JP3794893B2 - ガス火災消火システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス火災消火システムに関し、さらに詳しくは、緊急遮断用バッグを用いて補修対象区間両側でガスを遮断する際に発生するガスの噴出を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大地震などの災害に備えて各ラインの管路メンテナンスを実施している。このような管路メンテナンスを行う場合には、通常、メンテナンス対象区間のガス供給を遮断したうえで管路の入れ替えや管路の更生修理などが実施される。従来、既設管路内のガス供給を遮断する場合には、一例として、管路内に膨張可能なバッグを挿入し、そのバッグを膨張させる方法が知られている。
【0003】
図6は、上記バッグを用いた方法の一例を示しており、この方法では、入れ替え補修対象箇所Xを有するメンテナンス対象区間の周辺をメンテナンス対象区間よりも大きく開削して作業ピットPが形成される。次に補修対象箇所Xの前後位置に、バッグAを管路L内に導入するための連通孔Bを開口し、該連通孔Bより2連構成のバッグAを収縮した状態で管路内に導入し、導入完了後に該バッグAを管路内で膨張させてガスの流通を遮断する。
そして前記バッグAの位置より外側に、バイパス管Cを形成するための連通孔Dを形成し、該連通孔Dをバイパス管Cで結びガスの供給を確保した後に入れ替え補修作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バッグAによって補修対象箇所X両側でのガスの供給を遮断した上でメンテナンス作業を行うことになるが、何らかの原因によってバッグが正規の圧力状態から変化し、例えば、破裂してしまうような事態が発生すると、補修対象箇所X側にバッグAを通り越してガスが噴出する虞がある。
噴出ガスはバッグAが破裂した瞬間に流れ込むため、補修対象箇所Xを含む遮断区間内での作業において溶接などが行われていると噴出ガスに着火し、きわめて危険な状況となる。
噴出ガスに着火することで引き起こされる火災に対しては、消火器や土砂あるいはウエスや水を用いた鎮火作業や緊急グリースの圧入による越ガスの遮断が試みられる。
しかし、バッグの破裂によって補修対象区間内に噴出するガスの抑止は完全に行えないのが現状であり、消火後においてもガスの噴出を抑えられないことにより着火による爆発などの危険が残されたままとなる。
さらに、遮断する場合には、緊急グリースなどを封入するための掘削作業や管路への穿孔作業が必要となることから、噴出し続けるガスを遮断するまでの時間が長くなり、迅速な遮断を行うことが困難となりがちである。
一方、水による消火や管内の封止を行って閉管することが鎮火および遮断を行う際の確実性において他の作業内容に比べて優位であるが、管路の敷設形態によっては内部に水が滞留したままとなるので、事後処理がきわめて面倒となる。
【0005】
本発明の目的は、上記従来の越ガス対策、特に、バッグの破裂などの事故によって補修対象区間内に瞬間的に侵入するガスを遮断する場合の問題に鑑み、ガスの不燃化に加えて、二次災害の防止および事後処理の簡易化が可能なガス火災消火システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、地中に埋設されている管路内でガスの供給を遮断する区間両側の遮断位置にそれぞれ並置された複数のバッグと、上記遮断位置で、管路を流れるガスと直接接触する側のバッグの圧力を検出する圧力検知手段と、上記圧力検知手段が設けられているバッグに連通して設けられたパージガス供給手段と、上記遮断位置で、上記並置されているバッグとは別に管路を遮断可能な遮断治具と、上記圧力検知手段が入力側に接続され、上記パージガス供給手段および上記遮断治具の作動部が出力側にそれぞれ接続されている制御部とを備え、上記制御部は、上記圧力検知手段によって上記バッグの圧力が該バッグを上記管内面に密着させる圧力から低下した場合に上記パージガス供給手段を作動させるのに連続して上記遮断治具を作動させて上記遮断区間をバッグとは別に遮断するものであり、上記遮断治具は、上記管路を流れるガスの直接接触する側のバッグ内に格納された今ひとつのバッグが用いられることを特徴としている。
【0007】
また、本発明は、上記制御部の出力側には警報手段が接続され、上記圧力検知手段によって上記バッグの圧力が上記管内面に該バッグを密着させる圧力から変化した際に警報することを特徴としている。
【0010】
また、本発明は、上記パージガスとしてN2ガスが用いられることを特徴とす特徴としている。
【0011】
【作用】
本発明では、圧力検知手段によるバッグの圧力変化に応じてパージガスが供給されて遮断区間内が不活性化されるとともに、警報されることで遮断状態に異常事態が発生したことを認識することができる。しかも、検知圧力が所定圧力に達した場合には、バッグとは別に遮断治具によって遮断区間が遮断される。従って、仮にバッグが破裂することでその圧力が異常低下した場合には新たに遮断治具による遮断が行われることにより遮断区間内へのガスの噴射を迅速に遮断できる。しかも管路内のガスと直接接触する側に位置するバッグを対象として圧力検知するので、ガスの流動方向前後の遮断位置のいずれにおいても同様に遮断区間内へのガスなどの侵入を阻止することが可能となる。
【0012】
また、本発明では、遮断治具として、バッグ内に格納されたバッグを用いているので、この遮断治具としてのバッグをパージガスで膨らませることが可能である。これにより、パージガスをそのままバッグの膨張用とすることで遮断区間内を不活性化しながらガスの噴出を遮断することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図示実施例により本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明実施例によるガス火災消火システムの構成図である。
図1において、補修対象箇所(便宜上、図6において用いた符号Xで示す)が存在する管路1は、その箇所を含めた作業ピット2が形成されることにより外部に露呈される。
管路1における補修対象箇所X両側でガスの流動方向前後に位置する遮断位置には、ガスの流動方向(仮に図1中、矢印で示す方向)前後に一対のバッグ3,4が並置されることにより遮断区間Lが形成される。本実施例では、矢印で示す方向とされているガスの流動方向からして、バッグ3が管路1内を流れるガスに直接接触する側に位置しており、遮断区間Lの両側の遮断位置において同じ関係とされている。
一方、遮断区間Lの両側においてバッグ3,4の並置位置よりも外側の遮断区間外同士はバイパス5によって連通され、遮断区間Lにはガスを供給しないようにするものの、遮断区間外ではガスの供給が維持されることにより、ガスの不断流状態でメンテナンスが行えるようになっている。
【0014】
バッグ3,4は、収縮した状態で管路1に予め形成されている導入口(図示されず)から管内に導入され、バッグ3,4に連通する供給路を備えた不活性ガス供給手段(図示されず)によって膨張させられると管内面に密着することができる。
バッグ3,4の並置位置間は越ガス放散部6に連通させてあり、図1において管路のガスと直接接触する側であるガスの流動方向前方側に位置するバッグ3と管内面との間でわずかに通過した場合のガスが大気放散されるようになっている。
【0015】
不活性ガス供給手段(図示されず)とガス流動方向前方に位置するバッグ3との連通路中には、バッグ3内の圧力を監視するための圧力検知手段7が設けられている。
圧力検知手段7は、後述する制御部8の入力側に接続されて圧力情報を出力する。
制御部8は、マイクロコンピュータにより主要部が構成されており、図示しないI/Oインターフェースを介して入力側に上記圧力検知手段7が、そして、出力側には、パージガス供給手段9および警報手段10がそれぞれ接続されている。
【0016】
パージガス供給手段9はコンプレッサ11によって設定される圧力を以てN2ガスなどの不活性ガスを噴射するための装置であり、バッグ3の内部に連通するホース12の一端が連結されている。
ホース12は、図2に示すように二重管構造とされ、同一端部側で大径部がバッグ3の内部に連通し、そして大径部の内側に位置する小径部が後述する遮断治具13に連通している。
【0017】
図2において遮断治具13は、耐熱、耐炎性および耐圧性を有したバッグで構成されており、通常状態として収縮した状態でバッグ3内に配置されている。
通常状態にある遮断治具13は、バッグ3が破裂した場合に制御部8からの指令によりパージガス供給手段9が作動することで供給される不活性ガスによって膨張して管路内面に密着できるようになっている。
遮断治具13が膨らむ際には、これが管路内面に密着するまでの間、ホース12における大径部の端末部が開放されているので、パージガスがその大径部と小径部との内径差を利用してバッグ3側に噴出され、遮断治具13が管路内面に密着するように膨らんだ際には、大径部からのパージガスの噴出路が遮断治具13によって閉塞されるので、遮断治具13の膨張に先立ち、パージガスが噴出することになる。
上記遮断治具13は、バッグ3内に配置されることに限らず、図1において二点鎖線で示すように、バッグ3,4の配置位置間に設けることもでき、この場合には、ホース12がバッグ3側と遮断治具13側とに別系統で設けられる。
【0018】
制御部8では、圧力検知手段7を用いてバッグ3内の圧力監視を行い、バッグ3内の圧力が管路内面に密着できる圧力から変化し、特に、バッグ3が破裂した際の膨張による圧力低下が検知された場合には警報するとともに、パージガス供給装置9を作動させるようになっている。
【0019】
本実施例は以上のような構成を用いて次の作用が得られる。
管路1内に導入されたバッグ3,4が不活性ガス供給装置6によって膨張され、管路内面に密着した状態に維持されると、補修対象箇所Xの両側がバッグ3,4によって遮断され、ここに遮断区間Lが構成される。
【0020】
バッグ3,4のうちで、遮断位置で管路内のガスと直接接触する側のバッグ3が何らかの原因によって管路内面との密着状態が悪化し、仮に破裂した場合には、そのときの圧力低下が圧力検知手段7によって検知され、その圧力情報が制御部8に出力される。
バッグ3の内部圧力が変化した場合に実行される制御部8での処理は、図3に示すとおりである。
図3において、制御部8では、管路内面に密着できる圧力から低下した場合にその圧力がバッグ3の破裂時に相当する圧力かどうかが判別される(ST1)。バッグ3の破裂に相当していると判別した場合には、警報のための指令が警報手段10に出力されるとともに(ST2)、パージガス供給手段9が作動され、パージガスがバッグ3側に向けて供給される(ST3)。
【0021】
パージガス供給手段9からパージガスがバッグ3側に向けて供給されると、遮断治具13が膨らみ始める一方、遮断治具13が管路内面に密着することができる膨張量に達するまでの間はホース12の端末部における大径部からパージガスが噴出する。
これにより、遮断治具13が管路内面に密着できる程度に膨らむのに先立ちパージガスが遮断区間L側に向けて噴射されるので、仮にバッグ3の破裂によって遮断機能が悪化した場合でも遮断区間L内が不活性化され、遮断区間L内を難燃域に移行させることができる。従って、火災の発生を抑制できるとともに、火災を鎮火傾向に変更することができる。
遮断治具13が管路内面に密着する程度に膨らむとホース12の端末部での大径部を介したパージガスの噴出は行われないものの、これに代わって遮断治具13によって遮断区間Lにおけるガス流動方向前方側が遮断されるので、遮断区間L内へのガスの侵入が阻まれて火災発生傾向が抑制されることになる。
【0022】
本実施例では、バッグ3の圧力検知を利用して、バッグ3の膨らみ状態を矯正することもできる。この場合の前提として、パージガス供給手段9がホース12の大径部および小径部を個別に用いてパージガスを供給できる構成であることとする。
図4は、この場合の制御部8の作用を説明するためのフローチャートである。同図において、遮断位置でガスと直接接触する側のバッグ3内の圧力がこのバッグ3が管路内面に密着しなくなる程度に低下したことを圧力検知手段7によって検知されると(ST10)、制御部8では、その圧力がバッグの破裂に相当する圧力低下であるかどうかを判別する(ST11)。
ステップST11においてバッグの破裂に相当していない場合には、警報するための指令が警報手段10に出力され(ST12)、パージガス供給手段9を作動させてホース12の端末部における大径部からパージガスをバッグ3内に噴射し、バッグ3の内部圧力を高める(ST12)。
これにより、バッグ3を膨らませるための不活性ガスを供給する手段に何らかの不具合が生じたことが原因となってバッグ3を管路内面に密着させる状態が維持できなくなってもこの供給手段に代わってパージガス供給手段9によりバッグ3を管路内面に密着させる状態を維持させることができる。
【0023】
パージガス供給手段9が作動した時点からバッグ3の内部圧力が圧力検知手段7によって検知され、規定圧、つまり、管路内面に密着できる圧力に達したかどうかが判別され(ST14)、規定圧に達している場合にはパージガス供給手段9の作動を圧力検知手段7の検知情報に応じて制御する態様を維持する。
一方、パージガス供給手段9からのパージガスの噴出によってもバッグ3の内部圧力が規定圧に達していない場合には、バッグ3自体に破裂やあるいは破損などの不具合が発生していると判断してパージガス供給手段9の作動が継続されて遮断治具13が膨張される(ST15)。
このような制御によれば、遮断区間Lを難燃域とするために用いられる構成をバッグ3の膨張のためにも用いることができるので、バッグ3の密着状態をバックアップして常に良好な密着状態を維持させることができる。
【0024】
本実施例によれば、不活性ガスの供給による遮断区間Lの難燃化と遮断治具13によるガスの遮断が行われるだけで遮断区間Lでの火災発生の防止に加えて火災の鎮火を促進することができるので、従来行われていた消火と違って、消火に水や土砂あるいは緊急グリースなどを用いないですむ。これにより、消火のための掘削作業や消火後復元作業などの事後処理が不要となる。
【0025】
次に本発明実施例の変形例について説明する。
図5に示す実施例は、図1に示したガス火災消火システムの構成において、例えば、矢印で示すガスの流動方向後方側の遮断位置で遮断区間Lの外側に位置して管路内のガスと直接接触するバッグ3の圧力が低下した場合にその位置を遮断することを特徴としている。
すなわち、遮断区間Lの外側でガスの流動方向後方側の遮断位置に並置されているバッグ3,4のうち、管路内のガスと直接接触する側に位置するバッグ3には、内部圧力を検知するための圧力検知手段15が設けられている。
【0026】
一方、圧力検知手段15が設けられているバッグ4の内部には、図1に示したバッグ3と同様に、遮断治具(便宜上、図1に示した符号13を用いる)が収縮した状態で内装され、遮断治具13には、パージガス供給手段(便宜上、符号9’で示す)がホース(便宜上符号12’で示す)を介して連通している。
パージガス供給手段9’およびホース12’とバッグ4との連結構造は図2に示した場合と同様なものとされ、さらにパージガス供給手段9’は、制御部(便宜上、符号8’で示す)によって作動制御されるようになっている。
【0027】
制御部8’は、例えば、図5において矢印で示す方向にガスが流されている場合にその流動方向後方側の遮断位置で、ガスや空気が遮断区間L内に侵入することがある場合を前提として、遮断区間Lを遮断するための制御を行う。
つまり、内部圧力がこのバッグ3を管路内面に密着させることができなくなる圧力に達すると、パージガス供給手段9’を作動させてパージガスを噴出する一方で、遮断治具13’を膨張させる。
これにより、ガスの流動方向後方側の遮断位置で管路内のガスと直接接触する位置のバッグ3が破裂した時はもちろん、収縮した場合においても遮断治具13’が膨張することでガスの流動方向後方側での遮断位置の外側においてガスや空気が遮断されるので、遮断区間内への空気や多少のガスの侵入が阻止される。この結果、パージガスにより遮断区間を難燃域とするとともに火災を助長する要素である空気やガスを遮断することでより効果的に火災の発生を防止するとともに火災の鎮火を促進することができる。
本発明では、図1に示したように、ガスの流動方向前方側の遮断位置で管路内のガスと直接接触する側に位置するバッグ3を対象として遮断治具13を設ける構成と、上述したガスの流動方向後方側の遮断位置で管路内のガスと直接接触する側に位置するバッグ3を対象として遮断治具13’を設けた構成とを組み合わせて用いることも可能である。これにより、遮断区間内に対していずれの方向からのガスあるいは空気の侵入を阻止して火災を助長しないようにできるととも火災を鎮火傾向に変更することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、圧力検知手段によるバッグの圧力変化に応じてパージガスが供給されて遮断区間内が不活性化されるとともに、警報されることで遮断状態に異常事態が発生したことを認識することができる。しかも、検知圧力が所定圧力に達した場合には、バッグとは別に遮断治具によって遮断区間が遮断されるのでバッグの破裂などの事故によって補修対象区間内に瞬間的に侵入するガスの不燃化に加えて、二次災害の防止および事後処理の簡易化が可能なガス火災消火システムが得られる。
【0029】
また、本発明によれば、遮断治具として、バッグ内に格納されたバッグを用いているので、この遮断治具としてのバッグをパージガスを用いて膨らませることが可能である。これにより、パージガスをそのままバッグの膨張用とすることで遮断区間内を不活性化しながらガスの噴出を遮断することができ、事後処理が不要な消火システムを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例によるガス火災消火システムを説明するための構成図である。
【図2】図1に示したガス火災消火システムに用いられる遮断治具の構成を説明するための模式図である。
【図3】図1に示したガス火災消火システムに用いられる制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示したガス火災消火システムに用いられる制御部の他の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の別実施例によるガス火災消火システムを説明するための構成図である。
【図6】ガス遮断工法の一例を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 管路
3 ガス流動方向前方に位置するバッグ
4 ガス流動方向後方に位置するバッグ
5 バイパス
6 バッグ包丁用の不活性ガス供給手段
7、15 圧力検知手段
8 制御部
9 パージガス供給手段
10 警報手段
X 補修対象箇所
L 遮断区間
Claims (3)
- 地中に埋設されている管路内でガスの供給を遮断する区間両側の遮断位置にそれぞれ並置された複数のバッグと、上記遮断位置で、管路を流れるガスと直接接触する側のバッグの圧力を検出する圧力検知手段と、上記圧力検知手段が設けられているバッグに連通して設けられたパージガス供給手段と、上記遮断位置で、上記並置されているバッグとは別に管路を遮断可能な遮断治具と、上記圧力検知手段が入力側に接続され、上記パージガス供給手段および上記遮断治具の作動部が出力側にそれぞれ接続されている制御部とを備え、
上記制御部は、上記圧力検知手段によって上記バッグの圧力が該バッグを上記管内面に密着させる圧力から低下した場合に上記パージガス供給手段を作動させるのに連続して上記遮断治具を作動させて上記遮断区間をバッグとは別に遮断するものであり、
上記遮断治具は、上記管路を流れるガスの直接接触する側のバッグ内に格納された今ひとつのバッグが用いられることを特徴とするガス火災消火システム。 - 上記制御部の出力側には警報手段が接続され、上記圧力検知手段によって上記バッグの圧力が上記管内面に該バッグを密着させる圧力から変化した際に警報することを特徴とする請求項1記載のガス火災消火システム。
- 上記パージガスとしてN2ガスが用いられることを特徴とする請求項1記載のガス火災消火システム。
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