JP3791241B2 - 投射型表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶装置を用いた投射型表示装置に関するものである。さらに詳しくは、投射型表示装置における表示性能の向上化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種表示装置に用いられる液晶装置では、一対の基板間に封入されている液晶に電場をかけて液晶の配向状態を制御する。たとえば、図3に示す液晶装置100をTNモードで構成した場合に、一対の基板間(アクティブマトリクス基板3と対向基板4)でラビング方向を交差する方向に設定すると、液晶39は、基板間で所定の角度をもって捩じれ配向する。このような捩じれ配向は、基板間で液晶39に電場をかけることによって解放される。従って、基板間に外部から電場を印加するか否かによって、液晶39の配向状態を画素電極8が形成されている領域毎(画素毎)に制御することができる。また、印加する電場によってそのねじれ配向の度合いを変化させることができる。それ故、透過型の液晶装置100であれば、図11(A)に示すように、白色光源のランプユニット1120からの光は、入射側の偏光板51によって所定の直線偏光光に揃えられた後、液晶装置100の液晶層に入射し、ある領域を透過する直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられて楕円偏光として出射される一方、図示を省略するが、他の領域を通過した直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられることなく出射する。そして、液晶装置100から楕円偏光として出射された光は、位相差板53によって直線偏光とされる。ここで、位相差板53を通過した光と、入射側の偏光板51を通過した直線偏光とは、透過偏光軸が直交しているので、入射側の偏光板51と出射側の偏光板52を互いの透過偏光軸が直交するように配置しておけば(ノーマリホワイト)、液晶装置100の出射側に配置された偏光板を通過するのは、液晶39によって透過偏光軸が捩じられた方の直線偏光光のみである。これに対して、入射側の偏光板と透過偏光軸が平行になるように出射側の偏光板を配置しておけば(ノーマリブラック)、液晶装置100の出射側に配置された偏光板を通過するのは、液晶39によって透過偏光軸が捩じられることのなかった直線偏光光のみである。よって、これらの偏光状態を画素毎に制御すれば、任意の情報を表示することができる。
【0003】
このように構成した透過型の液晶装置100を用いた投射型表示装置は、図5に示すように構成される。この投射型表示装置1100は、カラー画像を拡大投射するもので、液晶装置100、偏光板51、52、および位相差板53を含む液晶モジュール1R、1G、1Bを3個準備し、各液晶装置100をR(赤)、G(緑)、B(青)用の透過型のライトバルブ100R、100G、100Bとして用いる。従って、このタイプの表示装置に用いる液晶装置には、カラーフィルタが形成されていない。この投射型表示装置1100において、メタルハライドランプなどの白色光源のランプユニット1120から光が出射されると、3枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によって、ランプユニット1120から光がR、G、Bの3原色に対応する光成分R、G、Bに分離され(光分離手段)、対応するライトバルブ100R、100G、100B(液晶装置)に各々導かれる。そして、ライトバルブ100R、100G、100Bを備える液晶モジュール1R、1G、1B(光変調手段)によって各々変調された3原色に対応する光成分R、G、Bは、ダイクロイックプリズム1112(光合成手段)に3方向から入射され、再度合成された後、投射レンズ1114(投射手段)を介してスクリーン1120などにカラー画像として投射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、投射型表示装置1100では、光源であるランプユニット1120からかなり強い光が照射されるため、投射型表示装置1100を稼動させていくうちに、液晶モジュール1R、1G、1Bは温度上昇を起こし、その結果、液晶の屈折率異方性が変化してコントラスト特性や中間調での色再現性が劣化するという問題点がある。
【0005】
その理由を以下に詳述する。まず、図12(A)に常温での位相差板53なしの液晶装置100単体での液晶装置100への印加電圧と透過率との関係を示し、図12(B)に常温での位相差板53を配置した状態での液晶装置100への印加電圧と透過率との関係を示すように、液晶モジュール1R、1G、1Bでは、液晶装置100の常温での屈折率異方性に合わせて位相差板53を配置することにより、図12(B)に実線L21で示すような透過率-印加電圧特性を確保している。このため、液晶装置100が温度上昇して液晶の屈折率異方性が変化し、図12(C)に示すように、液晶装置100単体の透過率-印加電圧特性が変化したときでも、この変化した特性に対して位相差板53が常温のときと同様な補正を行うため、図12(D)に実線L22で示すように、液晶モジュール1R、1G、1Bの透過率−印加電圧特性が大きく変化する。すなわち、図11(B)において、高温になると、入射側の偏光板51を透過した直線偏光光が液晶装置100で変調される際に、その変調度合いが常温とは変化するため、位相差板53を通過した後、常温時と同様な光の状態になっておらず出射側の偏光板52を通過する光量が大幅に変化するためのである。その結果、図13(A)に示す透過率-印加電圧特性が温度によって変化し、中間調における色再現性が低下し、かつ、図13(B)に示すように、コントラストも温度によって変動する。
【0006】
また、投射型表示装置1100では、液晶モジュール1R、1G、1Bには各々異なる色光が入射するので、各液晶モジュール1R、1G、1B(各ライトバルブ100R、100G、100B)に入射するR、G、Bの各光の波長λをそれぞれλR、λG、λBとし、各ライトバルブ100R、100G、100Bにおける液晶層の厚さdをそれぞれdR、dG、dBとし、各ライトバルブ100R、100G、100Bに用いた液晶の屈折率異方性ΔnをそれぞれΔnR、ΔnG、ΔnBとしたとき、電界制御複屈折モードでは下式
を満たすべきである。しかしながら、液晶装置100をライトバルブ100R、100G、100Bのいずれに使用するかによって、液晶層の厚さdや液晶の屈折率異方性Δnを変えるのは生産効率の低下を招く。従って、従来は、ライトバルブ100R、100G、100Bとして同一構成の液晶装置100を使用しているため、各ライトバルブ100R、100G、100Bの間では、印加電圧と透過率との関係を各色毎にそれぞれ、図14に一点鎖線LR、点線LG、実線LRで示すように、入射する色光の透過率-印加電圧特性において点灯状態から消灯状態に印加電圧を高めていったときの透過率が大きな差がある。それ故、従来の投射型表示装置1100では、中間調における色再現性が低いという問題点もある。
【0007】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、液晶装置を光変調手段として用いた投射型表示装置において、液晶装置に温度変化があっても、カラー画像の中間調における色再現性が高く、かつ、明るくてコントラストの良好な画像を表示することのできる構成を提供することにある。
【0008】
さらに、本発明の課題は、液晶装置を光変調手段として用いた投射型表示装置において、液晶装置に温度変化があっても、カラー画像の中間調における色再現性が高く、かつ、明るくてコントラストの良好な画像を表示することのできる構成を提供することにある。
【0009】
さらに、本発明の課題は、入射する光の色に適合させて光変調手段を構成することにより、さらに、カラー画像の中間調における色再現性を向上することのできる提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、光源と、該光源からの光を複数の色光に分離する色分離手段と、前記色分離手段によって分離された複数の色光を変調する複数の光変調手段と、該複数の光変調手段によって変調された色光を合成する色合成手段と、該色合成手段によって合成された光を投射する投射手段とを有する投射型表示装置において、前記複数の光変調手段は、一対の基板間に液晶が挟持されてなる液晶装置と、温度変化に対する屈折率異方性の変化が前記液晶装置と同等な光学異方性を有する変調特性補正手段とを備えていることを特徴とする。
【0011】
この種の技術分野において、光変調手段は、液晶装置に用いた液晶の屈折率異方性、液晶装置における液晶層の厚さ、および液晶装置に入射する色光の主波長をそれぞれΔn、dおよびλとしたときに、液晶装置を透過型で構成する場合には、電界制御複屈折モードでは下式
(Δn×d)/λ=1/2
を略満たすように構成し、液晶装置を反射型で構成する場合には、下式
(Δn×d)/λ=1/4
を略満たすように構成される。本願明細書において、屈折率異方性Δnとは、結晶の光軸に対して平行方向の屈折率から垂直方向の屈折率を引いた値のことをいい、屈折率が方向によって異なる度合いのことをいう。
【0012】
ここで、液晶に温度変化があると、液晶の屈折率異方性も変化し、リターデーションが変化してしまう。しかるに本発明では、このようなリターデーションの変化を補うように、装置光軸上には、温度変化に対する屈折率異方性の変化が前記液晶装置と同等な光学異方性を有する位相差板などの変調特性補正手段が配置されているため、液晶装置の液晶に温度変化があってその屈折率異方性が変化しても、この温度変化に伴なって、変調特性補正手段も液晶装置と同様に屈折率異方性が変化を示す。従って、温度変化に伴なう液晶装置の屈折率異方性の変化は、変調特性補正手段が打ち消し、補償するので、液晶装置に温度変化があっても、カラー画像の中間調における色再現性が高く、かつ、明るくてコントラストの良好な画像を表示することができる。
【0013】
本発明では、前記複数の光変調手段は、前記変調特性補正手段によって、各光変調手段が変調する色光に対する透過率あるいは反射率と、前記液晶装置に対する印加電圧との関係が同等になるように構成されてなることが好ましい。
【0014】
本発明において、前記色分離手段は、たとえば、前記光源からの光を青色光、赤色光、緑色光に分離する。この場合に、前記複数の光変調手段としては、入射してきた青色光を変調する青色光用の光変調手段と、入射してきた赤色光を変調する赤色光用の光変調手段と、入射してきた緑色光を変調する緑色光用の光変調手段とを用いることになる。
【0015】
このような投射型表示装置に用いる液晶装置では、前記液晶を電界制御複屈折モード(ECD/Electrically Controlled Birefringence mode)で用いることが好ましい。このようなモードであれば、基板間の間隔(液晶層の厚さ)を狭めることができるので、応答速度を向上することができる。また、液晶層において横方向の電場の影響(ディスクリネーション)を抑えることができるという利点もある。
【0016】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、本形態に係る液晶装置は、液晶装置および投射型表示装置としての基本的な構成が共通しているので、共通する機能を有する部分には同一の符号を付して説明する。
【0017】
[実施の形態1]
(液晶装置の全体構成)
図1は、本形態に係る液晶装置を対向基板の側からみた平面図である。図2は、図1のH−H′線で切断したときの液晶装置の断面図である。図3は、本形態の液晶装置に用いたアクティブマトリクス基板、対向基板およびこれらの基板の貼り合わせ構造を示すパネル端部の断面図である。
【0018】
図1、図2および図3に示すように、投射型表示装置などに用いられる液晶装置100は、石英ガラスや耐熱ガラスなどの基板30の表面に画素電極8がマトリクス状に形成されたアクティブマトリクス基板3と、同じく石英ガラスや耐熱ガラスなどの基板31の表面に対向電極32が形成された対向基板4と、これらの基板間に封入、挟持されている液晶39とから概略構成されている。画素電極8は、液晶装置100を透過型で構成する場合にはITO膜などの透明導電膜から形成され、液晶装置100を反射型で構成する場合にはアルミニウム膜などの反射膜から形成される。
【0019】
アクティブマトリクス基板3と対向基板4とは、対向基板4の外周縁に沿って形成されたギャップ材含有のシール材59によって所定の間隙(液晶層の厚さd/図3参照)を介して貼り合わされている。また、アクティブマトリクス基板3と対向基板4との間には、ギャップ材含有のシール材59によって液晶封入領域40が区画形成され、この液晶封入領域40内に液晶39が封入されている。
【0020】
対向基板4はアクティブマトリクス基板3よりも小さく、アクティブマトリクス基板3の周辺部分は、対向基板4の外周縁よりはみ出た状態に貼り合わされる。従って、アクティブマトリクス基板3の駆動回路(走査線駆動回路70やデータ線駆動回路60)や入出力端子45は対向基板4から露出した状態にある。ここで、シール材59は部分的に途切れているので、この途切れ部分によって、液晶注入口241が構成されている。このため、対向基板4とアクティブマトリクス基板3とを貼り合わせた後、シール材59の内側領域を減圧状態にすれば、液晶注入口241から液晶39を減圧注入でき、液晶39を封入した後、液晶注入口241を封止剤242で塞げばよい。なお、アクティブマトリクス基板3には、シール材59の形成領域の内側において、画面表示領域7を見切りするための遮光膜55が形成されている。また、対向基板4には、アクティブマトリクス基板3の各画素電極8の境界領域に対応する領域に遮光膜6が形成されている。
【0021】
本形態の液晶装置100は、カラー表示用であるが、カラーフィルタが形成されていない。
【0022】
液晶装置100を透過型で形成した場合には、対向基板4およびアクティブマトリクス基板3の光入射側の面および光出射側には、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光板51、52が所定の向きに配置される。また、この図に示す例では、液晶装置100と出射側の偏光板52との間には、後述する位相差板53(変調特性補正手段)が配置されている。
【0023】
なお、後述するように、液晶装置100を反射型で形成した場合には、対向基板4およびアクティブマトリクス基板3のうち、光が入射する側のみに偏光板が配置される。
【0024】
ここで、液晶装置100において、ECBモードを用いた場合入射する光の波長λ、液晶の屈折率異方性Δn、液晶層の厚さdは、透過型の場合には、下式
(Δn×d)/λ=1/2
を満たすように構成され、反射型の場合には、下式
(Δn×d)/λ=1/4
を略満たすように構成されている。
【0025】
このように構成した液晶装置100において、アクティブマトリクス基板3では、データ線(図示せず。)およびTFT10を介して画素電極8に印加した画像信号によって、画素電極8と対向電極32との間において液晶39の配向状態を画素毎に制御し、画像信号に対応した所定の画像を表示する。従って、アクティブマトリクス基板3では、データ線およびTFT10を介して画素電極8に画像信号を供給するとともに、対向電極32にも所定の電位を印加する必要がある。そこで、液晶装置100では、アクティブマトリクス基板3の表面のうち、対向基板4の各コーナー部に対向する部分には、データ線などの形成プロセスを援用してアルミニウム膜(遮光性材料)からなる上下導通用の第1の電極47が形成されている。一方、対向基板4の各コーナー部には、対向電極4の形成プロセスを援用してITO膜(光透過性材料)からなる上下導通用の第2の電極48が形成されている。さらに、これらの上下導通用の第1の電極47と第2の電極48とは、エポキシ樹脂系の接着剤成分に銀粉や金めっきファイバーなどの導電粒子が配合された導通材56によって電気的に導通している。それ故、液晶装置100では、アクティブマトリクス基板3および対向基板4のそれぞれにフレキシブル配線基板などを接続しなくても、アクティブマトリクス基板3のみにフレキシブル配線基板99を接続するだけで、アクティブマトリクス基板3および対向基板4の双方に所定の信号を入力することができる。
【0026】
このような構成の液晶装置100を製造するには、基板31の表面に対向電極32および遮光膜6を順次形成した後、遮光膜6および対向電極32の表面にポリイミド樹脂などからなる配向膜49を形成する。一方、アクティブマトリクス基板3を形成するには、石英ガラス31の表面にTFT10および画素電極8を順次形成した後、画素電極8の表面にもポリイミド樹脂などからなる配向膜46を形成する。
【0027】
次に、アクティブマトリクス基板3の表面にギャップ材含有の未硬化のシール材59をディスペンサから吐出しながら塗布する。また、アクティブマトリクス基板3の表面のうち、シール材59の塗布領域よりやや外周側には、上下導通用の未硬化の導通材56を打点式のディスペンサから吐出しながら塗布する。本形態では、導通材56として、光硬化性を有するエポキシ樹脂系の接着剤成分などに銀粉や金めっきファイバーなどの導電粒子が配合されたものを用いる。また、ギャップ材含有のシール材59として、導通材56と同様、光硬化性を有するエポキシ樹脂系の接着剤成分、たとえばスリーボンド社製の商品名3025などに所定の径を有する無機あるいは有機質のファイバ若しくは球からなるギャップ材が5%程度配合されたものを用いる。
【0028】
次に、アクティブマトリクス基板3に形成されている上下導通用の第1の電極47に対して対向基板4に形成されている上下導通用の第2の電極48が対向するように、対向基板4とアクティブマトリクス基板3とを位置合わせした後、アクティブマトリクス基板3に向けて対向基板4を押圧しながら、対向基板4の側から紫外線を照射し、導通材56およびシール材59を硬化させる。その結果、対向基板4とアクティブマトリクス基板3とは所定の間隙を介して貼り合わされ、かつ、アクティブマトリクス基板3に形成されている上下導通用の第1の電極47と、対向基板4に形成されている上下導通用の第2の電極48とが導通材56を介して電気的に接続する。
【0029】
このようにして液晶装置100を製造するにあたって、液晶装置100をホモジニアス形電界制御複屈折モードとして構成することを目的に、本形態では、アクティブマトリクス基板3および対向基板4のいずれにも、平行配向処理を施した配向膜46、49を形成する。従って、アクティブマトリクス基板3と対向基板4との間において、液晶39は、液晶分子が両方の基板面に対して平行、かつ、同一方位に向くホモジニアス配向をとる。ここで、液晶としては、誘電率異方性Δεが正のネマティック液晶を用いる。この誘電率異方性Δεとは、結晶分子の配列方向に平行方向の誘電率から垂直方向の誘電率を引いた値のことをいい、誘電率が方向によって異なる度合いのことをいう。
【0030】
たとえば、アクティブマトリクス基板3および対向基板4の双方に平行配向処理を施した配向膜46、49を形成するとともに、液晶層の厚さdを1.94μmに設定し、液晶として、誘電率異方性Δεが3.0、N−I点(透明点)が91℃、粘度が12cps、屈折率異方性Δnが0.1332のものを用いる。
【0031】
また、液晶装置100をHAN形(Hybrid−Aligned Nematic)電界制御複屈折モードとして構成する場合には、アクティブマトリクス基板3および対向基板4の一方に平行配向処理を施した配向膜を形成する一方、他方の基板に垂直配向処理を施した配向膜を形成してもよい。この場合には、アクティブマトリクス基板3と対向基板4との間において、液晶39は、液晶分子が一方の基板面に対して平行に配列し、他方の基板に垂直に配列して、全体の分子配列が両基板間で90°曲がっているハイブリッド配向をとる。ここで、液晶39としては、誘電率異方性が正のネマティック液晶および負のネマティック液晶のいずれを用いてもよい。
【0032】
このようなモードであれば、基板間の間隔(液晶層の厚さ)を狭めることができるので、応答速度を向上することができる。また、液晶層において横方向の電場の影響(ディスクリネーション)を抑えることができるという利点もある。
【0033】
図4は、液晶装置100の構成を模式的に示すブロックである。
【0034】
図4に示すように、アクティブマトリクス基板3上には、データ線90および走査線91に接続する画素スイッチング用のTFT10と、このTFT10を介してデータ線90から画像信号が入力される液晶セル94が存在する。データ線90に対しては、シフトレジスタ84、レベルシフタ85、ビデオライン87、アナログスイッチ86を備えるデータ線駆動回路60が形成されている。走査線91に対しては、シフトレジスタ88およびレベルシフタ89を備える走査線駆動回路70が形成されている。
【0035】
画素領域には、容量線92との間に保持容量40(容量素子)が形成され、この保持容量40は、液晶セル94での電荷の保持特性を高める機能を有している。なお、保持容量40は前段の走査線91との間に形成されることもある。
【0036】
ここで、液晶装置100を反射型に構成する場合には、画素電極8としてアルミニウム膜などといった反射性を有する電極として構成する。
【0037】
(投射型表示装置の全体構成)
このように構成した透過型の液晶装置100を用いた投射型表示装置は、図5に示すように構成される。
【0038】
図5は、透過型の液晶装置を用いた投射型表示装置の概略構成図である。
【0039】
この図に示す投射型表示装置1100は、カラー画像を拡大投射するもので、図1ないし図4を参照して説明した液晶装置100、偏光板51、52、および位相差板53を含む液晶モジュール1R、1G、1B(光変調手段)を3個準備し、各液晶装置をR(赤)、G(緑)、B(青)用の透過型のライトバルブ100R、100G、100Bとして用いる。従って、このタイプの表示装置に用いる液晶装置には、カラーフィルタが形成されていない。この投射型表示装置1100において、メタルハライドランプなどの白色光源のランプユニット1120から光が出射されると、3枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によって、ランプユニット1120から光がR、G、Bの3原色に対応する光成分R、G、Bに分離され(光分離手段)、対応するライトバルブ100R、100G、100B(液晶装置)に各々導かれる。この際に、青色光成分Bは、光路が長いので、光損失を防ぐために入射レンズ1122、リレーレンズ1123、および出射レンズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導かれる。そして、液晶モジュール1R、1G、1Bのライトバルブ100R、100G、100Bによって各々変調された3原色に対応する光成分R、G、Bは、ダイクロイックプリズム1112(光合成手段)に3方向から入射され、再度合成された後、投射レンズ1114(拡大投射光学系)を介してスクリーン1120などにカラー画像として投射される。
【0040】
図6(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、光変調作用が温度上昇前後で変化しない様子を模式的に示す説明図である。
【0041】
このようにして表示を行う際に、液晶モジュール1R、1G、1B(光変調手段)は、以下に説明するようにしてランプユニット1120および光分離手段からの光R、G、Bを変調する。まず、図6(A)に示すように、白色光源のランプユニット1120からの光は、各色R、G、Bに分離された後、入射側の偏光板51によって所定の直線偏光光に揃えられた状態で、各ライトバルブ100R、100G、100B(液晶装置100)の液晶層に入射し、ある領域を透過する直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられて楕円偏光として出射される一方、図示を省略するが、他の領域を通過した直線偏光光は、透過偏光軸が捩じられることなく出射する。そして、各ライトバルブ100R、100G、100Bから楕円偏光として出射された光は、位相差板53によって直線偏光とされる。ここで、位相差板53を通過した光と、入射側の偏光板51を通過した直線偏光とは、透過偏光軸が直交しているので、入射側の偏光板51と出射側の偏光板52を互いの透過偏光軸が直交するように配置しておけば(ノーマリホワイト)、液晶装置100の出射側に配置された偏光板を通過するのは、液晶39によって透過偏光軸が捩じられた方の直線偏光光のみである。これに対して、入射側の偏光板と透過偏光軸が平行になるように出射側の偏光板を配置しておけば(ノーマリブラック)、液晶装置100の出射側に配置された偏光板を通過するのは、液晶39によって透過偏光軸が捩じられることのなかった直線偏光光のみである。よって、これらの偏光状態を画素毎に制御すれば、任意の情報を表示することができる。
【0042】
(液晶モジュール/光変調手段の温度変化対策)
ここで、液晶モジュール1R、1G、1Bについては、ランプユニット1120からの光で温度上昇したときでも適正に変調を行えるように、位相差板53については、以下に説明するような屈折率異方性を有するものが用いられている。
【0043】
まず、本形態では、図7(A)に常温での位相差板53なしの液晶装置100単体での液晶装置100への印加電圧と透過率との関係を示し、図7(B)に常温での位相差板53を配置した状態での液晶装置100への印加電圧と透過率との関係を実線L11で示すように、液晶モジュール1R、1G、1Bでは、液晶装置100の常温での屈折率異方性に合わせて、位相差板53を配置して、適正な透過率−印加電圧特性を確保している。
【0044】
また、本形態では、位相差板53として、ライトバルブ100R、100G、100B(液晶装置100)が温度上昇して液晶の屈折率異方性が変化し、図7(C)に示すように、液晶装置100単体の透過率-印加電圧特性が変化しても、このような屈折率異方性の変化を補う屈折率異方性を有する高分子1軸延伸フィルムが用いられている。すなわち、位相差板53として、温度変化に対する屈折率異方性の変化がライトバルブ100R、100G、100B単体と同等なものが用いられている。このため、本形態では、ライトバルブ100R、100G、100Bが温度上昇して屈折率異方性が変化したとき、位相差板53も温度上昇して屈折率異方性が変化するので、図7(D)に実線12で示すように、温度上昇した後も、液晶モジュール1R、1G、1Bとしてみたときの透過率−印加電圧特性は、温度上昇前の特性(図7(B)に実線L11で示す特性)と同等である。
【0045】
それ故、図6(B)に示すように、入射側の偏光板51を透過した直線偏光光が液晶装置100で変調される際に、その変調度合いが常温とは変化したとしても、その変化を位相差板53が打ち消し、補正して、直線偏光光として出射するので、温度変化があっても、出射側の偏光板52から出射される光量に変化がない。また、透過率-印加電圧特性は、常温で最適に設定された条件が高温になっても変化しないので、コントラスト特性も変化しない。
【0046】
(液晶モジュール/光変調手段の各色への適合対策)
さらに、本形態では、各液晶モジュール1R、1G、1Bに入射する光が相違するので、これらの色に適合するように液晶モジュール1R、1G、1Bを構成してある。
【0047】
すなわち、投射型表示装置1100では、液晶モジュール1R、1G、1Bには各々異なる色光が入射するので、各液晶モジュール1R、1G、1B(各ライトバルブ100R、100G、100B)に入射するR、G、Bの各光の波長λをそれぞれλR、λG、λBとし、各ライトバルブ100R、100G、100Bにおける液晶層の厚さdをそれぞれdR、dG、dBとし、各ライトバルブ100R、100G、100Bに用いた液晶の屈折率異方性ΔnをそれぞれΔnR、ΔnG、ΔnBとしたとき、ECBモードでは下式
を満たすべきであるが、各ライトバルブ100R、100G、100Bをそれぞれ異なる構成とするのは生産効率の低下を招く。そこで、本形態では、各液晶モジュール1R、1G、1Bに用いた位相差板53として、図14に示す各ライトバルブ100R、100G、100Bの特性差を補正するようなものを用いている。すなわち、本形態では、各液晶モジュール1R、1G、1Bでは、液晶の屈折率異方性Δnが0.1332、液晶層の厚さdが1.94μm、液晶の誘電率異方性Δεが3.0、N−I点(透明点)が91℃、粘度が12cpsであるため、いずれのライトバルブ100R、100G、100BもリターデーションΔndは、0.258であるが、ライトバルブ100GのΔnd/λGは0.473であるのに対して、ライトバルブ100R、100BのΔnd/λR、Δnd/λBはそれぞれ、0.423、0.573である。それ故、本形態では、このようなライトバルブ100R、100G、100Bの間のΔn/λの差を吸収、補償し得る位相差板53を用いている。従って、本形態によれば、各ライトバルブ100R、100G、100Bに入射してくる光の主波長に合わせて、リターデーションを調整したのと等価である。
【0048】
このため、図8に各色R、G、Bの透過率−印加電圧特性を一点鎖線LR、点線LG、実線LBで示すように、各ライトバルブ100R、100G、100Bの間で、入射してくる光の主波長が相異していても、各液晶モジュール1R、1G、1Bが変調する色光に対する透過率と、各ライトバルブ100R、100G、100Bに対する印加電圧との関係(変調特性)が各液晶モジュール1R、1G、1Bの間で等しい。それ故、本形態の投射型表示装置1100によれば、カラー画像の中間調における色再現性を向上することができる。
【0049】
また、本形態では、液晶モジュール1R、1G、1Bの間では、液晶装置100としての構成が共通で、位相差板53の有無、種類だけが相異するので、各ライトバルブ100R、100G、100Bを製造する際に、基板間の間隔(液晶層の厚さd)や液晶材料を同一にできるという利点がある。
【0050】
[実施の形態2]
上記形態では、液晶装置100として透過型のものを用いたが、反射型の液晶装置100を用いて投射型表示装置を構成する場合に本発明を適用してもよい。
【0051】
図9は、反射型の液晶装置を用いた投射型表示装置の概略構成図である。
【0052】
図9に示すように、反射型の液晶装置100を用いた投射型表示装置2100では、システム光軸Lに沿って、光源部110、インテグレータレンズ120、偏光変換素子130を備える偏光照明装置140と、偏光照明装置140から出射された偏光光束をS偏光光束反射面201により反射させる偏光ビームスプリッタ200と、偏光ビームスプリッタ200のS偏光反射面201から反射された光のうち、青色光(B)の成分を分離するダイクロイックミラー412と、分離された青色光(B)を変調する反射型のライトバルブ100Bを備える液晶モジュール1B(光変調手段)と、青色光が分離された後の光束のうち赤色光(R)の成分を反射させて分離するダイクロイックミラー413と、分離された赤色光(R)を変調する反射型のライトバルブ100Rを備える液晶モジュール1R(光変調手段)と、ダイクロイックミラー413を透過する残りの緑色光(G)を変調する反射型のライトバルブ100Gを備える液晶モジュール1G(光変調手段)と、3つのライトバルブ1R、1G、1Bにて変調された光をダイクロイックミラー412、413、偏光ビームスプリッタ200にて合成し(合成手段)、この合成光をスクリーン600に投射する投射レンズからなる拡大投射光学系500(投射手段)とから構成されている。
【0053】
上記3つの反射型のライトバルブ1R、1G、1Bおよび液晶モジュール1R、1G、1Bとしては、基本的には、実施の形態1と同様なものを用いるが、反射型の液晶装置100を用いて投射型表示装置2100を構成する場合には、図10に示すように、液晶装置100の両面のうち、偏光板51が配置されている側が光入射側および光出射側となるので、この面側に位相差板53を配置すればよい。
【0054】
[その他の実施の形態]
なお、上記の実施の形態1、2では、液晶モジュール1R、1G、1B(光変調手段)の変調特性を補正するための手段として、位相差板53を用いたが、このような光学異方性を有するものであれば、一対の基板間に液晶を挟持する液晶セルを用いてもよい。
【0055】
また、上記形態ではいずれもアクティブマトリクス型の液晶装置を例に説明したが、パッシブマトリクス型の液晶装置を用いた表示装置に本発明を適用してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のとおり、投射型表示装置に用いた液晶装置において液晶に温度変化があると、液晶の屈折率異方性も変化し、リターデーションが変化するが、本発明では、このようなリターデーションの変化を補うように、装置光軸上には、温度変化に対する屈折率異方性の変化が液晶装置と同等な光学異方性を有する変調特性補正手段が配置されている。このため、液晶装置の液晶に温度変化があってその屈折率異方性が変化しても、この温度変化に伴なって、変調特性補正手段も、液晶装置と同様に屈折率異方性が変化し、温度変化に伴なう液晶装置の屈折率異方性の変化は、変調特性補正手段が補償してくれる。それ故、液晶装置に温度変化があっても、カラー画像の中間調における色再現性が高く、かつ、明るくてコントラストの良好な画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶装置を対向基板の側からみた平面図である。
【図2】図1のH−H′線で切断したときの液晶装置の断面図である。
【図3】図1に示す液晶装置に用いたアクティブマトリクス基板、対向基板およびこれらの基板の貼り合わせ構造を示すパネル端部の断面図である。
【図4】液晶装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】透過型の液晶装置を用いた投射型表示装置の概略構成図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、光変調作用が温度上昇前後で変化しない様子を模式的に示す説明図である。
【図7】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、本発明を適用した投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、温度上昇前の液晶装置単体、温度上昇前の液晶モジュール、温度上昇後の液晶装置単体、および温度上昇後の液晶モジュール装置の透過率と印加電圧との関係を模式的に示すグラフである。
【図8】本発明を適用した投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、各液晶モジュールが変調する色光に対する透過率と、液晶装置に対する印加電圧との関係を示すグラフである。
【図9】反射型の液晶装置を用いた投射型表示装置の概略構成図である。
【図10】反射型の液晶装置を用いた液晶モジュールの構成を示す断面図である。
【図11】(A)、(B)はそれぞれ、従来の投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、光変調作用が温度上昇前後で変化する様子を模式的に示す説明図である。
【図12】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、従来の投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、温度上昇前の液晶装置単体、温度上昇前の液晶モジュール、温度上昇後の液晶装置単体、および温度上昇後の液晶モジュール装置の透過率と印加電圧との関係を模式的に示すグラフである。
【図13】(A)、(B)はそれぞれ、従来の投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、透過率と印加電圧との関係が温度によって変化する様子を示すグラフ、およびコントラストが温度によって変化する様子を示すグラフである。
【図14】従来の投射型表示装置に用いた各液晶モジュール(光変調手段)において、各液晶モジュールが変調する色光に対する透過率と、液晶装置に対する印加電圧との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1R、1G、1B 液晶モジュール(光変調手段)
3 アクティブマトリクス基板
4 対向基板
8 画素電極
10 画素スイッチング用のTFT
30、31 基板
32 対向電極
39 液晶
51、52 偏光板
53 位相差板(変調特性補正手段)
100 液晶装置
100R、100G、100B ライトバルブ
1100、2100 投射型表示装置
Claims (5)
- 光源と、該光源からの光を複数の色光に分離する色分離手段と、前記色分離手段によって分離された複数の色光を変調する複数の光変調手段と、該複数の光変調手段によって変調された色光を合成する色合成手段と、該色合成手段によって合成された光を投射する投射手段とを有する投射型表示装置において、
前記複数の光変調手段は、一対の基板間に液晶が挟持されてなる液晶装置と、温度変化に対する屈折率異方性の変化が前記液晶と同等な光学異方性を有するとともに、各光変調手段が変調する異なる色の複数の色光に対する透過率あるいは反射率と前記液晶装置に対する印加電圧との関係が同等になるように補償する1枚の位相差板からなる変調特性補正手段とを備えていることを特徴とする投射型表示装置。 - 請求項1において、前記液晶装置が透過型液晶装置であり、前記液晶装置と出射側の偏光板との間に前記位相差板が配置されたことを特徴とする投射型表示装置。
- 請求項1において、前記液晶装置が反射型液晶装置であり、前記液晶装置と偏光板との間に前記位相差板が配置されたことを特徴とする投射型表示装置。
- 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記色分離手段は、前記光源からの光を赤色光、緑色光、青色光に分離するとともに、前記複数の光変調手段は、赤色光が入射する赤色光用の光変調手段と、緑色光が入射する緑色光用の光変調手段と、青色光が入射する青色光用の光変調手段とからなることを特徴とする投射型表示装置。
- 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記液晶装置は電界制御複屈折モードで用いられることを特徴とする投射型表示装置。
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