JP3788124B2 - 赤外線カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、物体から放射される赤外線を撮像する赤外線カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来の赤外線カメラを示す図であり、図中1は赤外線を透過するゲルマニウム等の材質から成る窓、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケースであり、前記窓1は前記ケース4に接着もしくはガスケットを用いて気密的に接合されている。
【0003】
図12のように構成された従来の赤外線カメラは、屋外で使用する場合、雨、雪の内部への侵入は防止され、前記赤外線レンズ2と前記撮像部3に、雨滴の付着等による影響は無く、正常に動作することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の赤外線カメラは以上のように構成されているが、前記窓に付着した汚れを拭きとるときに、赤外線カメラケース清掃に用いる研磨粒入りのワックスが付着した布を用いることがあり、前記窓に施した反射防止用の蒸着膜に傷がつくという問題があった。
【0005】
また上記のような赤外線カメラでは、前記窓に小石が急いよく衝突した場合、前記窓が破損するという問題があった。
【0006】
さらに上記のような赤外線カメラでは、前記窓は比較的高価なゲルマニウム材から成るため、前記窓に施した反射防止用の蒸着膜に傷がつき交換修理を行う場合の費用が高いという問題があった。
【0007】
また上記のような赤外線カメラでは、前記窓の材料に廉価な赤外線を透過する性質のあるポリエチレン等の高分子材料を用いる場合、赤外線吸収の影響の無い板厚を選定すると高分子材料の剛性が不足するため、窓に付着した汚れを拭きとるときに加わる力で、窓が変形するという問題があった。
【0008】
さらに上記のような赤外線カメラでは、前記窓に施した反射防止用の蒸着膜に傷がつき交換修理が必要となった場合、前記ケースから前記窓を取り外すときに、前記ケース内部が周囲雰囲気に暴露されるため、湿気の高い場所での交換作業は好ましくなく、交換作業場所が限定されるという問題があった。
【0009】
また上記のような赤外線カメラでは、前記窓を二重の構造とした場合、外側の窓の内側に、結露が生じ赤外映像に影響を及ぼすという問題があった。
【0010】
さらに、上記のような赤外線カメラでは、前記窓を二重の構造とした場合、前記窓が2枚必要となりコストが高くなるという問題があった。
【0011】
また上記のような赤外線カメラでは、前記窓に付着した汚れを高圧水流により洗浄するときに、前記窓に大きな力が加わり、前記窓が破損するという問題があった。
【0012】
さらに、上記のような赤外線カメラでは、低温環境時の前記窓の凍結防止用として前記窓の内側にフィルム状ヒータを接着することがあるが、前記窓に施した反射防止用の蒸着膜に傷がつき交換修理が必要になった場合、前記窓及び前記ヒータの交換が必要となり、交換修理の費用が高いという問題があった。
【0013】
この発明は、このような課題を解決するためのものであり、赤外線を透過する窓の反射防止用の蒸着膜に傷がつきにく、又は交換修理が容易な赤外線カメラを得ることを目的としたものである。
【0014】
第1の発明による赤外線カメラは、赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに接合されるアルカリハライド又はアルカリ土類ハライド又は半導体又はカルコゲナイドガラスから成る第1の層及び高分子材から成る第2の層との積層構造で構成された窓とを備えたものである。
【0015】
また、第2の発明による赤外線カメラは、赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、赤外線レンズの赤外線入射側に配置され、前記ケースに接合された窓と、この窓の赤外線入射側に設けられ、前記ケースに着脱自在に装着されるメッシュとを備えたものである。
【0016】
第3の発明による赤外線カメラは、窓の赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に装着される高分子材料から成るカバーを備えたものである。
【0017】
また、第4の発明による赤外線カメラは、窓を、メッシュを高分子材料で覆った複合構造から構成したものである。
【0018】
第5の発明による赤外線カメラは、窓を、赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに接合される第1の窓と、この第1の窓の赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に装着される第2の窓とから構成したものである。
【0019】
また、第6の発明による赤外線カメラは、第1の窓と第2の窓との間に、吸湿剤を設けたものである。
【0020】
第7の発明による赤外線カメラは、赤外線レンズがケースに気密的に接合し、前記窓と前記ケースと前記赤外線レンズで包まれる空間を有する。
【0021】
また、第8の発明による赤外線カメラは、窓を補強するための梁を前記窓と赤外線レンズとの間に設けたものである。
【0022】
また、第9の発明による赤外線カメラは、窓を固定するための金具と、この窓を加熱するヒータとを設けたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す図であり、図において、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、5は赤外線の透過率が高い材質であるアルカリハライド又はアルカリ土類ハライド又は半導体又はカルコゲナイドガラスから成る窓の第1層、6は赤外線を透過する性質のあるポリエチレン等の高分子材から成る窓の第2の層である。
【0024】
前記第1の層5への前記第2の層6の取り付け方は、前記第2の層6の材料を液の状態で前記第1の層5を高速回転させ薄膜にし、昇温して硬化する方式と、粘着性を有するフィルムに加工された前記第2の層6を前記第1の層5に張り付ける方法がある。
【0025】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に汚れが付着する。
窓に汚れが付着すると赤外線の赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、汚れを拭きとる必要があるが、前記第2の層6が前記第1の層5の外側に配置されており、拭きとり時に前記第1の層に施した反射防止用の蒸着膜にふれることがないため、蒸着膜に傷がつくことが無い。
【0026】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2を示す図であり、図において、1は赤外線を透過するゲルマニウム等の材質から成る窓、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、7は前記ケース4にねじで着脱自在に装着される金属から成るメッシュである。図3は前記メッシュ7を正面から見た図である。
【0027】
前記メッシュ7は、赤外線カメラで撮像する画像の明るさへの影響が比較的少なく、赤外線カメラが配置される環境において、存在する小石を通過させない程度の行及び列間隔で配置されたステンレス鋼等の金属線から成る格子を有している。前記メッシュ7が前記窓1の外側に配置されているため、前記窓1への小石の衝突は防止され、前記窓1が破損することは無い。適切な行及び列間隔で配置された前記メッシュ7は、画像を暗くすることなく、小石の前記窓1への衝突を防止できることになる。また前記メッシュ7は、簡単に取り外しができるため、前記窓1と前記メッシュ7の間にゴミが付着した場合も、前記メッシュ7を簡単に取り外し容易に清掃できる。
【0028】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3を示す図であり、図において1は赤外線を透過するゲルマニウム等の材質から成る窓、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、8は前記窓1の赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に装着される赤外線を透過する性質のあるポリエチレン等の高分子材で形成されたカバーである。
【0029】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に前記カバー8に傷が付き、傷の量が増加すると赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、交換を行う必要があるが、前記カバー8は前記ケース4と簡単に脱着できるようなはめ合い構造であるとめ、交換は容易で、高分子材の形成品から成るための廉価である。
【0030】
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4を示す図であり、図において、1は赤外線を透過するゲルマニウム等の材質から成る窓、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、8は前記ケース4にねじで着脱自在に装着される金属から成るメッシュ7と高分子材料部9から構成されるカバーである。図6は前記カバー8を正面から見た図である。
【0031】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に前記カバー8に傷が付き、傷の量が増加すると赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、交換を行う必要があるが、前記カバー8は前記ケース4と簡単に脱着できるようなはめ合い構造であるとめ、交換は容易で、高分子材の形成品から成るための廉価である。
【0032】
前記カバー8は、前記メッシュ7を内蔵するため前記高分子材料部9と比べて剛性が高く、前記カバー8の外面に付着した汚れを拭きとるときに力を加えても前記カバー8は変形及び破損しにくい。
【0033】
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5を示す図であり、図において、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、10は前記ケース4に気密的に接合される第1の窓、11は前記第1の窓10の赤外線入射側に配置され、前記ケース4に着脱自在に装着される第2の窓、12は前記ケース4と前記第2の窓11を気密的に接合するためのガスケット、13は前記第2の窓11を固定するホルダである。
【0034】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に前記第2の窓11に傷が付き、傷の量が増加すると赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、交換を行う必要があるが、交換時に前記第2の窓11を前記ケース4から分離した場合も、前記第1の窓10と前記ケース4は気密的に結合し密閉空間を保持するため、周囲環境の湿気が赤外線カメラ内部へ侵入することは防止できる。
【0035】
実施の形態6.
図8はこの発明の実施の形態6を示す図であり、図において、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、10は前記ケース4に気密的に接合される第1の窓、11は前記第1の窓10の赤外線入射側に配置され、前記ケース4に着脱自在に装着される第2の窓、12は前記ケース4と前記第2の窓11を気密的に接合するためのガスケット、13は前記第2の窓11を固定するホルダ、14は前記第1の窓10と前記第2の窓11の間に配置されるシリカゲル等の吸湿剤である。
【0036】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に前記第2の窓11に傷が付き、傷の量が増加すると赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、交換を行う必要があるが、交換時に前記第2の窓11を前記ケース4から分離した場合も、前記第1の窓10と前記ケース4は気密的に結合し密閉空間を保持するため、周囲環境の湿気が赤外線カメラ内部へ侵入することは防止できる。
【0037】
前記吸湿剤14を備えるため、前記第2の窓11を交換した後に前記第1の窓10と前記第2の窓11の間に残留した水分は、前記吸湿剤14で吸湿されるため、前記第1の窓10の内側に結露は生じない。
【0038】
実施の形態7.
図9はこの発明この発明の実施の形態7を示す図であり、図において、1は赤外線を透過するゲルマニウム等の材質から成る窓、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケースである。
【0039】
前記赤外線レンズ2は例えばパッキンを間に介し前記ケース4に気密的に接合している。
【0040】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に前記窓1に傷が付き、傷の量が増加すると赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、交換を行う必要があるが、交換時に前記窓1を前記ケース4から分離した場合も、前記赤外線レンズ2の鏡筒と前記ケース4は気密的に結合し密閉空間を保持するため、周囲環境の湿気が赤外線カメラ内部へ侵入することは防止できる。
【0041】
実施の形態8.
図10はこのの実施の形態8を示す図であり、図は赤外線カメラを正面から見たものである。図において1は赤外線を透過するゲルマニウム等の材質から成る窓、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、15は前記窓1を補強するように前記ケース4に装着され、撮像する画像の明るさへの影響が少なくなるように開口を有するアルミニウム等の前記ケース4と同じ材質で構成される梁である。
【0042】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に汚れが付着する。
前記窓1に汚れが付着すると赤外線の赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、汚れを拭きとる必要があるが、付着した汚れを拭きとるときに力を加えても、前記窓1は前記梁で支持されており、変形を防止し、破損しにくい。
【0043】
実施の形態9.
図11はこの発明の実施の形態9を示す図であり、図において、1は赤外線を透過するゲルマニウム等の材質から成る窓、2は赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズ、3は前記赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部、4は前記赤外線レンズと前記撮像部を収納するケース、16は前記窓1を前記ケース4に固定するための金具、17は前記金具16の上に装着した前記窓1を加熱するための、シリコンラバーに金属線を通し赤外光が通過する領域を遮らないように配置されたテープ状のヒータである。
【0044】
前記ヒータ17を加熱することにより、前記窓1の曇りの除去や、付着した雪を融解することができる。
【0045】
赤外線カメラを屋外で使用した場合、長期間使用している間に前記窓1に傷が付き、傷の量が増加すると赤外線の透過率が低下し画質が劣化するため、交換を行う必要があるが、交換時に、前記金具16に前記ヒータ17を装着したまま前記窓1を固定していた前記金具16を前記ケース4からねじを外すことで分離でき、前記窓1を単独で容易に取り外せるため、前記窓1のみを交換すればよく、前記ヒータ17の交換は不要である。
【0046】
【発明の効果】
第1の発明によれば、窓に付着した汚れを拭きとるときに、窓に施した反射防止用の膜に触れない構造のため、当該膜に傷が付くことがない。
【0047】
また、第2の発明によれば、窓への小石の衝突は防止され、窓が破損することがない。
【0048】
第3の発明によれば、傷が付いた場合、高分子材で形成されたカバーを交換するだけでよく、交換修理費用を低減できる。
【0049】
また、第4の発明によれば、高強度で破損しにくい廉価な窓を得ることができる。
【0050】
第5の発明によれば、交換場所の雰囲気を限定することなく窓を交換することのできる構造を得ることができる。
【0051】
また、第6の発明によれば、交換場所の雰囲気を限定することなく窓を得ることができ、かつ窓内面の結露を防止することができる。
【0052】
第7の発明によれば、窓を1枚しか用いない廉価な構造かつ交換場所の雰囲気を限定することなく窓を得ることができる。
【0053】
また、第8の発明によれば、窓を破損しにくい構造を得ることができる。
【0054】
第9の発明によれば、曇り除去や雪融解を行えるヒータを有しかつ窓を交換容易な構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による赤外線カメラの実施の形態1を示す図である。
【図2】 この発明による赤外線カメラの実施の形態2を示す図である。
【図3】 この発明による赤外線カメラの実施の形態2を示す部品図である。
【図4】 この発明による赤外線カメラの実施の形態3を示す図である。
【図5】 この発明による赤外線カメラの実施の形態4を示す図である。
【図6】 この発明による赤外線カメラの実施の形態4を示す部品図である。
【図7】 この発明による赤外線カメラの実施の形態5を示す図である。
【図8】 この発明による赤外線カメラの実施の形態6を示す図である。
【図9】 この発明による赤外線カメラの実施の形態7を示す図である。
【図10】 この発明による赤外線カメラの実施の形態8を示す図である。
【図11】 この発明による赤外線カメラの実施の形態9を示す図である。
【図12】 従来の赤外線カメラを示す図である。
【符号の説明】
1 窓、2 赤外線レンズ、3 撮像部、4 ケース、5 第1の層、6 第2の層、7 メッシュ、8 カバー、9 高分子材料部、10 第1の窓、11第2の窓、12 ガスケット、13 ホルダ、14 吸湿剤、15 梁、16金具、17 ヒータ。

Claims (7)

  1. 赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズと、この赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部と、前記赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに接合される窓と、この窓の赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に装着される高分子材料から成るカバーとを備えたことを特徴とする赤外線カメラ。
  2. 赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズと、この赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部と、前記赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに接合される窓とを備え、前記窓はメッシュを高分子材料で覆った複合構造から構成されることを特徴とする赤外線カメラ。
  3. 赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズと、この赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部と、前記赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに接合される第1の窓と、この第1の窓の赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に装着される第2の窓とを備えたことを特徴とする赤外線カメラ。
  4. 赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズと、この赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部と、前記赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに接合される第1の窓と、この第1の窓の赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に装着される第2の窓を備え、前記第1の窓と前記第2の窓の空間に吸湿剤を配置することを特徴とする赤外線カメラ。
  5. 赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズと、この赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部と、前記赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に接合される窓を備え、前記赤外線レンズが前記ケースに気密的に接合し、前記窓と前記ケースと前記赤外線レンズで包まれる空間を有することを特徴とする赤外線カメラ。
  6. 赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズと、この赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部と、前記赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに接合される窓と、この窓を補強するための梁を前記窓と前記赤外線レンズの間に設けられ、前記窓を補強するための梁とを備えたことを特徴とする赤外線カメラ。
  7. 赤外線を集光し像を結ぶための赤外線レンズと、この赤外線レンズで結像された赤外映像を電気信号に変換する撮像部と、前記赤外線レンズと撮像部を収納するケースと、前記赤外線レンズの赤外線入射側に配置され前記ケースに着脱自在に接合される窓と、この窓を前記ケースに固定するための金具と、この金具に装着する前記窓を加熱するためのヒータとを備えたことを特徴とする赤外線カメラ。
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