JP3786396B2 - ねじ締め用ドライバ工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークにねじを締め付ける場合に用いられるねじ締め用ドライバ工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ねじの締付け作業においては各種のねじ締め用ドライバ工具が用いられている。最もよく知られているのは、頭部に十字様の駆動穴が形成されたねじを締め付ける時に利用されるドライバ工具であり、周知のとおり、このドライバ工具は、ねじの十字様駆動穴に合致嵌合するよう、その先端部が横断面十字様に形成されている。最近では、このようなドライバ工具が自動ねじ締め機に代表される自動化ユニットにおいて広く利用されるようになり、ねじを保持する必要性から様々に改良がなされている。その中でも特に優れたねじの保持特性を有するのが、特開平8−229840号公報によって周知のドライバ工具である。
【0003】
前記ドライバ工具は、ねじの駆動穴に係合可能な先端部を有するビット本体を設け、このビット本体の先端部外周部分に円筒状の磁化部材(永久磁石)をスライド自在に挿通させるとともに、この磁化部材を一体的に包含する保護部材を配置して構成されている。この保護部材はビット本体の軸線方向へ幾分移動可能なように設けられており、その先端はねじの頭部上面に沿う形状に構成されている。これにより、ねじの駆動穴の形状誤差を吸収してビット本体の先端部を正しくねじの駆動穴に嵌合させ、かつねじを姿勢正しく保持して、ねじ締めを行うことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のドライバ工具においては、保護部材の先端面にねじ頭部上面を案内して保持した時、ビット本体の先端部がねじの駆動穴にほぼ合致嵌合するようになっている。したがって、ビット本体の先端部とねじの駆動穴との位相が合っていない場合には、ねじを姿勢正しく保持することができなかった。このため、このドライバ工具を自動化ユニットにおいて使用する場合には、ねじの駆動穴との位相合わせのために何らかの位相合わせ手段が必要になっていた。また、従来のドライバ工具では、磁石がスライド自在に案内されているだけなので、ねじを締め付ける時、ドライバ工具の近くに強磁性の材料で構成されたワークの一部が位置すると、これによって磁化部材が誤動作してしまい、折角吸着保持したねじを落下させてしまう等の問題が発生していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑みて創成されたものであり、ねじを姿勢正しく確実に保持することが可能なねじ締め用ドライバ工具の提供を目的とする。この目的を達成するため、本発明は、ねじの駆動部に係合可能な係合部を有するビット本体と、このビット本体の係合部付近にビット本体に沿って摺動可能に設けられた磁化部材と、この磁化部材を内包して一体に摺動可能かつねじに対応する先端面をねじ頭部上面に沿う形状に形成したガイドと、前記磁化部材と相反発するように配置され、前記ガイドの先端面から常時前記ビット本体の係合部が所定量僅かに突出するよう前記磁化部材を常時係合部先端側へ付勢する付勢用磁化部材とを備えていることを特徴とする。
【0006】
前記ガイドはねじの頭部径以下の外径に形成されていることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3において、1はねじ締め用ドライバ工具であり、十字穴付きねじS(以下、単にねじSという)の十字様駆動穴h(以下、単に駆動穴hという)に係合可能な横断面十字様の係合部2aを有するビット本体2と、このビット本体2の係合部2a付近に配置された円筒状の磁化部材3と、この磁化部材3と相反発するように設けられ、磁化部材3を常時前記係合部2aの先端方向へ付勢する付勢手段の一例である付勢用磁化部材4と、前記磁化部材3を内包するように設けられたガイド5とを備えている。なお、前記磁化部材3及び付勢用磁化部材4は共に永久磁石である。
【0008】
ガイド5は、ねじSの頭部径以下の外径を成す略円筒状の薄肉部材であり、前記ビット本体2にピン6によって連結されている。このピン6が係合するガイド5の係合穴5aは、ビット本体2の軸線方向に延びる長穴になっており、ガイド5は、この係合穴5aの分、ビット本体2の軸線方向へ摺動できるように構成されている。
【0009】
また、ガイド5の先端部分5bは、磁化部材3の端面に係止してこれを支える構造になっており、よってガイド5は付勢用磁化部材4によって付勢される磁化部材3とともに、常時ビット本体2先端側へ付勢される。
【0010】
さらに、ガイド5の先端部分5bのビット本体2先端側に向く先端面5cは、十字穴付きなべ小ねじに代表される頭部上面が曲面に構成されたねじSの頭部上面に沿う形状に形成されており、この先端面5cからは前記ビット本体2の係合部2aが僅かに突出するように設定されている。この係合部2aの突出量については、図2(a)に示すようにガイドの端面がねじSの頭部上面に接した時、係合部2aの羽根部分が図2(b)に示すようにねじSの駆動穴hの羽根部分に掛からない程度、係合部2aが駆動穴hに嵌合するように調整されている。
【0011】
なお、前記ビット本体2、ガイド5及びピン6は、全てステンレス鋼などの磁化され難い材料によって形成されており、これにより磁化部材3の摺動が円滑になるように構成されている。
【0012】
上記ドライバ工具1は、図3(a)に示すように、ねじSの頭部上面にガイド5の先端面5cを当接させることにより、磁化部材3の磁力でねじを吸着保持する。この時、ガイド5が薄く、磁化部材3が常時係合部2a先端側へ付勢されているので、ねじSに磁化部材3の磁力を最大限作用させることができ、よってねじSを強力に吸着保持することが可能である。
【0013】
また、ガイド5の先端面5cはねじSの頭部上面に沿う形状であり、かつこの先端面5cからは所定量僅かに係合部2a先端を突出しているため、係合部2aと駆動穴hとの位相が合っていなくても、ガイド5の先端面5cにねじSの頭部上面を沿わせて姿勢正しく保持することができ、しかも、ガイド5の先端面5cに接したねじが傾こうとしても、これを係合部2aによって阻止することができる。
【0014】
さらに、磁化部材3を付勢することにより、ドライバ工具1の近くに強磁性の材料で構成された部品がある環境下でも磁化部材3が誤動作するようなことがなく、ガイド5の先端面5cからの係合部2aの突出量を常に一定に保ち、安定したねじの保持が可能になる。
【0015】
図3(b)に示すように、吸着保持したねじを締め付ける場合には、ビット本体2に推力がかけられることにより、ガイド5及び磁化部材3は付勢用磁化部材4の磁力に逆らって後退し、ねじSの駆動穴hには係合部2aが完全に合致嵌合する。この時、磁化部材3に付勢用磁化部材4の磁力が作用していることにより、係合部2aがねじSの駆動穴hに合致嵌合する時の衝撃を幾分緩和することができ、よって係合部2aとねじSの駆動穴hとの喰い付きを緩和することができる。
【0016】
ねじを締め付けた後、ドライバ工具1とねじSとを分離させると、磁化部材3及びガイド5は、図3(c)に示すように、付勢用磁化部材4の磁力を受けて確実かつ速やかに原位置に復帰する。したがって、自動化ユニットに用いて繰り返しねじ締めを行う場合には、確実かつ迅速な作業性を提供することが可能である。
【0017】
なお、以上の説明では、磁化部材3を付勢するための付勢手段の一例として永久磁石である付勢用磁化部材4を用いているが、これをばねに代えることもできる。しかしながら、ビット本体の直径がねじに確実に駆動力を伝達できる係合部を得られる寸法で、かつガイドの外径がねじの頭部径以下の寸法であるドライバ工具を実現しようとすると、ビット本体とガイドとの隙間は極めて小さくなってしまうので、現実には磁力による付勢が最も有効である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明した本発明のねじ締め用ドライバ工具の効果をまとめると、次のようになる。
・ねじに磁化部材の磁力を最大限作用させることができ、ねじを強力に保持することができる。
・係合部とねじの駆動穴との位相が合っていなくても、ガイド先端にねじを姿勢正しく吸着保持することができるとともに、その状態でねじが傾くのを防止することができる。
・磁化部材及びガイドを常時係合部先端側へ付勢しておくことにより、ガイド先端からの係合部の突出量を常に適正なし、安定したねじの吸着保持が可能になる。
・付勢用磁化部材の磁力を利用して磁化部材を付勢する方式であるため、ガイドの外径をねじの頭部径以下の寸法にしてビット本体とガイドとの隙間が微小になっても、磁化部材及びガイドを確実に付勢することができる。つまり、極めてコンパクトな構成であっても前述の効果を奏し得るドライバ工具を提供し得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るねじ締め用ドライバ工具の(a)は要部拡大正面図、(b)はそのA−A線断面図である。
【図2】(a)は本発明に係るねじ締め用ドライバ工具にねじを吸着保持した状態を示す要部拡大断面図であり、(b)はその時のねじの駆動穴と係合部との嵌合状態を示す拡大断面図である。
【図3】本発明に係るねじ締め用ドライバ工具の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ねじ締め用ドライバ工具
2 ビット本体
2a 係合部
3 磁化部材
4 付勢用磁化部材
5 ガイド
5c 先端面
6 ピン

Claims (2)

  1. ねじの駆動部に係合可能な係合部を有するビット本体と、
    このビット本体の係合部付近にビット本体に沿って摺動可能に設けられた磁化部材と、
    この磁化部材を内包して一体に摺動可能かつねじに対応する先端面をねじ頭部上面に沿う形状に形成したガイドと、
    前記磁化部材と相反発するように配置され、前記ガイドの先端面から常時前記ビット本体の係合部が所定量僅かに突出するよう前記磁化部材を常時係合部先端側へ付勢する付勢用磁化部材
    を備えていることを特徴とするねじ締め用ドライバ工具。
  2. ガイドはねじの頭部径以下の外径であることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め用ドライバ工具。
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