JP3798125B2 - 車両の電子制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の挙動を制御する車両の電子制御装置に係り、特に車両に搭載されたFMラジオ受信機に基準クロックの高調波成分がノイズとして混入することを防止する車両の電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両の電子制御装置において、電動パワーステアリング装置の電子制御装置(EPS)やABS(Anti Brake System)等の車両の各種機能を適切に制御するために、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)を用いて各種演算、処理等を実行するように構成されたものは知られている。
【0003】
MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)は、高精度の水晶振動子から発生させた高周波の基準クロックに基づいて動作するよう構成される。
【0004】
基準クロックの周波数は、MPUが搭載される電子制御装置の処理速度を考慮し、一般的に10MHzから30MHzが用いられている。
なお、基準クロックは、パルス波形で形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両の電子制御装置は、MPUを駆動するために10MHzから30MHzの基準クロックが用いられ、基準クロックがパルス波形(矩形波)で生成されているため、基準クロック周波数の整数倍の高調波成分が放射ノイズとして発生する。
【0006】
一方、FMラジオ放送局のチャネル周波数は、例えば日本国内では70MHzから100MHzの周波数帯域が割り当てられている。
【0007】
例えば、東京地区で受信可能なFM放送局は、TOKYO−FM(80.0MHz)、J−WAVE(81.3MHz)、NHK−FM(82.5MHz)、FMヨコハマ(80.4MHz、84.7MHz)、bay−FM(77.7MHz、78MHz、79.3MHz)などがある。
【0008】
車両の電子制御装置に用いる基準クロックの周波数を16MHzに設定した場合を想定すると、車両に搭載されたFMラジオ受信機の受信(70MHz〜100MHz)に影響があると懸念される基準クロックの高調波成分は、第5次高調波の80MHzおよび第6次高調波の96MHzであり、特に第5次高調波(80MHz)はTOKYO−FM(80.0MHz)と一致してFMラジオ受信機に放射ノイズとして混入する課題がある。
【0009】
この発明はこのような課題を解決するためなされたもので、その目的は車両に搭載されたFMラジオ受信機に、電子制御装置の基準クロックに起因する放射ノイズが混入することを防止した車両の電子制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明に係る車両の電子制御装置は、複数の基準クロックを発生可能な可変基準クロック発生手段と、外部特定情報を受信する受信手段と、この受信手段からの信号に基づいて可変基準クロック発生手段の周波数を変更する周波数変更手段と、を備え、受信手段は、外部特定情報のコードを検出するコード検出手段と、外部特定情報のコードを検出するタイミングを設定するタイミングパルス発生手段と、タイミングパルスが供給されている期間に別の外部特定情報が供給された場合に、新たなコードとして記憶するコード記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明に係る車両の電子制御装置は、複数の基準クロックを発生可能な可変基準クロック発生手段と、外部特定情報を受信する受信手段と、この受信手段からの信号に基づいて可変基準クロック発生手段の周波数を変更する周波数変更手段とを備えたので、受信した外部特定情報に基づいて基準クロックの周波数を変更し、発生する高調波成分がFMラジオ放送局のチャネル周波数から離れるように設定することができる。
【0013】
この発明に係る受信手段は、外部特定情報のコードを検出するコード検出手段を備えたので、車両の故障診断機から供給される外部特定情報(診断信号)からFMラジオ放送のチャネル周波数に対応した特定のコードを検出することができる。
【0014】
さらに、この発明に係る受信手段は、外部特定情報の周波数を検出する周波数検出手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明に係る受信手段は、外部特定情報の周波数を検出する周波数検出手段を備えたので、カーラジオのFMチャネル周波数を外部特定情報として検出することができる。
【0016】
さらに、この発明に係る周波数変更手段は、基準クロックの周波数を設定する電圧値設定手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明に係る周波数変更手段は、基準クロックの周波数を設定する電圧値設定手段を備えたので、受信した外部特定情報に基づいて周波数設定信号を変更して基準クロック周波数を変更することができる。
【0018】
また、この発明に係る外部特定情報は、外部診断機から供給される診断信号であることを特徴とする。
【0019】
この発明に係る外部特定情報は、外部診断機から供給される診断信号であるので、外部診断機および電子制御ユニット(ECU)のインタフェースを使用して基準クロックの周波数を変更することができる。
【0020】
さらに、この発明に係る外部特定情報は、FMラジオ受信機が受信するチャネル信号であることを特徴とする。
【0021】
この発明に係る外部特定情報は、FMラジオ受信機が受信するチャネル信号であるので、車両の電子制御装置内部で基準クロックの周波数を自動的に変更することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、本発明は、電子制御装置の基準クロックを外部情報に基づいて変更し、基準クロックの高調波成分が放射ノイズとして車両に搭載されたFMラジオ受信機に混入することを防止するものである。
【0023】
図1はこの発明に係る車両の電子制御装置の要部ブロック構成図である。 図1において、車両の電子制御装置1は、発振手段2、可変基準クロック発生手段3、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)4、制御手段5、受信手段6、周波数変更手段7を備える。
【0024】
発振手段2は、例えばPLL回路で構成し、水晶振動子Xの基本周波数(5MHz〜8MHz)で発振し、発振信号XOを可変基準クロック発生手段3に供給する。
【0025】
水晶振動子Xは、周波数精度が高く、温度等の環境条件に対して安定したものを採用し、発振回路2の構成に合せて発振周波数を調整する。
【0026】
可変基準クロック発生手段3は、例えばPLL(Phase Locked Loop)回路で構成した発振手段2から供給される発振信号XOを10MHz〜30MHzの周波数の信号に変換して基準クロックCLを発生し、この基準クロックCLでMPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)4を駆動する。
なお、基準クロックCLは16MHzとして説明する。
【0027】
また、可変基準クロック発生手段3は、例えば電圧−周波数変換機能を有する周波数可変手段を備え、周波数変更手段7から供給される電圧値NDに基づいて基準クロックCLの周波数を変更し、新たな基準クロックCLOでMPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)4を駆動する。
【0028】
MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)4は、各種演算機能、処理機能、メモリ等を備え、可変基準クロック発生手段3から供給される基準クロックCL、または基準クロックCLOで駆動され、各種データDIをEPSやABS等に対応して設けられた制御手段5に供給する。
【0029】
ここで、基準クロックCLの変更範囲とFMラジオ受信について説明する。
基準クロックCLを16KHzに設定した場合、この基準クロックCLの周波数を大幅に変更すると、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)4の動作にも大きな変化を及ぼし、例えば処理速度等が変化して車両の電子制御装置1の動作が正常に実行されない現象が生じる。
【0030】
そこで、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)4の動作に影響を及ぼさない範囲として基準クロックCL(=16MHz)の0.01%(16KHz)だけ低い周波数である15.984MHzを新たな基準クロックCLOとする。
【0031】
一方、日本においてFMラジオ放送局に割り当てられるチャネル周波数間隔Δfは0.1MHz(100KHz)であり、FMラジオ放送局のチャネル周波数fCから0.05MHz(50KHz)だけ離れた周波数の信号は、FMラジオ受信機(FMラジオ)に受信されないことが確認されている。
【0032】
従って、基準クロックCLO(=15.984MHz)の第5高調波成分79.92MHz、第6高調波成分95.904MHzが放射ノイズとなって車両に搭載したFMラジオ受信機(FMカーラジオ)に混入する。
【0033】
第5高調波成分79.92MHzは、実際に使用されているFMラジオ放送局のチャネル周波数80MHz(TOKYO−FM)から0.08MHz(80KHz)離れており、FMラジオ受信機には受信されないことになる。
【0034】
また、第6高調波成分95.904MHzは、FMラジオ放送局に割り当てられるチャネル周波数96MHzから0.096MHz(96KHz)離れており、仮にチャネル周波数96MHzのFMラジオ放送局を開局したとしても、FMラジオ受信機には受信されない。
【0035】
上記のことから、チャネル周波数80MHzおよび96MHzのFMラジオ局をFMラジオ受信機(FMカーラジオ)で受信する場合にのみ、基準クロックCLO(=15.984MHz)に設定変更し、それ以外のFMラジオ局の受信に対しては基準クロックCL(=16MHz)のままの設定でよい。
【0036】
受信手段6は、コード(符号)検出手段、または周波数検出手段を備え、外部の故障診断機8から供給されるコード(符号)の診断信号、またはFMカーラジオが受信するFMラジオ放送局のチャネル周波数を含む外部特定情報JGに基づいて、外部特定情報JGの周波数データを検出し、周波数データSDを周波数変更手段7に提供する。
【0037】
なお、外部の故障診断機8は、車両の整備工場、サービスステーションなどに設置し、車両の故障を検査したり、各種機能設定をチェックする装置である。
【0038】
外部特定情報JGは、外部の故障診断機8(外部診断機)から供給される診断信号であるので、外部の故障診断機8から車両の電子制御装置1のインタフェースを介して基準クロックの周波数を変更することができる。
【0039】
また、この発明に係る外部特定情報JGは、FMラジオ受信機(FMカーラジオ9)が受信するチャネル信号であるので、車両の電子制御装置内部1で基準クロックCLの周波数を自動的に変更することができる。
【0040】
図2はこの発明に係る受信手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。
図2において、受信手段6は、タイミングパルス発生手段15と、コード記憶手段11、データアクセス手段12、コード変換手段13を備えたコード検出手段10とから構成する。
【0041】
タイミングパルス発生手段15は、MPU4を駆動する基準クロックCLを分周して所定周波数のタイミングパルスを発生する信号発生器で構成し、タイミングパルスTPをコード記憶手段11に供給する。
【0042】
コード記憶手段11は、RAM等の書き換え可能なメモリを備え、外部の故障診断機8から供給される外部特定情報JGに含まれるFMラジオのチャネル周波数に対応したコード(符号)をタイミングパルスTPが供給されている期間に記憶して保持し、保持したコード(符号)をコードデータDCとしてデータアクセス手段12に供給する。
【0043】
また、コード記憶手段11は、タイミングパルスTPが供給されている期間に別の外部特定情報JGが供給される場合には、外部特定情報JGに含まれるコード(符号)を新たなコード(符号)として記憶し、保持する。
【0044】
なお、外部特定情報JGに含まれるコード(符号)は、ラジオのチャネル周波数に対応した、例えば2進化符号で構成する。
【0045】
データアクセス手段12は、データアクセス機能を有し、コード記憶手段11から供給されるコードデータDCをコード変換手段13に送り、コード変換手段13からコードデータDCに対応した周波数データSDを読み出して周波数変更手段7に供給する。
【0046】
コード変換手段13は、ROM等のメモリで構成し、予めコードデータDCに対応した周波数データSDを記憶しておき、データアクセス手段12からコードデータDCが供給されると、コードデータDCに対応した周波数データSDをデータアクセス手段12に供給する。
【0047】
なお、周波数データSDは、コードデータDCに対応したFMラジオのチャネル周波数から、基準クロックCLのN次高調波(例えば、第5次高調波)およびN+1次高調波(例えば、第次6高調波)の周波数が充分離れ、FMラジオ受信機(FMカーラジオ)で受信されないような新たな基準クロックCLOの値に設定する。
【0048】
このように、この発明に係る受信手段6は、外部特定情報JGのコードを検出するコード検出手段10を備えたので、車両の故障診断機8から供給される外部特定情報JG(診断信号)に基づいてFMラジオ放送のチャネル周波数に対応した特定のコードを検出することができる。
【0049】
図3はこの発明に係る受信手段の別実施の形態要部ブロック構成図である。
図3において、受信手段20は、周波数判別手段22、周波数記憶手段23、周波数変換手段24を備えた周波数検出手段21を有する。
【0050】
周波数判別手段22は、例えば複数の周波数帯域のバンドパスフィルタ、デテクタ等で構成し、FMカーラジオ9からFMラジオのチャネル周波数に一致した外部特定情報JGが供給されると、チャネル周波数fCを検出して、例えば2進化符号の周波数判別信号DFを周波数記憶手段23に提供する。
【0051】
周波数記憶手段23は、書き換え可能なRAM等のメモリで構成し、周波数判別手段22で検出し、チャネル周波数fCに対応した周波数判別信号DFを記憶して保持し、周波数データFOとして周波数変換手段24に提供する。
【0052】
周波数変換手段24は、ROM等のメモリで構成し、予めFMラジオのチャネル周波数fCの周波数データFOに対応した周波数データSDを記憶しておき、周波数記憶手段23から周波数データFOが供給されると、周波数データFOに対応した周波数データSDを周波数変更手段7に供給する。
【0053】
なお、周波数データSDは、コードデータDCに対応したFMラジオのチャネル周波数から基準クロックCLのN次高調波(例えば、第5次高調波)およびN+1次高調波(例えば、第次6高調波)の周波数が充分離れ、FMラジオ受信機(FMカーラジオ)で受信されないような新たな基準クロックCLOの値に設定する。
【0054】
このように、この発明に係る受信手段20は、外部特定情報JGの周波数を検出する周波数検出手段21を備えたので、カーラジオ9のFMチャネル周波数を外部特定情報JGして検出することができる。
【0055】
周波数変更手段7は、ROM等のメモリで構成した、例えば周波数−電圧値変換データを予め記憶した電圧値設定手段を備え、予め図2に示すコード検出手段10または図3に示す周波数検出手段21から周波数データSDが供給された場合には、対応する電圧値NDを読み出し、電圧値NDを可変基準クロック発生手段3に供給する。
【0056】
この発明に係る周波数変更手段7は、基準クロックCLの周波数を設定する電圧値設定手段を備えたので、受信した外部特定情報JGに基づいて電圧値NDを変更して基準クロック周波数を変更することができる。
【0057】
電圧値NDが可変基準クロック発生手段3に供給されると、可変基準クロック発生手段3の電圧−周波数変換機能を有する周波数可変手段は、基準クロックCL(16MHz)を新たな基準クロックCLO(例えば、15.984MHz)に変更し、基準クロックCLOでMPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)4を駆動する。
【0058】
基準クロックCL(16MHz)を新たな基準クロック(15.984MHz)に変更することによって、例えば、FMカーラジオ9でFMラジオ局のチャネル周波数fCが80MHz(TOKYO−FM)や96MHzを選局する場合に、基準クロックCL(16MHz)の高調波成分(第5高調波、第6高調波)によって発生する放射ノイズがFMカーラジオ9に混入することを防止することができる。
【0059】
また、FMカーラジオ9でFMラジオ局のチャネル周波数fCが80MHz(TOKYO−FM)や96MHz以外を選局する場合には、基準クロックCL(16MHz)のままで、基準クロックCL(16MHz)の高調波成分によって発生する放射ノイズがFMカーラジオ9に混入することを防止することができる。
【0060】
なお、本実施例では基準クロックCLを16MHzに設定した場合を示したが、基準クロックCLを他の周波数に設定した場合にも、基準クロックCLの変更をMPUの動作に影響しないような小さな範囲にした本発明を適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る車両の電子制御装置の制御手段は、複数の基準クロックを発生可能な可変基準クロック発生手段と、外部特定情報を受信する受信手段と、この受信手段からの信号に基づいて可変基準クロック発生手段の周波数を変更する周波数変更手段とを備え、受信した外部特定情報に基づいて基準クロックの周波数を変更し、発生する高調波成分がFMラジオ放送局のチャネル周波数から離れるように設定することができるので、基準クロックの高調波成分による放射ノイズがFMラジオ受信機の選局チャネル周波数に一致し、または近傍となって混入し、FMラジオから聞こえることを防止することができる。
【0062】
また、この発明に係る受信手段は、外部特定情報のコードを検出するコード検出手段を備え、車両の故障診断機から供給される外部特定情報(診断信号)からFMラジオ放送のチャネル周波数に対応した特定のコードを検出することができるので、修理工場やサービスステーションで使用頻度の高いFMラジオチャネルにノイズとして混入しないよう基準クロックを容易に変更することができる。
【0063】
さらに、この発明に係る受信手段は、外部特定情報の周波数を検出する周波数検出手段を備え、カーラジオのFMチャネル周波数を外部特定情報として検出することができるので、カーラジオで任意のFMチャネルを選局した場合でも、FMラジオチャネルに放射ノイズとして混入しないような基準クロックを自動的に設定することができる。
【0064】
また、この発明に係る周波数変更手段は、基準クロックの周波数を設定する電圧値設定手段を備え、受信した外部特定情報に基づいて周波数設定信号を変更して基準クロック周波数を変更することができるので、基準クロックの高調波成分がFMラジオのチャネル周波数に一致したり、またはチャネル周波数の近くとなってラジオからノイズとして聞こえることを防止することができる。
【0065】
さらに、この発明に係る外部特定情報は、外部診断機から供給される診断信号であるので、外部診断機および車両の電子制御装置のインタフェースを使用して基準クロックの周波数を変更することができるので、外部診断器または電子制御装置を大幅に変更することなくFMラジオのノイズ防止を実現することができる。
【0066】
この発明に係る外部特定情報は、FMラジオ受信機が受信するチャネル信号であり、車両の電子制御装置内部で基準クロックの周波数を自動的に変更することができるので、地域を限定せずにFMラジオのノイズ防止を実現することができる。
【0067】
よって、簡単な構成で、調整作業が容易な基準クロックの高調波成分に起因するFMカーラジオへのノイズを防止することができる車両の電子制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両の電子制御装置の要部ブロック構成図
【図2】この発明に係る受信手段の一実施の形態要部ブロック構成図
【図3】この発明に係る受信手段の別実施の形態要部ブロック構成図
【符号の説明】
1…車両の電子制御装置、2…発振手段、3…可変基準クロック発生手段、4…MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)、5…制御手段、6,20…受信手段、7…周波数変換手段、8…故障診断機、9…FMカーラジオ、10…コード検出手段、11…コード記憶手段、12…データアクセス手段、13…コード変換手段、15…タイミングパルス発生手段、21…周波数検出手段、22…周波数判別手段、23…周波数記憶手段、24…周波数変換手段、X…水晶振動子、CL,CLO…基準クロック、DC…コードデータ、DF…周波数判別信号、DI…データ、FO…周波数データ、JG…外部特定情報、ND…電圧値、SD…周波数データ、XO…発振信号。
Claims (5)
- FM(Frequency Modulation)ラジオ受信機を搭載した車両の電子制御装置において、
複数の基準クロックを発生可能な可変基準クロック発生手段と、外部特定情報を受信する受信手段と、この受信手段からの信号に基づいて前記可変基準クロック発生手段の周波数を変更する周波数変更手段と、を備え、
前記受信手段は、外部特定情報のコードを検出するコード検出手段と、外部特定情報のコードを検出するタイミングを設定するタイミングパルス発生手段と、
タイミングパルスが供給されている期間に別の外部特定情報が供給された場合に、新たなコードとして記憶するコード記憶手段とを備えたことを特徴とする車両の電子制御装置。 - 前記受信手段は、外部特定情報の周波数を検出する周波数検出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両の電子制御装置。
- 前記周波数変更手段は、基準クロックの周波数を設定する電圧値設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両の電子制御装置。
- 外部特定情報は、外部診断機から供給される診断信号であることを特徴とする請求項1記載の車両の電子制御装置。
- 外部特定情報は、FMラジオ受信機が受信するチャネル信号であることを特徴とする請求項1記載の車両の電子制御装置。
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