記実施の形態1と同様に、円形で同サイズの3個のマークが等間隔に配置された識別マーク4aが設けられている。この識別マーク4aの第1のマーク5aは、2つの基板端部8a、9aから所定の距離x、yを隔てた位置に設けられ、第2のマーク6aは、2つの基板端部8a、9aからそれぞれx+z、yを隔てた位置に、第3のマーク7aは、2つの基板端部8a、9aからそれぞれx+2z、yを隔てた位置に設けられている。さらに、本実施の形態では、ガラス基板1Aは製造工程の途中で切断部24にて切断され、幅wのガラス片25(斜線部分)が切り離されるため、切断後の基板サイズに対応した識別マーク4a’を予め設けておく。すなわち、識別マーク4a’の第1のマーク5a’は、切断部24及び基板端部9aから所定の距離x、yを隔てた位置に設けられ、第2のマーク6a’は、切断部24及び基板端部9aからそれぞれx+z、yを隔てた位置に、第3のマーク7a’は、切断部24及び基板端部9aからそれぞれx+2z、yを隔てた位置に設けられている。これにより、識別マーク4aと識別マーク4a’は、切断されるガラス片25の幅wの分だけ平行にずれた位置に形成される。
本実施の形態によれば、ガラス基板1Aを切断部24で切断する場合において、切断前と切断後のいずれにおいても識別装置を用いてガラス基板の種類を識別することが可能である。なお、本実施の形態では、ガラス基板1Aの所定の1箇所に設けられた識別マーク4aについてのみ説明したが、図5(a)に示すようにガラス基板1Aの4箇所に識別マーク4a、15a、18a、21aが設けられている場合についても同様であり、切断前と切断後の両方の基板端部を基準として、全ての識別マーク4a、15a、18a、21aを予め2通りの所定位置に設ければよい。
【0024】
実施の形態4.
本実施の形態では、液晶パネルの製造ラインにおいて基板の切断により基板サイズが変更する場合に、切断後の基板端部を基準として所定位置に識別マークを設けた例について説明する。図7は、本発明の実施の形態4における液晶パネル用ガラス基板を示す平面図である。本実施の形態における液晶パネル用ガラス基板26は、3箇所の切断部27、29、31により切断され、2枚の同一寸法のガラス基板26A、26Bとなる。ガラス片28、32(斜線部分)は切り離されるため、切断後は切断部27、29、31がそれぞれ新しい基板端部となり、これらの新しい基板端部27、29、31と基板端部37a、37b及び38a、38bを基準としてガラス基板26A、26Bの4つの角部付近の4箇所に識別マークを設ける。また、そのうち所定の1箇所の識別マーク33a(33b)と、他の3箇所の識別マーク34a、35a、36a(34b、35b、36b)を異なる種類にする。なお、識別マークを形成する位置については、上記実施の形態2と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施の形態によれば、切断部27、29、31により切断された後のガラス基板26A、26Bの周辺部3に識別マーク33a、33bを設けることにより、他のガラス基板との識別が可能であると共に、他の3箇所の識別マーク34a、35a、36a(34b、35b、36b)を異なる種類にすることにより、識別装置のステージ上に設置した時の設置方向の前後あるいは表裏が誤っている場合に、その誤りを認識することが可能である。これにより、製品不良の発生を防ぐことができ、製品の歩留まり向上、信頼性の向上及び検査工程の負荷軽減が可能となる。なお、識別マーク33a、34b、35b、36aを上記の実施の形態3と同様に、切断前と切断後の両方の基板端部を基準として、切断されるガラス片28、32の幅だけ平行にずれた位置に、予め2通りのマークを設けて、基板サイズの変更に対応可能としても同様である。
【0025】
なお、上記実施の形態1〜実施の形態4では、識別マークを最大3個のマークより構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意のn個(n≧2)のマークより構成することができる。識別マークを構成するマークの数を増やすことにより、識別マークの組み合わせが豊富となり、多くの品種に対応した識別を行うことが可能となる。また、識別マークは2個のマークより構成することも可能であるが、識別装置の検知部において常に最低2つの同じ信号が入力されるようにすることで、検出の信頼性を向上させることができるため、3個以上のマークで構成する方が望ましい。これにより、センサがマークを1つしか検出しなかった場合、位置ずれや識別マークの異常として装置を停止し、不良品の発生を防ぐことができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明による液晶パネルは、第1基板と第2基板が所定の間隙をおいて対向配置され、その間隙に液晶を挟持してなる液晶パネルにおいて、第1基板の表示領域外の所定位置に、光が透過しない反射膜にて形成され等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークよりなる識別マークaを設けると共に、第2基板の表示領域外の所定位置に、光が透過しない反射膜にて形成され識別マークaのn個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマークが欠けた(nーm)個のマークよりなる識別マークbを設けたものであり、たとえばn組のセンサがn個のマークと等間隔に配置された識別装置を用いることにより、識別マークa、bの個々のマークの配置によりn組のセンサがオン、オフする位置が変わることから、第1基板と第2基板、さらに第1基板と第2基板のいずれでもない基板の少なくとも3種類の基板を容易に、且つ確実に自動で識別することが可能である。このため、液晶パネルの製造ラインにおいて従来行われていた目視による識別方法に比べて作業者を減らすことができ、製造現場の清浄度維持が容易となり、人件費を低減することができる。その結果、低い製造コストで信頼性及び歩留まりの高い液晶パネルが得られる。また、識別マークa、bを光が透過しない反射膜にて形成するので、投光部と受光部を有する透過型のセンサを用いた安価な識別装置で容易に識別することができ、さらに、識別マークa、bを、その近辺の互いに垂直な2つの基板端部を基準として、2つの基板端部からそれぞれ所定の距離を隔てた位置に設けたので、基板を識別装置のステージに設置する際の位置合わせが容易に行える。
【0027】
また、識別マークa、bにおいて、n=3、m=1とするものでは、識別装置の検知部において常に2つの同じ信号が入力されるようにし、検出の信頼性を向上させることができる。
【0030】
また、識別マークa及び/または識別マークbが、液晶パネルの製造ラインにおいて第1基板及び/または第2基板の切断により基板サイズが変更される場合、切断前と切断後の両方の基板端部を基準として予め2通りの所定位置に設けられるものでは、切断前と切断後のいずれにおいても識別装置を用いて基板の種類を識別することが可能である。
【0031】
また、識別マークa及び/または識別マークbが、液晶パネルの製造ラインにおいて第1基板及び/または第2基板の切断により基板サイズが変更される場合、切断後の基板端部を基準として所定位置に設けられるものでは、切断後において識別装置を用いて基板の種類を識別することが可能である。
【0032】
また、第1基板の1つの角部付近の所定位置に識別マークaを設けると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかi個(n>i)のマークが欠けた(nーi)個のマークよりなり、且つ識別マークbとは異なる識別マークcを設けるものでは、識別装置のステージに設置された第1基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っている場合に、その誤りを認識することが可能である。さらに、第2基板の1つの角部付近の所定位置に識別マークbを設けると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかj個(n>j)のマークが欠けた(nーj)個のマークよりなり、且つ識別マークb及び識別マークcとは異なる識別マークdを設けるものでは、識別装置のステージに設置された第2基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っている場合に、その誤りを認識することが可能である。これにより、製品不良の発生を防ぐことができ、製品の歩留まり向上、信頼性の向上及び検査工程の負荷軽減が可能となる。
【0033】
また、本発明による識別方法は、第1、第2基板の識別マークを利用し、n組のすべてのセンサの受光部に受光されない場合には第1基板と識別し、また(n−m)組のセンサの受光部に受光されずに、m組のセンサに受光された場合には第2基板と識別する方法であり、n組のセンサに簡単に、しかも自動的に第1、第2基板を識別でき、併せて識別マークのない第3基板をも自動的に識別できるので、液晶パネルの製造ラインの省力化を促進できる。
【0034】
また、本発明による識別方法で、識別装置を任意の製造装置の一部に取り付けるものでは、製造ラインの簡単化を図ることができる。
また、本発明による識別方法で、第1基板の1つの角部付近の所定位置に識別マークaを設けると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかi個(n>i)のマークが欠けた(nーi)個のマークよりなり、且つ識別マークbとは異なる識別マークcを設けるものでは、識別装置のステージに設置された第1基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っている場合に、その誤りを簡単に自動的に認識することが可能となる。さらに、第2基板の1つの角部付近の所定位置に識別マークbを設けると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかj個(n>j)のマークが欠けた(nーj)個のマークよりなり、且つ識別マークb及び識別マークcとは異なる識別マークdを設けるものでは、識別装置のステージに設置された第2基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っている場合に、その誤りを認識することが可能となる。これにより、製品不良の発生を防ぐことができ、製品の歩留まり向上、信頼性の向上及び検査工程の負荷軽減が可能となる。
【0035】
さらに、本発明における識別装置は、第1基板または第2基板が設置されるステージと、n組のセンサを有する検知部と、位置合わせ手段及び判断手段という簡単な機構であり、さらに、液晶パネルの製造ラインにおける任意の製造装置の一部に取り付けられているので、作製が容易で安価であり、液晶パネルの製造ラインにおける装置台数が増加することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である液晶パネル用ガラス基板を示す平面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1である液晶パネル用ガラス基板に設けられた識別マークを示す部分拡大平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における素ガラス基板を示す平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における識別装置の検知部を示す模式断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2である液晶パネル用ガラス基板を示す平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3である液晶パネル用ガラス基板を示す部分平面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4である液晶パネル用ガラス基板を示す平面図である。
【図8】 従来の識別マークを有する液晶パネル用ガラス基板を示す平面図である。
【符号の説明】
1A、1B、26、26A、26B 液晶パネル用ガラス基板、1C 素ガラス基板、2 使用領域、3 周辺部、4a、4a’、4b、15a、15b、18a、18b、21a、21b、33a、33b、34a、34b、35a、35b、36a、36b 識別マーク、5a、5a’、5b、16a、16b、19a、19b、22a、22b 第1のマーク、6a、6a’、17a、20a、23a 第2のマーク、7a、7a’、7b 第3のマーク、8a、8b、8c、9a、9b、9c、13a、13b、14a、14b、37a、37b、38a、38b 基板端部、10、10a、10b、10c 投光部、11、11a、11b、11c 受光部、12a、12b、12c センサ、24、27、29、31、切断部、25、28、32 ガラス片、30A、30B 基板中心、41、42 電極パターン、43 端子部、44 識別マーク、50 検知部。
Claims (11)
- 第1基板と第2基板が所定の間隙をおいて対向配置され、その間隙に液晶を挟持してなる液晶パネルであって、上記第1基板は、その表示領域外の所定位置に等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークよりなる識別マークaを有し、上記第2基板は、その表示領域外の所定位置に、上記識別マークaの上記n個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマークが欠けた(nーm)個のマークよりなる識別マークbを有しており、上記識別マークa、bは、光が透過しない反射膜にて形成され、また、その近辺の互いに垂直な2つの基板端部を基準として、上記2つの基板端部からそれぞれ所定の距離を隔てた位置に設けられていることを特徴とする液晶パネル。
- 上記識別マークa、bにおいて、n=3、m=1としたことを特徴とする請求項1記載の液晶パネル。
- 上記識別マークa及び/または識別マークbは、液晶パネルの製造ラインにおいて上記第1基板及び/または第2基板の切断により基板サイズが変更される場合、切断前と切断後の両方の基板端部を基準として、予め2通りの所定位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の液晶パネル。
- 上記識別マークa及び/または識別マークbは、液晶パネルの製造ラインにおいて上記第1基板及び/または第2基板の切断により基板サイズが変更される場合、切断後の基板端部を基準として所定位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の液晶パネル。
- 上記第1基板は、その1つの角部付近の所定位置に上記識別マークaを有すると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、上記識別マークaの上記n個のマークのうちいずれかi個(n>i)のマークが欠けた(nーi)個のマークよりなり、しかも識別マークbとは異なる識別マークcを有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の液晶パネル。
- 上記第2基板は、その1つの角部付近の所定位置に上記識別マークbを有すると共に、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかj個(n>j)のマークが欠けた(nーj)個のマークよりなり、しかも上記識別マークb及び識別マークcとは異なる識別マークdを有することを特徴とする請求項5記載の液晶パネル。
- 表示領域外の所定位置に、等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークよりなる光を透過させない識別マークaを有する第1基板と、表示領域外の所定位置に、上記識別マークaの上記n個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマークが欠けた(nーm)個のマークよりなる光を透過させない識別マークbを有する第2基板とを少なくとも識別する識別方法であって、
投光部と受光部を有するn組のセンサが上記識別マークaの上記n個のマークと等間隔に配置された識別装置のステージに上記第1基板または上記第2基板を設置し、上記n組のセンサと上記識別マークaまたは上記識別マークbが対向するように位置合わせする第1のステップ、
上記n組全てのセンサの上記投光部からの光が上記マークにより遮光されて上記受光部に受光されなかった場合、上記識別マークaを検知したと判断して上記第1基板であると識別し、上記n組のセンサのうち所定の(n−m)組の上記センサの上記投光部からの光が上記マークにより遮光されて上記受光部に受光されず、残りのm組の上記センサの上記投光部からの光が上記受光部に受光された場合、上記識別マークbを検知したと判断して上記第2基板であると識別する第2のステップを備えたことを特徴とする液晶パネル用基板の識別方法。 - 上記識別装置は、液晶パネルの製造ラインにおける任意の製造装置の一部に取り付けられていることを特徴とする請求項7記載の液晶パネル用基板の識別方法。
- 上記第1基板には、その1つの角部付近の所定位置に識別マークaが形成されるとともに、他の3つの角部付近の所定位置に、上記識別マークaのn個のマークのうちいずれかi個(n>i)のマークが欠けた(nーi)個のマークよりなり、且つ識別マークbとは異なる識別マークcが形成されており、第2のステップにおいて識別装置が上記識別マークcを検知した場合、上記第1基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っていると判断することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の液晶パネル用基板の識別方法。
- 上記第2基板には、その1つの角部付近の所定位置に識別マークbが形成されるとともに、他の3つの角部付近の所定位置に、識別マークaのn個のマークのうちいずれかj個(n>j)のマークが欠けた(nーj)個のマークよりなり、且つ上記識別マークb及び識別マークcとは異なる識別マークdが形成されており、第2のステップにおいて識別装置が上記識別マークdを検知した場合、上記第2基板の設置方向の前後あるいは表裏が誤っていると判断することを特徴とする請求項9記載の液晶パネル用基板の識別方法。
- 表示領域外の所定位置に、等間隔に配置された同形のn個(n≧2)のマークよりなる光を透過させない識別マークaを有する第1基板と、表示領域外の所定位置に、上記識別マークaの上記n個のマークのうちいずれかm個(n>m)のマークが欠けた(nーm)個のマークよりなる光を透過させない識別マークbを有する第2基板とを少なくとも識別するために用いられる識別装置であって、
上記第1基板または上記第2基板が設置されるステージ、
上記ステージ上に設置される上記第1基板または上記第2基板を挟むように投光部と受光部が配置されたn組のセンサを有し、上記n組のセンサが上記識別マークaの上記n個のマークと等間隔に配置された検知部、
上記ステージ上に設置される上記第1基板または上記第2基板に設けられた上記識別マークaまたは上記識別マークbと上記検知部の上記n組のセンサが対向するように上記第1基板または上記第2基板の位置を決定する位置合わせ手段、
上記検知部の上記n組のセンサのオン、オフに基づいて識別マークの種類を判断し、その結果から上記ステージに設置された基板が上記第1基板、上記第2基板のいずれであるかを識別する判断手段を備えたことを特徴とする識別装置。
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