JP3797135B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真技術を用いて画像を形成するカラープリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置及び画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いた画像形成装置(カラープリンタ)は、感光体と、その感光体の外周面を帯電させる帯電手段と、感光体の外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光ユニットと、前記静電潜像をトナー像に現像する現像ユニットとを備えている。また、画像形成装置は前記トナー像を転写対象に転写させる転写ユニットを備えている。
【0003】
感光体の隣接位置には略円筒状をなし回転可能に支持された現像ロータリーが設置され、その現像ロータリーは4色(イエローY、マゼンダM、シアンC、ブラックK)の現像ユニットを着脱可能に形成されている。上記各現像ユニットは、それぞれトナーが収容されるケースと、ケースに回転可能に支持された現像ローラと、ケースに回転可能に支持されるとともに、前記トナーを現像ローラの表面に供給する供給ローラとより主に構成されている。
【0004】
そして、現像ロータリーの回転駆動が制御されることにより、各現像ユニットのうちいずれか1体の現像ローラが感光体に摺接される位置(現像位置)に配置される。この現像位置において、ケース内では供給ローラの回転により摩擦帯電されたトナー(帯電トナー)が現像ローラ側へ供給され、そのトナーが現像ローラの表面に担持された状態で感光体の感光層へ移送される。すると、感光体上の静電潜像がトナーにより現像(顕像化)されてトナー像が形成される。現像後、現像ローラの表面に担持された未使用の帯電トナーは現像ローラの回転によりケース内に回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来構成の画像形成装置においては、1体の現像ユニットに収容されたトナーのみを使用する連続的な現像動作中においては、現像中に回収された帯電トナーはケースの供給ローラの近傍位置に貯蔵されている未使用のトナー上に堆積される。従って、そのまま現像動作が続けられると、使用済みの帯電トナーと未使用のトナーとが均一に混合されていないトナーが感光体上へ供給されてしまう。その結果、帯電トナーが大量に点在するトナーにより静電潜像が現像され、得られる画像品質が低下してしまうという問題があった。
【0006】
また、現像動作中には供給ローラ側のトナーは徐々に減少していくため、1体の現像ユニットを使用した連続的な現像を続けるために現像ユニット内にトナー補給機構を設け、そのトナー補給機構により供給ローラ側へトナーを補給可能に構成されたものがある。ところが、現像ユニットにトナー補給機構を設けると現像ユニットの部品点数が増え、構成が複雑になり現像ユニットの製造コストが嵩むという問題があった。さらに、ケース内へのトナー補給機構の設置によりケース内が狭くなり、現像ユニット内に収容可能なトナー量が少なくなってしまうという問題があった。
【0007】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、単色のトナーによる連続的な現像中に帯電トナーの偏りを防止して、得られる画像の品質の低下を防止することができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。その他の目的とするところは、現像ユニットに別体のトナー補給機構を設けることなく、その現像ユニット内の現像側にトナーを補給することができるとともに、トナーの収容量の低下をなくすことができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置の発明は、周面に静電潜像を担持する静電潜像担持体と、トナーを収容し、前記静電潜像を現像する現像ユニットと、前記現像ユニットを複数保持可能な現像ユニット支持体と、前記現像ユニット支持体の回転駆動を制御して、現像に使用される現像ユニットを複数の現像ユニットのなかから選択的に切り替える現像ユニット支持体の制御手段とを備える画像形成装置において、1体の現像ユニットによる単色の現像が連続する際は、前記制御手段により所定のタイミングで現像ユニット支持体を回転駆動させ、現像ユニット内に収容されたトナーを混合、攪拌するとともに、現像ユニットの現像側に補給させる一方、前記現像ユニットにトナー残量を検知するトナー残量検知手段を設け、トナー残量の減少に伴い現像ユニット支持体を回転駆動させる間隔が短くなるように前記タイミングを設定したことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の画像形成装置の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定のタイミングを、記録媒体の印字頁数が所定値に達したときに設定し、所定頁印字する毎に現像ユニット支持体を回転駆動させることを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に記載の画像形成装置の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定のタイミングを、トナーの消費量が所定値に達したときに設定し、トナーが所定量消費される毎に現像ユニット支持体を回転駆動させることを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に記載の画像形成方法の発明は、現像ユニットを複数保持した現像ユニット支持体の動作を制御手段により制御して、現像に使用される現像ユニットを複数の現像ユニットのなかから選択的に切り替え、選択された現像ユニットのトナーにより静電潜像担持体に担持された静電潜像の現像を行う画像形成装置による画像形成方法おいて、1体の現像ユニットによる単色の現像が連続する際に、現像ユニット支持体を回転駆動させるタイミングを検出する工程と、検出されたタイミングに基づいて制御手段により現像ユニット支持体を回転駆動させて現像ユニット内に収容されたトナーを混合、攪拌するとともに、現像ユニットの現像側に補給させる工程と、前記現像ユニットのトナー残量を検知し、そのトナー残量の減少に伴い現像ユニット支持体を回転駆動させる間隔が短くなるように前記タイミングを設定する工程とよりなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を画像形成装置(カラープリンタ)に具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。なお、図1は画像形成装置10内を模式的に示す概略図である。なお、この第1実施形態では単色、即ちブラックのトナーによる連続的な現像動作に具体化して説明する。
【0014】
まず、画像形成装置10内の概要について説明する。図1に示すように、画像形成装置10内には、周面に静電潜像を担持する静電潜像担持体としての感光体17と、トナーを収容し、前記静電潜像を現像する第1〜第4現像ユニット231,232,233,234と、前記第1〜第4現像ユニット231〜234を複数保持可能な現像ユニット支持体としての現像ロータリー22が設けられている。また、中間転写ユニット12、定着ユニット13、給紙装置16及び図3に示す画像形成装置10全体の制御を行う制御ユニット14が設けられている。
【0015】
図1に示すように、前記感光体17はドラム状をなし、その感光体17の隣接位置には感光体17の外周面に摺接して外周面を一様に帯電させる帯電器19が設置されている。そして、感光体17の外周面が帯電器19により帯電された後、前記露光ユニット21によって所望の画像情報に応じた選択的な露光が感光体17の感光層(図示せず)になされると、その感光層には前記画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体17の隣接位置には、略円筒状をなす前記現像ロータリー22が回転可能に設けられている。
【0016】
次いで、前記第1〜第4現像ユニット231〜234について説明する。図2に示すように、第1〜第4現像ユニット231〜234はそれぞれトナーが収容されたケース23aを備えている。また、ケース23aには、同ケース23aに回転可能に支持された現像ローラ23bと、ケース23aに回転可能に支持されるとともに、前記現像ローラ23bに圧接することにより、前記トナーを現像ローラ23bの表面に供給する供給ローラ23cとが設けられている。さらに、ケース23a内には仕切板23dが設けられている。そして、第1現像ユニット231にはイエローのトナーが収容され、第2現像ユニット232にはマゼンダのトナーが収容されている。第3現像ユニット233にはシアンのトナーが収容され、第4現像ユニット234にはブラックのトナーが収容されている。
【0017】
また、図3に示すように、各現像ユニット231〜234にはそれぞれROMよりなる不揮発性メモリ23e(図3ではメモリと示す)がトナー残量検知手段及び記憶手段として設けられ、各不揮発性メモリ23eにはそれぞれケース23a内に収容されたトナーの色情報、トナー残量情報、製造年月日等の各現像ユニット231〜234をそれぞれ個別に識別可能とする識別情報が記憶されている。加えて、図1に示すように、各現像ユニット231〜234にはそれぞれ現像側コネクタ24が設けられ、それら現像側コネクタ24にはそれぞれ前記不揮発性メモリ23eが接続されている。一方、現像ロータリー22の近傍位置には前記現像側コネクタ24と接続可能に構成された制御側コネクタ25が設けられている。
【0018】
第1〜第4現像ユニット231〜234がそれぞれ現像ロータリー22に保持された状態、具体的には装着された状態において、各現像ユニット231〜234のうちのいずれか1体の現像側コネクタ24と前記制御側コネクタ25とが接続可能な位置となるように現像ロータリー22が回転駆動される。そして、両コネクタ24,25が接続されて不揮発性メモリ23eの識別情報が読み込まれて、4体の現像ユニット231〜234の識別情報が制御ユニット14に記憶される。
【0019】
また、前記装着状態において、現像ロータリー22が回転制御されることにより、各現像ユニット231〜234のうちいずれか1体の現像ローラ23bが感光体17に対向する位置(現像位置)に配置される。この現像位置で現像ユニット231〜234の現像側、即ち供給ローラ23c側にあるトナーが供給ローラ23cの回転により摩擦帯電されて現像ローラ23b側へ供給され、そのトナーが現像ローラ23bの表面に担持された状態で感光体17の感光層へ移送される。すると、感光体17上の静電潜像がトナーにより現像(トナー像)され顕像化される。そして、4体の現像ユニット231〜234による現像がそれぞれ行われて感光体17上に4色のトナーが重ねられたトナー像が形成される。
【0020】
さらに、現像の際に使用された後、現像ローラ23bの表面に残存する帯電トナーはケース23a内の供給ローラ23cの近傍位置に回収される。その後、現像位置にある現像ロータリー22の回転制御により、その回転中にケース23a内の帯電トナーと未使用トナーは混合攪拌されて、両トナーが均一に分散されてリフレッシュされる。そして、現像位置に再度位置したとき、仕切板23dより供給ローラ23c側、即ち現像ユニット231〜234の現像側へリフレッシュされたトナーが補給されるように構成されている。
【0021】
なお、本明細書において、現像側へリフレッシュされたトナーが補給されるとは、現像ユニット231〜234内において、仕切板23dより内奥側から仕切板23dより供給ローラ23c側へトナーが補給されることを示し、ケース23a側の部屋と供給ローラ23c側の部屋とが分離区画され、供給ローラ23c側の部屋へ外部のケース23a側の部屋からトナーが補給されることではない。
【0022】
次いで、前記トナー像が転写される中間転写ユニット12について説明すると、図1に示すように、感光体17の上方位置に配置された前記中間転写ユニット12は駆動ローラ29と、一次転写サポートローラ27と、テンションローラ28と、クリーナバックアップローラ26と、それら各ローラ26〜29間に張架された無端状の中間転写ベルト30と、クリーニング手段(図示せず)とから構成されている。前記一次転写サポートローラ27の中間転写ベルト30を介した対向位置には前記感光体17が配置され、駆動ローラ29の中間転写ベルト30を挟んだ対向位置には二次転写ローラ31が配置されている。
【0023】
前記駆動ローラ29は、その端部に固定された歯車(図示せず)が、前記感光体17の駆動モータの駆動用歯車(図示せず)と噛み合っていることにより、感光体17と略同一の周速で回転駆動可能に構成されている。即ち、中間転写ベルト30が感光体17と略同一の周速で循環駆動される。
【0024】
そして、中間転写ベルト30が循環駆動される過程で、前記一次転写サポートローラ27と感光体17との間において、感光体17上に形成されたトナー像が中間転写ベルト30に転写される。さらに、中間転写ベルト30に転写されたトナー像は、二次転写ローラ31と駆動ローラ29との圧接部において、前記給紙装置16から供給された用紙等の記録媒体32に転写される。中間転写ユニット12に隣接する位置に設置された前記定着ユニット13は熱源を有する定着ローラ33と、この定着ローラ33に圧接されている加圧ローラ34とより構成されている。そして、記録媒体32に転写されたトナー像が、定着ユニット13により記録媒体32上に定着された後、画像が印字された記録媒体32はカラープリンタ外へ排出される。
【0025】
感光体17に隣接する位置には、クリーニング器20が設置されている。そして、トナー像の中間転写ベルト30への転写後、感光体17の外周面に残存する帯電トナーは前記クリーニング器20により回収される。
【0026】
次いで、上記画像形成装置10を制御する制御ユニット14について説明すると、図3に示すように、制御ユニット14はコントローラ部38とエンジン制御部35とから構成され、両者はインターフェイス線を通じて接続されている。前記コントローラ部38はホストコンピュータ36との通信を行い、パソコン(図示せず)のアプリケーションソフトウェア等により作製された画像情報等の各種情報がホストコンピュータ36からコントローラ部38へ送られるようになっている。前記コントローラ部38はホストコンピュータ36から送られてきた画像情報としてのレッド、グリーン、ブルーのRGBデータをイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの画像データへと変換する機能を有する。さらに、画像データをコントローラ部38のメモリ(図示せず)に保存する機能を有する。
【0027】
前記エンジン制御部35は、制御手段としてのCPU40を備え、その他にRAM41、ROM42、I/O制御部43、A/Dコンバータ44、D/Aコンバータ45、本体メモリ46等を備えている。前記CPU40は画像形成装置10を構成する各部を制御する。また、各現像ユニット231〜234のうちのいずれかの現像側コネクタ24と前記制御側コネクタ25とが接続されたとき、CPU40は不揮発性メモリ23eと通信可能となり、各現像ユニット231〜234におけるトナーの色情報、トナー残量情報を判別する。
【0028】
さらに、CPU40は画像形成装置10により印字された記録媒体32の頁数を判別する。そして、CPU40は前記トナー残量情報、印字頁数等に基づいて所定のタイミングで現像ロータリー22の回転駆動を制御する。前記RAM41は画像形成装置10に関する各種情報を一時的に記憶する。また、前記ROM42は画像形成装置10を制御するための各種プログラムを記憶し、I/O制御部43は入出力データを制御する。
【0029】
前記A/Dコンバータ44は画像形成装置10におけるアナログ信号をデジタル信号に変換し、D/Aコンバータ45はデジタル信号をアナログ信号に変換する。前記本体メモリ46は、前記現像ロータリー22における現像ユニット231〜234の有無情報、不揮発性メモリ23eに書き込まれたトナー色情報、トナー残量情報等の各種識別情報を格納する。
【0030】
次いで、上記構成の画像形成装置10によるモノカラー印字、具体的には第4現像ユニット234に収容されたブラックのトナーによる連続的な現像処理を図4に示すフローチャートを使用して説明する。なお、この動作はROM42に記憶されたプログラムに基づき、CPU40の制御により実行され、現像ロータリー22を回転駆動させるタイミングの判断基準は、A4サイズの記録媒体32を連続20頁分印字したか否かに設定されている。また、各現像ユニット231〜234の不揮発性メモリ23eにはそれぞれ識別情報が格納され、本体メモリ46には4体の現像ユニット231〜234の有情報及び識別情報が格納されている。
【0031】
さて、ホストコンピュータ36からの印字指令(画像情報)がコントローラ部38でブラックの画像データに変換された後、コントローラ部38のメモリに保存され、所定量の画像データの変換が終了すると、エンジン制御部35に現像開始を要求する旨の情報が送信される。すると、まず、帯電器19及び露光ユニット21により感光体17上に静電潜像が形成される。
【0032】
続いて、図4に示すように、現像ロータリー22が回転駆動され、第4現像ユニット234が現像位置へ移動される{ステップ101(以下、単にS101と称す)}。次いで、印字の有無が判別される(S102)。印字指令信号が送られているため、印字が有ると判別されると(S102でYES)、第4現像ユニット234内のトナーの有無が判別される(S103)。一方、印字が無しと判別されると(S102でNO)、現像、即ち印字処理が終了される。
【0033】
そして、前記S103において、第4現像ユニット234内にトナーが有ると判別されると(S103でYES)、第4現像ユニット234のトナーを使用して静電潜像の現像が行われ(S104)、記録媒体32に印字が行われる。そして、ブラックのトナーによる単色の現像が連続し、モノクロ印字が連続しているとき、記録媒体32の印字頁数が判定される(S105)。第4現像ユニット234のトナーによる記録媒体32の印字頁数が連続20頁に達していないと判断されると(S105でNO)、前記S102に戻り、印字残りの有無が判別される(S102)。印字残りが無しと判別されると(S102でNO)、現像、即ち印字処理が終了される。印字残りが有りと判別されると(S102でYES)、続けて上記と同様の現像、印字処理が続けられる。
【0034】
さて、前記S105において、第4現像ユニット234のトナーによる記録媒体32の印字頁数が連続20頁に達したと判断されると(S105でYES)、現像ロータリー22が360度、即ち1回転分だけ回転駆動される(S106)。すると、ケース23a内において、現像ロータリー22の回転途中で供給ローラ23c側にあるトナーとケース23a内奥方にあるトナーとが混合され、さらに、回転するうちにトナーが攪拌される。そして、現像ロータリー22が360度回転すると、攪拌混合されたトナーが仕切板23dより供給ローラ23c側へ補給される。
【0035】
次いで、前記S102に戻り、印字残りの有無が判別される(S102)。印字残りが無しと判別されると(S102でNO)、現像、印字処理が終了される。印字残りが有りと判別されると(S102でYES)、上記と同様の処理が再度行われて現像、印字が続けられ、印字頁数が20頁に達する毎に現像ロータリー22が回転駆動され、第4現像ユニット234内のトナーの攪拌、混合、トナーの補給が行われる。なお、上記S103で第4現像ユニット234のトナーが無いと判断されると(S103でNO)、画像形成装置10の表示部(図示せず)に第4現像ユニット234にトナーが無いことを示す旨のメッセージが表示され(S107)、その後、印字処理が終了される。
【0036】
前記第1実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1) ブラックのトナーを収容した第4現像ユニット234によりモノクロ印字を連続的に行っている際、記録媒体32が所定頁数印字される毎に、現像ロータリー22を1回転させたため、ケース23a内において現像中に回収された帯電トナーと、未使用のトナーとが混合攪拌される。従って、使用済みの帯電トナーと未使用のトナーとが均一に混合されず、帯電トナーが大量に点在する状態で静電潜像が現像された従来と異なり、得られる画像品質が低下するのを防止することができる。
【0037】
(2) モノクロ印字を連続的に行っているとき、現像ロータリー22を360度回転させることにより、リフレッシュされたトナーを仕切板23dより供給ローラ23c側へ補給することができる。従って、現像ユニット231〜234内にトナー補給機構を別途設ける必要がなく、現像ユニット231〜234の構造が複雑化することなく製造コストが嵩むといった不具合をなくすことができる。また、現像ユニット231〜234にトナー補給機構を設けることによりケース23a内が狭くなり、トナーの収容量が少なくなった従来と比較して、単色のトナーによる連続的な印字時間を長くすることができる。
【0038】
(第2実施形態)
以下、第2実施形態では、上記第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付して説明する。第2実施形態においては、トナー残量に依存して現像ロータリー22を回転させるタイミングを切り替えながらモノクロ印字を連続的に行う場合について図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0039】
さて、第1実施形態と同様の処理によりエンジン制御部35に現像開始を要求する旨の情報が送信され、感光体17上に静電潜像が形成されると、図5に示すように、現像ロータリー22が回転駆動され、第4現像ユニット234が現像位置へ移動される(S201)。次いで、印字の有無が判別される(S202)。S202において印字が有ると判別されると(S202でYES)、第4現像ユニット234内のトナーの有無が判別される(S203)。
【0040】
一方、前記S202において、印字が無しと判別されると(S202でNO)、印字処理が終了される。そして、前記S203において、第4現像ユニット234内にトナーが有ると判別されると(S203でYES)、トナー残量検知手段としての不揮発性メモリ23eのトナー残量が読み込まれる。そして、第4現像ユニット234内のトナー残量が検知され、そのトナー残量が所定値より多いか否かが判別される(S204)。
【0041】
トナー残量が所定値より多いと判別されると(S204でYES)、現像ロータリー22の回転駆動を行うタイミングの判断基準が、第4現像ユニット234のトナーによる印字頁数が連続20頁に達したか否かに設定される。そして、第4現像ユニット234のトナーを使用して静電潜像の現像が行われ(S205)、記録媒体32へ印字が行われる。
【0042】
続いて、第4現像ユニット234のトナーによる印字頁数が前記判断基準に基づいて判断される(S206)。印字頁数が連続20頁に達していないと判断されると(S206でNO)、前記S202に戻り、印字残りの有無が判別される(S202)。印字残りが無しと判別されると(S202でNO)、現像、即ち印字処理が終了される。印字残りが有りと判別されると(S202でYES)、上記と同様に、現像、印字が続けられる。
【0043】
さて、前記S206において、印字頁数が連続20頁に達したと判断されると(S206でYES)、現像ロータリー22が360度回転駆動される(S207)。すると、ケース23a内において、供給ローラ23c側にあるトナーとケース23a内奥方にあるトナーとが混合され、さらに、回転するうちにトナーが攪拌される。そして、現像ロータリー22が360度回転すると、攪拌混合されたトナーが仕切板23dより供給ローラ23c側へ補給される。
【0044】
現像ロータリー22の回転後、再びS202に戻り印字の有無が判別される(S202)。印字が有ると判別されると(S202でYES)、以下、上記と同様に、現像、印字が続けられる。一方、印字が無しと判別されると(S202でNO)、印字処理が終了される。
【0045】
また、前記S204において、トナー残量が所定値より少ないと判別されると(S204でNO)、現像ロータリー22の回転駆動を行うタイミングの判断基準が、第4現像ユニット234のトナーによる印字頁数が10頁に達したか否かに変更設定される。そして、第4現像ユニット234のトナーを使用して印字が行われる(S208)。続いて、第4現像ユニット234のトナーによる印字頁数が前記判断基準に基づいて判断される(S209)。印字頁数が連続10頁に達していないと判断されると(S209でNO)、前記S202に戻り、印字残りの有無が判別される(S202)。印字残りが無しと判別されると(S202でNO)、印字処理が終了される。印字残りが有りと判別されると(S202でYES)、上記と同様に、現像、印字が続けられる。
【0046】
一方、前記S209において、印字頁数が連続10頁に達したと判断されると(S209でYES)、現像ロータリー22が360度回転駆動されて(S207)、ケース23a内のトナーが攪拌混合されるとともに、トナーが供給ローラ23c側へ補給される。現像ロータリー22の回転後、印字の有無が判別される(S202)。印字が有ると判別されると(S202でYES)、以下、上記と同様に現像、印字が続けられる。一方、印字が無しと判別されると(S202でNO)、現像、即ち印字処理が終了される。
【0047】
従って、第2実施形態においては、トナー残量に応じて現像ロータリー22を回転させるタイミングの判断基準を変更させた。そのため、第1実施形態の(1)、(2)の効果に加えて、トナーが大量に残っている場合には現像ロータリー22が回転する間隔が長くなり、現像ロータリー22の回転による印字処理量の低下を少なくすることができる。
【0048】
一方、トナーが少量しか残っていない場合には現像ロータリー22を回転させる間隔を短くして帯電トナーと未使用トナーとを効果的に均一に分散させることができ、帯電トナーのみによる現像が行われるといった不具合をなくすことができる。それと同時に、供給ローラ23c側にトナーを効率よく補給することができ、単色のトナーによる連続的な印字を可能にすることができる。
【0049】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 各実施形態では現像ロータリー22を1回転させて攪拌を行ったが、現像ロータリー22を2回転以上させて攪拌を行っていもよい。
【0050】
・ 各実施形態において、各現像ユニット231〜234にトナーカウンターを設け、そのトナーカウンターによりカウントされたトナー消費量が所定値に達したときを現像ロータリー22を回転させるタイミングに設定し、トナーが所定量消費される毎に現像ロータリー22を回転駆動させてもよい。
【0051】
・ 各実施形態では、第4現像ユニット234のトナーによる印字頁数がA4サイズの記録媒体32で連続10頁又は20頁に達したか否かを判断基準としたが、判断基準における記録媒体32の用紙サイズをA3,A5,B4,B5,はがき等に変更してもよく、頁数を連続30頁、40頁等と適宜変更してもよい。
【0052】
・ 各実施形態において、現像ロータリー22を回転駆動させる判断基準をトータルの印字時間、現像回数、垂直同期信号(VSYNC)の周期等に変更してもよい。
【0053】
・ 各実施形態では、第4現像ユニット234によるブラックのトナーを使用した現像によってモノクロ印字を行った場合に具体化したが、第1現像ユニット231によるイエローのトナー、第2現像ユニット232によるマゼンダのトナー又は第3現像ユニット233によるシアンのトナーを使用した現像によるモノカラー印字を行った場合に具体化してもよい。
【0054】
・ 各実施形態では、カラーの画像形成装置10に具体化したが、モノカラー印字を行う画像形成装置10において、所定のタイミングで現像ユニット231〜234内のトナーを攪拌、混合させてもよい。
【0055】
・ 各実施形態では感光体17に現像ローラ23bが摺接して現像を行わせたが、ジャンピング形式により現像を行わせてもよい。
・ 各実施形態では現像ユニット231〜234をトナーを収容したケース23aと、その他の現像ローラ23b等とが一体形成されたものを使用したが、ケース23aが分離可能に構成された現像ユニット231〜234を使用してもよい。そして、その現像ユニット231〜234内において、現像ロータリー22の回転により仕切板23dより内奥側から仕切板23dより現像ローラ23b及び供給ローラ23c側へトナーを補給させてもよい。
【0056】
・ 各実施形態ではトナー残量検知手段及び記憶手段としての不揮発性メモリ23eをROMに具体化したが、RAM、バーコード、磁気テープ等に具体化してもよい。
【0057】
・ 実施形態では、画像形成装置10としてカラープリンタに具体化したが、ファクシミリ等に具体化してもよい。
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
【0058】
・ 前記現像ユニット支持体を1回転以下で回転駆動させるように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。このように構成した場合、現像ユニット支持体を回転させることに伴う現像処理量の低下を小さくすることができる。
【0059】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置及び請求項4に記載の画像形成方法によれば、単色のトナーによる連続的な現像中に帯電トナーの偏りを防止して、得られる画像の品質の低下を防止することができる。また、現像ユニットに別体のトナー補給機構を設けることなく、その現像ユニット内の現像側にトナーを補給することができるとともに、トナーの収容量の低下をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の画像形成装置を示す概略図。
【図2】実施形態の現像ロータリー及び現像ユニットを示す断面図。
【図3】実施形態の制御ユニットを示すブロック図。
【図4】第1実施形態の現像動作を示すフローチャート。
【図5】第2実施形態の現像動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 画像形成装置
17 静電潜像担持体としての感光体
22 現像ユニット支持体としての現像ロータリー
231,232,233,234 現像ユニット
23e トナー残量検知手段としての不揮発性メモリ
32 記録媒体
40 制御手段としてのCPU

Claims (4)

  1. 周面に静電潜像を担持する静電潜像担持体と、
    トナーを収容し、前記静電潜像を現像する現像ユニットと、
    前記現像ユニットを複数保持可能な現像ユニット支持体と、
    前記現像ユニット支持体の回転駆動を制御して、現像に使用される現像ユニットを複数の現像ユニットのなかから選択的に切り替える現像ユニット支持体の制御手段とを備える画像形成装置において、
    1体の現像ユニットによる単色の現像が連続する際は、前記制御手段により所定のタイミングで現像ユニット支持体を回転駆動させ、現像ユニット内に収容されたトナーを混合、攪拌するとともに、現像ユニットの現像側に補給させる一方、前記現像ユニットにトナー残量を検知するトナー残量検知手段を設け、トナー残量の減少に伴い現像ユニット支持体を回転駆動させる間隔が短くなるように前記タイミングを設定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定のタイミングを、記録媒体の印字頁数が所定値に達したときに設定し、所定頁印字する毎に現像ユニット支持体を回転駆動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定のタイミングを、トナーの消費量が所定値に達したときに設定し、トナーが所定量消費される毎に現像ユニット支持体を回転駆動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 現像ユニットを複数保持した現像ユニット支持体の動作を制御手段により制御して、現像に使用される現像ユニットを複数の現像ユニットのなかから選択的に切り替え、選択された現像ユニットのトナーにより静電潜像担持体に担持された静電潜像の現像を行う画像形成装置による画像形成方法おいて、1体の現像ユニットによる単色の現像が連続する際に、現像ユニット支持体を回転駆動させるタイミングを検出する工程と、検出されたタイミングに基づいて制御手段により現像ユニット支持体を回転駆動させて現像ユニット内に収容されたトナーを混合、攪拌するとともに、現像ユニットの現像側に補給させる工程と、前記現像ユニットのトナー残量を検知し、そのトナー残量の減少に伴い現像ユニット支持体を回転駆動させる間隔が短くなるように前記タイミングを設定する工程とよりなる画像形成方法。
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