JP3794236B2 - 型内組み立て装置及びそれを用いたギヤポンプの製造方法 - Google Patents

型内組み立て装置及びそれを用いたギヤポンプの製造方法 Download PDF

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    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形に用いる金型において、外形にあたる第1と第2の成形品の中に第3の成形品を組み込むための一連の動作を金型内で行うことが可能なようにした型内組み立て装置及びそれを用いたギアポンプの製造方法に関し、特に、その第3の成形品の取り出し、保持、移動手段を備えた型内組み立て装置及びそれを用いたギアポンプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ではケースに当たる成形品にギアのような機能部品を組み入れる際には、それぞれ別工程にて成形し、組み込んだ後にネジ等の締結手段によって完成体とする方法が一般的である。
【0003】
射出成形においても、型内組み立ての概念は存在したが、その多くはインサート成形であり、他部品を予め型部内に設置し、第1若しくは第2の成形に際してそのインサート部材を樹脂内に取り込んで一体物にするという工法が採られている。
【0004】
或いは、別工程にて予め製作された第3の成形品をロボットや治具等を用いて第1若しくは第2の成形品の所定の位置に挿入やはめ込みを行い、成形品を得る工法もある。
【0005】
また、二色成形においても、金型の一部を後退させてできるスペースや二次樹脂充填用のキャビティを持つ金型に一次成形品及び金型を移動させて二次樹脂を充填して異材質や異色の複合成形品を得る方法が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来例の方法にあっては、各々の部品毎に金型が必要であり、金型の面数だけ成形条件や品質の管理が必要となり、また組み立て工数の確保、物流の煩雑化などの課題があり、コストアップの要因となると共に良品歩留まり率の低下に繋がる。
【0007】
また二色成形では、異材質によって摺動、可動できる部品の成形は可能であるが、ケース状の成形品に第3の成形品を組み入れ、前記第3の成形品を塞ぐようにケース状の成形品及び第3の成形品とは異なる成形品を被せる或いは接合させるという動作は不可能である。
【0008】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、金型から取り出した時に、完成状態で各部品の組み込みが完了しているように物品を成形でき、しかも取り出し、保持、移動手段により同一型で組み立てブロック化できる型内組み立て装置及びそれを用いたギヤポンプの製造方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の請求項1の型内組み立て装置は、可動型とスライド型とを備えた射出成形用の金型であって、前記可動型とスライド型の一方で第1の成形品を他方で第2の成形品を成形すると共に複数個の第3の成形品を可動型若しくはスライド型にて成形し、前記複数個の第3の成形品を型部から取り出して保持して第1若しくは第2の成形品の組み込み位置に移動させ前記成形品に組み込み、第1若しくは第2の成形品が成形されたスライド型を移動させて第1と第2の成形品を接合するように二次成形を行うことにより複数個の第3の成形品が互いに組み合わされて組み込まれた物品を得るようにしたことを特徴とする。このように構成したことにより、第1の成形品と第2の成形品と第3の成形品とを同時に成形し、型開きした状態で第3の成形品を型部から取り出して保持し、この状態で第1若しくは第2の成形品の組み込み位置に移動させて組み込み、スライド型を移動させて第1の成形品と第2の成形品とを組み合わせて接合するように成形することで金型内で成形すると共に組み立てることができるものであって、金型から取り出した時に完成状態で各部品の組み込みを完了している物品を取り出すことができ、これにより生産性を大幅に向上できる。
【0010】
また本発明の請求項2の型内組み立て装置は、請求項1において、可動型若しくはスライド型に成形された第3の成形品を金型キャビティから取り出すための取り出し部と、取り出された第3の成形品を保持する保持部と、保持した第3の成形品を第1若しくは第2の成形品の組み込む位置まで移動させる移動部を有したことを特徴とする。第3の成形品を成形した後に第3の成形品を取り出し部で金型キャビティから取り出し、この取り出した第3の成形品を保持部に保持して移動部で第1若しくは第2の成形品の組み込む位置まで移動して組み込むことができる。
【0011】
また本発明の請求項3の型内組み立て装置は、請求項1において、可動型若しくはスライド型に成形された第3の成形品を金型キャビティから取り出すための取り出し部と、第3の成形品を第1若しくは第2の成形品の組み込み位置まで移動させる移動部とを有したことを特徴とする。第3の成形品を成形した後に第3の成形品を取り出し、この取り出した第3の成形品を移動部で第1若しくは第2の成形品の組み込む位置まで移動して組み込むことができる。
【0013】
また本発明の請求項の型内組み立て装置は、請求項1において、第3の成形品は別部材をインサート成形したインサート成形品であることを特徴とする。
【0014】
また本発明の請求項の型内組み立て装置は、請求項1において、第1と第2の成形品でケースを構成するように両者を成形し、第3の成形品はこのケース内部に配置するように構成したことを特徴とする。ケース内部に第3の成形品を組み込んだ構造の物品を製造できる。
【0015】
また本発明の請求項の型内組み立て装置は、請求項2において、取り出し部は第3の成形品を可動型若しくはスライド型の内包部から押し出すようにしたことを特徴とする。可動型若しくはスライド型の内包部から取り出し部にて押し出して第3の成形品を取り出すことができる。
【0016】
また本発明の請求項の型内組み立て装置は、請求項2において、取り出し部は第3の成形品が保持部によって保持されるまで第3の成形品を保持するようにしたことを特徴とする。取り出し部で第3の成形品を取り出した後に保持部で第3の成形品を確実に保持できる。
【0017】
また本発明の請求項の型内組み立て装置は、請求項2において、取り出し部に保持されている成形品を離反する方向に移動させる解除手段を設け、前記保持部は成形品が取り出し部より離反した直後に成形品を保持するようにしたことを特徴とする。第3の成形品を取り出し部で取り出したとき第3の成形品を保持部で保持するまで取り出し部で保持できて保持部で第3の成形品を確実に保持できる。保持部で第3の成形品を保持したとき取り出し部からこの成形品を離反できる。
【0018】
また本発明の請求項の型内組み立て装置は、請求項2において、保持部は第3の成形品を機械的に掴むようにしたことを特徴とする。保持部で第3の成形品を機械的に掴んで確実に保持できる。
【0019】
また本発明の請求項10の型内組み立て装置は、請求項2において、保持部は第3の成形品をエアー若しくは吸盤等の吸着手段により保持するようにしたことを特徴とする。第3の成形品を吸着にて保持することにより容易に保持できると共に第3の成形品を傷付けたりしないように保持することができる。
【0020】
また本発明の請求項11の型内組み立て装置は、請求項3において、取り出し部は第3の成形品を可動型若しくはスライド型の内包部から押し出すことを特徴とする。可動型若しくはスライド型の内包部から取り出し部にて押し出して第3の成形品を取り出すことができる。
【0021】
また本発明の請求項12の型内組み立て装置は、請求項3において、取り出し部は第3の成形品を第1若しくは第2の成形品への組み込む位置に移動させる移動手段も兼ねるようにしたことを特徴とする。取り出し部で第3の成形品を第1若しくは第2の成形品への組み込み位置に移動させ、取り出し部で第3の成形品を取り出して組み込むことができる。
【0022】
また本発明の請求項13の型内組み立て装置は、請求項3において、移動部は第3の成形品を第1若しくは第2の成形品に組み込む際に案内する補助ガイド手段を有したことを特徴とする。第3の成形品を第1若しくは第2の成形品に組み込む際に補助ガイド手段でガイドして組み込むことができ、第3の成形品を簡単且つ確実に組み込むことができる。
【0023】
また本発明の請求項14の型内組み立て装置は、請求項において、第3の成形品としてギアを噛み合わせて組み込むことを特徴とする。組み込む第3の成形品がギアでも噛み合わせて組み込むことができる。
【0024】
また本発明の請求項15の型内組み立て装置は、請求項14において、ギアを噛み合い方向にスライドして噛み合わせるようにしたことを特徴とする。ギア同士を容易に噛み合わせることができる。
【0025】
また本発明の請求項16の型内組み立て装置は、請求項14において、ギア同士を接近させつつ噛み合わせるようにしたことを特徴とする。ギア同士を容易に噛み合わせることができる。
【0026】
また本発明の請求項17の型内組み立て装置は、請求項14において、第3の成形品としてのギアを噛み合わせるための補助ガイドはギアの歯の一部をガイドするように形成されたことを特徴とする。補助ガイドでギアを噛み合わせるとき、ギアの歯部をガイドしてギアを確実に噛み合わせることができる。
【0027】
また本発明の請求項18の型内組み立て装置は、請求項14において、第1と第2の成形品が結合するまでの工程で、ギアにグリスを塗る手段を設けたことを特徴とする。ギアにグリスを塗って組み立てることができ、グリスを塗った状態まで組み立てることができる。
【0028】
また本発明の請求項19のギアポンプの製造方法は、請求項14乃至請求項18の何れかに記載の型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたって、第1の成形品と第2の成形品で対向したところに流入口と吐出口を有しているギアポンプのケース体を形成し、第3の成形品を一対のギアとし、ギアが噛み合った状態で前記ケース体に組み込むと共に、前記ギアに軸を組み込み、その軸をケース体をより突出させることを特徴とする。ケース体内に一対のギアが組み込まれ、ケース体に流入口と吐出口とを設けたギアポンプを完成した状態で取り出すことができる。
【0029】
また本発明の請求項20のギアポンプの製造方法は、請求項14乃至請求項18のいずれかの型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたって、第3の成形品が成形される前に駆動軸を前記成形品を形成する金型にセットすることを特徴とする。第3の成形品であるギアを成形するときギアに一体に設ける駆動軸をインサート成形できる。
【0030】
また本発明の請求項21のギアポンプの製造方法は、請求項14乃至請求項18のいずれかの型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたって、第3の成形品が成形される前に従動軸を前記成形品を形成する金型にセットすることを特徴とする。第3の成形品であるギアを成形するときギアに一体に設ける従動軸をインサート成形できる。
【0031】
また本発明の請求項22のギアポンプの製造方法は、請求項14乃至請求項18のいずれかの型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたって、第3の成形品が第1或いは第2の成形品の組み込まれる前の工程において、第3の成形品にグリスを塗布することを特徴とする。第3の成形品であるギアにグリスを塗布して組み込むことができ、グリスの塗布されたギアポンプを完成した状態で取り出すことができる。
【0032】
また本発明の請求項23のギアポンプの製造方法は、第3の成形品であるギアを噛み合わせて回転させながらグリスを塗布すると共に、前記ギアが第1或いは第2の成形品と接する内面にグリスを塗布することを特徴とする。ギアの回りに充分に行き亙るようにグリスを塗布することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の型内組み立て装置は物品の一例としてギアポンプを製造するものであるが、図6は製造されるギアポンプを示すものである。駆動ギアaと従動ギアbとを噛み合わせた状態でケーシングc内に組み込まれ、駆動ギアaに駆動軸dが一体に設けられると共に従動ギアbが従動軸eに回転自在に設けられ、ケーシングcには流入口hと流出口iが設けられており、駆動軸dにモータ等の駆動源を接続して駆動させることにより、噛み合った駆動ギアaと従動ギアbとを回転させ、流入口hから流入した流体を流出口iから流出させるようになっている。またケーシングcはポンプ性能確保のためのポンプ押さえ板jにて各ギアa,bを押さえる形で蓋をした状態になっている。同じく、各ギアa,bとケーシングcとは略接触した形で形成されている。
【0034】
図1乃至図5は型内組み立て装置の一例を示す。上記ギアポンプを製造する射出成形金型1は可動型2、スライド型3、固定型4にて構成され、スライド型3は図の上下方向にスライドするように配設されている。上下方向のスペースが確保できない構造においては、前後方向にスライドするように配設してもよい。可動型2には第1の成形品5と第3の成形品6を成形するキャビティが形成され、スライド型3には第2の成形品7を成形するキャビティが形成される。第3の成形品6を成形するキャビティは図に示すように可動型2側に設けてもよいし、スライド型3側に設けてもよい。固定型4側には射出成形機の一次射出シリンダ8や二次射出シリンダ9が配置されている。
【0035】
図1は一次成形直後の金型内の状態を示しているが、可動型2、スライド型3及び固定型4が型締めされ、一次射出シリンダ8から一次成形樹脂材料が射出されてキャビティに第1の成形品5、第2の成形品7及び第3の成形品6が成形されている。ギアポンプを例にした場合、一次成形により第1の成形品5にあたるケーシングcと、第3の成形品6にあたる駆動ギアa及び従動ギアbと、第2の成形品7にあたるポンプ押さえ板jを同時に成形した状態である。またこの一次成形はその前の段階でケーシングc及び駆動ギアaのキャビティのそれぞれに従動軸eと駆動軸dを組み込んでから成形され、従動軸eがケーシングcにインサート成形されると共に駆動軸dが駆動ギアaにインサート成形される。
【0036】
図2は上記のように一次成形した後に冷却時間を経て型を開いた状態を示している。この状態では第3の成形品6が取り出し手段(図示せず)により取り出され、移動組み込み手段10により保持されている。このとき不要なスプルー・ランナー33はこの時点で型外に取り出される。このように取り出して移動組み込み手段10に保持した第3の成形品6はこの時点でグリスが塗布される。ギアポンプを例とした場合、グリスは一対のギアa,bを回転させながら、ギアa,b同士が接する箇所を中心に塗布する。同様にケーシングcとポンプ押さえ板のギアa,bと接する箇所にも塗布する。
【0037】
図3は移動組み込み手段10で保持した第3の成形品6を第1の成形品5への組み込み位置まで移動している途中の状態を示す。またこのとき、図4に示すようにスライド型3も第2の成形品7を第1の成形品5に対向する位置までスライドさせた状態で待機させる。この状態はギアポンプを例とした場合、駆動ギアaと従動ギアbを取り出し手段によって取り出して移動組み込み手段10にて保持し、移動途中で前記両ギアa,bを移動組み込み手段10によって互いに噛み合わせて第1の成形品5にあたるケーシングcの位置まで移動させた状態である。この状態から第3の成形品6が第1の成形品5に移動組み込み手段10にて組み込まれる。
【0038】
図4は前記移動組み込み手段10により第3の成形品6を第1の成形品5に組み込んだ状態を示している。ギアポンプを例とした場合、噛み合った状態の駆動、従動の各ギアa,bがケーシングc内に組み込まれ、ケーシングcに設けられた従動軸eに従動ギアbが回転自在に挿通され、駆動ギアaに設けられた駆動軸dがケーシングcの穴に挿入されるように組み込んだ状態である。また駆動軸dはモータ等の駆動源との接続のためにケーシングcから突出するように組み込まれる。
【0039】
図5は二次成形状態を示したものである。第1の成形品5には第3の成形品6が組み込まれ、第2の成形品7と第1の成形品5とがケース状に構成されるように位置決めされる。この状態で二次射出シリンダ9から二次成形樹脂材料が射出され、第1の成形品5と第2の成形品7を接合するように二次射出成形が行われる。ギアポンプを例とした場合、駆動、従動のギアa,bが組み込まれたケーシングcにポンプ押さえ板jを被せ、ケーシングcとの接合部に樹脂を充填して互いに融着してケース体を形成し、ギアポンプとしての完成体となった状態である。
【0040】
また、本例では第1の成形品5と第2の成形品7は二次成形により接合され、部品が組み込まれたケース体の例を挙げているが、第2の成形品7、即ちスライド型3がない状態で、第1の成形品5と第3の成形品6のみが組み立てられる金型や製品構造としてもよい。
【0041】
(第2の実施の形態)
上記図1から図5に示す第3の成形品6の移動組み込み手段10は、第3の成形品6を保持する保持部と、保持した第3の成形品6を移動させる移動部を有する構造となっており、以下に前記保持部に関する具体例について示す。尚、図1乃至図5では第3の成形品6を金型キャビティから取り出す取り出し部の例としては図示していないが、可動型2或いはスライド型3に内包された状態の第3の成形品6を型部の外方向へ押し出して取り出す構造を有する。例えば、図7に示すように成形機のエジェクター機能を有するエジェクタープレート11を型部の外方向へ押し出す方向に移動させ、前記エジェクタープレート11に取り付けられたエジェクターピン12により第3の成形品6を取り出す構造が挙げられる。また図1乃至図5に示す移動組み込み手段10に取り出す機能を持たせて取り出す方法、或いはこれらを複合させた方法にて取り出してもよい。
【0042】
(第3の実施の形態)
図7はエジェクターピン12により第3の成形品6を押し出した状態を示したものである。図7の位置、即ち第3の成形品6が型部から完全に押し出された場合はそのまま落下してしまう場合が多いが、図8に示すように第3の成形品6を押し出すエジェクターピン12の先端に抜け止め13を設けることによりエジェクターピン12に第3の成形品6を保持しており、この状態が保持部23により第3の成形品6が保持されるまで保たれている。なお、図8(a)(b)は先端にアンダーカット34となる形状を設けて第3の成形品6を保持する例である。図8(a)は抜け止め13がネジ状に形成されており、確実な固定ができると共に解放する際に無理な負荷に加わらず、第3の成形品6へ与える変形を抑えることができる。図8(c)は複数本の補助ピン14にて抜け止め13を形成してあり、第3の成形品6が型部から完全に押し出されても補助ピン14にて第3の成形品6を保持するようになっている。
【0043】
(第4の実施の形態)
図9は図1乃至図5に示す例で、第3の成形品6を組み込むための移動組み込み手段10における取り出し部の具体例を示したものである。エジェクターピン12で押し出された第3の成形品6は型部の外まで押し出される。移動した第3の成形品6は前記抜け止め13が設けられており、落下しない状態になっている。その後、エジェクターピン12が設定された保持時間経過後に元の位置まで後退するが、このとき、エジェクターピン12の先端の抜け止め13はエジェクターピン12が後退する動作により解放され、図9(a)(b)に示すように第3の成形品6がエジェクターピン12から離反すると同時に、保持部の一例としての補助プレート15が第3の成形品6を保持できる位置まで移動して第3の成形品6を保持できるようになっている。
【0044】
前記抜け止め13から第3の成形品6を離反させる例としての1つは、前記したようなエジェクターピン12の戻り動作をそのまま利用する方法がある。通常、エジェクターピン12の戻りは金型内に組み込まれたエジェクタープレート11のリターン用スプリングにて行われる。よって、解放力としては弱いので軽量な成形品に適用できる。
【0045】
中、大重量を有する成形品や位置決め精度が必要な成形品、或いは離型抵抗の大きい成形品の場合は、図9(c)のように取り出し部として、別駆動源を有する取り出し及び抜け止め解放機構16を設ける。その方法としては、図に示すようなエアーもしくは油圧によるシリンダー駆動、或いは図7(a)に示す形状において対応が必要な回転駆動を備えたスライド装置17などが考えられる。
【0046】
(第5の実施の形態)
図10、図11は第3の成形品6を組み込むための移動組み込み手段10における保持部の具体例を示したものである。図10は第3の成形品6を機械的な動作、機構によって保持する方法を示している。この方法としては図10(a)に示すように補助プレート15にて両側から挟み込んで保持する方法や、図10(b)(c)に示すような駆動部18を有する爪状の保持具19による保持がある。保持具19については、対象となる第3の成形品6の形状によって最適な形状を決めればよい。
【0047】
図11は第3の成形品6を吸着によって保持する方法を示している。尚、図1乃至図5に示す移動組み込み手段10もこの例について示している。移動組み込み手段10には第3の成形品6に適した形状の吸着用保持部20を設けてあり、図11(a)に示すように金型から取り出された第3の成形品6に吸着用保持部20を移動させて接触させ、吸着手段により吸着して図11(b)に示すように保持するようになっている。吸着用保持部20は吸盤でもよいし、エアーを吸うことにより真空にして保持してもよく、移動組み込み手段10及び第3の成形品6に適した形状、配置、数とする。
【0048】
(第6の実施の形態の例)
図12乃至図16は他の例の型内組み立て装置について示したものである。この例も図1乃至図5に示す例と基本的に同じであるが、異なる点だけを主に述べる。本例では、第3の成形品6を金型キャビティから取り出す取り出し部(図示せず)と、取り出された第3の成形品6を第1の成形品5若しくは第2の成形品7に組み込む挿入ガイド21を有している。
【0049】
図12は一次成形直後の金型内の状態を示しており、一次成形によって第1の成形品5、第2の成形品7及び第3の成形品6を同時に成形している。この例では第1の成形品5を可動型2側へ、第2の成形品7及び第3の成形品6をスライド型3側に配置した状態である。ギアポンプを例にした場合、一次成形により第1の成形品5にあたるケーシングcと、第3の成形品6にあたる駆動ギアa及び従動ギアbと、第2の成形品7にあたるポンプ押さえ板jを同時に成形した状態である。またこの一次成形はケーシングc及び駆動ギヤaのキャビティに各々に従動軸eと駆動軸dを組み込んでから成形する。
【0050】
図13は一次成形後に冷却時間を経て、型を開いた状態を示している。スライド型3に成形される第3の成形品6と第2の成形品7はスライド型3に保持された状態で移動される。不要なスプルー・ランナー33はこの時点で型外に取り出される。
【0051】
図14は金型が開いてできたスペースに挿入ガイド21を移動させ、取り出し手段によって第1の成形品5に組み込んでいる状態を示したものである。挿入ガイド21内は第3の成形品6を噛み合わせながら第1の成形品5に組み込む形状となっており、ギアポンプを例とした場合、駆動ギアaと従動ギアbを噛み合わせ、噛み合った状態の駆動、従動の各ギアa,bがケーシングc内に組み込まれ、ケーシングcに設けられた従動軸eに従動ギアbが回転自在に挿通され、駆動ギアaに設けられた駆動軸dがケーシングcの穴に挿入されるように組み込まれる。
【0052】
図15はスライド型3で成形され、スライド型3に保持されたままの第2の成形品7を第1の成形品5に蓋する位置にスライド型3を移動させた状態を示している。
【0053】
図16は二次成形状態を示したものである。第1の成形品5には第3の成形品6が組み込まれ、第2の成形品7が第1の成形品5とで中空体を構成されるように位置決めされる。この状態で二次射出シリンダ9から二次成形樹脂材料が射出され、第1の成形品5と第2の成形品7を接合するように二次射出成形が行われる。ギアポンプを例とした場合、駆動、従動のギアa,bが組み込まれたケーシングcにポンプ押さえ板jを被せ、ケーシングcとの接合部に樹脂を充填して互いに融着してケース体を形成し、ギアポンプとしての完成体となった状態である。
【0054】
挿入ガイド21はスライド型3から押し出されて取り出された第3の成形品6を保持し、第1の成形品5の所定の位置に組み込むための移動、組み込み手段を兼ねている。取り出された第3の成形品6は、横方向或いは上下方向等の設置可能スペースに設置されると共に金型が所定の位置まで開いた後に所定の位置に移動してきた挿入ガイド21のガイド部22に沿って第1の成形品5に組み込まれる。ガイド部22は第3の成形品6の形状に適した形状に設定し、単に第1の成形品5に案内するだけでなく、位置決めや、組み合わせや、噛み合せができる機能を備えたものを用いることができる。
【0055】
(第7の実施の形態)
図17は上記例の成形で用いられる取り出し部の構造を示している。可動型2或いはスライド型3に成形され、内包された状態の第3の成形品6を型部の外方向へ押し出して取り出す構造を有する。成形機のエジェクタ機能を有するエジェクタープレート11を図17(a)に示すように型部の外方向へ押し出す方向に移動させ、前記エジェクタープレート11に取り付けられたエジェクターピン12により第3の成形品6を取り出し、保持部23に保持する構造が挙げられる。
【0056】
(第8の実施の形態)
図18は第1の成形品5、第2の成形品7に組み込む第3の成形品6が駆動ギアaや従動ギアbである場合の例を示す。尚、金型全体の動作は図1乃至図5に示している。可動型2或いはスライド型3に成形された2個のギアa,bは取り出し部により押し出され、保持構造を有する移動組み込み手段10によって保持される。その後、移動組み込み手段10の保持構造部24が図18(a)に示すようにギアa,bの噛み合い方向に移動して2つのギアa,bの歯が噛み合わされ、図18(b)に示すように第1の成形品5または第2の成形品7に挿入される。その具体的方法としては、摺動ガイド、エアーシリンダを組み込み、2つのギアを保持した保持部をギアa,bが噛み合う方向にスライドさせてギアa,bを噛み合わせる方法が挙げられる。
【0057】
(第9の実施の形態)
図19は同じく第3の成形品6がギアa,bで、互いに噛み合わせる他の例について示したものである。尚、金型全体の動作は図12乃至図16に示している。挿入ガイド21は図19(b)に示すように一方に押し出されたギアa,bを受け入れるギア入口部26を有すると共に他方に第1の成形品5に組み込むのに必要な寸法を有したギア出口部27を有している。ギア入口部26はギアa,bを挿入ガイド21にスムーズに入り込ませるために、成形される2つのギアa,bのキャビティより若干大き目の寸法に設定されている。ギア出口部27は第1の成形品5の開口より若干小さめの寸法に設定されている。即ち、挿入ガイド21のギア入口部26とギア出口部27とではその寸法に差を持たせている。また2つのギアa,bは成形時には別々のキャビティにあり、ギアa,bは噛み合っていない状態である。このギアa,bを取り出し部のエジェクターピン12等で押し出し、別々の状態のギアa,bを挿入ガイド21に押しながら入れてゆくことにより、ギア入口部26とギア出口部27の寸法の差により徐々に接近し、ギア出口部27付近で2つのギアa,bが噛み合う構造となっており、そのまま、さらにギアa,bを押し続けることにより、第1の成形品5内に噛み合ったギアa,bが組み込まれる。
【0058】
また前記挿入ガイド21にギアa,bを押し込みの際に、ギアa,bが回転しないように、また互いの歯がずれることなく噛み合うように、2つのギアa,bの歯の一部の位置をガイドする凸或いは凹形状28を図19(c)のように有している。図19(c)に示す例ではギアa,bの上下部に配置しているが、ギアが複数個の場合は各々のギアに1箇所だけ設けてもよいし、また微小なギアである場合はギア形状そのままのガイド形状をガイド部に設けることができる。
【0059】
また第1の成形品5と第2の成形品7とを結合するまでの工程でギアa,bにグリス29を塗る工程を図20のように設けてもよい。例として、第2の成形品7との接触による問題が生じることが考えられる場合は図20(c)に示すように組み込んだ後で、金型が閉じる前の状態でギアa,bの表面にグリス塗布装置により塗布する。ギアa,b全体にグリス塗布が必要な場合は、移動組み込み手段10にグリス塗布装置を設け、ギアa,bを保持して第1の成形品5へ移動するまでの間に塗布する。或いは図21に示すように挿入ガイド21をギアa,bが通過する際にグリス塗布装置30にて挿入ガイド21からグリス29を注入し、回転させながら押し込む方法が挙げられる。
【0060】
(第10の実施の形態)
また第3の成形品6は樹脂のみの単体の成形品でなく、他の部品をインサート成形したインサート成形品であってもよい。その例としては前述のように図1及び図12に示す第3の成形品6であるギアa及び第1の成形品5であるケーシングcが成形されるキャビティ内に予め軸d,eをインサートしておいて一次の成形を行っている。インサートする部品については、ここでは軸であるが、他にネジ等の固定具、異材質部品等でも可能である。インサートの方法としては、軸の場合はエアーで搬送して所定位置にセッテングする方法やロボット等のピックアンドプレイス機構によりセッテングする方法がある。
【0061】
(第11の実施の形態)
また第1の成形品5と第2の成形品7との互いの位置関係に関して述べると次の通りである。第1の成形品5と第2の成形品7とは上記のようにスライド型により、互いに二次成形で組み合わせられ、その形態はケース状になり、中に空間を有する物品となる。本例ではこの空間内に第3の成形品6を移動組み込み手段10によって配置させた例について示している。
【0062】
具体例として図1から図5を用いて説明すると、第1の成形品5、第2の成形品7及び第3の成形品6は一次成形にて形成され、最初に移動組み込み手段10によって第1の成形品5と第3の成形品6とが組み込まれ(5+6)、次の工程にて第2の成形品7と第1、第3の成形品組み立て品(5+6)が接合されている。これにより、第3の成形品6を空間内に配置した第1から第3までの成形品組み立て体(5+6+7)を得ることができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明は射出成形金型において、型開き後にできるスペースに成形品の保持機能を有した移動組み込み手段を挿入することにより、一旦、金型から取り出された成形品を保持し、再度、同じ金型内の別のキャビティに成形されている成形品の所定の位置に移動して組み込むことができるので、スライド型との併用によりケース状部品の内部に機構部品を有した物品の成形が可能である。また最適な条件・金型の管理を行うことにより、完成した成形品の内部部品は良品として取り扱うことができ、別工程で製作する場合には必要である品質、寸法の検査工程、部品の管理等が省け、大幅な納期短縮が可能である。従来は各々、別工程で成形し、最終的にはネジ締め等の接合手段によってなされていた内部に機構部品を有している物品も、移動組み込み手段及びスライド型によって同一金型内で成形、組み立て、接合を行うことができるので、1物品当たりのサイクル短縮が可能である。
【0064】
また移動組み込み手段に保持機構だけなく、噛み合わせ方向にスライドできる機構を設けることにより、複数個の成形品を保持した状態で噛み合わせ、或いは嵌め込みや組み立てができるので、複雑な機構部品の成形ができると共に工程数、工数が別部品を作って組み立てる場合に対して大幅に削減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型内組み立て装置の一例の一次成形している状態の断面図である。
【図2】同上の型開きして第3の成形品を取り出した状態の断面図である。
【図3】同上の第3の成形品を移動している状態を示す断面図である。
【図4】同上のスライド型を移動した状態の断面図である。
【図5】同上の二次成形している状態の断面図である。
【図6】同上により成形される物品の一例のギアポンプを示し、(a)は正面から見た断面図、(b)は側面から見た断面図である。
【図7】同上の第3の成形品を取り出し部で取り出す状態を示す断面図である。
【図8】(a)(b)(c)は同上のエジェクターピンに第3の成形品を抜け止めする構造を示す断面図である。
【図9】同上の取り出し部の他の例を説明する断面図である。
【図10】(a)は移動組み込み手段における保持部の具体的な一例を示す正面図、(b)は(a)の他例の正面図、(c)は(b)の一部切欠側面図である。
【図11】同上の第3の成形品を吸着保持する過程を説明する説明図である。
【図12】同上の型内組み立て装置の他の例の一次成形している状態の断面図である。
【図13】同上の型開きしてスライド型を移動している状態の断面図である。
【図14】同上の第3の成形品を組み込んでいる状態を示す断面図である。
【図15】同上のスライド型をさらに移動した状態の断面図である。
【図16】同上の二次成形している状態の断面図である。
【図17】同上の取り出し部で第3の成形品を取り出す状態を説明する断面図である。
【図18】同上のギアを噛み合わせる状態を説明する説明図である。
【図19】(a)(b)(c)は同上の挿入ガイドでガイドしてギアを組み込む状態を説明する断面図である。
【図20】(a)(b)(c)は同上のグリスを塗る手順を説明する断面図である。
【図21】同上のグリスを塗布する他例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 射出成形金型
2 可動型
3 スライド型
5 第1の成形品
6 第3の成形品
7 第2の成形品
10 移動組み込み手段
a 駆動ギア
b 従動ギア
c ケーシング
d 駆動軸
e 従動軸
j ポンプ押さえ板

Claims (23)

  1. 可動型とスライド型とを備えた射出成形用の金型であって、前記可動型とスライド型の一方で第1の成形品を他方で第2の成形品を成形すると共に複数個の第3の成形品を可動型若しくはスライド型にて成形し、前記複数個の第3の成形品を型部から取り出して保持して第1若しくは第2の成形品の組み込み位置に移動させ前記成形品に組み込み、第1若しくは第2の成形品が成形されたスライド型を移動させて第1と第2の成形品を接合するように二次成形を行うことにより複数個の第3の成形品が互いに組み合わされて組み込まれた物品を得るようにしたことを特徴とする型内組み立て装置。
  2. 可動型若しくはスライド型に成形された第3の成形品を金型キャビティから取り出すための取り出し部と、取り出された第3の成形品を保持する保持部と、保持した第3の成形品を第1若しくは第2の成形品の組み込む位置まで移動させる移動部を有したことを特徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  3. 可動型若しくはスライド型に成形された第3の成形品を金型キャビティから取り出すための取り出し部と、第3の成形品を第1若しくは第2の成形品の組み込み位置まで移動させる移動部とを有したことを特徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  4. 第3の成形品は別部材をインサート成形したインサート成形品であることを特徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  5. 第1と第2の成形品でケースを構成するように両者を成形し、第3の成形品はこのケース内部に配置するように構成したことを特徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  6. 取り出し部は第3の成形品を可動型若しくはスライド型の内包部から押し出すようにしたことを特徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  7. 取り出し部は第3の成形品が保持部によって保持されるまで第3の成形品を保持するようにしたことを特徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  8. 取り出し部に保持されている成形品を離反する方向に移動させる解除手段を設け、前記保持部は成形品が取り出し部より離反した直後に成形品を保持するようにしたことを特徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  9. 保持部は第3の成形品を機械的に掴むようにしたことを特徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  10. 保持部は第3の成形品をエアー若しくは吸盤等の吸着手段により保持するようにしたことを特徴とする請求項2記載の型内組み立て装置。
  11. 取り出し部は第3の成形品を可動型若しくはスライド型の内包部から押し出すことを特徴とする請求項3記載の型内組み立て装置。
  12. 取り出し部は第3の成形品を第1若しくは第2の成形品へ組み込む位置に移動させる移動手段も兼ねるようにしたことを特徴とする請求項3記載の型内組み立て装置。
  13. 移動部は第3の成形品を第1若しくは第2の成形品に組み込む際に案内する補助ガイド手段を有したことを特徴とする請求項3記載の型内組み立て装置。
  14. 第3の成形品としてギアを噛み合わせて組み込むことを特徴とする請求項1記載の型内組み立て装置。
  15. ギアを噛み合い方向にスライドして噛み合わせるようにしたことを特徴とする請求項14記載の型内組み立て装置。
  16. ギア同士を接近させつつ噛み合わせるようにしたことを特徴とする請求項14記載の型内組み立て装置。
  17. 第3の成形品としてのギアを噛み合わせるための補助ガイドはギアの歯の一部をガイドするように形成されたことを特徴とする請求項14記載の型内組み立て装置。
  18. 第1と第2の成形品が結合するまでの工程で、ギアにグリスを塗る手段を設けたことを特徴とする請求項14記載の型内組み立て装置。
  19. 請求項14乃至請求項18の何れかに記載の型内組み立て装置を用いてギ アポンプを製造するにあたって、第1の成形品と第2の成形品で対向したところに流入口と吐出口を有しているギアポンプのケース体を形成し、第3の成形品を一対のギアとし、ギアが噛み合った状態で前記ケース体に組み込むと共に、前記ギアに軸を組み込み、その軸をケース体をより突出させることを特徴とするギアポンプの製造方法。
  20. 請求項14乃至請求項18のいずれかの型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたって、第3の成形品が成形される前に駆動軸を前記成形品を形成する金型にセットすることを特徴とするギアポンプの製造方法。
  21. 請求項14乃至請求項18のいずれかの型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたって、第3の成形品が成形される前に従動軸を前記成形品を形成する金型にセットすることを特徴とするギアポンプの製造方法。
  22. 請求項14乃至請求項18のいずれかの型内組み立て装置を用いてギアポンプを製造するにあたって、第3の成形品が第1或いは第2の成形品に組み込まれる前の工程において、第3の成形品にグリスを塗布することを特徴とするギアポンプの製造方法。
  23. 第3の成形品であるギアを噛み合わせて回転させながらグリスを塗布すると共に、前記ギアが第1或いは第2の成形品と接する内面にグリスを塗布することを特徴とする請求項22記載のギアポンプの製造方法。
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