JP3788908B2 - 受付制御装置及びその新規接続受付制御方法 - Google Patents

受付制御装置及びその新規接続受付制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3788908B2
JP3788908B2 JP2000402957A JP2000402957A JP3788908B2 JP 3788908 B2 JP3788908 B2 JP 3788908B2 JP 2000402957 A JP2000402957 A JP 2000402957A JP 2000402957 A JP2000402957 A JP 2000402957A JP 3788908 B2 JP3788908 B2 JP 3788908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication quality
terminal
connection
session
quality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000402957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002204481A (ja
Inventor
大介 北澤
嬉珍 佐藤
成視 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2000402957A priority Critical patent/JP3788908B2/ja
Priority to DE2001607374 priority patent/DE60107374T2/de
Priority to EP20010310688 priority patent/EP1220561B1/en
Priority to KR10-2001-0085095A priority patent/KR100411982B1/ko
Priority to US10/026,814 priority patent/US7155234B2/en
Priority to CNB011386762A priority patent/CN1173528C/zh
Publication of JP2002204481A publication Critical patent/JP2002204481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3788908B2 publication Critical patent/JP3788908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/15Flow control; Congestion control in relation to multipoint traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/70Admission control; Resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/70Admission control; Resource allocation
    • H04L47/78Architectures of resource allocation
    • H04L47/788Autonomous allocation of resources
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/70Admission control; Resource allocation
    • H04L47/80Actions related to the user profile or the type of traffic
    • H04L47/805QOS or priority aware
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/70Admission control; Resource allocation
    • H04L47/82Miscellaneous aspects
    • H04L47/822Collecting or measuring resource availability data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/70Admission control; Resource allocation
    • H04L47/82Miscellaneous aspects
    • H04L47/824Applicable to portable or mobile terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/70Admission control; Resource allocation
    • H04L47/83Admission control; Resource allocation based on usage prediction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/04Registration at HLR or HSS [Home Subscriber Server]

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパケット交換型無線通信システムにおける受付制御装置に係り、特に、接続を要求する各端末/セッションの要求通信品質に基づいて該端末/セッションの接続許可の是非を決定する受付制御装置及びその新規接続受付制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の音声によるアプリケーションを中心とする無線通信システムは,主として回線交換型と呼ばれるシステムであった。このシステムについて図11を用いて説明する。
【0003】
図11は、回線交換型無線通信システムにおけるチャネル構成の概略を示す図である。図示するように、回線交換型のシステムにおいては、一端末(若しくは一セッション)が一チャネルを占有する。例えば、図示するように端末Aがチャネル1を用いて接続している間、他の端末はこのチャネル1を使用することはできない。
【0004】
このことは端末Aにとって利点となる。なぜなら、その通信中、他の端末がチャネル1に入ってくることがないため、一定の通信品質が保障されるからである。
【0005】
一方、近年では、パケット交換型のシステムも普及しつつある。このシステムにつき、図12を用いて説明する。図12は、パケット交換型無線通信システムにおけるチャネル構成の概略を示す図である。
【0006】
パケット交換型のシステムにおいては、情報データをパケットと呼ばれる塊にして送信する。前述の回線交換型と異なり、データが発生した時のみ、情報を含んだパケットを送信する。
【0007】
このパケット交換型システムは、遅延時間に対する要求が厳しい音声通信においてはやや難があるものの、送信すべきデータが断続的に発生するデータ通信等の通信においてははるかに高い効率を得られる。又、図示するように、各端末は空いているチャネルを用いてパケットを送信するため、一つのチャネルを複数の端末で共有することができ、各チャネルの空き時間を有効に利用することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このようにチャネル利用効率及び通信効率の向上に資するパケット交換型システムであるが、システム全体での通信データが増加した際に通信品質が低下するという課題が残る。以下、図13及び図14を用いて、この課題について詳述する。
【0009】
図13は、従来のパケット交換型システムにおけるチャネル構成の概略を示す図である。ここでは、ある一チャネルを用いて、端末A、B、及びCが通信を行っているものとする(図13(a))。このような状態において、端末D及びEが新たにこの一チャネルを用いてパケット通信を開始したとする(図13(b))。一チャネル上において複数の端末が同時にパケットを送信するとパケット同士が衝突しそのパケットが失われてしまうため、図示するように各パケットは同時に送信されないように制御されなければならない。
【0010】
ここで、残りのリソースが少なく、輻輳状態にある場合、新しく接続を要求する端末D及びEが同一チャネル上に入ってくると、既に接続中である端末(若しくはパケット)に割り当てられるリソースを減らして、その分のリソースを新たに入ってくる端末D及びEに割り当てることとなる。即ち、既にパケット送信をしている端末A、B、及びCのスループットが低下し、送信できるパケット数が減少する。当然、端末D及びEにしても、割り当てられた時間に送信可能なパケット数以上の送信はできない。
【0011】
このように、従来のパケット交換型システムにおいては、接続する端末数によって割り当てられるリソースが変わり、よって各端末の送信可能な時間(若しくはパケット数)も変わるため、全ての端末に対してスループットなどの通信品質が保証されない。
【0012】
このように、従来のシステムでは、現在接続中の端末の通信品質だけでなく、新たに接続を許可された端末の通信品質も保障されないため、各端末が要求通信品質を有する場合にそれを満たすことができないという問題を生じる。
【0013】
従来のパケット交換型システム(及び回線交換型システム)において、端末から通信品質(スループット、許容遅延時間など)の要求を伴う接続要求が為されると、システムは干渉電力の大きさに基づいてその要求品質を満たせるか否か、即ち接続を許可するか否かを判断していた。即ち、ビット若しくはパケット誤りを一定値以下にすることを基準に新規接続の受付を制御していた。
【0014】
このような干渉電力に大きさに基づく従来の受付制御について図14を用いて説明する。図14は、従来のパケット交換型システムにおける干渉電力に基づいた受付制御の概略を説明するための模式図である。
【0015】
本例においては、一無線基地局が複数の無線端末と通信を行っており、各端末がバッファを有するものとする。ここで、端末A及びBが接続中のところに新たに許容遅延時間につき要求値を有する端末Cが接続要求してきたものとする(図14(a))。
【0016】
このような場合、従来のシステムは、端末A、B、及びCの干渉電力を測定する。そして、全ての端末につき通信品質が満足されることが確認された場合、端末Cに接続許可を出す(図14(b))。
【0017】
しかしながら、上記のように端末Cの要求する通信品質が許容遅延時間に関するものである場合、干渉電力に基づいて接続許可の是非を決定しても、接続後の端末Cに要求通りの許容遅延時間が保障されるとは限らない。このように要求されている通信品質種類(スループット、許容遅延時間など)以外の要素(干渉電力)のみに基づいて受付制御を行うと、各端末の要求通信品質を満足させることができない。
【0018】
まとめると、図13において述べた問題は、一チャネルに収容する、即ち同時に接続する端末の数を予め設定せず、又、各通信端末の要求通信品質を考慮せずに新しい接続要求を受け付けることにより生ずる問題である。更に、図14において述べた問題は、要求通信品質と同一のパラメータに基づいて受付制御を行わなかったことにより生ずる問題である。
【0019】
なお、一チャネルの収容する端末数を予め設定しパケット通信を行う回線交換型システムも考えられる。一チャネルの収容端末が所定数以上にならないため、各端末に一定の通信品質が保障される。しかし、一チャネルの収容端末数が予め設定されているため、所定数の端末を受け付けた後は、実際にチャネルが使用されていなくても新しい接続は受け付けられない。よって通信チャネル利用効率は低下する。
【0020】
このように、通信品質維持のために一チャネルの収容端末数を予め設定すればチャネル効率が低下し、収容数を制限しなければ通信品質が低下し、各端末の要求通信品質を満足させることができなくなる可能性がある。又、要求通信品質を有する接続要求端末の接続許可の是非を当該要求通信品質と異なるパラメータである通信品質に基づいて決定すると当該要求品質を満足させることができない。
【0021】
本発明は、このような課題を解決するために為されたものであり、通信チャネル等の無線リソースの利用効率を低下させることなく、又、接続中の端末の通信品質を犠牲にすることなく、新たに接続を要求する端末の要求通信品質を確保することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に係る受付制御装置は、無線通信システムにおいて、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信手段と、
端末が接続を要求する毎に該端末の有する要求通信品質を受信し、該受信要求通信品質のうち接続が許可された端末のものだけを保持する要求品質保持手段と、
前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定手段とを有し、
前記受信手段は、受信した新規端末の要求通信品質を前記要求品質保持手段及び前記決定手段に伝達し、
前記決定手段は、前記受信手段が新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信すると、前記要求品質保持手段から既に接続中の端末の有する要求通信品質を取得し、該接続中の端末の有する要求通信品質を合計し、許容最大通信品質及び該合計値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、全ての端末/セッションの要求通信品質を満たすことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となる。
【0024】
本発明の第2の態様に係る受付制御装置は、無線通信システムにおいて、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信手段と、
前記受信手段から前記新規端末の有する要求通信品質の種類を取得し、接続中の端末に対して前記通信品質種類を測定し、該測定結果を保持する通信品質測定・保持手段と、
前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定手段とを有し、
前記決定手段は、前記受信手段が新規端末から接続要求信号を受信すると、前記通信品質測定・保持手段から前記測定結果を取得し、該測定結果を合計し、許容最大通信品質及び該合計値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可する構成を採る。
【0025】
この構成によれば、接続中の端末/セッションの現時点での通信品質をそれ以上低下させないことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となる。
【0026】
本発明の第3の態様に係る受付制御装置は、無線通信システムにおいて、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信手段と、
端末が接続を要求する毎に該端末の有する要求通信品質を受信し、該受信要求通信品質のうち接続が許可された端末のものだけを保持する要求品質保持手段と、
前記受信手段から前記新規端末の有する要求通信品質の種類を取得し、接続中の端末に対して前記通信品質種類を測定し、該測定結果を保持する通信品質測定・保持手段と、
接続中の端末を、該測定値が該要求通信品質値以上である第一状態端末と、該測定値が該要求通信品質値未満である第二状態端末とに分類する分類手段と、
前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定手段とを有し、
前記受信手段は、受信した新規端末の要求通信品質を前記要求品質保持手段及び前記決定手段に伝達し、
前記決定手段は、前記受信手段が新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信すると、
1) 前記第一状態端末については、前記要求品質保持手段から要求通信品質を取得し、該要求通信品質を合計し、
2) 前記第二状態端末については、前記通信品質測定・保持手段から前記測定結果を取得し、該測定結果を合計し、
許容最大通信品質及び該合計値を足し合わせた値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可する構成を採る。
【0027】
この構成によれば、測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションと測定された通信品質が要求通信品質を下回る端末/セッションとが混在する状況において、測定値が要求値を上回る端末/セッションに関しては最低でも要求通信品質を確保し、測定値が要求値を下回る端末/セッションに関しては最低でもその時点での通信品質(即ち、測定値)を確保することを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御することができる。
【0028】
本発明の第4の態様に係る受付制御装置は、第1乃至第3の態様において、前記通信品質はスループットである構成を採る。
【0029】
本発明の第5の態様に係る受付制御装置は、第1乃至第3の態様において、前記通信品質は許容遅延時間である構成を採る。
【0030】
これらの態様によれば、多様な通信品質について本発明を適用することができる。
【0031】
本発明の第6の態様に係る新規接続受付制御方法は、無線通信システムの受付制御装置において、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信工程と、
端末が接続を要求する毎に該端末の有する要求通信品質を受信し、該受信要求通信品質のうち接続が許可された端末のものだけを保持する要求品質保持工程と、
前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定工程とを有し、
前記受信工程は、受信した新規端末の要求通信品質を前記要求品質保持工程及び前記決定工程に伝達し、
前記決定工程は、前記受信工程が新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信すると、前記要求品質保持工程から既に接続中の端末の有する要求通信品質を取得し、該接続中の端末の有する要求通信品質を合計し、許容最大通信品質及び該合計値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可する方法を採る。
【0032】
この方法によれば、全ての端末/セッションの要求通信品質を満たすことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となる。
【0033】
本発明の第7の態様に係る新規接続受付制御方法は、無線通信システムの受付制御装置において、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信工程と、
前記受信手段から前記新規端末の有する要求通信品質の種類を取得し、接続中の端末に対して前記通信品質種類を測定し、該測定結果を保持する通信品質測定・保持工程と、
前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定工程とを有し、
前記決定工程は、前記受信工程が新規端末から接続要求信号を受信すると、前記通信品質測定・保持工程から前記測定結果を取得し、該測定結果を合計し、許容最大通信品質及び該合計値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可する方法を採る。
【0034】
この方法によれば、接続中の端末/セッションの現時点での通信品質をそれ以上低下させないことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となる。
【0035】
本発明の第8の態様に係る新規接続受付制御方法は、無線通信システムの受付制御装置において、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信工程と、
端末が接続を要求する毎に該端末の有する要求通信品質を受信し、該受信要求通信品質のうち続が許可された端末のものだけを保持する要求品質保持工程と、
前記受信工程から前記新規端末の有する要求通信品質の種類を取得し、接続中の端末に対して前記通信品質種類を測定し、該測定結果を保持する通信品質測定・保持工程と、
接続中の端末を、該測定値が該要求通信品質値以上である第一状態端末と、該測定値が該要求通信品質値未満である第二状態端末とに分類する分類工程と、
前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定工程とを有し、
前記受信工程は、受信した新規端末の要求通信品質を前記要求品質保持工程及び前記決定工程に伝達し、
前記決定工程は、前記受信工程が新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信すると、
1) 前記第一状態端末については、前記要求品質保持工程から要求通信品質を取得し、該要求通信品質を合計し、
2) 前記第二状態端末については、前記通信品質測定・保持工程から前記測定結果を取得し、該測定結果を合計し、
許容最大通信品質及び該合計値を足し合わせた値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可する方法を採る。
【0036】
この方法によれば、測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションと測定された通信品質が要求通信品質を下回る端末/セッションとが混在する状況において、測定値が要求値を上回る端末/セッションに関しては最低でも要求通信品質を確保し、測定値が要求値を下回る端末/セッションに関しては最低でもその時点での通信品質(即ち、測定値)を確保することを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御することができる。
【0037】
本発明の第9の態様に係る新規接続受付制御方法は、第6乃至第8の態様において、前記通信品質はスループットである方法を採る。
【0038】
本発明の第10の態様に係る新規接続受付制御方法は、第6乃至第8の態様において、前記通信品質は許容遅延時間である方法を採る。
【0039】
これらの方法によれば、多様な通信品質について本発明を適用することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の構成要素には全図を通じて同一の符番を付す。
【0041】
なお、本発明に係る受付制御装置は、新規接続の受付を制御するための装置であり、無線通信システムにおいて特定の場所に配置される必要がある装置ではない。即ち、本発明に係る受付制御装置は、基地局装置内に設けられてもよく、無線通信端末内に設けられてもよく、更にはそれらから独立した単独装置であってもよい。換言すれば、本発明に係る受付制御装置は、その態様が固定局や移動局であることを問わない。
【0042】
以下の実施形態においては、説明の便宜上、一例として、本発明に係る受付制御装置が固定局である基地局装置の一部を構成する場合について説明するが、本発明は該態様に限定されるものではない。
【0043】
まず、図1及び図2を用いて、上で述べたような実施の形態で用いられる説明のための一例において想定する無線通信システム及びその基地局装置の概略について説明する。これは一般的な構成であり、全実施形態を通じてその前提とするものである。
【0044】
図1は、一般的な無線通信システムの概略の一例を示す。この例では、一無線基地局が複数の無線端末をカバーしている。即ち、複数の端末は、該基地局が提供するサービスエリア内において、全て同一の基地局と無線通信を行っている。このようなシステムにおいては、基地局の有する無線リソースは、接続中の無線端末によって共有されている。
【0045】
図示するように、無線端末はいかなる種類のものであってもよく、又、その数も任意である。
【0046】
図2は、無線通信システムにおける基地局装置の一般的な構成を示すブロック図である。基地局装置200は、アンテナ201と、無線送受信を行う送受信部202と、交換局とのインターフェースとなる伝送部203と、各部を制御する制御部204とから成る。
【0047】
以下、上記の一般的な無線通信システム及びその基地局装置を前提として、本発明の各実施形態について説明する。各実施形態において、本発明に係る受付制御装置は、制御部204の一部を構成しているものとする。なお、各実施形態における「システムにおいて実施可能な通信品質の具体的な計算方法」については後にまとめて詳述する。
【0048】
(実施の形態1)
以下、図3乃至図5を用いて、本発明の実施の形態1に係る受付制御装置300の構成及び動作について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る受付制御装置300の構成を示すブロック図であり、図4は、本発明の実施の形態1に係る受付制御装置300の動作を示すフローチャートであり、図5は、接続要求受付決定部304において行われる比較処理を説明するために通信品質の大小を模式的に表した図である。
【0049】
まず、図3を用いて構成の説明を行う。図3において、接続要求受信部301は、新たに接続を要求する端末(若しくはセッション、以下「端末/セッション」と称す)から送信された接続要求信号及び要求通信品質を受信し、接続要求受付決定部304へ転送する。又、該要求通信品質は新規要求品質保持部302へも転送する。
【0050】
新規要求品質保持部302は、接続要求受信部301から転送された新たに接続を要求する端末/セッションの要求通信品質(以下、新規要求通信品質という)を受信し、保持する。そして、後述する接続要求受付決定部304から該端末/セッションにつき接続が許可された旨の伝達を受けると、保持している新規要求通信品質を後述する要求品質保持部303へ転送し、拒否された旨の伝達を受けると、保持している該新規要求通信品質を消去する。
【0051】
要求品質保持部303は、新規要求品質保持部302から転送された接続が許可された端末/セッションの要求通信品質を受信し、保持する。即ち、要求品質保持部303は、接続中の全ての端末/セッションの要求通信品質を保持している。
【0052】
接続要求受付決定部304は、要求品質保持部303に保持されている接続中の端末/セッションの要求通信品質を合計し、その合計値から実施可能な通信品質を算出する。この算出された実施可能な通信品質と接続要求受信部301において受信された新規要求通信品質とを比較する。該比較の結果、新規要求通信品質よりも実施可能な通信品質の方が大きい場合は接続を許可することを決定し、小さい場合は接続を拒否することを決定する。そして、接続要求受付決定部304は、該決定結果を、新規要求品質保持部302、リソース割当部305、及び決定結果作成部306へ伝達する。
【0053】
リソース割当部305は、接続要求受付決定部304から接続が許可された旨の伝達を受けると、該接続にリソースを割り当て、該リソースを決定結果作成部306へ伝達する。
【0054】
決定結果作成部306は、接続要求受付決定部304において決定された接続許可若しくは拒否の決定結果を含むメッセージを作成し、接続を要求した端末/セッションに送信する。結果が接続許可の場合、該メッセージにはリソース割当部305によって割り当てられたリソースも含ませる。
【0055】
なお、ここで接続中の端末/セッションに対し考慮する通信品質種類(若しくはパラメータ)は、新たに接続を要求する端末/セッションの要求通信品質と同一である。即ち、本実施形態では接続中の端末/セッションの要求通信品質のみを考慮し、新規端末/セッションの受付を決定する。
【0056】
次いで、図4を用いて、処理及び動作の流れを説明する。接続要求受付決定処理が開始される(S401)と、まず、S402において、通信品質に対する要求値を有する端末/セッションからの接続要求信号が接続要求受信部301によって受信される。
【0057】
次いで、S403において、その時点で接続中の端末/セッションの有する通信品質の要求値の合計から実施可能な通信品質が、接続要求受付決定部304によって計算される。
【0058】
次いで、S404において、実施可能な通信品質が新たに接続を要求する端末/セッションの要求値以上であるか否かが、接続要求受付決定部304によって比較される。実施可能な通信品質が新規要求通信品質値以上であれば、接続を許可することが決定され(S405)、S406においてリソース割当部305によって該接続にリソースが割り当てられる。
【0059】
他方、実施可能な通信品質が新たに接続を要求する端末/セッションの要求値に満たない場合、接続を拒否することが決定される(S407)。
【0060】
次いで、S408において、接続要求に対する回答(許可若しくは拒否)と、該回答が許可の場合には割り当てられたリソースとを含むメッセージが決定結果作成部306によって作成され、接続を要求した端末に送信される。以上で接続要求受付決定処理は終了する(S409)。
【0061】
次いで、図5を用いて、接続要求受付決定部304において行われる比較処理について説明する。図5は、接続中の各セッションの通信品質の測定値の合計が要求値の合計を上回っている場合を示している。ここで、新たに接続を要求してきた端末/セッションの要求値と上記測定値の合計するとシステムが実施可能な通信品質の最大値を超えてしまう状況であるものとする。
【0062】
このような状況で該新規端末/セッションを受け付けると、接続中の各端末/セッションの品質が該測定値を下回ることになる。しかし、該測定値は下回ってもそれらの要求値の合計を下回らないのであれば、接続中の端末/セッションの要求通信品質は最低限満たすことができる。よって、受付制御が測定値ではなく、接続中の各端末/セッションの要求値に基づいて行われると、図示するような状況でも新規端末/セッションを受け付けることができる。
【0063】
以上述べたように、本実施の形態によれば、全ての端末/セッションの要求通信品質を満たすことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となる。
【0064】
(実施の形態2)
以下、図6乃至図8を用いて、本発明の実施の形態2に係る受付制御装置600の構成及び動作について説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係る受付制御装置600の構成を示すブロック図であり、図7は、本発明の実施の形態2に係る受付制御装置600の動作を示すフローチャートであり、図8は、通信品質測定部601において行われる測定処理について説明するための模式図である。
【0065】
まず、図6を用いて構成の説明を行う。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符番を付し、詳しい説明は省略する。
【0066】
接続要求受信部601は、新たに接続を要求する端末/セッションから送信された接続要求信号及び要求通信品質を受信し、後述する接続要求受付決定部604へ転送する。又、該要求通信品質種類(若しくはパラメータ)を後述する通信品質測定部602へ伝達する。
【0067】
通信品質測定部602は、接続中の端末/セッションのうち要求通信品質を有する端末/セッションに対して、新たに接続を要求してきた端末/セッションの有する要求通信品質と同一種類(若しくは同一パラメータ)の通信品質について測定する。
【0068】
測定結果保持部603は、通信品質測定部602において測定された結果を保持する。
【0069】
接続要求受付決定部604は、測定結果保持部603に保持されている接続中の端末/セッションの通信品質測定値を合計し、この合計値から実施可能な通信品質を算出する。この算出された実施可能な通信品質と接続要求受信部601において受信された新規要求通信品質とを比較する。該比較の結果、新規要求通信品質よりも実施可能な通信品質の方が大きい場合は接続を許可することを決定し、小さい場合は接続を拒否することを決定する。そして、接続要求受付決定部304は、該決定結果を、リソース割当部305及び決定結果作成部306へ伝達する。
【0070】
このように本実施形態では、既に接続中の端末/セッションのその時点での通信品質(即ち測定値)を維持することを目的として、接続中の端末/セッションのうち要求通信品質を有するものについての通信品質測定値に基づいて受付制御が行われる。ここで、測定される通信品質種類(若しくはパラメータ)は、新たに接続を要求する端末/セッションの有する要求通信品質の種類(若しくはパラメータ)と同一である。
【0071】
従って、新規端末/セッションは、接続中の全ての端末/セッションの測定値と該新規端末/セッションの要求値との合計が、システムの実施可能な通信品質の最大値を上回る場合にのみ接続が許可されることになる。
【0072】
次いで、図7を用いて、処理及び動作の流れを説明する。接続要求受付決定処理が開始される(S701)と、まず、S702において、通信品質に対する要求値を有する端末/セッションからの接続要求が接続要求受信部601によって受信される。
【0073】
次いで、S703において、その時点で接続中の端末/セッションの通信品質測定値の合計から実施可能な通信品質が接続要求受付決定部604によって計算される。
【0074】
次いで、S704において、実施可能な通信品質が新たに接続を要求する端末/セッションの要求値以上であるか否かが接続要求受付決定部604によって比較される。実施可能な通信品質が新規要求通信品質値以上であれば、接続を許可することが決定され(S705)、S706においてリソース割当部305によって該接続にリソースが割り当てられる。
【0075】
他方、実施可能な通信品質が新たな端末/セッションの要求値に満たない場合、接続を拒否することが決定される(S707)。
【0076】
次いで、S708において、接続要求に対する回答(許可若しくは拒否)と、該回答が許可の場合には割り当てられたリソースとを含むメッセージが決定結果作成部304によって作成され、接続を要求した端末に送信される。以上で接続要求受付決定処理は終了する(S709)。
【0077】
次いで、図8を用いて、通信品質測定部602において行われる測定処理について説明する。
【0078】
要求通信品質を有する端末/セッションの現在の通信品質は、ある一定の観測区間(ここでは、長さTとする)における通信品質として計算され、区間長T経過毎に更新される。
【0079】
更新された通信品質は次の区間中に発生した接続要求に対する判断に用いられる。例えば、図示するように、区間2において接続要求A、Bが発生した場合、これらの受付制御には区間1において測定された通信品質が用いられる。同様に、区間3において接続要求C、Dが発生した場合、これらの受付制御には区間2において測定された通信品質が用いられる。従って、各区間の終了時には、接続中の端末/セッションのうち要求通信品質を有するものの該区間における通信品質を測定し、保持しておく必要がある。
【0080】
観測区間長Tは任意であるが、短いほど接続中の端末/セッションの通信品質を高い精度で受付制御に反映させることができ、高い信頼性を持って要求通信品質を満足させることができるため好ましい。しかしながら、Tが小さくなるほど基地局における処理が大きくなるため、基地局の処理能力を考慮した上でシステム毎に最適なバランスを設定するべきである。
【0081】
以上述べたように、本実施の形態によれば、接続中の端末/セッションの現時点での通信品質をそれ以上低下させないことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となる。
【0082】
(実施の形態3)
以下、図9及び図10を用いて、本発明の実施の形態3に係る受付制御装置900の構成及び動作について説明する。図9は、本発明の実施の形態3に係る受付制御装置900の構成を示すブロック図であり、図10は、本発明の実施の形態3に係る受付制御装置900の動作を示すフローチャートである。
【0083】
まず、図9を用いて構成の説明を行う。なお、実施の形態1及び2と同一の構成要素には同一の符番を付し、詳しい説明は省略する。
【0084】
接続要求受信部901は、新たに接続を要求する端末/セッションから送信された接続要求信号及び要求通信品質を受信し、接続要求受付決定部903へ転送する。又、該要求通信品質は新規要求品質保持部302へも転送する。更に、該要求通信品質種類(若しくはパラメータ)を通信品質測定部602へ伝達する。
【0085】
端末等分類部902は、要求品質保持部303に各端末/セッションの要求値を問い合わせた上で、接続中の各端末/セッションにつき、その通信品質測定値がその端末/セッションの有する要求通信品質を上回るものと下回るものに分類する。
【0086】
接続要求受付決定部903は、1)測定値が要求値を上回る端末/セッションに対しては、要求品質保持部303に保持されている接続中の端末/セッションの要求通信品質を合計し、その合計値から実施可能な通信品質を算出する。この算出された実施可能な通信品質と接続要求受信部301において受信された新規要求通信品質とを比較する。2)測定値が要求値を下回る端末/セッションに対しては、測定結果保持部603に保持されている接続中の端末/セッションの通信品質測定値を合計し、この合計値から実施可能な通信品質を算出する。この算出された実施可能な通信品質と接続要求受信部601において受信された新規要求通信品質とを比較する。なお、測定値と要求値とが等しい端末/セッションについては、上記1)及び2)のいずれに分類されてもよい。
【0087】
上記1)及び2)のいずれの場合であっても、接続要求受付決定部903は、該比較の結果、新たな端末/セッションの要求品質よりも実施可能な通信品質の方が大きい場合は接続を許可することを決定し、小さい場合は接続を拒否することを決定する。そして、接続要求受付決定部903は、該決定結果を、新規要求品質保持部302、リソース割当部305、及び決定結果作成部306へ伝達する。
【0088】
このように本実施形態は、測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションに対しては実施の形態1と同様に要求値に基づいて実施可能な通信品質を算出し、測定された通信品質が要求通信品質を下回る端末/セッションに対しては実施の形態2と同様に測定値に基づいて実施可能な通信品質を算出する。
【0089】
次いで、図10を用いて、処理及び動作の流れを説明する。接続要求受付決定処理が開始される(S1001)と、まず、S1002において、通信品質に対する要求値を有する端末/セッションからの接続要求が接続要求受理部302によって受理される。
【0090】
次いで、S1001において、接続要求信号が到着した時点より1つ前の区間において測定され蓄積された接続中の端末/セッションの通信品質の測定値が、端末等分類部902によって、要求値を上回るものと下回るものとに分類される。
【0091】
次いで、S1003において、実施可能な通信品質が、接続要求受付決定部903によって、1)測定値が要求値を上回る端末/セッションに対しては、要求品質保持部303における接続中の端末/セッションの要求通信品質の合計値から算出され、2)測定値が要求値を下回る端末/セッションに対しては、測定結果保持部603における測定値の合計値から算出される。
【0092】
次いで、S1005において、実施可能な通信品質が新規要求通信品質値以上であるか否かが接続要求受付決定部903によって比較される。実施可能な通信品質が新規要求通信品質値以上であれば、接続を許可することが決定され(S1006)、S1007においてリソース割当部305によって該接続にリソースが割り当てられる。
【0093】
他方、実施可能な通信品質が新たな端末/セッションの要求値に満たない場合、接続を拒否することが決定される(S1008)。
【0094】
次いで、S1009において、接続要求に対する回答(許可若しくは拒否)と、該回答が許可の場合には割り当てられたリソースとを含むメッセージが決定結果作成部306によって作成され、接続を要求した端末に送信される。以上で接続要求受付決定処理は終了する(S1010)。
【0095】
以上述べたように、本実施の形態によれば、測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションと測定された通信品質が要求通信品質を下回る端末/セッションとが混在する状況において、測定値が要求値を上回る端末/セッションに関しては最低でも要求通信品質を確保し、測定値が要求値を下回る端末/セッションに関しては最低でもその時点での通信品質(即ち、測定値)を確保することを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御することができる。
【0096】
ここからは、各実施の形態における実施可能な通信品質の具体的な計算方法について数式を用いて詳述する。ここでは、端末/セッションの要求通信品質種類(若しくはパラメータ)につき、例として▲1▼スループットである場合、及び▲2▼許容遅延時間である場合について説明する。
【0097】
まず、端末/セッションの要求通信品質が▲1▼スループットである場合について説明する。ここでは、スループットSを以下のように定義する。
S=(一区間に送信された若しくは送信したい情報量)/(観測区間長T)
ここで、上記情報量の単位は例えばビット若しくはパケットであり、上記Tの単位は例えば秒である。
【0098】
パケット通信においては、受信側で正しく受信されなかったために再送された情報もチャネルを占有している。従って、受付制御においてスループットを考慮するために接続中の端末/セッションのスループットを測定する場合、通信チャネルを通じて実際に伝送された情報量を計算しなければならない。即ち、測定されたスループットには受信誤りを起こしたパケットも含まれ、又、要求するスループットには再送分も考慮されるべきである。
【0099】
上記スループットの定義式は、端末/セッションが接続中に確保したい全送信データの平均伝送速度を意味する。パケット交換型システムにおいて伝送速度は瞬時的に見れば時々刻々と変化し得るが、この平均伝送速度とは上記区間(期間T)の間、若しくは接続開始から終了までの間に必要とされる平均伝送速度のことである。
【0100】
このような要求は、接続中の伝送遅延時間に対する要求が厳しく、常にほぼ一定の情報伝送速度を必要とするアプリケーション、例えば音声や動画など、に主として見受けられる。
【0101】
以上の定義を踏まえて、まず実施の形態1における計算方法について説明する。実施の形態1においては、接続中の端末/セッションの要求通信品質に基づいて実施可能な通信品質を計算する。なお、無線リソースは例えば通信チャネルであるとする。
【0102】
ここで、通信帯域幅によって決まる通信チャネルの伝送速度[bps]をR、通信チャネル占有率をRu、新たに接続を要求する端末/セッションの要求するスループット[bps]をS、要求通信品質を有する現在接続中の端末/セッション(添字i)の要求スループット[bps]をSd、現在接続中の端末/セッションのうち要求通信品質を有する端末/セッションの数をKとする。
【0103】
通信チャネル占有率Ruは、全ての端末/セッションについての平均伝送速度をチャネル伝送速度Rで割れば求められる。全ての端末/セッションについての平均伝送速度は、接続中の一端末/セッションが確保したい平均伝送速度であるSdをi=1〜Kにつき加算すれば求められる。従って、Ruは、下記式(1)によって求められる。
【0104】
【数1】
Figure 0003788908
ここで、新たに接続を要求する端末/セッションに実施可能と考えられるスループットはR・(1−Ru)と表すことができるため、該端末/セッションが受け付けられ、リソースが割り当てられるための条件はR・(1−Ru)≧Sとなる。
【0105】
次いで、実施の形態2における計算方法について説明する。実施の形態2においては、接続中の端末/セッションの通信品質測定値に基づいて実施可能な通信品質を計算する。
【0106】
ここで、送受信情報の一区間における平均伝送速度のRに対する割合である通信チャネル使用率をRu’、要求通信品質を有する現在接続中の端末/セッション(添字i)の測定スループット[bps]をSm、要求通信品質を有する現在接続中の端末/セッション(添字i)が一区間中に送信した再送分を含む全情報量[ビット]をC、とする。
【0107】
測定値に基づく場合、要求通信品質を有する現在接続中の端末/セッションのそれぞれについて、一区間(T秒間)毎にCを測定しておく。Cは、一区間(T秒間)の間に受信した全情報量であるため、該区間における該端末/セッションの平均伝送速度、即ちスループットSm、はSm=C/Tとなる。
【0108】
通信チャネル使用率Ru’は、一区間(T秒間)の間に該チャネルを通じて運ばれた情報の平均速度をチャネル伝送速度Rで割れば求められる。一区間(T秒間)の間に該チャネルを通じて運ばれた情報の平均速度は、Smをi=1〜Kにつき加算すれば求められる。従って、Ru’は、下記式(2)によって求められる。
【0109】
【数2】
Figure 0003788908
ここで、新たに接続を要求する端末/セッションに実施可能と考えられるスループットはR・(1−Ru’)と表すことができるため、該端末/セッションが受け付けられ、リソースが割り当てられるための条件はR・(1−Ru’)≧Sとなる。
【0110】
なお、新たに接続を要求する端末/セッションから接続要求が送られてきた区間において接続を終了した端末/セッションは上記通信品質測定の対象外となる。
【0111】
次いで、実施の形態3における計算方法について説明する。実施の形態3においては、接続中の端末/セッションの測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションについては要求値に基づいて、下回る端末/セッションについては測定値に基づいて実施可能な通信品質を計算する。なお、要求値(Sd)と測定値(Sm)が等しい(Sd=Sm)端末/セッションはいずれに分類されてもよい。ここでは、一例として、上回る方へ分類されるものとする。
【0112】
ここで、現在接続中の端末/セッションのうち通信品質の測定値が要求値以上の端末/セッション数をL、現在接続中の端末/セッションのうち通信品質の測定値が要求値未満の端末/セッション数をM、とする。
【0113】
すると、通信チャネル占有率Ruは、下記式(3)によって求められる。
【0114】
【数3】
Figure 0003788908
ここで、新たに接続を要求する端末/セッションに実施可能と考えられるスループットはR・(1−Ru)と表すことができるため、該端末/セッションが受け付けられ、リソースが割り当てられるための条件はR・(1−Ru)≧Sとなる。
【0115】
以上、要求通信品質種類(若しくはパラメータ)としてスループットが用いられる場合の計算方法について説明したが、スループットはデータが正しく受信される確率と定義されてもよい。
【0116】
次いで、端末/セッションの要求通信品質が▲2▼許容遅延時間である場合について説明する。ここでは、遅延時間として主に無線リンク部分(基地局〜端末間)を考え、遅延時間Dを以下のように定義する。
D=(パケットが正しく受信された時刻)−(該パケットが最初に送信され始めた時刻)
この遅延時間Dは、受信側において正しく受信できたパケットの伝送遅延時間が測定されることによって得られる。この伝送遅延時間の測定は、予めパケットにリソースが割り当てられ、最初に送信を開始した時刻がヘッダ部に記録されおり、受信側において正しく受信された時刻が差し引かれることによって行われる。
【0117】
又、遅延時間Dは、再送が行われる場合、再送パケットが最終的に正しく受信されるまでの時間となる。再送が行われない場合、誤って受信されたパケットの遅延時間は測定対象外とする。
【0118】
許容遅延時間を用いる場合、まずシステムが有する全リソースのうち実際にパケット送信に使用されたリソースの割合であるリソース使用率を計算し、次いで接続中の端末/セッションの遅延時間を測定し、これらの結果に基づいて新たな端末/セッションに対する実施可能な伝送遅延を推定する。
【0119】
ここで、リソース使用率Uは以下のように定義される。
U=(一区間(T秒間)に受信した全情報量)/(システムの有する全リソースを用いて送信可能な最大情報量)
上記全情報量及び最大情報量の単位は例えばビット若しくはパケットである。最大情報量(上記定義式の分母)は、システム設計により決まる一区間(T秒間)において全リソースで送信可能な最大情報量の値であり、全情報量(上記定義式の分子)には、前述の要求通信品質がスループットである場合と同様に、再送した情報も含まれる。
【0120】
このように、パケットの伝送遅延時間Dは、区間長Tの各観測区間において受信したパケットについて測定する。
【0121】
以上の定義を踏まえて、まず実施の形態1における計算方法について説明する。実施の形態1においては、接続中の端末/セッションの要求通信品質に基づいて実施可能な通信品質を計算する。なお、無線リソースは例えば通信チャネルであるとする。
【0122】
ここで、システムの有する全リソースを用いて一区間(T秒間)に送信可能な最大情報量[ビット若しくはパケット]をCt、要求通信品質を有する現在接続中の端末/セッション(添字i)の要求する許容遅延時間[秒]をDa、要求通信品質を有する現在接続中の全ての端末/セッション(添字i)の要求する許容遅延時間の平均値[秒]をDa、新たに接続を要求する端末/セッションに実施可能と思われる推定遅延時間[秒]をDe、新たに接続を要求する端末/セッションの許容遅延時間[秒]をD、とする。
【0123】
全ての端末/セッションから受信した全情報量は、接続中の一端末/セッションから受信した全情報量Cをi=1〜Kにつき加算すれば求められる。従って、Uは、前述の定義式に従って、下記式(4)によって求められる。
【0124】
【数4】
Figure 0003788908
又、全ての端末/セッションの要求する許容遅延時間の平均Daは、接続中の一端末/セッションの要求する許容遅延時間Daをi=1〜Kにつき加算すれば求められる。従って、Daは、下記式(5)によって求められる。
【0125】
【数5】
Figure 0003788908
なお、ここでは、一端末/セッションの使用するリソース割合と遅延時間は反比例すると考える。即ち、例えば一端末/セッションのリソース使用率が2倍になれば、伝送遅延時間は1/2になるものとする。更に、新たに接続を要求する端末/セッションに割当可能な残りのリソースの割合(残リソース率)は1−Uと表すことができ、一端末/セッション当たりの平均リソース使用率はU/Kと表すことができる。すると、U/Kのリソースを用いた時の遅延時間Daと、新たに接続を要求する端末/セッションが1−Uのリソースを用いた時の予想遅延時間Deとが、リソース使用率に反比例することになるから、下記式(6)が成立し、整理すると式(7)となる。
(U/K)・Da=(1−U)・De ・・・式(6)
De={U/(1−U)}・(Da/K) ・・・式(7)
このDeは、新たな端末/セッションが受け付けられた時に実施可能と推定される遅延時間であるから、この実施可能と推定された遅延時間Deと許容遅延時間Dとを比較して、De≦Dであれば要求通信品質が満足されると判断され、該端末/セッションの受付が許可される。
【0126】
なお、ここでU=1の場合、Deが無限大となるが、この場合は新たに使用可能な残リソースがないため、新しい端末/セッションを受け付けることはできないと判断する。
【0127】
このように、要求通信品質が遅延時間である場合、スループットの場合と異なり、一区間(T秒間)における全受信情報量からリソース使用率を計算しなければならない。
【0128】
次いで、実施の形態2における計算方法について説明する。実施の形態2においては、接続中の端末/セッションの通信品質測定値に基づいて実施可能な通信品質を計算する。
【0129】
ここで、要求通信品質を有する現在接続中の端末/セッション(添字i)から一区間(T秒間)において正しく受信したパケットの測定遅延時間の合計[秒]をDt、とする。
【0130】
Dtは、一区間(T秒間)の間に受信した全パケットにつき測定された遅延時間の合計であるため、該端末/セッションの平均遅延時間Da、はDa=Dt/Cとなる。これを式(5)と同様に接続中の全ての端末/セッションに対して平均すると、下記式(8)となる。
【0131】
【数6】
Figure 0003788908
ここで、Uは式(4)と同様に表すことができる。又、ここでもU/Kのリソースを用いた時の遅延時間Daと、新たに接続を要求する端末/セッションが1−Uのリソースを用いた時の予想遅延時間Deとが、リソース使用率に反比例するものとすると、下記式(9)が成立し、整理すると式(10)となる。
(U/K)・Da=(1−U)・De ・・・式(9)
De={U/(1−U)}・(Da/K) ・・・式(10)
このDeは、新たな端末/セッションが受け付けられた時に実施可能と推定される遅延時間であるから、この実施可能と推定された遅延時間Deと許容遅延時間Dとを比較して、De≦Dであれば要求通信品質が満足されると判断され、該端末/セッションの受付が許可される。
【0132】
次いで、実施の形態3における計算方法について説明する。実施の形態3においては、接続中の端末/セッションの測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションについては要求値に基づいて、下回る端末/セッションについては測定値に基づいて実施可能な通信品質を計算する。なお、要求値(Dd)と測定値(Da)が等しい(Dd=Da)端末/セッションはいずれに分類されてもよい。ここでは、一例として、上回る方へ分類されるものとする。
【0133】
ここで、現在接続中の端末/セッションのうち通信品質の測定値が要求値以上の端末/セッション数をL、現在接続中の端末/セッションのうち通信品質の測定値が要求値未満の端末/セッション数をM、とすると、平均遅延時間Daは、下記式(11)によって求められる。
【0134】
【数7】
Figure 0003788908
ここで、Uは式(4)と同様に表すことができる。又、ここでもU/Kのリソースを用いた時の遅延時間Daと、新たに接続を要求する端末/セッションが1−Uのリソースを用いた時の予想遅延時間Deとが、リソース使用率に反比例するものとすると、下記式(12)が成立し、整理すると式(13)となる。
(U/K)・Da=(1−U)・De ・・・式(12)
De={U/(1−U)}・(Da/K) ・・・式(13)
このDeは、新たな端末/セッションが受け付けられた時に実施可能と推定される遅延時間であるから、この実施可能と推定された遅延時間Deと許容遅延時間Dとを比較して、De≦Dであれば要求通信品質が満足されると判断され、該端末/セッションの受付が許可される。
【0135】
以上、通信品質種類(若しくはパラメータ)として許容遅延時間が用いられる場合の計算方法について説明した。
【0136】
ここでは、新たに接続を要求する端末/セッションの有する要求通信品質が▲1▼スループット又は▲2▼許容遅延時間である場合について説明したが、全実施形態を通じてこれら以外のパラメータを用いることも可能である。
【0137】
なお、以上の各実施形態の説明においては、本発明に係る受付制御装置を含む固定基地局装置について説明したが、ここで基地局装置と呼ぶ通信装置は、通信システムにおいて基地局として機能する装置であれば固定局に限られない。
【0138】
又、既に述べたように、本発明に係る受付制御装置は、新規接続の制御をし得る限り無線通信システム内のどこに設けられてもよく、上記例のような固定基地局装置内に設けられる場合に限られるものではない。いずれの局内若しくは装置内に設けられたとしても、上記説明した構成を有し、処理を行う受付制御装置であれば本発明の目的を達成できることは明らかである。
【0139】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の受付制御装置によれば、全ての端末/セッションの要求通信品質を満たすことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となるため、新たに接続を要求する端末の要求通信品質を確保する際に通信チャネル等の無線リソースの利用効率を低下させず、又、接続中の端末の通信品質を犠牲にしない。
【0140】
又、請求項2記載の受付制御装置によれば、接続中の端末/セッションの現時点での通信品質をそれ以上低下させないことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となるため、新たに接続を要求する端末の要求通信品質を確保する際に通信チャネル等の無線リソースの利用効率を低下させず、又、接続中の端末の通信品質を犠牲にしない。
【0141】
又、請求項3記載の受付制御装置によれば、測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションと測定された通信品質が要求通信品質を下回る端末/セッションとが混在する状況において、測定値が要求値を上回る端末/セッションに関しては最低でも要求通信品質を確保し、測定値が要求値を下回る端末/セッションに関しては最低でもその時点での通信品質(即ち、測定値)を確保することを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御することができるため、新たに接続を要求する端末の要求通信品質を確保する際に通信チャネル等の無線リソースの利用効率を低下させず、又、接続中の端末の通信品質を犠牲にしない。
【0142】
又、請求項4及び5記載の受付制御装置によれば、多様な通信品質について本発明を適用することができることが明らかである。
【0143】
又、請求項6記載の新規接続受付制御方法によれば、全ての端末/セッションの要求通信品質を満たすことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となるため、新たに接続を要求する端末の要求通信品質を確保する際に通信チャネル等の無線リソースの利用効率を低下させず、又、接続中の端末の通信品質を犠牲にしない。
【0144】
又、請求項7記載の新規接続受付制御方法によれば、接続中の端末/セッションの現時点での通信品質をそれ以上低下させないことを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御が可能となるため、新たに接続を要求する端末の要求通信品質を確保する際に通信チャネル等の無線リソースの利用効率を低下させず、又、接続中の端末の通信品質を犠牲にしない。
【0145】
又、請求項8記載の新規接続受付制御方法によれば、測定された通信品質が要求通信品質を上回る端末/セッションと測定された通信品質が要求通信品質を下回る端末/セッションとが混在する状況において、測定値が要求値を上回る端末/セッションに関しては最低でも要求通信品質を確保し、測定値が要求値を下回る端末/セッションに関しては最低でもその時点での通信品質(即ち、測定値)を確保することを条件として、新たに接続を要求する端末/セッションの受付制御することができるため、新たに接続を要求する端末の要求通信品質を確保する際に通信チャネル等の無線リソースの利用効率を低下させず、又、接続中の端末の通信品質を犠牲にしない。
【0146】
更に、請求項9及び10記載の新規接続受付制御方法によれば、多様な通信品質について本発明を適用することができることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な無線通信システムの概略の一例を示す図である。
【図2】無線通信システムにおける基地局装置の一般的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る受付制御部300の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る受付制御部300の動作を示すフローチャートである。
【図5】接続要求受付決定部304において行われる比較処理を説明するために通信品質の大小を模式的に表した図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る受付制御部600の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る受付制御部600の動作を示すフローチャートである。
【図8】通信品質測定部602において行われる測定処理について説明するための模式図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る受付制御部900が有する構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る受付制御部900の動作を示すフローチャートである。
【図11】回線交換型無線通信システムにおけるチャネル構成の概略を示す図である。
【図12】パケット交換型無線通信システムにおけるチャネル構成の概略を示す図である。
【図13】従来のパケット交換型システムにおけるチャネル構成の概略を示す図である。
【図14】従来のパケット交換型システムにおける干渉電力に基づいた受付制御の概略を説明するための模式図である。
【符号の説明】
200 基地局装置
201 アンテナ
202 送受信部
203 伝送部
204 制御部
300 受付制御装置
301 要求品質保持部
302 接続要求受理部
303 接続要求受付決定部
304 決定結果作成部
305 リソース割当部
600 受付制御装置
601 通信品質測定部
602 測定結果保持部
603 接続要求受付決定部
900 受付制御装置
901 端末等分類部
902 接続要求受付決定部

Claims (6)

  1. 無線通信システムにおいて、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信手段と、
    端末が接続を要求する毎に該端末の有する要求通信品質を受信し、該受信要求通信品質のうち接続が許可された端末のものだけを保持する要求品質保持手段と、
    前記受信手段から前記新規端末の有する要求通信品質の種類を取得し、接続中の端末に対して前記通信品質種類を測定し、該測定結果を保持する通信品質測定・保持手段と、
    接続中の端末を、該測定値が該要求通信品質値以上である第一状態端末と、該測定値が該要求通信品質値未満である第二状態端末とに分類する分類手段と、
    前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定手段とを有し、
    前記受信手段は、受信した新規端末の要求通信品質を前記要求品質保持手段及び前記決定手段に伝達し、
    前記決定手段は、前記受信手段が新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信すると、
    1) 前記第一状態端末については、前記要求品質保持手段から要求通信品質を取得し、該要求通信品質を合計し、
    2) 前記第二状態端末については、前記通信品質測定・保持手段から前記測定結果を取得し、該測定結果を合計し、
    許容最大通信品質及び該合計値を足し合わせた値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可することを特徴とする受付制御装置。
  2. 前記通信品質はスループットであることを特徴とする請求項1記載の受付制御装置。
  3. 前記通信品質は許容遅延時間であることを特徴とする請求項1記載の受付制御装置。
  4. 無線通信システムの受付制御装置において、新たに接続を要求する新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信する受信工程と、
    端末が接続を要求する毎に該端末の有する要求通信品質を受信し、該受信要求通信品質のうち接続が許可された端末のものだけを保持する要求品質保持工程と、
    前記受信工程から前記新規端末の有する要求通信品質の種類を取得し、接続中の端末に対して前記通信品質種類を測定し、該測定結果を保持する通信品質測定・保持工程と、
    接続中の端末を、該測定値が該要求通信品質値以上である第一状態端末と、該測定値が該要求通信品質値未満である第二状態端末とに分類する分類工程と、
    前記新規端末の接続を許可するか否かを決定する決定工程とを有し、
    前記受信工程は、受信した新規端末の要求通信品質を前記要求品質保持工程及び前記決定工程に伝達し、
    前記決定工程は、前記受信工程が新規端末から接続要求信号及び要求通信品質を受信すると、
    1) 前記第一状態端末については、前記要求品質保持工程から要求通信品質を取得し、該要求通信品質を合計し、
    2) 前記第二状態端末については、前記通信品質測定・保持工程から前記測定結果を取得し、該測定結果を合計し、
    許容最大通信品質及び該合計値を足し合わせた値から算出された実施可能通信品質値が前記新規端末の有する要求通信品質よりも大きい場合に該新規端末の接続を許可することを特徴とする新規接続受付制御方法
  5. 前記通信品質はスループットであることを特徴とする請求項記載の新規接続受付制御方法
  6. 前記通信品質は許容遅延時間であることを特徴とする請求項4記載の新規接続受付制御方法。
JP2000402957A 2000-12-28 2000-12-28 受付制御装置及びその新規接続受付制御方法 Expired - Fee Related JP3788908B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000402957A JP3788908B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 受付制御装置及びその新規接続受付制御方法
DE2001607374 DE60107374T2 (de) 2000-12-28 2001-12-20 Kontrollschema für Verbindungszugang durch Verwendung eines verfügbaren Qualitätswertes
EP20010310688 EP1220561B1 (en) 2000-12-28 2001-12-20 Connection acceptance control scheme by obtaining available quality value
KR10-2001-0085095A KR100411982B1 (ko) 2000-12-28 2001-12-26 실시가능 품질값의 취득에 의한 접속 접수 제어장치 및접속 접수 제어방법
US10/026,814 US7155234B2 (en) 2000-12-28 2001-12-27 Connection acceptance control scheme by obtaining available quality value
CNB011386762A CN1173528C (zh) 2000-12-28 2001-12-28 用于无线电通信系统的接受控制方法和接受控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000402957A JP3788908B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 受付制御装置及びその新規接続受付制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002204481A JP2002204481A (ja) 2002-07-19
JP3788908B2 true JP3788908B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=18867155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000402957A Expired - Fee Related JP3788908B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 受付制御装置及びその新規接続受付制御方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7155234B2 (ja)
EP (1) EP1220561B1 (ja)
JP (1) JP3788908B2 (ja)
KR (1) KR100411982B1 (ja)
CN (1) CN1173528C (ja)
DE (1) DE60107374T2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110784B2 (en) * 2002-08-23 2006-09-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Wireless communication system
US6985439B2 (en) 2002-10-25 2006-01-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) System and method for wireless network admission control based on quality of service
JP4084639B2 (ja) 2002-11-19 2008-04-30 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信における受付制御方法、移動通信システム、移動局、受付制御装置及び受付制御用プログラム
US7747255B2 (en) * 2003-03-26 2010-06-29 Sony Corporation System and method for dynamic bandwidth estimation of network links
CN100508437C (zh) * 2003-12-22 2009-07-01 上海贝尔阿尔卡特股份有限公司 高速下行链路共享信道的信道码动态管理方法
JP4191623B2 (ja) 2004-01-30 2008-12-03 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信システム、無線制御装置及び移動局
JP2005229272A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Ntt Docomo Inc 移動局及び基地局
CN100401834C (zh) * 2004-10-13 2008-07-09 中兴通讯股份有限公司 一种高速下行分组接入系统的呼叫接纳控制方法
JP4502778B2 (ja) * 2004-10-27 2010-07-14 富士通株式会社 無線通信システム
CN101116292B (zh) * 2005-02-07 2014-11-05 英国电讯有限公司 管制网络
JP4885961B2 (ja) * 2005-08-29 2012-02-29 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ネットワークにおけるアクセスノード選択
ES2360742T3 (es) * 2006-09-28 2011-06-08 Qualcomm Incorporated Agrupamiento de señales de comunicación para mayor eficacia.
CN102316539B (zh) 2006-09-28 2015-05-06 高通股份有限公司 用于快速会话建立的预测性服务质量资源分配
CN101197766B (zh) * 2006-12-06 2010-11-10 中兴通讯股份有限公司 一种高速分组接入系统的接纳控制方法及装置
WO2008087846A1 (ja) * 2007-01-19 2008-07-24 Ntt Docomo, Inc. 基地局装置及び通信制御方法
CN101119524B (zh) * 2007-09-12 2010-07-14 中兴通讯股份有限公司 一种通讯系统中过载控制的方法及装置
US8014280B2 (en) * 2007-09-28 2011-09-06 Qualcomm Incorporated Admission control based on QoS performance in a wireless communication network
US8693408B2 (en) 2008-02-01 2014-04-08 Qualcomm Incorporated Methods and systems for subscriber station-based admission control
JP5173786B2 (ja) * 2008-12-22 2013-04-03 株式会社日立製作所 無線基地局装置および無線通信システム
US8565683B2 (en) * 2009-12-18 2013-10-22 Anseok Lee Adaptive collision avoidance apparatus and method in channel-hopping based wireless AD-HOC networks
US8780744B2 (en) 2010-01-25 2014-07-15 Qualcomm Incorporated Selective allocation of dedicated channel (DCH) resources within a wireless communications system
GB2484101A (en) 2010-09-29 2012-04-04 Nec Corp Adjusting a load threshold for use in call admission control at a node based on blocking and outage rates
EP2788078B1 (en) 2011-12-09 2020-09-02 Metavention, Inc. Therapeutic neuromodulation of the hepatic system
JP5733449B1 (ja) * 2014-05-07 2015-06-10 日本電気株式会社 ノード、マスタ装置、ならびに通信制御システム、方法およびプログラム
KR20190119448A (ko) * 2018-04-12 2019-10-22 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 자원 할당 방법 및 장치

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05227193A (ja) 1992-02-17 1993-09-03 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> Atm呼受付制御方式
TW253088B (ja) * 1992-10-02 1995-08-01 Ericsson Telefon Ab L M
KR0138820B1 (ko) * 1995-05-12 1998-07-01 양승택 Cdma 시스템에서의 무선채널 할당방법 및 그 장치
US5838671A (en) * 1995-06-23 1998-11-17 Ntt Mobile Communications Network Inc. Method and apparatus for call admission control in CDMA mobile communication system
US5826169A (en) * 1995-09-25 1998-10-20 Motorola, Inc. Admission control system and method in space-based mobile telecommunication system
US5884174A (en) * 1996-06-07 1999-03-16 Lucent Technologies Inc. Call admission control for wireless networks
US6014556A (en) * 1997-07-15 2000-01-11 Ericsson Inc. Method for priority in terminating call setup
JP2991167B2 (ja) 1997-08-27 1999-12-20 三菱電機株式会社 Tdma可変スロット割当方法
US6377548B1 (en) 1997-10-14 2002-04-23 Lucent Technologies Inc. Method for admitting new connections based on measured quantities in a multiple access system for communications networks
FI980229A (fi) * 1998-02-02 1999-08-03 Nokia Networks Oy Menetelmä liikennekanavapyynnön käsittelemiseksi
US6400954B1 (en) * 1998-05-15 2002-06-04 Tlelefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and systems for mode selection based on access network capacity

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002204481A (ja) 2002-07-19
DE60107374T2 (de) 2005-05-12
EP1220561B1 (en) 2004-11-24
EP1220561A2 (en) 2002-07-03
CN1362818A (zh) 2002-08-07
US7155234B2 (en) 2006-12-26
EP1220561A3 (en) 2002-08-14
US20020123314A1 (en) 2002-09-05
KR20020055390A (ko) 2002-07-08
KR100411982B1 (ko) 2003-12-24
DE60107374D1 (de) 2004-12-30
CN1173528C (zh) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3788908B2 (ja) 受付制御装置及びその新規接続受付制御方法
EP1645088B1 (en) Adaptive use of a transmit opportunity
US6421335B1 (en) CDMA communication system and method using priority-based SIMA quality of service class
JP4481117B2 (ja) 複数のノードを含むネットワークの通信チャネルにおける分散アドミッション制御の方法
CN110225553B (zh) 一种数据分流方法及设备、系统
US8773985B2 (en) Method and appartus for admission control in a radio communications system
JP4729100B2 (ja) 無線メッシュネットワーク中で経路に基づくトラフィックストリームアドミッション制御を実施する方法および装置
KR100824739B1 (ko) 최적 로드-기반 무선 세션 콘텍스트 전달
CN104813699A (zh) 在传输网络内使用主动探测优化无线电服务的方法和系统
US8630168B2 (en) Adaptive use of a transmit opportunity
US5423066A (en) Method of responding to resource requests in a trunked communication system without call-handoff
WO2005101885A1 (en) A method of improved scheduling for enhanced uplink of utra fdd at a base station of a communication system
US6690920B2 (en) Device and method for measuring the requested and allocated resources in telecommunications system
CN114223184A (zh) 用于对用户装备的数据流的数据进行负载平衡的数据流管理器、通信系统和方法
EP1530317B1 (en) Controlling access to a shared wireless medium for several connections
KR101516081B1 (ko) 무선 메시 네트워크에서 경로 기반 트래픽 스트림 허용 제어를 실행하기 위한 방법 및 장치
KR20050024938A (ko) 우선순위를 결정하여 패킷을 전송하는 방법 및 그프로그램을 기록한 컴퓨터가 읽기 가능한 기록 매체
JP2017175393A (ja) 通信装置
JP2003264872A (ja) 基地局および無線通信機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees