JP3789775B2 - 引出し式食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引出し式の洗浄槽に食器を収めて洗浄する食器洗浄機に関するものである。特に、洗浄槽の開閉蓋を開閉する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
引出し式食器洗浄機は、洗浄機本体から引出すことが可能な洗浄槽を備えている。この洗浄槽は上部が開放されている。洗浄槽が洗浄機本体に収容されて食器洗浄が行われる際には、洗浄機本体内の上部に設けられている開閉蓋が降下し、洗浄槽の上部開放部に蓋をする。開閉蓋が洗浄槽の上部開放部に蓋をすることにより、食器洗浄中に洗浄槽内に噴射される洗浄水が外部に漏れることが防止される。
引出し式食器洗浄機の開閉蓋を昇降させる技術が、例えば、米国特許2668091号公報に記載されている。この技術を、図15を参照しながら説明する。図15は、引出し式食器洗浄機110の縦断面図であり、洗浄槽122が引出された状態を図示している。洗浄機本体120は前面が開放されている(図15の左を前方、右を後方とする)。洗浄槽122は上部が開放されており、この上部開放部の縁に沿って弾性力のあるシール(図示省略)が装着されている。また、洗浄槽122の両側面には、回転自由なローラ(124、125)が装着されている。洗浄機本体120の両側面の内部には、前後に伸びる断面がコの字状のレール126が固定されている。そして、ローラ(124、125)がレール126に案内されることにより、洗浄槽122は洗浄機本体120から引出された引出し位置と収容された収容位置との間をスライドする。
【0003】
洗浄機本体120内の上部に開閉蓋132が設けられている。この開閉蓋132は、リンク134によって洗浄機本体120と連結されている。リンク134の一端はピン136によって洗浄機本体120に回動自由に取り付けられ、他端はピン138によって開閉蓋132に回動自由に取り付けられている。開閉蓋132は平面視したときに、リンク134によって、右前、右後、左前、左後の4箇所で洗浄機本体120に対して、前後動しつつ上下動するように支持されている。また、開閉蓋132は、スプリング(図示省略)によって前方側に付勢されている。このように構成されているので、外力が作用しない状態では、開閉蓋はスプリングに付勢されて、図15に示されているように、洗浄槽122の上部開放部から離れた開位置(上昇位置)に配置される。
洗浄槽122が収容位置に戻されると、ローラ125が開閉蓋132の後端に形成されている係合片132aに係合し、開閉蓋132を後方に押す。開閉蓋132が後方に押されると、リンク134が回動して開閉蓋132は後方に移動しながら降下し、開閉蓋132は洗浄槽122の上部開放部に対して斜め方向(後下方方向)に押し付けられる。このように、開閉蓋132が洗浄槽122の上部開放部に対して斜め方向に押し付けられることにより、洗浄槽122は蓋をされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
実際に試作してみると、製作に伴う誤差によって、開閉蓋132の右前、右後、左前、左後の4箇所に存在するリンク134を均等に回動させることが難しい。そのために、洗浄槽122の上部開放部の縁に沿って設けられているシールに作用する加圧力が均一とならず、強く圧縮される部分と、強く圧縮されない部分が存在することになる。この結果、強く圧縮されない部分から洗浄水が漏れてしまうことがある。
【0005】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、引出し式食器洗浄機の洗浄槽の外に洗浄水が漏れるのを防止する技術を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用と効果】
本発明の引出し式洗浄機では、開閉蓋を開位置と閉位置との間で案内する案内機構を設ける。その案内機構は開閉蓋の前後方向への移動を規制しながら上下方向に案内する。
開閉蓋の前後方向への移動を規制して上下方向への移動を可能とすると、洗浄槽の上部開放部を密閉するためのシールに作用する加圧力が均一となりやすく、食器洗浄中に洗浄水が洗浄槽の外に漏れるのが防止される。
【0007】
前記した食器洗浄機に対して、開閉蓋を上向きに付勢する弾性体を設けるとともに、洗浄槽又は開閉蓋のいずれか一方に、スライド方向に対して傾斜する傾斜面を設け、洗浄槽又は開閉蓋のいずれか他方に、係合部材を設けることが好ましい。この係合部材は洗浄槽が後方にスライドすると傾斜面に係合し、弾性体の付勢力に抗して開閉蓋を閉位置まで降下させる。なお、ここで係合とは、部材どうしが接触して力を伝達しあうことを意味する。
上記の構造によると、閉位置における開閉蓋と洗浄槽の相対的位置関係は、傾斜面と係合部材によって直接的に決定され、傾斜面と係合部材の精度を管理することで洗浄槽を確実に密閉することができる。
【0008】
傾斜面と係合部材で蓋をする構造の場合、傾斜面に連続してスライド方向に平行に伸びる平行面を設けておき、洗浄槽が収容位置に収容された状態では係合部材が平行面に係合することが好ましい。
上記の引出し式食器洗浄機は、洗浄槽が収容位置に収容された状態で係合部材がスライド方向に平行な平行面に係合する。よって、洗浄槽が収容位置に位置している状態では、弾性体の付勢力が洗浄槽に対してスライド方向に作用することがない。弾性体の付勢力が洗浄槽に対してスライド方向に作用しないと、洗浄槽は収容位置に安定的に位置し、引出し方向に押し戻されることがない。
従って、使用者がロックレバーを操作して洗浄槽を収容位置にロックするタイプの引出し式食器洗浄機では、洗浄槽を収容位置に押し込みながらロックレバーをロックするという面倒な操作が不要となる。また、洗浄槽が収容位置に自動的にロックされるタイプの引出し式食器洗浄機では、その自動ロック機構の構造を簡略化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述した請求項に記載の引出し式食器洗浄機は、下記に記載の形態で好適に実施することができる。
(第1実施形態) 係合部材は、回転自由なローラであってもよい。係合部材にローラを用いると、傾斜面や平行面に係合した状態での摩擦力を小さくすることが可能であり、開閉蓋をよりスムーズに昇降させることができる。
(第2実施形態) 係合部材は、スライド方向に平行な平行面と傾斜面を備えたブロックであってもよい。このような係合部材は、構成が簡易である。
【0010】
【実施例】
(第1実施例) 本発明の第1実施例に係る引出し式食器洗浄機について、図1〜図8を参照しながら説明する。
図1に示されているように、引出し式食器洗浄機10の洗浄機本体20は、前面が開放されており、この開放部に洗浄槽22が引出し可能に装着されている(図1の左側を前方、右側を後方とする)。洗浄槽22は、上部が開放された箱状に形成されているとともに前面に扉24が設けられている。使用者は、この上部開放部から洗浄槽22に食器33を出し入れする。扉24には、使用者が洗浄槽22に押込み方向と引出し方向の力を加えるための取っ手24aが形成されている。洗浄槽22が収容位置に戻されると、洗浄槽22内の上部に設けられている開閉蓋42が降下して洗浄槽22の上部開放部に蓋をする(図1においては、開閉蓋42を図示していない。開閉蓋42およびその案内機構については、後述にて詳細に説明する)。
洗浄槽22を収容位置に戻した後に、使用者は扉24に設けられているロックレバー27を操作して洗浄槽22を収容位置にロックする。この状態で扉24の前面上部に装着されている操作パネル25の運転スイッチをオンにすると、引出し式食器洗浄機10の運転が開始される。引出し式食器洗浄機10の運転が開始されると、洗浄槽22に収められた食器33に洗浄水が勢いよく吹き付けられ、この作用によって食器33は洗浄される。
【0011】
以上、引出し式食器洗浄機10の構成と動作を簡単に説明した。続いて、引出し式食器洗浄機10の洗浄槽22のスライド機構、開閉蓋42の案内機構等の構成を詳細に説明する。なお、これら以外の食器洗浄や食器乾燥等に関する構成、動作については、従来の引出し式食器洗浄機と特に変わるところはないので、その説明は省略する。また、以下の説明で参照する図面についても同様であり、食器洗浄や食器乾燥等に係る図示は省略する。
図2に示されているように、洗浄槽22の下部両側面に前後に伸びる洗浄槽側レール32が固定されている。また、図3に示されているように、洗浄機本体20の内側両側面にサポート37を介して前後に伸びる本体側レール34が固定されている。図3によく示されているように、本体側レール34はコの字状の断面を有しており、このコの字状断面の内側にローラ35が回転軸36によって回転自由に装着されている。そして、ローラ35と本体側レール34との間に形成される隙間に洗浄槽側レール32が差し込まれる。このように構成されているので、洗浄槽22は本体側レール34に案内されて前後方向にスライド可能であるとともに、上下方向への移動は規制される。
【0012】
図2、図3に示されているように、洗浄機本体20の内側上部に略平板状の開閉蓋42が配置されている。開閉蓋42の下面外周に沿って丸断面を有するシール57が装着されている。シール57は、シリコンゴム等の弾性材から形成されている。開閉蓋42の両側端には、平板状の側端板42aが垂直に取り付けられており、この側端板42aの前端と後端にローラ44が、中央に中ローラ45が回転自由に装着されている。また、棒状の弾性体であるスプリング52は、中央部が洗浄機本体20の両内側面に形成されている支持部53に支持され、両端が開閉蓋42に形成されている横方向に伸びる長穴であるスプリング穴42bに差し込まれている。
【0013】
洗浄機本体20の内側両側面に、コの字状の断面を有するガイド54が長手方向を上下に向けた状態で固定されている。そして、図5によく示されているように、中ローラ45は、ガイド54のコの字状断面の内側に入り込むようにして装着されている。
以上説明したように構成されているので、開閉蓋42はスプリング52によって上方に付勢された状態で、ガイド54にスライド方向(前後方向)の動きを規制され、かつ上下方向に案内されて昇降する。
図2に示されているように、洗浄槽22の前端と後端の両外側面にガイドブロック56が形成されている。ガイドブロック56には、図6によく示されているように、傾斜面56aとスライド方向に平行な平行面56bが形成されている。
【0014】
開閉蓋42が洗浄槽22の上部開放部を開閉する動作について説明する。
洗浄槽22が引き出された状態では、図4に示されているように、ローラ44とガイドブロック56は係合していない。このため、開閉蓋42はスプリング52に付勢され、かつガイド54に案内されて開位置に上昇している。洗浄槽22が収容位置に戻されると、図6に示されているように、洗浄槽22に形成されているガイドブロック56の傾斜面56aが開閉蓋42に装着されているローラ44に近づいて行く。なお、図6は洗浄槽22の後端に形成されているガイドブロック56を図示しているが、洗浄槽22の前方においても同様の動作が進行している(以下に説明する図7、図8でも同様である)。
【0015】
さらに洗浄槽22が収容位置に戻されて行くと、図7に示されているように、傾斜面56aとローラ44が係合する。上述したように、洗浄槽22はその洗浄槽側レール32が本体側レール34に差し込まれ、上下方向の移動が規制されている。このため、傾斜面56aとローラ44が係合すると、ローラ44を介して開閉蓋42に下向きの力が作用し、開閉蓋42はスプリング52の付勢力に抗しながらガイド54に案内されて降下する。この状態では、スプリング52の付勢力がローラ44を介して傾斜面56aに前方向きの力を加えているので、この力に抗して使用者は洗浄槽22を収容位置に押し込む必要がある。
なお、開閉蓋42が降下すると、スプリング52の曲がりが大きくなるので、スプリング52の横方向長さ(両端間の距離)は減少するが、この減少はスプリング52の両端が差し込まれているスプリング穴42bが長穴であることにより吸収される。
【0016】
洗浄槽22が収容位置まで戻されると、図8に示されているように、ローラ44が平行面56bに移行する。ローラ44が平行面56bに移行すると、開閉蓋42は洗浄槽22の上部開放部に均一に押し付けられ、開閉蓋42に装着されているシール57によって洗浄槽22は密閉される。この状態では、開閉蓋42はガイド54に案内されて洗浄槽22の上部開放部に垂直方向に強く押し付けられている。また、ローラ44が平行面56bに係合した状態では、ローラ44を介して平行面56bに加わるスプリング52の付勢力は平行面56bに垂直に作用し、スライド方向への分力は発生しない。このため、洗浄槽22は収容位置に安定し、引出し方向に押し戻されることがない。従って、使用者は洗浄槽22を収容位置にロックする際に、洗浄槽22を収容位置に保持しながらロックレバー27を操作するという面倒な操作を行う必要がない。
上記の構造によると、閉位置における開閉蓋42と洗浄槽22の相対的位置関係は、ガイドブロック56と、ローラ44と、ローラ44が取付けられている側端板42aによって直接的に決定され、これらは比較的精度を確保しやすいために、閉位置における開閉蓋42と洗浄槽22の相対的位置関係が安定するとともに、製品ごとのばらつきも小さく押さえることができる。このために、水漏れのない良質な製品を安定的に生産することことが可能となる。
【0017】
(第2実施例) 本発明の第2実施例に係る引出し式食器洗浄機70について、図9、図10を参照しながら説明する。なお、第1実施例の引出し式食器洗浄機10と構成、動作が同様の部分については、その説明を省略する。
第2実施例の引出し式食器洗浄機70は、図9に示されているように、中ローラ72が洗浄機本体20に回転自由に装着されている。また、開閉蓋42の側端板42cには、上下に伸びる切り込みであるガイド42dが形成されている。そして、図10によく示されているように、このガイド42dに入り込むように中ローラ72が装着されている。このように構成されているので、開閉蓋42は中ローラ72によってスライド方向の移動を規制されながら上下方向に案内され、第1実施例の引出し式食器洗浄機と同様に昇降する。
【0018】
(第3実施例) 本発明の第3実施例に係る引出し式食器洗浄機80について、図11、図12を参照しながら説明する。なお、第1実施例と構成、動作が同様の部分については、その説明を省略する。
本第3実施例の引出し式食器洗浄機80は、図11に示されているように、洗浄槽22の両外側面上部の前端と後端にローラ82が回転自由に装着されている。開閉蓋42の両側端の前端と後端には、ガイド84が形成されている。ガイド84には、図12によく示されているように、傾斜面84aとスライド方向に平行な平行面84bが形成されている。そして、後述するように、ガイド84とローラ82は、洗浄槽22が収容位置に戻された状態で係合する位置関係に配置されている。また、開閉蓋42の前部と後部を洗浄機本体20から吊り下げるようにコイル状のスプリング85が装着され、開閉蓋42を上方に付勢している。
【0019】
このように構成されているので、洗浄槽22が引き出された状態では、ローラ82とガイド84の係合が外れ、開閉蓋42はスプリング85に付勢されて上昇し、洗浄槽22の上部開放部を開く。洗浄槽22が収容位置に戻されて行くと、ガイド84の傾斜面84aとローラ82が係合し、開閉蓋42はスプリング85の付勢力に抗して降下する。洗浄槽22が収容位置まで戻されると、図12に示されているように、ローラ82はガイド84の平行面84bに移行する。このため、第1実施例の引出し式食器洗浄機と同様に、洗浄槽22にそのスライド方向に向かってガイド84を介してスプリング85の付勢力が作用することがない。
【0020】
(第4実施例) 本発明の第4実施例に係る引出し式食器洗浄機90について、図13、図14を参照しながら説明する。なお、第1実施例と構成、動作が同様の部分については、その説明を省略する。
本第4実施例の引出し式食器洗浄機90は、図13に示されているように、洗浄槽22の両外側面上部の前端と後端に洗浄槽側ガイド94が形成されている。また、開閉蓋42の両側端の前端と後端には、開閉蓋側ガイド92が形成されている。洗浄槽側ガイド94には、図14によく示されているように、傾斜面94aとスライド方向に平行な平行面94bが形成されている。開閉蓋側ガイド92にも、傾斜面92aとスライド方向に平行な平行面92bが形成されている。そして、後述するように、洗浄槽22が収容位置に戻された状態で、洗浄槽側ガイド94と開閉蓋側ガイド92は係合する位置関係に配置されている。
また、図13に示されているように、第3実施例の引出し式食器洗浄機と同様に、開閉蓋42の前部と後部を吊り下げるようにしてスプリング85が装着され、開閉蓋42を上方に付勢している。
【0021】
このように構成されているので、洗浄槽22が引出された状態では、洗浄槽側ガイド94と開閉蓋側ガイド92の係合が外れ、開閉蓋42はスプリング85に付勢されて上昇し、洗浄槽22の上部開放部は開かれる。洗浄槽22が収容位置に戻されて行くと、洗浄槽側ガイド94の傾斜面94aと開閉蓋側ガイド92の傾斜面92aとが係合する。洗浄槽側ガイド94の傾斜面94aと開閉蓋側ガイド92の傾斜面92aとが係合すると、開閉蓋42に下向きの力が作用し、開閉蓋42はスプリング85の付勢力に抗して降下する。洗浄槽22が収容位置まで戻されると、図14に示されているように、洗浄槽側ガイド94の平行面94bと開閉蓋側ガイド92の平行面92bとが係合する。平行面94bと平行面92bとが係合すると、第1実施例の引出し式食器洗浄機と同様に、洗浄槽22にそのスライド方向に向かってスプリング85の付勢力が作用することがなく、洗浄槽22は収容位置に安定し、引出し方向に押し戻されることがない。
本第4実施例の引出し式食器洗浄機90は、係合部材にローラを用いる第1実施例〜第3実施例とは異なり、係合部材は傾斜面(92a、94a)と平行面(92b、94b)である。このため、より簡易に開閉蓋42の開閉機構を構成することができる。
【0022】
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【0023】
例えば、第1実施例に記載の引出し式食器洗浄機において、洗浄槽が収容位置に収容された状態で、ローラはガイドブロックの平行面に係合するのではなく、傾斜面に係合する構成としてもよい。収容位置でローラが傾斜面に係合していれば、開閉蓋はガイドに案内されて洗浄槽の上部開放部に垂直方向に強く押し付けられ、洗浄槽は確実に密閉される。
【0024】
例えば、開閉蓋を付勢するスプリングは、棒状、コイル状のスプリングに限られるものではない。開閉蓋を付勢するのは弾性体であればよく、例えば、ゴム等で付勢してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例〜第4実施例の引出し式食器洗浄機の斜視図(洗浄槽が引出されている状態)。
【図2】第1実施例の引出し式食器洗浄機の縦断面図(洗浄槽収容状態)。
【図3】図2のIII―III線断面図(左半分に開閉蓋が閉じられた状態を、右半分に開閉蓋が開かれた状態を図示)。
【図4】第1実施例の引出し式食器洗浄機の縦断面図(洗浄槽引出し状態)。
【図5】図2のV―V線断面図。
【図6】ガイドブロックとローラの係合状態の説明図(洗浄槽が収容位置に戻される途中において、ガイドブロックの傾斜面とローラが係合する直前の状態)。
【図7】ガイドブロックとローラの係合状態の説明図(洗浄槽が収容位置に戻される途中において、ガイドブロックの傾斜面とローラが係合した状態)。
【図8】ガイドブロックとローラの係合状態の説明図(洗浄槽が収容位置に戻され、ガイドブロックの平行面とローラが係合した状態)。
【図9】第2実施例の引出し式食器洗浄機の縦断面図(洗浄槽収容状態)。
【図10】図9のX−X線断面図。
【図11】第3実施例の引出し式食器洗浄機の縦断面図(洗浄槽収容状態)。
【図12】図11のXII部の拡大図。
【図13】第4実施例の引出し式食器洗浄機の縦断面図(洗浄槽収容状態)。
【図14】図13のXIV部の拡大図。
【図15】従来の引出し式食器洗浄機の縦断面図。
【符号の説明】
10:引出し式食器洗浄機(第1実施例)
20:洗浄機本体
22:洗浄槽
24:扉、24a:取っ手
25:操作パネル
27:ロックレバー
32:洗浄槽側レール
33:食器
34:本体側レール
35:ローラ
36:回転軸
37:サポート
42:開閉蓋、42a:側端板、42b:スプリング穴、42c:側端板、42d:ガイド
44:ローラ
45:中ローラ
52:スプリング
53:支持部
54:ガイド
56:ガイドブロック、56a:傾斜面、56b:平行面
57:シール
70:引出し式食器洗浄機(第2実施例)
72:中ローラ
80:引出し式食器洗浄機(第3実施例)
82:ローラ
84:ガイド、84a:傾斜面、84b:平行面
85:スプリング
90:引出し式食器洗浄機(第4実施例)
92:開閉蓋側ガイド、92a:傾斜面、92b:平行面
94:洗浄槽側ガイド、94a:傾斜面、94b:平行面
110:引出し式食器洗浄機(従来の技術)
120:洗浄機本体
122:洗浄槽
124、125:ローラ
126:レール
132:開閉蓋、132a:係合片
134:リンク
136、138:ピン

Claims (1)

  1. 前面が開放された洗浄機本体と、上部が開放されているとともに洗浄機本体に対して前後方向にスライドする洗浄槽と、洗浄槽の上部開放部を開閉する開閉蓋と、開閉蓋の前後方向への移動を規制しながら開閉蓋を開位置と閉位置との間で上下方向に案内する案内機構と、開閉蓋を上方向に付勢しておく弾性体と、洗浄槽又は開閉蓋の一方に設けられていてスライド方向に対して傾斜している傾斜面とその傾斜面に連続してスライド方向に平行に伸びている平行面と、洗浄槽又は開閉蓋の他方に設けられている係合部材とを備えており、
    その弾性体は、開閉蓋を前後方向に付勢せず、
    その係合部材は、洗浄槽が後方にスライドすると最初に傾斜面に係合して弾性体の付勢力に抗して開閉蓋を降下させ、次いで平行面に係合し、洗浄槽が収容位置に収容された状態では平行面に係合して開閉蓋を閉位置に保持することを特徴とする引出し式食器洗浄機。
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