JP3527900B2 - 遠隔操作システム、並びにその送信機及び駆動機器 - Google Patents
遠隔操作システム、並びにその送信機及び駆動機器Info
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- A63H30/02—Electrical arrangements
- A63H30/04—Electrical arrangements using wireless transmission
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- G08C19/16—Electric signal transmission systems in which transmission is by pulses
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Description
等の駆動機器を遠隔操作するシステムに関する。
波を利用して遠隔操作する場合、各駆動機器に対する送
信機からの信号が互いに干渉して正確な制御が困難にな
るおそれがある。このような問題を解決する遠隔操作シ
ステムとして、送信機と駆動機器とに識別情報をそれぞ
れ設定し、これらの一致、不一致により送信機と駆動機
器との対応関係を区別するようにしたシステムが検討さ
れている。そのシステムの一例において、送信機には制
御対象の駆動機器を指定する識別情報と、駆動機器を制
御するための制御情報とを含んだデータを送信する手段
が設けられ、駆動機器には受信したデータに含まれる識
別情報と自己に対して設定された識別情報とを比較して
自己に対する制御情報か否か判断する手段が設けられ
る。そして、識別情報が一致する場合に、駆動機器の制
御装置は自己に対する制御情報と判断してその制御情報
に基づく動作制御を行う。
テムにおいては、送信機毎に識別情報を変えることによ
り複数の送信機が混在する環境でも送信機毎に目的とす
る駆動機器を正確に制御することができる。また、一台
の送信機で複数種類の識別情報を択一的に利用できるよ
うにすれば、単一の送信機で複数の駆動機器を選択的に
制御することもできる。
機器との対応関係を区別する場合、同一場所で同時に制
御されるべき駆動機器の識別情報は互いに異なっている
必要がある。このような場合において、仮に駆動機器の
識別情報が固定されて変更不可能であるとすれば、ユー
ザは、自己が既に所有している駆動機器の識別情報と重
ならないようにして新たな駆動機器を購入する必要があ
り、面倒である。また、複数のユーザが同一場所で送信
機を使用する場合、既に使用されている識別情報と同一
の識別情報が設定された駆動機器は使用できない不都合
がある。
機器を送信機側で使用可能なすべての識別情報に対応し
て複数種類ずつ作り分ける必要があり、生産管理が煩雑
化する。駆動機器の流通や販売業者においても在庫管理
の手間が増す。
いては、クリスタルと呼ばれる部品を交換することによ
り、電波の周波数をユーザが選択して複数機器を個別に
制御する仕組みが提供されている。しかし、部品交換に
よって識別情報を変更する場合には、その部品を持ち合
わせていなければ対応ができないという不都合がある。
対応付けるための識別情報をユーザが設定することがで
き、その設定に際して特別の部品の交換を必要としない
遠隔操作システムを提供することを目的とする。
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
(2)からのデータによって駆動機器(1,50)を遠
隔操作するシステムであって、前記送信機には、送信機
と駆動機器とを対応付ける識別情報、前記駆動機器の動
作を制御するための動作制御情報、及び、動作制御又は
識別情報の変更のいずれを目的としたデータかを判別す
るための判別情報を含んだデータを、所定の入力装置
(10)に対するユーザの操作内容に基づいて生成する
データ生成手段(41,45,46)と、前記データを
送信する送信手段(22,23,42,43)と、が設
けられ、前記駆動機器には、前記送信機から送信された
データを受信する受信手段(4,60)と、自己の識別
情報を記憶する記憶手段(78)と、受信したデータに
含まれる前記判別情報に基づいて、当該データが動作制
御又は識別情報変更のいずれを目的としたデータかを判
別する第1の判別手段(72)と、受信したデータに含
まれる識別情報と前記記憶手段が記憶する識別情報とを
比較して、前記データが自己を対象として送信されたデ
ータか否かを判別する第2の判別手段(73)と、前記
動作制御を目的とし、かつ自己を対象として送信された
と判別されたデータに含まれる前記動作制御情報に基づ
いて動作制御を実行する制御手段(74)と、前記識別
情報の変更を目的とすると判別されたデータに含まれる
識別情報に従って前記記憶手段が記憶する識別情報を変
更する識別情報変更手段(76)と、が設けられ、前記
識別情報は、複数の送信機を互いに区別するための送信
機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するための
駆動機器特定情報とを含んでおり、前記送信機のデータ
生成手段は、前記入力装置に対する前記ユーザの操作内
容に従って、前記データに含まれる前記送信機特定情報
又は前記駆動機器特定情報を互いに独立して変更可能で
あり、前記駆動機器の前記第2の判別手段は、前記受信
したデータに含まれる前記送信機特定情報及び前記駆動
機器特定情報が、前記記憶手段に記憶されている前記送
信機特定情報及び前記駆動機器特定情報とそれぞれ一致
するときに前記データが自己を対象として送信されたデ
ータであると判別し、前記駆動機器の前記識別情報変更
手段は、前記識別情報の変更を目的とすると判別された
データに含まれる前記送信機特定情報及び前記駆動機器
特定情報に従って、前記記憶手段が記憶する前記送信機
特定情報及び前記駆動機器特定情報を変更することによ
り、上述した課題を解決する。
機から送信されるデータに判別情報を含めることによ
り、送信機から駆動機器に送られたデータが動作制御を
目的としたものか、識別情報の変更を目的としたものか
を駆動機器側において判別可能とし、動作制御を目的と
したデータのときはそのデータに含まれる制御情報に基
づいて駆動機器の動作を制御し、識別情報の変更を目的
としたデータのときはそのデータに含まれる識別情報に
従って記憶手段が記憶する識別情報を変更させることが
できる。そして、識別情報を利用することにより、自己
を対象に送信されたデータか否かを判別することによ
り、複数の駆動機器を相互に区別して制御することがで
きる。
駆動機器とを対応付けるための識別情報をユーザが設定
することができるので、識別情報の種類に応じて駆動機
器の生産管理や在庫管理を行う必要がなく、駆動機器の
生産、流通及び販売に要する手間が軽減される。ユーザ
においては送信機を利用して識別情報を設定することが
できるので、識別情報の変更に備えて特別の部品を常に
用意しておく必要がなく、遠隔操作を手軽に楽しむこと
ができる。また、送信機に動作制御用のデータを送信す
るための回路の少なくとも一部を識別情報変更用のデー
タの送信に利用でき、駆動機器においては動作制御用の
データを受信する回路の少なくとも一部を識別情報変更
用のデータの受信に利用できる。従って、送信機や駆動
機器の部品手数を減らしてコストダウンやそれらの小型
化に貢献できる。
報のいずれを変更しても送信機と駆動機器との対応関係
を変更できるので、様々な組み合わせを実現することが
できる。例えば、一台の送信機にて複数の駆動機器を個
別に制御する場合には、送信機と各駆動機器の送信機特
定情報とを一致させる一方で、駆動機器特定情報につい
ては駆動機器毎に変化させる。そして、制御対象とする
駆動機器に応じて送信機から送られるデータの駆動機器
特定情報を変化させることにより、各駆動機器を独立し
て制御することができる。また、複数の送信機が存在す
る場合には送信機特定情報を送信機毎に変えておけば、
駆動機器特定情報が一致しても送信機と駆動機器とを正
しく対応付けて制御を行うことができる。このような仕
組みによれば、複数の送信機が同時に使用される環境で
あっても、各送信機で複数の駆動機器を相互に区別にし
て制御することができる。
送信機の前記データ生成手段は、前記入力装置に対して
所定の識別情報変更指示操作(例えばスイッチ28の操
作)が行われたときに、前記判別情報に前記識別情報の
変更を指示する変更指示情報が付加され、かつその識別
情報の変更が指示された時点で前記入力装置を介して設
定されている識別情報が含まれるように前記データを生
成し、前記第1の判別手段は、前記判別情報に前記変更
指示情報が付加されているか否かに基づいて、受信した
データが前記識別情報の変更を目的とするデータか否か
を判別するようにしてもよい。
を設定した上で識別情報変更指示操作を行うことにより
駆動機器の識別情報が変更される。
識別情報変更手段は、前記識別情報を変更するためのデ
ータの受信状況が所定の条件を満たしたときに、前記識
別情報の変更を実行してもよい。例えば、前記識別情報
を変更するためのデータを所定回数に亘って受信したと
きに条件が満たされたものとして識別情報の変更を実行
してもよい。このようにすれば、ノイズ等により識別情
報が意図せずに変更されるおそれをなくして信頼性を高
めることができる。
モリを含んでもよい。この場合には電源のバックアップ
がなくても識別情報が保持され、ユーザは何度でも識別
情報を変更することができる。
を遠隔操作するための送信機であって、送信機と駆動機
器とを対応付ける識別情報、前記駆動機器の動作を制御
するための動作制御情報、及び、動作制御又は識別情報
の変更のいずれを目的としたデータかを判別するための
判別情報を含んだデータを、所定の入力装置(10)に
対するユーザの操作内容に基づいて生成するデータ生成
手段(41,45,46)と、前記データを送信する送
信手段(22,23,42,43)と、を備え、前記識
別情報は、複数の送信機を互いに区別するための送信機
特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するための駆
動機器特定情報とを含み、前記データ生成手段は、前記
入力装置に対する前記ユーザの操作内容に従って、前記
データに含まれる前記送信機特定情報又は前記駆動機器
特定情報を互いに独立して変更可能であることを特徴と
する。
からのデータによって制御される駆動機器であって、前
記送信機から送信される、送信機と駆動機器とを対応付
ける識別情報、前記駆動機器の動作を制御するための動
作制御情報、及び、動作制御又は識別情報の変更のいず
れを目的としたデータかを判別するための判別情報を含
んだデータを受信する受信手段(4,60)と、自己の
識別情報を記憶する記憶手段(78)と、受信したデー
タに含まれる前記判別情報に基づいて、当該データが動
作制御又は識別情報変更のいずれを目的としたデータか
を判別する第1の判別手段(72)と、受信したデータ
に含まれる識別情報と前記記憶手段が記憶する識別情報
とを比較して、前記データが自己を対象として送信され
たデータか否かを判別する第2の判別手段(73)と、
前記動作制御を目的とし、かつ自己を対象として送信さ
れたと判別されたデータに含まれる前記動作制御情報に
基づいて動作制御を実行する制御手段(74)と、前記
識別情報の変更を目的とすると判別されたデータに含ま
れる識別情報に従って前記記憶手段が記憶する識別情報
を変更する識別情報変更手段(76)と、が設けられ、
前記識別情報は、複数の送信機を互いに区別するための
送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するた
めの駆動機器特定情報とを含んでおり、前記第2の判別
手段は、前記受信したデータに含まれる前記送信機特定
情報及び前記駆動機器特定情報が、前記記憶手段に記憶
されている前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情
報とそれぞれ一致するときに前記データが自己を対象と
して送信されたデータであると判別し、前記識別情報変
更手段は、前記識別情報の変更を目的とすると判別され
たデータに含まれる前記送信機特定情報及び前記駆動機
器特定情報に従って、前記記憶手段が記憶する前記送信
機特定情報及び前記駆動機器特定情報を変更することを
特徴とする。
ることにより、本発明の遠隔操作システムを実現するこ
とができる。
タ生成手段は、前記入力装置に対して所定の識別情報変
更指示操作が行われたときに、前記判別情報に前記識別
情報の変更を指示する変更指示情報が付加され、かつそ
の識別情報の変更が指示された時点で前記入力装置を介
して設定されている識別情報が含まれるように前記デー
タを生成してもよい。
1の判別手段は、前記判別情報に所定の変更指示情報が
付加されているか否かに基づいて、受信したデータが前
記識別情報の変更を目的とするデータか否かを判別して
もよい。
においては、各送信機がデータを送信するタイミングを
各送信機に設定されている送信機特定情報に基づいて互
いに異なる時期に設定するようにしてもよい。例えば、
各送信機には、他の送信機から送信されたデータを受信
する受信手段(5,25)と、その受信したデータに含
まれている送信機特定情報に基づいて自己のデータの送
信タイミングを他の送信機からのデータの送信時期と重
ならないように設定するタイミング設定手段(41,4
4)とを設けるとよい。
(2)とその送信機から送られるデータにより遠隔操作
される駆動機器(1,50)とを前記データに含まれる
識別情報にて相互に対応付けることにより、複数の駆動
機器を区別して制御可能とした遠隔操作システムにおい
て、前記送信機には、所定の入力装置(10)に対する
ユーザの識別情報設定操作(例えばスイッチ29及び/
又は30の操作)に応答して前記データに含まれる識別
情報を変更する識別情報変更手段(41,46)と、前
記入力装置に対する前記ユーザの識別情報変更指示操作
(例えばスイッチ28の操作)に応答して、前記識別情
報の変更を指示する変更指示情報を前記データに付加す
る変更情報付加手段(46)とが設けられ、前記駆動機
器には、前記識別情報を記憶する記憶手段(78)と、
前記変更指示情報が付加されたデータに含まれている識
別情報に従って前記記憶手段に記憶されている前記識別
情報を変更する識別情報変更手段(76)と、が設けら
れ、前記識別情報は、複数の送信機を互いに区別するた
めの送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別す
るための駆動機器特定情報とを含んでおり、前記駆動機
器は、前記送信機から送信されたデータに含まれる前記
送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報が、前記記憶
手段に記憶されている前記送信機特定情報及び前記駆動
機器特定情報とそれぞれ一致するときに前記データが自
己を対象として送信されたデータであると判別して、前
記データにより遠隔操作され、前記送信機の前記識別情
報変更手段は、前記入力装置に対する前記ユーザの識別
情報設定操作に応答して、前記データに含まれる前記送
信機特定情報又は前記駆動機器特定情報を互いに独立し
て変更可能であり、前記駆動機器の前記識別情報変更手
段は、前記変更指示情報が付加されたデータに含まれる
前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報に従っ
て、前記記憶手段に記憶されている前記送信機特定情報
及び前記駆動機器特定情報を変更することを特徴とす
る。
らのデータに対して所定の変更指示情報を付加すること
により送信機と駆動機器とを対応付けるための識別情報
をユーザが設定することができる。従って、識別情報の
種類に応じて駆動機器の生産管理や在庫管理を行う必要
がなく、駆動機器の生産、流通及び販売に要する手間が
軽減される。ユーザは、識別情報の変更に備えて特別の
部品を常に用意しておく必要がなく、遠隔操作を手軽に
楽しむことができる。また、送信機に動作制御用のデー
タを送信するための回路の少なくとも一部を識別情報変
更用のデータの送信に利用でき、駆動機器においては動
作制御用のデータを受信する回路の少なくとも一部を識
別情報変更用のデータの受信に利用できる。従って、送
信機や駆動機器の部品手数を減らしてコストダウンやそ
れらの小型化に貢献できる。
その送信機から送られるデータにより遠隔操作される駆
動機器とを前記データに含まれる識別情報にて相互に対
応付けることにより、複数の駆動機器を区別して制御可
能とした遠隔操作システムに使用される送信機におい
て、所定の入力装置(10)に対するユーザの識別情報
設定操作に応答して前記データに含まれる識別情報を変
更する識別情報変更手段(41,46)と、前記入力装
置に対する前記ユーザの識別情報変更指示操作に応答し
て、前記識別情報の変更を指示する変更指示情報を前記
データに付加する変更情報付加手段(46)とが設けら
れ、前記識別情報には、複数の送信機を互いに区別する
ための送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別
するための駆動機器特定情報とが含まれ、前記識別情報
変更手段は、前記入力装置に対する前記ユーザの識別情
報設定操作に応答して、前記データに含まれる前記送信
機特定情報又は前記駆動機器特定情報を互いに独立して
変更可能であることを特徴とする。
その送信機から送られるデータにより遠隔操作される駆
動機器とを前記データに含まれる識別情報にて相互に対
応付けることにより、複数の駆動機器を区別して制御可
能とした遠隔操作システムに使用される駆動機器(1,
50)において、前記識別情報を記憶する記憶手段(7
8)と、受信したデータが所定の変更指示情報を含んで
いる場合に、そのデータに含まれている識別情報に従っ
て前記記憶手段に記憶されている前記識別情報を変更す
る識別情報変更手段(76)と、が設けられ、前記識別
情報には、複数の送信機を互いに区別するための送信機
特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するための駆
動機器特定情報とが含まれ、前記駆動機器は、前記送信
機から送信されたデータに含まれる前記送信機特定情報
及び前記駆動機器特定情報が、前記記憶手段に記憶され
ている前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報と
それぞれ一致するときに前記データが自己を対象として
送信されたデータであると判別して、前記データにより
遠隔操作され、前記識別情報変更手段は、前記変更指示
情報が付加されたデータに含まれる前記送信機特定情報
及び前記駆動機器特定情報に従って、前記記憶手段に記
憶されている前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定
情報を変更することを特徴とする。
ることにより、上述した他の遠隔操作システムを構成す
ることができる。
の概略構成を示す図である。なお、図1では3台の送信
機2…2によって6台の駆動機器1…1を同一場所で相
互に区別しながら遠隔操作する場合を想定している。
信機特定情報として1〜4のいずれか一つのIDコード
が設定されるとともに、駆動機器特定情報として1〜8
のいずれかの車両番号が設定される。本実施形態では、
このIDコードと車両番号との組み合わせが送信機2と
駆動機器1とを相互に対応付ける識別情報として機能す
る。各駆動機器1の遠隔操作には赤外線が利用される。
そのため、各送信機2にはリモコン信号発光部3が搭載
され、各駆動機器1にはリモコン信号受光部4が搭載さ
れる。さらに、各送信機2からのデータ送信の同期を取
るために、各送信機2にはリモコン信号受光部5が搭載
される。
り、図2は正面側(ユーザ側)から見た斜視図、図3は
背面図である。これらの図に示すように、送信機2は樹
脂等で構成された筐体21を有している。筐体21の背
面21a側には駆動機器1に対してデータを送信するた
めの発光部22(図1のリモコン信号発光部3に相当)
が設けられ、筐体21の前面21b側には駆動機器1の
識別情報を書き換えるデータを送信するための発光部2
3が設けられている。背面21aには赤外線を透過する
カバー21cが設けられ、発光部23はそのカバー21
cの内側に設けられている。また、カバー21cの内部
には、図1のリモコン信号受光部5としての受光部2
5、25も設けられている。
1b側には凹部21dが設けられ、その凹部21dは蓋
24によって閉じられている。蓋24はその下端のヒン
ジ部24aを中心として前面側に開放することができ
る。発光部23は凹部21dの壁面に設けられている。
凹部21dの底面には充電用の端子33a、33bが設
けられている。これらの端子33a、33bは、凹部2
1dに収容された駆動機器1としての電車モデル50
(図7参照)の充電用端子と接触してその電車モデル5
0に内蔵されたバッテリを充電するためのものである。
に駆動機器1を収容して蓋24を閉じることにより発光
部23から射出される赤外線の凹部21d外への漏れを
防ぐことができる。従って、凹部21d外の駆動機器1
の識別情報が不用意に書き換えられるおそれを排除する
ことができる。
には、入力装置10として、駆動機器1の前後進を切り
替えるために操作されるF/Rスイッチ26と、速度を
設定するために操作される速力制御ボリューム27と、
駆動機器1に対する識別情報の書き換えを指示するため
に操作される書き換え制御スイッチ28と、送信機2の
IDコードを設定するためのIDコード設定スイッチ2
9と、車両番号を指定するための車両番号選択スイッチ
30…30と、電源スイッチ31と、充電スイッチ32
とが設けられている。
置に切替操作可能であり、それらの位置に応じた信号を
出力する。速力制御ボリューム27は速度0に対応した
初期位置からの回転操作量に比例した速度指示信号を出
力する。書き換え制御スイッチ28は押釦スイッチであ
り、押し込み操作がされるとオン信号を出力する。ID
コード設定スイッチ29は1〜4のIDコードに対応し
た4位置の間で切替操作可能であり、それらの位置に応
じた信号を出力する。IDコード設定スイッチ29の切
替操作により送信機2のIDを1〜4の間で選択するこ
とができる。車両番号選択スイッチ30は押釦スイッチ
であり、その押し込み操作に対応してオン信号を出力す
る。車両番号選択スイッチ30は1〜8の車両番号と
1:1に対応して8つ設けられており、いずれかの車両
番号選択スイッチ30を押し込み操作することによって
その車両番号選択スイッチ30に対応する車両番号を選
択することができる。
入力装置26〜30の操作に対応した信号は入力回路4
0を介して制御回路41に入力される。リモコン信号発
光部22、23は例えばLED等の発光手段を含んで構
成され、それぞれ送信回路42又は43からの指示に応
じた赤外線を発光する。送信回路42及び43は、出力
タイミング作成回路44から指示されるタイミングに従
ってリモコン信号発光部22又は23に送信データを出
力する。出力タイミング作成回路44は、制御回路41
から与えられるタイマ設定値に従って時間をカウント
し、タイマ設定値に対応した時間が経過すると送信回路
42又は43に送信指示を出力する。なお、リモコン信
号発光部22、23から出力する赤外線キャリア信号の
周波数は全ての送信機2において同一である。
光部22に出力されるデータは、制御信号作成回路45
にて作成される。送信回路42はその制御信号作成回路
45にて生成されたデータにリモコン信号キャリア信号
による変調を加えてリモコン信号発光部22を駆動す
る。
れる1ブロックのリモコンデータは、図6(a)に示す
ようにIDコード、モータの制御情報、車両番号、及び
付加的機能を実現するためのコマンドとで構成されてい
る。さらに、モータの制御情報は、モータの回転方向が
前進方向又は後退方向のいずれかを判別する情報(F/
R判別)と、モータの駆動速度を指定する情報とで構成
されている。IDコード部分にはIDコード設定スイッ
チ29にて選択されているIDコードに対応した2ビッ
トのデータがセットされ、モータのF/R判別部分には
F/Rスイッチ26が前進又は後退のいずれにセットさ
れているかを示す1ビットのデータがセットされ、モー
タの制御情報部分には速力制御ボリューム27の操作量
に対応した速度を指定する5ビットのデータがセットさ
れる。車両番号部分には、車両番号選択スイッチ30に
よって選択される1〜8のいずれかの車両番号を指定す
る3ビットのデータがセットされる。コマンド部分は所
定数のビットからなり、そこには付加的機能を指定する
コードが必要に応じてセットされる。なお、1ブロック
のリモコンデータのビット数は常に一定である。従っ
て、1ブロックのリモコンデータを送信するに要する時
間も一定である。
は、他の送信機2から送信された赤外線を受光し、その
受光した赤外線からキャリア成分を除去した信号を受信
回路47に出力する。受信回路47はリモコン信号受光
部25から与えられた信号を1ブロックのリモコンデー
タにデコードして受信データ判定回路48に出力する。
ら与えられた受信データのIDコードを判定し、その判
定結果を制御回路41に与える。制御回路41は受信デ
ータ判定回路48、入力回路40から与えられる信号に
基づき、送信回路42からのデータの出力タイミングを
制御する。このように他の送信機2の送信データを受信
して出力タイミングを設定するのは、複数の送信機2か
らのリモコンデータの同時送信による混信を防止するた
めである。以下、この点を詳しく説明する。
されている場合の送信タイミングの取り方を示してい
る。この図から明らかなように、リモコン信号発光部2
2からの赤外光の発光タイミングは、送信機2及びその
制御対象の駆動機器1に共通して設定されているIDコ
ードに応じて互いに異なる時期に設定される。
時間長はTであり、各送信機2は送信機2の台数×送信
時間長T(=4T)に相当する周期でリモコン信号の送
信を繰り返す。また。各送信機2の送信タイミングはI
Dコード=1から順にTずつずらされている。このよう
な関係に従って各送信機2が送信タイミングを管理する
ことにより4台の送信機2からの送信時期を互いに重な
らないようにすることができる。このような送信制御を
実現するためには、例えば図6(a)のIDコード=2
の送信機2であれば次のように送信タイミングを制御す
ればよい。
を受信した場合には、続いて自分の送信データの出力を
開始し、時刻t2で自分の送信データの出力を完了す
る。送信完了時には受信回路47(図5参照)の受信デ
ータをチェックし、信号の混信が発生していないことを
確認する。この後、次回の出力タイミングをカウントす
る送信タイマを3T後に設定し、タイマカウントを開始
する。
タを受信した場合、送信タイマを2T後に再設定し、タ
イマカウントを開始する。時刻t4でIDコード=4の
リモコンデータを受信した場合、送信タイマをT後に再
設定し、タイマカウントを開始する。
が切られていた場合、あるいはノイズ等によりIDコー
ド=1の送信機2からのデータが受信できなかった場
合、IDコード=4のデータ受信後、時間Tだけ送信タ
イマのカウントが進んだ時点で自分のデータの出力を開
始すればよい。さらに他の送信機2からの信号が受信で
きなくなった場合でも、自分のデータの送信完了時に送
信タイマに設定される時間3Tを利用して周期4Tで送
信データの出力を継続することができる。
いて説明したが、IDコードを追加することにより5台
以上の場合でも同様に送信タイミングを制御することが
できる。各送信機2の送信タイミングの周期はN×T
(Nは送信機の台数)となる。但し、各送信機2がデー
タを送信している時期同士の間にいずれの送信機もデー
タを送信していない空白期間を介在させ、それにより全
体の周期をNTよりも長く設定してもよい。
信タイミングは、発光部22からの送信タイミングの取
り方と異なって図6(b)に示すように連続的(この例
では連続3回)に設定される。送信機2の前面21b側
のリモコン信号発光部23に出力されるデータは、識別
情報書き換え信号作成回路46にて作成され、送信回路
43はその識別情報書き換え信号作成回路46にて生成
されたデータにリモコン信号キャリア信号による変調を
加えてリモコン信号発光部23を駆動する。識別情報書
き換え信号作成回路46で生成されるデータは、図6
(b)に示すように制御信号作成回路45と同一構造で
あるが、そのコマンド部分には変更指示情報として、駆
動機器1のIDコード及び車両番号の書き換えを指示す
る特定のコード(以下、書き換え指示コードと呼ぶ。)
がセットされる。つまり、本実施形態では、送信機2か
ら駆動機器1に対してIDコード及び車両番号の変更を
指示する場合のみ、制御回路41から識別情報書き換え
信号作成回路46及び送信回路43を経てリモコン信号
発光部23からデータが送信される。
8がオンされているか否かに基づいて、駆動機器1の動
作制御用のデータを送信するか、識別情報の変更用のデ
ータを送信するかを判別し、駆動機器1の動作制御用の
データを送信する場合には制御信号作成回路45へ、識
別情報の変更を指示するデータを送信する場合には識別
情報書き換え信号作成回路46へ、それぞれ入力装置2
6〜30の操作状態に応じた信号を供給する。制御信号
作成回路45が信号を受けた場合には、入力装置26〜
30の操作状態に応じて駆動機器1を制御するためのリ
モコンデータが作成され、識別情報書き換え信号作成回
路46が信号を受けた場合には入力装置28〜30の操
作状態に応じて駆動機器1の識別情報を変更するための
リモコンデータが作成される。
書き換え制御スイッチ28がオンされているか否かに応
じてリモコン信号発光部22又は23のいずれか一方か
ら択一的にデータを送信するようにしてもよい。この場
合、1ブロックのリモコンデータのうち、IDコード、
モータ制御情報及び車両番号に関しては、書き換え制御
スイッチ28がオンされているか否かに拘わらず、ID
コード設定スイッチ29、F/Rスイッチ26、速力制
御ボリューム27及び車両番号選択スイッチ30の操作
状態に応じたデータを常にセットし、書き換え制御スイ
ッチ28がオンされたときのみ書き換え指示コードをコ
マンド部分にセットしてリモコン信号発光部23からデ
ータを送信させ、駆動機器1の動作を制御するときはリ
モコン信号発光部22からデータを送信させてもよい。
リモコン信号発光部22、23を共通化して、駆動機器
1の動作制御用のリモコンデータ及び識別情報の書き換
え用のデータのいずれについても同一の発光部から送信
してもよい。
ュータと所定のプログラムとの組み合わせによって構成
される。送信回路42、43、出力タイミング作成回路
44、制御信号作成回路45、識別情報書き換え信号作
成回路46、受信回路47及び受信データ判定回路48
は論理回路として構成してもよいし、制御回路41と同
じくマイクロコンピュータと所定のプログラムとの組み
合わせによって構成されてもよい。出力タイミング作成
回路44、制御信号作成回路45、識別情報書き換え信
号作成回路46、受信データ判定回路48の少なくとも
1つを制御回路41に統合してもよい。
図である。この実施形態では、駆動機器1を小型電車モ
デル50として構成している。電車モデル50はシャー
シ51とその上部に覆い被されるボディー52とを有し
ている。シャーシ51の前部中央には前輪53が、後部
には後輪54が設けられている。前輪53は車軸55を
介して回転自在にシャーシ51に取り付けられる。後輪
54は車軸56を介して伝達装置57に取り付けられ
る。伝達装置57は駆動源としてのモータ58の回転を
車軸56に伝達する。伝達装置57及びモータ58の上
方には例えばワンチップマイコンとして構成された制御
装置59が設けられている。制御装置59は、ボディー
52に取り付けられたリモコン信号受光部60から送ら
れるデータに基づきモータ58の動作を制御する。
系の回路構成を示している。電車モデル50には上述し
たリモコン信号受光部60が設けられている。リモコン
信号受光部60は送信機2から送信された赤外線を受光
し、その受光した赤外線からキャリア成分を除去した信
号を受信回路71に出力する。受信回路71は、リモコ
ン信号受光部60から与えられた信号を1ブロックのリ
モコンデータにデコードしてリモコンデータ判別回路7
2に出力する。1ブロックのリモコンデータは図6
(a)及び(b)に示した通りである。リモコンデータ
判別回路72は、受信回路71から与えられた受信デー
タのコマンド部分に基づいて、駆動機器1の動作を制御
するためのデータ、又は駆動機器1の識別情報の書き換
え(変更)を指示するためのデータのいずれを受信した
かを判別する。
するためのデータであるとリモコンデータ判別回路72
が判別した場合には、識別情報読取回路77が識別情報
記憶用メモリ78に格納されている自己の識別情報を読
み取り、識別情報判定回路73が、受信データに含まれ
ている識別情報と自己の識別情報とを比較する。識別情
報が一致しているときは受信したデータが駆動部制御回
路74に送られる。そして、駆動部制御回路74が受信
データに含まれているモータ制御情報に基づいて駆動回
路75にモータ駆動信号を供給する。駆動回路75は与
えられたモータ駆動信号に従ってモータ58を駆動す
る。
指示するためのデータであるとリモコンデータ判別回路
72が判別した場合には、そのデータに含まれている識
別情報情報(IDコードと車両番号とからなる。)が識
別情報書き換え回路76によって識別情報記憶用メモリ
78に書き込まれる。これにより、識別情報記憶用メモ
リ78に書き込まれた識別情報が変更される。
EPROMのような不揮発性のメモリを使用して、識別
情報情報が電源のバックアップなしで保持されるように
することが望ましい。受信回路71、リモコンデータ判
別回路72、識別情報判定回路73、駆動部制御回路7
4、駆動回路75、識別情報書き換え回路76、識別情
報読取回路77は論理回路として構成してもよいし、マ
イクロコンピュータと所定のプログラムとの組み合わせ
によって構成されてもよい。また、識別情報判定回路7
3、識別情報読取回路77、識別情報記憶用メモリ78
とは別の識別情報判定回路、識別情報読取回路、識別情
報記憶用メモリを受信回路71とリモコンデータ判別回
路72の間に設け、リモコンデータ判別回路72にデー
タを送る前に、受信データを取捨選択してもよい。
示すフローチャートである。通常の状態において、送信
機2は図6(a)に示したタイミングでデータ送信を繰
り返しており、次の送信タイミングが到来すると図9の
処理が行われる。この処理では、まず書き換え制御スイ
ッチ28がオンか否か(押し込み操作されているか否
か)を判断する(ステップS1)。オンではないと判断
した場合は、F/Rスイッチ26等の操作状態に基づい
てモータ58の動作を制御するためのデータを生成して
発光部22から送信する(ステップS2)。書き換え制
御スイッチ28がオンと判断した場合には、IDコード
設定スイッチ29及び車両番号選択スイッチ30によっ
て設定されている識別情報への書き換えを指示するため
のデータを生成して前面側の発光部23から送信する
(ステップS3)。続いて、書き換え指示用のデータの
連続送信回数を計測するための変数であるカウンタに1
を加算し(ステップS4)、その後、書き換え制御スイ
ッチ28が引き続きオンされているか否か判断する(ス
テップS5)。オンのときはカウンタのカウント値が3
に達したか否か判断し(ステップS6)、3未満のとき
にステップS3へ戻って識別情報の書き換え指示用のデ
ータを再び送信する。ステップS5で書き換え制御スイ
ッチ28がオフと判断し、又はステップS6にてカウン
タ値が3に達した判断したときは図9の処理を終える。
御スイッチ28を押し続けると、図6(b)に示すよう
に3フレーム連続して識別情報の書き換えを指示するデ
ータが発光部23から送信され、それ以外のときは発光
部22からモータ58を駆動制御するためデータが送信
される。
0の制御装置59が送信機2からデータを受信したとき
に実行する受信処理を示すフローチャートである。制御
装置59は、受信したデータに含まれるコマンド部分を
解析して、受信データがモータ58の動作を制御するた
めのデータか否かを判別する(ステップS11)。例え
ば、コマンド部分に特定の機能を実現するための特定の
コードがセットされていない場合にモータ58の動作制
御用のデータとして判断する。あるいは、送信機2にて
モータ58の動作制御用のデータを生成する場合に、動
作制御用のデータであることを指定する特定のコードを
コマンド部分に含めるようにし、その特定のコードの有
無によりモータ58の動作制御用のデータか否かを判別
するようにしてもよい。
するためのデータと判断した場合は、そのデータに含ま
れるIDコードが識別情報記憶用メモリ78に記録され
ている自己のIDコードと同一か否かを判別する(ステ
ップS12)。自己のIDコードと異なる場合にはその
データを無視して図10の処理を一旦終了する。この場
合は次のデータの受信を待つことになる。
は、データに含まれる車両番号と識別情報記憶用メモリ
78が記憶する自己の車両番号とが同一か否かを判断す
る(ステップS13)。自己の車両番号と異なる場合に
は、そのデータを無視して次のデータの受信を待つ。自
己の車両番号と同一であった場合には、そのデータに含
まれる制御情報に従ってモータ58を制御し(ステップ
S14)、その後、次のデータの受信を待つ。
がモータ58の動作を制御するためのものではないと判
断した場合には、そのコマンド部分に書き換え指示コー
ドが含まれているか否か判断する(ステップS15)。
書き換え指示コードが含まれていない場合には、書き換
え指示コードの連続受信回数を判別するためのカウンタ
を0にリセットし(ステップS20)、次のデータの受
信を待つ。書き換え指示コードが含まれている場合には
カウンタに1を加算し(ステップS16)、カウント値
が3に達したか否か、すなわち書き換え指示コードが含
まれたリモコンデータを連続3回受信したか否か判断す
る(ステップS17)。カウント値が3に達していない
場合は次のリモコンデータの受信を待つ。カウント値が
3に達している場合には、識別情報記憶用メモリ78に
記録されているIDコード及び車両番号を、その時点で
受信したデータに含まれているIDコード及び車両番号
に書き換える(ステップS18)。その後、カウンタを
0にリセットし(ステップS19)、次のデータの受信
を待つ。
車モデル50が書き換え指示コードを含むリモコンデー
タを3回連続して受信したときにIDコード及び車両番
号が変更され、モータ58を駆動するデータを受け取っ
たときにはそのデータに含まれているIDコード及び車
両番号が一致した場合にのみ、モータ制御情報に従って
モータ58の動作が制御される。
車両番号を一度に変更したが、IDコードを変更するコ
マンドと車両番号を変更するコマンドを別々に生成する
ことにより、IDコードの変更と車両番号の変更を別々
に行ってもよい。受信したデータのIDコードと駆動機
器に設定されているIDコードとの比較(ステップS1
2)をコマンドの判断(ステップS11)に先行して実
行し、送信機と同一のIDコードが設定されている駆動
機器についてのみ車両番号を変更できるようにしてもよ
い。また、識別情報変更の指示データを3回連続で受信
したときに識別情報を変更する例を示したが、1回でも
3回以上としてもよい。
それぞれ2台ある場合の操作状況を例示したものであ
る。図11(a)では、送信機AはIDコード、車両番
号とも同一の駆動機器Aを制御可能であるが、送信機B
は駆動機器A、Bとも制御不可能である。送信機Bから
駆動機器Bに識別情報変更データを送信することにより
(図11(b))、駆動機器Bの識別情報が送信機Bの
識別情報に変更される(図12(a))。その結果、送
信機A、Bはそれぞれ自己と識別情報が同一の駆動機器
を制御可能となる(図12(b))。
々の形態にて実施してよい。例えば駆動機器は電車に限
らず、各種の動体を模したものでよい。送信機はオペレ
ータが手持ち可能なものでもよいし、据え置き型のもの
でもよい。携帯型ゲーム機や携帯電話のような携帯機器
に特定のプログラムをインストールして送信機として機
能させてもよい。
々の機器を含めてよい。一体的に構成された玩具や模型
等の互いに異なる箇所をそれぞれ互いに異なる駆動機器
として本発明により制御するようにしてもよい。
ば、送信機を利用して駆動機器に設定された識別情報を
ユーザが設定することができるので、識別情報の種類に
応じて駆動機器の生産管理や在庫管理を行う必要がな
く、駆動機器の生産、流通及び販売に要する手間が軽減
される。ユーザは、識別情報の変更に備えて特別の部品
を常に用意しておく必要がなく、遠隔操作を手軽に楽し
むことができる。また、駆動機器に動作制御用のデータ
を送信するための回路の少なくとも一部を識別情報変更
用のデータの送信に利用でき、駆動機器においては動作
制御用のデータを受信する回路の少なくとも一部を識別
情報変更用のデータの受信に利用できる。従って、送信
機や駆動機器の部品手数を減らしてコストダウンやそれ
らの小型化に貢献できる。
図。
ーチャート。
フローチャート。
器との対応関係を示す図。
器との他の対応関係を示す図。
更手段) 46 識別情報書き換え信号作成回路(識別情報変更手
段、変更情報付加手段) 47 受信回路(受信手段) 48 受信データ判定回路 50 電車モデル(駆動機器) 57 伝達装置 58 モータ 59 制御装置 60 リモコン信号受光部(受信手段) 71 受信回路(受信手段) 72 リモコンデータ判別回路(第1の判別手段) 73 識別情報判定回路(第2の判別手段) 74 駆動部制御回路(制御手段) 76 識別情報書込み回路(識別情報変更手段) 78 識別情報記憶用メモリ(駆動機器の記憶手段)
Claims (11)
- 【請求項1】 送信機からのデータによって駆動機器を
遠隔操作するシステムであって、 前記送信機には、 送信機と駆動機器とを対応付ける識別情報、前記駆動機
器の動作を制御するための動作制御情報、及び、動作制
御又は識別情報の変更のいずれを目的としたデータかを
判別するための判別情報を含んだデータを、所定の入力
装置に対するユーザの操作内容に基づいて生成するデー
タ生成手段と、 前記データを送信する送信手段と、が設けられ、 前記駆動機器には、 前記送信機から送信されたデータを受信する受信手段
と、 自己の識別情報を記憶する記憶手段と、 受信したデータに含まれる前記判別情報に基づいて、当
該データが動作制御又は識別情報変更のいずれを目的と
したデータかを判別する第1の判別手段と、 受信したデータに含まれる識別情報と前記記憶手段が記
憶する識別情報とを比較して、前記データが自己を対象
として送信されたデータか否かを判別する第2の判別手
段と、 前記動作制御を目的とし、かつ自己を対象として送信さ
れたと判別されたデータに含まれる前記動作制御情報に
基づいて動作制御を実行する制御手段と、 前記識別情報の変更を目的とすると判別されたデータに
含まれる識別情報に従って前記記憶手段が記憶する識別
情報を変更する識別情報変更手段と、 が設けられ、 前記識別情報は、複数の送信機を互いに区別するための
送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するた
めの駆動機器特定情報とを含んでおり、 前記送信機のデータ生成手段は、前記入力装置に対する
前記ユーザの操作内容に従って、前記データに含まれる
前記送信機特定情報又は前記駆動機器特定情報を互いに
独立して変更可能であり、 前記駆動機器の前記第2の判別手段は、前記受信したデ
ータに含まれる前記送信機特定情報及び前記駆動機器特
定情報が、前記記憶手段に記憶されている前記送信機特
定情報及び前記駆動機器特定情報とそれぞれ一致すると
きに前記データが自己を対象として送信されたデータで
あると判別し、 前記駆動機器の前記識別情報変更手段は、前記識別情報
の変更を目的とすると判別されたデータに含まれる前記
送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報に従って、前
記記憶手段が記憶する前記送信機特定情報及び前記駆動
機器特定情報を変更する、 ことを特徴とする遠隔操作システム。 - 【請求項2】 前記送信機の前記データ生成手段は、前
記入力装置に対して所定の識別情報変更指示操作が行わ
れたときに、前記判別情報に前記識別情報の変更を指示
する変更指示情報が付加され、かつその識別情報の変更
が指示された時点で前記入力装置を介して設定されてい
る識別情報が含まれるように前記データを生成し、 前記第1の判別手段は、前記判別情報に前記変更指示情
報が付加されているか否かに基づいて、受信したデータ
が前記識別情報の変更を目的とするデータか否かを判別
する、 ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。 - 【請求項3】 前記識別情報変更手段は、前記識別情報
を変更するためのデータの受信状況が所定の条件を満た
したときに、前記識別情報の変更を実行することを特徴
とする請求項1又は2に記載の遠隔操作システム。 - 【請求項4】 前記駆動機器の前記記憶手段が不揮発性
メモリを含んでいることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の遠隔操作システム。 - 【請求項5】 駆動機器を遠隔操作するための送信機で
あって、 送信機と駆動機器とを対応付ける識別情報、前記駆動機
器の動作を制御するための動作制御情報、及び、動作制
御又は識別情報の変更のいずれを目的としたデータかを
判別するための判別情報を含んだデータを、所定の入力
装置に対するユーザの操作内容に基づいて生成するデー
タ生成手段と、 前記データを送信する送信手段と、 を備え、 前記識別情報は、複数の送信機を互いに区別するための
送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するた
めの駆動機器特定情報とを含み、 前記データ生成手段は、前記入力装置に対する前記ユー
ザの操作内容に従って、前記データに含まれる前記送信
機特定情報又は前記駆動機器特定情報を互いに独立して
変更可能である ことを特徴とする遠隔操作システム用の
送信機。 - 【請求項6】 前記データ生成手段は、前記入力装置に
対して所定の識別情報変更指示操作が行われたときに、
前記判別情報に前記識別情報の変更を指示する変更指示
情報が付加され、かつその識別情報の変更が指示された
時点で前記入力装置を介して設定されている識別情報が
含まれるように前記データを生成する、ことを特徴とす
る請求項5に記載の送信機。 - 【請求項7】 送信機からのデータによって制御される
駆動機器であって、前記送信機から送信される、送信機
と駆動機器とを対応付ける識別情報、前記駆動機器の動
作を制御するための動作制御情報、及び、動作制御又は
識別情報の変更のいずれを目的としたデータかを判別す
るための判別情報を含んだデータを受信する受信手段
と、 自己の識別情報を記憶する記憶手段と、 受信したデータに含まれる前記判別情報に基づいて、当
該データが動作制御又は識別情報変更のいずれを目的と
したデータかを判別する第1の判別手段と、 受信したデータに含まれる識別情報と前記記憶手段が記
憶する識別情報とを比較して、前記データが自己を対象
として送信されたデータか否かを判別する第2の判別手
段と、 前記動作制御を目的とし、かつ自己を対象として送信さ
れたと判別されたデータに含まれる前記動作制御情報に
基づいて動作制御を実行する制御手段と、 前記識別情報の変更を目的とすると判別されたデータに
含まれる識別情報に従って前記記憶手段が記憶する識別
情報を変更する識別情報変更手段と、 が設けられ、 前記識別情報は、複数の送信機を互いに区別するための
送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するた
めの駆動機器特定情報とを含んでおり、 前記第2の判別手段は、前記受信したデータに含まれる
前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報が、前記
記憶手段に記憶されている前記送信機特定情報及び前記
駆動機器特定情報とそれぞれ一致するときに前記データ
が自己を対象として送信されたデータであると判別し、 前記識別情報変更手段は、前記識別情報の変更を目的と
すると判別されたデータに含まれる前記送信機特定情報
及び前記駆動機器特定情報に従って、前記記憶手段が記
憶する前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報を
変更する、 ことを特徴とする遠隔操作システム用の駆動機器。 - 【請求項8】 前記第1の判別手段は、前記判別情報に
所定の変更指示情報が付加されているか否かに基づい
て、受信したデータが前記識別情報の変更を目的とする
データか否かを判別する、 ことを特徴とする請求項7に記載の駆動機器。 - 【請求項9】 送信機とその送信機から送られるデータ
により遠隔操作される駆動機器とを前記データに含まれ
る識別情報にて相互に対応付けることにより、複数の駆
動機器を区別して制御可能とした遠隔操作システムにお
いて、 前記送信機には、所定の入力装置に対するユーザの識別
情報設定操作に応答して前記データに含まれる識別情報
を変更する識別情報変更手段と、前記入力装置に対する
前記ユーザの識別情報変更指示操作に応答して、前記識
別情報の変更を指示する変更指示情報を前記データに付
加する変更情報付加手段とが設けられ、 前記駆動機器には、前記識別情報を記憶する記憶手段
と、前記変更指示情報が付加されたデータに含まれてい
る識別情報に従って前記記憶手段に記憶されている前記
識別情報を変更する識別情報変更手段と、が設けられ、 前記識別情報は、複数の送信機を互いに区別するための
送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別するた
めの駆動機器特定情報とを含んでおり、 前記駆動機器は、前記送信機から送信されたデータに含
まれる前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報
が、前記記憶手段に記憶されている前記送信機特定情報
及び前記駆動機器特定情報とそれぞれ一致するときに前
記データが自己を対象として送信されたデータであると
判別して、前記データにより遠隔操作され、 前記送信機の前記識別情報変更手段は、前記入力装置に
対する前記ユーザの識別情報設定操作に応答して、前記
データに含まれる前記送信機特定情報又は前記駆動機器
特定情報を互いに独立して変更可能であり、 前記駆動機器の前記識別情報変更手段は、前記変更指示
情報が付加されたデータに含まれる前記送信機特定情報
及び前記駆動機器特定情報に従って、前記記憶手段に記
憶されている前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定
情報を変更する、 ことを特徴とする遠隔操作システム。 - 【請求項10】 送信機とその送信機から送られるデー
タにより遠隔操作される駆動機器とを前記データに含ま
れる識別情報にて相互に対応付けることにより、複数の
駆動機器を区別して制御可能とした遠隔操作システムに
使用される送信機において、 所定の入力装置に対するユーザの識別情報設定操作に応
答して前記データに含まれる識別情報を変更する識別情
報変更手段と、 前記入力装置に対する前記ユーザの識別情報変更指示操
作に応答して、前記識別情報の変更を指示する変更指示
情報を前記データに付加する変更情報付加手段と、が設
けられ、 前記識別情報には、複数の送信機を互いに区別するため
の送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別する
ための駆動機器特定情報とが含まれ、 前記識別情報変更手段は、前記入力装置に対する前記ユ
ーザの識別情報設定操作に応答して、前記データに含ま
れる前記送信機特定情報又は前記駆動機器特定情報を互
いに独立して変更可能である ことを特徴とする送信機。 - 【請求項11】 送信機とその送信機から送られるデー
タにより遠隔操作される駆動機器とを前記データに含ま
れる識別情報にて相互に対応付けることにより、複数の
駆動機器を区別して制御可能とした遠隔操作システムに
使用される駆動機器において、 前記識別情報を記憶する記憶手段と、受信したデータが
所定の変更指示情報を含んでいる場合に、そのデータに
含まれている識別情報に従って前記記憶手段に記憶され
ている前記識別情報を変更する識別情報変更手段と、 が設けられ、 前記識別情報には、複数の送信機を互いに区別するため
の送信機特定情報と、複数の駆動機器を互いに区別する
ための駆動機器特定情報とが含まれ、 前記駆動機器は、前記送信機から送信されたデータに含
まれる前記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報
が、前記記憶手段に記憶されている前記送信機特定情報
及び前記駆動機器特定情報とそれぞれ一致するときに前
記データが自己を対象として送信されたデータであると
判別して、前記データにより遠隔操作され、 前記識別情報変更手段は、前記変更指示情報が付加され
たデータに含まれる前記送信機特定情報及び前記駆動機
器特定情報に従って、前記記憶手段に記憶されている前
記送信機特定情報及び前記駆動機器特定情報を変更する
ことを特徴とする駆動機器。
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