JP3789586B2 - 静電チャック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の製造における基板の保持、特にはプラズマエッチング工程において有用な静電チャックに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、半導体集積回路の製造工程における基板の保持には静電吸着方式や、ジャンセン・ラーベック方式のウエハーチャック言わゆる静電チャックが用いられている。
【0003】
この静電チャックの絶縁層としてポリイミド等のプラスチック、アルミナ、窒化アルミ等のセラミックス、シリコーンゴム等のゴム弾性体が提案されている。
【0004】
また、プラズマエッチング工程においては、プラズマより供給される熱によるウエハの温度上昇を抑え、ウエハの温度を均一、一定とし、高精度のエッチングを行なうために静電チャックの裏面に冷却チラーを流す等の冷却機構を設けてウエハ温度を均一に保ち、マスク材及びエッチング対象物の下地との選択性を高くし、異方性形状を得ることが行なわれている。
【0005】
セラミック製の静電チャックは、絶縁層がプラズマガスに対する耐久性に優れ、それ自身は熱伝導性も良いが、ウエハと接触する絶縁層が硬いためウエハとの密着性が悪く、接触熱抵抗が大きくなり十分な放熱性が得られない。
【0006】
そのため、ウエハと絶縁層の間にヘリウム等の不活性ガスを流し、ウエハと絶縁層の間の放熱をさせることが行なわれているが、この方法は、ガスを流すための溝を絶縁層表面に設ける等の微細加工が必要となると共に、不活性ガスを流すための設備が必要となり、チャックが複雑になり、コスト的に高くなっている。
【0007】
ポリイミド製の静電チャックは、製造が容易で安価であるが、プラズマガスに対する耐久性が十分でなく、またそれ自身の熱伝導性が悪く、かつ、硬いため接触熱抵抗が大きく放熱性も十分ではない。
【0008】
また特開昭59−64245には、金属板上にシリコーンゴムをガラスクロスに浸透させた放熱性シリコーンプリプレーグからなる第1絶縁膜と第1絶縁膜上に電極として形成された銅パターンと銅パターン上にシリコーンゴムからなる第2絶縁膜が設けられた静電チャックが提案されている。この静電チャックは、絶縁層に弾性体であるシリコーンゴムを用いているため比較的接触熱抵抗が小さく、放熱性がよいため効率よくウエハの温度を均一に保つことができ易くなった。
【0009】
しかし近年、さらに高いウエハ温度の冷却性能が求められるようになり特開昭59−64245に記載された構造の静電チャックでも冷却性能が不十分となっている。
【0010】
本発明は、上記事情を鑑みなされたもので、半導体集積回路の製造における基板の保持に好適な冷却性能の優れた静電チャックを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明は、金属基板上にミラブル型の過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の硬化物であって、熱伝導率が0.0008〜0.0050cal/cm・sec・℃の熱伝導性シリコーンゴムからなる第1絶縁層と、第1絶縁層上に電極として形成された導電性パターンと、導電性パターン上にミラブル型の過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の硬化物であって、JIS A型硬度計で測定される硬さが50〜80であり、表面粗さが5μm以下であり、かつ熱伝導率が0.0008〜0.0050cal/cm・sec・℃の熱伝導性シリコーンゴムからなる第2絶縁層が設けられ、金属基板と第1絶縁層間が膜厚0.1〜30μmのシリコーンゴム系接着剤を用いて接着され、第1絶縁層と導電性パターン間、及び導電性パターンと第2絶縁層間が、膜厚0.1〜30μmのシランカップリング剤もしくはチタン系カップリング剤を含有したプライマーを用いて接着されたことを特徴とする静電チャックである。
【0012】
以下、本発明を図を用いて詳細に説明する。図1は、静電チャックの断面図、図2は導電性パターンである。本発明は、金属基板5上にミラブル型の過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の硬化物であって、熱伝導率が0.0008〜0.0050cal/cm・sec・℃の熱伝導性シリコーンゴムからなる第1絶縁層3、第1絶縁層上に電極として形成された導電性パターン6と導電性パターン6上にミラブル型の過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の硬化物であって、JIS A型硬度計で測定される硬さが50〜80であり、表面粗さが5μm以下であり、かつ熱伝導率が0.0008〜0.0050cal/cm・sec・℃の熱伝導性シリコーンゴムからなる第2絶縁層1が設けられ、金属基板と第1絶縁層間が膜厚0.1〜30μmのシリコーンゴム系接着剤を用いて接着され、第1絶縁層と導電性パターン間、及び導電性パターンと第2絶縁層間が、膜厚0.1〜30μmのシランカップリング剤もしくはチタン系カップリング剤を含有したプライマーを用いて接着された静電チャックである。
【0013】
金属基板5は、プラズマを発生させる場合に印加する高周波電源の電極として働くもので材質としては、プラズマガスに対して耐久性のあるもので発塵により半導体回路を汚染しないものが好ましく、アルミニウム、アルマイト、ジュラルミン等が好適である。
【0014】
第1絶縁層3と第2絶縁層1は熱伝導性シリコーンゴムにより形成される。この熱伝導率は0.0008〜0.0050cal/cm・sec・℃である。熱伝導性が低すぎるとプラズマより供給される熱によるウエハの温度上昇を抑え、ウエハの温度を均一かつ一定とし、高精度のエッチングを行なうことができない。
【0015】
第1絶縁層に用いられる熱伝導性シリコーンゴムの硬さは特に制限されないが、第2絶縁層に用いられる熱伝導性シリコーンゴムの硬さ(JIS A)は50〜80であり、これより形成された第2絶縁層の表面粗さ(Ra)は5μm以下、好ましくは2μm以下とする必要がある。硬さが85を越えたり、表面粗さが5μmより大きくなるとウエハとの密着性が低下し、接触熱抵抗が大きくなり、ウエハの温度を精度よく、均一かつ一定にすることができなくなる。
【0016】
熱伝導性シリコーンゴムは、オルガノポリシロキサンにアルミナ、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化マグネシウム、石英粉等の熱伝導性付与剤を配合した硬化物が好適に用いられる。また、公知のシリカ等の補強性充填剤や着色剤、難熱性付与剤等の添加剤を配合してもよい。しかし、ウエハと直接接触する熱伝導性シリコーンゴムは、導電性の不純物を極力少ないことが好ましく、特にアルカリ金属、アルカリ土類及び鉄、ニッケル、銅、クロム等の重金属含有量を1ppm以下とすることが好ましい。
【0017】
硬化前の組成物としては、ラブル型の過酸化物硬化型が用いられる
【0018】
第1絶縁層3と第2絶縁層1の厚さは、50〜1000μmであることが好ましい。50μm未満であると絶縁耐圧が低下し、絶縁破壊が発生する可能性があり、1000μmを越えると放熱性が低下することがある。
【0019】
導電性パターン6は、静電チャックのウエハ吸着のための電極として作用するもので、材質としては銅、アルミニウム、ニッケル、銀、タングステン等の金属系の導電体、窒化チタン等のセラミック系の導電体が例示される。膜厚は1〜100μmであることが好ましく、特に5〜50μmであることが好ましい。1μm未満であると、導電性パターンの機械的強度が低下し、第2絶縁層を積層工程や電圧供給用のリード線7と導電性パターンのハンダ接合工程で破損することがあり、100μmより厚くても機械的強度や電気的性能の向上はなくコスト高となる。
導電性パターンは、単極型であっても多極型であってもよい。
【0020】
リード線7は静電チャックの電極パターンに電源より電圧を供給するものである。通常印加電圧は0〜±4000V程度であり、リード線は絶縁耐圧に優れたPTFE,FEP,PFA等のフッ素樹脂被覆電線を用いることが好ましい。
【0021】
また、リード線と導電性パターンの結線部間と、この結線部と金属基板間の絶縁性を確保するためにシリコーン系、エポキシ系、ポリイミド系等の公知の封止剤8を用いることが好ましい。
【0022】
本発明の静電チャックの各層は、プライマーや接着剤を用いて接着させる。接着剤としてはシリコーンゴム系接着剤、プライマーとしてはシランカップリング剤やチタン系カップリング剤を含有したプライマーが挙げられる。この場合、接着剤の塗布量は熱伝導性を低下させないため、少ない方が好ましく、特に膜厚を0.1〜30μmとする
【0023】
【発明の効果】
本発明の静電チャックは放熱性に優れ、基板との密着性もよいため半導体集積回路の製造における基板の保持、特に、プラズマエッチング工程において、ウエハの温度を精度よく均一、かつ一定に保つことができるため、高精度のエッチングを行なうのに有用である。
【0024】
【実施例】
以下、本発明を実施例を示して具体的に説明するが本発明は下記実施例に制限されるものではない。
熱伝導性シリコーンゴムの調整
表1に示す配合割合で熱伝導性シリコーンゴム組成物を配合し、シート状にプレフォームを作成した後、プレス圧5kgf/cm2 、温度170℃で30分プレス成型を行ない、熱伝導性シリコーンゴムシートを得た。その硬さ(JISA)、熱伝導率、表面粗さ、シート厚みを表1に示す。
【0025】
参考例1〕第1絶縁層となる組成例1のシートにスクリーン印刷により液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布しその上に電解銅箔35μmを張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次に化学エッチングにより図2に示すパターンに銅箔をエッチングし銅電極パターンを形成した。次に第2絶縁層となる組成例1のシートに液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布し、銅パターン付き第1絶縁層の銅パターン側と張り合わせ圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次にアルミ基板にスクリーン印刷により液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布し、上記第1絶縁層/銅電極パターン/第2絶縁層の積層複合シートの第1絶縁層側に張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次に、銅パターンに半田付けによりPTFE被覆電線を接合し、封止剤としてシリコーン系封止材料KJR632を敷設し、静電チャックを作成した。
【0026】
参考例2〕第1絶縁層となる組成例2のシートにスクリーン印刷により液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布しその上に電解銅箔35μmを張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次に化学エッチングにより図2に示すパターンに銅箔をエッチングし銅電極パターンを形成した。次に第2絶縁層となる組成例2のシートに液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布し、銅パターン付き第1絶縁層の銅パターン側と張り合わせ圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次にアルマイト処理アルミ基板にスクリーン印刷により液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布し、上記第1絶縁層/銅電極パターン/第2絶縁層の積層複合シートの第1絶縁層側に張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次に、銅パターンに半田付けによりFEP被覆電線を接合し、封止剤としてシリコーン系封止材料KJR632を敷設し、静電チャックを作成した。
【0027】
〔実施例〕圧延銅箔35μmに接着剤としてプライマーNo24をハケで塗布し、室温で30分風乾し、第1絶縁層となる組成例3の未加硫シートを張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度170℃、時間10分の条件でプレス硬化接着した。次に化学エッチングにより図2に示すパターンに銅箔をエッチングし銅電極パターンを形成した。次に、上記銅パターン/第1絶縁層の積層複合シートの銅パターン側に接着剤としてプライマーNo24をハケで塗布し、室温で30分風乾し、第2絶縁層となる組成例3の未加硫シートを張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度170℃、時間10分の条件でプレス硬化接着した。次にジュラルミン基板にスクリーン印刷により液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布し、上記第1絶縁層/銅電極パターン/第2絶縁層の積層複合シートの第1絶縁層側に張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次に、銅パターンに半田付けによりPFA被覆電線を接合し、封止剤としてエポキシ系封止材料Kセミコート114を敷設し、静電チャックを作成した。
【0028】
〔実施例〕アルミ箔50μmに接着剤としてプライマーNo24をハケで塗布し、室温で30分風乾し、第1絶縁層となる組成例4の未加硫シートを張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度170℃、時間10分の条件でプレス硬化接着した。次に化学エッチングにより図2に示すパターンに銅箔をエッチングし銅電極パターンを形成した。次に、上記アルミパターン/第1絶縁層の積層複合シートのアルミパターン側に接着剤としてプライマーNo24をハケで塗布し、室温で30分風乾し、第2絶縁層となる組成例4の未加硫シートを張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度170℃、時間10分の条件でプレス硬化接着した。次にジュラルミン基板にスクリーン印刷により液状シリコーン系接着剤KE1825を膜厚25μmとなるよう塗布し、上記第1絶縁層/アルミ電極パターン/第2絶縁層の積層複合シートの第1絶縁層側に張り合わせ、圧力0.5kgf/cm2、温度120℃、時間30分の条件でプレス接着した。次に、アルミパターンに半田付けによりPFA被覆電線を接合し、封止剤としてエポキシ系封止材料Kセミコート114を敷設し、静電チャックを作成した。
【0029】
図3に示す冷却性能試験器15に参考例1,2、実施例1,2の静電チャック9を装着し得られた静電チャックの冷却性能を確認した。すなわち圧力0.01Torrの減圧下のチャンバー内にて静電チャックにDC±0.5KVを電源14より供給しウエハ10を静電チャック9に静電吸着固定し、ヒーター11によりウエハ10を150℃に加熱したのちに4℃の冷却水13を循環させウエハ10の温度が平衡状態になった時の温度を表面温度計12により測定した。結果を表2に示すが、ウエハ温度は参考例1は50℃、参考例2は40℃、実施例は55℃、実施例は65℃に冷却され、得られた静電チャックは冷却性能に優れることが確認された。さらに参考例1,2、実施例1,2の静電チャックをプラズマエッチング装置に実装し、反応ガスとしてCF4、O2(PO2/P=10%)を使用し、温度70℃、圧力0.8トール、マイクロ波入力400W、ウエハ1枚あたりの処理時間60秒という条件でシリコンウエハ2000枚を処理したが、ウエハの温度上昇、温度分布のバラツキによるレジストの損傷は確認されず良好な異方性形状に加工できたことにより本発明の静電チャックは耐久性にも優れることが確認された。
【0030】
〔比較例1〜3〕
比較のために表3に示す構成の静電チャックを作成し、実施例と同様にしてウエハ温度を測定した。その結果を表3に示す。ただし、比較例2に静電チャックは第1絶縁層のアルミナと第2絶縁層のアルミナ間に銀電極パターンが一体に組み込まれた一体焼成タイプのチャックであり、比較例3使用の熱伝導性シリコーンゴムXは組成例1においてアルミナを600重量部として、実施例と同様にシートを作成したものである。熱伝導性シリコーンゴムの硬さは90であり、熱伝導率は0.0017cal/cm・sec・℃、シートの表面粗さは6.0μmである。
【0031】
【表1】
Figure 0003789586
A:ジメチルシロキサン単位99.85モル%、メチルビニルシロキサン単位0.15モル%からなる平均重合度8000のメチルビニルポリシロキサン
B:ジ−t−ブチルパーオキサイド
C:アルミナ粉(AL24、昭和電工社製商品名)
D:窒化アルミニウム粉(XUS−35548、ダウケミカル社製商品名)
E:窒化ホウ素粉(KBN(h)10、信越化学工業社製商品名)
F:シリカ粉(クリスタライト、龍森社製商品名)
【0032】
【表2】
Figure 0003789586
【0033】
Figure 0003789586

【図面の簡単な説明】
【図1】静電チャックの断面図である。
【図2】導電性パターンの平面図である。
【図3】冷却性能試験器の断面図である。
【符号の説明】
1 第2絶縁層
2 接着剤層
3 第1絶縁層
4 接着剤層
5 金属基板
6 導電性パターン
7 リード線
8 封止剤
9 静電チャック
10 ウエハ
11 ヒーター
12 表面温度計
13 冷却水
14 電源
15 冷却性能試験器

Claims (1)

  1. 金属基板上にミラブル型の過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の硬化物であって、熱伝導率が0.0008〜0.0050cal/cm・sec・℃の熱伝導性シリコーンゴムからなる第1絶縁層と、第1絶縁層上に電極として形成された導電性パターンと、導電性パターン上にミラブル型の過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の硬化物であって、JIS A型硬度計で測定される硬さが50〜80であり、表面粗さが5μm以下であり、かつ熱伝導率が0.0008〜0.0050cal/cm・sec・℃の熱伝導性シリコーンゴムからなる第2絶縁層が設けられ、金属基板と第1絶縁層間が膜厚0.1〜30μmのシリコーンゴム系接着剤を用いて接着され、第1絶縁層と導電性パターン間、及び導電性パターンと第2絶縁層間が、膜厚0.1〜30μmのシランカップリング剤もしくはチタン系カップリング剤を含有したプライマーを用いて接着されたことを特徴とする静電チャック。
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