JP3789980B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試験管などの容器にバーコードラベルなどを自動的に貼付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば血液試料などの検体を検査するシステムにおいては、各検体の検査を高速に行うことが望まれる。また、検体の取り違いなどを完全に防止する必要がある。このような要請から、従来の検体検査システムでは、各検体の容器(試験管や採血管など)に対してバーコードラベルなどのラベルを貼付け、そのようなラベルによる管理が行われている。
【0003】
従来、以上のようなラベルの貼付けは人手により行われていたが、極めて多量の検体に人為的にラベルを貼付けるのは煩雑であり、また多くの労力が必要となることから、自動的にラベルを貼付けるラベル貼付装置が実用化されている。例えば、検体検査システムは、遠心分離装置、開栓装置、分注装置、分析装置などの他に、ラベル貼付装置を具備し、各検体に対し所定の段階でラベルが貼付けられている。ちなみに、自動分注装置で小分けされた一部の検体を一連のラインから取り出して別の分析装置にセットする場合やそのような一部の検体の検査を外注業者などに委託する場合などにおいては、特にラベルによる管理が重要となる。ラベル貼付け時間は、検体検査全体の効率を左右するものであり、その貼付け速度の向上が要請されている。
【0004】
ところで、例えば特開平5−97133号公報に開示された従来のラベル貼付装置においては、ハンドラーなどの搬送機構によって第1ラックから容器がつかみ上げられ、その容器がラベル貼付機へ送り込まれている。そして、ラベル貼付け後において、搬送機構によってラベル貼付機から第2ラックへ容器が移送されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のラベル貼付装置では、単位時間当たりのラベル貼付け本数を向上させることが困難であった。その理由は、搬送機構による搬送が行われている間においてはラベル貼付機が機能しておらず、その一方、ラベル貼付機が動作している間においては搬送機構が実質的に機能していないためと考えられる。
【0006】
現在普及している既存のラベル貼付装置に関し、その処理時間を実測したところ、ラックとラベル貼付装置との間の容器の搬送には往路及び復路とも3秒程度の時間を要する。また、容器がセットされてからラベル貼付けが完了するまでには4秒程度の時間を要する。すなわち、合計で、1本の検体当たり、少なくとも10秒程度の時間を要し、1時間当たり約360本程度しか処理できない。実際には多少の待ち時間が存在するため、通常運転時においては1時間当たり約300本程度しか処理できないものと思われる。
【0007】
上述のように、検体検査システムは、システム全体としての処理能力を最大限引き上げることが要請されており、ラベル貼付け工程がボトルネックとなってシステム全体の処理能力が大きく低下してしまうことを防止する必要がある。
【0008】
なお、ラベル処理の高速化のためには、複数台のラベル貼付機を利用したり、あるいは互いに独立して三次元駆動される複数のハンドラーを利用して搬送効率を上げることも考えられる。しかし、その場合には、システムコストを著しく増大させてしまうという問題と設置スペースの問題が派生し、後者の場合にはハンドラー間の衝突制御が別途必要になるという問題もある。
【0009】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、複雑・高度な機構を要することなく、ラベル貼付け効率を向上することにある。
【0010】
また、本発明の目的は、簡単な構成を付加するだけで、搬送機構やラベル貼付機が稼働待ち状態にある時間をできる限り削減し、1台のラベル貼付装置の処理能力を最大限引き上げることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、試験管又は採血管としての容器にラベルを貼り付ける装置において、ラベルの貼付けを行う容器が収容される穴としての主ポジションと、それに隣接しラベル貼付け後の容器が収容される穴としてのバッファポジションと、が形成され、前記主ポジションに収容された容器に対してラベルを貼付けるラベル貼付機が内蔵された収容セクションと、ラベル貼付け後のn番目の容器を前記主ポジションからつかみ上げて前記バッファポジションへ搬送するサブ搬送機構と、ラベル貼付け前のn+1番目の容器をラックから前記主ポジションへ搬送し、その帰路において、ラベル貼付け後のn番目の容器を前記バッファポジションから前記ラックへ搬送するメイン搬送機構と、を含み、前記メイン搬送機構がラベル貼付け前のn+1番目の容器を前記ラックから前記主ポジションへ搬送しているときに、前記サブ搬送機構がラベル貼付け後のn番目の容器を前記主ポジションから前記バッファポジションへ搬送する、ことを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、ラベルの貼付けを行う前の容器が収容される主ポジションに隣接して、ラベル貼付け後の容器が一時的に収容される退避場所としてのバッファポジションが設定され、更に、主ポジションからバッファポジションへ容器をシフトさせるサブ搬送機構が具備されているので、以下のように効率的なラベル貼付け処理を実現できる。
【0013】
すなわち、メイン搬送機構によりn+1番目の容器を主ポジションへ搬送(往路搬送)する際に、それと同時進行でサブ搬送機構によりn番目の容器を主ポジションからバッファポジションへいったん退避でき、メイン搬送機構によりn+1番目の容器を主ポジションへ搬送した後、それに引き続いて、バッファポジション上のn番目の容器をラックへ搬送(復路搬送)することができる。主ポジションとバッファポジションは隣接しているため、その間の容器のシフトは迅速に行うことができ、またメイン搬送機構がその間を移動する時間もきわめて短時間である。そして、メイン搬送機構が容器を搬送(復路搬送から往路搬送)している間にラベルの貼付け作業を同時進行で行うことができる。
【0014】
すなわち、本発明によれば、ラベル貼付け作業と容器搬送とを並行して実行でき、メイン搬送機構やラベル貼付機が遊んでいる時間をできる限り削減できる。もちろん、このような制御は、簡単な機構を付加するだけで実現され、装置構成の簡易化の要請と迅速なラベル処理の要請とを同時に満たすことができる。
【0015】
本発明の好適な態様では、前記収容セクションは、前記主ポジションに収容された容器に対してラベルを貼付けるラベル貼付機を内蔵し、前記サブ搬送機構は、前記主ポジションから前記バッファポジションへ容器をつかみ上げて搬送する機構であることを特徴とする。この構成によれば、主ポジションに位置決めされた容器に対してラベルの貼付けがなされ、主ポジションからバッファポジションへの容器の移送は収容セクションの上方空間を利用して行われる。
【0016】
ここで、前記サブ搬送機構は、望ましくは、容器をつかむフィンガ機構と、前記主ポジションと前記バッファポジションとの間にアーチ状に設置され、前記フィンガ機構が走行する走行路と、を含む。
【0017】
また、本発明は、試験管又は採血管としての容器にラベルを貼り付ける装置において、ラベルの貼付けを行う容器が収容される穴としての主ポジションと、それに隣接しラベル貼付け後の容器が収容される穴としてのバッファポジションと、が設定された収容セクションと、前記収容セクションの下方に設けられ、前記主ポジションから作業ポジションへ落し込まれた容器に対しラベルの貼付けを行うラベル貼付機と、前記収容セクションと前記ラベル貼付機との間の相対位置を切り換える機構であって、前記作業ポジションへの容器受入時には前記主ポジションと前記作業ポジションとを同軸上に位置決めし、前記作業ポジションからの容器排出時には前記バッファポジションと前記作業ポジションとを同軸上に位置決めする相対位置切換機構と、前記作業ポジションへの容器受入時には前記主ポジションから前記作業ポジションへラベル貼付け前の容器の落し込みを行い、前記作業ポジションからの容器排出時には前記作業ポジションから前記バッファポジションへラベル貼付け後の容器の押上げを行うエレベータ機構と、ラベル貼付け前の容器をラックから前記主ポジションへ搬送し、その帰路において、ラベル貼付け後の容器を前記バッファポジションから前記ラックへ搬送するメイン搬送機構と、を含むことを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、収容セクションの下側にラベル貼付機を設置できるので、それが比較的大きい場合でも設置スペースを十分に確保できる。すなわち、装置の空間を階層的に有効利用でき、ひいては装置全体を小型化することも可能である。上記構成において、相対位置の切換えは、収容セクション及びラベル貼付機の一方を移動させることにより実現される。ここで、通常のラベル貼付機の重量及びその大きさを考慮した場合、収容セクション側を移動させるのが望ましいと言える。
【0019】
上記構成において、前記相対位置切換機構は、スライドにより相対位置を切り換える機構であり、あるいは、回転により相対位置を切り換える機構である。
【0020】
なお、上記構成では、バッファポジションをラベル貼付け後の容器の退避エリアとして利用したが、それとは逆にバッファポジションをラベル貼付け前の容器の待機エリアとして利用してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1には、本発明に係るラベル貼付装置の好適な実施形態が示されており、図1は第1の実施形態を示す外観図である。
【0023】
図1において、装置本体10の上面をなすテーブル12A上には複数の容器14を起立保持したラック16が配置されている。もちろん、図1には単一のラック16が示されているが、テーブル12A上に複数のラック16を配置し、それぞれ用途に応じて使い分けてもよい。容器14内には液体試料が収容されており、例えばその液体試料は血液試料である。容器14は例えば試験管であり、あるいは採血管などである。このラベル貼付装置は、例えば検体検査システムの一部として構成することもでき、その場合にはラック16あるいは容器14を自動的に他の装置へ搬送する制御が行われる。
【0024】
メインハンドラー18は容器14の搬送を行うものであり、ラック16と後述する収容セクション20との間で容器14の搬送を行ってている。メインハンドラー18には一対のフィンガ22が設けられており、このフィンガ22によって容器14の上部が保持される。メインハンドラー18はハンドラー搬送機構24によってX方向、Y方向及びZ方向に自在に移動可能である。このメインハンドラー18は図示されていない制御部によってその動作や搬送が制御されている。
【0025】
収容セクション20には、挿入穴26とバッファ穴28とが形成されている。ラベルの貼付けが行なわれる容器14は挿入穴26に挿入され、ラベル貼付け後の容器14は挿入穴26からバッファ穴28へ移送される。すなわち、バッファ穴28はラベル貼付け後の容器が一時的に退避される退避エリアをなすものである。挿入穴26からバッファ穴28への容器14の移送は、サブハンドラー30によって行われており、このサブハンドラー30も一対のフィンガ32を有し、それらのフィンガ32によって容器14がつかみ上げられる。サブハンドラー30は後述するように、走行路をなすレール34上を移動するものであり、図1においてZ方向及びY方向の極めて制限された動きのみが許容されている。サブハンドラー30の動作及びその搬送は図示されていない制御部によって制御されている。もちろんその制御部は収容セクション20内に収納されているラベル貼付機36の動作も制御している。
【0026】
図2には、収容セクション20及びサブハンドラー30の具体的な構成が示されている。図2に示されるように、ラベル貼付け前の容器(図2において#1)が挿入される挿入穴26に隣接して、ラベル貼付け後の容器(図2において#2)が挿入されるバッファ穴28が形成されている。挿入穴26及びバッファ穴28は所定の深さを有し容器を挿入した状態ではその上部のみが外部に露出する。図2に示されるように、収容セクション20内には挿入穴26を取り囲むようにラベル貼付機36が埋設されている。このラベル貼付機36は容器に対して例えばバーコードラベルなどのラベルを貼付ける装置であり、ラベル形成機能、ラベル印刷機能、ラベル貼付け機能などのうち、少なくともラベル貼付け機能を有するものである。他の機能については、収容セクション20の外部に、その機能を実現するための構成を設けてもよい。なお、図2に示されるように挿入穴26及びバッファ穴28はここでは非貫通孔である。
【0027】
上述したようにサブハンドラー30には一対のフィンガ32が設けられており、具体的にはそれらのフィンガ32はフィンガベース38によって開閉自在に支持されている。フィンガベースは基台40に固定されており、その基台40は図示されていない駆動機構によってレール34上を運動可能である。レール34は図2に示されるように、アーチ状の形態を有しており、挿入穴26の上方とバッファ穴28の上方とを自在に運動可能である。具体的には、サブハンドラー30の上方運動によって容器の上方への引き上げが行われ、サブハンドラー30の水平方向の運動によって容器の右方向の搬送が行われ、サブハンドラー30の下方への運動によってバッファ穴28への容器の挿入がなされる。なお、図2において容器#2にはラベル42が付された状態が示されている。
【0028】
図2において、符号100はメインハンドラー18による挿入穴26への容器の搬送を示しており、符号102はサブハンドラー30による挿入穴26からバッファ穴28への容器の移送を示しており、符号104はメインハンドラー18によるバッファ穴28からの容器の取り出しを示している。
【0029】
次に、図2を参照しながら図3を用いてラベル貼付け動作を説明する。
【0030】
まず、メインハンドラー18によって1本目の容器が挿入穴26に挿入され、その後、ラベル貼付機36によって1本目の容器に対してラベルの貼付けが行われる。そのラベルの貼付けが行われた後、サブハンドラー30によって1本目の容器が挿入穴26からバッファ穴28へ移送される。これと並行あるいは若干先行してメインハンドラー18が動作して、空になった挿入穴26へ2本目の容器が搬送される。その搬送の直後、メインハンドラー18はバッファ穴28に退避された1本目の容器をつかみ上げてラック16へ戻す搬送を行う。このような戻し搬送が行われている間、ラベル貼付機36では2本目の容器に対するラベルの貼付けが実行され、そのラベル貼付けの後、サブハンドラー30によって挿入穴26からバッファ穴28へ2本目の容器が移送される。この移送と同時進行あるいは若干先行しつつメインハンドラー18によって3本目の容器が挿入穴26へ搬送され、その搬送の直後にバッファ穴28に退避された2本目の容器がラック16に向けて戻し搬送される。すなわち、本実施形態では、メインハンドラーの往動作においてn+1番目の容器の搬送を行うことができ、それに引き続いてメインハンドラー18の復動作においてn番目の容器の搬送を行うことができ、すなわちメインハンドラー18を遊ばせることなく連続的に稼動させて効率的な搬送を行うことができる。また、ラベル貼付機36においても、n番目の容器に対するラベルの貼付けが完了した後、あまり時間をおくことなく引き続いてn+1番目の容器が投入されてラベルの貼付けを行うことができ、ラベル貼付機36の効率も向上することができる。
【0031】
図4には、本発明に係るラベル貼付け動作に対比される比較例1及び比較例2が示されている。比較例1は、1台のハンドラーによってすなわちサブハンドラーを使用せずにラベルの貼付けを行う場合の動作例であり、比較例2は図1に示したメインハンドラー18と同様の2つのハンドラーを機能させてラベルの貼付けを行う場合の動作例である。図3及び図4の対比から明らかなように、本発明によれば、比較例1との対比をした場合、単位時間当たりのラベル貼付け処理数を極めて向上でき、比較例2と同等の効率を実現できる。比較例2では、メインハンドラーが2つ利用されているため、装置の構成が複雑になり、それゆえ装置のコストアップとなるが、図2に示した実施形態によれば、バッファ穴28と、挿入穴26からバッファ穴28への容器移送を行うサブハンドラーと、によって、極めて簡易な構成でありながら比較例2と同様の効率を実現できる。また、比較例2では、メインハンドラー相互間の衝突回避のための特別な制御が必要となるが、本実施形態ではメインハンドラーとサブハンドラーを同期させて動作させればそのような衝突の問題も生じない。
【0032】
次に、図5及び図6には本発明に係る他の実施形態が示されている。なお、この実施形態においてラベル貼付装置の外観は図1に示したものとほぼ同様であるが、この実施形態では収容セクション20の上方に図1に示したサブハンドラー30及びレール34が設けられておらず、収容セクション20自体が左右にスライドする機能をもっている。以下、この実施形態について詳述する。
【0033】
図5に示す実施形態では、図2に示した実施形態と同様に、収容セクション20に、挿入穴50及びそれに隣接してバッファ穴52が設けられている。挿入穴50及びバッファ穴52は容器が上下方向に挿通する貫通孔である。
【0034】
テーブル12Aの上側には、図5に示すように、収容セクション20が左右方向にスライド自在に設けられており、テーブル12Aの下側にはラベル貼付機54が固定配置されている。なお、収容セクション20を左右方向に駆動する駆動機構については図示省略されている。その駆動機構は上述した制御部により制御される。
【0035】
ラベル貼付機54は通常比較的大型でその重量も多いことから、図5に示す実施形態によれば、装置のデッドスペースを有効利用してラベル貼付機54を装置内部に収納することにより効率的な部材配置を行うことができる。ひいては、装置全体の大きさを小型化できるという利点がある。
【0036】
ラベル貼付機54はラベル形成機能、ラベル印刷機能、ラベル貼付機能などの各種の機能を有するものである。ラベル貼付機54には、上下方向に貫通する作業穴56が形成されており、挿入穴50に挿入された容器が上方からその作業穴56へ挿入される。容器の上下方向の運動はエレベータ機構58によって制御されており、このエレベータ機構58は具体的には押し棒で構成されている。収容セクション20が右端へ移動した状態では、挿入穴50と作業穴56とが同一軸上に並び、一方、収容セクション20が左端に移動した状態では、バッファ穴52と作業穴56とが同一軸上に並ぶことになる。
【0037】
図5において、符号100はメインハンドラー18の動作を示しており、すなわち容器を挿入穴50へ挿入させる際の動作を表している。符号102は収容セクション20の左右方向へのスライドを表しており、符号104はバッファ穴52からラベル貼付け後の容器をメインハンドラー18によって戻し搬送する際の動作を表している。
【0038】
図6には、図5に示した実施形態の動作が模式的に示されており、図6に示す(A)〜(E)の各工程が循環的に実行される。(A)には収容セクション20が右端に移動した状態が示されており、バッファ穴52にはラベル貼付け後の容器が一時的に退避されている。(B)には(A)に示した状態においてメインハンドラー18によって次の容器が挿入穴50に挿入された状態が示されている。このような時相ではエレベータ機構58が上方に突き上げられている。(C)にはエレベータ機構58によってラベル貼付け前の容器が挿入穴50から下方に引き下げられて作業穴56内に収納された状態が示されている。また、この(C)にはメインハンドラー18によってラベル貼付け後の容器が戻し搬送される状態が示されている。
【0039】
(D)には、収容セクション20が左端へスライド移動し、また作業穴56内に収納された容器に対してラベルが貼付けられた状態が示されている。(E)には、エレベータ機構58によって容器が上方に突き上げられ、すなわち作業穴56からバッファ穴52へラベル貼付け後の容器が挿入された状態が示されている。この(E)に示す工程の後、次に(A)工程からの各工程が繰り返し実行される。
【0040】
したがって、この実施形態によれば、挿入穴50が入口側の穴とされ、バッファ穴52が出口側の穴とされ、その両者をつなぐ穴として作業穴56が利用されている。もちろん、その作業穴56内に容器が収納されている状態では、ラベル貼付け処理が実行される。
【0041】
この実施形態においては、図3に示したタイミングチャート同様の動作によってラベル貼付け処理を実現することができ、すなわちメインハンドラー18を連続的に動作させ、かつラベル貼付機54の稼働効率を向上させることができる。
【0042】
ちなみに、上記の各実施形態によれば、1本の容器に対するラベル貼付けに係る時間をおよそ6秒程度とでき、1時間当たりの処理本数を約600本まで向上することができる。これは従来装置に比べ約1.7倍の速度であり、極めて簡易な構成でありながら処理効率を向上できるという利点がある。
【0043】
なお、図5及び図6に示した実施形態では、収容セクション20が左右方向にスライドされていたが、もちろん収容セクション20の中心軸を回転軸とし、収容セクション20を回転させることにより、作業穴56と同一軸上になる穴を切り換えてもよい。このような構成によっても上記同様の作用を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複雑・高度な機能を要することなくラベル貼付け効率を向上でき、すなわち、本発明によれば簡単な構成を付加するだけで、搬送機構やラベル貼付機が稼動待ち状態になる時間をできる限り削減して、1台のラベル貼付装置の処理能力を最大限引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係るラベル貼付装置の外観図である。
【図2】 第1の実施形態の具体的な構成を示す図である。
【図3】 本発明に係るラベル貼付け動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 比較例のラベル貼付け動作を示すタイミングチャートである。
【図5】 第2の実施形態の具体的な構成を示す図である。
【図6】 第2の実施形態の動作を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 装置本体、18 メインハンドラー、20 収容セクション、26 挿入穴、28 バッファ穴、30 サブハンドラー、36 ラベル貼付機。

Claims (5)

  1. 試験管又は採血管としての容器にラベルを貼り付ける装置において、
    ラベルの貼付けを行う容器が収容される穴としての主ポジションと、それに隣接しラベル貼付け後の容器が収容される穴としてのバッファポジションと、が形成され、前記主ポジションに収容された容器に対してラベルを貼付けるラベル貼付機が内蔵された収容セクションと、
    ラベル貼付け後のn番目の容器を前記主ポジションからつかみ上げて前記バッファポジションへ搬送するサブ搬送機構と、
    ラベル貼付け前のn+1番目の容器をラックから前記主ポジションへ搬送し、その帰路において、ラベル貼付け後のn番目の容器を前記バッファポジションから前記ラックへ搬送するメイン搬送機構と、
    を含み、
    前記メイン搬送機構がラベル貼付け前のn+1番目の容器を前記ラックから前記主ポジションへ搬送しているときに、前記サブ搬送機構がラベル貼付け後のn番目の容器を前記主ポジションから前記バッファポジションへ搬送する、
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 請求項記載の装置において、
    前記サブ搬送機構は、
    容器をつかむフィンガ機構と、
    前記主ポジションと前記バッファポジションとの間にアーチ状に設置され、前記フィンガ機構が走行する走行路と、
    を含むことを特徴とするラベル貼付装置。
  3. 試験管又は採血管としての容器にラベルを貼り付ける装置において、
    ラベルの貼付けを行う容器が収容される穴としての主ポジションと、それに隣接しラベル貼付け後の容器が収容される穴としてのバッファポジションと、が設定された収容セクションと、
    前記収容セクションの下方に設けられ、前記主ポジションから作業ポジションへ落し込まれた容器に対しラベルの貼付けを行うラベル貼付機と、
    前記収容セクションと前記ラベル貼付機との間の相対位置を切り換える機構であって、前記作業ポジションへの容器受入時には前記主ポジションと前記作業ポジションとを同軸上に位置決めし、前記作業ポジションからの容器排出時には前記バッファポジションと前記作業ポジションとを同軸上に位置決めする相対位置切換機構と、
    前記作業ポジションへの容器受入時には前記主ポジションから前記作業ポジションへラベル貼付け前の容器の落し込みを行い、前記作業ポジションからの容器排出時には前記作業ポジションから前記バッファポジションへラベル貼付け後の容器の押上げを行うエレベータ機構と、
    ラベル貼付け前の容器をラックから前記主ポジションへ搬送し、その帰路において、ラベル貼付け後の容器を前記バッファポジションから前記ラックへ搬送するメイン搬送機構と、
    を含むことを特徴とするラベル貼付装置。
  4. 請求項記載の装置において、
    前記相対位置切換機構は、スライドにより相対位置を切り換える機構であることを特徴とするラベル貼付装置。
  5. 請求項記載の装置において、
    前記相対位置切換機構は、回転により相対位置を切り換える機構であることを特徴とするラベル貼付装置。
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