JP2005092343A - Rfidシステム - Google Patents

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英之 根日屋
Kotomi Uetake
古都美 植竹
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Abstract

【課題】
電波の往復に応じた時間的なずれによる信号のずれを検出する方法は、精度に限界がある。また、応答器用アンテナからの反射波を使用するため必然的にアンテナ部分が大きくなり、RFIDシステムのような小型のシステムに使用することが難しい。
【解決手段】
本件発明は、上記課題を解決するためになされたものである。
第一の発明は、質問器と応答器とからなるRFIDシステムであって、前記応答器は、前記質問器から受信する質問信号搬送波に基づいて、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をするための電源再生部と、前記電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源を利用して前記電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する応答信号搬送波生成部と、を有するRFIDシステムに関する。
【選択図】 図1

Description

本件発明は、質問器と応答器の距離を算出する質問器と応答器とからなるRFIDシステムに関する。
従来は、特許文献1に示すように、質問器と応答器の間の距離を知りたい場合に、電波の往復に応じた時間的なずれによる信号のずれを、混合器の出力から検出し、時間的なずれにより生じる信号のずれから距離を算出する方法が提案されている。また、特許文献2に示すように、搬送波を移動体に向けて放射し、該移動体に付属の応答器から送付されてきた受信波を受信して、検波部で検波信号を取り出し、検波信号の受信レベルを算出して、算出された受信レベルの大きさで距離を見積もる方法が提案されている。
特開平6−300836 特開平8−96186
しかしながら、特許文献1に示す方法は、電波の往復に応じた時間的なずれによる信号のずれを検出する必要があるため、精度に限界がある。また、応答器用アンテナからの反射波を使用するため必然的にアンテナ部分が大きくなり、RFID(Radio Frequency IDentification)システムのような小型のシステムに使用することが難しい。また、特許文献2に示す方法についても、搬送波を移動体に向けて放射し、該移動体に付属の応答器のアンテナから反射されてきた受信波を受信して、受信レベルの大きさで距離を推定する方法のため、この場合も必然的にアンテナ部分が大きくなり、RFIDシステムのような小型のシステムに使用することが難しい。
本件発明は、上記課題を解決するためになされたものである。
第一の発明は、質問器と応答器とからなるRFIDシステムであって、前記応答器は、前記質問器から受信する質問信号搬送波に基づいて、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をするための電源再生部と、前記電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源を利用して前記電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する応答信号搬送波生成部と、を有するRFIDシステムに関する。
第二の発明は、前記質問器は、質問信号搬送波の周波数値である質問信号周波数値を取得する質問信号周波数値取得部と、前記応答器の応答信号搬送波生成部で生成された応答信号搬送波を利用して生成された応答信号を受信する応答信号受信部と、前記応答信号受信部で受信した応答信号の搬送波の周波数値を取得する応答信号周波数値取得部と、前記質問信号周波数値取得部で取得した質問信号周波数値と、前記応答信号周波数値取得部で取得した応答信号周波数値と、を比較して距離に関する情報である距離情報を算出する距離情報算出部と、を有する第一の発明に記載のRFIDシステムに関する。
第三の発明は、前記距離情報算出部は、相対速度を算出するための相対速度算出手段を有する第二の発明に記載のRFIDシステムに関する。
第四の発明は、前記応答信号搬送波生成部は、電圧可変発振器を含む第一の発明から第三の発明に記載のRFIDシステムに関する。
本件発明によれば、質問器の質問信号搬送波の周波数値と応答器からの応答信号搬送波の周波数値を取得し、応答信号周波数値と、質問信号周波数値を比較して距離情報を算出するため、精度が高くかつアンテナ部分を小さくできる。そのため、RFIDシステムのような小型のシステムに適用することが可能となる。
また、距離情報に加えて、速度情報も同時に算出することが可能となる。
以下に本件発明の実施形態を説明する。実施形態と、請求項との関係はおおむね次のようなものである。
実施形態1は、主に、請求項1ついて説明している。
実施形態2は、主に、請求項2について説明している。
実施形態3は、主に、請求項3について説明している。
実施形態4は、主に、請求項4について説明している。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概念>
以下に、実施形態1の概念について説明する。
実施形態1に記載の発明は、質問器と応答器とからなるRFIDシステムであって、応答器は質問信号搬送波に基づいて、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をし、受信強度に応じた電圧の電源を利用して電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する。
<構成要件の明示>
以下に、実施形態1の構成要件を明示する。
図1に示すように、実施形態1のRFIDシステム0100は、質問器0101と、応答器0102と、からなる。応答器は、電源再生部0103と、応答信号搬送波生成部0104と、からなる。
図2に示すのは、実施形態1のRFIDシステムの応答器の一構成例である。実施形態1のRFIDシステムの応答器0200は、電源再生部0201と、応答信号搬送波生成部0202と、を必須構成要件とし、応答信号重畳部0203と、からなる構成が一般的である。また、応答器には、応答器用受信アンテナ2(0112)と、応答器用送信アンテナ3(0113)と、が接続される構成が一般的である。
<構成の説明>
以下に、実施形態1のRFIDシステムに関する構成要件の説明をする。
まず、質問器について説明する。
(質問器)
質問器は、応答器に対して、質問信号搬送波を利用して生成される質問信号を送信する。
次に、応答器の構成要件について説明する。
(応答器)
(電源再生部)
電源再生部は、質問器から受信する質問信号搬送波に基づいて、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をする。ここで「その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生」とは、応答器で受信した質問信号搬送波の電磁波エネルギー強度に基づいて電流に変換し、その電流を基にして対応する電圧を生成することをいう。一般的に、電磁波エネルギー強度は距離が離れるに従って減衰するので、応答器で受信される質問信号搬送波の電磁波エネルギー強度は、質問器から送信される質問信号搬送波の電磁波エネルギー強度に比べて小さくなる。つまり、一般には質問器から送信される質問信号搬送波の電磁波エネルギーに比べて、応答器で受信する質問信号搬送波の電磁波エネルギー強度は降下するので、その電磁波エネルギー強度の減少量に従って変換される電流の量が減少し、生成される電圧も降下する。また、質問信号搬送波の電磁波エネルギー強度の減衰量は、質問器と応答器の距離と一対一に対応関係を保つ。
(応答信号搬送波生成部)
応答信号搬送波生成部は、電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源を利用して電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する。ここで「電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する」回路の一例としては、L(コイル)、R(抵抗)、C(コンデンサ)で構成される発振回路が考えられる。一般的にL、R、Cで構成される発振回路の発振周波数は、L、R、Cの関数で表される。また、一般的にL、R、Cは電圧依存性を有しており、使用する電源電圧が変動するとL、R、Cの特性値もそれに伴って変動する。すなわち、L、R、Cで構成された発振回路において、その電源電圧が変動することにより、その発振周波数もそれに伴って変動する。
図3に示すのは、電源再生部で生成され応答信号搬送波生成部に供給される入力電圧と、応答信号搬送波生成部で生成される応答信号搬送波の周波数との関係を示す図の一例である。この場合は、入力される電圧が降下するにしたがって、生成される応答信号搬送波の周波数値も降下する関係にある。
<具体的説明>
以下に、実施形態1のRFIDシステムの動作について具体的に説明する。
まず質問器は、質問信号搬送波を利用して生成された質問信号を送信する。送信された質問信号搬送波(一例として、質問信号搬送波の周波数を915MHzとする)は、応答器に接続された受信アンテナ2によって受信される。アンテナ2によって受信された質問器からの質問信号搬送波は、電源再生部に入力される。
電源再生部に入力された質問信号搬送波(915MHz)に基づいて、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源が再生される。電源再生部で再生された電源は、応答信号搬送波生成部に供給される。
応答信号搬送波生成部は、電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源を利用してその電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する。
図3に示すのは、電源再生部で生成され応答信号搬送波生成部に供給される入力電圧と、応答信号搬送波生成部で生成される応答信号搬送波の周波数との関係を示す図の一例である。質問器から送信される質問信号搬送波の電磁波エネルギー強度の減衰がなければ、応答器で受信される質問信号搬送波(915MHz)の電源電圧は5.5Vであるものとしている。しかしながら、質問器と応答器の距離が離れているために、受信した質問信号搬送波(915MHz)の電磁波エネルギー強度が減衰して、減衰がなければ再生される電源電圧5.5Vに比べて1.0V低い電源電圧4.5Vが再生されている。そして、応答信号搬送波生成部では、電源再生部で再生された4.5Vの電源電圧に対応して、それに対する応答信号搬送波の周波数910MHzを生成する。
応答信号搬送波生成部で生成される応答信号搬送波(応答信号搬送波の周波数は910MHz)は、応答器に接続された送信アンテナ3を介して送信される。
質問器は、応答器から送信された応答信号を受信し、応答信号から応答信号搬送波の周波数値(910MHz)を算出する。さらに、算出された周波数値(910MHz)と、質問器と応答器の間の距離情報との関係を示すテーブルから質問器と応答器の間の距離情報を算出する。
<処理の流れ>
以下に、実施形態1の処理の流れを説明する。
図4に示すのは、実施形態1のRFIDシステムに関する処理の流れである。
まず質問器は、質問信号搬送波を利用して生成された質問信号を送信する(ステップS0401)。次に応答器は、質問器から質問信号搬送波を受信する(ステップS0402)。次に電源再生部は、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をする(ステップS0403)。次に応答信号搬送波生成部は、電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源を利用して電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する(ステップS0404)。次に、生成した応答信号搬送波を送信アンテナ3を介して送信する。次に、質問器は応答信号を受信する(ステップS0405)。次に、応答信号から応答信号搬送波の周波数値を読み取り、質問器と応答器の間の距離を算出する(ステップS0406)。
<実施形態1の効果>
実施形態1の発明によれば、応答器は、質問器から質問信号搬送波を受信し、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源を利用して電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成することができる。したがって、質問器側において、応答器から受信した応答信号搬送波の周波数値を利用することにより、質問器と応答器の距離を算出することが可能となる。
<その他>
以上の説明では、アンテナ2、アンテナ3は、応答器の外部で接続されているものとして説明したが、質問器の内部で接続されているものとしてもよい。
<<実施形態2>>
<実施形態2の概念>
以下に、実施形態2の概念について説明する。
実施形態2に記載の発明は、質問器と応答器とからなるRFIDシステムであって、応答器は質問信号搬送波に基づいて、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をし、受信強度に応じた電圧の電源を利用して電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する。質問器は、応答器からの応答信号搬送波を利用して生成された応答信号を受信し、受信した応答信号の搬送波の周波数値を取得するとともに、質問信号搬送波の周波数値を取得し、応答信号周波数値と、質問信号周波数値を比較して距離情報を算出する。
<構成要件の明示>
以下に、実施形態2のRFIDシステムの構成要件を明示する。
図5に示すように、実施形態2のRFIDシステム0500は、質問器0501と、応答器0502と、からなる。質問器は、質問信号周波数値取得部0503、応答信号受信部0504と、応答信号周波数値取得部0505と、距離情報算出部0506と、からなる。応答器は、電源再生部0507と、応答信号搬送波生成部0508と、からなる。
図6に示すのは、実施形態2のRFIDシステムの一構成例である。実施形態2のRFIDシステム0600は、質問器0601と、応答器0602と、アンテナ1(0611)と、アンテナ2(0612)と、アンテナ3(0613)と、アンテナ4(0614)と、からなる。質問器は、質問信号搬送波発生部0603と、質問信号周波数値取得部0604と、応答信号受信部0605と、応答信号周波数値取得部0606と、距離情報算出部0607と、からなる。応答器は、電源再生部0608と、応答信号搬送波生成部0609と、応答信号重畳部0610と、からなる。
<構成の説明>
以下に、実施形態2のRFIDシステムに関する構成要件の説明をする。
まず、質問器の構成要件を説明する。
(質問器)
(質問信号周波数値取得部)
質問信号周波数値取得部は、質問信号搬送波の周波数値である質問信号周波数値を取得する。ここで一例として、質問信号搬送波は、周波数カウンタなどによって周波数値に変換される。
(応答信号受信部)
応答信号受信部は、応答器の応答信号搬送波生成部で生成された応答信号搬送波を利用して生成された応答信号を受信する。
(応答信号周波数値取得部)
応答信号周波数値取得部は、応答信号受信部で受信した応答信号の搬送波の周波数値を取得する。ここで一例として、応答信号の搬送波は、周波数カウンタなどによって周波数値に変換される。
(距離情報算出部)
距離情報算出部は、質問信号周波数値取得部で取得した質問信号周波数値と、応答信号周波数値取得部で取得した応答信号周波数値と、を比較して距離に関する情報である距離情報を算出する。ここで距離情報の算出にあたっては、一例として、質問信号周波数値と応答信号周波数値との差と、質問器と応答器の距離の関係をデータ化したテーブルなどを利用する。このテーブルは、質問器内部の記憶媒体に格納されていてもよいし、質問器の外部に接続された記憶媒体に格納されていてもよい。
次に、応答器の構成要件を説明する。
(応答器)
(電源再生部)
実施形態1と同様であるので、その説明を省略する。
(応答信号搬送波生成部)
実施形態1と同様であるので、その説明を省略する。
<具体的説明>
以下に、実施形態2について具体的に説明する。
まず質問器の質問信号搬送波発生部は、質問信号搬送波(一例として、質問信号搬送波の周波数を915MHzとする)を発生する。質問信号搬送波発生部で発生された質問信号搬送波は、質問器に接続された送信アンテナ1に送信されると同時に、質問器の質問信号周波数値取得部に入力される。質問信号周波数値取得部は、入力された質問信号搬送波に基づいて、質問信号搬送波の周波数値(915MHz)を取得する。
アンテナ1に送信された質問信号搬送波(915MHz)は、アンテナ1から送信され、応答器に接続された受信アンテナ2によって受信される。アンテナ2によって受信された質問器からの質問信号搬送波(915MHz)は、電源再生部に入力される。
電源再生部に入力された質問信号搬送波(915MHz)の電磁波エネルギー強度に基づいた電圧の電源(一例として、4.5V)が再生される。電源再生部で再生された電源(4.5V)は、応答信号搬送波生成部に供給される。
応答信号搬送波生成部は、電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源(4.5V)を利用して、電圧に応じた周波数の応答信号搬送波(一例として、910MHz)を生成する。
実施形態1で述べたように、図3に示すのは、電源再生部で生成され応答信号搬送波生成部に供給される入力電圧と、応答信号搬送波生成部で生成される応答信号搬送波の周波数との関係を示す図の一例である。ここでは一例として、入力電圧が4.5Vで、それに対する応答信号搬送波の周波数が910MHzであるとしている。また、図3には、質問器で生成される質問信号搬送波の周波数も示してある。この場合には、質問信号搬送波の周波数が915MHz、質問信号搬送波が電磁波エネルギー強度の減衰なく、応答器で受信された場合に再生される電圧を5.5Vであるとしている。図3から、周波数が915MHzの場合の入力電圧は5.5Vと読み取れるので、1.0V(5.5−4.5)の電圧降下が発生したことに相当する。
応答信号搬送波生成部で生成される応答信号搬送波(910MHz)は、応答器に接続された送信アンテナ3を介して送信される。アンテナ3から送信された応答信号搬送波は、質問器に接続された受信アンテナ4で受信される。アンテナ4で受信された応答信号搬送波を利用して生成された応答信号は、質問器の応答信号受信部で受信される。応答信号受信部で受信された応答信号は応答信号周波数値取得部に入力される。応答信号周波数値取得部は、入力された応答信号に基づいて、応答信号搬送波の周波数値(910MHz)を取得する。
距離情報算出部は、質問信号周波数値取得部で取得した質問信号周波数値(910MHz)と、応答信号周波数値取得部で取得した応答信号周波数値(915MHz)と、を比較して距離に関する情報である距離情報を算出する。
図7に示すのは、質問信号周波数値取得部で取得した質問信号周波数値(一例として、915MHz)と、応答信号周波数値取得部で取得した応答信号周波数値(一例として、910MHz)との差と、質問器と応答器の距離の関係を示す図の一例である。ここでは一例として、質問信号周波数値取得部で取得した質問信号周波数値を915MHz、応答信号周波数値取得部で取得した応答信号周波数値を910MHzとしている。その差5MHz(915−910)に対応する質問器と応答器との距離が約0.2kmと算出される。なお、図6に示した質問信号周波数値と応答信号周波数値との差と、質問器と応答器の距離の関係を示すデータは、質問器の内部記憶媒体に格納されていてもよいし、質問器に接続された記憶媒体に格納されていてもよい。
<処理の流れ>
以下に、実施形態2のRFIDシステムに関する処理の流れを説明する。
図8、図9に示すのは、実施形態2のRFIDシステムに関する処理の流れである。
まず質問器は、質問信号搬送波を利用して生成された質問信号を送信する(ステップS0801)。次に応答器は、質問器から質問信号搬送波を受信する(ステップS0802)。次に、電源再生部は、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をする(ステップS0803)。次に、応答信号搬送波生成部は、電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源を利用して電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する(ステップS0804)。
次に、次に質問器は、質問信号搬送波を受信する(ステップS0901).次に質問信号周波数値取得部は、質問信号搬送波の周波数値である質問信号周波数値を取得する(ステップS0902)。次に、応答信号受信部は、応答器の応答信号搬送波生成部で生成された応答信号搬送波を利用して生成された応答信号を受信する(ステップS0903)。次に、応答信号周波数値取得部は、応答信号受信部で受信した応答信号の搬送波の周波数値を取得する(ステップS0904)。次に、距離情報算出部は、質問信号周波数値取得部で取得した質問信号周波数値と、応答信号周波数値取得部で取得した応答信号周波数値と、を比較して距離に関する情報である距離情報を算出する(ステップS0905)。
<実施形態2の効果>
実施形態2の発明によれば、質問器で生成される質問信号周波数値と、応答器で生成される応答信号周波数値と、を比較して距離に関する情報である距離情報を算出することができる。
<その他>
以上の説明では、アンテナ1、アンテナ4は、質問器の外部で接続されているものとして説明したが、質問器の内部で接続されているものとしてもよい。また、アンテナ2、アンテナ3は、応答器の外部で接続されているものとして説明したが、質問器の内部で接続されているものとしてもよい。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概念>
実施形態3の発明は、距離情報算出部が、相対速度を算出するための相対速度算出手段を有する実施形態2に記載のRFIDシステムに関する。距離情報算出部が、相対速度を算出するための相対速度算出手段を有すること以外は、実施の形態2と同様なので説明を省略する。
<速度情報の算出>
次に、質問器と応答器の間の相対速度を算出する方法について説明する。
図10に示すように、距離情報算出部1000は、さらに相対速度を算出するための相対速度算出手段1001を有する構成とすることも可能である。相対速度は、一例としては、次のような方法で算出することができる。まず実施形態1、2述べた方法で質問器と応答器の距離情報1を算出する。ここで距離情報1を算出するために質問器が質問信号搬送波を送信した時刻を時刻1とする。次に同様にして質問器と応答器の距離情報2を算出する。ここで距離情報2を算出するために質問器が質問信号搬送波を送信した時刻を時刻2とする。すると、計算式
(距離情報2−距離情報1)/(時刻2−時刻1)
によって、計測時間内における平均の相対速度情報を算出することができる。
<実施形態3の効果>
実施形態3の発明によれば、質問器で生成される質問信号周波数値と、応答器で生成される応答信号周波数値と、を比較して距離に関する情報である距離情報を算出し、さらに距離情報を利用して質問器と応答器の相対速度を算出することができる。
<<実施形態4>>
<実施形態4の概念>
実施形態4の発明は、応答信号搬送波生成部は、電圧可変発振器を含む実施形態1から3に記載のRFIDシステムに関する。既知の電圧可変発振器の入力電圧と出力周波数の関係を利用できるため、距離情報を算出するために利用する入力電圧と周波数の関係を示すデータのテーブルの作成が容易になるという利点がある。応答信号搬送波生成部が、電圧可変発振器を含む以外は、実施形態1から3に記載のRFIDシステムと同様なのでその説明を省略する。
ここで「電圧可変発振器」には、電圧制御発振器VCO(Voltage Controlled Oscillator)や、VCXO(Voltage Controlled Xtal Oscillator)などが該当する。VCOは、電圧の制御によって、発振周波数を変えることができる発振回路であり、VCXOは電圧によって周波数を可変することができる水晶発振器である。
<実施形態4の効果>
実施形態4の発明によれば、既知の電圧可変発振器の入力電圧と出力周波数の関係を利用できるため、距離情報を算出するために利用する入力電圧と周波数の関係を示すデータのテーブルの作成が容易になる。
本件発明は、RFIDシステムのような小型のシステムの質問器と応答器の間の距離情報や速度情報を算出するのに利用可能である。
実施形態1のRFIDシステムの機能ブロック図。 実施形態1のRFIDシステムに関する応答器の一構成例を示す図。 実施形態1の応答信号搬送波生成部の入力電圧と周波数の関係を示す図。 実施形態1のRFIDシステムに関する処理の流れを示す図。 実施形態2のRFIDシステムの機能ブロック図。 実施形態2のRFIDシステムの一構成例を示す図。 実施形態2の周波数の差と距離の関係を示す図。 実施形態2のRFIDシステムに関する処理の流れを示す図。 実施形態2のRFIDシステムに関する処理の流れを示す図(続き)。 実施形態2の距離情報算出部の機能ブロック図。
符号の説明
0100 RFIDシステム
0101 質問器
0102 応答器
0103 質問信号搬送波発生部
0104 質問信号周波数値取得部
0105 応答信号受信部
0106 応答信号周波数値取得部
0107 距離情報算出部
0108 電源再生部
0109 応答信号搬送波生成部
0110 応答信号重畳部
0111 アンテナ1
0112 アンテナ2
0113 アンテナ3
0114 アンテナ4

Claims (4)

  1. 質問器と応答器とからなるRFIDシステムであって、
    前記応答器は、
    前記質問器から受信する質問信号搬送波に基づいて、その搬送波の受信強度に応じた電圧の電源再生をするための電源再生部と、
    前記電源再生部で再生された受信強度に応じた電圧の電源を利用して前記電圧に応じた周波数の応答信号搬送波を生成する応答信号搬送波生成部と、
    を有するRFIDシステム。
  2. 前記質問器は、質問信号搬送波の周波数値である質問信号周波数値を取得する質問信号周波数値取得部と、
    前記応答器の応答信号搬送波生成部で生成された応答信号搬送波を利用して生成された応答信号を受信する応答信号受信部と、
    前記応答信号受信部で受信した応答信号の搬送波の周波数値を取得する応答信号周波数値取得部と、
    前記質問信号周波数値取得部で取得した質問信号周波数値と、前記応答信号周波数値取得部で取得した応答信号周波数値と、を比較して距離に関する情報である距離情報を算出する距離情報算出部と、
    を有する請求項1に記載のRFIDシステム。
  3. 前記距離情報算出部は、相対速度を算出するための相対速度算出手段を有する請求項2に記載のRFIDシステム。
  4. 前記応答信号搬送波生成部は、電圧可変発振器を含む請求項1から3に記載のRFIDシステム。
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