JP3788513B2 - 固相基板上への分子の固定化方法およびそれを用いるバイオセンサの製造方法 - Google Patents
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Description
これらの生体分子を固相基板に固定化する方法としては、主に、固相基板上で直接これらの分子を合成する方法(例えば核酸伸長反応など)と、予め合成された分子を基板表面に固定化していく方法とに分類される。後者の方法の例として、固定化したい分子の末端にリンカーを挟んで特定の基を結合させ、この分子を含む溶液と固相担体とを接触させてインキュベートすることにより、該分子を担体上に吸着させる方法が知られる。吸着法は特に、基板上での合成が困難な分子を固定化する場合や、複数種類の異なる分子を同一基板上に固定化する際に用いられる。
吸着法によってプローブ分子を固定化する場合に、プローブ分子の間隔が狭すぎると、DNAやタンパク質といった比較的大きな嵩だかい標的分子が、プローブとの結合を相互に妨げあうことがある。そこで、吸着法においては、プローブ分子と標的分子が最も多く効率的に結合できるようにプローブ密度を制御するため、スペーサと呼ばれる比較的低分子をプローブ分子の溶液に加えて同時に固定化することが一般的に行われている。
一方、酵素をプローブとして固定化し、酵素−基質反応の特異性を利用するバイオセンサとして、例えばグルコースオキシダーゼを固定化して被検試料中のグルコースを計測するセンサが知られており、家庭用の血糖値測定器としても開発が進められている。グルコースセンサでは、グルコースとグルコースオキシダーゼとの相互作用の前後において酸素や過酸化水素などの電極活性物質を電極でモニターするのが一般的であるが、被検試料が血液の場合は溶存酸素量が不足するため、酸素の代わりの役割を果たす電荷移動錯体である電子メディエータを使用する方法が知られる(例えば特許文献1参照)。従って、グルコースセンサにおいては、グルコースオキシダーゼと電子メディエータ分子の両方を同一固相基板上に固定化しておけば、効率よくグルコースを検出することができる。
核酸分子とスペーサ分子、酵素と酵素メディエータ、というように複数種の分子を同一基板上に固定化するためには、共吸着法を用いることができる。共吸着法は、複数種類の分子が混合されている溶液に固相基板を浸漬させ、前記分子の混合比率を変えることにより該固相基板に対する分子の吸着量を調整する方法で、最初に混合溶液の組成比率の調整を行うだけで、理論的にはバイオセンサにおけるプローブの固定化密度を調節することができる。診断や食品の安全性試験などに利用するためにも、被検試料に含まれる複数の物質を一度に検出できるバイオセンサが必要とされており、共吸着法は、固相基板に複数種のプローブ分子を一度に固定化できる技術として期待されている。
本発明において「固相基板結合部位」は、固相基板に対して結合性を有し、好ましくは固相基板表面上に高密度かつ高配向性の自己組織化単分子膜(Self-Assembled Monolayer, SAM)を構築することが可能な官能基から形成される。該官能基は固相基板の種類によって選択され、例えば、固相基板表面が金の場合は、チオール基、ジスルフィド基、スルフィド基を、ガラスの場合はシロキシ基を用いると、SAM膜が好適に形成されることが知られているが、これらに限定されるものではない。
本発明において「機能性部位」とは、本発明に係る固定化方法により作製される、複数の分子が固定化された固相基板表面を、バイオセンサとして機能させるために必要な部位を意味する。従って、機能性部位は、当該バイオセンサを用いて検出しようとする標的物質に特異的な親和性を有するプローブ用化合物、プローブ用化合物が適度な密度で固定化されるようにプローブ用化合物間に配置されるスペーサ用官能基、プローブ用化合物が酵素である場合に酵素の活性を助けるメディエータ、などに由来する。
本発明において、固相基板結合部位と機能性部位との間に位置する「リンカー部位」は、ポリエチレングリコール、ポリペプチド、糖、ポリエステル、ポリイソシアネート、カルバミン酸エステルおよびポリウレタンからなる群から選択される化合物に由来する。リンカー部位が存在することにより、親水性や溶解度、分子量が近くなり、分散性に優れた均質な混合膜を形成することができる。かかる効果をもたらす限り、一の溶液に含まれる複数の分子は、すべての分子が同一種類のリンカー部位を有していてもよいし、それぞれの分子が異なるリンカー部位を有していてもよい。またリンカー部位は、上述の化合物が固相基板結合部位および機能性部位のそれぞれに直接結合することにより形成されていてもよいし、上述の化合物に他の官能基等が結合し、該官能基を挟んで固相基板結合部位または機能性部位と結合していてもよい。
タンパク質を固相基板表面に固定することにより、酵素−基質反応、抗原−抗体反応、その他の受容体−リガンド反応等を利用して標的物質を捕捉するバイオセンサとして用いることができる。
機能性部位として用いられる生体分子は、核酸やタンパク質に限定されず、各種の糖や糖タンパク質等を用いることもできる。
本発明において用いる固相基板は、前記材料のうち単一の材料からなる基板であってもよいし、1つの基板材料(第1の基板)の表面に別種類の少なくとも1つの材料からなる薄膜(第1の層)を形成していてもよいし、更に、前記第1の基板と前記第1の層との間に少なくとも1つの他の介在層(第2の層、第3の層、等)が存在していてもよい。好適な「固相基板」の具体例を挙げると、前記第1の基板としてガラス基板を用い、前記第1の層として表面に金属膜(好適には金薄膜、銀薄膜、銅薄膜、白金薄膜)を有する前記ガラス基板等が挙げられる。なお、前記ガラス基板と前記金属膜との間には、他の材料からなる介在層が施されていてもよい。
前記第1の層を初めとする各金属膜の形成は、自体公知またはそれに準じた方法により可能である。例えば電気めっき法、無電解めっき法、スパッタ法、蒸着法、イオンプレーティング法、等により形成することができる。前記金属膜表面を有機溶剤で洗浄し、更に必要に応じて強酸で洗浄することによる分解除去、紫外線により発生するオゾン等による分解除去、等の方法を用いて汚染を除去する
本発明において用いる「固相基板」の厚さは特に限定されないが、通常、前記第1の基板であれば、0.1mm〜30mm程度であり、好適には、0.1mm〜2mm程度である。
SPR法とは、固相基板において固定化用化合物が固定化された基板表面と反対側の面から、臨界角以上の角度で光を入射させると、固相基板表面に結合した物質の質量変化に応じて、該入射光の反射光強度が減衰する角度(共鳴角)が変化することを利用し、被検試料を分析する手段である。具体的には、固相基板表面に固定化されたプローブに標的物質が結合すると、質量変化(質量増加)が起こり、これによって共鳴角が増大する。SPR法を用いる場合、固相基板は、ガラス、ポリマー樹脂、プラスティック等透明な材料を用い、固定化用化合物を固定化する表面に蒸着法により金薄膜が形成されていることが望ましい。
QCM法とは、水晶振動子の電極表面に物質が付着すると、その質量に応じて共振周波数が低下する現象を利用し、電極表面にプローブ分子を固定化しておくことにより、プローブ分子と標的物質の相互作用を検出する手法である。従って、QCM法を用いる場合は、本発明に係る固定化方法により、水晶振動子の金電極表面にプローブを固定化するとよい。
標的物質を予め標識しておくことにより、プローブ分子と標的物質との相互作用を検出する場合は、FITC(Fluorescein isothiocyanate)、RITC(Rhodamine isothiocyanate)等の蛍光分子、量子ドット等、光学的、電子化学的に検出できる分子を用いることができる。プローブ分子および標的物質がいずれも核酸である場合は、相互作用後に、インターカレータを添加することにより標識することもできる。
機能性部位が、水酸基、DNAまたはビオチンからなる固定化用分子を購入入手した。各分子の構造を以下に示す。
(A) SH−(C2H4O)7−OH (以下分子(A)という。)
(B) SH−(CH2)6−(C2H4O)6−DNA (以下分子(B)という。)
(C) SH−C2H4−CONH−(C2H4O)9−ビオチン (以下分子(C)という。)
チオール基(SH−)が固相基板結合部位に該当し、化合物(A)においてはポリエチレングリコール−(C2H4O)7−が、化合物(B)においては−(CH2)6−(C2H4O)6−が、化合物(C)においては、−C2H4−CONH−(C2H4O)9−がリンカー部位に該当し、水酸基(−OH)、DNA、ビオチンがそれぞれ機能性部位に該当する。
続いて溶媒としてPBS(50mM KPO4、1M NaCl、pH7.0)を調製し、分子(A)(B)および(C)をそれぞれ60:20:20(モル%)で混合し、合計濃度を0.5μMとした。
(インキュベート工程)
固相基板として、前記製造法に準じて用意した水晶振動子の金電極を用いた。溶解工程で得られた溶液に、この金電極を浸漬し、約20分間インキュベートした。
図1は、この経過をQCM法により測定した結果を示す。約500Hzの周波数変化が見られ、電極表面で質量変化(吸着反応)が起こったことを確認できた。
後述する確認実験で確認されたように、本工程では分子(A)、(B)および(C)が電極表面に吸着された。この状態を図6(a)に模式的に示す。電極10の表面には、固相基板結合部位であるチオール基12を介して、リンカー部位14が結合され、リンカー部位14にDNAが結合した分子(B)16、ビオチンが結合した分子(C)18、水酸基が結合した分子(A)15が、相分離を起こすことなく均一に混ざり合って固定化されている。
<確認実験−1:ストレプトアビジンの結合>
次に、分子(A)〜(C)が固定化されている基板が浸漬されているPBS(KPO4、NaCl)緩衝液中に、ビオチンと結合するタンパク質であるストレプトアビジン水溶液(濃度1g/L)を適量添加し、約15分間インキュベートした。
図2は、この経過をQCM法により測定した結果を示す。約350Hzの周波数変化が見られ、吸着反応が起きたことを確認できた。計算により、吸着した分子の密度は2.51×1012分子/cm2であることがわかった。これの結果から、インキュベート工程で分子(C)が電極表面に吸着されていたことが確認された。
本確認実験の結果を、図6(b)に模式的に示す。適度な間隔をあけて固定化された分子(C)のビオチン部分が、ストレプトアビジン20の結合サイトに結合している。
<確認実験−2:ビオチン結合DNAの結合>
確認実験−1で得られたバイオセンサを、PBS(50mM KPO4、1M NaCl)溶液中で、ビオチンを結合させたDNA(dA20)と反応させ、約15分間インキュベートした。
図3は、この経過をQCM法により測定した結果を示す。約200Hzの周波数変化が見られ、固相基板表面で吸着反応が起こったことを確認できた。計算により、吸着した分子の密度は、7.0×1012分子/cm2であることがわかった。この密度は、確認実験−1において結合した分子の密度よりも高いことから、ビオチン結合DNAとストレプトアビジンは1:1以上の割合で結合し、ビオチン結合サイトを4つ有するストレプトアビジンの各結合サイトの活性が失われていないことが確認された。
本確認実験の結果を図6(c)に模式的に示す。確認実験−1でビオチンが結合しなかったストレプトアビジン20の結合サイトに、ビオチン結合DNA22のビオチン部分が結合している。
<確認実験−3:ハイブリダイゼーション(1)>
確認実験−2で得られたバイオセンサに、分子(B)に含まれる核酸と完全に相補的な塩基配列(29塩基)を有する核酸を加え、約1時間インキュベートした。
図4は、この経過をQCM法により測定した結果を示す。約110Hzの周波数変化が見られ、分子(B)が29塩基の核酸とハイブリダイゼーションしたことが確認された。計算により、分子(B)にハイブリダイゼーションした核酸は、4.46×1012分子/cm2であることがわかった。これらの結果から、インキュベート工程において、分子(B)が電極表面に吸着されていたことが確認された。
本確認実験の結果を図6(d)に模式的に示す。インキュベート工程で吸着した分子(B)16のDNA部分に、29塩基の核酸24がハイブリダイゼーションしている。
<確認実験−4:ハイブリダイゼーション(2)>
確認実験−3で得られたバイオセンサに、確認実験−2で用いたビオチン結合DNAと相補的な塩基配列(20塩基)を有する核酸を加え、約10分インキュベートした。
図5は、この経過をQCM法により測定した結果を示す。約120Hzの周波数変化が見られ、ビオチン結合DNAが20塩基の核酸とハイブリダイゼーションしたことが確認された。計算により、ビオチン結合DNAにハイブリダイゼーションした核酸は、7.69×1012分子/cm2であることがわかった。これらの結果から、ビオチン結合DNAは、確認実験2において、DNA部分が結合能を維持した状態でストレプトアビジンに結合したことが確認された。
本確認実験の結果を図6(e)に模式的に示す。ビオチン結合DNA22のDNA部分に、20塩基の核酸24がハイブリダイゼーションしている。
上述の確認実験において、分子(A)が吸着されたことを直接確認する実験は行っていないが、核酸およびビオチンに対して水酸基は非常に分子量が小さいこと、また混合比率も分子(A)が最も高いことから、分子(A)が他の分子に先行して吸着したのは明らかである。
なお、確認実験−1〜4は、分子(A)〜(C)が好適に吸着されたことを示すために行ったものであるが、同時に、本発明に係る固定化方法によって分子(A)〜(C)を固定化した固相基板がバイオセンサとして使用できることを示すものである。
即ち、上記確認実験により、分子(A)を固定化しておけば分子(A)のDNAと相補的な塩基配列を有する核酸の検出が可能であり、分子(B)を固定しておけばストレプトアビジンの検出が可能であることが証明された。本確認実験においては、これらの検出をQCM法により行ったが、SPR法、電気化学的測定法、または蛍光分子等の標識分子を用いた方法によっても同様に検出できる。
以上から、本発明に係る固定化方法によりDNAとタンパク質の双方が結合機能を維持するよう、好適な密度で固定化されたバイオセンサを製造できることが確認された。
Claims (9)
- それぞれ固相基板に対して結合性を有する固相基板結合部位と、特定の機能を有する機能性部位と、該固相基板結合部位と該機能性部位の間に位置するリンカー部位とからなる2種以上の化合物を溶解した溶液と、該固相基板とを接触させてインキュベートすることにより、該2種以上の化合物を該固相基板に固定化させる固定化方法であって、
前記2種以上の化合物の前記リンカー部位のそれぞれを、該2種以上の化合物の親水性及び/又は溶解度がより近くなるような構成とすることによって、該2種以上の化合物が固定化される速度の差をより小さくすることを特徴とする、固定化方法。 - 前記2種以上の化合物の前記リンカー部位のそれぞれは、ポリエチレングリコール、ポリペプチド、糖、ポリエステル、ポリイソシアネート、カルバミン酸エステルおよびポリウレタンからなる群から選択される化合物に由来する、請求項1に記載の固定化方法。
- 前記2種以上の化合物が、機能性部位として第1の生体分子を備える第1の化合物と、機能性部位として第2の生体分子を備える第2の化合物と、を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の固定化方法。
- 前記第1及び第2の生体分子が、それぞれ核酸又はタンパク質であることを特徴とする、請求項3に記載の固定化方法。
- 前記2種以上の化合物は、前記機能性部位として酵素を備える第1の化合物と、前記機能性部位として酵素メディエータを備える第2の化合物と、を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の固定化方法。
- 前記2種以上の化合物は、前記機能性部位として、水酸基、アミノ基、フェロセニル基およびカルボキシル基からなる群から選択される官能基、並びにベンゾキノン、N−メチルフェナジウム、ビオチンからなる群から選択される化合物、の少なくとも1つを備える化合物を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の固定化方法。
- 前記2種以上の化合物の前記固相基板結合部位のそれぞれは、前記固相基板表面に、前記2種以上の化合物からなる自己組織化単分子膜を形成しうる官能基である、請求項1から6のいずれか1項に記載の固定化方法。
- 前記溶液における前記2種以上の化合物の合計濃度が、0.3〜5μMである、請求項1から7のいずれか1項に記載の固定化方法。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の固定化方法を用いることを含む、バイオセンサの製造方法。
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