JP3789827B2 - Icチップ実装方法とicチップ付き包装体およびicチップ付き包装体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、連続的に供給するウェブ材料へのICチップ実装方法とICチップ付き包装体およびICチップ付き包装体の製造方法に関する。
食品や飲料等の包装体に非接触通信機能を有するICタグを装着することが行われるようになってきている。本発明はかかる非接触ICタグ用のICチップを包装体等の製造工程において、直接、ウェブ状体に実装する技術に関する。
【0002】
【従来技術】
非接触で情報を記録し、かつ読み取りできる「非接触ICタグ」(一般に、「非接触データキャリア」、「無線ICタグ」、「非接触IC」、「非接触ICラベル」、「RFIDタグ」等と表現される場合もある。)が、物品や商品の情報管理、物流管理等に広く利用されるようになってきている。
食品等の包装体の分野でも非接触ICタグを装着して、流通や品質管理、使用期限管理等に利用することが行われようとしている。
【0003】
包装材料における非接触ICタグの形態について検討すると、基材や包装材料面にアンテナパターンを導電性インキで印刷し、これに、インターポーザ形態のICタグラベルを装着することが行われている。
図7は、従来法による非接触ICタグの実施形態を示す図である。図7(A)は、ICタグラベル20をパッケージ基材のアンテナパターン11,12の双方に接続するように貼着した平面状態、図7(B)は、アンテナパターン11,12からICタグラベル20を部分的に剥離した状態を示し、図7(C)は、図7(A)のA−A線において拡大した断面を示す図である。
この実施形態の場合、非接触ICタグ10は、パッケージ基材1bにアンテナパターンを直接印刷し、当該アンテナパターン11,12にICタグラベル20を装着した構成となる。
【0004】
なお、ICタグラベル20とは、シリコン基板に集積回路またはメモリあるいはその双方を設けたICチップ21をアンテナパターン11,12に装着可能にタックラベル化した状態のものを意味し、当該ラベル自体にもICチップ21に接続した小型のアンテナ部22,23有するものである(図7(C)参照)。
インターポーザ形態のラベルとしては、モトローラ社の「BiStatix」(商標)が主に使用され、ラベラを用いて簡単に実装できる利点がある反面、ICチップ単体で実装する場合に比べてコスト高になる問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、このようにタックラベル状のインターポーザが使用されるているのは、ICチップ単体をウェブ材料に加工速度に連動して効率的に装着する技術が無かったことに起因すると考えられる。
一方、ガラス等の枚用状の媒体にICチップを実装する技術は、電子部品基盤等に見られるように古くから確立している。これらの技術では、ICチップをロボットアーム、真空吸引等により実装するものであるが、ICチップの微小化に伴い機械的操作が困難になってきている。
ところで、近年、特開平9-120943号公報、特表平9-506742号公報、または米国特許 5,284,186号、 5,783,856号、 5,904,545号、 6,274,508号、 6,281,038号に見られるように流体を使用して硬質や軟質基材に微小な半導体等を実装する技術(FSA=Fluidic Self Assembly ) が提案されている。
【0006】
本発明は、包装体へのICタグラベルの実装を従来のように、非接触ICタグラベルの貼着によるのではなく、包装材料の製造工程において、特にFSA技術を用いて軟質材料に直接ICチップを実装して非接触ICタグ付き包装体等の製造コスト低減を図ろうとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、基材フィルムに対してICチップを実装する方法であって、(1)走行する基材フィルムに間隔を置いてICチップの外形、深さに相当する凹孔を形成する工程と、(2)当該凹孔内に嵌合した状態で各1個のICチップを充填する工程と、(3)不要なICチップを除去する工程と、(4)ICチップの嵌合した基材フィルムの凹孔部を含む全面にシーラントフィルムを被覆する工程と、からなることを特徴とするICチップ実装方法、にある。かかるICチップ実装方法であるため、凹孔内に効率良くICチップを実装し、かつその後の脱落を防止できる。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、非接触ICタグ機能を有するICチップ付き包装体であって、包装体の基材フィルムにはアンテナパターンが導電性インキにより形成されており、当該アンテナパターンの接続端子に近接する位置にはICチップがその外形、深さに相当する基材フィルムの凹孔内に嵌合して装着され、ICチップの嵌合した基材フィルムの該凹孔部を含む全面にシーラントフィルムが被覆されている、ことを特徴とするICチップ付き包装体、にある。かかるICチップ付き包装体であるため、微小なICチップであって非接触ICタグ機能を有し、かつその後の取り扱いにおいてもICチップが脱落しない。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第3は、非接触ICタグ機能を有するICチップ付き包装体の製造方法であって、(1)走行する基材フィルムにアンテナパターンを間隔を置いて印刷する工程と、(2)基材フィルムのアンテナパターンの接続端子位置に、ICチップの外形、深さに相当する凹孔を形成する工程と、(3)当該凹孔内に嵌合した状態で各1個のICチップを充填する工程と、(4)不要なICチップを除去する工程と、(5)ICチップの嵌合した基材フィルムの凹孔部を含む全面にシーラントフィルムを被覆する工程と、からなることを特徴とするICチップ付き包装体の製造方法、にある。かかるICチップ付き包装体の製造方法であるため、凹孔内に効率良くICチップを実装して量産することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
非接触ICタグ付き包装体は、食品等の内容物充填後にICタグを貼着する手間の省略と、流通過程における剥落を防止する観点から、軟包装材料やカートンの場合は、積層するフィルム間にICタグをあらかじめ保持した構成が有利となる。
したがって、非接触ICタグは、基材フィルムまたはシートにアンテナパターンを印刷し、当該アンテナパターンにICチップを装着し、その後、接着剤を介してまたは介さずシーラントフィルムを積層する形態が有利である。
本発明は従来のように、アンテナパターンにICタグラベルを実装するものではなく、アンテナパターンの接続端子位置、少なくとも近接位置にICチップを実装し、これにより非接触ICタグの機能を持たせるものである。
この場合、アンテナパターンとICチップのパッド(またはバンプ)間は通常の場合、直接的に接続することにはならないが、「オーミックコンタクト」(オーム性接合)により非接触ICタグとして動作可能となる。
【0011】
以下、まず本発明のICチップ付き包装体について図面を参照し説明する。
図1は、本発明のICチップ付き包装体の例を示す図である。図1(A)は、ICチップ付き包装体1の斜視図であって、図1(B)は、図1(A)のA−A線において、包装体上側基材のICチップ部を示す断面図である。厚み方向の倍率は横方向よりも拡大して図示している。
図1のように、ICチップ付き包装体1にはアンテナパターン11,12が導電性インキにより印刷され、双方のアンテナパターンが近接する位置、すなわち接続端子11c,12c間にICチップ2が装着されている。
図1において包装体1は、製袋して内容物を充填した後の状態が示されているが、本発明のICチップ付き包装体は製袋や製函後の状態のみを意味せず、積層フィルムや積層シートであって製袋や製函前の巻き取り状等の形態のものをも包含するものとする。
【0012】
図1(B)のように、包装体1は、ウェブ材料である基材フィルム1bまたはシートにアンテナパターン11,12が印刷され、当該アンテナパターンの接続端子11c,12c間に凹孔4を設け、当該凹孔内にICチップ2が実装されている。凹孔4は、接続端子11c,12c間のいずれか一方に偏らない位置に形成されていることが好ましい。図1(B)において、アンテナパターン11,12はICチップ2の下面にまで達していないがICチップの斜面や底部2b側に届くように形成しても良い。
アンテナパターンは透明な基材フィルム1bにいわゆる裏刷りされているものが印刷面の保護のためにも好ましいが、厚み数百μm以下のフィルムの場合であれば表刷りであってもオーミックコンタクトすることが確認されている。
また、アンテナパターンと基材フィルム1bとの間には、図示しない他の絵柄印刷や以下に説明する熱溶融樹脂層6等があってもよい。
【0013】
基材フィルム1bの全面に塗工されているものであっても良いが、少なくとも凹孔4の底面部分には低融点の熱溶融性樹脂層6を設けるのが好ましい。
これは、当該樹脂層を溶融して凹孔内に嵌合したICチップ2を固定するものである。したがって、熱溶融性樹脂層6はICチップの底部2bに事前に塗工されたものであってもよい。あるいは図示しない絵柄のバック印刷自体ががそのような低融点特性を備えるものであってもよい。
当該ICチップ2とアンテナパターン11,12とにより、非接触ICタグ10を構成している。
【0014】
図1(B)の断面図のように、本発明のICチップ付き包装体1では、凹孔4がICチップ2と略同一サイズ、形状で同じ厚みの深さに形成されていて(ICチップ2と凹孔4が相補形状にされている趣旨)、ICチップ2は当該凹孔4内に嵌合するようにして装着されている。このICチップは、後に詳述するように流体中において凹孔4内にセルフアライン(自己整列)させたものである。
ICチップ2は実際には、図1(B)断面図よりも平面的のものであるが、表面側2uと底部2bとでは面積が異なるので、表裏が逆転して凹孔4内に嵌合しない特徴がある。ICチップ2のパッド(不図示)は通常、表面側に現われるようにされているが、本発明の包装体ではパッドとアンテナパターン間の直接的な接続を行うものではない。
【0015】
また、ICチップの表面を矩形状にし、表裏が正しければ左右の向きが入れ替わっても特性に影響ないようにされている。表面が正方形状であるとパッド間を結ぶ方向とそれに直交する方向の制御ができなくなるからである。
もっとも、ICチップの左右の形状を異なるものとし、凹孔の左右の形状も異なるようにし、ICチップの向きと凹孔が一致した場合にのみ(一方位性とする)嵌合するようにすれば、表裏および上下左右の位置規制も可能となる。
【0016】
ICチップはシリコン基盤に半導体を形成後、ダイシングして切断する場合は、矩形状の立方体に形成され、形状のみで表裏を区別することはできない。
しかし、微小なICチップを低コストで製造する場合は、ダイシング溝面積を減少させ収率を高める必要から個別のICチップへの分離は、基盤の背面側からのエッチングにより行う。そのため、パッド部分が有る表面側に対し背面側は必然的に狭い面積になり、表面と背面間の面は傾斜面になるのが通常である。
チップの表面形状は通常矩形状であるので、ICチップの全体形状は断面台形状であり、特に四角錐の截頭ピラミッド形状となるのが一般的である。ただし、目的と用途によって、直方体や立方体、円形や円柱状、その他の形状とされる場合もある。
【0017】
ICチップが四角錐の截頭ピラミッド形状である場合、凹孔4とICチップ2の外形形状は完全に同一であるよりは、凹孔の斜面とICチップの斜面の間には、2〜20°、好ましくは3〜5°程度範囲内の角度αがあるのが好ましい。
この角度によりICチップの円滑な嵌合が促進されるからである。
ICチップ2の上面側は、シーラントフィルム3により被覆されているので、凹孔からICチップが脱落するようなことはない。シーラントフィルム3により基材フィルムの強度が補強されると共に、ヒートシール性や耐湿性の付与、あるいは内容物への印刷インキの付着等も防止できる。
【0018】
アンテナパターンの接続端子11c,12cに対し、ICチップのパッドが一方の接続端子側に極端にずれる場合は、パッド間が短絡した状態になり通信回路を形成できない。これはアンテナパターン11,12に対して凹孔4を形成する位置精度の問題に帰結することになる。
図2は、アンテナパターンの接続端子とICチップ(または凹孔)の相対位置関係を示す図である。図2(A)は、正常の場合、図2(B)は、ICチップ(または凹孔)の位置がずれた状態を示している。図2(B)ではICチップの双方のパッド2pが、アンテナパターン12側に接近するので短絡が生じることになる。
【0019】
結論的には、ICチップのパッド2p,2p間距離Lの1/2以上に、凹孔の中心位置とアンテナパターンの接続端子11c,12cの中心位置との距離が、離れた場合は通信回路を形成し難くなることになる。
ちなみに表面が長方形状のICチップの一辺は、10μm〜5mm程度であるから、凹孔は、それぞれ5μm〜2.5mm程度の位置精度で形成する必要がある。ICチップが微小になるにしたがい高い開孔位置精度が求められることになる。なお、ICチップの厚みは10μm〜1000μm程度である。
【0020】
アンテナパターン11,12に対して凹孔4の位置がずれても、短絡し難くするためには、ICチップのパッド2p,2p間を結ぶ線に対して直交する長い辺を有する接続端子11c,12cを設けるのが有利である。
すなわち、図2(A)において、矢印Y方向に接続端子11c,12cの対向する辺が長ければ、凹孔の位置ずれに対する許容を大きくすることができる。
一般的には、ウェブの走行方向の位置ずれに対して、ウェブの幅方向の位置ずれは小さく制御できるので、矢印Yの方向をウェブの走行方向としてアンテナパターンを印刷するのが有利と考えられる。
ただし、位置制御の容易な方向は、装置によってまちまちであって一律なものではない。したがって、通常の電気部品の場合よりも拡大または延長した方向を有する接続端子部であれば、凹孔の位置ずれに対して許容を大きくすることができる。
【0021】
アンテナパターンは、図1、図2図示のように静電結合型パターンに限らず、図3のようにコイル状(平面捲線状)の電磁誘導型パターンであってもよい。
静電結合型の場合は、図1、図2のように2片に分離したパッチアンテナ型に印刷し125kHzの通信に使用する。電磁誘導型の場合は、図3(A)の平面コイル状パターン(13.56MHz)や図3(B)のようなダイポール型(UHF−SHF帯)となる。
【0022】
パッチアンテナの場合、図1、図2のように2片のアンテナパターンの接近した部分がICチップを装着する接続端子部11c,12cとなる。
コイル状パターンの場合もICチップの接続端子が形成されるが、図3(A)のようにコイル状パターン13の両端部を接近した位置に形成すれば、当該部分を接続端子13c,13cとして凹孔4を設けることができる。
図3(B)のダイポール型パターン14の場合も同様であって、接続端子14c,14c部分に凹孔4を設けることができる。凹孔4にはICチップ2が嵌合するのでICチップの実装位置と考えてもよい。
いずれの場合も凹孔4に対して拡張したまたは延長した接続端子形状とすることにより、凹孔の位置ずれに対する許容を大きくすることができる。
これらの場合は、コイルを断線しないようにして凹孔を設ける必要がある。
【0023】
次に、本発明のウェブ材料へのICチップ実装方法について説明する。
図4は、ウェブ材料へのICチップ実装を行う製造ライン図である。パッケージやキャリアテープ等に使用するウェブ材料1bを給紙部から供給し凹孔4を形成し、当該凹孔内にICチップ2を実装し、さらに、ICチップ2を含むウェブ材料面にシーラントフィルム3を被覆する一連の製造ラインを示している。
ただし、本発明は全ての工程を連続したラインで行うことを要件とするものではないので、例えば、ICチップ充填とEC工程を別工程で行うものであっても良い。
【0024】
図4において、エンボス工程では、図示しないエンボス機等によりウェブ材料1bへ凹孔4を形成する。包装材料の場合は一定間隔で設けるのが通常である。凹孔の形成とは、ウェブ材料に「くぼみ」状部分を設けることであり、凹孔の深さは実質的に実装されるICチップの厚みや高さに相当し、開口形状はICチップが平面的なものであれば当該平面形状、角錐状または截頭ピラミッド形状等であれば当該外形形状に合わせた形状にする。通常使用のICチップは厚みは10μm〜1000μm程度であって、表面形状は、一辺が10μm〜5mm角程度の截頭ピラミッド形状のものが多いが、目的により多角錐形状としたり平面な矩形状、等とすることもできる。凹孔の形成は、加熱可能な適宜な型具を用いる熱エンボス、あるいは熱条件下における真空/圧空成形、レーザー照射等により形成する。ウェブ材料が非接触ICタグを有する包装体用途の場合は、凹孔はアンテナパターンを印刷等により設けその接続端子部に形成する。
【0025】
ICチップ実装工程では、凹孔4内にICチップ2を嵌合させて充填する。
この工程には、流体を使用するICチップ実装方法(FSA実装)が用いられICチップ充填槽15内で行われる。ICチップは上記の形状に均一に切断または立体形状化したものを、流体内に分散したスラリー状にして使用する。
ICチップをウェブ走行方向に平行な一定ライン上にのみ配列して実装する場合は、ICチップを分散した流体を液中においてディスペンサー等から当該ライン上に流出するようにするのがよい。同一特性、形状のICチップを各凹孔内に1個づつ嵌合させることが原則となるが、複数の特性、形状のICチップを各目的の位置に、それぞれ充填させることもできる。
後者の場合は、異なる特性のICチップ毎に共通の形状を保持させて、流体中にも異なる特性、形状のICチップを分散し、それぞれの形状に合致する凹孔を基材に設け、ICチップ形状と凹孔形状が一致する場合に、当該凹孔内にICチップが嵌合するようにする。
【0026】
用いられる流体は、水や有機溶剤が使用される。有機溶剤としては、エチルアルコールやメチルアルコール、アセトン、シリコンオイル等であってICやプラスチックフィルムに作用せず、かつ包装体に使用する場合は食品の変質や人体に悪影響を及ぼさないものに限られることになる。包装体の場合、現実的には水やエチルアルコールが好ましく用いられることになる。
分散するICチップの数は、基材に充填する密度により調整する必要があるが、分散量を多くし過剰なICチップは、ウェブ材料を振動させて落下させるようにすれば、充填の効率を高めることができる。
包装材料に非接触ICタグとして実装する場合は、ウェブ材料の1m2 に対して、通常1個以上〜100個以下の数量になる。
【0027】
ICチップを分散した流体が、ICチップが常時流体中に拡散し流動する状態でウェブ基材に当接するためには、ポンプにより液流をつくり層流状態にして基材面に流すことが好ましい。前記のように、ピペットやディスペンサー状の先端部から凹孔のラインに沿って流すようにすることもできる。
【0028】
ウェブ材料が充填槽から引き出された直後に凹孔以外の部分にもICチップが付着し液体も残っている場合はこれらを除去する必要がある。
このためにはウェブ材料を傾斜して振動を与えるか、あるいはドクターブレード、ブラシ、スクレーパ等の機械的手段により不要なICチップの落下、除去を促進させるが凹孔内に充填したICチップまで取り去らないようにする。
温風や空気流により残余の液体の乾燥を促進することも好ましい。
【0029】
ICチップを凹孔内に一時的に固定するためには、凹孔内の少なくとも底部部分またはICチップの底面に塗工した熱溶融性樹脂層6(図1)を加熱して溶融してから冷却し(室温に戻し)、ICチップをウェブ材料に固定する必要がある。その後のEC工程やラミネート工程での脱落を防止するためである。
これには、前記のように集積回路を形成したシリコン基盤の底面に熱溶融性樹脂を塗工するものでも良く、ウェブ材料の少なくとも凹孔内に部分的に塗工層を設けるものであっても良い。
【0030】
EC工程では、ウェブ材料にシーラントフィルムを積層して被覆する。凹孔内に充填されたICチップはウェブ基材と物理的に完全に接合した状態にはないので、フィルムが揺れたり振動したり、下向きになれば凹孔内から脱落することが生じ得る。そこで、ICチップを充填後、凹孔および基材フィルムの他の部分を含む全面をシーラントフィルムを被覆する。図4では、イクストルージョンコーター(EC)機の場合を例示している。
ウェブ材料1bに溶融したポリエチレン(シーラントフィルム)3等を被覆する場合は、EC機18のゴムロールであるニップロール181側からウェブ材料1bを供給し、Tダイ183から溶融ポリエチレンを押し出し、ウェブ材料と溶融ポリエチレンの一体化フィルムを金属ロールであるチルロール182に押圧して積層する。この際、チルロール側からフィルム3bを供給して3層積層体としてもよい。
本実装方法では、実装したICチップ2が凹孔内に嵌合しているので、ICチップ2がチルロール182側に面するように実装されていても、チルロールを損傷することはない。前工程にAC剤の塗工工程を設ける場合も同様である。
【0031】
シーラントフィルムのラミネート方法としては、EC以外にドライラミネート方式あるいは接着剤を使用するラミネート等、適宜の形態を採用することができる。このようにしてシーラントフィルムが被覆された状態では、ICチップ2は安定した状態になり、その後の製袋や内容物を充填する加工を行っても凹孔4内から脱落するようなことはない。
ICチップを実装したウェブ材料は、非接触ICタグ付き包装体用途のほか、各種半導体材料、キャリアテープ、表示用ディスプレイ等の利用用途がある。
【0032】
図5は、ICチップ充填槽を示す詳細図である。
ICチップ充填槽15は、ガラスまたは透明アクリル板等で形成する漏斗状の容器からなる。容器の材質は、スラリーで影響を受けることのない他の金属やプラスチックを使用できる。この充填槽に液体を満たし、凹孔4を形成したウェブ材料1bを液体中に走行させる。図5においては、搬送ロールR3とR4間の傾斜面において、ディスペンサー151からICチップの分散したスラリーをウェブ表面に流すようにしている。
ウェブ材料面を流れるスラリーの流速は、1mm/secから約1000mm/sec程度であるが、ウェブ材料の搬送速度やICチップの嵌合速度、余分なICのウェブからの除去速度を勘案して適宜に調整するのが好ましい。
ICチップ充填槽15内の液体とスラリーの液体はもちろん同質の液体であるので、ディスペンサー151から流れた液体は速やかに充填槽内に拡散するが、液体よりはやや比重の大きいICチップは沈降してウェブ表面に落ちる。沈降したICチップの幾つかは凹孔に嵌合するが、嵌合しない残余の大多数のICチップはウェブ表面から除去される。
【0033】
ICチップ充填槽15中では凹孔にICチップ2を嵌合させて充填すると共に、余分なICチップを迅速に落下させる必要があるので、ウェブに連続的な振動を与えたり、ICチップを分散しない弱い液流を与えてICチップの嵌合と落下を促進させる。
ウェブ材料は、図5のようにウェブ材料の進行方向に上昇して傾斜するものでなく、進行方向に下降して傾斜するものであっても良い。
【0034】
ディスペンサー151は、ポンプ152からのガス噴出流により加速した流体をウェブ表面に流出させることができる。ディスペンサー151の先端部分は、凹孔の並ぶラインに近い部分に位置させる。1つのディスペンサーで凹孔が完全に充填されない場合は複数のディスペンサーを凹孔のラインに沿って配列することができる。
凹孔に嵌合しないICチップは振動により加速されてウェブの傾斜面を滑り落ちるが、前記のように強制落下させる機構を設けても良い。
落下したICチップは、漏斗状の受容槽153面に蓄積するので、導通管(カラム部)を通じて液流を循環させてディスペンサー151に戻す。これには、空気や水素(H2 )や酸素(O2 )、窒素ガス(N2 )や炭酸ガス、あるいはアルゴンやヘリウム等の不活性ガスをポンプを用いて気泡と共にに流す搬送方法を採用できる。
【0035】
図6は、ICチップ付き包装体の製造工程を示すフローチャートである。ICチップ付き包装体の製造は、ウェブ材料へのICチップ実装方法を利用するもので、基材フィルムにアンテナパターンを印刷し、当該アンテナパターンの接続端子部に凹孔を形成し、当該凹孔部分のみにICチップを嵌合して充填する特徴を有する。アンテナパターンがパッチアンテナの場合は、図2のように接続端子11c,12c間にICチップを装着することになるが、一辺の長さが1mm以下の微小なICチップでは、精密な印刷が必要になる。かかる精密印刷にはスクリーン印刷やラバースタンプ印刷等が好ましい。図3(A)の平面コイル状パターンの場合、接続端子13c間部分は通常、他の周囲部分よりは細線で印刷して微小なICチップの装着が可能となるようにする。この場合も精密印刷が必要となる。アンテナパターンと同時に、あるいは前後して包装用の絵柄印刷や前記した熱溶融性樹脂層6(図1(B))の印刷も行う。
【0036】
凹孔の形成は、アンテナパターンと同時に印刷した基準マークを手がかりとして、熱エンボス機等により行う。
ICチップの充填には、ウェブ材料へ実装する場合と同様にFSA実装技術を使用するので、上述した方法と同様に行うことができる。ただし、包装体の場合は、単位の包装体に1個の非接触ICタグを設けることが目的であるため、充填密度は、1〜100個/m2 程度の範囲の少ない数となる。
ICチップの熱固定後、シーラントフィルムの被覆を行うのはウェブ材料へのICチップ実装方法と同様である。
【0037】
次に、本発明に使用する材料等について説明する。
包装体の基材フィルムには、被覆したカートン紙や板紙、樹脂含浸紙、PETやPBT等のポリエステル、アクリル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、また、無機蒸着フィルムやEVOH等のバリアフィルムが用いられる。流体中での充填を行う関係から被覆されていないカートン紙や板紙、通常の紙類は適切とは考えられない。
シーラントフィルムにはPEやPP等のポリオレフィンもしくはそれらの2種以上のフィルムやシートの積層体を使用できる。
基材やシーラントフィルムの厚みは15〜500μmが使用できるが、強度、加工作業性、コスト等の点から20〜200μmがより好ましい。
【0038】
アンテナパターン11,12等の印刷には導電性インキを使用して、オフセット、グラビア、シルクスクリーン印刷等によって印刷できる。
導電性インキには、導電性カーボンや黒鉛、あるいは銀粉やアルミ粉、あるいはこれらの混合体をビヒクルに分散したインキを使用する。
あるいはまた、インキコストは割高となるが、酸化錫、酸化インジウム、ドープ酸化インジウム(ITO)、酸化チタン粉末、7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯体(TCNQ錯体)を溶解したもの等を使用した透明導電性インキであってもよい。
アンテナパターンの表面抵抗は、JISK6911による測定値で、106 Ω/ □以下が適用でき、好ましくは104 Ω/□以下で、交信の信頼性を高められる。
【0039】
熱溶融性樹脂層としては、ポリエチレンもしくはエチレンと(メタ)アクリル酸との共重合体などのオレフィン系、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、ポリアミド系、ポリエステル系、熱可塑性エラストマー系、反応ホットメルト系などのホットメルト系樹脂、ワックス等がある。
【0040】
【実施例】
(実施例)
図1、図4、図5を参照して、ICチップ付き包装体の実施例を説明する。
厚み40μm、幅300mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡績株式会社製「E−5102」)を基材フィルムとし、これに導電性インキ(デュポン社製「カーボンインキ5067」)で静電結合型のアンテナパターン11,12をグラビア印刷した。接続端子11c,12c間は、1.4mmになるようにした。
さらに、双方のアンテナパターン11,12が接近する部分(接続端子部)に、アクリル系ホットメルト剤(熱溶融性樹脂6)を厚み2μmになるように印刷して印刷基材フィルムを作成した。
次に、接続端子11c,12c間に、開孔4の表面が1520×2040μm、底面が1200×1700μmの矩形状、深さが200μmの逆截頭ピラミッド型になるように、当該形状を有する雄型と雌型の熱成形具を用いて基材フィルムの走行ライン上に、10cm間隔で各1個の凹孔を形成した。
【0041】
ICチップ塗布用スラリーとして、ICチップ約5000個を1リットルの水に分散させたものを準備した。当該ICチップ2は、表面が1500×2000μm、底面が1200×1700μmの矩形状で、厚みが200μmの截頭ピラミッド型形状、非接触ICタグ用途のものである。
このICチップを分散したスラリーを、図5図示の充填槽内において、前記基材フィルム面にディスペンサー151から噴射した。
【0042】
ICチップ充填後の基材フィルムを加熱して熱溶融性樹脂層6によりICチップ2を基材に固定した。
その後、シングルEC機を用いて、ICチップ側にAC(アンカーコート)剤(武田薬品工業株式会社製「A3210/A3075」、固形分5%)を塗布し、乾燥後、樹脂温度320°Cの押出しPE(三井化学株式会社製「ミラソン16P」);押出し厚み20μmにて、厚み40μmのPEフィルム(大日本樹脂株式会社製「SKLフィルム」)と押出しラミネーションを行い、シーラントフィルムを作製した。
【0043】
上記の工程により作製した、ICチップ付きフィルムの構成は、
(表)PET40μm/アンテナパターン印刷/ICチップ/AC/PE20μm/PEフィルム40μm(裏)
となった。
【0044】
実施例のICチップ付きフィルムを使用して、スナック菓子用包装材料を作製した。確認事項として非接触ICタグ10に対して所定のデータの記録を行った後、読取装置として、モトローラ社製BiStatixリーダー「WAVE」を用いて、情報の読取り試験を行ったところ、全ての包装体の非接触ICタグを正しく読み取りすることができた。
なお、凹孔に対するICチップの充填率は、98%であったが、工程の改善により充填率を高めることが見込まれる。
【0045】
本発明のICチップ付き包装体は、データの書き換えができるので、出荷検査結果のデータ、成分表示や賞味期限、製造者名、出荷日等の各種の記録ができ、商品の流通管理、品質管理に好適である。
本発明の包装体は軟包装材料に限らず、紙−フィルム等を積層するカートン等にも適用が可能であり函体状の包装体を除外するものではない。
【0046】
【発明の効果】
上述のように、本発明のウェブ材料へのICチップ実装方法によれば、微小なICチップを連続的に効率良くウェブ材料に実装することができる。
本発明のICチップ付き包装体は、従来のように、非接触ICタグラベルを使用しないので、製造原価を低くすることができる。
本発明のICチップ付き包装体の製造方法によれば、非接触ICタグ機能を有する包装体を低コストで大量に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のICチップ付き包装体の例を示す図である。
【図2】 アンテナパターンの接続端子とICチップ(または凹孔)の相対位置関係を示す図である。
【図3】 電磁誘導型アンテナパターンを示す。
【図4】 ウェブ材料へのICチップ実装を行う製造ライン図である。
【図5】 ICチップ充填槽を示す図である。
【図6】 ICチップ付き包装体の製造工程を示すフローチャートである。
【図7】 従来法による非接触ICタグの実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 ICチップ付き包装体
1b パッケージ基材、基材フィルム、ウェブ材料
2 ICチップ
2b ICチップの底部
3 シーラントフィルム
4 凹孔
6 熱溶融性樹脂層
10 非接触ICタグ
11,12 アンテナパターン
13 コイル状パターン
14 ダイポール型パターン
15 ICチップ充填槽
18 EC機
20 ICタグラベル
21 ICチップ
Claims (15)
- 基材フィルムに対してICチップを実装する方法であって、(1)走行する基材フィルムに間隔を置いてICチップの外形、深さに相当する凹孔を形成する工程と、(2)当該凹孔内に嵌合した状態で各1個のICチップを充填する工程と、(3)不要なICチップを除去する工程と、(4)ICチップの嵌合した基材フィルムの凹孔部を含む全面にシーラントフィルムを被覆する工程と、からなることを特徴とするICチップ実装方法。
- 前記(3)および(4)の工程の間に、ICチップの基材フィルム面側または基材フィルムのICチップ側に塗工した熱溶融性樹脂層を加熱溶融させてから冷却してICチップを基材フィルムに固定する工程を設ける、ことを特徴とする請求項1記載のICチップ実装方法。
- 凹孔が上面が開いた逆截頭ピラミッド形状であり、ICチップが当該凹孔と略嵌合する相補形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のICチップ実装方法。
- 凹孔に嵌合した状態でICチップのパッドが基材フィルム表面と略同一平面になるように実装することを特徴とする請求項1または請求項2記載のICチップ実装方法。
- 非接触ICタグ機能を有するICチップ付き包装体であって、包装体の基材フィルムにはアンテナパターンが導電性インキにより形成されており、当該アンテナパターンの接続端子に近接する位置にはICチップがその外形、深さに相当する基材フィルムの凹孔内に嵌合して装着され、ICチップの嵌合した基材フィルムの該凹孔部を含む全面にシーラントフィルムが被覆されている、ことを特徴とするICチップ付き包装体。
- 凹孔が上面が開いた逆截頭ピラミッド形状であり、ICチップが当該凹孔と略嵌合する相補形状に形成されていることを特徴とする請求項5記載のICチップ付き包装体。
- ICチップのパッドとアンテナパターン間がオーミックコンタクトしていることを特徴とする請求項5記載のICチップ付き包装体。
- アンテナパターンが電磁誘導型または静電結合型のいずれかのパターンであることを特徴とする請求項5または請求項7記載のICチップ付き包装体。
- アンテナパターンの接続端子が凹孔の形成位置ずれに対して許容を有する形状にされていることを特徴とする請求項5または請求項8記載のICチップ付き包装体。
- 非接触ICタグ機能を有するICチップ付き包装体の製造方法であって、(1)走行する基材フィルムにアンテナパターンを間隔を置いて印刷する工程と、
(2)基材フィルムのアンテナパターンの接続端子位置に、ICチップの外形、深さに相当する凹孔を形成する工程と、(3)当該凹孔内に嵌合した状態で各1個のICチップを充填する工程と、(4)不要なICチップを除去する工程と、(5)ICチップの嵌合した基材フィルムの凹孔部を含む全面にシーラントフィルムを被覆する工程と、からなることを特徴とするICチップ付き包装体の製造方法。 - 前記(4)と(5)の工程の間に、ICチップの基材フィルム面側または基材フィルムのICチップ側に塗工した熱溶融性樹脂層を加熱溶融させてから冷却してICチップを基材フィルムに固定する工程を設ける、ことを特徴とする請求項10記載のICチップ付き包装体の製造方法。
- 凹孔が上面が開いた逆截頭ピラミッド形状であり、ICチップが当該凹孔と略嵌合する相補形状に形成されていることを特徴とする請求項10または請求項11記載のICチップ付き包装体の製造方法。
- ICチップのパッドとアンテナパターン間をオーミックコンタクトさせることを特徴とする請求項10記載のICチップ付き包装体の製造方法。
- アンテナパターンが電磁誘導型または静電結合型のいずれかのパターンであることを特徴とする請求項10または請求項13記載のICチップ付き包装体の製造方法。
- アンテナパターンの接続端子を凹孔の形成位置ずれに対して許容を有する形状にすることを特徴とする請求項10または請求項11記載のICチップ付き包装体の製造方法。
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