JP3797022B2 - 加湿器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蒸気を吐出して室内の湿度を上昇させるための加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に加湿器は、水道水を蒸発させることにより室内を加湿するものである。方式としては超音波等の噴霧式と加熱式とに大別されるが、水中に含まれているカルシウム、マグネシウム等の無機塩類が飛散しない点で加熱式の方が主流になってきている。
【0003】
加熱式においては蒸気発生部の構造として蒸発槽とヒーターから構成され、ヒータに通電することで蒸発槽に蓄えられた水を加熱し、沸騰、蒸発させるようになっている。しかし、加熱式の欠点として、沸騰させるときに騒音が発生するという問題があり、特開平6−323579号公報に開示されるように蒸発槽内に吸水材を設置することで騒音の低減を図る方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、加熱式における沸騰時の騒音を低減させる方法としては、上記方法のように蒸発槽に不織布等を直接挿入する手段以外にはとられておらず、加熱式加湿器を使用する場合に騒音がするという欠点は依然残る。特に、最も加湿器が必要と考えられる就寝時において、騒音の発生は眠りを妨げることになり、使用者にとって不便である。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、加熱式の加湿器において発生する騒音を低減させる手段を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1の加湿器は、蒸気発生装置と、該蒸気発生装置で発生した蒸気を吐出する蒸気吐出口と、蒸気発生装置から蒸気吐出口への蒸気通路とを備え蒸気通路の断面積を蒸気の流れ方向で変化させた加湿器において、蒸気通路となる上下に長い直管状の蒸気発生管に、蒸気発生管の中心に向かって形状がへこむ円錐状の壁部を上下方向に間隔を隔てて複数設け、これら壁部として、蒸気発生管の中心に位置する下端と蒸気発生管との間に穴を設けると共に蒸気発生管の中心に位置する下端に該下端と蒸気発生管との間に形成した前記穴よりも径が小さいが水が通過できる程度の穴を設けた壁部と、該壁部の上方に位置すると共に蒸気発生管の中心に位置する下端にのみ水が通過できる穴を設けた壁部とを交互に設けて成ることを特徴とする。蒸気発生装置から発生した音のうち、特定の周波数を持つ音が蒸気通路を通過する際に互いに打ち消し合い、排出される音圧を低減することができて騒音を低減できる。またこの場合、円錐状の壁部に結露水が溜まることがないので、壁部に雑菌等が溜まることなく、遮音効果を発揮でき る。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を添付図面に基づいて詳述する。
【0008】
先ず図1の参考例から説明する。加湿器本体1には給水タンク2と給水タンク2からの水を蓄える水槽3とヒーター5が側面についた蒸発槽4と蒸気吐出口7へ蒸発槽4から蒸気を送るように繋いでいる蒸気発生管6を備えている。上記ヒーター5が側面についた蒸発槽4は蒸気発生装置となっており、蒸気発生管6が蒸気通路となっている。
【0009】
前記給水タンク2には下面に給水口が形成されており、給水弁構造を有する給水キャップ8により給水口が閉塞されている。そして、給水タンク2が加湿器本体に装着されたとき、水槽内3内に設置された突起9が給水キャップ8内に挿入され、給水弁を開いた状態とし、給水タンク2内にある水が水槽3内に満たされるようになっている。水槽3と蒸発槽4は連通管10により連通しているので、水槽3内に満たされた水は連通管10を通って蒸発槽4内にも流れ込むようになっている。そして一定時間後には規定水位まで蒸発槽4内に水が満たされるようになっている。
【0010】
蒸発槽4の側面の外壁にはヒーター5が巻き付けられており、このヒーター5は蒸発槽4に供給される水の規定水位よりも下側の位置に配されている。このヒーター5に通電することにより、蒸発槽4内の水が温められ、やがて蒸発するようになっている。そして、蒸気発生管6を通じて蒸気吐出口7に蒸気が排出されるようになっている。蒸気発生管6は蒸気吐出口7以外には蒸気を排出する場所がなく、発生した蒸気はすべて蒸気吐出口7へ流れるようになっている。
【0011】
ヒーター5へ通電し続けると、やがて給水タンク2内の水がなくなり、水槽3内への水の供給がなくなる状態になる。すると、規定水位が低下し、水槽3内に設けられたフロートスイッチが作動し、ヒーター5への通電が停止される。また、蒸発槽4には異常温度上昇を検知するサーモスタットが設けられており、ヒーター5の異常な加熱が検知されたときもヒーター5への通電が停止される。
【0012】
上記の構成において、通常は蒸発槽4で蒸気発生と共に、水が沸騰する際に生じる破裂音(所謂「こぽこぽ音」)が発生し、蒸気発生管6を伝って蒸気吐出口7から排出され、蒸気と共に不快な騒音を系外にまき散らすこととなる。そこで参考例では蒸気通路となる蒸気発生管6の断面形状を図1に示すように蒸気の流れる方向で変化させている。つまり、図1の例では蒸気発生管6内に上下方向に間隔を隔てて複数の仕切り板20を設けてあり、仕切り板20に蒸気発生管6の内径より径の小さい開口部21を設けてある。そして図1に示すように蒸気発生管6の断面形状を蒸気の流れ方向で変化させることにより図1の矢印のように蒸気が流れ、狭い部分から広い部分を通過する際に特定の周波数の音が互いに打ち消し合い、その周波数の音圧を低減することができる。低減できる周波数域や低減できる音圧の絶対値は断面形状によって異なるが、一般的には経路長さが長い程、断面形状の変化が大きい程音圧は低減できる。
【0013】
次に図2に示す本発明の実施の形態の例について説明する。蒸気通路となる蒸気発生管6以外の構成は図1と同じであり、図1の例と同じところの説明は省略し、異なる点だけを述べる。蒸気発生管6内には開口部21として穴が5つ開いている壁部11と、開口部21として穴が1つ開いている壁部12が交互に配されている。穴が5つ開いている壁部11は、蒸気発生管6の中心と周囲の壁との間にある穴が4つ、蒸気発生管6の中心にある穴が1つであり、中心にある穴は他の穴に比して径が小さく、水が下に落ちる程度の径である。また穴が1つ開いている壁部12は蒸気発生管6の中心が穴の中心である。各壁部11、12とも中心に向かって形状がへこんで円錐状になっており、水が溜まらないようになっている。
【0014】
蒸発槽4で発生した蒸気は蒸気発生管6に導入されるが、壁部12及び壁部11を通過する際に断面積が小さくなり、その間で断面積が蒸気発生管6の断面積と同じになるので先程の参考例と同様に蒸気発生管6内で断面積の変化が起こり、遮音効果が期待できる。さらに各壁部11,12は中心に向かってへこんで円錐状になり、開口部21としての穴が壁部11,12の下端に位置することで経路途中で結露した水が壁部11,12に溜まることがない。
【0015】
次に図3に示す第2の実施の形態の例について説明する。本例では加湿器に空気清浄機を合体させた構造となっている。この装置ではファン16が回転することにより、装置背面に備えられたフィルター17(図3で破線で示した部分)を通った空気は粉塵、悪臭成分が除去されて空気清浄機本体15の上方の浄化空気排出口18より排出される。フィルターは通常、粉塵を除去するための不織布と、悪臭成分を除去するための活性炭から構成されている。加湿器自体の構造は上記の図2の例のものと基本的に同じなので説明は省略する。空気清浄機本体15より上方に排出された空気は、加湿器本体1から排出された蒸気と混合し、部屋内に揮散する。この際、蒸気吐出口7の向きを浄化空気排出口18側に傾けることにより、浄化された空気と蒸気が混合する。空気と蒸気を混合することにより蒸気の拡散性が良くなると共に、蒸気温度が低下して火傷の危険性も減る
【0016】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、蒸気通路の断面積を蒸気の流れ方向で変化させたので、蒸気発生装置から発生した音のうち、特定の周波数を持つ音が蒸発通路を通過する際に互いに打ち消し合い、排出される音圧を低減することができて騒音を低減できるものである。また円錐状の壁部に結露水が溜まることがないので、壁部に雑菌等が溜まることなく、遮音効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例の加湿器の断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の一例の蒸気発生管を示し、(a)は正面から見た断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図3】 同上の実施の形態の他例の加湿器の断面図である。
【符号の説明】
1 加湿器本体
2 給水タンク
3 水槽
4 蒸発槽
5 ヒーター
6 蒸気発生管
7 蒸気吐出口
8 給水キャップ
9 突起
10 連通管
11 壁部
12 壁部
15 空気清浄器本体
16 ファン
17 フィルター
18 浄化空気排出口
19 吸音材
21 開口部

Claims (1)

  1. 蒸気発生装置と、該蒸気発生装置で発生した蒸気を吐出する蒸気吐出口と、蒸気発生装置から蒸気吐出口への蒸気通路とを備え蒸気通路の断面積を蒸気の流れ方向で変化させた加湿器において、蒸気通路となる上下に長い直管状の蒸気発生管に、蒸気発生管の中心に向かって形状がへこむ円錐状の壁部を上下方向に間隔を隔てて複数設け、これら壁部として、蒸気発生管の中心に位置する下端と蒸気発生管との間に穴を設けると共に蒸気発生管の中心に位置する下端に該下端と蒸気発生管との間に形成した前記穴よりも径が小さいが水が通過できる程度の穴を設けた壁部と、該壁部の上方に位置すると共に蒸気発生管の中心に位置する下端にのみ水が通過できる穴を設けた壁部とを交互に設けて成ることを特徴とする加湿器
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