JP3792965B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラ,デジタルカメラ等の撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオカメラを充電するときは、図10に示すように、ビデオカメラ101にバッテリ102を取り付け、コネクタ103にプラグ104を差し込みACコンセントにACプラグ106を差し込み、チャージャ105にてACからDCに変換し、DCでバッテリ102を充電していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コネクタ103に差し込むため操作が煩雑であり、コネクタ103が汚れたり、またこの中に異物が入ったりと、信頼性などにも問題がある。
【0004】
又、ビデオカメラの出画を見るときは、TV107にケーブル108で結合し、ビデオカメラのジャック109,110と結合していた。この場合も前述と同様に操作性,信頼性に問題がある。
【0005】
本発明は、撮像装置と、当該撮像装置に電力を供給する接続装置を接続しやすくすることができる撮像装置を提供することを目的とす
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、例えば、接続装置と電磁的に接続される接続手段と、前記接続装置から前記接続手段を介して供給された電力を用いてバッテリの充電を制御する充電制御手段とを有し、三脚を取り付けるための取り付け穴の周りに前記接続手段を設置したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態をビデオカメラシステム,ディスプレイ装置の実施例により詳しく説明する。なお、各実施例はビデオカメラを用いる例であるが、本発明はこれに限らずデジタルカメラを用いる形で同様に実施することができる。またビデオカメラでは、画像,音声等(以下画像等という)の信号を装てんされたテープカセットに記録することを想定しているが、本発明はこれに限らず、ビデオカメラ,デジタルカメラ等に装てん或は内蔵されたフラッシュメモリ等の半導体メモリに記録する形で同様に実施することができる。
【0021】
【実施例】
(実施例1)
図1は、実施例1である“ビデオカメラシステム”の概略構成を示す図である。同図において、1はビデオカメラ、2は接続装置、3はACプラグである。ビデオカメラ1は2次電池4を内蔵している。ビデオカメラ1の底面にはスイッチングトランス(パルス電流により励磁するトランス)5があり、この溝の中に埋没されたコイル6は、復調回路7を通り充電制御回路8へつながり、2次電池4に接続されている。復調回路7は、ビデオカメラ1を動かすための電源回路15につながり、ビデオカメラ1を動かすための負荷17に至っている。
【0022】
接続装置2には、ACコード9及びACプラグ3がついており、変調回路10が内蔵され、天面にはスイッチングトランス11とこのスイッチングトランス11の溝の内に埋没されたコイル12がある。
【0023】
ビデオカメラ1の底面には凹部13があり、対面する接続装置側の天面には凸部14を設けてある。
【0024】
次に動作を説明する。
【0025】
接続装置2は、ACコンセントよりACプラグ3によりACの電力供給を受け変調回路10により変調されコイル12に電力を供給している。コイル12は円弧状に巻かれており流れる電流により磁束16を矢印のようにコアの部分に発生する。スイッチングトランス5及び11は円筒形状のものである。ビデオカメラ1は撮影する時は通常、単体で持ち歩かれ、2次電池4で駆動し負荷17に電力を供給している。ビデオカメラ1を使用しない時は図1のようにビデオカメラ1を接続装置2の上に載せておく。ビデオカメラ1と接続装置2それぞれの凹部13と凸部14の係合により対面するそれぞれのスイッチングトランス5及び11は、一定の距離を持って一義的に位置決めされる。
【0026】
スイッチングトランス11のコア部に発生した磁束16は、ビデオカメラ1側の対面したスイッチングトランス5のコアで磁束18を16と同じ方向に発生させる。この磁束18はビデオカメラ側の円弧状のコイル6に電流を発生させる。この電力は復調回路7にて整流され、充電制御回路8によりコントロールされ、2次電池4の充電をおこなう。又ビデオカメラ1に電力を供給する時は、復調回路7より電源回路15を経て、負荷17に供給される。以上説明したように、本実施例によれば、電気的に非接触でビデオカメラ1に電力を供給することができる。
【0027】
(実施例2)
図2は、実施例2である“ビデオカメラシステム”の要部構成を示す図である。図2において、201はビデオカメラ、202は接続装置、3はACプラグ、9はACコードである。この実施例では、ビデオカメラ201の底面に凸部19の足があり、接続装置202の天面に凹部20があって、位置決めが可能となる。本実施例ではビデオカメラより足が出る形となっているためより自然な形態で位置決めができる。
【0028】
(実施例3)
図3に実施例3である“ビデオカメラシステム”の要部構成を示す。図3において、301はビデオカメラ、302は接続装置、3はACプラグ、9はACコード、5及び11はそれぞれビデオカメラ301及び接続装置302の側面に設けられたスイッチングトランスであり、6及び12は円弧状に巻かれたコイルである。21はビデオカメラ1の断面形状に合わせた接続装置302の凹部であり、22はビデオカメラ201の切欠き部であり、23は接続装置2の突出し部である。4は2次電池である。本実施例ではACプラグ3にACが投入されるとACケーブル9を通して電力が供給される。ここで図示しないが、図1と同様に変調回路を通った電流は、コイル12を流れスイッチングトランス11で磁束としてスイッチングトランス5を通り、コイル6に電流として流れ、図示しない復調回路,充電制御回路を経て2次電池4を充電することができる。この時、側面にスイッチングトランス5,11があるためビデオカメラの前後を逆にして接続装置202に挿入したとき、ビデオカメラ301の角部24が接続装置302の突出し部23に当たって使用者にただちに分かるようになっている。本実施例は、ビデオカメラ301をポケット状になった接続装置302の凹部に投げ込むだけで簡単に2次電池4の充電が可能となる。
【0029】
(実施例4)
図4に実施例4である“ビデオカメラシステム”の要部構成を示す。図4において、401はビデオカメラ、402は接続装置、3はACプラグ、9はACコード、5及び11はそれぞれビデオカメラ401及び接続装置402の底面と天面に設けられたスイッチングトランスであり、6及び12は円弧状に巻かれたコイルである。31はビデオカメラの外装の断面部分であり、この一部に三脚ネジ穴35が設けられている。これに対面して接続装置402の外装32がある。36は三脚ネジと同ピッチのネジであり、ネジ頭34を回して接続装置402をビデオカメラ401の三脚ネジ穴35に取りつけたり、はずしたりできる。本構成によりACプラグ3より電力を供給し図示しないが図1と同様にして、2次電池4を充電ないしビデオカメラ301を駆動することが可能となる。本実施例によれば、ビデオカメラや接続装置が異なる大きさであっても結合させて確実に動作させることが可能になる。
【0030】
(実施例5)
図5に実施例5である“ビデオカメラシステム”の要部構成を記す。ここに501はビデオカメラ、502は接続装置であり、ビデオカメラ501の底面には凹部13があり、対面する接続装置502側の天面には凸部14を設けてある。ビデオカメラ501にはオーディオ回路42、ビデオ回路43、ミックス回路44、変調回路45があり、発光素子40へとつながっている。
【0031】
接続装置502には、受光素子41と復調回路46,分離回路47,オーディオ回路48,ビデオ回路49と、ビデオ出力端子54,オーディオ出力端子53が設けられている。50はビデオケーブルであり、51はオーディオケーブルであり、ディスプレイ52へとつながっている。
【0032】
ビデオ回路43よりビデオ信号が出力され、オーディオ回路42より出力されるオーディオ信号とミックス回路44と混成される。このあと変調回路45で変調され、発光素子40に導かれ発光素子40によって、信号の強弱により光の強弱として発光する。
【0033】
ビデオカメラ501と、接続装置502は、凹部13及び凸部14の係合により発光素子40と受光素子41は対面しているので、光により非接触で受光素子41に信号が伝えられる。受光素子41の出力は、復調回路46で電気信号に形成され、分離回路47にてオーディオ信号とビデオ信号に分けられ、ビデオ回路49とオーディオ回路48で規定の波形とされ、ビデオ出力端子54とオーディオ出力端子53に運ばれ、それぞれのケーブル50,51にてディスプレイ52に運ばれ、絵と音の再生を可能としている。
【0034】
(実施例6)
図6は、実施例6である“ビデオカメラシステム”の要部構成を示す図である。図6に示すようにオーディオ信号とビデオ信号はミックスすることなく別に設けてもよい。ここに61はオーディオ信号、62はビデオ信号であり、55,57はビデオカメラ側の発光素子であり、56,58は接続装置側の受光素子であり、59はビデオカメラの外装であり、60は接続装置の外装である。
【0035】
また図7に示すように、発光素子64,66と受光素子63,65を図6とは逆に設ければオーディオ信号やビデオ信号の入力端子を非接触でビデオカメラに取りつけることが可能になる。又、ビデオカメラと接続装置の係合方式は、図2のようにビデオカメラが凸部を持ってもよいし、図3のようにポケット状になっていてもよいし、図4のように三脚ネジ穴で結合されていてもよい。
【0036】
(実施例7)
図8に実施例7である“ビデオカメラシステム”の概略構成を示す。ここに801はビデオカメラ、802は接続装置、3はACプラグ、9はACコードである。21はビデオカメラ501の断面形状に合わせた接続装置802の凹部であり、22はビデオカメラ801の切欠き部であり、23は接続装置802の突出し部である。4は2次電池である。ビデオカメラ801には、タリー発光回路70とビデオオーディオ出力回路71とこれに続く変調回路72と切換スイッチ73と、発光素子74を備えている。一方これに対面して接続装置802には、受光素子75と復調回路76とオーディオ出力端子77、ビデオ出力端子78を備えている。
【0037】
又、接続装置802は、オーディオ入力端子79とビデオ入力端子80とこれに続いて、変調回路81及び発光素子82を備えている。これに対面してビデオカメラ801は、受光素子83、復調回路85、切換スイッチ84、ビデオオーディオ入力回路86、リモコン受光回路87を備えている。
【0038】
次に動作を説明する。通常、ビデオカメラ801で撮影をするときは、ビデオカメラ801は単体で持ち出される。撮影のときはタリー発光回路70で作られた点減信号は切換スイッチ73がタリー発光回路70につながっており、発光素子74が点減し撮影されている旨を知らせるインジケータとなっている。
【0039】
次にこのビデオカメラ1の撮影画像を見るときは、接続装置802に投げ込む。このとき受光素子75は発光素子74に対面する。このとき切換スイッチ73は図示しないが、再生モード信号等により自動的にビデオオーディオ出力回路71側に接続している。ビデオオーディオ出力回路71からビデオ,オーディオ信号は出力され変調回路72で変調され光信号として発光素子74より非接触にて対面する受光素子75に伝達される。この信号は、復調回路76にて通常のビデオ,オーディオ信号となり、オーディオ出力端子77、ビデオ出力端子78から取り出すことが可能となる。
【0040】
一方ビデオカメラ801に外部信号を入力したいときは、オーディオ入力端子79、ビデオ入力端子80にそれぞれ信号を入れることにより変調回路81にて適切な光信号に変調し、発光素子82を光らせ対面するビデオカメラ501側の受光素子83に受けさせ非接触にて伝達が可能となる。このとき、切換スイッチ84は図示しないがビデオカメラ801の記録モード信号等により、ビデオオーディオ入力回路86側に自動的に切り換わっており、復調回路85にてビデオオーディオ入力回路86につながりこれ以降の処理がなされる。記録モード以外では、受光素子83はリモコン受光回路87につながっている。また、ビデオカメラ801の2次電池4は図1で説明したように非接触にて、充電又は負荷の駆動が実現できる。
【0041】
また、前述のように、ビデオカメラ801は単体で持ち出し撮影できるが、図8に示すように、ビデオカメラ801を接続装置802内に収納した状態でも撮影できる。この場合ビデオカメラ801には接続装置802より、図1と同様の構成の電磁結合部803を介して電力が供給されるので、2次電池4の電力消耗を気にすることなく、撮影を続けることができる。
【0042】
また、図8に示すように、ビデオカメラ801を接続装置802内に収納した状態で、再生モードでは、装てんされているカセットより画像等を再生しビデオカメラ801の電子ビューファインダにより再生画像をモニタし、オーディオ出力端子77,ビデオ出力端子78よりライン出力することができ、ライン入力を記録するモード(以下ライン記録モードという)では、オーディオ入力端子79,ビデオ入力端子80よりライン入力し、装てんされているカセットに画像等を記録し、電子ビューファインダにより記録画像をモニタすることができる。そして、この再生モード,ライン記録モードにおいても、電磁結合部803を介して電力が供給されるので、2次電池4の電力消耗を気にすることなく、再生,記録を続けることができる。
【0043】
(実施例8)
図9に実施例8である“ディスプレイ装置”の要部構成を示す。ここに90はディスプレイ装置であり、94はその表示部分、91はその筐体であり、92は筐体の一部をなし、開閉するフタであり、93は図8で示した接続装置そのものである。9はACコードであり、3はACプラグである。901はディスプレイ装置90に収納されたビデオカメラであり、4はその2次電池である。ACプラグ3から電源が供給され、図8と同様にして2次電池4に非接触で充電を可能にしたり、非接触で信号のやりとりが可能となり、本実施例によれば、ディスプレイ装置が図8に示すような接続装置を内蔵しているので、接続装置を別体で設ける必要もなく、接続コード等なしで、映像や音声を楽しむことができる。
【0044】
すなわち、実施例7と同様に、ディスプレイ装置90より電磁結合手段を介してビデオカメラ901に電力を供給しながら光結合手段を介してディスプレイ装置90とビデオカメラ901間の信号の授受を行い、再生モード時およびライン記録モード時に画像をディスプレイ94によりモニタできる。
【0045】
【発明の効果】
本発明に係る撮像装置によれば、撮像装置と、当該撮像装置に電力を供給する接続装置を接続しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の概略的構成を示す図
【図2】 実施例2の要部構成を示す断面図
【図3】 実施例3の要部構成を示す断面図
【図4】 実施例4の要部構成を示す断面図
【図5】 実施例5の概略的構成を示す図
【図6】 実施例6の要部構成を示す図
【図7】 実施例6の変形の要部構成を示す図
【図8】 実施例7の概略的構成を示す図
【図9】 実施例8の要部構成を示す断面図
【図10】 従来例の説明図
【符号の説明】
1 ビデオカメラ
2 接続装置
4 2次電池
5,11 スイッチングトランス

Claims (3)

  1. 接続装置と電磁的に接続される接続手段と、
    前記接続装置から前記接続手段を介して供給された電力を用いてバッテリの充電を制御する充電制御手段とを有し、
    三脚を取り付けるための取り付け穴の周りに前記接続手段を設置したことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記接続手段は、スイッチングトランスを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記接続手段は、円筒形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
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