JP3794096B2 - 被検知物体の位置検出装置、及び小便器の自動洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検知物体の位置検出装置、及び排尿者の挙動に対応して小便器を自動的に洗浄する小便器の自動洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
結石や臭気の発生を極力抑える必要がある場所(デパート、レストラン、オフィス、病院、学校等)に配置される男性用トイレの小便器には、近年、赤外線を利用して排尿者の挙動を監視し、便器内壁を自動的に洗浄する自動洗浄装置が装着されている。尚、収納スペースが狭いのと、商用電源(例えばAC- 100V)の電気工事を省く為、作動用電源として乾電池や充電用電池を用いる場合が多い。
【0003】
(従来例1)
従来例1の自動洗浄装置(被検知物体の位置検出装置)は、小便器の上部に配され前方に向けて投光する発光素子と、小便器の上部に配され排尿者に当たって戻って来る反射光を受光し二種類の出力電流I1 、I2 を送出するPSD(又は二分割フォトダイオード)と、出力電流I1 を電流/電圧変換して増幅し出力電圧V1 を送出する第1の信号処理回路と、出力電流I2 を電流/電圧変換して増幅し出力電圧V2 を送出する第2の信号処理回路と、出力電圧V1 のピーク値V1を保持する第1のサンプルホールド回路と、出力電圧V2 のピーク値V2を保持する第2のサンプルホールド回路と、ピーク値V1をA/D変換する第1のA/Dコンバータと、ピーク値V2をA/D変換する第2のA/Dコンバータと、A/D変換された各デジタル値に所定の演算をして排尿者と小便器との距離を設定時間毎に算出する演算手段と、排尿者が検知位置(例えば50cm)より内方に来たことを演算手段が計測すると電磁弁に所定短時間(例えば2秒間)通電して小便器を予備洗浄し排尿者が検知位置(例えば50cm)より遠くに離れたことを演算手段が計測すると電磁弁に所定時間(例えば15秒間)通電して小便器を本洗浄する弁制御手段とを備える。
【0004】
(従来例2)
従来例2の自動洗浄装置(被検知物体の位置検出装置)は、小便器の上部に配され前方に向けて投光する発光素子と、小便器の上部に配され排尿者に当たって戻って来る反射光を受光し二種類の出力電流I1 、I2 を送出するPSD(又は二分割フォトダイオード)と、出力電流I1 を電流/電圧変換して増幅し出力電圧V1 を送出する第1の信号処理回路と、出力電流I2 を電流/電圧変換して増幅し出力電圧V2 を送出する第2の信号処理回路と、所定時間Ts毎に出力電圧V1 、V2 を交互に通過させるセレクタと、セレクタを通過した出力電圧V1 、V2 のピーク値V1、V2を保持するサンプルホールド回路と、保持されたピーク値V1、V2をA/D変換するA/Dコンバータと、A/D変換された各デジタル値を演算処理して排尿者と小便器との距離を所定時間Ts毎に計測する演算手段と、排尿者が検知位置(例えば50cm)より内方に来たことを演算手段が計測すると電磁弁に所定短時間(例えば2秒間)通電して小便器を予備洗浄し排尿者が検知位置(例えば50cm)より遠くに離れたことを演算手段が計測すると電磁弁に所定時間(例えば15秒間)通電して小便器を本洗浄する弁制御手段とを備える(図8参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の自動洗浄装置(被検知物体の位置検出装置)は、以下の様な課題を有する。
従来例1の自動洗浄装置(被検知物体の位置検出装置)は、サンプルホールド回路及びA/Dコンバータが夫々、二系統必要なため、部品代がかかるとともに測距時に消費電流が多く流れる(10mA〜20mA;部品点数が多い)ため、早期に電池切れを起こす。
【0006】
従来例2の自動洗浄装置(被検知物体の位置検出装置)は、測距時に消費電流が少ない(5mA〜10mA)が、排尿者と小便器との距離を計測するのに、所定時間Tsの二倍程度の時間がかかり洗浄動作(予備・本洗浄共)が遅れる。
具体的には、排尿者が検知位置(例えば50cm)より内側に来ても直ちに予備洗浄が成されず、排尿者が検知位置(例えば50cm)より外方に遠ざかっても直ちに本洗浄が行われない(図8参照)。尚、所定時間Tsを短くすると、測距時の消費電流(5mA〜10mA)が流れる時間が長くなるため、早期に電池切れを起こす。
【0007】
予備洗浄動作が遅れると、予備洗浄前の乾燥した小便器に排尿者が排尿するので、尿成分が小便器に付着し、本洗浄を行っても洗い流せない場合が生じる。この状態が繰り返されると、付着が進行するとともに、悪臭を発生する。
本洗浄動作が遅れると、小便器を離れても直ちに洗浄が成されないので排尿者に不信感を与えるとともに、自動洗浄装置を叩いたり押したりするため、故障の原因となる。又、本洗浄が行われるまでのあいだ排尿者本人が排尿した尿の臭気が気化してトイレ内に放散する。
【0008】
本発明の第1目的は、消費電流が少なく、且つ被検知物体の動向に対応してアクチュエータを適切に制御できる、応答性に優れた、被検知物体の位置検出装置の提供にある。
本発明の第2目的は、消費電流が少なく、且つ排尿者の挙動に対応して洗浄が行われる、応答性に優れた、小便器の自動洗浄装置の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の作用効果について)
発光素子は被検知物体に向けて発光を行う。
受光素子は被検知物体からの反射光を受光するとともに、素子−被検知物体間の距離に対する電気出力特性が夫々異なる電気出力P1 、P2 を送出する。
【0010】
タイマは、セレクタを所定時間Ts毎に切り替え、電気出力P1 、P2 がセレクタを交互に通過する。
ホールド手段は、セレクト手段を通過した電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2を、次の電気出力が入力されるまでのあいだ保持する。
演算手段は、各ピーク値P1、P2に基づいて、被検知物体と素子との距離を計測する。
【0011】
計測距離変化検知手段は、ホールド手段に保持される現在の電気出力P1 のピーク値P1(又は電気出力P2 のピーク値P2)と、一回前にホールド手段に保持された電気出力P1 のピーク値P1(又は一回前にホールド手段に保持された電気出力P2 のピーク値P2)との出力差を算出する。
被検知物体の接近又は離脱により、素子- 被検知物体間の距離が変化すると、計測距離変化検知手段が算出する出力差が所定値を越える。この場合、次の切り替えまでのタイマ時間が所定時間T0 に短縮される。
【0012】
演算手段は、セレクタの切り替えにより得られる電気出力(P1 又はP2 )のピーク値(P1又はP2)と、切り替え前に得られた電気出力(P2 又はP1 )のピーク値(P2又はP1)とに基づき、被検知物体と素子との距離を、通常の所定時間Tsより短い所定時間T0 の到来時点で計測する。
制御手段は、演算手段により計測された被検知物体の推移に対応してアクチュエータを制御する。
【0013】
セレクタとホールド手段を備え、交互に保持される電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2に基づいて演算手段が素子- 被検知物体間の距離を計測する構成であるので、部品点数が少なく製造コストが安価であり、消費電流が少ない。
【0014】
計測距離変化検知手段が算出する出力差が所定値を越えると、次の切り替えまでのタイマ時間を所定時間T0 に短縮して、通常の所定時間Tsより短い所定時間T0 の到来時点で被検知物体と素子との距離計測を行う構成である。
このため、被検知物体の動向に対応してアクチュエータが適切に制御され、応答性に優れる。
【0015】
(請求項2の作用効果について)
発光素子は被検知物体に向けて発光を行う。
受光素子は被検知物体からの反射光を受光するとともに、素子−被検知物体間の距離が離れるに従って出力が比較的急激に低下していく電気出力P1 と、出力最大となる至近位置から被検知物体が遠ざかるに従って比較的なだらかに低下していき検知位置から電気出力P1 より高くなる電気出力P2 とを送出する。
【0016】
タイマは、セレクタを所定時間Ts毎に切り替え、セレクタを電気出力P1 、P2 が交互に通過する。
ホールド手段は、セレクタを通過した電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2を、次の電気出力が入力されるまでのあいだ保持する。
演算手段は、比例定数K×{(ピーク値P1+ピーク値P2)/(ピーク値P1−ピーク値P2)}でもって測距離演算処理を行い、被検知物体と素子との距離を所定時間Ts毎に計測する。
【0017】
計測距離変化検知手段は、ホールド手段に保持される現在の電気出力P1 のピーク値P1(又は電気出力P2 のピーク値P2)と、一回前にホールド手段に保持された電気出力P1 のピーク値P1(又は一回前にホールド手段に保持された電気出力P2 のピーク値P2)との出力差を算出する。
被検知物体の接近又は離脱により、素子- 被検知物体間の距離が変化すると、計測距離変化検知手段が算出する出力差が所定値を越える。この場合、次の切り替えまでのタイマ時間が所定時間T0 に短縮される。
【0018】
演算手段は、切り替えタイミングが到来する前のセレクト手段の切り替えにより得られる電気出力(P1 又はP2 )のピーク値(P1又はP2)と、切り替え前に得られた電気出力(P2 又はP1 )のピーク値(P2又はP1)とに基づいて被検知物体と素子との距離を所定時間Tsの到来を待たずに計測する。
制御手段は、演算手段により計測された被検知物体の推移に対応してアクチュエータを制御する。
【0019】
セレクタとホールド手段を備え、交互に保持される電気出力P1 、P2 のピーク値(P1、P2)に基づいて演算手段が素子- 被検知物体間の距離を計測する構成である。この為、部品点数が少なく、製造コストが安価であり消費電流が少ない。
【0020】
計測距離変化検知手段が算出する出力差が所定値を越えると、次の切り替えまでのタイマ時間を所定時間T0 に短縮して、通常の所定時間Tsより短い所定時間T0 の到来時点で被検知物体と素子との距離計測を行う構成である。
このため、被検知物体の動向に対応してアクチュエータが適切に制御され、応答性に優れる。
【0021】
(請求項3の作用効果について)
被検知物体が接近する場合、被検知物体の検知位置より内方への接近を接近演算手段が素早く計測するので、制御手段がアクチュエータを速やかに第1状態にすることができる。
又、被検知物体が離脱する場合、被検知物体が検知位置より遠く離れたことを演算手段が素早く計測計測するので、制御手段がアクチュエータを速やかに第2状態にすることができる。
【0022】
(請求項4の作用効果について)
被検知物体の位置検出装置を作動させるための電源が電池や充電式電池である場合には、電池切れを起こさないことが重要である。
被検知物体の位置検出装置は、部品点数が少なく消費電流が少ないので、電池切れを起こし難く、保守・点検の手間が軽減できる。
【0023】
(請求項5の作用効果について)
発光素子は赤外線を発光するLEDであるので、受光素子に太陽光や蛍光灯等の光が入光しても影響が少なく、これらの光による誤作動が防止できる。又、LEDであるので他の発光素子に比べ消費電流が少なくて済む。
受光素子にPSDや二分割ダイオードを使用すれは、被検知物体と素子との距離が離れるに従って比較的急激に低下していく電気出力P1 と、出力最大となる至近距離から被検知物体が遠ざかるに従って比較的なだらかに低下していき、検知位置から電気出力P1 より高くなる電気出力P2 とを得ることができる。
【0024】
(請求項6の作用効果について)
小便器側に設けられた発光素子は、排尿に訪れる排尿者が接近して来る方向に向けて発光を行う。
小便器側に設けられた受光素子は、排尿者からの反射光を受光するとともに、小便器- 排尿者間の距離に対する電気出力特性が夫々異なる電気出力P1 、P2 を送出する(又は、排尿者と小便器との距離が離れるに従って比較的急激に低下していく電気出力P1 と、出力最大となる排尿位置から排尿者が遠ざかるに従って比較的なだらかに低下していき、検知位置から電気出力P1 より高くなる電気出力P2 とを送出する)。
【0025】
タイマは、セレクタを所定時間Ts毎に切り替え、電気出力P1 、P2 がセレクタを交互に通過する。
ホールド手段は、セレクト手段を通過した電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2を、次の電気出力が入力されるまでのあいだ保持する。
【0026】
演算手段は、各ピーク値P1、P2に基づいて、排尿者と小便器との距離を計測する〔又は、比例定数K×{(ピーク値P1+ピーク値P2)/(ピーク値P1−ピーク値P2)}でもって測距離演算処理を行い、排尿者と小便器との距離を所定時間Ts毎に計測する〕。
【0027】
計測距離変化検知手段は、ホールド手段に保持される現在の電気出力P1 のピーク値P1(又は電気出力P2 のピーク値P2)と、一回前にホールド手段に保持された電気出力P1 のピーク値P1(又は一回前にホールド手段に保持された電気出力P2 のピーク値P2)との出力差を算出する。
【0028】
排尿者の接近又は離脱により、排尿者- 小便器間の距離が変化すると、計測距離変化検知手段が算出する出力差が所定値を越える。この場合、次の切り替えまでのタイマ時間が所定時間T0 に短縮される。
【0029】
演算手段は、セレクタの切り替えにより得られる電気出力(P1 又はP2 )のピーク値(P1又はP2)と、切り替え前に得られた電気出力(P2 又はP1 )のピーク値(P2又はP1)とに基づき、排尿者と小便器との距離を、通常の所定時間Tsより短い所定時間T0 の到来時点で計測する。
【0030】
排尿者が検知位置より内方(排尿位置)に来たことを演算手段が計測すると制御手段は電磁弁に所定短時間通電して小便器を予備洗浄する。
この際、排尿者の排尿位置より内方への接近を、接近演算手段が素早く計測して排尿者が排尿する前に小便器の予備洗浄が成されるので、小便器内を濡れた状態にすることができる。
これにより、排尿者の排尿時において尿成分の小便器への付着が防止でき、本洗浄により確実に洗い流すことができる。又、過去に排尿した排尿者らの尿の痕跡が、素早く、予備洗浄により洗い流されるので排尿者本人に臭気を感じさせない。
【0031】
排尿者が検知位置より遠くに遠ざかったことを演算手段が計測すると制御手段は電磁弁に所定時間通電して小便器を本洗浄する。
この際、排尿者の排尿終了後に、排尿者が検知位置より遠くへ離れたことを演算手段が素早く計測して小便器が本洗浄されるので排尿者に不信感を与えない。又、排尿者本人が排尿した尿の臭気がトイレ内に放散しない。
【0032】
セレクタとホールド手段を備え、交互に保持される電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2に基づいて演算手段が排尿者- 小便器間の距離を計測する構成であるので、部品点数が少なく製造コストが安価であり、消費電流が少ない。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例(請求項1〜6に対応)を図1〜図7に基づいて説明する。
図に示す様に、小便器の自動洗浄装置Aは、男性用トイレ100の内壁101に設置されている小便器9の上部に配設されている。
【0034】
図2に示す様に、小便器の自動洗浄装置Aは、略前方に向かって発光するLED1と、出力電流I1 、I2 を送出するフォトダイオード2と、出力電流I1 、I2 を電流/電圧変換し変換電圧を個々に増幅して出力電圧V1 、V2 を送出する二系統の信号処理回路3と、セレクタ4と、セレクタ4を通過した出力電圧V1 、V2 のピーク値を保持するサンプルホールド回路5と、各ピーク値をA/D変換して信号処理出力V1、V2を送出するA/Dコンバータ6と、デジタル値である信号処理出力V1、V2を演算処理する演算部71と、ΔV監視部72と、短縮部73と、弁通電制御回路8とを備え、小便器9の上部に配設される収納ケース91内に収められている。
【0035】
LED1は、収納ケース91の前面に固着された透明板の裏面内側に配され、図2及び図4に示す駆動信号(パルス)11の入力によりオン状態になるトランジスタ12を介して電池10に電気接続される。
このLED1が発光した赤外光13は、前面に配される投光用レンズ14(非球面両凸レンズ)により集光され、排尿に訪れる排尿者Hが接近して来る小便器前方(下向き角度20°)に向けて投光される(図1、図3参照)。
【0036】
フォトダイオード2は、収納ケース91の前面に固着された透明板の内側であってLED1から所定距離離れて(同一面内)配設される。尚、排尿者Hに当たって反射した反射光15は、フォトダイオード2の前面に配される受光用レンズ(非球面両凸レンズ)20により集光される(図3参照)。
【0037】
このフォトダイオード2は端子21、22から出力電流I1 、I2 を送出する。 端子21から送出される出力電流I1 は、排尿者Hと小便器9との距離(≒LED1及びフォトダイオード2との距離)が離れるに従って比較的急激に低下していく。
又、端子22から送出される出力電流I2 は、排尿位置(30cm)でピークを示し、排尿者Hと小便器9との距離(≒LED1及びフォトダイオード2との距離)が離れるに従って比較的なだらかに低下していき、検知位置(約54cm)から出力電流I1 より大きくなる{図5に示す出力特性(距離- 出力電圧V1 、V2 )参照}。
【0038】
信号処理回路3は、図2及び図4に示す給電信号(パルス)30の入力によりオン状態になるトランジスタ301を介して電池10に電気接続される。
そして、信号処理回路3は、出力電流I1 、I2 を電流/電圧変換する変換器31、32と、その変換電圧を増幅して出力電圧V1 、V2 を送出するアンプ33、34とを備える。
【0039】
セレクタ4は、入力端子に出力電圧V1 、V2 が入力され、マイクロコンピュータ700のタイマ70により、通常は所定時間Ts(1S)毎に電子接点が切り替わる。
サンプルホールド回路5は、セレクタ4を通過した方の出力電圧V1 、V2 のピーク値を保持する。
【0040】
A/Dコンバータ6は、サンプルホールド回路5により保持された出力電圧V1 、V2 のピーク値をA/D変換して信号処理出力V1、V2をマイクロコンピュータ700の演算部71に送出する。
【0041】
演算部71は、比例定数K×{(信号処理出力V1+信号処理出力V2)/(信号処理出力V1−信号処理出力V2)}でもって測距離演算処理を行って測距データを算出し、図6に示す距離- 測距データから、排尿者Hと小便器9との距離を計測する。
【0042】
排尿者Hが小便器9に接近し、排尿者H- 小便器9間の距離(≒LED1及びフォトダイオード2との距離)が54cm(検知位置)より内方に接近したことを演算部71が検知すると、マイクロコンピュータ700は、弁通電制御回路8に開弁信号を2秒間(所定短時間)送出する(図7の経過時点723)。
これにより、電磁弁81が約1秒間、開弁状態になり、小便器9の予備洗浄が成される。
【0043】
又、排尿者Hの排尿が終了し、排尿者H- 小便器9間の距離(≒LED1及びフォトダイオード2との距離)が54cm(検知位置)より遠くに離れたことを演算部71が検知すると、マイクロコンピュータ700は、弁通電制御回路8に開弁信号を15秒間(所定時間)送出する(図7の経過時点753)。
これにより、電磁弁81が約15秒間、開弁状態になり、小便器9の本洗浄が成される。
【0044】
ΔV監視部72(計測距離変化検知手段)は、現在の信号処理出力V1、V2と一つ前の信号処理出力V1、V2との出力差ΔV1、ΔV2を算出する(図7参照)。
【0045】
短縮部73は、ΔV監視部72が算出した出力差ΔV1、ΔV2の絶対値が1を越える場合には、タイマ70のタイマ時間を所定時間T0 (0.25S)に短縮(次の切り替えのみ)させる。
【0046】
つぎに、マイクロコンピュータ700の作動を図4及び図7に基づいて説明する。
〔予備洗浄時の動作について〕
給電信号30がハイレベルになるとトランジスタ301が導通し、信号処理回路3が作動状態になる(経過時点711)。
【0047】
経過時点712で、信号処理回路が出力電圧V1 、V2 の出力を開始する。
経過時点713で駆動信号11がハイレベルになり、トランジスタ12が導通し、LED1が発光を開始する。
排尿者Hに赤外光13が当たると反射光15がフォトダイオード2に入光するので、出力電圧V1 、V2 が上昇する。
【0048】
例えば、セレクタ4が図2に示す位置にある場合、出力電圧V2 がセレクタ4を通過し、サンプルホールド回路5がピーク値を保持する。そして、A/Dコンバータ6が、サンプルホールド回路5により保持された出力電圧V2 のピーク値をA/D変換して信号処理出力V2をマイクロコンピュータ700の演算部71に送出する。
【0049】
演算部71は、比例定数K×{(1−7)/(1+7)}でもって測距離演算処理を行って測距データ“−0.75”を算出する。尚、比例定数Kは1
【0050】
経過時点713の場合、現在の信号処理出力V2と一つ前の信号処理出力V2との出力差ΔV2が“7−2=5”であるとΔV監視部72が算出する。
この為、セレクタ反転部7は、次の切り替えタイミングを待たず、直ちに(経過時点723)セレクタ4を切り替える。
【0051】
セレクタ4が切り替わり、出力電圧V1 がセレクタ4を通過し、サンプルホールド回路5がピーク値を保持する。A/Dコンバータ6は、サンプルホールド回路5により保持された出力電圧V1 のピーク値をA/D変換して信号処理出力V1をマイクロコンピュータ700の演算部71に送出する。
【0052】
経過時点723において、演算部71は、比例定数K×{(11−7)/(11+7)}でもって測距離演算処理を行い測距データ“0.22”を算出する。
尚、比例定数Kは1
【0053】
そして、図6の計測データ- 距離特性から、排尿者H- 小便器9間の距離(≒LED1及びフォトダイオード2との距離)が40cm(検知位置より内側)であることを検知する。
マイクロコンピュータ700は、弁通電制御回路8に開弁信号を2秒間(所定短時間)送出し、電磁弁81が約2秒間、開弁状態になり、小便器9の予備洗浄が成される。
【0054】
〔本洗浄時の動作について〕
演算部71は、比例定数K×{(11−2)/(11+2)}でもって測距離演算処理を行って測距データ“0.69”を算出する。尚、比例定数Kは1
【0055】
経過時点743の場合、現在の信号処理出力V2と一つ前の信号処理出力V2との出力差ΔV2が“2−7=−5”であるとΔV監視部72が算出する。
この為、短縮部73は、タイマ70のタイマ時間を所定時間T0 (0.25秒)に短縮し、経過時点753でセレクタ4を切り替える。
【0056】
セレクタ4が切り替わり、出力電圧V1 がセレクタ4を通過し、サンプルホールド回路5がピーク値を保持する。A/Dコンバータ6は、サンプルホールド回路5により保持された出力電圧V1 のピーク値をA/D変換して信号処理出力V1をマイクロコンピュータ700の演算部71に送出する。
【0057】
経過時点753において、演算部71は、比例定数K×{(1−2)/(1+2)}でもって測距離演算処理を行い測距データ“−0.33”を算出する。尚、比例定数Kは1
【0058】
そして、図6の計測データ- 距離特性から、排尿者H- 小便器9間の距離(≒LED1及びフォトダイオード2との距離)が100cm(検知位置より外側)であることを検知する。
マイクロコンピュータ700は、弁通電制御回路8に開弁信号を15秒間(所定時間)送出し、電磁弁81が約15秒間、開弁状態になり、小便器9の本洗浄が成される。
【0059】
つぎに、本実施例の自動洗浄装置Aの利点を述べる。
〔ア〕サンプルホールド回路5及びA/Dコンバータ6が一系統であり部品点数が少ない。又、所定時間Tsが1Sである。
この為、消費電流が少なく、電池交換サイクルが長いので保守・点検の手間が軽減できる。又、製造コストが安価である。
【0060】
〔イ〕ΔV監視部72が、現在の信号処理出力V1、V2と,一つ前の信号処理出力V1、V2との出力差ΔV1、ΔV2から出力差ΔV1、ΔV2の絶対値を監視し、絶対値が1を越える場合には、所定時間T0 でセレクタ4を切り替える構成である。
【0061】
この為、排尿者Hの挙動を早期に把握でき、洗浄動作が遅れない。
具体的には、排尿者Hが検知位置より内方(例えば40cm)に近づくと、図7の“遅れ▲1▼”でもって排尿者Hが排尿位置に来たことを演算部71が素早く計測して予備洗浄を行う。
【0062】
これにより、排尿者Hの排尿時において尿成分の小便器9への付着が防止でき、本洗浄により確実に洗い流すことができる。又、過去に排尿した排尿者らの尿の痕跡が、素早く、予備洗浄により洗い流されるので排尿者本人に臭気を感じさせない。
【0063】
又、排尿者Hの排尿終了後に、排尿者Hが検知位置より遠くへ離れたことを演算部71が素早く計測して電磁弁81に15秒間通電を行い、小便器9を本洗浄するので排尿者Hに不信感を与えない。又、排尿者本人が排尿した尿の臭気がトイレ内に放散しない。
【0064】
〔ウ〕発光素子に赤外線を発光するLED1を使用し、パルス駆動で発光させているので、発光させるための消費電流が少ないとともに、探知されているという感覚を排尿者Hが感じさせない。
【0065】
本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施態様を含む。
a.電源が充電電池の場合、小便器9を流れる流水により翼車を回して発電し、該発電電力で充電電池を充電する構成にしても良い。
【0066】
b.所定時間Tsは0.5秒〜3秒が好適である。尚、電池電圧の低下とともに所定時間Tsが長くなる(多段階又は無段階)様にしても良い。又、所定時間T0 は0.1秒〜0.5秒が好適である。
【0067】
c.予備洗浄時において、マイクロコンピュータ700が、弁通電制御回路8に開弁信号を送出する時間は、0.5秒〜3秒が好適である。
又、本洗浄時において、マイクロコンピュータ700が、弁通電制御回路8に開弁信号を送出する時間は、5秒〜20秒が好適である。
【0068】
d.上記実施例では、受光素子に二分割のフォトダイオードを用いた例を示したが、PSD(位置検出素子)を用いても同様の効果が得られる。
【0069】
e.上記実施例では、小便器9への水流の制御に電磁弁を用いているが、モータ等により水流を制御しても良い。
【0070】
f.上記実施例では、被検知物体の位置検出装置の構成(請求項1〜5)を小便器の自動洗浄装置に適用しているが、人体(人体の一部)を検知してアクチュエータを作動させる下記に示す装置等へ適用しても良い。
大便器の自動洗浄装置
手洗い用の自動給水制御装置
手洗い用石鹸液の自動供給装置
手拭き用ペーパタオルの自動供給装置
手乾燥用の自動温風吹き出し装置
【図面の簡単な説明】
【図1】小便器の自動洗浄装置の設置説明図である。
【図2】小便器の自動洗浄装置のブロック図である。
【図3】LEDから投光された赤外線が排尿者に反射してフォトダイオードに入光する様子を示す説明図である。
【図4】経過時間と各信号の様子を示す波形図である。
【図5】距離- 出力特性を示すグラフである。
【図6】測距データ- 距離を示すグラフである。
【図7】本発明の小便器の自動洗浄装置における、排尿者の挙動と信号処理出力等との関係を示す説明図である。
【図8】従来の小便器の自動洗浄装置における、排尿者の挙動と信号処理出力等との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 LED(発光素子)
2 フォトダイオード(受光素子)
4 セレクタ
5 サンプルホールド回路(ホールド手段)
8 弁通電制御回路(弁制御手段)
9 小便器
13 赤外光
15 反射光
71 演算部(演算手段)
H 排尿者
I1 、I2 出力電流(電気出力P1 、P2 )
Ts 所定時間
V1、V2 信号処理出力(ピーク値P1、P2)
Claims (6)
- 被検知物体に向けて発光を行う発光素子と、
前記被検知物体からの反射光を受光するとともに、素子−被検知物体間の距離に対する電気出力特性が夫々異なる電気出力P1 、P2 を送出する受光素子と、
電気出力P1 、P2 を交互に通過させるためのセレクタと、
該セレクタを所定時間Ts毎に切り替えるタイマと、
該セレクタを通過した電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2を保持するホールド手段と、
ピーク値P1、P2に基づいて、前記被検知物体と上記素子との距離を計測する演算手段と、
該演算手段により計測された前記被検知物体の推移に対応してアクチュエータを制御する制御手段とを有する被検知物体の位置検出装置において、
現在の電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2と一つ前の電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2との出力差を算出する計測距離変化検知手段と、
該計測距離変化検知手段が算出した出力差が所定値を越える場合には、次の切り替えまでのタイマ時間を所定時間T0 に短縮することを特徴とする被検知物体の位置検出装置。 - 被検知物体に向けて発光を行う発光素子と、
前記被検知物体からの反射光を受光するとともに、素子−被検知物体間の距離が離れるに従って出力が比較的急激に低下していく電気出力P1 と、出力最大となる至近位置から前記被検知物体が遠ざかるに従って比較的なだらかに低下していき検知位置から前記電気出力P1 より高くなる電気出力P2 とを送出する受光素子と、
電気出力P1 、P2 を交互に通過させるためのセレクタと、
該セレクタを所定時間Ts毎に切り替えるタイマと、
該セレクタを通過した電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2を保持するホールド手段と、
比例定数K×{(ピーク値P1+ピーク値P2)/(ピーク値P1−ピーク値P2)}
でもって測距離演算処理を行い、前記被検知物体と上記素子との距離を計測する演算手段と、
該演算手段により計測された前記被検知物体の推移に対応してアクチュエータを制御する制御手段とを有する被検知物体の位置検出装置において、
現在の電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2と一つ前の電気出力P1 、P2 のピーク値P1、P2との出力差を算出する計測距離変化検知手段と、
該計測距離変化検知手段が算出した出力差が所定値を越える場合には、次の切り替えまでのタイマ時間を所定時間T0 に短縮することを特徴とする被検知物体の位置検出装置。 - 前記被検知物体が前記検知位置より内方に来たことを前記演算手段が計測すると前記制御手段は前記アクチュエータを第1状態にし、
前記被検知物体が前記検知位置より遠くに遠ざかったことを前記演算手段が計測すると前記制御手段は前記アクチュエータを第2状態にすることを特徴とする請求項2記載の被検知物体の位置検出装置。 - 作動用の電源は、電池又は充電式電池である請求項2又は請求項3に記載の被検知物体の位置検出装置。
- 前記発光素子は赤外線を発光するLEDであり、前記受光素子はPSD又は二分割フォトダイオードである請求項2乃至請求項4の何れかに記載の被検知物体の位置検出装置。
- 上記各素子は小便器側に設けられ、
前記被検知物体は前記小便器に排尿に訪れる排尿者であり、
前記至近位置は排尿位置であり、
前記アクチュエータは前記小便器への通水を司る電磁弁であり、
前記排尿者が前記検知位置より内方に来たことを前記演算手段が計測すると前記制御手段は前記電磁弁に所定短時間通電して前記小便器を予備洗浄し、
前記排尿者が前記検知位置より遠くに遠ざかったことを前記演算手段が計測すると前記制御手段は前記電磁弁に所定時間通電して前記小便器を本洗浄することを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記載の被検知物体の位置検出装置を用いた、小便器の自動洗浄装置。
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JP06410597A JP3794096B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 被検知物体の位置検出装置、及び小便器の自動洗浄装置 |
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