JP3789185B2 - パンツ型の使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィット性に優れ、薄型で性能に優れた、特に幼児用、大人用、あるいは失禁者用のパンツ型おむつとして有用なパンツ型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、使い捨ておむつとしては、テープファスナー等の締結手段を用いた展開型の使い捨ておむつが主流であったが、近年、パンツ型の使い捨ておむつが上市されている。このパンツ型おむつは立ったままの状態でも装着及び離脱が容易であり、幼児の「おむつ離れ」を促進するためのトイレットトレーニング用として、または失禁者等の成人用のおむつとして有用とされている。
【0003】
従来のパンツ型の使い捨ておむつとしては、例えば、図8に示す使い捨ておむつなどが用いられている。
図8に示す使い捨ておむつ100は、液透過性の表面シート(図示せず)、液不透過性の裏面シート112及びこれら両面シート間に介在配置された吸収体(図示せず)とを備え、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部A’と、背側に位置する背側部(図示せず)と、該腹側部A’及び該背側部間に位置する股下部C’とに区分されており、上記腹側部Aの左右両側縁部と上記背側部の左右両側縁部とがそれぞれ接合されてウエスト開口部116及び一対のレッグ開口部117が形成されている。
更に、上記のパンツ型の使い捨ておむつ100では、ウエスト開口部116及び一対の上記レッグ開口部117の周縁部116’、117’それぞれに平ゴム等の弾性部材118,119が設けられており、各周縁部116’、117’の略全周にわたって連続したウエストギャザー及びレッグギャザーが形成されており、これにより、ウエスト開口部116及びレッグ開口部117の周縁部116’、117’が装着者の体型や動きに合わせて変形するようになっている。
【0004】
従来のパンツ型おむつにおいては、このような構成とすることにより、装着者の活発な運動や装着者間における体型の差等に対して追従性・適応性が発揮されて、体液のモレ等が回避されるようになっている。
【0005】
しかし、上述のような構成の従来のパンツ型おむつでは、装着者間の体型の差に対する適応性には限界があると共に、パンツ型おむつを使用する幼児は特に運動が激しかったり、おむつ替えを極端に嫌ったりすることから、未だ十分なフィット性及び柔軟性を有しておらず、よりフィット 性が向上され、柔軟なパンツ型の使い捨ておむつが求められているのが現状である。
また、その一方でパンツ型おむつは持ち運びにかさばるとか、使用後のおむつがゴミとしてかさばるといった問題点も挙げられている。
【0006】
従って、本発明の目的は、フィット性に優れ、柔軟性に優れ、更には廃棄時にゴミとしてあまりかさばらないパンツ型の使い捨ておむつを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に介在配置された吸収体を備え、
着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、該腹側部及び該背側部間に位置する股下部とに区分されており、
上記腹側部の左右両側縁部と上記背側部の左右両側縁部とがそれぞれ接合されてウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されており、
該ウエスト開口部及び該レッグ開口部の周縁部に、該周縁部の略全周に亘って連続したギャザーを形成するウエスト部用弾性部材及びレッグ部用弾性部材を備えており、
上記レッグ部用弾性部材は、上記レッグ開口部の周縁部に位置し且つおむつの長手方向中央部において上記吸収体を横断するように位置するパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
上記吸収体のTaberこわさが5.0gf・cm以下であり、
上記レッグ部用弾性部材は、第1レッグ部用弾性部材及び第2レッグ部用弾性部材とからなり、
上記股下部には、上記吸収体と上記裏面シートとが接着剤を介して接着されて形成されてなる、長さが50mm以上であり且つ幅が50mm以上である矩形状の接着領域が、その一辺をおむつの長手方向に向けて設けられており、該接着領域において、上記吸収体を横断している上記第1レッグ部用弾性部材及び上記第2レッグ部用弾性部材が配されていることを特徴とするパンツ型の使い捨ておむつを提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの一実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1に示す使い捨ておむつを展開した状態を表面シートを省略して示す展開図である。
【0009】
本実施形態のパンツ型の使い捨ておむつ10は、図1に示すように、液透過性の表面シート11、液不透過性の裏面シート12及びこれら両シート11,12間に介在配置された吸収体13を備え、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部Aと、背側に位置する背側部Bと、該腹側部A及び該背側部B間に位置する股下部Cとに区分されており、上記腹側部Aの左右両側縁部A1,A2と上記背側部Bの左右両側縁部B1,B2とがそれぞれ接合されてウエスト開口部16及び一対のレッグ開口部17,17が形成されており、該ウエスト開口部16及び該レッグ開口部17の周縁部16a,17aに、該周縁部16a,17aの略全周に亘って連続したギャザーを形成するウエスト部用弾性部材18及びレッグ部用弾性部材19を備えており、上記レッグ部用弾性部材19は、レッグ開口部17の周縁部17aに位置し且つおむつの長手方向中央部C1において上記吸収体13を横断するように位置する。
【0010】
更に詳述すると、上記表面シート11、上記裏面シート12及び上記吸収体13は、それぞれ、その長手方向中央部が括れた砂時計断面状に形成されている。また、上記表面シート11及び上記裏面シート12は、それぞれ吸収体13より長く且つ幅広に形成されており、吸収体13の周縁において表面シート11と裏面シート12とが接着されて、両シート間に吸収体13が介在されている。尚、表面シート11は、例えば長方形状などの形状とすることもできる。
上記表面シート11及び上記裏面シート12としては、通常、使い捨ておむつに用いられるものが特に制限なく用いられる。
【0011】
また、腹側部Aの左右両側縁部A1,A2と上記背側部Bの左右両側縁部B1,B2とは、溶着接合部15において接合されている。該溶着接合部15は、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の手法により、上記腹側部Aの側縁部及び上記背側部Bの側縁部において、それぞれの表面シート同士を当接させて溶着させることにより形成されている。
また、表面シートを裏面シートよりも小さいサイズのものとした場合には、裏面シート同士を当接させて接合しても良い。
【0012】
上記ウエスト部用弾性部材18は、腹側部A及び背側部Bに4本ずつ、それぞれ、ウエスト開口部の開口部縁16にほぼ平行に配設されている。
また、上記第1及び第2レッグ部用弾性部材19a,19bは、腹側部Aから股下部Cを通り背側部Bにかけて、左右両レッグ開口部17,17の開口部縁17bにほぼ平行にそれぞれ3本ずつ配設されている。そして、股下部Cにもギャザーがある程度の伸長率を維持しながら形成されている。
これらのレッグ部用弾性部材19a,19bは、レッグ開口部17の開口部縁17bから約4cmの幅の間にわたって配設されている。
上記ウエスト部用弾性部材18及び上記レッグ部用弾性部材19は、腹側部Aの側縁部A1,A2と背側部Bの側縁部B1,B2とを溶着・接合した場合にその溶着接合部15において同一のウエスト部用弾性部材18の端部同士及び同一のレッグ部用弾性部材19の端部同士が重複するように配設されており、ウエスト開口部16の周縁部16a及びレッグ開口部17の周縁部17aにおいて実質的に連続したリング状のギャザーが形成されるようになっている。
【0013】
上記ウエスト部用弾性部材18及び上記レッグ部用弾性部材19としては、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂又は発泡ウレタン系樹脂等を帯状又はひも状に形成したものが好ましく用いられる。
上記ウエスト部用弾性部材18は、30%伸張時の応力が10〜50gfのものであり、伸長率60〜160%の状態で表面シート11及び裏面シート12の間に接着剤により接合・固定されている。
また、上記レッグ部用弾性部材19は、30%伸張時の応力が10〜50gfのものであり、伸長率60〜160%の状態で表面シート11及び裏面シート12の間に接着剤により接合・固定されている。
なお、上記「伸張率」は、自然長に対する、伸張され増加した分の長さの割合であり、例えば、長さ10cmのものを20cmに伸張すると、その伸長率は100%とされる。
また、上記接着剤としては、通常、使い捨ておむつに用いられるものを特に制限なく、用いることができる。
【0014】
而して、本形態の使い捨ておむつ10は、上記吸収体13のTaberこわさが5.0gf・cm以下、好ましくは1.0〜3.0gf・cmであり、上記レッグ部用弾性部材は、第1レッグ部用弾性部材及び第2レッグ部用弾性部材とからなり、上記股下部Cには、上記吸収体13と上記裏面シート12とが接着剤を介して接着されて形成されてなる、長さが50mm以上、好ましくは60〜150mmであり且つ幅が50mm以上、好ましくは60〜150mmである矩形状(本形態においては長方形状)の接着領域20が、その一辺(該接着領域の幅方向)をおむつの長手方向に向けて設けられており、該接着領域20において、上記吸収体13を横断している上記第1レッグ部用弾性部材19a及び第2レッグ部用弾性部材19bが配されている。
【0015】
以下、更に詳述する。
上記Taberこわさの値は、吸収体の柔軟性を示す値であり、これが使い捨ておむつのフィット性に深く関与することを本発明の発明者らは知見したものである。即ち、上記Taberこわさが5.0gf・cmを超えると、フィット性が悪化し、使い捨ておむつが着用者の体型の差異や着用者の動きに追従できずに、着用中に着用者からズレ落ちやすくなる。
【0016】
上記Taber こわさは、特公昭52−40267号公報の第6欄第40行〜第7欄1行に記載されているTAPPI T489os-70により測定されるものである。
具体的には、吸収体をそのまま(台紙等を付けたまま)1.5×2.75インチの長方形状にカットしてサンプルを得、得られたサンプルについて公知のTaber V−5こわさ試験機を用いてTaber こわさを測定する。
【0017】
上記の範囲のTaber こわさを有する吸収体は、吸収体のパルプ量を減少させて薄型化にしたり、吸収体の圧縮時の条件を緩やかにするなどの手法により容易に得られる。
【0018】
上記吸収体13は、上記の範囲のTaber こわさを有すれば公知の材料を用いて形成されてなるものを特に制限なく用いることができるが、例えば、股下部が括れた砂時計型でフラッシュパルプや高吸収性ポリマーなどからなるものを用いることができる。また、その他に熱溶融繊維などの化学合成樹脂やパルプのネットワークを高めるために変性パルプ繊維やレーヨン繊維、バインダー繊維やバインダー化合物などが混合されてもよい。
【0019】
上記吸収体13の厚みは、0.5〜5.0mmとするのが好ましく、1.0〜3.0mmとするのが更に好ましい。
上記厚みが、0.5mm未満であると、吸収体が硬化し、フィット性を損ねたり、吸収性能が低下したりする場合があり、5.0mmを超えると、おむつ全体の厚みが増して、フィット性を損ねたり、持ち運びに不便である場合があるので、上記範囲内とするのが好ましい。
【0020】
上記のような柔軟性に優れた吸収体13を導入することにより、ウエスト開口部16の周縁部16aやレッグ開口部17の周縁部17aのフィット性は向上するが、単に柔軟性に優れた上記吸収体13を採用しただけでは、股下部Cにおいて吸収体13を横切る第1及び第2レッグ部用弾性部材19a,19bの影響で吸収体13がかなり縮まってしまい、使い捨ておむつ10の股間部が縮まることにより、股下部Cにおけるモレ防止性能が極端に低下する。
そこで、本発明では、上記接着領域20を設けることにより、股下部Cの吸収体13を、所定の領域において裏面シート12と接着固定させて、股下部Cを一体化させ、股下部Cの上記第1及び第2レッグ部用弾性部材19a,19bによるヨレを防止し、股下部Cにおけるモレ防止性能の著しい低下を回避したものである。
尚、ここで述べる吸収体の接着とは、吸収体と吸収体の外側に位置する製品の吸収体以外の部分(部材、本形態においては裏面シート)を接着固定することをいう。
【0021】
上記接着領域20の長さ及び幅がそれぞれ50mm未満であると、股下部Cの股間部分がヨレて股下部の吸収性能が低下する。また、長さ及び幅がそれぞれ150mmを超えると、ウエスト開口部16の周縁部16aのフィット性が低下するだけでなく、裏面シートの肌触りも低下するので、好ましくない。
また、上記接着領域20は、股下部Cの中央部C1に設けられている。ここで、該「中央部」とは、吸収体の長手方向中心線と幅方向中心線との交点を中心点とし、該中心点を中心とした部分を意味する。
【0022】
また、股下部Cへの接着剤の塗工量は、股下部Cの柔軟性および形状安定性を考慮すると、10〜50g/m2 とするのが好ましく、20〜30g/m2 とするのが更に好ましい。
尚、この際用いられる接着剤としては、通常、使い捨ておむつに用いられるものを特に制限なく用いることができる。
【0023】
また、上記股下部Cの中央部C1における接着領域20のTaberこわさは、おむつ柔軟性および形状安定性を考慮すると、2〜8gf・cmとするのが好ましく、3〜6gf・cmとするのが更に好ましい。
【0024】
また、上記第1レッグ部用弾性部材19aは、上記腹側部Aの両側縁部A1,A2から上記股下部Cにおけるおむつの長手方向中央部C1にかけてレッグ開口部17の周縁部17aに位置し、該長手方向中央部C1において上記吸収体13を横断するように位置する。また、上記第2レッグ部用弾性部材19bは、上記背側部Bの両側縁部B1,B2から上記股下部Cにおけるおむつの長手方向中央部C1にかけてレッグ開口部17の周縁部17aに位置し、該長手方向中央部C1において上記吸収体13を横断するように位置する。
そして、上記第レッグ部用弾性部材19a及び第2レッグ部用弾性部材19bは、それぞれ、上記接着領域20において、上記吸収体13と上記裏面シート12との間に挟持固定されている。
【0025】
本実施形態のパンツ型の使い捨ておむつ10は、上述の如く構成されているので、薄型で柔軟性に優れた吸収体13を有しており、これによりフィット性が向上されていると共に、上記接着領域20により股下のモレ防止性能が向上され、さらには肌触りの良いものである。
尚、本形態の使い捨ておむつは、通常の使い捨ておむつと同様にして製造でき、また通常のパンツ型の使い捨ておむつと同様に使用できる。
【0026】
図3〜図7を参照して、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの他の形態について詳述する。
ここで、図3は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの他の形態を示す展開図であり、図4は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの他の形態を示す展開図であり、図5は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの他の形態を示す展開図であり、図6は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの他の形態を示す展開図であり、図7は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの他の形態を示す展開図である。尚、以下の説明においては、特に上述した図1及び2に示す形態と異なる点について説明する。特に詳述しない点については、上述した図1及び2に示す形態において下説明が適宜適用される。
【0027】
図3に示す形態の使い捨ておむつ10は、3本づつ設けられた上記第1及び第2のレッグ部用弾性部材19a,19bが、いずれも、レッグ開口部17の周縁部17aにおいて重なるように配されており、股下部Cの中央部C1における吸収体13を横切る部分においてはそれぞれ略平行に配されている。
【0028】
図4に示す形態の使い捨ておむつ10は、3本づつ設けられた上記第1及び第2のレッグ部用弾性部材19a,19bが、いずれも、レッグ開口部17の周縁部17aにおいては、それぞれがほぼ並行に配されており、股下部Cの中央部C1における吸収体13を横切る部分においてはそれぞれが重なるように配されている。
【0029】
図5に示す形態の使い捨ておむつ10は、3本づつ設けられた上記第1及び第2のレッグ部用弾性部材19a,19bが、いずれも、レッグ開口部17の周縁部17a及び股下部Cの中央部C1における吸収体13を横切る部分において重なるように配されている。
【0030】
図6に示す形態の使い捨ておむつ10は、3本づつ設けられた上記第1及び第2のレッグ部用弾性部材19a,19bが、いずれも、レッグ開口部17の周縁部17aにおいて重なるように配されており、股下部Cの中央部C1における吸収体13を横切る部分においては、第1レッグ部用弾性部材19aと第2レッグ部用弾性部材19bとが交差して、第1レッグ部用弾性部材19aが背側部B側に位置し、第2レッグ部用弾性部材19bが腹側部A側に位置するように配されている。
【0031】
図7に示す形態の使い捨ておむつ10は、3本づつ設けられた上記第1及び第2のレッグ部用弾性部材19a,19bが、いずれも、レッグ開口部17の周縁部17aにおいて重なるように配されている。
また、上記第1レッグ部用弾性部材19aは、上記腹側部Aの側縁部A1から上記股下部Cにおけるおむつの長手方向中央部C1にかけてレッグ開口部17の周縁部17aに位置し、該長手方向中央部C1において上記吸収体13を横断するように位置し、更に、中央部C1から上記背側部Bの側縁部B2にかけてはレッグ開口部17の周縁部17aに位置する。
また、上記第2レッグ部用弾性部材19bは、上記背側部Bの側縁部B1から上記股下部Cにおけるおむつの長手方向中央部C1にかけてレッグ開口部17の周縁部17aに位置し、該長手方向中央部C1において上記吸収体13を横断するように位置し、更に、中央部C1から上記腹側部Aの側縁部A2にかけてはレッグ開口部17の周縁部17aに位置する。
また、股下部Cの中央部C1における吸収体13を横切る部分においては、第1レッグ部用弾性部材19aと第2レッグ部用弾性部材19bとが交差して、第1レッグ部用弾性部材19aが腹側部A側に位置し、第2レッグ部用弾性部材19bが背側部B側に位置するように配されている。
【0032】
尚、上記の図3〜7に示す形態の使い捨ておむつにおいては、いずれの形態においても、股下部Cの中央部C1において、吸収体13を横切る第1及び第2レッグ部用弾性部材19a,19bを固定するように、上記接着領域20が設けられている。
【0033】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更可能である。
例えば、上記レッグ部用弾性部材19は、上記接着領域において固定されていなくても良い。即ち、上述の形態においては、上記レッグ部用弾性部材19が吸収体13と裏面シート12とにより挟持固定されているものを例示して説明したが、該レッグ部用弾性部材19を上記裏面シート12の表面(吸収体13と接していない方の面)に位置するように配し、更に該裏面シートの表面に通常使い捨ておむつに用いられる外装用の不織布を配するなどしても良い。要するに、上記レッグ部用弾性部材19は、図2に示すような平面図で観たときに上記接着領域20と重なるように配されていれば、該接着領域20において固着されているか否かに関わらず、本発明の所望の効果を奏する。
【0034】
【発明の効果】
本発明のパンツ型の使い捨ておむつは、肌触りの良い、フィット性に優れ、柔軟性に優れ、更には廃棄時においてゴミとしてかさばらないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す使い捨ておむつを展開した状態を表面シートを省略して示す展開図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施形態のパンツ型の使い捨ておむつを展開した状態を表面シートを省略して示す展開図(図2相当図)である。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態のパンツ型の使い捨ておむつを展開した状態を表面シートを省略して示す展開図(図2相当図)である。
【図5】図5は、本発明の他の実施形態のパンツ型の使い捨ておむつを展開した状態を表面シートを省略して示す展開図(図2相当図)である。
【図6】図6は、本発明の他の実施形態のパンツ型の使い捨ておむつを展開した状態を表面シートを省略して示す展開図(図2相当図)である。
【図7】図7は、本発明の他の実施形態のパンツ型の使い捨ておむつを展開した状態を表面シートを省略して示す展開図(図2相当図)である。
【図8】図8は、従来のパンツ型の使い捨ておむつの一実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 使い捨ておむつ
11 表面シート
12 裏面シート
13 吸収体
15 溶着接合部
16 ウエスト開口部
16a (ウエスト開口部の)周縁部
16b (ウエスト開口部の)開口部縁
17 レッグ開口部
17a (レッグ開口部の)周縁部
17b (レッグ開口部の)開口部縁
18 ウエスト部用弾性部材
19 レッグ部用弾性部材
19a 第1レッグ部用弾性部材
19b 第2レッグ部用弾性部材
20 接着領域
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
C1 中央部

Claims (3)

  1. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に介在配置された吸収体を備え、
    着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、該腹側部及び該背側部間に位置する股下部とに区分されており、
    上記腹側部の左右両側縁部と上記背側部の左右両側縁部とがそれぞれ接合されてウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されており、
    該ウエスト開口部及び該レッグ開口部の周縁部に、該周縁部の略全周に亘って連続したギャザーを形成するウエスト部用弾性部材及びレッグ部用弾性部材を備えており、
    上記レッグ部用弾性部材は、上記レッグ開口部の周縁部に位置し且つおむつの長手方向中央部において上記吸収体を横断するように位置するパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
    上記吸収体のTaberこわさが5.0gf・cm以下であり、
    上記レッグ部用弾性部材は、第1レッグ部用弾性部材及び第2レッグ部用弾性部材とからなり、
    上記股下部には、上記吸収体と上記裏面シートとが接着剤を介して接着されて形成されてなる、長さが50mm以上であり且つ幅が50mm以上である矩形状の接着領域が、その一辺をおむつの長手方向に向けて設けられており、該接着領域において、上記吸収体を横断している上記第1レッグ部用弾性部材及び上記第2レッグ部用弾性部材が配されていることを特徴とするパンツ型の使い捨ておむつ。
  2. 上記吸収体の厚みが0.5〜5.0mmである請求項1記載のパンツ型の使い捨ておむつ。
  3. 上記接着領域のTaberこわさが2.0〜8.0gf・cmである請求項1記載のパンツ型の使い捨ておむつ。
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