JP3796356B2 - カメラ制御装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
カメラ制御装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラ等のカメラで撮像された画像中の部分的な変化を検出し、この検出に応じてカメラを制御するカメラ制御装置、方法及びそれに用いられるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりカメラで撮像した映像の変化を検出して侵入者の出現や、異常事態の発生を自動的に検出する装置が提案されている。これらの装置の中には、撮像中の映像の全域を監視対象とするのではなく、撮像中の映像の一部領域をあらかじめ指定し、この一部領域内での変化のみを検出対象として扱うものがある。また、一部領域を複数設定してそれぞれ変化を検出するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記一部領域内での変化を検出対象として扱う従来例では、監視対象とする部分領域(以降、監視対象領域とも称する)が撮像領域全体に対して狭くなる、即ち、映像の画像サイズに占める監視対象領域のサイズが狭くなると、ノイズの混入等による影響が相対的に大きくなり、監視対象領域内での変化の有無を誤判定することが多くなることになる。
とりわけ、監視対象領域が複数ある場合には、各監視対象領域の映像中に占める画像領域サイズが小さくなりがちであり、誤判定が生じがちであった。
【0004】
本発明は上記の問題を解決して、より精度の高い変化検出を行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のカメラ制御装置は、カメラの全体撮像領域の中から設定された複数の検出領域と、前記複数の検出領域の検出優先順序とを対応づけて記憶する記憶手段と、前記全体撮像領域において前記カメラから取り込まれている現在の全体画像を用いて前記カメラの前記複数の検出領域の画像の変化を検出する全体検出手段と、前記全体検出手段が前記複数の検出領域における画像の変化を検出したとき、前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域となるように、前記カメラのズーム、撮像方向の少なくとも一方を前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って各検出領域について連続して制御する第1カメラ制御手段と、前記第1カメラ制御手段により前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域へと連続して制御されることに平行して、前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って前記検出した複数の検出領域の現在の画像を用いて前記検出した複数の検出領域の画像の変化を連続して検出する部分検出手段とを設けている。
【0006】
本発明のカメラ制御方法は、カメラの全体撮像領域の中から設定された複数の検出領域と、前記複数の検出領域の検出優先順序とを対応づけて記憶手段に記憶する記憶手順と、前記全体撮像領域において前記カメラから取り込まれている現在の全体画像を用いて前記カメラの前記複数の検出領域の画像の変化を検出する全体検出手順と、前記全体検出手順で複数の検出領域における画像の変化を検出したとき、前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域となるように、前記カメラのズーム、撮像方向の少なくとも一方を前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って各検出領域について連続して制御する第1カメラ制御手順と、前記第1カメラ制御手順により前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域へと連続して制御されることに平行して、前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って前記検出した複数の検出領域の現在の画像を用いて前記検出した複数の検出領域の画像の変化を連続して検出する部分検出手順とを設けている。
【0007】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、カメラの全体撮像領域の中から設定された複数の検出領域と、前記複数の検出領域の検出優先順序とを対応づけて記憶手段に記憶する記憶処理と、前記全体撮像領域において前記カメラから取り込まれている現在の全体画像を用いて前記カメラの前記複数の検出領域の画像の変化を検出する全体検出処理と、前記全体検出処理が複数の検出領域における画像の変化を検出したとき、前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域となるように、前記カメラのズーム、撮像方向の少なくとも一方を前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って各検出領域について連続して制御する第1カメラ制御処理と、前記第1カメラ制御処理により前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域へと連続して制御されることに平行して、前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って前記検出した複数の検出領域の現在の画像を用いて前記検出した複数の検出領域の画像の変化を連続して検出する部分検出処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶している。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態における主要部分の構成を示すブロック図である。図1において、1は撮像部10と雲台部20より構成されるビデオカメラである。撮像部10はズーム可能なレンズ部11とズーム制御部12及び映像信号処理部13より成る。また、雲台部20はパンモータ21とチルトモータ22と雲台制御部23より構成される。
【0009】
31はCPU、32はROM、33はRAM、34はI/O、35はハードディスク装置等よりなる外部記憶装置であり、36は図示しないキーボードや図示しないマウス等のポインティングデバイスにより構成される入力部である。37は通信I/F部、38はバスである。41はビデオI/F、42はビデオメモリ、51はディスプレイである。
【0010】
CPU31、ROM32、RAM33、I/O34、外部記憶装置35、入力部36、通信I/F37、ビデオメモリ42は、それぞれバス38に接続され、CPU31は、バス38を介してこれらの各構成要素にアクセスすることができる。
【0011】
ズーム制御部12は、I/O34と信号線14で接続されており、信号線14を介して受けるズーム制御コマンドに従ってレンズ部11を制御し、ズーム倍率を制御する。雲台制御部23は、I/O34と信号線24で接続されており、信号線24を介して受ける雲台制御コマンドに従ってパンモータ21とチルトモータ22を制御することによりビデオカメラ1の撮像方向を制御する。
【0012】
即ち、CPU31は、I/O34を介して信号線14にズーム制御コマンドを出力することで、ビデオカメラ1のズーム倍率の制御が可能であり、また、信号線24に雲台制御コマンドを出力することで、ビデオカメラ1の撮像方向の制御が可能である。
【0013】
映像信号処理部13は、レンズ部11により結像される光学像を電気的な信号に変換し、周知の処理(ゲイン補正、γ補正及び色バランス調整など)を施し、所定形式のビデオ信号を生成して信号線15に出力する。
【0014】
ビデオI/F41は、信号線15よりビデオ信号を入力し、信号線43を介してビデオメモリ42にディジタル画像として書き込む。これと共にビデオメモリに書かれている画像データを信号線44を介して読み出し、所定形式のビデオ信号として信号線45に出力する。ディスプレイ51は、信号線45に出力されたビデオ信号を入力して画像(映像)表示する。
【0015】
図2は、ビデオカメラ1を用いて、3つの監視対象領域に対して同時に変化の有無を監視する場合の画角の関係を示した図である。図2において、0点は、撮像方向の中心(以降、撮像中心とも称する)を示しており、画角はこの撮像中心から水平方向(以降、パン方向とも称する)に左右にそれぞれ35.0゜ずつ、即ち、水平方向には70.0゜の画角を有しており、かつ垂直方向(以降、チルト方向とも称する)には、上下にそれぞれ27.7゜ずつ、即ち55.4゜の画角を有している。このパン方向に撮像中心0を0゜として−35.0゜から35.0゜である70.0°、チルト方向に同じく−27.7から27.7゜である55.4゜の画角を有する撮像領域をa0 として記してある。
【0016】
図3のa1 、a2 、a3 はそれぞれ撮像領域a0 内の部分領域の例である。a1 はa0 の撮像中心から、パン方向に+30.0゜、チルト方向に+23.5゜にある方向を撮像方向として、a0 の画角(パン70.0゜、チルト55.4゜)をズーム倍率1.0とした場合に、ズーム倍率8.0の画角(パン10.0゜、チルト7.5゜)を有する部分領域である。同じくa2 は、パン方向+15.0゜、チルト方向に−15.0゜の撮像方向にズーム倍率6.0(パン13.3゜、チルト10.0゜)の画角を有する部分領域である。a3 は、パン方向−25.0゜、チルト方向10.0゜の撮像方向にズーム倍率4.0(パン19.9゜、チルト15.0゜)の画角を有する部分領域である。
【0017】
上述の撮像領域a0 内における部分領域a1 、a2 、a3 の撮像方向(パン方向のずれ角をp(deg)、チルト方向のずれ角をt(deg))と、ズーム倍率zとを表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
また、ズーム倍率zと、画角(パン方向の画角pw(deg)、チルト方向の画角tw(deg))との対応を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】
図3、図4は、上述の撮像領域a0 及び部分領域a1 、a2 、a3 を、それぞれパン方向とチルト方向に関して撮像方向と画角との関係を空間的に表現した図である。図3では、撮像領域a0 の撮像方向(光軸方向)を部分領域a1 、a2 、a3 の撮像方向を表現する基準方向とし、かつ、この方向をパン方向における雲台制御の基準方向として用いる。また、雲台の回転中心に、撮像中心があるものとして扱い、回転中心から基準方向を見て右まわり(時計回り)を正の向きとしている。
【0022】
図4においても図3と同様に、a0 の撮像方向を部分領域のチルト方向への撮像方向を表現する基準方向及び雲台のチルト方向への制御の基準方向として扱うものである。また、回転中心から基準方向を見て上側へ回る方向を正の向きとしている。
【0023】
次に、図5〜図9のフローチャートを用いて、ROM32内に格納されたプログラム手順を読み出し、CPU31によりプログラムが実行されることにより、あらかじめ登録する各部分領域における変化の検出を行う一連の動作を説明する。
図5において処理を開始すると、ステップS1では、入力部36や通信I/F37、I/O34等を初期化し、またI/O34を介してビデオカメラ1の撮像部10と雲台部20を共にイニシアライズする等の初期化を行う。
【0024】
ステップS1を終えるとステップS2へ進む。ステップS2では、以降に設定予定の監視対象領域を包含する撮像領域(以降、全体撮像領域と称する)が得られるようにビデオカメラ1をセットし、その撮像領域での無変化時の画像をキャプチャして参照画像として記憶する。
【0025】
ステップS2の処理の内容を図6のフローチャートに示す。図6において、ステップS2の処理を開始するとステップS21において、操作者は、その時点でビデオカメラ1により撮像されている映像をビデオI/F41を経由してディスプレイ51上の表示を見ながら、入力部36を操作しつつ対話的にカメラの適正な向きとカメラの適正な画角のデータを入力する。
【0026】
この対話的に入力されるデータに基づきCPU31はI/O34を経由して雲台制御部23とズーム制御部12に対してそれぞれパン角、チルト角とズーム倍率(画角)指定を行う。操作者によりビデオカメラ1の撮像領域の設定が完了した旨の指示を入力部36を通して受けると、その時点での雲台部20の状態をパン角0゜、チルト角0゜の基準位置における設定状態として記憶する。
【0027】
次に、ステップS22に進み、この時のビデオカメラ1による映像をビデオメモリ42にディジタル静止画像としてキャプチャーする。得られたキャプチャー画像をRAM33の所定のエリアに転送して、ステップS2のビデオカメラ1の全体撮像領域を設定する一連の処理を終える。
【0028】
ステップS2を終えると図5のフローチャートのステップS3に進む。ステップS3では部分領域を設定する。ステップS3の処理の内容を図7のフローチャートに示す。図7において、ステップS3の処理を開始すると、ステップS31において、ステップS21における全体撮像領域の設定と同様にして、操作者は、ビデオI/F41を経由してディスプレイ51上で、その時点でビデオカメラ1により撮像されている映像を目視で確認しながら、入力部36を操作して、対話的に前記ステップS2で設定した全体撮像領域中の一つの部分領域としての監視対象領域を指定する。操作者により入力部36を介して指定の指示を受けるとステップS32に進む。
【0029】
ステップS32では、その時点でのパン角pi 、チルト角ti 、ズーム倍率zi 、(パン画角θi 、チルト角ψi )が、先述のステップS2で設定した全体撮像領域中の部分領域となっているか否か、即ち、登録しようとしている部分領域のパン方向の画角の両端の画角pi +(θi /2)とpi −(θi /2)とが共に、全体撮像領域の水平方向の画角内に収まっているか否かを判定する。
【0030】
図2の例で述べると、全体撮像領域a0 の水平方向の画角はズーム倍率1.0であり、表2より70゜、即ち、両端の画角は撮像中心を挟んで+35.0゜〜−35.0゜である。部分領域a1 のパン方向の画角の両端の画角は、表1よりパン角p1 =30.0゜、チルト角t1 =23.5゜、パン画角θ1 は、ズーム倍率8.0より表2を参照すると、θ1 =10.0゜であり、p1 +(θ1 /2)=30.0゜+5.0゜=35.0゜≦+35.0゜、p1 −(θ1 /2)=30.0゜−5.0°=25.0゜≧−35.0゜であるから、パン方向に関しては、部分領域a1 は全体領域a0 内に収まっていると判断できる。
【0031】
チルト方向も同様にti +(ψi /2)とti −(ψi /2)が全体撮像領域の垂直方向の画角内に収まっているか否かを判定する。そして、パン、チルト共に収まっている場合には、指定範囲は全体撮像領域中の部分領域であると判定し、そうでない場合には部分領域ではないと判定する。先の全体撮像領域a0 と部分撮像領域a1 の場合には、チルト方向もt1 +ψ1 /2=23.5゜+7.5゜/2=27.25゜≦27.7゜、t1 −ψ1 /2(ψ1 /2)=23.5゜−(7.5゜/2)=19.75゜≧−27.7゜であり、確かに部分領域となっていることがわかる。
【0032】
かくして、指定範囲が全体撮像領域中の部分領域となっていると判断した場合には、ステップS33に進み、そうでない場合には、ステップS31に戻り、再度、部分監視領域の指定をやり直す。
【0033】
次に、ステップS33では、ステップS32で部分領域と判断したパン角pi 、チルト角ti 、ズーム倍率zi を部分領域iの情報とし前記表1に記載したテーブルに対応する部分監視領域リストとしてRAM33に登録記憶する。そしてステップS33を終えると、ステップS34へ進む。
【0034】
ステップS34では、ステップS33で記憶したパン角pi 、チルト角ti 、ズーム倍率zi におけるビデオカメラ映像からステップS22と同様に静止画像をキャプチャーとして部分監視領域pi に関する無変化時の画像として、RAM33に記憶する。ステップS34を終えるとステップS35に進む。
【0035】
ステップS35では、I/O34を介して、雲台制御部23とズーム制御部を制御することによりビデオカメラの姿勢をステップS21で登録した全体撮像領域のパン角(0゜)、チルト角(0゜)、ズーム倍率に設定し直し、一つの部分監視領域の設定を終えて、ステップS3の一連の処理を終了する。ステップS3の処理を終えると、ステップS4へ進む。
【0036】
ステップS4では、想定する全ての監視対象領域(部分監視領域)の設定を終了したか否かを、ディスプレイ51と入力部36を用いて操作者が確認する。操作者により入力部36より設定終了の入力を確認するとステップS5へ進み、まだ終了していない旨が確認された場合は、ステップS3へ戻り、他の部分監視領域の設定を行う。
【0037】
ステップS5では、入力部36を介して操作者からの監視スタートの指示があったか否かを判断する。スタートの指示がない場合は、監視スタートの指示が入力されたことを確認するまで、このステップS5を繰り返す。監視スタートの指示があったことを確認すると、ステップS6へ進む。
【0038】
ステップS6では全体撮像領域画像中において、各監視対象領域に対応する各部分画像領域の変化を検出する。ステップS6の処理内容を図8に示す。同図において、ステップS6の処理を開始すると、ステップS41では、全体撮像領域の画像をキャプチャーして静止画像を得る。得られた画像はRAM33上の所定の領域に一時的に記憶する。次にステップS42に進む。
【0039】
ステップS42では、背景差分法〔予め監視対象領域における無変化状態と考える基準となる画像(背景画像)を取り込んでおき、監視時における監視画像と上記基準画像との差分画像を生成して、変化のある部分のみを有意な画素値(0に比し十分大きな値(絶対値)を持つ領域として検出する方法〕によりステップS41でキャプチャーした画像がステップS22でキャプチャーした画像に比べてどのくらい変化しているかを検出する。即ち、両画像中の同位置にある画素間の画素値の差分の絶対値の平均値(総和をとって画素数で割った値)を求める。この値を以降、変化量と称する。本実施の形態では、この変化量を、ステップS3で設定された、各部分領域に対応する各画像領域(全体撮像領域画像の部分画像領域)に対してそれぞれ求める。
【0040】
今、画像サイズを横M画素×縦N画素のM×N画素より成るとし、横に左からx画素番、縦に上からψ画素目の位置を座標値(x,y)で表わし、全体撮像領域の画角をパン方向がθ0 、チルト方向がψ0 であるとし、ステップS3でk番目に設定された部分監視領域の撮像方向が、パン角pk (−θ0 /2<pk <θ0 /2)、チルト角tk (−ψ0 /2<tk <ψ0 /2)で、画角はパン方向がθk 、チルト方向がψk とする。
【0041】
すると、全体撮像領域画像中におけるこの部分監視領域の対応位置は、左端のx座標値がXL が
【0042】
【数1】
【0043】
右端のx座標値XR が
【0044】
【数2】
【0045】
であり、
上端のy座標値YU が
【0046】
【数3】
【0047】
下端のy座標値YL が
【0048】
【数4】
【0049】
となる。
【0050】
また画像がモノクロの場合は、座標値(i,j)の画素の画素値をI(i,j)と表わすとすると、上記k番目の部分領域の変化量VK は、
【0051】
【数5】
【0052】
となる。
【0053】
ここで、Id(i,j)は、変化を観測する対象画像の座標値(i,j)の画素の画素値を表わし、Ir(i,j)は参照画像、即ち、無変化時の画像の座標値(i,j)の画素の画素値を表わしている。図2及び表1に示した例では、キャプチャーする画像サイズを640×480とする場合(即ち、M=640、N=480)には、表3に示すようになる。
【0054】
【表3】
【0055】
また、図10は、同例における全体撮像領域a0 と部分領域a2 に対してのキャプチャー画像上での横方向(パン方向)との関係を示しており、角AOBが、a0 の画角、角CODがa2 の画角であり、角FOEがa2 のパン角に対応している。また、全体撮像領域の横方向の画像サイズが線分ABに対応し、この全体撮像領域の画像中に占めるa2 の画像領域は、線分CDに対応している。
【0056】
図11に、同例のa0 、a1 、a2 、a3 の全体撮像領域のキャプチャー画像上での画像領域の対応を示す。
【0057】
さて、以上示したような対応関係に基づき、各部分領域の各々に対して、変位量を求め、それらの値を例えば表4に示す如き一覧データとしてRAM33に記憶して、ステップS6の一連の処理を終える。
【0058】
【表4】
【0059】
尚、上記の全体撮像領域画像中における各部分画像領域の対応は、ステップS42で計算するのではなく、各部分監視領域を設定するステップS3において、あらかじめ計算しておいて、ステップS42ではこれを参照するのみとする構成としてももちろんよい。
【0060】
また、画像はモノクロに限るものではなく、カラー画像であってもよく、その場合には、各色成分毎に、参照画像との差分の絶対値の総和を求め、さらにそれら色成分毎の値の和の平均値を求めて、変化量とする等に変化量の定義を変更すればよい。
【0061】
さて、ステップS6の処理を終えると、ステップS7へ進む。ステップS7では、上記表4の如くに格納された各部分領域毎に、順に変化量Vk が、あらかじめ定めた閾値T以下か否かを吟味し、全ての部分領域に関して、変化量が閾値未満の場合は、ステップS6へ戻り、吟味の途中で、例えばm番目の部分領域の変化量Vm が閾値T以上であった場合は、その時点でステップS8へ進む。
【0062】
ステップS8では、直前のステップで、全体撮像領域の画像中において変化が有ると判定した部分画像領域に対応する部分監視領域に対してビデオカメラの姿勢(パン、チルト、ズーム)をセットして、その画角での変化検出を行う。
【0063】
ステップS8の処理の内容を図9のフローチャートに示す。図9において、処理を開始すると、ステップS51において直前のステップで全体撮像領域において変化が有ると判定した部分画像領域に対応する部分監視領域のパン角、チルト角、ズーム倍率のパラメータを、ステップS3で登録した部分監視領域リストのデータにアクセスして得、I/O34を介して、ビデオカメラのズーム制御部12と雲台制御部23にコマンドを送り、ビデオカメラを当該部分領域の撮影方向と画角にセットする。次に、ステップS52へ進む。
【0064】
ステップS52では、ビデオカメラから出力される映像からビデオI/F41、ビデオメモリ42を介してキャプチャーして静止画像を得る。得られた画像はRAM33に一時的に記憶される。次に、ステップS53へ進む。
【0065】
ステップS53では、ステップS52で得られた静止画像と、ステップS3中のステップS34で得られていた当該部分監視領域の撮影方向と画角における無変化時の映像とを画像領域全面に渡っての変化量VW を、先に述べた両画像中の同位置にある画素間の画素値差分の絶対値の平均値として求める。この値をRAM33の所定の領域に一時的に記憶する。ステップS53の処理を終えるとステップS8における一連の処理が終了し、ステップS9へ進む。
【0066】
ステップS9では、ステップS8で求めた部分監視領域の撮影方向と画角で入力した画像での変化量Vw があらかじめ定めた閾値Tw 以上であると否かを判定し、Tw 以上の場合には、ステップS10へ、そうでない場合には、ステップS11に進む。
【0067】
ステップS10では、直前にステップS8及びステップS9で吟味した部分監視領域に、変化が発生している旨を警告として通信I/F37を経由にして外部に通報する。また、ディスプレイ51上に警告のメッセージを表示したり、図示しないスピーカ等を用いて、音による警告等を行なうように構成してもよい。ステップS10を終えると、ステップS11に進む。
【0068】
ステップS11では、直前のステップS6において、全体撮像領域の映像から得た画像上で、検出した変化量を吟味し残している。(即ち、先のステップS7の説明の例に続く場合は、m+1番目のVm+1 の吟味から)部分領域に対する変化量のチェックをステップS7と同様に進め、新たに閾値T以上の値の変化量をもつ部分領域が存在した場合には、ステップS8へ戻り、そのような部分領域がもはや存在しない場合には、ステップS12に進む。
【0069】
ステップS12においては、操作者より入力部36を介して監視終了の指示があったか否かを判定する。終了の指示があった場合には、一連の処理を終了する。終了の指示がなかった場合には、ステップS13へ進む。
【0070】
ステップS13においては、撮像方向(パン、チルト)と画角を全体撮像領域に設定し、ステップS6へ戻る。
【0071】
尚、一般には、ステップS7で用いた閾値TはステップS9で用いた閾値TW 比べて、低く目の値に設定するとよい結果が得られることが多い。
【0072】
尚、上述の実施の形態において、ステップS7において用いた閾値Tは、必ずしも全ての部分領域に対して同じ値を用いる必要はなく、各部分領域毎に別々の閾値を定めるように構成してもよい。
上述のステップS9において用いた閾値TW も、同様であり、各部分監視領域毎に異なる値を用いるように構成してもよい。
【0073】
このように、各部分領域毎に異なる閾値を用いることができれば、それぞれの部分領域での変化の検出に最適な閾値を設定することが可能となり、より誤判定の少ない監視処理が実現可能となる。
【0074】
また、上述の実施の形態において、ステップS3で説明した部分監視領域の設定法は、必ずしもこれに限るものではなく、例えば、入力部36を介して直接パン角、チルト角、ズーム比をキーボードから数値入力するものであってもよいし、GUI(グラフィックユーザインターフェース)を用いて、ディスプレイ51上で視覚的にポインティングデバイスを用いて対話的操作により入力するのでもよい。
また、あらかじめ外部で作成したデータリストを、通信I/F37を介して、あるいは不図示のリムーバブルな記憶媒体を介して入力するものであってもよい。
【0075】
次に本発明による記憶媒体について説明する。
図1の各機能ブロックによるシステムは、ハード的に構成してもよく、また、CPUやメモリ等からなるコンピュータシステムに構成してもよい。コンピュータシステムに構成する場合、上記メモリは本発明による記録媒体を構成する。この記録媒体には、図5〜図9のフローチャートについて前述した動作を制御するための処理手順を実行するためのプログラムが記録される。
【0076】
また、この記録媒体としては、ROM、RAM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性のメモリカード等に構成して用いてよい。
【0077】
従って、この記憶媒体を図1に示したシステム以外の他のシステムあるいは装置で用い、そのシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても、前述した各実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0078】
また、コンピュータ上で稼働しているOS等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部又は全部を行う場合にも、各実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、監視領域(検出領域)における部分的な変化のみをクローズアップして確認することにより、従来に比べてより正確に変化検出ができるという効果を有する。これは、複数の監視領域を一台のカメラで同時に、かつ定常的に監視する際に実際には、各監視領域ではまれにしか変化が発生しない場合が多く、かつ、どの監視領域で変化が発生するかをあらかじめ予測できない場合が多いという現状に適合している。
【0080】
本発明のように普段は、一台のカメラで大域的に複数の監視領域を同時に監視し、変化があったと考えられる監視領域が検出されたときのみ、その部分を大うつしにしてより正確に変化確認をするというのは、コストと正確さのバランスの点から有用性が高い。
【0081】
また、本発明は、とりわけ十分な照明が得にくいような使用条件で使用する場合に、結果として従来に比べてノイズの影響を軽減して誤判定の少ない処理系を構成し易く。このような使用条件は、監視用途ではありがちなものであり、この意味からも、本発明の有用性は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における主要部分の構成を示すブロック図である。
【図2】全体撮像領域と、3つの部分監視領域を有する場合の領域関係を示す構成図である。
【図3】図2の例で、パン方向に関して撮像方向と画角の関係を示した構成図である。
【図4】図2の例で、チルト方向に関して撮像方向と画角の関係を示した構成図である。
【図5】本発明の実施の形態における一連の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートのステップS2の流れを詳述するフローチャートである。
【図7】図5のフローチャートのステップS3の流れを詳述するフローチャートである。
【図8】図5のフローチャートのステップS6の流れを詳述するフローチャートである。
【図9】図5のフローチャートのステップS8の流れを詳述するフローチャートである。
【図10】図2の中の一つの部分領域に対して、全体撮像領域の画像中における対応画像領域の画角の対応をパン方向に関して示した構成図である。
【図11】図2において、全体撮像領域に対して得られた画像中での各部分監視領域に対応する部分画像領域を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ
10 撮像部
11 レンズ部
12 ズーム制御部
13 映像信号処理部
20 雲台部
21 パンモータ
22 チルトモータ
23 雲台制御部
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 I/O
35 外部記憶
36 入力部
37 通信I/F
41 ビデオI/F
42 ビデオメモリ
51 ディスプレイ
Claims (10)
- カメラの全体撮像領域の中から設定された複数の検出領域と、前記複数の検出領域の検出優先順序とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記全体撮像領域において前記カメラから取り込まれている現在の全体画像を用いて前記カメラの前記複数の検出領域の画像の変化を検出する全体検出手段と、
前記全体検出手段が前記複数の検出領域における画像の変化を検出したとき、前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域となるように、前記カメラのズーム、撮像方向の少なくとも一方を前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って各検出領域について連続して制御する第1カメラ制御手段と、
前記第1カメラ制御手段により前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域へと連続して制御されることに平行して、前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って前記検出した複数の検出領域の現在の画像を用いて前記検出した複数の検出領域の画像の変化を連続して検出する部分検出手段と、
を設けたことを特徴とするカメラ制御装置。 - 前記記憶手段は、前記複数の検出領域と、各検出領域において前記カメラが撮像した参照用静止画像と、前記検出優先順序とを対応づけて記憶し、
前記部分検出手段は、前記記憶手段に記憶された参照用静止画像と前記カメラから取り込まれている各検出領域の現在の静止画像とを比較することにより、前記検出した複数の検出領域の画像の変化を検出することを特徴とする請求項1に記載のカメラ制御装置。 - 前記全体検出手段は、予め取り込んでおいた前記全体撮像領域における前記カメラが撮像した参照用全体静止画像と、前記カメラから取り込まれている現在の全体静止画像とを比較することにより、前記カメラの前記複数の検出領域の画像の変化を検出することを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ制御装置。
- 前記第1カメラ制御手段及び前記部分検出手段による複数の検出領域についての前記検出優先順序に従ったカメラ制御と変化検出とが終了したことに応じて、前記カメラの撮像領域が前記全体撮像領域となるように、前記カメラのズーム、撮像方向の少なくとも一方を制御する第2カメラ制御手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラ制御装置。
- ユーザの操作入力に応じて、前記複数の検出領域と、前記複数の検出領域の検出優先順序とを設定する設定手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカメラ制御装置。
- 前記設定手段は、ユーザが設定操作入力した前記複数の検出領域の順番に基づき、前記複数の検出領域の検出優先順序を設定することを特徴とする請求項5に記載のカメラ制御装置。
- 前記部分検出手段が複数の検出領域について画像の変化を検出した場合、前記ユーザが操作入力を行うために用いたディスプレイ上において、検出した検出領域毎に警告表示を行うことを特徴とする請求項5または6に記載のカメラ制御装置。
- 前記部分検出手段は、前記複数の検出領域の各々について変化検出のための所定の閾値用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のカメラ制御装置。
- カメラの全体撮像領域の中から設定された複数の検出領域と、前記複数の検出領域の検出優先順序とを対応づけて記憶手段に記憶する記憶手順と、
前記全体撮像領域において前記カメラから取り込まれている現在の全体画像を用いて前記カメラの前記複数の検出領域の画像の変化を検出する全体検出手順と、
前記全体検出手順で複数の検出領域における画像の変化を検出したとき、前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域となるように、前記カメラのズーム、撮像方向の少なくとも一方を前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って各検出領域について連続して制御する第1カメラ制御手順と、
前記第1カメラ制御手順により前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域へと連続して制御されることに平行して、前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って前記検出した複数の検出領域の現在の画像を用いて前記検出した複数の検出領域の画像の変化を連続して検出する部分検出手順と、
を設けたことを特徴とするカメラ制御方法。 - カメラの全体撮像領域の中から設定された複数の検出領域と、前記複数の検出領域の検出優先順序とを対応づけて記憶手段に記憶する記憶処理と、
前記全体撮像領域において前記カメラから取り込まれている現在の全体画像を用いて前記カメラの前記複数の検出領域の画像の変化を検出する全体検出処理と、
前記全体検出処理が複数の検出領域における画像の変化を検出したとき、前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域となるように、前記カメラのズーム、撮像方向の少なくとも一方を前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って各検出領域について連続して制御する第1カメラ制御処理と、
前記第1カメラ制御処理により前記カメラの撮像領域が前記検出した複数の検出領域へと連続して制御されることに平行して、前記記憶手段に記憶された検出優先順序に従って前記検出した複数の検出領域の現在の画像を用いて前記検出した複数の検出領域の画像の変化を連続して検出する部分検出処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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