JPH05227193A - Atm呼受付制御方式 - Google Patents

Atm呼受付制御方式

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Publication number
JPH05227193A
JPH05227193A JP2882392A JP2882392A JPH05227193A JP H05227193 A JPH05227193 A JP H05227193A JP 2882392 A JP2882392 A JP 2882392A JP 2882392 A JP2882392 A JP 2882392A JP H05227193 A JPH05227193 A JP H05227193A
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JP
Japan
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call
sum
service class
average speed
atm
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Application number
JP2882392A
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English (en)
Inventor
Osao Ogino
長生 荻野
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KDDI Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】各サービスクラスにおける情報信号の要求通信
品質を個別に満足しつつ、出回線スループットをその能
力の上限まで高めることができる。 【構成】異なる通信品質を要求する複数のサービスクラ
スが存在するATM網の呼受付制御部A′において、呼
の入力時に、当該呼が指定した出回線1bの各サービス
クラス(1)〜(4)ごとに当該呼及び設定済呼が要求
した平均速度の総和Wiと、当該呼が指定する出回線1
bでの各サービスクラスごとに設定されている情報信号
の必要帯域の総和と該情報信号の平均速度の総和との比
Riとを乗算して出回線の各サービスクラスごとの必要
帯域Biを求め、さらに当該必要帯域の総和Bcを求
め、当該総和Bcと帯域メモリ22に蓄積した出回線帯
域Bとを比較することによって呼の受付可否を判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM(Asynch
ronous Transfer Mode)方式を利
用する通信網の交換機の呼受付制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM方式は、全てのメディアの情報を
固定長のセルに分解して転送する方式であり、広帯域I
SDN(Integrated Services D
igital Network)の伝送及び交換方式と
して有望視されている。ATM方式を利用する通信網
(以下、「ATM網」とする)では、各メディアによっ
て要求通信品質が異なるため、幾つかのサービスクラス
を設け、サービスクラス間で優先度を付けて、各メディ
アのセルを各出回線へ転送する。
【0003】このような複数のサービスクラスが存在す
るATM網の従来の呼受付制御方式としては、図3に示
したような方式が知られている。従来の技術を図3及び
図4に示す。図3は従来の方式によるATM呼受付制御
部の回路構成図、図4は従来の方式によるサービスクラ
スi(1≦i≦4)の平均速度和保持モジュールの回路
構成図である。図中、AはATM呼受付制御部、1はA
TM交換機の通話路系、2はATM交換機の呼処理系で
ある。
【0004】通話路系1へは、入回線1a群を介して、
クラス(1)(小廃棄,小遅延),クラス(2)(非小
廃棄,小遅延),クラス(3)(小廃棄,非小遅延),
クラス(4)(非小廃棄,非小遅延)の情報信号セルが
混在した状態で加わる。通話路系1は、これら4つのサ
ービスクラス(1)〜(4)のセルに優先度をつけて、
各出回線1b群へ転送する。
【0005】呼処理系2は、入力信号線2a群を通し
て、呼設定要求または呼解放要求を受信する。ここで入
回線1a群と入力信号線2a群は1つの回線群を共用す
る場合もある。すなわち、ユーザ情報信号C1セルと呼
制御信号C2セルが、1本の回線の中に混在して転送さ
れて来る場合もある。この場合には、ユーザ情報信号C
1セルと呼制御信号C2セルが何らかの手段によって識
別分離され、それぞれ通話路系1または呼処理系2へ別
々に加えられる。
【0006】ATM呼受付制御部Aは、各出回線1bに
対応して1つずつ設けられるが、以下説明を簡略化する
ため、1つのATM呼受付制御部Aに着目して説明す
る。呼処理系2は、ある出回線1bを使用する呼の設定
要求を受信すると、当該出回線1bに対応するATM呼
受付制御部A中の各サービスクラス(1)〜(4)に対
応した平均速度和保持モジュール3〜6に呼設定試行要
求を出力する。
【0007】一方、呼処理系2は呼設定要求時に入力信
号線2a群を通してユーザが示した要求サービスクラス
(1)〜(4)と情報信号C1の平均速度Vを、デマル
チプレクサ7に送出する。デマルチプレクサ7では、呼
設定の要求サービスクラスKに対応する平均速度和保持
モジュール3〜6いずれかに設定要求呼の情報信号C1
の平均速度Vを送出する。
【0008】平均速度和保持モジュール3〜6では、各
サービスクラスの情報信号C1の平均速度Vの総和Wi
を出力する。これら平均速度Vの総和Wi(iは1≦i
≦4を満足するすべての値)は加算器8〜10によりす
べて加算し、加算結果Wは必要帯域と平均速度の比の値
を予め保持している比メモリ11からの出力値Rと乗算
器12で掛け合わされ、比較器14に送られる。
【0009】比較器14は、乗算器12により掛け合わ
された結果である全必要帯域WRと、出回線帯域を予め
保持している帯域メモリ13からの出力値Bを比較す
る。比較した結果、帯域メモリ13からの出回線帯域の
出力値Bの方が大きいか、または等しければ、呼受付可
能信号Mを呼処理系2へ送出する。逆に必要帯域及び平
均速度の比の出力値Rと加算結果Wとの乗算結果WRの
方が大きければ、呼受付拒否信号Nを呼処理系2へ送出
する。
【0010】呼処理系2は、ATM呼受付制御部Aから
の呼受付可能信号Mを受信すると、平均速度和保持モジ
ュール3〜6へ呼設定要求を出力する。デマルチプレク
サ7に当該呼のサービスクラスi及び平均速度Vを送出
する。デマルチプレクサ7では、当該呼のサービスクラ
スiに対応する平均速度和保持モジュール3〜6いずれ
かに当該呼の平均速度Vを送出し、該当する平均速度和
保持モジュール3〜6いずれかは自己が保持している平
均速度和値を更新する。
【0011】呼処理系2は呼の解放要求を受信すると、
平均速度和保持モジュール3〜6へ呼解放要求を出力
し、また、当該呼のサービスクラスi及び平均速度Vを
デマルチプレクサ7に送出する。デマルチプレクサ7に
よってその呼のサービスクラスiに対応する平均速度和
保持モジュール3〜6いずれかへ当該呼の平均速度Vが
送られ、当該平均速度和保持モジュール3〜6いずれか
が保持する平均速度和値が更新される。
【0012】図4は、従来の方式における平均速度和保
持モジュール3〜6の内部回路構成図である。呼設定試
行要求か呼設定要求か呼解放要求かを表す処理種別信号
Gが、呼処理系2から送られて来る。自己サービスクラ
スiの呼設定試行要求時には、デマルチプレクサ15を
経由して加算器20にその呼の平均速度Vが送出され
る。
【0013】この時、総和メモリ18が保持している現
時点でのサービスクラスiの情報信号の平均速度の総和
Hiがデマルチプレクサ19により読出され、前記呼の
平均速度Vの値と加算器20で加算され、その結果値W
iが最終的に出力される。自己サービスクラスi以外の
呼設定試行要求時には、呼の平均速度Vは送られて来な
いので、総和メモリ18の出力値が、即値Wiとして最
終的に出力される。
【0014】自己サービスクラスiの呼設定要求時に
は、デマルチプレクサ15を経由して、加算器16にそ
の呼の平均速度Vが送出される。この時、総和メモリ1
8が保持している現時点でのサービスクラスiの情報信
号の平均速度の総和Hiをデマルチプレクサ19が読出
し、加算器16において読出した値に呼の平均速度Vの
値を加算し、総和メモリ18に書き戻す。
【0015】自己サービスクラスi以外の呼設定要求時
には、呼の平均速度の値は送られて来ないので、総和メ
モリ18の値が加算器16を通過し、総和メモリ18に
戻るだけであり、内容は更新されない。自己サービスク
ラスiの呼解放要求時には、デマルチプレクサ15を経
由して、減算器17にその呼の平均速度Vが送出され
る。
【0016】この時、総和メモリ18が保持している現
時点でのサービスクラスiの情報信号の平均速度の総和
Hiをデマルチプレクサ19が読出し、減算器17にお
いて読出した値から呼の平均速度Vの値を引いて、総和
メモリ18に書き戻す。自己サービスクラスi以外の呼
解放要求時には、呼の平均速度Vの値は送られて来ない
ので、総和メモリ18の値が減算器17を通過し、総和
メモリ18に戻るだけであり、内容は更新されない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記に述べたような、
従来用いられてきたATM呼受付制御方式の欠点は、サ
ービスクラスi別の情報信号C1のトラフィック特性の
違いを考慮せず、また異なるサービスクラスi間の情報
信号C1の統計多重効果も考慮せず、さらに各サービス
クラスiの情報信号C1量のバースト性の変動も考慮し
ていないため、十分な出回線1bのスループットが得ら
れないことである。
【0018】また、情報信号C1量のバースト性の変動
等の予期しないトラフィック特性の変化が生じた場合、
危険側の呼受付制御となり、通信品質が満足されなくな
る恐れもある。一方、情報信号C1量の平均値ではなく
ピーク値に基づいて呼受付制御を行う方式も存在する
が、当該方式では統計多重効果を全く無視しているの
で、安全側過ぎる制御となり、出回線1bのスループッ
トがかなり低下してしまう。
【0019】こゝにおいて、本発明は、前記のような従
来の技術の課題を克服するために創作されたもので、各
サービスクラス別の情報信号のトラフィック特性の違い
を考慮し、また異なるサービスクラス間の情報信号の統
計多重効果も考慮し、さらに各サービスクラスの情報信
号量のバースト性の変動も考慮することにより、各サー
ビスクラスにおける情報信号の要求通信品質を個別に満
足しつつ、出回線スループットをその能力の上限まで高
めることができるATM呼受付制御方式を提供せんとす
るものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明の次に列挙する新規な特徴的構成手法を採用すること
により達成される。すなわち、本発明の第1の特徴は、
異なる通信品質を要求する複数のサービスクラスが存在
するATM網の呼受付制御部において、呼入力時に、当
該呼が指定する出回線での各サービスクラスごとに予め
設定されている情報信号の必要帯域の総和と該情報信号
の平均速度の総和との比を前記呼が指定した出回線の各
サービスクラスごとに当該呼及び設定済呼が要求した平
均速度の総和に乗算して出回線各サービスクラスごとの
必要帯域を、次いで当該必要帯域の総和をそれぞれ求
め、当該総和と内蔵する記憶手段に予め蓄積した出回線
帯域とを比較することによって呼の受付可否を判定する
ATM呼受付制御方式である。
【0021】本発明の第2の特徴は、前記第1の特徴に
おいて、各サービスクラスごとに予め設定されている情
報信号の必要帯域の総和と該情報信号の平均速度の総和
との比を、自己のサービスクラスよりも優先度の高いサ
ービスクラスの必要帯域の和の変動に基づいて追従更新
設定してなるATM呼受付制御方式である。
【0022】本発明の第3の特徴は、前記第1の特徴に
おいて、各サービスクラスごとに予め設定されている情
報信号の必要帯域の総和と該情報信号の平均速度の総和
との比を、当該サービスクラスにおける重畳された情報
信号量の総和の分散と平均の比の変動に基づいて追従更
新設定することである。
【0023】
【作用】本発明は、前記のような構成手法を採用するの
で、各サービスクラスにおける情報信号が必要とする実
際の帯域とその情報信号の平均速度との比の値を、あら
かじめ計算して保持しておく。そして呼が入力した時点
で、各サービスクラスiごとに、情報信号C1の平均速
度Vの総和と保持している比の値を掛け合わせることに
より、その時点におけるサービスクラスiの必要帯域を
求める。
【0024】さらに各サービスクラスiごとの必要帯域
の和を取り、これを出回線帯域と比較することによっ
て、呼の受付可否を判定するので、各サービスクラスi
ごとに異なる比の値を、情報信号C1の平均速度Vの総
和に掛け合わせることによって、サービスクラスi別の
情報信号のトラフィック特性の違いを考慮した出回線ス
ループットの高いATM呼受付制御方式が実現できる。
【0025】また、本発明の第2の特徴によるATM呼
受付制御方式によれば、各サービスクラスにおいて、よ
り優先度の高いすべてのサービスクラスの必要帯域の和
の変化に応じて、異なる比の値を、情報信号C1の平均
速度Vの総和に掛け合わせることによって、異なるサー
ビスクラス間の情報信号の統計多重効果を考慮したAT
M呼受付制御方式が得られる。
【0026】さらに、本発明の第3の特徴によるATM
呼受付制御方式によれば、各サービスクラスにおいて、
重畳情報信号量の分散と平均との比の値に対応して、重
畳された情報信号の平均速度に異なる比の値を掛け合わ
せることによって、各サービスクラスの重畳情報信号量
のバースト性の変動を考慮したATM呼受付制御方式が
得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本実施例のATM呼受付制御方式を実行
する回路構成図である。図1で、A′は本実施例のAT
M呼受付制御部である。なお、前記従来例を示す図3乃
至図4中の同一回路素子と同一素子は同一符号を付し
た。通話路系1へは、入回線1a群を介して、クラス1
(小廃棄,小遅延),クラス2(非小廃棄,小遅延),
クラス3(小廃棄,非小遅延),クラス4(非小廃棄,
非小遅延)の情報信号C1セルが混在した状態で加わ
る。
【0028】通話路系1は、これら4つのサービスクラ
スiのセルに優先度を付けて、各出回線1b群へ転送す
る。呼処理系2は、入力信号線2a群を通して呼設定要
求または呼解放要求を受信する。呼設定要求時には、入
力信号線2a群を通して、ユーザから要求サービスクラ
ス(1)〜(4)と情報信号C1の平均速度V及び速度
の分散Eも同時に受信する。情報信号C1の平均速度V
と最大速度を受信した場合には、呼処理系2において、
これら2つの値から速度の分散を推定する。
【0029】ここで入回線1a群と入力信号線2a群は
1つの回線群を共用する場合もある。すなわち、ユーザ
情報信号C1セルと呼制御信号C2セルが、1本の回線
の中に混在して転送されて来る場合もある。この場合に
は、ユーザ情報信号C1セルと呼制御信号C2セルが何
らかの手段によって識別分離され、それぞれ通話路系1
または呼処理系2へ別々に加えられる。
【0030】ATM呼受付制御部A′は、各出回線1b
に対応して1つずつ設けられるが、図1においては、A
TM呼受付制御部A′はその内の1つを示す。以下、説
明の簡略化のために、1つのATM呼受付制御部A′に
ついてのみ説明する。ATM呼受付制御部A′に対応し
た出回線1bを使用する呼の設定要求を受信すると、呼
処理系2は、平均速度和及び速度分散和保持モジュール
3′〜6′へ呼設定試行要求を出力する。またデマルチ
プレクサ7a,7bにユーザが示した要求サービスクラ
ス(1)〜(4)を送出する。
【0031】さらに、ユーザが示した設定要求呼の平均
速度Vをデマルチプレクサ7aへ、速度の分散Eをデマ
ルチプレクサ7bに送出する。ユーザの要求サービスク
ラスがK(Kは1≦K≦4を満足する1つの値)の時に
は、Kに対応する平均速度和及び速度分散和保持モジュ
ール3′〜6′いずれかに設定要求呼の平均速度V及び
分散Eが出力される。
【0032】各平均速度和及び速度分散和保持モジュー
ル3′〜6′は、サービスクラスiの情報信号の平均速
度の総和Wiを、また、必要帯域と平均速度の比の値R
iを出力する。これら2つの出力は乗算器12a,12
b,12c,12dで各モジュール3′〜6′ごとに掛
け合わされ、各サービスクラスiごとの情報信号の必要
帯域Biが計算される。必要帯域Bi(iは1≦i≦4
を満足するすべての値)は加算器8′〜10′によりす
べて加算され、比較器14に総必要帯域Bcとして出力
される。
【0033】また、加算の途中結果であるΣBjの値
が、平均速度和及び速度分散和保持モジュール4′〜
6′に送られる。但し、平均速度和及び速度分散和保持
モジュール3′には、定数器21よりゼロ値B0が与え
られる。比較器14は、総必要帯域の出力値Bcと、出
回線帯域を保持している帯域メモリ22からの出力値B
を比較する。比較した結果、B≧Bcならば、呼受付可
能信号Mを呼処理系2へ送出する。それ以外ならば呼受
付拒否信号Nを呼処理系2へ送出する。
【0034】呼処理系2は呼受付可能信号Mを受信する
と、平均速度和及び速度分散和保持モジュール3′〜
6′へ呼設定要求を出力する。デマルチプレクサ7a,
7bを介して、平均速度V、速度の分散Eを当該呼のサ
ービスクラスKに対応する平均速度和及び速度分散和保
持モジュール3′〜6′いずれかに送出する。該当する
平均速度和及び速度分散和保持モジュール3′〜6′い
ずれかでは、保持している平均速度和及び速度分散和の
更新(足し込み)を行なう。
【0035】呼処理系2はATM呼受付制御部A′に対
応する出回線1bを使用していた呼の解放要求を受信す
ると、平均速度和及び速度分散和保持モジュール3′〜
6′へ呼解放要求を出力する。また、デマルチプレクサ
7a,7bに解放要求呼のサービスクラスKを出力し、
当該出力に基づき、解放要求呼の平均速度Vと速度の分
散Eをその呼のサービスクラスKに対応する平均速度和
及び速度分散和保持モジュール3′〜6′いずれかに送
出する。該当する平均速度和及び速度分散和保持モジュ
ール3′〜6′いずれかでは、保持している平均速度和
及び速度分散和の更新(減算)を行なう。
【0036】図2は、各平均速度和及び速度分散和保持
モジュール3′〜6′の構成図である。呼設定試行要求
か呼設定要求か呼解放要求かを表す処理種別信号Gによ
り、デマルチプレクサ15a,15b,19a,19b
の出力線3本を切り替える。
【0037】自己サービスクラスiの呼設定試行要求時
には、デマルチプレクサ15aの入力である呼の平均速
度Vを加算器20aに出力する。この時、総和メモリ1
8aに保持されている情報信号の平均速度の総和Hiを
デマルチプレクサ19aにより加算器20aに出力、当
該出力と呼の平均速度Vの値は加算され、その結果、W
iが出力される。
【0038】同様に、デマルチプレクサ15bの入力で
ある呼の速度の分散Eを、加算器20bに出力する。こ
の時、総和メモリ18bに保持されている情報信号の速
度の分散の総和Liをデマルチプレクサ19bにより加
算器20bに出力、当該出力と呼の速度の分散値Eは加
算され、Sを得る。当該計算値Sは、除算器23におい
てWiにより除算され、バースト性の大きさを表すテー
ブル選択信号Tsとなる。
【0039】データベース24の中には、ΣBjの値
と、サービスクラスiにおける必要帯域と重畳情報信号
の平均速度の比の値Riとの対応関係を表すテーブルa
〜nが、重畳情報信号のバースト性の大きさに対応して
複数個記憶されている。テーブル選択信号Tsによりデ
ータベース24の中の1つのテーブルa〜nが選択され
る。さらにRi選択信号(ΣBjの値)に基づいて、選
択されたテーブルa〜nいずれかが参照され、得られた
値Riがサービスクラスiにおける必要帯域と重畳情報
信号の平均速度の比として出力される。
【0040】自己サービスクラスi以外の呼設定試行要
求時には、呼の平均速度Vは送られて来ないので、加算
器20aでは総和メモリ18aの出力値Hiが即出力さ
れ、当該出力がWi値として最終送出される。同様に、
呼の速度の分散値Eも送られて来ないので、加算器20
bの出力Sは総和メモリ18bの出力値Liそのものと
なり、当該値Sを前記Wiにより除算し、テーブル選択
信号Tsを得る。
【0041】そのテーブル選択信号Tsによりデータベ
ース24のテーブルa〜nを選択し、さらにRi選択信
号(ΣBjの値)に基づいて、選択されたテーブルa〜
nいずれかが参照され、得られた値Riがサービスクラ
スiにおける必要帯域と重畳情報信号の平均速度の比と
して出力される。自己サービスクラスiの呼設定要求時
には、デマルチプレクサ15aを経由して加算器16a
にその呼の平均速度Vが送出される。
【0042】この時、総和メモリ18aの値Hiが、デ
マルチプレクサ19aを経由して加算器16aへ送ら
れ、両者は加算され、総和メモリ18aに書き戻され
る。同様に、デマルチプレクサ15bを経由して、加算
器16bにその呼の速度の分散値Eが送出される。この
時、総和メモリ18bの値Liが、デマルチプレクサ1
9bを経由して加算器16bに送られ、両者は加算さ
れ、総和メモリ18bに書き戻される。
【0043】自己サービスクラスi以外の呼設定要求時
には、呼の平均速度の値Vは送られて来ないので、総和
メモリ18aの値Hiがそのまま加算器16aに送出さ
れ、総和メモリ18aに戻されるだけであり、総和メモ
リ18aの内容は更新されない。同様に、呼の速度の分
散値Eは送られて来ないので、総和メモリ18bの値L
iがそのまま加算器16bに送出され、総和メモリ18
bに戻されるだけであり、総和メモリ18bの内容は更
新されない。
【0044】自己サービスクラスiの呼解放要求時に
は、デマルチプレクサ15aを経由して減算器17aへ
解放要求呼の平均速度Vが送出される。この時、総和メ
モリ18aの値Hiが、デマルチプレクサ19aを経由
して減算器17aに送られ、両者は減算され、総和メモ
リ18aに書き戻される。同様に、デマルチプレクサ1
5bを経由して、解放要求呼の速度の分散値Eが減算器
17bに送出される。
【0045】この時、総和メモリ18bの値Liがデマ
ルチプレクサ19bを経由して減算器17bに送られ、
両者は減算され、総和メモリ18bに書き戻される。自
己サービスクラスi以外の呼解放要求時には、解放要求
呼の平均速度の値Vは送られて来ないので、総和メモリ
18aの内容がそのまま減算器17aに送られ、総和メ
モリ18aに戻されるだけであり、総和メモリ18aの
内容は更新されない。
【0046】同様に、解放要求呼の速度の分散値Eは送
られて来ないので、総和メモリ18bの内容がそのまま
減算器17bに送られ、総和メモリ18bに戻されるだ
けであり、総和メモリ18bの内容は更新されない。
【0047】
【発明の効果】本発明によるATM呼受付制御方式で
は、各サービスクラスにおける必要帯域と情報信号の平
均速度の比の値を予め計算して保持しておく。各サービ
スクラスにおいて、異なる比の値を、情報信号の平均速
度に掛け合わせることによって、各サービスクラス別の
情報信号のトラフィック特性の違いを考慮した出回線ス
ループットの高いATM呼受付制御方式が実現できる。
また各サービスクラスに対して、そのサービスクラスよ
りも優先度の高いすべてのサービスクラスの必要帯域の
和と、そのサービスクラスにおける必要帯域と情報信号
の平均速度の比の値との対応関係を、あらかじめ計算し
てテーブルの形に保持して置く。
【0048】より優先度の高いすべてのサービスクラス
の必要帯域の和の変化に応じて、異なる比の値を、情報
信号の平均速度に掛け合わせることによって、異なるサ
ービスクラス間の情報信号の統計多重効果を考慮した出
回線スループットの高いATM呼受付制御方式が実現で
きる。
【0049】さらに各サービスクラスに対して、そのサ
ービスクラスにおける情報信号量の分散と平均との比の
値に応じて、上記テーブルを複数個持つ。情報信号量の
分散と平均との比の値に対応して、情報信号の平均速度
に異なる比の値を掛け合わせることによって、各サービ
スクラスの情報信号量のバースト性の変動を考慮した出
回線スループットの高いATM呼受付制御方式が実現で
きる。以上、本発明によるATM呼受付制御方式を用い
ることによって、各サービスクラスにおける情報信号の
要求通信品質を個別に満足しつつ、出回線スループット
を上限まで高めることができ、本発明によるATM呼受
付制御方式は優れた有用性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を実行するATM呼受付制御部
の回路構成図である。
【図2】同上・サービスクラスi(1≦i≦4)の平均
速度和及び速度分散和保持モジュールの回路構成図であ
る。
【図3】従来の方式を実行するATM呼受付制御部の回
路構成図である。
【図4】同上・サービスクラスi(1≦i≦4)の平均
速度和保持モジュールの回路構成図である。
【符号の説明】 A,A′…ATM呼受付制御部 a〜n…テーブル i…サービスクラス K…要求サービスクラス 1…通話路系 1a…入回線 1b…出回線 2…呼処理系 2a…入力信号線 3〜6…平均速度和保持モジュール 3′〜6′…平均速度和及び速度分散和保持モジュール 7,7a,7b,15,15a,15b,19,19
a,19b…デマルチプレクサ 8〜10,8′〜10′,16,16a,16b,2
0,20a,20b…加算器 11…比メモリ 12,12a〜12d…乗算器 13,22…帯域メモリ 14…比較器 17,17a,17b…減算器 18,18a,18b…総和メモリ 21…定数器 23…除算器 24…データベース B…帯域メモリの出力値 Bc…全必要帯域 Bi…必要帯域 B0…ゼロ値 C1…ユーザ情報信号 C2…呼制御信号 E…呼の速度の分散 G…処理種別信号 Hi…総和メモリの情報信号の平均速度総和 Li…総和メモリの情報信号の速度の分散総和 M…呼受付可能信号 N…呼受付拒否信号 Ri…必要帯域と重畳情報信号の平均速度の比 V…呼の平均速度 Ts…テーブル選択信号 Wi…情報信号の平均速度の総和

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる通信品質を要求する複数のサービス
    クラスが存在するATM網の呼受付制御部において、呼
    の入力時に、当該呼が指定する出回線での各サービスク
    ラスごとに予め設定されている情報信号の必要帯域の総
    和と該情報信号の平均速度の総和との比を前記呼が指定
    した出回線の各サービスクラスごとに当該呼及び設定済
    呼が要求した平均速度の総和に乗算して出回線の各サー
    ビスクラスごとの必要帯域を、次いで当該必要帯域の総
    和をそれぞれ求め、当該総和と内蔵する記憶手段に予め
    蓄積した出回線帯域とを比較することによって呼の受付
    可否を判定することを特徴とするATM呼受付制御方式
  2. 【請求項2】各サービスクラスごとに予め設定されてい
    る情報信号の必要帯域の総和と当該情報信号の平均速度
    の総和との比を、自己のサービスクラスよりも優先度の
    高いサービスクラスの必要帯域の和の変動に応じて設定
    してあることを特徴とする請求項1記載のATM呼受付
    制御方式
  3. 【請求項3】各サービスクラスごとに予め設定されてい
    る情報信号の必要帯域の総和と当該情報信号の平均速度
    の総和との比を、当該サービスクラスにおける重畳され
    た情報信号量の総和の分散と平均の比の変動に応じて設
    定してあることを特徴とする請求項1記載のATM呼受
    付制御方式
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