JP3788590B2 - 遠隔操作システム及びその駆動機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車やロボット等の駆動機器を遠隔操作するシステムに係り、特に同一場所で複数の駆動機器を同時に制御するとともに、駆動機器間で通信に基づく相互作用を生じさせる必要がある場合に好適な遠隔操作システム及びその駆動機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の駆動機器を同一場所で赤外線や電波を利用して遠隔操作するとともに、駆動機器間で赤外線や電波を利用して交信を行う場合、送信機から駆動機器へ送信する信号と、駆動機器間の信号とが互いに干渉して正確な制御及び交信が困難になるおそれがある。このような問題を解決する技術として、例えば特許第2713603号公報に開示されたシステムが知られている。このシステムでは、送信機は対応する駆動機器を遠隔操作するためのデータを電波によって送信する送信手段を備えている。また、駆動機器は他の駆動機器と交信するためのデータを赤外線によって送信する送信手段と、電波によるデータを受信する手段と、赤外線によるデータを受信する手段とを備えている。これにより、送信機から送信される信号と駆動機器から送信される信号の干渉を防止し、複数の駆動機器を同一場所で遠隔操作するとともに、駆動機器間で交信を行う遠隔操作システムを実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の遠隔操作システムでは、駆動機器は送信機から送信される電波を受信する手段と他の駆動機器から送信される赤外線を受信する手段の異なる二つの受信手段と処理系統を必要とする。このため、駆動機器の構成が複雑化するとともに、消費電力も増加する不都合を生じていた。
【0004】
そこで、本発明は、駆動機器の構成の複雑化、消費電力の増加を招くことなく、複数の駆動機器を遠隔操作するとともに、駆動機器間で通信に基づく相互作用を生じさせることができる遠隔操作システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】
本発明の遠隔操作システムは、複数の送信機(2,10)によってそれらに対応付けて用意された複数の駆動機器(1,30)の動作を互いに個別に制御するとともに、前記複数の駆動機器間で通信に基づく相互作用を生じさせる遠隔操作システムであって、前記複数の送信機のそれぞれには、各送信機を識別するための各送信機に固有の識別情報と、前記駆動機器の動作を制御するための動作制御情報と、前記駆動機器間の通信を制御するための通信制御情報とを含んだ操作データ(81)を作成する操作データ作成手段(60)と、前記操作データを送信する操作データ送信手段(3,12)と、他の送信機から送信された操作データを受信する操作データ受信手段(5,13)と、受信した操作データに含まれている前記識別情報に基づいて自己の操作データの送信タイミングを設定する送信タイミング設定手段(60)と、設定された送信タイミングに従って前記データ送信手段から前記操作データを送信させる操作データ送信制御手段(60)とが設けられ、前記複数の駆動機器のそれぞれには、他の駆動機器に所定の処理を実行させる通信データ(82)を作成する通信データ作成手段(70)と、前記通信データを送信する通信データ送信手段(6,43)と、各送信機から送信された操作データ及び他の駆動機器から送信された通信データを受信するデータ受信手段(4,46)と、自己に対応付けられた送信機に固有の識別情報を含む操作データを受信した場合には、その操作データに含まれる動作制御情報に基づいて自己の動作を制御するとともに、前記操作データに含まれる通信制御情報に基づいて前記通信データの作成及び送信を制御し、他の駆動機器からの通信データを受信した場合には、その受信した通信データに対応する所定の処理を実行する駆動機器制御手段(70)とが設けられ、 前記複数の送信機及び駆動機器のそれぞれの記憶手段には、前記操作データ及び前記通信データの送信タイミングが互いに重複しないように、かつ識別情報毎に所定の順序で周期的に到来し、更に、前記識別情報毎に与えられた送信時間が互いに等しくなるように規定された共通のデータ送信スケジュール(80)を構成すべく、自己の送信タイミングの順序及び周期を特定するための情報が記憶され、前記送信機の送信タイミング設定手段は、その送信機の記憶手段に記憶された前記順序を特定するための情報と、受信した他の送信機からの操作データに含まれる識別情報とを参照して、受信した前記識別情報を基準とした時の自己の送信タイミングまでに到来する送信タイミングに対応する識別情報の数を特定し、その特定した数と前記周期を特定するための情報とに基づいて、前記受信した操作データの送信タイミングを基準にした時の自己の送信タイミングが到来するまでの時間を特定することにより、前記データ送信スケジュールにて規定されている自己の送信タイミングを特定し、前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、その駆動機器の記憶手段に記憶された前記順序を特定するための情報と、受信した操作データに含まれる識別情報とを参照して、受信した前記識別情報を基準とした時の自己の送信タイミングまでに到来する送信タイミングに対応する識別情報の数を特定し、その特定した数と前記周期を特定するための情報とに基づいて、前記受信した操作データの送信タイミングを基準にした時の自己に対応する送信機の送信タイミングが到来するまでの時間を特定することにより、前記データ送信スケジュールにて規定されている自己の送信タイミングを特定し、その特定された送信タイミングに従って前記通信データ送信手段から前記通信データを送信させることにより、上述した課題を解決するものである。
【0007】
本発明の遠隔操作システムによれば、各送信機及び各駆動機器は送信機から送信されたデータを受信することにより、各送信機及び各駆動機器の送信タイミングが重複しないように、かつ識別情報毎に所定の順序で周期的に到来し、更に、前記識別情報毎に与えられた送信時間が互いに等しくなるように規規定されたデータ送信スケジュールに従って自己のデータを送信することができる。従って、各送信機からのデータと各駆動機器からのデータを同一のキャリア信号にのせて送信することができ、各駆動機器は送信機からの信号と他の駆動機器からの信号の受信手段及び処理系統の共用化を進めることができる。また、1周期分の操作データ及び通信データの送信スケジュールを規定するだけで、各送信機及び各駆動機器は自己のデータを送信できる期間を特定することができる。しかも、データ送信は各周期毎に行われるので、途中で一部の送信機がデータ送信を中断しても、他の送信機及び駆動機器は自己に割り当てられた時期を特定してデータを送信することができる。これにより、駆動機器の構成の複雑化、消費電力の増加を招くことなく、複数の駆動機器を遠隔操作するとともに、駆動機器間で通信に基づく相互作用を生じさせることができる。
【0008】
また、本発明の遠隔操作システムは次のような態様を含むことができる。
【0011】
各周期において、前記各送信機が操作データを送信できる期間が、互いに等しい時間長に規定され、かつ、前記各駆動機器が通信データを送信できる期間が、互いに等しい時間長に規定されてもよい。
【0012】
このようにすれば、所定の周期内における各送信機及び各駆動機器のデータ送信の順序を規定するだけで、各送信機及び各駆動機器は自己のデータを送信できる期間を特定することができる。例えば、送信機の送信期間の時間長がT1、駆動機器の送信期間の時間長がT2である場合、送信タイミングを最先に設定された送信機から数えてi個の送信機とj個の駆動機器の後に設定されている送信機又は駆動機器は、最先の送信開始時刻からT1×i+T2×j後に送信を開始すればよい。
【0013】
前記各駆動機器の通信データの送信タイミングが、それぞれに対応する送信機の操作データの送信タイミングの次に到来するように、前記データ送信スケジュールが規定されてもよい。
【0014】
このようにすれば、駆動機器は自己に対応する送信機からの操作データ受信後すぐに自己の通信データの送信を開始するだけで、送信機及び他の駆動機器と送信タイミングを重複させることなく送信をすることができる。
【0015】
前記駆動機器は、前記他の送信機から操作データを受信するたびにその操作データに含まれる識別情報を所定の変数に設定し、前記他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記変数に設定された識別情報を参照して、前記通信データを送信した他の駆動機器を特定してもよい。
【0016】
この場合には、識別情報を通信データに付加しなくても、いずれの駆動機器から送信データが送られたかを判別できるから、1ブロックの通信データに付加できる情報を節約、又は1ブロックの通信データを小さくすることによる送受信時間の短縮ができる。しかも、送信機の次に対応する駆動機器の送信タイミングが設定されている場合には、直前に受信した操作データに含まれていた識別情報のみ保持し、それを参照するだけでよく、ハードウェアの負担を軽減できる。
【0017】
前記駆動機器の前記記憶手段には、データを受信した時刻が送信機又は駆動機器のいずれの送信タイミングであるかを判断するための情報が記憶され、前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、各送信機から送信された操作データ又は他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記受信した時刻と、前記いずれの送信タイミングであるかを判断するための情報とから、受信したデータが操作データ又は通信データのいずれであるかを判別してもよい。
【0018】
この場合には、操作データ又は通信データのいずれであるかを判別するための情報をデータに付加する必要がなく、1ブロックのデータに付加できる情報を節約、又は1ブロックのデータを小さくすることによる送受信時間の短縮ができる。
【0019】
本発明の駆動機器は、自己を識別するための識別情報と、制御対象の動作を制御するための動作制御情報と、制御対象間の通信を制御するための通信制御情報とを含んだ操作データ(81)を送信する送信機(2,10)と組み合わされ、前記制御対象として使用される駆動機器(1,30)であって、他の駆動機器に所定の処理を実行させる通信データ(82)を作成する通信データ作成手段(70)と、前記通信データを送信する通信データ送信手段(6,43)と、送信機から送信された操作データ及び他の駆動機器から送信された通信データを受信するデータ受信手段(4,46)と、自己に対応付けられた識別情報を含む操作データを受信した場合には、その操作データに含まれる動作制御情報に基づいて自己の動作を制御するとともに、前記操作データに含まれる通信制御情報に基づいて前記通信データの作成及び送信を制御し、他の駆動機器からの通信データを受信した場合には、その受信した通信データに対応する所定の処理を実行する駆動機器制御手段(70)と、自己に組み合された送信機、前記他の駆動機器及び前記他の駆動機器に組み合された送信機と共通のデータ送信スケジュールであって、前記操作データ及び前記通信データの送信タイミングが互いに重複しないように、かつ識別情報毎に所定の順序で周期的に到来し、更に、前記操作データ及び前記通信データを送信するために与えられた前記識別情報毎の送信時間が互いに等しくなるように規定された共通のデータ送信スケジュール(80)を構成すべく、自己の送信タイミングの順序及び周期を特定するための情報が記憶された記憶手段と、が設けられ、前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、その駆動機器の記憶手段に記憶された前記順序を特定するための情報と、受信した操作データに含まれる識別情報とを参照して、受信した前記識別情報を基準とした時の自己の送信タイミングまでに到来する送信タイミングに対応する識別情報の数を特定し、その特定した数と前記周期を特定するための情報とに基づいて、前記受信した操作データの送信タイミングを基準にした時の自己に対応する送信機の送信タイミングが到来するまでの時間を特定することにより、前記データ送信スケジュールにて規定されている自己の送信タイミングを特定し、その特定された送信タイミングに従って前記通信データ送信手段から前記通信データを送信させることを特徴とする。
【0020】
この駆動機器毎に送信機を用意し、対をなす駆動機器と送信機とに同一の識別情報を設定するとともに、送信タイミングを互いに重複しないように規定した共通のデータ送信スケジュールを設定し、他の送信機からのデータを受信することによってデータ送信スケジュールにて規定されている自己の送信タイミングを特定し、送信タイミングを制御する手段を各送信機に設ければ本発明の遠隔操作システムを構成することができる。
【0021】
なお、本発明の駆動機器も、上記の遠隔操作システムにおける各種の好ましい態様を含んでもよい。すなわち、各周期において、通信データを送信できる期間が、他の駆動機器が通信データを送信できる期間と等しい時間長に規定されてもよい。通信データの送信タイミングが、自己に対応する送信機の操作データの送信タイミングの次に到来するように、前記データ送信スケジュールが規定されてもよい。前記他の送信機から操作データを受信するたびにその操作データに含まれる識別情報を所定の変数に設定し、前記他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記変数に設定された識別情報を参照して、前記通信データを送信した他の駆動機器を特定してもよい。前記駆動機器の前記記憶手段には、データを受信した時刻が送信機又は駆動機器のいずれの送信タイミングであるかを判断するための情報が記憶され、前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、各送信機から送信された操作データ又は他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記受信した時刻と、前記いずれの送信タイミングであるかを判断するための情報とから、受信したデータが操作データ又は通信データのいずれであるかを判別してもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の遠隔操作システムの概略構成を示す図である。なお、図1では2台の駆動機器1…1を同一場所で遠隔操作し、駆動機器1…1間で通信に基づく相互作用を生じさせる場合を想定している。
【0023】
各駆動機器1…1には1:1に対応付けて送信機2…2が用意されている。駆動機器1…1及び送信機2…2にはそれぞれIDとして1、2の番号が設定されている。各駆動機器1は同一のIDが付された送信機2からのデータに基づいて遠隔操作される。各駆動機器1の遠隔操作には赤外線が利用される。そのため、各送信機2にはリモコン信号発光部3が搭載され、各駆動機器1にはリモコン信号受光部4が搭載される。さらに、各送信機2からのデータ送信の同期を取るために、各送信機2にはリモコン信号受光部5が搭載される。また、駆動機器1…1間の通信にも赤外線が利用される。このため、各駆動機器1には他の駆動機器と通信を行うためにリモコン信号発光部6が搭載され、前記の駆動機器1のリモコン信号受光部4は他の駆動機器1のリモコン信号発光部6からの信号も受信する。
【0024】
以下では、本発明の遠隔操作システムの一実施形態として、図3に示す小型戦車モデル30を図2に示す送信機10によって遠隔操作する玩具について説明する。ユーザは送信機10によって、戦車モデル30の走行及び砲塔部32の旋回動作を制御し、他のユーザによって遠隔操作される戦車モデル30を射撃する。射撃は砲身42から比較的狭い角度A、Bで放射される赤外線を利用した通信によって実現される。他の戦車モデル30から赤外線による通信を受けた場合、すなわち戦車モデル30が射撃された場合は、例えば一定時間遠隔操作不可能とする、又は、LEDを点灯させる等のユーザに射撃されたことを伝えるための、あるいは遊技上のペナルティとしての所定の処理が、その射撃された戦車モデル30において実行される。この処理はどの戦車モデル30から射撃されたかによって異なる処理を実行することもできる。
【0025】
図2は戦車モデル30を遠隔操作する送信機10を示しており、図2(a)は上面図、図2(b)は前面側からの図である。これらの図に示すように、送信機10は樹脂等で構成された筐体11を有している。筐体11の前面11aには赤外線を透過するカバー11bが設けられ、内側には戦車モデル30に対してデータを送信するための発光部12(図1のリモコン信号発光部3に相当)、他の送信機10からのデータを受信するための受光部13(図1のリモコン信号受光部5に相当)が設けられている。また、筐体11には、戦車モデル30に設けられた左右一対の無限軌道31…31(図3参照)の走行方向及び速度をそれぞれ個別に制御するために操作される左右一対の走行制御レバー14…14と、戦車モデル30の砲塔部32を旋回させるために操作される砲塔部制御ダイヤル15と、戦車モデル30に射撃を指示する射撃用キー16と、送信機10のIDを設定するためのID設定スイッチ17とが設けられている。各走行制御レバー14は速度0に対応した中立位置から前後に倒すことにより対応する無限軌道31の前後進を切替え可能であり、また、倒された量に比例した速度指示信号を出力する。砲塔部制御ダイヤル15は回転操作がされるとその回転方向と回転量に応じた旋回指示信号を出力する。射撃用キー16は押釦スイッチであり、押し込み操作がされると射撃指示信号を出力する。ID設定スイッチ17は1〜4のIDに対応した4位置の間で切替操作可能であり、それらの位置に応じた信号を出力する。ID設定スイッチ17の切替操作により送信機10のIDを1〜4の間で選択することができる。なお、送信機10にはその他に電源のON/OFFを切替える電源スイッチ18、送信機10が稼動状態であること示すLED19も設けられている。
【0026】
図3(a)は戦車モデル30の平面図、図3(b)は側面図である。戦車モデル30はシャーシ33とその上部に覆い被されるボディー34とを有している。シャーシ33の左右には車輪35…35が列をなすように設けられ、車輪35の列毎に1つずつ(左右に1つずつ)無限軌道31が張り渡されている。各列の車輪35…35のうち少なくとも1つは車軸36…36を介して走行伝達装置37に、他は車軸36…36を介して回転自由にシャーシ33に取り付けられる。走行伝達装置37は駆動源としての走行用モータ38の回転を車軸36…36に伝達する。走行伝達装置37及び走行用モータ38は左右一対の無限軌道31…31に対応して左右に1つずつ設けられており、左右の無限軌道31を個別に駆動することができる。ボディー34の上部には砲塔32がシャフト39を中心として旋回可能に設けられている。砲塔32とシャフト39は一体に回転でき、シャフト39の下端部は砲塔部伝達装置40に取り付けられる。砲塔部伝達装置40は駆動源としての砲塔用モータ41の回転をシャフト39に伝達する。
【0027】
砲塔部32には砲身42が設けられている。砲身42が取り付けられる砲塔部32の前部には他の戦車モデル30にデータを送信するための発光部43(図1のリモコン信号発光部6に相当)が設けられている。発光部43から送信された赤外線は集光体44によって砲身42に設けられた光ファイバ45に導かれる。光ファイバ45によって伝達された赤外線は砲身42の先から、所定の放射角度A、Bで砲身42の向いている方向へ射出される。なお、本実施形態では戦車モデル30の上方で送信機10を操作する状況を想定していることから、砲身42から狭い角度A、Bであれば、射出される送信データを送信機10が受信することによる混信はない。
【0028】
ボディー34の後部には送信機10及び他の戦車モデル30からの信号を受信する受光部46(図1のリモコン信号受光部4に相当)が設けられている。受光部46が他の戦車モデル30の発光部43から送信されたデータを受信した場合は、戦車モデル30は射撃されたものとみなし、ユーザに射撃されたことを伝えるための処理、あるいは遊技上のペナルティとしての所定の処理を実行する。受光部46の前側には、他の戦車モデル30からの信号を後方の所定の角度Cからのみ受信するように、赤外線を遮断するカバー47が設けられている。これにより、他の戦車モデル30に後方から射撃されたときのみを射撃されたと判断する遊戯方法を実現できる。なお、カバー47は、受光部46が真上から角度Dの範囲であれば前方からの信号でも受光できるように高さを制限している。従って、戦車モデル30の上方に設置された送信機10からの遠隔操作にはカバー47による支障はない。
【0029】
戦車モデル30の内部にはマイクロプロセッサ、発振子、メモリ、モータドライバなどが同じ基板上に配置された制御装置48が設けられている。制御装置48は、受光部46から送られるデータを自己の戦車モデル30に対応する送信機10からのものか、他の戦車モデル30からのものか判別する。自己の戦車モデル30に対応する送信機10からのデータと判別した場合は、データに基づき、走行用モータ38…38及び砲塔用モータ41の動作を制御するとともに、発光部43から他の駆動機器へデータを送信する。他の戦車モデル30からのデータと判別したときは射撃されたときの所定の処理を実行する。
【0030】
図4は送信機10の回路構成を示している。走行制御レバー14…14、砲塔部制御ダイヤル15、射撃用キー16及びID設定スイッチ17の操作に対応した信号はマイコン60に入力される。リモコン信号発光部12は例えばLED等の発光手段を含んで構成され、マイコン60にて生成されるリモコンデータに応じて赤外線を発光する。なお、マイコン60にて生成される1ブロックのリモコンデータについては後述する(図6の説明参照)。
【0031】
一方、図4に示すリモコン信号受光部13は、他の送信機10から送信された赤外線を受光し、その受光した赤外線からキャリア成分を除去した信号をマイコン60に出力する。マイコン60は受信データに基づき自己のデータの送信タイミングを制御する。このように他の送信機10の送信データを受信して送信タイミングを設定するのは、複数の送信機10及び複数の戦車モデル30からのリモコンデータの同時送信による混信を防止するためである。
【0032】
なお、送信機10には、図2で示した電源スイッチ18、送信機10が稼動状態であることを示すLED19の他、電源としての乾電池、乾電池からの電流・電圧を所定の電流・電圧に変換する電源回路、マイコン60にクロック信号を提供する発振子、戦車モデル30の電源としての2次電池を充電する充電回路や充電端子などが設けられている(図示省略)。
【0033】
図5は、戦車モデル30に搭載された制御系の回路構成を示している。戦車モデル30には送信機10及び他の戦車モデル30からの信号を受信するためのリモコン信号受光部46が設けられている。リモコン信号受光部46は受光した赤外線からキャリア成分を除去した信号をマイコン70に出力する。マイコン70はリモコン信号受光部46から与えられた信号を1ブロックのリモコンデータにデコードする。
【0034】
自己の戦車モデル30に対応する送信機10からの信号を受信した場合、マイコン70は受信データに基づきモータドライバ72に走行用モータ38…38を駆動させる指示を、モータドライバ73に砲塔用モータ41を駆動させる指示を与える。さらに、受信データに射撃の指示があれば、他の戦車モデル30に送信するデータを生成し、送信機10からデータを受信した時間に基づく送信タイミングでリモコン信号発光部43にデータを送信する指示を与える。ここで、送信機10からデータを受信した時間に基づく送信タイミングで送信するのは、複数の送信機10及び複数の戦車モデル30からのリモコンデータの同時送信による混信を防止するためである。リモコン信号発光部43は例えばLED等の発光手段を含んで構成される。
【0035】
他の戦車モデル30からの信号を受信した場合、マイコン70は受信データに基づき、一定時間遠隔操作不可能とする、又は、LEDを点灯させるなどの射撃されたときの処理を実行する。
【0036】
戦車モデル30にはこの他、戦車モデル30が稼動状態であることを示すLED74の他、電源としての2次電池、電源のON/OFFを切替える電源スイッチ、2次電池からの電流・電圧を所定の電流・電圧に変換する電源回路、マイコン70にクロック信号を提供する発振子、自己の戦車モデル30に割り当てられたIDを保持するための不揮発性メモリなどが設けられている(図示省略)。
【0037】
図6は各送信機10と各戦車モデル30のデータ送信タイミングを互いに重複しないように規定したデータ送信スケジュールを示している。上段の時間軸80は送信機10のデータ送信スケジュールを示しており、各送信機10の送信時間(時間長T1)と送信時間(時間長T1)の間には、何れの送信機10からも送信されない時間長T2の間隔が設けられている。下段の時間軸80は戦車モデル30のデータ送信スケジュールを示しており、各戦車モデル30の送信時間は各送信機10の送信時間と送信時間の間に配置されている。また、送信データ81は送信機10によって、送信データ82は戦車モデル30によって生成される1ブロックのリモコンデータの内容を示している。以下、同図を参照して本実施形態での送信データの内容とデータ送信スケジュールについて説明する。
【0038】
送信機10のマイコン60にて生成される1ブロックのリモコンデータは、IDコード、左右の走行用モータの制御情報、砲塔用モータ制御情報、射撃指示情報とで構成されている。IDコード部分にはID設定スイッチ17にて選択されているIDに対応した例えば2ビットのデータがセットされる。左右の走行用モータの制御情報部分それぞれには、走行方向を指定する1ビットのデータと速度を指定する3ビットのデータが走行制御レバー14の操作位置に対応してセットされる。砲塔用モータ制御情報には、旋回するか否かを指示する1ビットのデータと回転方向を指定するための1ビットのデータが砲塔部制御ダイヤル15の操作に対応してセットされる。射撃指示情報には、射撃をするか否かを指示する1ビットのデータが射撃キー16の操作に対応してセットされる。なお、1ブロックのリモコンデータのビット数は常に一定である。従って、1ブロックのリモコンデータを送信するに要する時間も一定である。
【0039】
戦車モデル30のマイコン70にて生成される1ブロックのリモコンデータは、他の戦車モデル30に所定の処理を実行させる付加情報で構成されている。本実施形態では、付加情報は必ずしも必要でないが、付加情報によって、射撃された戦車モデル30の実行する所定の処理に様々な変化を与えることができる。なお、1ブロックのリモコンデータのビット数は常に一定である。従って、1ブロックのリモコンデータを送信するに要する時間も一定である。
【0040】
ID=1〜4が設定されている送信機10とその制御対象の戦車モデル30が4組同時に使用されている場合、各組の送信タイミングは、他の組と互いに異なる時期に設定され、さらに、それぞれの送信機10と戦車モデル30の送信タイミングは互いに異なる時期に設定される。1組の送信機10と戦車モデル30がリモコン信号を送信する時間長はT3であり、各送信機10及び各戦車モデル30は、組の数×送信時間長T3に相当する周期T4(=4×T3)でリモコン信号の送信を繰り返す。また、各組の送信タイミングはID=4から順にT3ずつずらされている。さらに、各組の送信時間長T3は、送信機10の送信時間長T1と、それに続く戦車モデル30の送信が許可される時間長T2とによって構成されている。このような関係に従って各送信機10及び各戦車モデル30が送信タイミングを管理することにより4台の送信機10及び4台の戦車モデル30からの送信時期を互いに重ならないようにすることができる。
【0041】
このような送信制御を実現するためには、例えば図6のID=3の送信機10と戦車モデル30であれば次のように送信タイミングを制御すればよい。まず、送信機10(ID=3)については、時刻t1でID=4の送信機10の送信データを受信した場合、送信タイマをT2後に設定し、タイマカウントを開始する。この時間T2はID=4の戦車モデル30がデータの送信を許可される時間である。時間T2だけ送信タイマのカウントが進んだ時刻t2で送信機10(ID=3)は自分のデータの送信を開始し、送信開始からT1後の時刻t3で送信を完了する。送信完了時には受信データをチェックし、信号の混信が発生していないことを確認する。この後、次回の送信タイミングをカウントする送信タイマをT2+3×T3後に設定し、タイマカウントを開始する。時刻t3で送信機10(ID=3)の送信データを受信した戦車モデル30(ID=3)は、受信データに射撃の指示があれば、その受信完了から自己の送信が許可される時間T2の間にデータの送信を行う。時刻t3から送信タイミングをカウントしていた送信機10(ID=3)は、時刻t5でID=2の送信機10の送信データを受信した場合、送信タイマをT2+2×T3後に再設定し、タイマカウントを開始する。時刻t7でID=1の送信機10の送信データを受信した場合、送信タイマをT2+T3後に再設定し、タイマカウントを開始する。この後、ID=4の送信機10の電源が切られていた場合、あるいはノイズ等によりID=4の送信機10からのデータが受信できなかった場合、ID=1のデータ受信後、時間T2+T3だけ送信タイマのカウントが進んだ時点で自分のデータの出力を開始すればよい。さらに他の送信機10からの信号が受信できなくなった場合でも、自分のデータの送信完了時に送信タイマに設定される時間T2+3×T3を利用して周期T4(=4×T3)でデータの送信を継続することができる。また、送信機10が周期T4でデータの送信を継続することができることにより、送信機10からのデータを受信した時間に基づいて送信タイミングを設定している戦車モデル30も周期T4でデータの送信を継続することができる。
【0042】
なお、ここでは送信機10及び戦車モデル30が4組の場合について説明したが、IDを追加することにより5組以上の場合でも同様に送信タイミングを制御することができる。各送信機10及び各戦車モデル30の送信タイミングの周期はN×T3(Nは組数)となる。但し、各送信機10及び各戦車モデル30がデータを送信している時期同士の間にいずれもデータを送信していない空白期間を介在させ、それにより全体の周期をN×T3よりも長く設定してもよい。
【0043】
図7は電源投入から自分のデータの送信を開始するまでに送信機10のマイコン60が実行するパワーオン動作の手順を示すフローチャートである。電源が投入されると、まずタイムオーバー用のタイマを設定する(ステップS1)。次に、他の送信機10からのデータを受信したか否か判別し(ステップS2)、受信したときにはその受信したデータのIDが自己の送信機10に対して設定されているIDと同一か否か判別する(ステップS3)。一致していればステップS1に戻って判定動作を繰り返す。これにより、同一のIDの送信機10が複数存在していた場合の混信が防止される。ステップS3においてIDが一致していないと判断したときは、他の送信機10のIDに応じて自己の送信タイミングを設定する(ステップS4)。例えば図6のID=3の送信機10がID=2のデータを受信した場合には自己の送信タイミングをT2+2×T3時間後に設定する。
【0044】
続いて、ステップS1で設定したタイマがタイムオーバーとなったか否か判断し(ステップS5)、タイムオーバーでなければステップS2へ戻る。タイムオーバーした場合に自己の戦車モデル30を遠隔操作するデータの送信を開始する(ステップS6)。但し、実際に出力を開始するのは、ステップS4で設定した送信タイミングが到来した時点である。タイムオーバーまでに何もデータを受信しなかった場合には単独操作、つまり他に送信機10が存在しないことになるため、ステップS6で直ちにデータ送信を開始する。
【0045】
ステップS6の処理が終わると、マイコン60は図8の通常動作の手順に従ってデータ送信を制御する。通常動作では、まず他の送信機10からのデータを受信したか否か判断し(ステップS11)、受信していればそのIDが自己に設定されたIDと一致するか否か判断する(ステップS12)。一致していれば図7のパワーオン動作へ戻る。一方、受信したデータのIDが自己のIDと異なる場合には、その受信したデータのIDに応じて自己の送信タイミングを送信タイマにセットする(ステップS13)。次に、送信タイマがタイムアップしたか否か判断し(ステップS14)、タイムアップするまではステップS11へ戻る。
【0046】
ステップS14でタイムアップと判断すると自己のデータの送信を開始する(ステップS15)。このとき、並行してデータの受信も行う。次に、データ送信を完了したか否か判断し(ステップS16)、送信が完了したならば、送信したデータと、その送信と並行して受信したデータとを比較する(ステップS17)。一致していなければ混信が発生したものと判断して図7のパワーオン動作に進む。一致していれば混信がないとみなしてよいから、次回の送信タイミングを送信タイマにセットする(ステップS18)。その後、ステップS1へ戻る。
【0047】
図9は戦車モデル30のマイコン70がデータをリモコン信号受光部46から受けたときに実行する受信処理手順を示すフローチャートである。まず、マイコン70は受信データに含まれるIDが、自己の戦車モデル30に割り当てられたIDと一致するか否か判断する(ステップS21)。IDが一致していれば、すなわち、自己の戦車モデル30に対応する送信機10から送信されたデータと判別した場合は、そのデータを受信した時刻を基準に時間軸を補正した図6のデータ送信スケジュールを参照できるようにタイマを設定する(ステップS22)。
【0048】
このタイマによって、自己の戦車モデル30の送信タイミングを調整し、また、データを受信した時刻から、受信したデータが送信機10からのものか、他の戦車モデル30からのものかを特定することができる。このタイマの設定とデータ送信スケジュールの参照は、例えば、以下のように行えばよい。まず、自己の戦車モデル30に割り当てられたIDと同一のIDをもつリモコンデータ(すなわち自己に対応する送信機10からの送信データ)を受信したときに、その受信完了時にタイマに時間T2を設定するとともに戦車モデル30の送信時間であることを示すフラグを立てる。その後は、タイマカウントが時間T2進んだ時点でT1を再設定するとともにフラグを下ろし、タイマカウントが時間T1進んだ時点で時間T2を再設定するとともにフラグを立てる、という動作を繰り返す。これによって、データを受信した時刻が送信機10の送信時刻か、戦車モデル30の送信時刻かを区別することができる。さらに、カウンタ変数を用意すれば、自己の戦車モデル30の送信時間にカウンタ変数を初期化し、その後、戦車モデル30の送信時間であることを示すフラグを立てるごとにカウンタ変数を増やすことにより、自己に対応する送信機10からの送信データが途切れた場合にも、自己の送信タイミングを知ることができ、また、受信したリモコンデータのIDを特定することもできる。
【0049】
ステップS22にてタイマを設定した後は、受信データに含まれる射撃指示情報に射撃指示があるか否か判断し(ステップS23)、射撃指示がある場合は他の戦車モデル30に送信するデータを生成し、所定のタイミングで送信する(ステップS24)。その後、受信データに含まれる左右の走行用モータ制御情報、砲塔用モータ制御情報に基づき、モータ制御を行い(ステップS25)、次の受信を待つ。
【0050】
ステップS21において受信データに含まれるIDが自己の戦車モデル30に割り当てられたIDと一致しなかった場合は、受信した時刻とステップ22にて設定したデータ送信スケジュールとを比較し、受信した時刻が他の戦車モデル30の送信する時刻か否か判断する(ステップS26)。戦車モデル30の送信時間ではないと(すなわち他の戦車モデル30に対応する送信機10からの送信データと)判断した場合は、データ送信スケジュール参照用のタイマにT2を再設定するとともに、その後T2、T1のカウント及び設定を繰り返すようにすることにより、データ送信スケジュールを補正する(ステップS27)。次にこの受信データに含まれるIDを、受信データのID保存用の変数にセットする(ステップS28)。
【0051】
ステップS26にて他の戦車モデル30の送信時刻と判断したときは、ステップS28にて代入したIDを参照する。本実施形態では、図6に示したように送信機10の送信時間の後に対応する戦車モデル30の送信時間が続くことから、この参照したIDによって、射撃した戦車モデル30のIDを特定することができる(ステップS29)。次に、射撃した戦車モデル30のIDに基づき、一定時間遠隔操作不可能とする、LEDを点灯させる等の射撃されたときの処理を実行する(ステップS29)。なお、ステップS26の他の戦車モデル30から送信されたデータか否かの判別は、送信機10からのデータか戦車モデル30からのデータかを区別するための1ビットの情報を、送信機10および戦車モデル30の送信データにそれぞれ付加し、マイコン70が受信データに含まれるその情報を参照することによって実行してもよい。どの戦車モデル30から送信されたデータかの特定は、送信する戦車モデル30に割り当てられたIDを送信データに付加し、マイコン70が受信データに含まれるIDを参照することによって行ってもよい。
【0052】
本発明は以上の実施形態に限定されず、種々の形態にて実施してよい。例えば駆動機器は戦車に限らず、各種の動体を模したものでよい。駆動機器間の通信に基づく相互作用は射撃に限らず、対話などでもよい。駆動機器の受光部は一つに限らず、複数の受光部を設けてもよい。複数の受光部の一部を送信機からの送信データ受信用に、残りの受光部を他の駆動機器からの送信データ受信用に使用してもよい。送信機はオペレータが手持ち可能なものでもよいし、据え置き型のものでもよい。携帯型ゲーム機や携帯電話のような携帯機器に特定のプログラムをインストールして送信機として機能させてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の遠隔操作システムによれば、各送信機は他の送信機から送信されたデータを受信することにより、又、各駆動機器は各送信機から送信されたデータの受信タイミングを参照することにより、各送信機及び各駆動機器の送信タイミングが重複しないように規定されたデータ送信スケジュールに従って自己のデータを送信することができる。従って、各送信機からのデータと各駆動機器からのデータを同一のキャリア信号にのせて送信することができ、各駆動機器は送信機からの信号と他の駆動機器からの信号の受信手段及び処理系統の共用化を進めることができる。これにより、駆動機器の構成の複雑化、消費電力の増加を招くことなく、複数の駆動機器を遠隔操作するとともに、駆動機器間で通信に基づく相互作用を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔操作システムの概略構成を示す図。
【図2】送信機の一実施形態としての戦車モデル用送信機の上面図及び前面側からの図。
【図3】駆動機器の一実施形態としての戦車モデルの平面図及び側面図。
【図4】図2の送信機の回路構成を示す図。
【図5】図3の戦車モデルの回路構成を示す図。
【図6】図2の送信機と図3の戦車モデルのデータ送信タイミングを互いに重複しないように規定したデータ送信スケジュールを示す図。
【図7】電源投入から自己のデータの送信を開始するまでに図2の送信機のマイコンが実行するパワーオン動作の手順を示すフローチャート。
【図8】図7の処理に続いて図2の送信機のマイコンが実行する通常動作の手順を示すフローチャート。
【図9】図3の戦車モデルのマイコンがデータを受信する際の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 駆動機器
2 送信機
3 送信機のリモコン信号発光部(送信手段)
4 駆動機器のリモコン信号受光部(受信手段)
5 送信機のリモコン信号受光部(受信手段)
6 駆動機器のリモコン信号発光部(送信手段)
10 戦車モデル用送信機(送信機の一実施形態)
12 戦車モデル用送信機のリモコン信号発光部(送信手段)
13 戦車モデル用送信機のリモコン信号受光部(受信手段)
30 戦車モデル(駆動機器の一実施形態)
43 戦車モデルのリモコン信号発光部(送信手段)
46 戦車モデルのリモコン信号受光部(受信手段)
60 戦車モデルに搭載されたマイコン(操作データ作成手段、送信タイミング設定手段、操作データ送信制御手段)
70 戦車モデルに搭載されたマイコン(通信データ作成手段、駆動機器制御手段)
80 戦車モデル用送信機と戦車モデルのデータ送信スケジュール
81 戦車モデル用送信機の送信データ(操作データ)
82 戦車モデルの送信データ(通信データ)
Claims (10)
- 複数の送信機によってそれらに対応付けて用意された複数の駆動機器の動作を互いに個別に制御するとともに、前記複数の駆動機器間で通信に基づく相互作用を生じさせる遠隔操作システムであって、
前記複数の送信機のそれぞれには、
各送信機を識別するための各送信機に固有の識別情報と、前記駆動機器の動作を制御するための動作制御情報と、前記駆動機器間の通信を制御するための通信制御情報とを含んだ操作データを作成する操作データ作成手段と、
前記操作データを送信する操作データ送信手段と、
他の送信機から送信された操作データを受信する操作データ受信手段と、
受信した操作データに含まれている前記識別情報に基づいて自己の操作データの送信タイミングを設定する送信タイミング設定手段と、
設定された送信タイミングに従って前記データ送信手段から前記操作データを送信させる操作データ送信制御手段と、
が設けられ、
前記複数の駆動機器のそれぞれには、
他の駆動機器に所定の処理を実行させる通信データを作成する通信データ作成手段と、
前記通信データを送信する通信データ送信手段と、
各送信機から送信された操作データ及び他の駆動機器から送信された通信データを受信するデータ受信手段と、
自己に対応付けられた送信機に固有の識別情報を含む操作データを受信した場合には、その操作データに含まれる動作制御情報に基づいて自己の動作を制御するとともに、前記操作データに含まれる通信制御情報に基づいて前記通信データの作成及び送信を制御し、他の駆動機器からの通信データを受信した場合には、その受信した通信データに対応する所定の処理を実行する駆動機器制御手段と、が設けられ、
前記複数の送信機及び駆動機器のそれぞれの記憶手段には、前記操作データ及び前記通信データの送信タイミングが互いに重複しないように、かつ識別情報毎に所定の順序で周期的に到来し、更に、前記識別情報毎に与えられた送信時間が互いに等しくなるように規定された共通のデータ送信スケジュールを構成すべく、自己の送信タイミングの順序及び周期を特定するための情報が記憶され、
前記送信機の送信タイミング設定手段は、その送信機の記憶手段に記憶された前記順序を特定するための情報と、受信した他の送信機からの操作データに含まれる識別情報とを参照して、受信した前記識別情報を基準とした時の自己の送信タイミングまでに到来する送信タイミングに対応する識別情報の数を特定し、その特定した数と前記周期を特定するための情報とに基づいて、前記受信した操作データの送信タイミングを基準にした時の自己の送信タイミングが到来するまでの時間を特定することにより、前記データ送信スケジュールにて規定されている自己の送信タイミングを特定し、
前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、その駆動機器の記憶手段に記憶された前記順序を特定するための情報と、受信した操作データに含まれる識別情報とを参照して、受信した前記識別情報を基準とした時の自己の送信タイミングまでに到来する送信タイミングに対応する識別情報の数を特定し、その特定した数と前記周期を特定するための情報とに基づいて、前記受信した操作データの送信タイミングを基準にした時の自己に対応する送信機の送信タイミングが到来するまでの時間を特定することにより、前記データ送信スケジュールにて規定されている自己の送信タイミングを特定し、その特定された送信タイミングに従って前記通信データ送信手段から前記通信データを送信させる、
ことを特徴とする遠隔操作システム。 - 各周期において、前記各送信機が操作データを送信できる期間が、互いに等しい時間長に規定され、かつ、前記各駆動機器が通信データを送信できる期間が、互いに等しい時間長に規定されていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。
- 前記各駆動機器の通信データの送信タイミングが、それぞれに対応する送信機の操作データの送信タイミングの次に到来するように、前記データ送信スケジュールが規定されていることを特徴とする請求項2に記載の遠隔操作システム。
- 前記駆動機器は、前記他の送信機から操作データを受信するたびにその操作データに含まれる識別情報を所定の変数に設定し、前記他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記変数に設定された識別情報を参照して、前記通信データを送信した他の駆動機器を特定することを特徴とする請求項3に記載の遠隔操作システム。
- 前記駆動機器の前記記憶手段には、データを受信した時刻が送信機又は駆動機器のいずれの送信タイミングであるかを判断するための情報が記憶され、前記駆動機器は、各送信機から送信された操作データ又は他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、前記受信した時刻と、前記いずれの送信タイミングであるかを判断するための情報とから、受信したデータが操作データ又は通信データのいずれであるかを判別することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遠隔操作システム。
- 自己を識別するための識別情報と、制御対象の動作を制御するための動作制御情報と、制御対象間の通信を制御するための通信制御情報とを含んだ操作データを送信する送信機と組み合わされ、前記制御対象として使用される駆動機器であって、
他の駆動機器に所定の処理を実行させる通信データを作成する通信データ作成手段と、
前記通信データを送信する通信データ送信手段と、
送信機から送信された操作データ及び他の駆動機器から送信された通信データを受信するデータ受信手段と、
自己に対応付けられた識別情報を含む操作データを受信した場合には、その操作データに含まれる動作制御情報に基づいて自己の動作を制御するとともに、前記操作データに含まれる通信制御情報に基づいて前記通信データの作成及び送信を制御し、他の駆動機器からの通信データを受信した場合には、その受信した通信データに対応する所定の処理を実行する駆動機器制御手段と、
自己に組み合された送信機、前記他の駆動機器及び前記他の駆動機器に組み合された送信機と共通のデータ送信スケジュールであって、前記操作データ及び前記通信データの送信タイミングが互いに重複しないように、かつ識別情報毎に所定の順序で周期的に到来し、更に、前記識別情報毎に与えられた送信時間が互いに等しくなるように規定された共通のデータ送信スケジュールを構成すべく、自己の送信タイミングの順序及び周期を特定するための情報が記憶された記憶手段と、が設けられ、
前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、その駆動機器の記憶手段に記憶された前記順序を特定するための情報と、受信した操作データに含まれる識別情報とを参照して、受信した前記識別情報を基準とした時の自己の送信タイミングまでに到来する送信タイミングに対応する識別情報の数を特定し、その特定した数と前記周期を特定するための情報とに基づいて、前記受信した操作データの送信タイミングを基準にした時の自己に対応する送信機の送信タイミングが到来するまでの時間を特定することにより、前記データ送信スケジュールにて規定されている自己の送信タイミングを特定し、その特定された送信タイミングに従って前記通信データ送信手段から前記通信データを送信させる、
ことを特徴とする駆動機器。 - 各周期において、通信データを送信できる期間が、他の駆動機器が通信データを送信できる期間と等しい時間長に規定されていることを特徴とする請求項6に記載の駆動機器。
- 通信データの送信タイミングが、自己に対応する送信機の操作データの送信タイミングの次に到来するように、前記データ送信スケジュールが規定されていることを特徴とする請求項7に記載の駆動機器。
- 前記他の送信機から操作データを受信するたびにその操作データに含まれる識別情報を所定の変数に設定し、前記他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記変数に設定された識別情報を参照して、前記通信データを送信した他の駆動機器を特定することを特徴とする請求項8に記載の駆動機器。
- 前記駆動機器の前記記憶手段には、データを受信した時刻が送信機又は駆動機器のいずれの送信タイミングであるかを判断するための情報が記憶され、前記駆動機器の前記駆動機器制御手段は、各送信機から送信された操作データ又は他の駆動機器から送信された通信データを受信した場合に、前記受信した時刻と、前記いずれの送信タイミングであるかを判断するための情報とから、受信したデータが操作データ又は通信データのいずれであるかを判別することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遠隔操作システム。
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