JP2005125435A - 座金付釘の打込具 - Google Patents
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Abstract
【課題】座金付釘を磁石によってノーズ内に同軸心状に吸着保持し、座金付釘を軸方向へ正確に打込むことができると共に、横向きや下向きの打込時にも座金付釘の脱落の発生がなく、釘打作業の能率を向上させることができる座金付釘の打込具を提供する。
【解決手段】座金付釘1を保持するための筒状ノーズ7の内部に、座金付釘1の座金5が収まる先端側の大径孔9と、この大径孔9から連なって後端側に延びる小径孔10を設けることによって座金5が当接する段差部11を形成し、この段差部11の位置に段差部11に当接した座金5を吸着する磁石12が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】座金付釘1を保持するための筒状ノーズ7の内部に、座金付釘1の座金5が収まる先端側の大径孔9と、この大径孔9から連なって後端側に延びる小径孔10を設けることによって座金5が当接する段差部11を形成し、この段差部11の位置に段差部11に当接した座金5を吸着する磁石12が設けられている。
【選択図】図1
Description
この発明は、座金付釘を打込むために用いる打込具に関する。
例えば、コンクリート等に各種部材を固定するための釘として、頭部を有する先鋭軸部の途中に座金を圧入固定し、打込み完了時に頭部が座金を介して被固定物を押圧固定することにより、固定強度を向上させるようにした座金付釘が用いられている。
ところで、コンクリート用の釘を打ち込む場合には、手動式の打込治具や圧力空気式の釘打機が用いられている。
前者の手動式の打込治具は、グリップ状となる治具本体の先端部に筒状となる金属製のノーズを設け、このノーズ内に釘をセットした状態で、治具本体に挿入したドライバーをハンマー等で叩くことにより、釘を打込むようになっている。
また、圧力空気式の釘打機は、ヘッド下面側に筒状となる金属製のノーズを設け、このノーズ内に釘をセットした状態で、釘打機を作動させ、空気圧によって移動したドライバーで釘を叩くことにより、釘を打込むようになっている。
このように、手動式の打込治具と圧力空気式の釘打機は何れにおいても、筒状となる金属製のノーズとドライバーを備えた構造を有し、特に、ノーズはその内部に釘を収納して打込み方向に正確な姿勢に保持する機能が要求される。
従来、釘を打込み方向の姿勢に保持するノーズとしては、ノーズの周壁で先端側の位置に磁石を埋設し、ノーズ内に挿入した釘の軸部の途中をこの磁石で吸着することにより、釘の打込み方向の姿勢を保持するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実公平6ー5092号公報(図1乃至図3)
ところで、磁石を用いた従来のノーズは、釘の軸部を吸着するため、ノーズの軸線に対してどうしても頭部のある釘は傾斜することになり、釘を軸方向へ正確に打込むには、この傾斜分を考慮した角度にノーズをセットして打ち込みを行なわなければならず、打ち込みに熟練した技術が必要になる。
また、傾斜する釘の軸部を磁石で吸着すると、釘の軸部と磁石が密着せずに隙間ができ、磁石の吸着力が極端に低下するため、釘の保持力が極めて不安定となり、釘を横向きや下向きに打込もうとすると、ノーズから釘が脱落するような事態が往々にして発生し、釘打作業の能率を低下させる原因になっている。
更に、上述した座金付釘においては、軸部の途中に頭部よりも大径の座金を有しているので、従来のノーズのように、釘の軸部を吸着するものでは、座金が邪魔になって軸部を磁石で吸着することは構造的に不可能であり、座金付釘用の新たなノーズの開発が必要になる。
そこで、この発明の課題は、座金付釘を磁石によってノーズ内に同軸心状に吸着保持することができるようにし、座金付釘を軸方向へ正確に打込むことができると共に、横向きや下向きの打込時にも座金付釘の脱落の発生がなく、釘打作業の能率を向上させることができる座金付釘の打込具を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、座金付釘を保持するための筒状ノーズと、この筒状ノーズで保持された座金付釘を打ち込むためのドライバーとを備えた打込具において、上記筒状ノーズの内部に、座金付釘の座金が収まる先端側の大径孔と、この大径孔から連なって後端側に延びる小径孔を設けることによって座金が当接する段差部を形成し、この段差部の位置に段差部に当接した座金を吸着する磁石を設けた構成を採用したものである。
上記磁石は、筒状ノーズの周壁に対して、その内端部が小径孔の内周面に対して同一面又は凹入面となり、段差部に臨む面が段差部に当接した座金の一部と接する位置に埋設されている構造とすることができる。
ここで、筒状ノーズは、手動式の打込治具の場合、グリップ状となる治具本体の先端部に設けられ、また、圧力空気式の釘打機の場合は、ヘッドの下面側に装着されることになる。
また、筒状ノーズの小径孔にドライバーが軸方向に移動可能に収納され、このドライバーで座金付釘を打込むことになる。
この発明によると、座金付釘を保持するための筒状ノーズとドライバーとを備えた打込具において、上記筒状ノーズの内部に、座金付釘の座金が収まる先端側の大径孔と、この大径孔から連なって後端側に延びる小径孔を設けることによって座金が当接する段差部を形成し、この段差部の位置に段差部に当接した座金を吸着する磁石を設けたので、磁石に座金を接触させた状態で吸着するので、磁石による座金付釘の吸着力が向上し、座金付釘を横向きや下向きの打込み時にノーズから座金付釘が脱落するような事態の発生がなく、釘打作業の能率を向上させることができる。
また、大径孔と小径孔によって形成した段差部に座金を当接させ、この段差部に当接した座金を磁石で吸着するので、座金付釘をノーズ内に同軸心状に保持することができ、熟練した技術を必要とすることなく、座金付釘を軸方向へ正確に打込むことができる。
座金付釘を保持するための筒状ノーズと座金付釘を打ち込むためのドライバーとを備えた打込具において、上記筒状ノーズの内部に、座金付釘の座金が収まる先端側の大径孔と、この大径孔から連なって後端側に延びる小径孔を設けることによって座金が当接する段差部を形成し、この段差部の位置に段差部に当接した座金を吸着する磁石を設ける。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1のように、座金付釘1は、一端に頭部2と他端に先鋭端3を有する軸部4の途中に頭部2よりも大径の座金5を圧入固定した構造になっている。
この座金付釘1を打込むために用いる打込具6は、座金付釘1を保持するための筒状ノーズ7と、この筒状ノーズ7で保持された座金付釘1を打ち込むためのドライバー8とからなり、上記筒状ノーズ7は金属製の円筒状であり、その内部に、座金付釘1の座金5が収まる先端側の大径孔9と、この大径孔9から連なって後端側に貫通するよう延びる小径孔10が軸心に沿って設けられ、上記大径孔9と小径孔10とによって、座金5が当接する段差部11を形成した構造になっている。
上記ドライバー8は、筒状ノーズ7の小径孔10に軸方向への移動が可能となるように収納され、このドライバー8で座金付釘1を打込むことになる。
上記筒状ノーズ7の周壁には、段差部11の位置に、この段差部11に当接した座金5を吸着する磁石12が埋設固定されている。
上記磁石12は、筒状ノーズ7の周壁に対して、その内端部が小径孔10の内周面に対して同一面又は凹入面となり、段差部11に臨む面が段差部11に当接した座金5の一部と接する位置に埋設されている。
図2(A)は、この発明の打込具6を手動式の打込治具13に用いた例を示し、上端に鍔14を備えた筒状のグリップとなる治具本体15の先端側に筒状ノーズ7を、治具本体15の先端から所定長さ突出するように埋設固定した構造を有し、治具本体15には、ドライバー8の挿入孔16が鍔14の上面で開口し、筒状ノーズ7の小径孔と連通するように設けられている。
図2(B)は、打込具6を圧力空気式の釘打機17に用いた例を示し、筒状ノーズ7がヘッド18の下面側に突出するよう装着され、圧力空気によって作動するドライバー8が小径孔10内に位置するようになっている。
この発明の打込具6は、上記のような構成であり、座金付釘1を打ち込むには、図1のように、筒状ノーズ7の先端で開口する大径孔9内に座金付釘1を頭部2が上になるようにして挿入し、頭部2側を小径孔10内に位置させてその座金5を段差部11に当接させると、段差部11に設けた磁石12が座金5を吸着し、座金付釘1はその軸心が筒状ノーズ7の軸心と平行する状態に保持される。
この状態で、筒状ノーズ7の先端を打ち込み部分に臨ませ、手動式の打込治具13の場合はドライバー8をハンマーで叩き、圧力空気式の釘打機17の場合はドライバー8を空気圧で作動させれば、ドライバー8で座金付釘1を軸方向に打ち込むことができる。
上記のように、座金付釘1はその軸心が筒状ノーズ7の軸心と平行する状態に保持されているので、筒状ノーズ7を垂直や水平の姿勢に保持するだけで、座金付釘1を軸方向へ傾斜のない状態で打ち込むことができ、また、筒状ノーズ7内の磁石12は座金付釘1の座金5を直接吸着されるので、座金付釘1の保持力が優れ、座金付釘1の下向きや水平の打ち込みの姿勢で打ち込む場合に対して、筒状ノーズ7内からの座金付釘1の脱落発生がなく、釘打作業の能率を向上させることができる。
1 座金付釘
2 頭部
3 先鋭端
4 軸部
5 座金
6 打込具
7 筒状ノーズ
8 ドライバー
9 大径孔
10 小径孔
11 段差部
12 磁石
13 手動式の打込治具
14 鍔
15 治具本体
16 挿入孔
17 圧力空気式の釘打機
18 ヘッド
2 頭部
3 先鋭端
4 軸部
5 座金
6 打込具
7 筒状ノーズ
8 ドライバー
9 大径孔
10 小径孔
11 段差部
12 磁石
13 手動式の打込治具
14 鍔
15 治具本体
16 挿入孔
17 圧力空気式の釘打機
18 ヘッド
Claims (2)
- 座金付釘を保持するための筒状ノーズと、この筒状ノーズで保持された座金付釘を打ち込むためのドライバーとを備えた打込具において、上記筒状ノーズの内部に、座金付釘の座金が収まる先端側の大径孔と、この大径孔から連なって後端側に延びる小径孔を設けることによって座金が当接する段差部を形成し、この段差部の位置に段差部に当接した座金を吸着する磁石を設けたことを特徴とする座金付釘の打込具。
- 上記磁石は、筒状ノーズの周壁に対して、その内端部が小径孔の内周面と同一面又は凹入面となり、段差部に臨む面が段差部に当接した座金の一部と接する位置に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の座金付釘の打込具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003362289A JP2005125435A (ja) | 2003-10-22 | 2003-10-22 | 座金付釘の打込具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003362289A JP2005125435A (ja) | 2003-10-22 | 2003-10-22 | 座金付釘の打込具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005125435A true JP2005125435A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34641994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003362289A Pending JP2005125435A (ja) | 2003-10-22 | 2003-10-22 | 座金付釘の打込具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005125435A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007247188A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Max Co Ltd | ランドル及びその取付方法 |
DE102011050671A1 (de) | 2011-05-27 | 2012-11-29 | Wohn-t-räume UG (haftungsbeschränkt) | Hilfswerkzeug zum Einschlagen von Nägeln |
CN103758836A (zh) * | 2014-02-25 | 2014-04-30 | 欧卉 | 一种套管 |
CN104786189A (zh) * | 2015-04-30 | 2015-07-22 | 吴军香 | 一种汽车隔热罩塞钉敲击装置 |
CN105058323A (zh) * | 2015-09-05 | 2015-11-18 | 张文平 | 防砸手钉钉和凿墙装置 |
-
2003
- 2003-10-22 JP JP2003362289A patent/JP2005125435A/ja active Pending
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WO2012163798A1 (de) | 2011-05-27 | 2012-12-06 | Wohn-T-Räume Ug | Hilfswerkzeug zum einschlagen von nägeln |
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A02 | Decision of refusal |
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